JP3073071B2 - オフプレス積層装置および方法 - Google Patents

オフプレス積層装置および方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はイメージ・シートを受像
基体に積層するためのオフプレス(off−pres
s)装置および方法、特に複数のイメージ・シートを受
像基体に積層し、次いでこの受像基体の一部をディスプ
レー・シートに積層するためのオフプレス積層装置およ
び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】印刷による色像の複製は原像を多数の基
本的な単色像に分解し場合によって単色像を複数の印刷
により再結合して原像を全色像にすることを要する複雑
な方法である。カラー・イメージ(色像)複製は典型的
には下記の工程を含む。
【0003】第一に、フィルタリングその他の写真技術
を使用して色分解透明画または色分解画が製作される。
典型的には4枚製作され、それぞれが例えば原画のマゼ
ンタ、シアン、イエローおよびブラック部分に対応する
網点および/または連続階調イメージを担持している。
第二に、前記透明画の一つを通して感光版を露光しこれ
を現像することによって印刷版を各色分解に対して作製
する。第三に、印刷版を、基体、典型的には紙、上にイ
ンク(複数)を順次かつ見当合わせ(registra
tion)して色分解画のそれぞれに対応する4種の中
間調および/または連続階調イメージを印刷する多段印
刷機械に載置して原画の完全な色再現を行う。
【0004】中間調イメージの場合、4つの色分解画に
対応する種々の直径と色の多数の網点の重ね合わせによ
って種々の色画再現される。印刷された網点の寸法また
は位置にずれがあると結果的に最終的な印刷されたイメ
ージに色移りが生じる。この再現方法の結果、機械を設
置し4色イメージの印刷が経済的に行えるのは、典型的
には、所与の原画の大量印刷に使用されるときだけであ
る。
【0005】印刷する前に、好ましくは印刷版を作製す
る前に、色分解透明画から直接に作製されたイメージを
見ることにより、最終的なイメージの外観を予測できる
ことが望ましい。色分解透明画を評価し種々の色が実際
に適正に分解されたか否かを決定する技術は校正刷りと
呼ばれる。校正刷りは色分解画を使用して校正刷り(プ
ルーフ)と呼ばれる着色イメージを創成して最終的な印
刷されたイメージがどのようなものであるかを実際に印
刷版を作製することも印刷機を運転することもなく可視
化する方法である。プルーフを創成して校正刷りすると
印刷者または顧客には印刷された製品がどのようなもの
であるかが分かり、正しくない場合には高価な印刷時
間、用紙、インクが浪費されることとなる印刷に回る前
に、必要ならば色分解画に変更を加えることができる。
プルーフは多くの目的に使用され、顧客の承認を得るた
めや、同じ印刷版または仕事上で印刷されるべき多数の
主題の適合性チェックをするためや、内部の品質管理の
ため、および比較的少数の最終的複製のために使用され
る場合が含まれる。
【0006】長年にわたって、プルーフを作製する唯一
の方法は印刷機で印刷することであった。これは印刷版
を作製し、それらを印刷機に載置し、印刷機の運転の準
備をし、数枚の印刷を行うことを含んでいる。このタイ
プのプルーフは、労働集約的操作と高価な材料(例え
ば、印刷版)コスト高な設備(例えば、印刷機)の使用
とが絡んでいるために、非常に高価である。生産用印刷
機を使用する場合の高コストを除くために特殊なプルー
フ印刷機が製造されているが、人件費は依然として高く
特殊なプルーフ印刷機は生産用印刷機の印刷特性および
目視特性を常に再現するとは限らない。さらに、これら
の技術のいずれによる印刷機での校正刷りもプルーフを
作製するのに長時間を要する。
【0007】印刷機でのプルーフを作製するのに要する
時間と費用の故に印刷機を使用してプルーフに対するよ
り費用のかからない、かつ、より速い代替技術を開発し
使用する試みがなされてきた。これらは通常光化学的ま
たは写真製版(photomechanical)手段
により作製され、オフプレス(off−press)・
プルーフ、プリプレス(pre−press)・プルー
フまたはプリプレート(pre−plate)・プルー
フと呼ばれている。
【0008】光化学的または写真製版による校正刷りシ
ステムは典型的にはプルーフ作製に感光要素を使用す
る。これらのシステムは一般に感光要素をイメージ担持
色分解透明画の一つを通して化学線に露光して使用した
要素に応じて透明画のポジまたはネガのいずれかである
複製イメージを作製することによりプルーフを作製す
る。化学線照射は使用する要素に応じて可溶性領域を不
溶性に、不溶性領域を可溶性に、粘着性領域を不粘着性
に、または不粘着性領域を粘着性にすることができる。
像様露光(イメージ露光)後、感光要素をその可溶性領
域を洗い落すことにより現像することができる。次い
で、この要素の粘着性領域を乾性または液状色料で調色
する必要がある。この方法をすべての色分解画について
反復する。次いで、この処理された要素を往々にして支
持体または基体上に一つずつ積層する。要素が支持体ま
たは他のイメージ要素に積層される前に保護層をこれら
の要素から剥し取ることができる。最後に、4色イメー
ジを支持体からレセプター、紙のような転写シートまた
はディスプレー・シートに移して最終的なプルーフを形
成する。
【0009】イメージ再現に使用される感光要素の多く
は有機溶媒または水性塩基により洗い落されなければな
らないという欠点を持つている。例えば、米国特許第
4、053、313号公報明細書(ファン特許)は溶媒
処理可能な感光層と、調色可能なエラストマー層と、支
持体とからなり、水と有機溶媒の混合物により処理(す
なわち、洗い落とし)された感光要素を開示している。
米国特許第4、376、158号公報明細書(スペック
ラー特許)および同第4、376、159号公報明細書
(スペックラー特許)に開示されている要素は洗い落と
しのために水性塩基を必要とする。1−プロパノールと
水の混合物中で現像される予め着色されたジアゾ系感光
要素が、例えば米国特許第3、671、236号(ファ
ン・ブセコム特許)、同第4、656、114号(シー
ダーバーグ特許)および同第4、666、817号(サ
チ特許)に開示されている。有機溶媒または水性塩基の
使用は、可燃性、毒性、腐食および/または廃棄物処理
の観点から、しばしば望ましくない。これらのファン特
許およびスペックラー特許も現像された(洗い落としさ
れた)要素を手動でまたは調色装置で調色することを要
する。
【0010】感光要素は公知であり、前記の欠点を持た
ないものが開発されている。特に、英国特許第GB21
44867B号公報明細書は、除去可能な支持体上に設
けられた色材を含有する予め着色された完全に水性現像
可能な感光要素を開示している。この英国特許公報は、
さらに前記水性現像可能な感光要素を使用してオフプレ
スプルーフとして使用するのに適した、多色イメージを
形成する写真製版方法を記載している。この多色イメー
ジ調製方法は次の工程を伴っている。すなわち、(1)
除去可能な支持体上の水性現像可能な予め着色された感
光要素の第一のものを、色分解透明画の第一のものを通
して像様露光して、イメージ領域と非イメージ領域とを
水性現像可能な予め着色された層内に形成し、(2)非
イメージ領域を水で洗い落とすことにより、露光された
要素を処理して、色像を現像し、(3)イメージ担持要
素を基体に積層し、次いで(4)除去可能な支持体をイ
メージ担持要素から剥す。第2の色像要素第2の予め着
色された感光要素を色分解透明画の第2のものを用いて
露光し、この色像を現像処理し、第2の色像要素を基体
上の第1の色像要素に見当合わせして積層し、除去可能
な支持体を第2の色像要素から剥離することにより作製
される。前記露光、処理、見当合わせ積層、および剥離
工程を2回以上繰り返すことにより、4色イメージを得
ることができる。色分解画の乳剤層が露光工程の間、好
ましいとされているように感光要素の感光層と接触する
限り、この英国特許に記載の方法は、基体上でのプルー
フの読取に誤りが生じることとなる。これは、基体上の
イメージは色分解画に獲得されたイメージの鏡像である
ことを意味する。
【0011】多色イメージを最終印刷運転において使用
されるのと同一または類似のレセプターまたは紙のよう
な転写シート上で見ることが往々にして望ましい。この
場合は、多色イメージは積層し基体を剥離することによ
って所望のレセプターに転写される。この結果、露光工
程の間色分解画の乳剤層が感光要素の感光層と接触する
ならば読み取りの正しいプルーフ(right rea
ding proof)が得られることになる。読取の
正しいプルーフは鏡像と同一ではなく、原像と同一であ
る。
【0012】感光要素を積層するために多くの装置が開
発されている。種々の積層装置が種々の感光要素を積層
するのに使用されている。しかしながら、水性現像可能
な予め着色された感光要素は比較的最近の開発である。
そのようなものとして、水性現像可能な予め着色された
感光要素またはイメージ・シートを支持体または受領基
体に積層するのに使用する装置は少ない。
【0013】米国特許第4、659、927号(タゴ
ら;富士写真フィルム株式会社)公報明細書にはラミネ
ータおよびラミネータを使用して多色プルーフを調製す
る方法が開示されている。ラミネータは積み重ねられた
シートをラミネータに供給するための一対の挿入ロール
と、挿入ロールからシートを受領しシートを加熱加圧す
るための一対の加熱されたロールと、加熱されたロール
から供給されたシートを冷却するための一対の冷却ロー
ルとをからなる。これらのロールが支持され運ばれるラ
ミネータ開示されていない。
【0014】ラミネータは富士写真フィルム株式会社か
ら商業的に入手できるが、水性現像可能な予め着色され
た感光要素またはイメージ・シートを支持体または受領
基体に積層するためのものである。このラミネータは前
記富士写真フィルム社の特許に記載された部品を含んで
いる。このラミネータは単一のニップ距離および圧力設
定で操作され種々の感光要素、支持体または受領基体お
よび最終の転写またはディスプレー・シートと一緒に使
用する用途に限られている。加熱されたロールのうち1
つだけがモーターにより駆動される。他の加熱されたロ
ールはロール間に挟まれたシートを介した摩擦接触によ
り回転される。これにより、積層の間にシートの層同士
の滑べりが起き、再現されたイメージの色ずれと異常転
写が生じる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】水性現像可能な予め着
色された感光要素またはイメージ・シートを支持体また
は受領基体に積層するためのオフプレス装置および方法
が望まれている。
【0016】本発明の目的は、2以上の操作圧力または
線形的な力設定において操作され、種々の感光要素、支
持体または受領基体および最終的な転写またはディスプ
レー・シートと共に使用することを可能にする、水性現
像可能な予め着色された感光要素またはイメージ・シー
トを支持体または受領基体に積層するためのオフプレス
装置および方法を提供することにある。
【0017】本発明の別の目的は、複数のイメージ・シ
ートを受領基体に積層し、場合によってこの受領基体の
一部をディスプレー・シートに積層し、最終的なプルー
フの色の実質的な見当合わせを確実にする積層装置およ
び方法を提供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明の前記の目的およ
び他の目的は下記により達成される。
【0019】すなわち、本発明の第1の観点に従う、イ
メージ・シートをイメージ受領基体に積層するためのオ
フプレス積層装置は、右側面フレームおよび左側面フレ
ームを有する支持体と、前記右側面フレームと前記左側
面フレームとの間に回転可能に載置された第1の積層ロ
ール・アッセンブリと、前記右側面フレームと前記左側
面フレームとの間で前記第1の積層ロール・アッセンブ
リに平行または実質的に平行に回転可能に載置され、前
記第1の積層ロール・アッセンブリとの間にニップを形
成した第2の積層ロール・アッセンブリと、前記第1の
積層ロール・アッセンブリの周面上の一点の接線速度の
大きさが前記第2の積層ロール・アッセンブリの周面上
の一点の接線速度の大きさと同じであるように、前記第
1および第2の積層ロール・アッセンブリを駆動するた
めの駆動手段と、前記駆動手段を制御するための制御シ
ステムとを備え、それにより、イメージ・シートが原位
置にあるイメージ受領基体上に配置されもしくは積み重
ねられ、該積み重ねられたシートおよび基体が前記第1
および第2の積層ロール・アッセンブリの間に供給され
たときに、前記第1および第2の積層ロール・アッセン
ブリが、丁度同じまたは実質的に同じ輸送速度で移動す
る前記積み重ねられたシートおよび基体を前記第1およ
び第2の積層ロール・アッセンブリの間に輸送し、前記
積み重ねられたシートおよび基体を相互に積層するよう
にしたことを特徴とする。
【0020】本発明の第2の観点に従う、イメージ・シ
ートをイメージ受領基体に積層するためのオフプレス積
層装置は、右側面フレームおよび左側面フレームを有す
る支持体と、前記右側面フレームと前記左側面フレーム
との間で回転可能に載置された第1の積層ロール・アッ
センブリと、前記右側面フレームと前記左側面フレーム
との間で前記第1の積層ロール・アッセンブリに平行ま
たは実質的に平行に回転可能に載置され、前記第1の積
層ロール・アッセンブリとの間にニップを形成した第2
の積層ロール・アッセンブリと、 前記第1および第2
の積層ロール・アッセンブリの少なくとも一方を駆動す
るための駆動手段と、イメージ受領基体に複数の操作圧
力または線形力で前記積層装置がイメージ・シートを積
層することができるように、前記積層ロール・アッセン
