JP3072520B2 - 排ガス浄化用触媒 - Google Patents
排ガス浄化用触媒Info
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- JP3072520B2 JP3072520B2 JP2012684A JP1268490A JP3072520B2 JP 3072520 B2 JP3072520 B2 JP 3072520B2 JP 2012684 A JP2012684 A JP 2012684A JP 1268490 A JP1268490 A JP 1268490A JP 3072520 B2 JP3072520 B2 JP 3072520B2
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- catalyst
- exhaust gas
- carrier
- honeycomb carrier
- gas purification
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Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、内燃機関等から排出されるHC、CO、NOX等の
有害成分を浄化する触媒、更に詳しくは、酸素過剰の排
ガス雰囲気中のNOXを浄化するための排ガス浄化用触媒
に関するものである。
有害成分を浄化する触媒、更に詳しくは、酸素過剰の排
ガス雰囲気中のNOXを浄化するための排ガス浄化用触媒
に関するものである。
[従来の技術] 近年、酸素が過剰なリーン雰囲気中において、NOXの
浄化性能に優れた触媒としては、銅をゼオライトにイオ
ン交換担持した触媒や、Pt、Pd、Rh、Ir、Ruから選ばれ
る貴金属をイオン交換担持した触媒が、特開昭60−9704
7号公報および特開昭1−135541号公報等に開示されて
いる。
浄化性能に優れた触媒としては、銅をゼオライトにイオ
ン交換担持した触媒や、Pt、Pd、Rh、Ir、Ruから選ばれ
る貴金属をイオン交換担持した触媒が、特開昭60−9704
7号公報および特開昭1−135541号公報等に開示されて
いる。
このような触媒を用いることにより、理論空燃比から
リーン側の広い領域にわたって有害成分の浄化ができる
ため、自動車等では、エンジンに供給する燃料と空気の
混合濃度(理論空燃比:A/F=14.5)を薄くする(A/F=1
4.5以上)ことができ、低燃費化が達成できる。
リーン側の広い領域にわたって有害成分の浄化ができる
ため、自動車等では、エンジンに供給する燃料と空気の
混合濃度(理論空燃比:A/F=14.5)を薄くする(A/F=1
4.5以上)ことができ、低燃費化が達成できる。
[発明が解決しようとする課題] 前記のような、担体として使用されるゼオライトは、
特殊な結晶構造を有するものでなければNOXの浄化性能
を発揮できない。また、このようなゼオライトの製造に
は、多大の労力を要し、コストが高くなるという問題点
があり、広範囲の分野で実用化が難しかった。
特殊な結晶構造を有するものでなければNOXの浄化性能
を発揮できない。また、このようなゼオライトの製造に
は、多大の労力を要し、コストが高くなるという問題点
があり、広範囲の分野で実用化が難しかった。
[課題を解決するための手段] 本発明は上記課題を解決するためになされたものであ
って、本発明の排ガス浄化用触媒は、酸化チタンおよび
酸化ジルコニウムの混合物からなる担体または酸化チタ
ンおよび酸化ジルコニウムの混合物からなるコート層を
有する担体に、Cu、Pt、Pd、Rh、IrおよびRuからなる群
から選ばれた少たくとも1種の触媒成分を含有させてな
ることを特徴とするものである。
って、本発明の排ガス浄化用触媒は、酸化チタンおよび
酸化ジルコニウムの混合物からなる担体または酸化チタ