ブリによって前記ニップに加えられる圧力または線形力
を調整するための調整手段と、オペレータのインプット
のための制御パネルと、前記制御パネルを介した前記オ
ペレータのインプットに応じて前記駆動手段と前記調整
手段とを自動的に制御する自動制御手段とを備え、それ
により、前記イメージ・シートが原位置にある前記イメ
ージ受領基体上に配置されもしくは積み重ねられ、該積
み重ねられたシートおよび基体が前記第1および第2の
積層ロール・アッセンブリの間に供給されたときに、前
記第1および第2の積層ロール・アッセンブリが、丁度
同じまたは実質的に同じ輸送速度で移動する前記積み重
ねられたシートおよび基体を前記第1および第2の積層
ロール・アッセンブリの間に輸送し、前記積み重ねられ
たシートおよび基体を相互に積層するようにしたことを
特徴とする。
【0021】さらに、本発明の第3の観点に従う、カラ
ー・イメージ・シートをイメージ受領基体に積層し、次
いでカラー・イメージを該受領基体から転写シートに転
写してプルーフを形成するオフプレス積層方法は、第1
の除去可能な支持体上に第1の水性現像可能な予め着色
された感光層を設けた第1の予め着色された感光要素を
第1の色分解透明画を通して露光して前記第1の水性現
像可能な予め着色された層に第1のイメージ領域と第1
の非イメージ領域とを形成し、前記第1の非イメージ領
域を水で洗い落すことにより、前記露光された第1の要
素を処理して、第1のカラー・イメージを現像し、平行
または実質的に平行であり、かつ、前記第1のイメージ
担持要素と前記基体とに第1の操作圧力または線形力を
加えるように設定された一対の加熱されたロールを介し
て、前記第1のイメージ担持要素を基体上に輸送するこ
とにより前記第1のイメージ担持要素を前記基体上に積
層し、前記第1の除去可能な支持体を前記第1のイメー
ジ担持要素から剥離し、かつ、転写シートを、前記第1
のイメージ担持要素と該転写シートとに第2の操作圧力
または線形力が加えられるように設定された前記加熱さ
れたロール対を介して、前記第1のイメージ担持要素に
積層することを特徴とする。
【0022】本発明の第4の観点に従うカラー・イメー
ジ・シートをイメージ受領基体に積層し、次いで多色イ
メージを該受領基体から転写シートに転写してプルーフ
を形成するオフプレス積層方法は、第1の除去可能な支
持体上に第1の水性現像可能な予め着色された感光層を
設けた第1の予め着色された感光要素を第1の色分解透
明画を通して露光して前記第1の水性現像可能な予め着
色された層に第1のイメージ領域と第1の非イメージ領
域とを形成し、前記第1の非イメージ領域を水で洗い落
すことにより、前記露光された第1の要素を処理して、
第1のカラー・イメージを現像し、基体に前記第1のイ
メージ担持要素を、相互に平行または実質的に平行であ
り、かつ、前記第1のイメージ担持要素と前記基体とに
第1の操作圧力または線形力を加えるように設定された
一対の加熱されたロールを介して、輸送することにより
前記第1のイメージ担持要素を前記基体上に積層し、前
記除去可能な支持体を前記第1のイメージ担持要素から
剥離し、前記露光工程、前記処理工程、前記積層工程お
よび前記剥離工程を、(1)前記第1の要素の代りに、
第2の水性現像可能な予め着色された感光層を第2の除
去可能な支持体上に備えた第2の予め着色された感光要
素と、(2)前記第1の透明画の代りに、第2の色分解
透明画と、(3)前記積層工程において、前記基体上で
はなく、前記第1のイメージ担持要素上に前記第2のイ
メージ担持要素を実質的に見当合わせして積層する工程
とを用いて、繰り返し、前記第1の露光工程、前記第1
の処理工程、前記第1の積層工程および前記第1の剥離
工程を、(1)前記第1の要素の代りに、第3の水性現
像可能な予め着色された感光層を第3の除去可能な支持
体上に備えた第3の予め着色された感光要素と、(2)
前記第1の透明画の代りに、第3の色分解透明画と、
(3)前記積層工程において、前記第2のイメージ担持
要素上に該第3のイメージ担持要素を前記第1のイメー
ジ担持要素と実質的に見当合わせして積層する工程とを
用いて繰り返し、前記第1の露光工程、前記第1の処理
工程、前記第1の積層工程および前記第1の剥離工程
を、(1)前記第1の要素の代りに、第4の水性現像可
能な予め着色された感光層を第4の除去可能な支持体上
に備えた第4の予め着色された感光要素と、(2)前記
第1の透明画の代りに、第4の色分解透明画と、(3)
前記積層工程において、前記第3のイメージ担持要素上
に前記第4のイメージ担持要素を前記第1のイメージ担
持要素と実質的に見当合わせして積層する工程とを用い
て繰り返し、かつ、転写シートを、前記第1、2および
3のイメージ坦体要素ならびに前記第4のイメージ担持
要素を挟持する前記基体と前記転写シートとに第2の操
作圧力または線形力が加えられるように設定された前記
加熱されたロール対を介して、前記第4のイメージ担持
要素に積層することを特徴とする。
【0023】
【作用】本発明は添付図面を参照した以下の詳細な説明
からよりよく理解できる。
【0024】以下の詳細な説明を通して、添付図面のす
べてにおいて同様の符号は同様の要素を示す。
【0025】図1を参照すると、本発明に従うイメージ
・シートを受像基体に積層するためのオフプレス、プリ
プレスまたはプリプレート積層装置10の斜視図が図示
されている。積層装置10は一般にシート調製供給テー
ブル12と、ラミネータ14とシート・アウトプット受
領テーブル16とからなる。オペレータ制御パッド(パ
ネル)18がラミネータ14上に配置されているのが好
都合である。ラミネータ14は前側面20と、後側面2
2と、左側面24と、右側面26とからなる。シート調
製供給テーブル12はラミネータ14の前側面20から
延びている。シート・アウトプット受領テーブル16は
ラミネータ14の後側面22から延びている。28はハ
ウジングである。
【0026】図2は、ラミネータ14の左側面すなわち
第1の側面の斜視図である。図2では、ハウジング部分
28は除去され、(1)第1のすなわち上方積層ロール
・アッセンブリ32(図3)と第2のすなわち下方積層
ロール・アッセンブリ34とを回転する駆動機構30
と、(2)第1の積層ロール・アッセンブリ32と第2
の積層ロール・アッセンブリ34の間のニップ距離を変
更するためのニップ調整アッセンブリ36とが示されて
いる。ニップ調整アッセンブリ36は、また、積層ロー
ル・アッセンブリ32、34が相互に接触するときに下
方積層ロール・アッセンブリ34により上方積層ロール
・アッセンブリ32に加えられるニップ圧力または線形
力を変化させるのに使用される。図3は、図1のラミネ
ータ14の右側面すなわち第2の側面の斜視図である。
図3では、ハウジング部分28は除去され、(1)ニッ
プ位置制御アッセンブリ38と、(2)第1および第2
の積層ロール・アッセンブリ32、34においてヒータ
ーまたはヒーター部材42を支持するブラケット40と
が示されている。図4は、ラミネータ14の左側面すな
わち第1の側面24の斜視図である。図4では、ハウジ
ング部分28は除去され、第1の積層ロール・アッセン
ブリ32と第2の積層ロール・アッセンブリ34の間の
第1の極限ニップ距離が示されている。積層ロール・ア
ッセンブリ32、34はできるだけ離隔している。図5
は、装置10の左側面すなわち第1の側面24の斜視図
であり、ハウジング部分28は除去されている。図5で
は、第1の積層ロール・アッセンブリ32と第2の積層
ロール・アッセンブリ34の間の第2の極限ニップ距離
が示されており、積層ロール・アッセンブリ32、34
は相互にできるだけ接近してニップ50において最高の
圧力または線形力を与えている。図6は、第1の積層ロ
ール・アッセンブリ32、第2の積層ロール・アッセン
ブリ34およびカム・アッセンブリ84の図5の一般に
線6−6に沿う矢印方向の断面図である。図7は、第2
のすなわち下方積層ロール・アッセンブリ34の図6の
一般に線7−7線に沿う矢印方向の断面図である。
【0027】図2〜図7を参照すると、ラミネータ14
は左側面フレーム44および右側面フレーム46とを有
する支持体からなる。側面フレーム44、46は例えば
支持バー・アッセンブリ48(図4および図5参照)に
よって相互に結合することができる。ラミネータ14は
さらに第1の積層ロール・アッセンブリ32と第2の積
層ロール・アッセンブリ34とを備えている。第1の積
層ロール・アッセンブリ32は左側面フレーム44と右
側面フレーム46との間に回転可能に載置されている。
第2の積層ロール・アッセンブリ34も左側面フレーム
44と右側面フレーム46との間に第1の積層ロール・
アッセンブリ32に平行または実質的に平行に、回転可
能に載置され、、両積層ロール・アッセンブリ32、3
4の間にニップ50を形成している。
【0028】輸送駆動機構30は、第1の積層ロール・
アッセンブリ32と第2の積層ロール・アッセンブリ3
4を、第1の積層ロール・アッセンブリ32の周面上の
一つの点の接線速度の大きさが第2の積層ロール・アッ
センブリ34の周面上の一つの点の接線速度の大きさと
同じであるように、駆動するための駆動手段を備えてい
る。また、輸送駆動機構30は、輸送駆動モーター・ア
ッセンブリ52と歯車列装置54とを備えている。輸送
駆動モーター・アッセンブリはフレームの一つ、例えば
左側面フレーム44に載置されている。歯車列装置54
は、モーター・アッセンブリ52と、第1の積層ロール
・アッセンブリ32と、第2の積層ロール・アッセンブ
リ34とを相互に結合する。
【0029】輸送駆動モーター・アッセンブリ52は、
モーター56と、モーター56に結合された歯車箱58
とモーター56により回転可能に駆動される第1のシャ
フト60とを備えている。
【0030】歯車列装置54は、第1のギア62と、第
2のギア64と、第3のギア66と、第4のギア68と
を備えている。第1のギア62は、左側面フレーム44
により支持されモーター・アッセンブリ52により回転
するように適合されたシャフト70上に回転可能に載置
されている。第2のギア64は、第2の積層ロール・ア
ッセンブリ34の端部72に固定され、第1のギア62
により回転されるように配置されている。第3のギア6
6は、左側面フレーム44により支持され第1のギア6
2により回転するように適合されたシャフト74上に回
転可能に載置されている。第4のギア68は、第1の積
層ロール・アッセンブリ32の端部76に固定され、か
つ、第3のギア66により回転されるように配置されて
いる。
【0031】第1のギア62は、モーター・アッセンブ
リ52の第1のシャフト60上に載置することができ
る。あるいは、添付図面に図示されているように、モー
ター・アッセンブリ52は、さらに第1のスプロケット
78と、第2のスプロケット80と、鎖82とを備えて
いてもよい。第1のスプロケット78は、第1のシャフ
ト60上に載置することができる。第2のスプロケット
80は、第1のギア62が載置されているのと同じシャ
フト70上に載置することができる。鎖82が第1のス
プロケット78と第2のスプロケット80とを相互に結
合する。従って、モーター・アッセンブリ52が活性化
されると、第1のシャフト60を回転し、第1のシャフ
ト60が今度は第1のスプロケット78と、鎖82と、
第2のスプロケット80と、第1のギア62と、第2の
ギア64と、第3のギア66と、第4のギア68とを回
転する。これにより第1の積層ロール・アッセンブリ3
2と第2の積層ロール・アッセンブリ34が同時に駆動
される。その結果、イメージ・シートが供給テーブル1
2上の原位置において受像基体上に配置されまたは積み
重ねられ、この積み重ねられたシートおよび基体が第1
の積層ロール・アッセンブリ32と第2の積層ロール・
アッセンブリ34との間に供給されると、駆動された積
層ロール・アッセンブリ32、34はこれらの積層ロー
ル・アッセンブリ32、34の間の積み重ねられたシー
トおよび基体を輸送し、積み重ねられたシートおよび基
体は同じまたは実質的に同じ速度で移動する。「比ず
り」(specific shear)という用語はシ
ートが基体に対して単位時間当り移動する距離として定
義される。
【0032】ニップ調整アッセンブリ36は第1および
第2の積層ロール・アッセンブリ32、34の間のニッ
プ50の距離を調整する調整手段を備え、ニップ50の
距離を、第1の極限(図4に示す)と第1の極限から離
隔した第2の極限(図5に示す)とを含む複数の別個の
ニップ距離に調整することができる。ニップ調整アッセ
ンブリ36はさらに、装置10が複数の操作圧力または
線形力でイメージ・シートを受像基体に積層するように
適合できるように、積層ロール・アッセンブリ32、3
4によりニップ50において加えられた圧力または線形
力を調整する調整手段を備えている。
【0033】図2〜図7を参照すると、ニップ調整アッ
センブリ36は好ましくは第1のすなわち左側面レバー
86と、第2のすなわち右側面レバー88と、カム・ア
ッセンブリ84と、バイアス機構90と、カムまたはニ
ップ駆動モーター・アッセンブリ92と、駆動装置94
とを備えている。
【0034】第1の側面レバー86は、第1の端部96
と第2の端部98とを有する。第1の側面レバー86
は、この側面レバーの第1の端部96とこの側面レバー
の第2の端部98との間の左側面フレーム44上に支持
された第1のピボット軸100に旋回可能に結合されて
いる。
【0035】第2の側面レバー88は、同様に、第1の
端部と第2の端部とを有する。第2の側面レバー88
は、第1端部と第2の端部との間の右側面フレーム46
上に支持された第2のピボット軸に旋回可能に結合され
ている(図3参照)。
【0036】図6を参照すると、カム・アッセンブリ8
4は、第1の側面レバー86と第2の側面レバー88に
旋回可能に結合されている。カム・アッセンブリ84
は、好ましくは、カム軸102と、第1の円筒状カム1
04と第2の円筒状カム106とからなる。カム軸10
2は、第1の側面レバー86のブシュ108と、左側面
フレーム44の通路110と、第1の円筒状カム104
の偏心(off−axis)通路112と、右側面フレ
ーム46の通路116と、第2の側面レバー88のブシ
ュ118とを貫通して延びている。ブシュ108、11
8は、カム軸102が側面レバー86、88に対して回
転するのを許容している。
【0037】バイアス機構90は、第1の側面レバー8
6、88の端部96をバイアスするバイアス手段を備え
ており、バイアス手段により力が側面レバー86、8
8、カム・アッセンブリ84を介して第2のすなわち下
方積層ロール・アッセンブリ34に加えられ、この第2
の積層ロール・アッセンブリ34は第1のすなわち上方
積層ロール・アッセンブリ32に向うようになる。図5
を参照すると、バイアス機構または手段90は、好まし
くは、シャフト120と、シリンダ・ヘッド122と、
ピン・アッセンブリ124と、圧縮ばね126と据え付
けブロック128とを備えている。シャフト120は、
ねじまたはボルト121により側面レバー86の孔内に
固着することができる(図2参照)。シリンダ・ヘッド
122は、シャフト120を受ける貫通通路を有する。
シリンダ・ヘッド122は、ピン・アッセンブリ124
と一体に形成することができる。ピン130の下端は、
据え付けブロック128上のフランジ132を貫通して
延びている。ピン・アッセンブリ124は、さらにピン
130上のばねキャップ134をロック・ナット136
とともに備え、ロック・ナット136は、シリンダ・ヘ
ッド122に対するばねキャップ134の運動を制限し
ている。ロック・ナット・ピン130上のロック・ナッ
ト136の位置は、ねじにより調整可能である。ばね1
26は、ばねキャップ134と据え付けブロックのフラ
ンジ132との間のピン130の周りに配置されてい
る。据え付けブロック128は、例えばボルト・ナット
・アッセンブリ138により、左側面フレーム44に取
り付けられている。ピン・アッセンブリ124は、さら
に手動調整ナット139、例えばロック・ナット、を備
えており、ピン130の下端にねじで取り付けられてい
る。ナット139は、ばね126にプレストレスを与え
る。従って、積層ロール・アッセンブリ32、34が相
互にまたは積層ロール・アッセンブリ32、34の間の
物体と接触すると、カム104、106の追加の1回転
毎に積層ロール・アッセンブリ32、34により図5に
図示された第2の極限位置に向って加えられる力は、最
初は、ばね126がプレストレスを与えてられていなか
った場合よりも大きい。類似のバイアス機構または手段
90が、右側面レバー88と右側面フレーム46との間
に結合されている。バイアス機構90の機能は、手動調
整可能な相応の力を加えて側面レバー86、88の第1
の端部96を上方に支持することである。
【0038】図7を参照すると、カム・モーター・アッ
センブリ92は側面レバー86、88の第2の端部98
の一つ、例えば第1の側面レバー86の第2の端部9
8、に載置されている。カム・モーター・アッセンブリ
92は、カムまたはニップ駆動モーター140と、歯車
箱142と、モーター140および歯車箱142により
回転可能なシャフト144とを備えていてもよい。
【0039】カム駆動装置94は、カム・モーター・ア
ッセンブリ92とカム・アッセンブリ84を相互に結合
する。カム駆動装置94は、好ましくは、第1のカム・
スプロケット146と、第2のカム・スプロケット14
8と、ロール・チェーンまたはベルト150とからな
る。第1のカム・スプロケット146は、カム・モータ
ー・アッセンブリ軸144上に載置されている。第2の
カム・スプロケット148は、カム軸102の第1の端
部上に載置されている。ロール・チェーン150は、第
1のカム・スプロケット146と第2のカム・スプロケ
ット148とを相互に結合している。従って、カム・モ
ーター・アッセンブリ92が活性化されると、順次カム
・モーター・アッセンブリ軸144、第1のカム・スプ
ロケット146、ロール・チェーン150、第2のカム
・スプロケット148、カム軸102および円筒状カム
104、106を回転する。
【0040】図6を参照すると、第1の積層ロール・ア
ッセンブリ32は、好ましくは中空の、剛直な円筒状筒
体152と、可撓性ポリマー層154と、一対のハブ1
56、第1の対のベアリング158、159と、ヒータ
ー部材42とからなる。筒体152は、さらに、縦軸の
周りに実質的に対称の外周面と内周面とを有する円筒状
壁からなるのが好ましい。筒体152は、さらに、端部
壁162、163を備え、これらの端部壁はそれぞれ縦
軸において貫通通路164、165を有し、一般に円筒
状壁160と端部壁162、163により郭成される内
室166にアクセスすることが可能となる。筒体152
は、鋼またはアルミニウム製であるのが好ましい。可撓
性ポリマー層154は、外周面を被覆している。好まし
くは、可撓性ポリマー層154は、シリコーン・エラス
トマーからなり、厚さが約0.100インチ(0.25
4cm)以下である。好ましくは、第1の積層ロール・
アッセンブリ32(特に、筒体152および層154)
は、直径が約3.5インチ(8.89cm)より大き
い。ハブ156の一つは、例えばナット・ボルト・アッ
センブリ(図示しない)により、各端部壁162、16
3上に載置されている。部品は任意の適当な手段によ
り、例えば溶接により、相互に固着することができる。
ハブ156の左のハブは、左側面フレーム144の垂直
スロット168(図4参照)を貫通して延びており、ハ
ブ156の右のハブは、右側面フレーム46の垂直スロ
ット168(図3参照)を貫通して延びている。通路1
70は、縦軸に沿ってハブ156を貫通して延びてい
る。ヒーター部材42は、ハブ156の通路170、端
部壁162、163を通る通路164、165、および
筒体152の内室166を貫通して延びている。ヒータ
ー部材42は、ヒーター部材の各端部と隣接する側面フ
レーム44、46との間に載置されたブラケット・アッ
センブリ40によって支持されている(図2および図3
参照)。ベアリング158、159のうちの一つのベア
リング158が、左ハブ156の周りに配置されてい
る。もう一つのベアリング159は右ハブ156の周り
に配置されている。左ベアリング158と右ベアリング
159は、頂部ベアリング・ブロック172と底部ベア
リング・ブロック174の間に固着されている。左頂部
ベアリング・ブロック172と左底部ベアリング・ブロ
ック174は、例えばナット・ボルト・アッセンブリ
(図2、4および5に図示)によって、左側面フレーム
44の内面の溝176内に結合される。右頂部ベアリン
グ・ブロック172と右底部ベアリング・ブロック17
4は、例えばナット・ボルト・アッセンブリ(図3に図
示)によって、右側面フレーム46の内面の溝178内
に結合される。ベアリング・ブロック172、174と
溝176、178は、第1の積層ロール・アッセンブリ
32が縦軸に対して任意の半径方向に運動するのを防止
している。第4のギア68は左ハブ156の左端に載置
されている。スペーサ180は、左ベアリング158と
第4のギア68との間の左ハブ156上に設けることが
できる。
【0041】第2の積層ロール・アッセンブリ34は、
好ましくは、第1の積層ロール・アッセンブリ32に下
記の点を除いて同じである。すなわち、第1の対のベア
リング158、159は、頂部ベアリング・ブロック1
72と底部ベアリング・ブロック174との間に載置さ
れているのではなく、カム104、106のそれぞれの
円筒状外表面上に配置されている。さらに、第2の積層
ロール・アッセンブリ34は、第2の対のベアリング1
82、183を有する。第2の対のベアリングの左のベ
アリング182は、左ハブ156と左側面フレーム44
との間の左垂直スロット168内に配置されている。第
2の対のベアリングの右のベアリング183は、右ハブ
156と右側面フレーム46との間の右垂直スロット1
68内に配置されている。ロールベアリング保持装置1
84は、側面フレーム44、46のそれぞれの上に載置
され、ベアリング182、183を垂直スロット168
内に制限し、それによりベアリング182、183が垂
直スロット168内を垂直に移動するのを許容するが、
ベアリング182、183が水平に移動するのを防止し
ている。第2のギア64が左ハブ156の左端に載置さ
れている。スペーサ186は、第1のベアリング15
8、159と第2のベアリング182、183との間
で、ハブ156上に配置することができる。スペーサ1
88は、第2の左ベアリング182と第2のギア64と
の間で、ハブ156上に設けることができる。
【0042】従って、カム・モーター・アッセンブリ9
2が活性化されると、カム・モーター・アッセンブリ軸
144、第1のカム・スプロケット146、ロール・チ
ェーン150、第2のカム・スプロケット148、カム
軸102および円筒状カム104、106が順次回転さ
れる。円筒状カム104、106は、カム軸102上に
偏心して(軸線からはずれて)載置されているので、こ
れにより第2のまたは下方積層ロール・アッセンブリ3
4のハブ156上のカム軸102と第1のベアリング1
58、159との間の距離が変化する。このため、カム
104、106の円筒状外表面が第1のベアリング15
8、159、従って、第2の積層ロール・アッセンブリ
34を第1の積層ロール・アッセンブリ32に対して上
昇または下降させる。図4および図5に図示されたカム
104、106の2つの極限位置の中間で、積層ロール
・アッセンブリ32、34は、まず相互に接触する。こ
れは、カム104、106と積層ロール・アッセンブリ
32、34の「第1の接触位置」ということができる。
この第1の接触位置において、上方積層ロール・アッセ
ンブリ32には、下方積層ロール・アッセンブリ34に
より力は実際上なんら加えられていない。カム104、
106が第1の接触位置から図5に図示する位置に向っ
て回転し続けると、下方積層ロール・アッセンブリ34
は、上方積層ロール・アッセンブリ32に対して有意に
移動しない。しかしながら、カム104、106が第1
の接触位置を越えて図5に図示する位置に向って回転す
ると、側面レバー86の第1の端部96がピボット軸1
00の周りに旋回してばね126を圧縮し、下方積層ロ
ール・アッセンブリ34により上方積層ロール・アッセ
ンブリ32に加えられる力が増大する。
【0043】孔またはマーク190、191がカム10
4、106上に設けられており、カム上の最大の半径方
向距離を示している。このように、孔190、191が
図4に図示するように配置されているときは、第1の積
層ロール・アッセンブリ32と第2の積層ロール・アッ
センブリ34との間のニップ距離50は第1の極限値で
あり、その距離では積層ロール・アッセンブリ32、3
4はできるだけ相互に離隔している。孔190、191
が図5に図示するように配置されているときは、積層ロ
ール・アッセンブリ32、34同士の間のニップ距離5
0は、第2の極限値であり、その距離では積層ロール・
アッセンブリ32、34はできるだけ相互に接近してい
る。第2の積層ロール・アッセンブリ34が第1の積層
ロール・アッセンブリ32に最も近い第2の極限位置に
おいては、第1のギア62と第2のギア64は係合して
トルクを第1のギア62から第2のギア64に伝達す
る。さらに、第2の積層ロール・アッセンブリ34が第
1の積層ロール・アッセンブリ32から最も遠い第1の
極限位置においては、第1のギア62と第2のギア64
は第1の位置におけるよりももっと離隔しているが、依
然として係合しており、トルクを第1のギア62から第
2のギア64に伝達している。
【0044】図3〜図7を参照すると、ニップ位置およ
び圧力または線形力制御アッセンブリ38は、カム・モ
ーター・アッセンブリ制御手段とも呼ばれるが、好まし
くは、回転可能なエンコーダ・アッセンブリ・シャフト
194を有するエンコーダ・アッセンブリ192と、エ
ンコーダ・アッセンブリ・シャフト194をカム・アッ
センブリ84の回転に応答して回転するための回転手段
196と、位置レバーまたは撃鉄198と、接近センサ
ーまたはスイッチ200を備えている。エンコーダ・ア
ッセンブリ192は、右側面レバーの第2の端部98に
載置されている。回転手段196は、第1の滑車202
と、第2の滑車204とベルト206とからなっていて
もよい。第1の滑車202は、カム軸102の右端部に
取り付けられている。第2の滑車204は、エンコーダ
軸194に取り付けられている。ベルト206は、滑車
202、204を相互に結合している。撃鉄または位置
レバー198は、カム軸102の端部から半径方向に第
1の滑車202の近傍に延びている。接近センサーまた
はスイッチ200は、右側面レバー86に結合されたブ
ラケット208上に載置して撃鉄または位置レバー19
8の存否を感知する。
【0045】図8は、本発明の装置10に使用するカム
104に隣接する、別の実施態様に従うベアリング・ア
ッセンブリ210の拡大前面図である。図9は、図8の
ベアリング・アッセンブリ210の拡大側面図である。
この別の実施態様に従うベアリング・アッセンブリ21
0は、図6および図7に図示されたベアリング・アッセ
ンブリ158、159の代りに使用することができる。
別の実施態様に従うベアリング・アッセンブリ210
は、ボア214とスロット216とを有するブロック2
12からなっていてもよい。ボア214は、一般にブロ
ック212を貫通して延びている。スロット216は、
ブロック212の一つの側面から延びているリップまた
はフランジ218により郭成される。ブロック212
は、一般に矩形として図示されているが、正方形その他
の形状であってもよい。スリーブ220は、ボア214
を裏打または被覆している。ベアリング・アッセンブリ
210は、端部224および円筒状支承面226をもつ
インサートを含む。端部224は、スロット216内の
リップ218内に固着されている。支承面226は、カ
ム表面と接触させるためのものである。スリーブ220
とインサート222は、Vespel(商標)のような
耐久性の材料製である。スリーブ220は、ハブ156
の一つを受領するためのものである。
【0046】図10は、本発明のための電気的制御シス
テムの概略説明図である。この電気的制御システムは、
制御パネル18を介してオペレータのインプットに応答
して駆動手段30と調整手段36とを自動的に制御する
自動制御手段を備えている。電気的制御システムは、電
圧を、例えば50ワットにおいて220ボルトから11
5ボルトに変換する、逓降変圧器234を介して、配電
回路網232等に接続されたプログラム可能論理制御装
置(PLC)230を含んでいる。本発明において使用
することができる適当なPLC230は、米国ペンシル
バニア州フィラデルフィア市に営業所を有するカトラー
ハマー(Cutler Hammer)社から型番D1
00CR14の下に商業的に入手できる。適当な配電回
路網232は、ヒューズ箱、端子箱および制御システム
の要素間の相互接続線(インターコネクション)を備え
ている。例えば、配電回路網232はインプット・ケー
ブル236により電源、例えば220ボルト16アンペ
アAC電源(図示しない)、に接続可能である。あるい
は、制御システムは、120ボルトAC電源から電力を
受け取るように設計することもできるが、この場合は、
逓降変圧器は制御システムに不必要であろう。
【0047】DC電源238は、インプット・ケーブル
236と制御パッド18、エンコーダ・スイッチ24
0、接近スイッチ200および制御パッド18上に図示
されている輸送モーター「リバース・セレクト」スイッ
チ242との間に接続されている。DC電源238は、
連続的にDC電力を制御システムのすべてのソフト・オ
ン/ソフト・オフ電力回路に供給する。制御パッド18
は、「準備よし」ランプ244と、「エラー」ランプ2
46と、「紙位置」ランプ248と、「フィルム位置」
ランプ249と、「パワー」ランプ250と、「パワー
・オン」スイッチ252と、「パワー・オフ」スイッチ
253と、「モード・セレクタ」スイッチ254と、輸
送モーター「リバース・セレクト」スイッチ242から
なっていてもよい。電力(パワー)切り替え装置256
は結線255により制御またはキーパッド18と配電回
路網232との間に接続されている。本発明で使用する
ことができる適当な電力切り替え装置256は、カトラ
ーハマー社から型番CE15DN2Bの下に商業的に入
手できる。電力切り替え装置256は、いくつかのリレ
ーと電力を取り扱う大きな接触器とを有するソフト・オ
ン/ソフト・オフ電力回路である。PLC230からの
アウトプットは「ディレイ・オフ」リレー260、26
1のコイル部分260に接続されている。「ディレイ・
オフ」リレー260、261の接触部分261は配電回
路網256に導入されている。ソフト・オン/ソフト・
オフ電力回路は、DC電源238に接続されている部品
(アイテム)に常時DC電力を供給する。結線258
は、また、電力切り替え装置をPLC230のインプッ
ト線に相互接続している。
【0048】キーパッド18は、結線262、264に
より接続されて信号をPLC230と発信し受信する。
エンコーダーセンサー240と接近スイッチ200は結
線266、268と接続されて信号をPLC230に送
る。エンコーダ・アッセンブリ192とエンコーダ・ス
イッチ240は、エンコーダ・スイッチ240がエンコ
ーダ軸194による360°の回転毎に複数の所定のパ
ルスを送るように選択される。例えば、エンコーダ・ス
イッチ240が一回転当り1、000パルスを与え、エ
ンコーダ・スイッチ240からの500パルスが送られ
た後、PLC230はカム104、106が180°回
転したことを認識する。
【0049】輸送モーター56とカム・モーター140
は、AC可逆モーターであり、配電回路網232に接続
された逓降変圧器270に並列に接続されている。逓降
変圧器270は、電圧を220ボルトから115ボルト
に変換し、600ワットの電力を提供する。
【0050】アウトプット線がPLC230を「ニップ
・ドライブ」リレー272、273のコイル部分272
に接続している。「ニップ・ドライブ」リレー272、
273の接触部分273は、カム・モーター140への
インプット線にある。
【0051】アウトプット線がPLC230を「ニップ
・ドライブ・リバース」リレー274、275のコイル
部分274に接続している。「ニップ・ドライブ・リバ
ース」リレー274、275の接触部分275は、カム
・モーター140への前記インプット線にある。
【0052】アウトプット線がPLC230を「スピー
ド・セレクト」リレー276、277のコイル部分27
6に接続している。モーター・コントローラ278は、
輸送モーター56へのインプット線にある。第1の可変
電位差計280と第2の可変電位差計282が「スピー
ド・セレクト」リレー276、277の接触部分277
を介してインプットとしてモーター・コントローラ27
8に接続されている。キーパッド18上の「リバース・
セレクト」スイッチ242は、「リバース・セレクト」
リレー284、285を付勢または脱付勢する。図11
は、「リバース・セレクト」リレー284、285のコ
イル部分284と直列の「リバース・セレクト」スイッ
チ242の概略説明図である。スイッチ242が閉じて
いるときは、DC電源238からの電力が直接に「リバ
ース・セレクト」リレー284、285のコイル部分を
付勢する。「リバース・セレクト」リレー284、28
5の接触部分285は輸送モーター56のインプット線
にある。
【0053】電気的制御システムは、電気的温度制御サ
ブシステム290を含む。電気的温度制御サブシステム
290は、第1の結線294と第2の結線296との間
に並列に接続された第1の温度コントローラ292を備
え、第1および第2の結線294、296は、配電回路
網232に接続されている。第1の固体(ソリッドステ
ート)リレー298は、第1の温度コントローラ292
と第1のヒーター部材42(頂部積層ロール・アッセン
ブリ32の)に接続されており、第1のヒーター部材4
2は、第1の結線294に接続されている。同様に、第
2の温度コントローラ302は、第1の結線294と第
2の結線296との間に並列に接続されている。第2の
固体リレー300は、第2の温度コントローラ302と
第2のヒーター部材42(底部積層ロール・アッセンブ
リ34の)に接続されており、第2のヒーター部材42
は、第1の結線294に接続されている。第1および第
2の固体リレー298、300は、第2の結線296に
も接続されている。第1の温度接触センサー302は、
頂部積層ロール・アッセンブリ32の温度を感知するよ
うに配置され、感知された温度を表す信号を第1の温度
コントローラ292に送るように接続されている。同様
に、第2の温度接触センサー304は、底部積層ロール
・アッセンブリ34の温度を感知するように配置され、
感知された温度を表す信号を第2の温度コントローラ3
02に送るように接続されている。本発明で使用するこ
とができる適当な温度コントローラ292、302は、
富士電機株式会社から型番PYZ4TDY1−TVの下
に商業的に入手可能である。
【0054】第1の温度コントローラ292は、第1の
アラーム回路306を含む。第2の温度コントローラ3
02は、第2のアラーム回路308を含む。第1のアラ
ーム回路306および第2のアラーム回路308は、D
C電源238とPLC230との間に直列に接続されて
いる。
【0055】操作において、装置10は、「パワー・オ
ン/オフ」トグル・スイッチ252により活性化され
る。このトグル・スイッチ252は、結線255を通っ
て信号を装置256に送る。次いで、装置256は、全
制御システムに電力を加える。これにより、PLC23
0が「パワー」ランプ250を点灯し、その機能をすべ
てリセットし、装置10をカム104、106の位置お
よびホーム・ポジションと呼ばれる、図5に図示された
ニップ位置50への移動を開始する。特に、PLC23
0は「ニップ・ドライブ」リレー272、273のコイ
ル部分272へ信号を送り「ニップ・ドライブ」リレー
272、273の接触部分273を閉じることによっ
て、カム・モーター140を活性化し、カム・モーター
140を前進方向に回転させる。これにより、カム10
4、106は回転され、ニップ50を閉じたり開いたり
する。位置レバーまたは撃鉄198が、接近センサーま
たはスイッチ200のフラックスの中に入ると、PLC
230は、ニップ距離50が第2の極限値であることお
よびカム104、106が図5に図示される様になって
いることを認識する。PLC230がこの信号を接近ス
イッチ200から受領すると、PLC230は、(1)
内部カウンターを0にし、(2)カム・モーター140
を「ニップ・ドライブ」リレー272、273のコイル
部分272を不活性化することにより停止し、その接触
部分273を開く。次いで、PLC230は、「ニップ
・ドライブ」リレー272、273のコイル部分272
を付勢し、その接触部分273を再び閉じる。しかしな
がら、同時に、PLC230は、「ニップ・ドライブ・
リバース」リレー274、275のコイル部分を活性化
し、その接触部分275を閉じて、カム・モーター14
0への電力線を事実上逆転し、カム・モーター140の
方向を逆転する。カム104、106がホーム・ポジシ
ョンから移動している間、PLC230は、エンコーダ
・スイッチ240から受領したパルスをカウントし、総
和をPLC230のメモリーに格納された0以上500
以下の、第1の予め設定された数字、典型的にはホーム
・ポジションからのカム104、106の25°〜45
°の回転に相当する、予め設定された数字と比較する。
第1の予め設定された数字は、装置10により基体に積
層されるべき、予め着色された感光要素上に所望の圧力
を与えるように選択される。計算された総和と第1の予
め設定された数字が等しいときは、PLC230はリレ
ー272、273および274、275を不活性化して
それらの接触部分273、275を開いて、カム・モー
ター140をその位置に停止する。カム104、106
のこの位置において積層ロール・アッセンブリ32、3
4は依然として相互に接触しており、下方積層ロール・
アッセンブリ34は、上方積層ロール・アッセンブリに
第1の操作圧力または線形力を加えている。同時に、P
LC230は「フィルム位置」ランプ249を点灯す
る。
【0056】この線形力は、第2の操作圧力または線形
力に減少させることができる。この場合、積層ロール・
アッセンブリ32、34は、「モード・セレクター」ス
イッチ254を押すことによって、依然として相互に接
触している。「モード・セレクタ」スイッチ254を押
すと、結線262を通って信号がPLC230に送ら
れ、PLC230が「ニップ・ドライブ」リレー27
2、273を再活性化して(ただし「ニップ・ドライブ
・リバース」リレー274、275は再活性化しな
い)、その接触部分273を閉じて、カム・モーター1
40を再付勢して、前進方向に回転する。位置レバーま
たは撃鉄198が接近センサーまたはスイッチ200の
フラックス(磁束)の中に入ると、PLC230は、カ
ム104、106とニップ距離50が図5に図示される
極限位置にあることを認識する。PLC230がこの信
号を接近スイッチ200から受領すると、PLC230
は、(1)内部カウンターを0にし、(2)カム・モー
ター140を「ニップ・ドライブ」リレー272、27
3のコイル部分272を不活性化することにより停止
し、その接触部分273を開く。
【0057】次いで、PLC230は「ニップ・ドライ
ブ」リレー272、273のコイル部分272を付勢し
その接触部分273を再び閉じる。しかしながら、同時
に、PLC230は、「ニップ・ドライブ・リバース」
リレー274、275のコイル部分を活性化し、その接
触部分275を閉じてカム・モーター140への電力線
を逆転し、カム・モーター140の方向を逆転する。カ
ム104、106がホーム・ポジションから移動してい
る間、PLC230は、エンコーダ・スイッチ240か
ら受領したパルスをカウントし、総和をPLC230の
メモリーに格納された0以上500以下の第2の予め設
定された数字、典型的にはホーム・ポジションからのカ
ム104、106の45°〜90°の回転に相当する、
予め設定された数字と比較する。第2の予め設定された
数字は装置10により最終転写シートに積層されるべ
き、予め着色された感光要素と基体上に所望の圧力を与
えるように選択される。計算された総和と第2の予め設
定された数字が等しいときは、PLC230は、リレー
272、273および274、275を不活性化して、
それらの接触部分273、275を開いて、カム・モー
ター140をその位置に停止する。カム104、106
のこの位置において積層ロール・アッセンブリ32、3
4は、依然として相互に接触しており、下方積層ロール
・アッセンブリ34は、上方積層ロール・アッセンブリ
に第2の操作圧力または線形力を加えている。第2の線
形操作力は、第1の線形操作力よりも小さい。
【0058】「パワー・オン」スイッチ252を押すこ
とにより装置10を活性化すると、さらに、電力切り替
え回路網256が電力を電機的制御回路中に供給する。
これにより輸送モーター56が直ちに付勢され、積層ロ
ール・アッセンブリ32、34が回転する。
【0059】PLC230が積層ロール・アッセンブリ
32、34の間の操作圧力または線形力を変えると、輸
送モーター56のスピードも変る。装置10が最初に
「パワー・オン」スイッチ252を押すことにより活性
化されると、「スピード選択」リレー276、277は
付勢されない。この場合、「スピード選択」リレー27
6、277の接触部分277は、第1の電位差計280
を輸送モーター・コントローラ278に接続している。
第1の電位差計280は、輸送モーター・コントローラ
278が輸送モーター56を制御して第1の操作スピー
ドで回転するようにプリセットされている。「モード・
セレクタ」スイッチ254が押されて操作圧力または線
形力を第2の操作圧力または線形力に切り変えると、P
LC230は、また、「スピード選択」リレー276、
277のコイル部分276を付勢しその接触部分277
を第1の電位差計280を遮断する第1の位置から第2
の電位差計282を接続する第2の位置に移動する。第
2の電位差計282は、輸送モーター・コントローラ2
78が輸送モーター56を制御して第1の操作スピード
よりも遅い第2の操作スピードで回転させるようにプリ
セットされている。
【0060】「リバース・セレクト」スイッチ242を
押すと、「リバース・セレクト」リレー284、286
のコイル部分284が付勢される。これにより、「リバ
ース・セレクト」リレー284、286のその接触部分
286が閉じられ輸送モーター56への電力線が逆転さ
れて、その方向が逆転される。接触部分286を閉じる
と、輸送モーター56が直ちに逆転するのを防止するた
めの時延リレー(図示しない)を任意的に活性化するこ
とができる。時延リレーが時間切れになると輸送モータ
ー56の逆転が達成されることになる。「リバース・セ
レクト」スイッチ242を使用すると、積層ロール・ア
ッセンブリ32、34につかえた材料の除去が容易にな
る。
【0061】温度コントローラ292、302も「パワ
ー・オン」スイッチ252を押すとスイッチが入る。温
度コントローラ292、302は、手動でインプットさ
れた予め設定された値と温度センサー302、34から
の帰還値とに基づいて、ヒーター部材42の温度を制御
する。温度コントローラ292、302は逓降変圧器と
しても動作し、24ボルトDCパワー信号のようなアウ
トプットに変換する。温度コントローラ292、302
はヒーター部材42を直接駆動することはない。それ
は、ヒーター部材42は、より高い電圧レベルを要求す
るからである。従って、固体リレー298、300は、
コントローラ292、302からの低電圧アウトプット
を受領するのに使用され、ヒーター部材42に、より高
い電圧を与える。
【0062】高温プリセットおよび低温プリセットをア
ラーム回路306、308のそれぞれにインプットする
ことができる。アラーム回路306、308は、温度接
触センサー302、304から帰還された温度をモニタ
ーする。上方積層ロール・アッセンブリ32の温度が第
1のアラーム回路306のためのインプットされた高温
プリセットと低温プリセットとの間にあるときは、第1
のアラーム回路306が活性化されてスイッチを閉じ、
第1のアラーム回路306を通して、電気的経路を創成
する。下方積層ロール・アッセンブリ34の温度が第2
のアラーム回路308のためのインプットされた高温プ
リセットと低温プリセットとの間にあるときは、第2の
アラーム回路308が活性化されて、スイッチを閉じ、
第2のアラーム回路308を通して電気的経路を創成す
る。アラーム回路306、308の双方が活性化されて
いるときは、信号がアラーム回路306、308からP
LC230に送られる。次いで、PLC230は信号を
送って制御パッド18上の「準備よし」ランプ244を
点灯する。PLC230のタイマーが、例えば45分の
ような、特定の時間にプリセットされる。これは通常の
準備時間よりも長い。「パワー・オン」スイッチ252
が活性化される時点からPLC230は時間を測定し、
PLC230がアラーム回路306、308からの信号
を一定の期間内に受領しないと、PLC230は信号を
送って「エラー」ランプ246を活性化して、温度に問
題があり「準備よし」ランプ244の活性化を妨げてい
ることを示す。さらに、積層ロール・アッセンブリ3
2、34の双方が予め設定された操作温度範囲内に入
り、アラーム回路306、308が一定時間内に信号を
PLC230に送ると仮定すると、信号が破壊されると
PLC230は信号を「エラー」ランプ246に送り、
温度に問題があることを示す。
【0063】装置10が活性化されつつあると、すなわ
ち、「パワー・オフ」スイッチ253が押されると、こ
れにより、電力切り替え回路網256が、全部ではなく
若干の電力を遮断する。切り捨てられた部分は、装置1
0が遮断工程を完了する前に装置10が再活性化される
のを可能にする部分である。PLC230は、電力切り
替え回路網256からの信号を結線258を通して受領
し、回路網256の一部分が遮断されたことを示す。こ
れにより、PLC230は「ニップ・ドライブ」リレー
272、273を活性化し、カム・モーター140を付
勢する。「ニップ・ドライブ・リバース」リレー27
4、275は、遮断されたままである。PLC230が
接近スイッチ200から、カム104、106がホーム
・ポジションにあることを示す信号を受領すると、PL
C230は、エンコーダ・スイッチ240からのパルス
のカウントを開始する。PLC230は、エンコーダ・
スイッチ240からのパルスの全数をカム104、10
6の180°回転に相当する、予め設定された数、すな
わち500パルスと比較する。次いで、PLC230
は、「ニップ・ドライブ」リレー272、273を不活
性化して、カム・モーター140を脱付勢し、積層ロー
ル・アッセンブリ32、34は、図4に図示された位置
にある。PLC230は「パワー」ランプ250を消灯
し、「ディレイ・オフ」リレー260、261を脱付勢
して電力降下シーケンスを完了する。遮断シーケンス中
のある時点で制御パッド18上のランプのすべてが消灯
される。
【0064】本発明のオフプレス装置10は、少なくと
も一つの色像シートを受像基体に積層し、色像を受像基
体から転写シートに転写してプルーフを形成するための
オフプレス方法を実施するのに使用することができる。
【0065】特に、図12を参照すると、第1の水性現
像可能な予め着色された感光層412を第1の除去可能
な支持体414上に有する第1の予め着色された感光要
素410が第1の色分解透明画を通して化学線に露光さ
れて、第1の水性現像可能な予め着色された層412
に、第1のイメージ領域416と第1の非イメージ領域
418とを形成する。
【0066】次に、露光された第1の要素410′が第
1の非イメージ領域418を水で洗い去ることにより処
理されて、第1の色像が現像される(図12参照)。
【0067】次いで、平行または実質的に平行であり第
1のイメージ担持要素410′と基体400上に第1の
操作圧力または線形力OLF1を加える積層ロール・ア
ッセンブリ32、34(ヒーター42により加熱されて
いる)を介して、第1のイメージ担持要素410′を基
体400上に輸送することにより、第1のイメージ担持
要素410′が中間受像基体400に積層される。この
第1の積層工程は、図12に図示されている。基体40
0は、支持層402と接着層404とからなっていても
よい。図12は、第1の操作圧力または線形力OLF1
を加えるように設定されたニップ50を介して、圧力と
熱を、一つの着色されたイメージ416を持つイメージ
・シート410′を着色されたイメージを持たない受像
基体400とともに挟む第1の積層ロール・アッセンブ
リ32と第2の積層ロール・アッセンブリ34により、
加えることにより積層する積層工程の概略説明図であ
る。
【0068】第1の除去可能な支持体414は、次いで
第1のイメージ担持要素410′から剥離および/また
は除去される。第1の接着層411は、第1のイメージ
受領要素419上に維持または実質的に維持することが
できる(図13参照)。
【0069】次いで、図13を参照すると、紙のシート
のような転写またはディスプレイシート450は、第2
の操作圧力または線形力OLF2を第1のイメージ担持
要素419と転写シート450とに加えるように設定さ
れた一対の加熱されたロール32、34を介して、第1
のイメージ担持要素419上に積層することができる。
これにより、単一の色の正しく読まれるプルーフを形成
することができる。あるいは、基体402は第1のイメ
ージ担持要素から剥離して単一の色の正しく読まれるプ
ルーフ490を形成することができる。
【0070】あるいは、転写シート450を第1のイメ
ージ担持要素419に積層するのではなく、第2のイメ
ージ担持要素420′を第1のイメージ担持要素419
に積層することもできる(図14参照)。
【0071】第2のイメージ担持要素420′は、前記
露光工程、処理工程、積層工程および剥離工程を、
(1)第1の要素の代りに、第2の水性現像可能な予め
着色された感光層422を第2の除去可能な支持体42
4上に備えた第2の予め着色された感光要素420と、
(2)第1の透明画の代りに第2の色分解透明画と、
(3)積層工程において、基体400上ではなく、第1
のイメージ担持要素419上に第2のイメージ担持要素
420′を実質的に見当合わせして積層する工程を用い
て、繰り返すことにより作製することができる。この第
2の積層工程は図14に図示されている。
【0072】次いで、第1の露光工程、第1の処理工
程、第1の積層工程および第1の剥離工程を、(1)第
1の要素の代りに、第3の水性現像可能な予め着色され
た感光層432を第3の除去可能な支持体434上に備
えた第2の予め着色された感光要素430と、(2)第
1の透明画の代りに第3の色分解透明画と、(3)積層
工程において、第2のイメージ担持要素429上に第3
のイメージ担持要素430′を第1のイメージ担持要素
419と実質的に見当合わせして積層する工程、を用い
て繰り返すことができる。この第3の積層工程は図15
に図示されている。
【0073】次いで、第1の露光工程、第1の処理工
程、第1の積層工程および第1の剥離工程を、(1)第
1の要素の代りに、第4の水性現像可能な予め着色され
た感光層442を第4の除去可能な支持体444上に備
えた第2の予め着色された感光要素440と、(2)第
1の透明画の代りに第4の色分解透明画と、(3)積層
工程において、第3のイメージ担持要素429上に第4
のイメージ担持要素440′を第1のイメージ担持要素
419と実質的に見当合わせして積層する工程、を用い
て繰り返すことができる。この第4の積層工程は図16
に図示されている。
【0074】第2の積層工程(図14に図示されてい
る)、第3の積層工程(図15に図示されている)、お
よび/または第4の積層工程(図16に図示されてい
る)において、カム104、106は積層ロール・アッ
センブリ32、34が第1の操作圧力または線形力より
も小さく、第2の操作圧力または線形力よりも大きい第
3の操作圧力または線形力を加えるように配置すること
ができる。あるいは、操作圧力または線形力は、各追加
の要素が先行する積層体に積層される毎に、変化、例え
ば減少、させることができる。
【0075】本発明において使用することができる適当
な説明的な感光要素410、420、430、440は
英国特許第2144867B号公報明細書に開示されて
いる。例えば、感光要素410、420、430、44
0はベース層、薄いレリーズ層またはコーティング、薄
い熱融着性接着層またはコーティング、および感光層を
順次積層して含むことができる。レリーズ層が含まれて
いるときは、このレリーズ層は剥離工程で除去可能な支
持体414、424、434、444の一部分としての
ベース層と一緒に剥離されるのが好ましい。換言すれ
ば、図11、12および13を参照すると、支持層41
4、424、434、444のそれぞれが例えばベース
層と薄いレリーズ層またはコーティングを含む複数の層
からなっていてもよい。本発明で使用することができる
適当な説明的な中間受像基体400は米国特許第4、4
82、625号および同第4、766、053号公報明
細書に開示されている。例えば、中間受像基体400は
除去可能な保護カバーシート、薄い熱硬化性接着層また
はコーティング、薄いレリーズ層またはコーティング、
薄い第1のアンカー層またはコーティング、ポリエステ
ルベース層、薄い第2のアンカー層またはコーティン
グ、および薄い耐電層またはコーティングを順次積層し
て含むことができる。受像基体400がレリーズ層を含
むときは、このレリーズ層は最後の積層工程の後の最後
の剥離工程においてそのベース層と一緒に剥離されるの
が好ましい。このように、図11、12および13を参
照すると、支持層402は例えば薄いレリーズ層または
コーティング、薄い第1のアンカー層またはコーティン
グ、ポリエステルベース層、薄い第2のアンカー層また
はコーティング、および薄い帯電層またはコーティング
を含む複数の層からなっていてもよい。前記工程のうち
若干の工程の順序は重要ではない。例えば、相互に積層
されようとしている感光要素のすべてを露光し、次いで
受像基体または先行積層体上に積層する前に任意の順序
で現像することができる。また、例えば、相互に積層さ
れようとしている感光要素のすべてを積層工程どれより
も先に露光し現像することができる。あるいは、一つの
感光要素を露光し現像した後に、他の感光要素が露光お
よび現像される前に、受像基体または先行積層体に積層
することができる。
【0076】最後に、図17に図示されているように、
紙のシートのような転写またはディスプレー・シート4
50が第4のイメージ担持要素449に、第1、第2、
第3および第4のイメージ担持要素を挟む多色担持要素
449と転写シート450の上に第2の操作圧力または
線形力OLF2を加えるように設定された前記一対の加
熱された積層ロール・アッセンブリ32、34を介し
て、積層される。これにより、4色の正しく読み取れる
プルーフが形成される。さらに、基体400の支持体4
02を第1のイメージ担持要素から剥離および/または
除去して4色校正プルーフ500を形成することができ
る。もともとは中間受像基体400の一部を形成してい
る接着層404は転写シート450に多色イメージとと
もに転写することができる。図17は、第2の操作圧力
または線形力OLF2に設定されたニップを介して第1
の積層ロール・アッセンブリ32と第2の積層ロール・
アッセンブリ34との間に圧力と熱を加えて、4つの着
色されたイメージを有する受領基体449を着色された
イメージを有さない転写シート450と共に挟むことに
よる積層の概略説明図である。
【0077】適正な積層が、相互に積層される材料に応
じて、特定の多分異なる圧力(または線形力)範囲、温
度範囲および輸送スピード範囲において起こる。しかし
ながら、下方積層ロール・アッセンブリ34により上方
積層ロール・アッセンブリ32上に加えられる線形力は
各積層工程において丁度または約3.83ポンド/イン
チであるのが好ましい。下方積層ロール・アッセンブリ
34により上方積層ロール・アッセンブリ32に加えら
れる線形力は最後の積層工程に対しては丁度または約1
5ポンド/インチであるのが好ましい。さらに好ましい
のは、(1)図11に図示した第1の積層工程に対して
丁度または約5ポンド/インチで積層ロール・アッセン
ブリ32、34の間に線形力を使用すること、および
(2)図14〜Cに図示した第2、3、および4の積層
工程に対して丁度または約3.83ポンド/インチで積
層ロール・アッセンブリ32、34の間に線形力を使用
すること、および(3)図17に図示した第5の積層工
程に対して丁度または約15ポンド/インチで積層ロー
ル・アッセンブリ32、34の間に線形力を使用するこ
とである。積層ロール・アッセンブリの該表面の温度は
丁度または約110℃が好ましい。輸送速度は最終積層
工程以外は各積層工程に対して丁度または約500mm
/分が好ましい。最終工程に対しては、輸送速度は丁度
または約300mm/分が好ましい。これらの好ましい
条件下において、4色プルーフが前記本発明の方法に従
って作製されると、第2、3および4の各イメージが第
1のイメージと100ミクロン(μm)以内の精度で見
当合わせされる。
【0078】転写シート450が多色イメージ担持基体
419または449に積層される最終積層工程(図12
または13に図示)の前に、第1の露光工程、第1の処
理工程、第1の積層工程および第1の剥離工程を、
(1)第nの水性現像可能な予め着色された感光層を第
1の要素の代りに第nの除去可能な支持体上に備えた第
nの予め着色された感光要素と、(2)第1の透明画の
代りに第nの色分解透明画と、(3)積層工程におい
て、第(n−1)のイメージ担持要素上に第nのイメー
ジ担持要素を第1のイメージ担持要素と実質的に見当合
わせして積層する工程、を用いて1回または2回以上繰
り返すことができる。次いで、最終の積層工程におい
て、転写シート450が第nのイメージ担持要素に積層
される。
【0079】
【実施例】以下に実施例を参照して本発明をさらに詳細
に説明する。
【0080】片側に第1の予め着色(すなわち、イエロ
ー)された感光層を有する第1の感光要素を、米国ニュ
ージャージー州カールシュタッド市在のティーネック・
グラフィックス(Teaneck Graphics)
社から商業的に入手できる「ファスト・ドロー・ヴァキ
ュウム・システム」(Fast DrawVacuum
System)という名称の真空フレームのゴム状浮
袋上に置いた。予め作製されハーフ・トーン・イメージ
を有する第1の色(すなわち、イエロー)分解透明画、
特にシステム・ブランナー・テスト・フォーム(Sys
tem Brunner Test Form)、を第
1の要素上に、第1の色分解透明画の乳剤側が第1の要
素の予め着色された感光層と接触するように置いた。真
空フレームのガラス頂面を第1の色分解透明画上にぐる
っと回して閉じた。真空フレームを活性化して浮袋とガ
ラス頂面との間から空気を排除して第1の要素と第1の
色分解透明画を密着させた。紫外(UV)光源を真空フ
レームの上方に配置した。カーテンを引いて、光源から
の光が実質的にこの引かれたカーテン内に含まれるよう
に真空フレームを囲んだ。UV光源を活性化してUV光
をガラス頂面と第1の色分解透明画とに向けて輝かせ
た。UV光源としては「アンオライト光源」AL53/
100という名称の光インテグレータにより調節された
ホトポリマーランプL1261を使用した。これらはと
もに米国カリフォルニア州アーヴィン市在のオレック・
コーポレーション(Olec Corporatio
n)から商業的に入手できる。UV光は第1の色分解の
澄んだまたは透明領域を通して第1の要素の感光層の領
域へ通されて該領域を露光して該領域は硬化されたイメ
ージ領域となり、水には不溶性になった。第1の色分解
の不透明領域はUV光が第1の要素の感光層の他の領域
を露光するのを阻止して該他の領域は水溶性のままであ
った。真空フレームを不活性化した。第1のセパレーシ
ョンと第1の要素を真空フレームから除去した。
【0081】第1の要素を本出願人であるイー・アイ・
デュポン・ドウ・ヌムール・アンド・カンパニー社から
商業的に入手できる「ウォーター・プルーフ」プロセッ
サーで処理した。この装置は色材を含有する水性現像可
能層を有する感光要素からほとんどの非イメージ部分の
を洗浄する第1の現像ステーションと、非イメージ部分
の残部を洗浄する第2の現像ステーションとを有する処
理装置である(米国特許出願第612,977号記
載)。該要素の感光層側を前記プロセッサーの回転振動
ブラシと接触させた。このプロセッサーは第1の要素を
30インチ/分の速度で該プロセッサーを通して輸送す
るように設定した。水は第1次スプレーバーから70
℃、25ポンド/インチ(psi)でスプレーした。回
転振動ブラシは1、100インチ/分で洗浄した。ドラ
イヤー温度は110℃であった。未硬化非イメージ領域
はプロセッサーの洗浄水に溶解性であるため洗い落され
た。
【0082】第2の感光要素上の第2の予め着色された
(すなわち、マゼンタ)感光層、第3の感光要素上の第
3の予め着色された(すなわち、シアン)感光層、第4
の感光要素上の第4の予め着色された(すなわち、ブラ
ック)感光層を露光し、ついで現像するために、前記の
手順をもう3回繰り返した。
【0083】前記4つの感光要素のそれぞれが25イン
チ×38インチ×6ミル(mil)であった。各要素は
4つの層からなり、浮袋に接する側から4ミルのポリエ
ステルベース層、薄いレリーズ層またはコーティング、
薄い熱融着性接着剤層またはコーティングおよび感光層
を含む。第1の要素上の感光層にはイエロー顔料が分散
しており、該要素は黄色に見えた。第2の要素上の感光
層にはマゼンタが分散しており、該要素はマゼンタ色に
見えた。第3の要素上の感光層にはシアンが分散してお
り、該要素はシアン色に見えた。第4の要素上の感光層
には黒色顔料が分散しており、該要素は黒色に見えた。
【0084】本明細書に記載され本出願人であるイー・
アイ・デュポン・ドウ・ヌムール・アンド・カンパニー
社から商業的に入手できる「ウォーター・プルーフ」ラ
ミネータのシート調製テーブル上にキャリアー・プレー
トを置いた。キャリアープレートはアルミニウム製で頂
面が白い。フィルムのフラップをキャリアー・プレート
の白色側の先導端に取り付けて相互に積層されるフィル
ムの先導端をトラップしてラミネータのロール上に巻き
付かないようにした。カバー・シートを受領基体から剥
離した。受領基体をキャリアープレートの白色側の頂部
に置いた。受領基体はキャリアー・プレートに接する表
面から他の側または頂部側まで薄い熱硬化性接着剤層ま
たはコーティングと、薄いレリーズ層またはコーティン
グと、薄い第1のアンカー層またはコーティング層と、
4ミルのポリエステル・ベース層と、薄い第2のアンカ
ー層またはコーティングと、薄い帯電層またはコーティ
ングとからなっていた。受領基体は25インチ×38イ
ンチ×6ミル(mil)であった。
【0085】ラミネータのパワー・オンスイッチを活性
化するとニップにおける圧力または線形力が自動的に2
8インチを横断して300ポンド、ロール表面温度が1
10℃、輸送スピードが500mm/分に設定された。
【0086】第1の硬化された領域は、硬化されたイメ
ージ領域が受領基体の接着層と接触するように、受領基
体上に置いた。フラップは第1の要素と受領基体の双方
の先導端にわたって置いた。第1の要素をブラシで拭っ
てトラップされた空気を第1の要素と受領基体の間から
除去した。ラミネータの準備よしランプが点灯すると、
キャリアーストリップ、受領基体および第1の要素の先
導端がニップに滑り込み、積層ロール・アッセンブリが
それらを積層ロール・アッセンブリの間に輸送して要素
同士を積層した。積層体は室温まで放冷されて接着剤が
分離しないようにした。ついでポリエステルベース層と
レリーズ層を第1のイメージ担持要素の残部から剥離し
た。
【0087】第2の要素を第1の要素の残部上に、第2
の要素の硬化されたイメージ領域が第1の要素の接着層
と接触するように、置いた。フラップは、第1の要素、
第2の要素および受領基体の残部の先導端にわたって置
いた。第2の要素をブラシで拭ってトラップされた空気
を第2の要素と第1の要素の残部との間から除去した。
20×拡大ガラスを使用して第1および第2のイメージ
上の見当合わせマークを見て、第2のイメージ領域を第
1のイメージ領域上に整列または見当合わせするには、
第2の要素をどの方向にこすって第2の要素を第1の要
素の残部に対して移動させる必要があるかを決定した。
キャリアー・ストリップと、受領基体と第1および第2
の要素の先導端をそれぞれニップに滑り込ませて積層ロ
ール・アッセンブリがそれらを積層ロール・アッセンブ
リ同士の間に輸送して要素を相互に積層した。積層体を
室温まで放冷して接着剤が分離しないようにした。次い
で、ポリエステル・ベース層とレリーズ層を第2のイメ
ージ担持要素の残部から剥離した。第3の要素を第2の
要素の残部上に、第3の要素の硬化されたイメージ領域
が第2の要素の接着層と接触するように、置いた。フラ
ップは、第1の要素、第2の要素、第3の要素および受
領基体の残部の先導端にわたって置いた。第3の要素を
ブラシで拭ってトラップされた空気を第3の要素と第2
の要素の残部との間から除去した。20×拡大ガラスを
使用して第1、第2および第3のイメージ上の見当合わ
せマークを見て、第3のイメージ領域を第1および第2
のイメージ領域の頂部に整列または見当合わせするに
は、第3の要素をどの方向にこすって第3の要素を第2
の要素の残部に対して移動させる必要があるかを決定し
た。キャリアー・ストリップと、受領基体と第1、第2
および第3の要素の先導端をそれぞれニップに滑り込ま
せて積層ロール・アッセンブリがそれらを積層ロール・
アッセンブリ同士の間に輸送して要素を相互に積層し
た。積層体を室温まで放冷して接着剤が分離しないよう
にした。次いで、ポリエステル・ベース層とレリーズ層
を第3のイメージ担持要素の残部から剥離した。
【0088】第4の要素を第3の要素の残部上に、第4
の要素の硬化されたイメージ領域が第3の要素の接着層
と接触するように、置いた。フラップは、第1の要素、
第2の要素、第3の要素、第4の要素および受領基体の
残部の先導端にわたって置いた。第4の要素をブラシで
拭ってトラップされた空気を第4の要素と第3の要素の
残部との間から除去した。20×拡大ガラスを使用して
第1、第2、第3および第4のイメージ上の見当合わせ
マークを見て、第4のイメージ領域を第1、第2および
第3のイメージ領域の頂部に整列または見当合わせする
には、第4の要素をどの方向にこすって第4の要素を第
3の要素の残部に対して移動させる必要があるかを決定
した。キャリアー・ストリップと、受領基体と第1、第
2、第3および第4の要素の先導端をそれぞれニップに
滑り込ませて積層ロール・アッセンブリがそれらを積層
ロール・アッセンブリ同士の間に輸送して要素を相互に
積層した。積層体を室温まで放冷して接着剤が分離しな
いようにした。次いで、ポリエステルベース層とレリー
ズ層を第4のイメージ担持要素の残部から剥離した。
【0089】3号プレス紙であるワレンフロー(War
renflo)紙を1枚第4の要素の熱融着性接着剤層
上に置いた。フラップは、前記紙、第1の要素、第2の
要素、第3の要素、第4の要素および受領基体の残部の
先導端にわたって置いた。前記紙をブラシで拭ってトラ
ップされた空気を前記紙と第4の要素の残部との間から
除去した。ラミネータ上の「モード選択」スイッチを押
してニップ圧力または線形力を450ポンド/28イン
チにかえ、輸送速度と温度は維持した。キャリアー・ス
トリップと、受領基体と、第1、第2、第3および第4
の要素の先導端をそれぞれニップに滑り込ませて積層ロ
ール・アッセンブリがそれらを積層ロール・アッセンブ
リ同士の間に輸送して要素を相互に積層した。積層体を
室温まで放冷して接着剤が分離しないようにした。次い
で、受領基体のレリーズ層、第1のアンカー層、ベース
層、第2のアンカー層および帯電層、ポリエステル・ベ
ース層とレリーズ層を第4のイメージ担持要素の残部か
ら剥離し捨てて4色の正しく読み取られたプルーフを形
成した。
【0090】前記の説明に基づいて当業者は種々の変更
を加えることができる。それらの変更は本発明の範囲内
である。
【0091】
【発明の効果】上記本発明の構成により、水性現像可能
な予め着色された感光要素またはイメージ・シートを支
持体または受領基体に色ずれなく積層することができ
る。また、本発明によれば、種々の感光要素、支持体ま
たは受領基体および最終的な転写またはディスプレー・
シートと共に使用することが可能である。さらに、複数
のイメージ・シートを受領基体に積層し、場合によって
この受領基体の一部をディスプレー・シートに積層し、
最終的なプルーフの色の実質的な見当合わせが確実にな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従うイメージ・シートを受像基体に積
層するオフプレス積層装置の斜視図である。
【図2】図1の装置の左側すなわち第1の側の斜視図で
ある。ハウジング部分は除去され、第1の積層ロール・
アッセンブリと第2の積層ロール・アッセンブリとを回
転する駆動機構と、第1の積層ロール・アッセンブリと
第2の積層ロール・アッセンブリの間のニップ距離を変
更するための調整アッセンブリとを示している。
【図3】図1の装置の右側すなわち第2の側の斜視図で
ある。ハウジング部分は除去され、ニップ位置制御アッ
センブリと、第1および第2の積層ロール・アッセンブ
リにおいてヒーターを支持するブラケットとを示す。
【図4】図1の装置の左側すなわち第1の側の斜視図で
ある。ハウジング部分は除去され、第1の積層ロール・
アッセンブリと第2の積層ロール・アッセンブリの間の
第1の極限ニップ距離を示している。
【図5】図1の装置の左側すなわち第1の側の斜視図で
ある。ハウジング部分は除去され、第1の積層ロール・
アッセンブリと第2の積層ロール・アッセンブリの間の
第2の極限ニップ距離を示している。
【図6】図5の一般に線6−6線に沿う矢印方向の第1
の積層ロール・アッセンブリ、第2の積層ロール・アッ
センブリおよびカム・アッセンブリの断面図である。
【図7】図6の一般に線7−7線に沿う矢印方向の積層
ロール・アッセンブリの一つの断面図である。
【図8】本発明の装置に使用するカムに隣接するベアリ
ング・アッセンブリの別の実施態様の拡大正面図であ
る。
【図9】図8のベアリング・アッセンブリの側面図であ
る。
【図10】本発明のための電気的制御システムの概略説
明図である。
【図11】「リバース・セレクト」リレーのコイル部分
に直列の「リバース・セレクト」スイッチの概略説明図
である。
【図12】第1の操作圧力または線形力に設定されたニ
ップを介して圧力と熱を加えることにより第1の積層ロ
ール・アッセンブリと第2の積層ロール・アッセンブリ
との間に一つの着色イメージを有するイメージ・シート
を着色イメージを有さない受領基体と共に挟む積層工程
の概略説明図である。
【図13】第2の操作圧力または線形力に設定されたニ
ップを介して圧力と熱を加えることにより第1の積層ロ
ール・アッセンブリと第2の積層ロール・アッセンブリ
との間に一つの着色イメージを有する受領基体を着色イ
メージを有さない転写シートと共に挟む積層工程の概略
説明図である。
【図14】多色プルーフを形成する方法の中間積層工程
の概略説明図である。
【図15】多色プルーフを形成する方法の中間積層工程
の概略説明図である。
【図16】多色プルーフを形成する方法の中間積層工程
の概略説明図である。
【図17】第2の操作圧力または線形力に設定されたニ
ップを介して圧力と熱を加えることにより第1の積層ロ
ール・アッセンブリと第2の積層ロール・アッセンブリ
との間に4つの着色イメージを有する受領基体を着色イ
メージを有さない転写シートと共に挟む積層工程の概略
説明図である。
【符号の説明】
10 オフプレス積層装置 12 シート調製供給テーブル 14 ラミネータ 16 シート・アウトプット受領テーブル 18 オペレータ制御パッド 20 ラミネータの前側面 22 ラミネータの後側面 24 ラミネータの左側面 26 ラミネータの右側面 28 ハウジング部分 30 駆動機構 32 上方積層ロール・アッセンブリ 34 下方積層ロール・アッセンブリ 36 ニップ調整アッセンブリ 38 ニップ位置制御アッセンブリ 40 ブラケット 44 左側面フレーム 46 右側面フレーム 48 支持バーアッセンブリ 50 ニップ 84 カム・アッセンブリ 52 送駆動モーター・アッセンブリ 54 歯車列装置 56 モーター 58 歯車箱 60 第1のシャフト60 62 第1のギア 64 第2のギア 66 第3のギア 68 第4のギア 70 シャフト 72 第2の積層ロール・アッセンブリの端部 74 シャフト 76 第1の積層ロール・アッセンブリの端部 78 第1のスプロケット 80 第2のスプロケット 82 鎖 86 左側面レバー 88 右側面レバー 90 バイアス機構 92 カムまたはニップ駆動モーター・アッセンブリ 94 駆動装置 96 側面レバーの第1の端部 98 側面レバーの第2の端部 100 第1のピボット軸 102 カム軸 104 第1の円筒状カム 106 第2の円筒状カム 108 ブシュ 110、112、116 通路 118 ブシュ 120 シャフト 121 ボルト 122 シリンダ・ヘッド 124 ピン・アッセンブリ 126 ばね 128 据え付けブロック 130 ピン 132 フランジ 134 キャップ 136 ロック・ナット 138 ボルト・ナット・アッセンブリ 139 手動調整ナット 140 カムまたはニップ駆動モーター 142 歯車箱 144 シャフト 146 第1のカム・スプロケット 148 第2のカム・スプロケット 150 ロール・チェーン 152 円筒状筒体 154 可撓性ポリマー層 156 一対のハブ 158、159 第1の対のベアリング 160 円筒状壁 162、163 端部壁 164、165 貫通通路 166 内室 168 垂直スロット 170 通路 172 頂部ベアリング・ブロック 174 底部ベアリング・ブロック 176、178 溝 180 スペーサ 182、183 第2の対のベアリング 188 スペーサ 190、191 孔 192 エンコーダ・アッセンブリ 194 シャフト 196 回転手段 198 位置レバーまたは撃鉄 200 接近センサーまたはスイッチ 202 第1の滑車 204 第2の滑車 206 ベルト 208 ブラケット 210 ベアリング・アッセンブリ 212 ブロック 214 ボア 216 スロット 218 リップまたはフランジ 220 スリーブ 224 端部 230 プログラム可能論理制御装置(PLC) 232 配電回路網 234 逓降変圧器 236 インプット・ケーブル 238 DC電源 240 エンコーダ・スイッチ 242 輸送モーター・リバース・セレクト・スイッチ 244 「準備よし」ランプ 246 「エラー」ランプ 248 「紙位置」ランプ 249 「フィルム位置」ランプ 250 「パワー」ランプ 252 「パワー・オン」スイッチ 253 「パワー・オフ」スイッチ 254 「モード・セレクタ」スイッチ 255 結線 256 電力切り替え装置 260 コイル部分 261 「ディレイ・オフ」リレー 262、264、266、268 結線 270 逓降変圧器 272、273 「ニップ・ドライブ」リレー 272 コイル部分 273 接触部分 274、275 「ニップ・ドライブ・リバース」リレ
ー 274 コイル部分 275 接触部分 276、277 「スピード・セレクト」リレー 276 コイル部分 277 接触部分 278 モーター・コントローラ 280 第1の可変電位差計 282 第2の可変電位差計 284、285 「リバース・セレクト」リレー 284 コイル部分 290 電気的温度制御サブシステム 292 第1の温度コントローラ 294、296 結線 298、300 固体リレー 302 第2の温度コントローラ 304 第2の温度接触センサー 306 第1のアラーム回路 308 第2のアラーム回路 400 基体 402 支持層 404 接着層 410、420、430、440 予め着色された感光
要素 410´ 露光された第1の感光要素 411、421、431、441 接着層 412、422、432、442 感光層 414、424、434、444 除去可能な支持体 416、426、436、446 イメージ領域 418、428、438、448 非イメージ領域 419、429、439、449 イメージ受領(担
持)要素 420´、430′、440′ 第2のイメージ担持要
素 450 スプレー(転写)シート 490 プルーフ 500 4色プルーフ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ティモシー カーマン クロース アメリカ合衆国 21921 メリーランド 州 エルクトン イエローフィールド ブールバード 79 (72)発明者 マサノリ クボタ アメリカ合衆国 19770 デラウェア州 ホッキシン オールド ランカスター パイク 947 (72)発明者 ジェイムズ シェパード ミラー アメリカ合衆国 18840 ペンシルバニ ア州 セイリィ クイーン イスター ドライブ 103 (72)発明者 チャールズ ヘンリー ローレンス ラ イリー アメリカ合衆国 08094 ニュージャー ジー州 ウィリアムズバーグ シェイデ ィ テラス 303 (72)発明者 ダグラス ガイ アドルフソン アメリカ合衆国 19390 ペンシルバニ ア州 ウエスト グローブ ニュー ロ ンドン ロード ウエスト エイヴォン デール 663 (56)参考文献 特開 昭60−255498(JP,A) 特表 昭63−500965(JP,A) 国際公開87/1827(WO,A1) 米国特許4659927(US,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03F 3/00 - 7/42

Claims (24)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 右側面フレームおよび左側面フレームを
    有する支持体と、前記右側面フレームと前記左側面フレ
    ームとの間に回転可能に載置された第1の積層ロール・
    アッセンブリと、前記右側面フレームと前記左側面フレ
    ームとの間で前記第1の積層ロール・アッセンブリに平
    行または実質的に平行に回転可能に載置され、前記第1
    の積層ロール・アッセンブリとの間にニップを形成した
    第2の積層ロール・アッセンブリと、前記第1の積層ロ
    ール・アッセンブリの周面上の一点の接線速度の大きさ
    が前記第2の積層ロール・アッセンブリの周面上の一点
    の接線速度の大きさと同じであるように、前記第1およ
    び第2の積層ロール・アッセンブリを駆動するための駆
    動手段と、前記駆動手段を制御するための制御システム
    とを備え、それにより、イメージ・シートが原位置にあ
    るイメージ受領基体上に配置されもしくは積み重ねら
    れ、該積み重ねられたシートおよび基体が前記第1およ
    び第2の積層ロール・アッセンブリの間に供給されたと
    きに、前記第1および第2の積層ロール・アッセンブリ
    が、丁度同じまたは実質的に同じ輸送速度で移動する前
    記積み重ねられたシートおよび基体を前記第1および第
    2の積層ロール・アッセンブリの間に輸送し、前記積み
    重ねられたシートおよび基体を相互に積層するようにし
    たことを特徴とするイメージ・シートをイメージ受領基
    体に積層するためのオフプレス積層装置。
  2. 【請求項2】 前記第1および第2の積層ロール・アッ
    センブリのそれぞれが、中空の剛直な円筒体と、該円筒
    体上に設けられた可撓性ポリマー層とからなり、該可撓
    性ポリマー層の厚さが約0.100インチ以下であるこ
    とを特徴とする請求項1記載のオフプレス積層装置。
  3. 【請求項3】 前記積層装置が、前記イメージ・シート
    を前記イメージ受領基体に複数の操作圧力または線形力
    で積層することができるように、前記積層ロール・アッ
    センブリによって前記ニップに加えられる圧力または線
    形力を調整するための調整手段を備え、かつ、前記制御
    システムが、オペレータのインプットのための制御パネ
    ルと、前記制御パネルを介した前記オペレータのインプ
    ットに応じて前記駆動手段と前記調整手段とを自動的に
    制御する自動制御手段とからなることを特徴とする請求
    項1記載のオフプレス積層装置。
  4. 【請求項4】 オフプレス積層装置であって、右側面フ
    レームおよび左側面フレームを有する支持体と、前記右
    側面フレームと前記左側面フレームとの間で回転可能に
    載置された第1の積層ロール・アッセンブリと、前記右
    側面フレームと前記左側面フレームとの間で前記第1の
    積層ロール・アッセンブリに平行または実質的に平行に
    回転可能に載置され、前記第1の積層ロール・アッセン
    ブリとの間にニップを形成した第2の積層ロール・アッ
    センブリと、前記第1および第2の積層ロール・アッセ
    ンブリの少なくとも一方を駆動するための駆動手段と、
    イメージ受領基体に複数の操作圧力または線形力で前記
    積層装置がイメージ・シートを積層することができるよ
    うに、前記積層ロール・アッセンブリによって前記ニッ
    プに加えられる圧力または線形力を調整するための調整
    手段と、オペレータのインプットのための制御パネル
    と、前記制御パネルを介した前記オペレータのインプッ
    トに応じて前記駆動手段と前記調整手段とを自動的に制
    御する自動制御手段とを備え、それにより、前記イメー
    ジ・シートが原位置にある前記イメージ受領基体上に配
    置されもしくは積み重ねられ、該積み重ねられたシート
    および基体が前記第1および第2の積層ロール・アッセ
    ンブリの間に供給されたときに、前記第1および第2の
    積層ロール・アッセンブリが、丁度同じまたは実質的に
    同じ輸送速度で移動する前記積み重ねられたシートおよ
    び基体を前記第1および第2の積層ロール・アッセンブ
    リの間に輸送し、前記積み重ねられたシートおよび基体
    を相互に積層するようにしたことを特徴とするイメージ
    ・シートをイメージ受領基体に積層するためのオフプレ
    ス積層装置。
  5. 【請求項5】 前記積層ロール・アッセンブリのそれぞ
    れが剛直な円筒体と該円筒体上に設けられた可撓性ポリ
    マー層とからなり、該可撓性ポリマー層の厚さが約0.
    100インチ以下であることを特徴とする請求項4記載
    のオフプレス積層装置。
  6. 【請求項6】 前記円筒体が鋼もしくはアルミニウム製
    であり、前記可撓性ポリマー層がシリコーン・エラスト
    マー製であることを特徴とする請求項2または5記載の
    オフプレス積層装置。
  7. 【請求項7】 前記積層ロール・アッセンブリのそれぞ
    れの直径が約3.5インチより大きいことを特徴とする
    請求項2または5記載のオフプレス積層装置。
  8. 【請求項8】 前記駆動手段が、前記右側面フレームお
    よび左側面フレームの一方に載置されたモーター・アッ
    センブリと、前記モーター・アッセンブリと、前記第1
    の積層ロール・アッセンブリおよび前記第2の積層ロー
    ル・アッセンブリを相互に結合するギア列装置とを備
    え、かつ、前記制御システムが前記モーター・アッセン
    ブリを制御するための制御手段を備えたことを特徴とす
    る請求項1または4記載のオフプレス積層装置。
  9. 【請求項9】 前記ギア列装置が、前記モーター・アッ
    センブリにより回転されるように適合された前記一方の
    フレーム上に載置された第1のギアと、前記第2の積層
    ロール・アッセンブリの端部に固定されかつ該第1のギ
    アにより回転されるように配置された第2のギアと、前
    記一方のフレーム上に回転可能に載置され、かつ、前記
    第1のギアにより回転されるように配置された第3のギ
    アと、前記第1の積層ロール・アッセンブリの端部に固
    定され、かつ、前記第3のギアにより回転されるように
    配置された第4のギアとからなることを特徴とする請求
    項8記載のオフプレス積層装置。
  10. 【請求項10】 前記調整手段が、 第1の端部および第2の端部を有し、該第1および第2
    の端部間で前記フレームの内の第1のフレームに旋回可
    能に結合された第1の側面レバーと、 第1の端部および第2の端部を有し、該第1および第2
    の端部間で前記フレームの内の第2のフレームに旋回可
    能に結合された第2の側面レバーと、 前記第1の側面レバーと前記第2の側面レバーとに回転
    可能に結合されたカム・アッセンブリと、 前記第1および第2の側面レバー、前記カム・アッセン
    ブリを介して前記第2の積層ロール・アッセンブリに力
    を加えてこれを前記第1の積層ロール・アッセンブリに
    向けるように前記第1および第2の側面レバーの第1の
    端部をバイアスする手段と、 前記側面レバーの第2の端部の一つに載置されたカム・
    モーター・アッセンブリと、 前記カム・モーター・アッセンブリと該カム・アッセン
    ブリとを相互結合する駆動装置とを備え、かつ、 前記制御システムが前記カム・モーター・アッセンブリ
    を制御するための制御手段を備え、 前記カム・モーター・アッセンブリは、前記第2の積層
    ロール・アッセンブリが前記第1の積層ロール・アッセ
    ンブリと接触しこれに第1の操作圧力または力を加える
    第1の位置と、前記第2の積層ロール・アッセンブリが
    前記第1の積層ロール・アッセンブリに第2の操作圧力
    または力を加える第2の位置とを含む複数の角度に選択
    的に回転することができるように前記カム・モーター・
    アッセンブリを制御するようにしたことを特徴とする請
    求項3または請求項4に記載のオフプレス積層装置。
  11. 【請求項11】 前記バイアス手段により加えられる前
    記力が調整可能であることを特徴とする請求項10記載
    のオフプレス積層装置。
  12. 【請求項12】 前記カム・モーター・アッセンブリ制
    御手段が、回転可能なシャフトを含み、カム・モーター
    ・アッセンブリが載置されていない前記側面レバーの前
    記第2の端部に載置されたエンコーダ・アッセンブリ
    と、前記カム・アッセンブリの回転に応じて前記エンコ
    ーダ・アッセンブリの前記シャフトを回転する回転手段
    と、前記カム・アッセンブリ上で前記側面レバーの一つ
    に隣接して載置された位置レバーと、前記位置レバーに
    隣接する前記側面レバー上に載置され、前記カム・アッ
    センブリの各回転毎に前記位置レバーの存在を1回感知
    するように適合されたセンサーとを備えたことを特徴と
    する請求項10記載のオフプレス積層装置。
  13. 【請求項13】 前記駆動手段が、前記フレームの一方
    のフレームに載置されたモーター・アッセンブリと、前
    記モーター・アッセンブリと、前記第1の積層ロール・
    アッセンブリと、前記第2の積層ロール・アッセンブリ
    とを相互結合するギア列装置とを備え、かつ、前記ギア
    列装置が、前記モーター・アッセンブリにより回転され
    るように適合された前記一方の側面フレーム上に載置さ
    れた第1のギアと、前記第2の積層ロール・アッセンブ
    リの端部に固定され、かつ、前記第1のギアにより回転
    されるように配置された第2のギアと、前記一方の側面
    フレーム上に回転可能に載置され、かつ、前記第1のギ
    アにより回転されるように配置された第3のギアと、前
    記第1の積層ロール・アッセンブリの端部に固定され、
    かつ、前記第3のギアにより回転されるように配置され
    た第4のギアと、前記モーター・アッセンブリを制御す
    る制御手段とからなり、それにより、前記第2の積層ロ
    ール・アッセンブリが前記第1の積層ロール・アッセン
    ブリから離隔している第1の極限位置において前記第1
    のギアと前記第2のギアが係合して前記第1のギアから
    前記第2のギアへトルクを伝達し、かつ前記第2の積層
    ロール・アッセンブリが前記第1の積層ロール・アッセ
    ンブリに最も接近した第2の極限位置において前記第1
    のギアと前記第2のギアが係合して前記第1のギアから
    前記第2のギアへトルクを伝達するが、前記第1の極限
    位置においては前記第1および第2のギア同士は前記第
    1の位置におけるよりもより離隔していることを特徴と
    する請求項10記載のオフプレス積層装置。
  14. 【請求項14】 カラー・イメージ・シートをイメージ
    受領基体に積層し、次いでカラー・イメージを前記イメ
    ージ受領基体から転写シートに転写してプルーフを形成
    する方法において、第1の除去可能な支持体上に第1の
    水性現像可能な予め着色された感光層を設けた第1の予
    め着色された感光要素を第1の色分解透明画を通して露
    光して前記第1の水性現像可能な予め着色された層に第
    1のイメージ領域と第1の非イメージ領域とを形成し、
    前記第1の非イメージ領域を水で洗い落すことにより、
    前記露光された第1の要素を処理して、第1のカラー・
    イメージを現像し、平行または実質的に平行であり、か
    つ、前記第1のイメージ担持要素と前記基体とに第1の
    操作圧力または線形力を加えるように設定された一対の
    加熱されたロールを介して、前記第1のイメージ担持要
    素を基体上に輸送することにより前記第1のイメージ担
    持要素を前記基体上に積層し、前記第1の除去可能な支
    持体を前記第1のイメージ担持要素から剥離し、かつ、
    転写シートを、前記第1のイメージ担持要素と該転写シ
    ートとに第2の操作圧力または線形力が加えられるよう
    に設定された前記加熱されたロール対を介して、前記第
    1のイメージ担持要素に積層することを特徴とするオフ
    プレス積層方法。
  15. 【請求項15】 さらに、前記第1のイメージ担持要素
    から前記基体を剥離して単一色の正しく読み取れるプル
    ーフを形成することを特徴とする請求項14記載のオフ
    プレス積層方法。
  16. 【請求項16】 カラー・イメージ・シートをイメージ
    受領基体に積層し、次いで多色イメージを前記受領基体
    から転写シートに転写してプルーフを形成する方法にお
    いて、 第1の除去可能な支持体上に第1の水性現像可能な予め
    着色された感光層を設けた第1の予め着色された感光要
    素を第1の色分解透明画を通して露光して前記第1の水
    性現像可能な予め着色された層に第1のイメージ領域と
    第1の非イメージ領域とを形成し、 前記第1の非イメージ領域を水で洗い落すことにより、
    前記露光された第1の要素を処理して、第1のカラー・
    イメージを現像し、 基体に前記第1のイメージ担持要素を、相互に平行また
    は実質的に平行であり、かつ、前記第1のイメージ担持
    要素と前記基体とに第1の操作圧力または線形力を加え
    るように設定された一対の加熱されたロールを介して、
    輸送することにより前記第1のイメージ担持要素を前記
    基体上に積層し、 前記除去可能な支持体を前記第1のイメージ担持要素か
    ら剥離し、 前記露光工程、前記処理工程、前記積層工程および前記
    剥離工程を、(1)前記第1の要素の代りに、第2の水
    性現像可能な予め着色された感光層を第2の除去可能な
    支持体上に備えた第2の予め着色された感光要素と、
    (2)前記第1の透明画の代りに、第2の色分解透明画
    と、(3)前記積層工程において、前記基体上ではな
    く、前記第1のイメージ担持要素上に前記第2のイメー
    ジ担持要素を実質的に見当合わせして積層する工程とを
    用いて、繰り返し、 前記第1の露光工程、前記第1の処理工程、前記第1の
    積層工程および前記第1の剥離工程を、(1)前記第1
    の要素の代りに、第3の水性現像可能な予め着色された
    感光層を第3の除去可能な支持体上に備えた第3の予め
    着色された感光要素と、(2)前記第1の透明画の代り
    に、第3の色分解透明画と、(3)前記積層工程におい
    て、前記第2のイメージ担持要素上に該第3のイメージ
    担持要素を前記第1のイメージ担持要素と実質的に見当
    合わせして積層する工程とを用いて繰り返し、 前記第1の露光工程、前記第1の処理工程、前記第1の
    積層工程および前記第1の剥離工程を、(1)前記第1
    の要素の代りに、第4の水性現像可能な予め着色された
    感光層を第4の除去可能な支持体上に備えた第4の予め
    着色された感光要素と、(2)前記第1の透明画の代り
    に、第4の色分解透明画と、(3)前記積層工程におい
    て、前記第3のイメージ担持要素上に前記第4のイメー
    ジ担持要素を前記第1のイメージ担持要素と実質的に見
    当合わせして積層する工程とを用いて繰り返し、かつ、 転写シートを、前記第1、2および3のイメージ坦体要
    素ならびに前記第4のイメージ担持要素を挟持する前記
    基体と前記転写シートとに第2の操作圧力または線形力
    が加えられるように設定された前記加熱されたロール対
    を介して、前記第4のイメージ担持要素に積層すること
    を特徴とするオフプレス積層方法。
  17. 【請求項17】 さらに、前記第1のイメージ担持要素
    から前記基体を剥離して4色の正しく読み取れるプルー
    フを形成することを特徴とする請求項16記載のオフプ
    レス積層方法。
  18. 【請求項18】 前記第2の積層工程、前記第3の積層
    工程および/または前記第4の積層工程において、前記
    加熱されたロール対が少なくとも第3の操作圧力または
    線形力を加えるように設定されていることを特徴とする
    請求項16記載のオフプレス積層方法。
  19. 【請求項19】 前記第1の積層工程において、前記第
    1の操作圧力が丁度または約5ポンド/インチであり、
    前記第2、3および4の積層工程において、前記第3の
    操作線形力が丁度または約3.83ポンド/インチであ
    り、前記多色イメージが前記転写シートに積層される前
    記積層工程において、前記第2の操作線形力が丁度また
    は約15ポンド/インチであることを特徴とする請求項
    18記載のオフプレス積層方法。
  20. 【請求項20】 前記転写シートが前記多色イメージ担
    持基体に積層される前記最終積層工程の前に、前記第1
    の露光工程、前記第1の処理工程、前記第1の積層工程
    および前記第1の剥離工程を、(1)第1の要素の代り
    に、第nの水性現像可能な予め着色された感光層を第n
    の除去可能な支持体上に備えた第nの予め着色された感
    光要素と、(2)前記第1の透明画の代りに、第nの色
    分解透明画と、(3)前記積層工程において、第(n―
    1)のイメージ担持要素上に該第nのイメージ担持要素
    を前記第1のイメージ担持要素と実質的に見当合わせし
    て積層する工程とを用いて、少なくとも1回以上繰り返
    し、次いで、前記最終の積層工程において、前記転写シ
    ートが前記第nのイメージ担持要素に積層することを特
    徴とする請求項16記載のオフプレス積層方法。
  21. 【請求項21】 前記第1の操作圧力または線形力が前
    記第2の操作圧力または線形力よりも小さいことを特徴
    とする請求項14または16記載のオフプレス積層方
    法。
  22. 【請求項22】 前記第1の操作圧力または線形力が丁
    度もしくは約3.83ポンド/インチであり、前記第2
    の操作圧力または線形力が丁度もしくは約15ポンド/
    インチであることを特徴とする請求項14または16記
    載のオフプレス積層方法。
  23. 【請求項23】 前記積層工程がすべて前記ロールによ
    り加えられる前記操作圧力または線形力を調整する調整
    手段を備えた積層装置で行われることを特徴とする請求
    項14または16記載のオフプレス積層方法。
  24. 【請求項24】 前記調整手段が、カム・アッセンブリ
    と、前記カム・アッセンブリを、前記ロールの一方のロ
    ールが他方のロールと接触しこれに第1の操作圧力また
    は力を加える第1の位置と、前記一方のロールが他方の
    ロールに第2の操作圧力または力を加える第2の位置と
    を含む複数の角度に、回転するための回転手段とからな
    ることを特徴とする請求項23記載のオフプレス積層方
    法。
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