ンおよび酸化ジルコニウムの混合物からなるコート層を
有する担体に、Cu、Pt、Pd、Rh、IrおよびRuからなる群
から選ばれた少たくとも1種の触媒成分を含有させてな
ることを特徴とするものである。
[作用] 本発明は、酸化チタンおよび酸化ジルコニウムの混合
物からなる担体または酸化チタンおよび酸化ジルコニウ
ムの混合物からなるコート層を有する担体と、Cu、Pt、
Pd、Rh、Ir、Ruの触媒成分との複合作用によりNOXを浄
化すると考えられる。
物からなる担体または酸化チタンおよび酸化ジルコニウ
ムの混合物からなるコート層を有する担体と、Cu、Pt、
Pd、Rh、Ir、Ruの触媒成分との複合作用によりNOXを浄
化すると考えられる。
[実施例] 本発明の実施例を説明する。
実施例1 オキシ硝酸ジルコニウム溶液(20wt%酸化ジルコニウ
ム)中へアナターゼ型TiO2粉末をZrO2:TiO2モル比で1:4
になるように投入してスラリーを調製する。
ム)中へアナターゼ型TiO2粉末をZrO2:TiO2モル比で1:4
になるように投入してスラリーを調製する。
次に、長さ50mm、直径30mmのコージェライト質ハニカ
ム担体を上記スラリー中へ浸漬し、余分なスラリーを吹
き払い、乾燥後、ハニカム担体1当たり120gになるよ
うにコーティングを行った。該ハニカム担体を、酢酸銅
にアンモニア水を添加しpHを11に調整した溶液に浸漬
し、Cuをハニカム担体1当たり10gになるよう担持を
行い触媒Aを得た。
ム担体を上記スラリー中へ浸漬し、余分なスラリーを吹
き払い、乾燥後、ハニカム担体1当たり120gになるよ
うにコーティングを行った。該ハニカム担体を、酢酸銅
にアンモニア水を添加しpHを11に調整した溶液に浸漬
し、Cuをハニカム担体1当たり10gになるよう担持を
行い触媒Aを得た。
実施例2 担持液を4価白金アンミン溶液に代えた以外は実施例
1と同様におこないPtをハニカム担体1当たり2g担持
し触媒Bを得た。
1と同様におこないPtをハニカム担体1当たり2g担持
し触媒Bを得た。
実施例3 担持液を3価ロジウムアンミン溶液(ヘキサアンミン
ロジウム(III)塩)に代えた以外は、実施例1と同様
におこないRhをハニカム担体1当たり2g担持し触媒C
を得た。
ロジウム(III)塩)に代えた以外は、実施例1と同様
におこないRhをハニカム担体1当たり2g担持し触媒C
を得た。
実施例4 担持液を2価パラジウムアンミン溶液(テトラアンミ
ンパラジウム(II)塩)に代えた以外は、実施例1と同
様におこないPdをハニカム担体1当たり2g担持し触媒
Dを得た。
ンパラジウム(II)塩)に代えた以外は、実施例1と同
様におこないPdをハニカム担体1当たり2g担持し触媒
Dを得た。
実施例5 担持液を4価白金アンミン溶液と2価パラジウムアン
ミン溶液(テトラアンミンパラジウム(II)塩)に代え
た以外は、実施例1と同様におこないPtとPdをハニカム
担体1当たりそれぞれ1gづつ担持し触媒Eを得た。
ミン溶液(テトラアンミンパラジウム(II)塩)に代え
た以外は、実施例1と同様におこないPtとPdをハニカム
担体1当たりそれぞれ1gづつ担持し触媒Eを得た。
実施例6 担持液を3価イリジウムアンミン溶液(ヘキサアンミ
ンイリジウム(III)塩)に代えた以外は、実施例1と
同様におこないIrをハニカム担体1当たり2g担持し触
媒Fを得た。
ンイリジウム(III)塩)に代えた以外は、実施例1と
同様におこないIrをハニカム担体1当たり2g担持し触
媒Fを得た。
実施例7 担持液を3価ルテニウムアンミン溶液(ヘキサアンミ
ンルテニウム(III)塩)に代えた以外は、実施例1と
同様におこないRuをハニカム担体1当たり2g担持し触
媒Gを得た。
ンルテニウム(III)塩)に代えた以外は、実施例1と
同様におこないRuをハニカム担体1当たり2g担持し触
媒Gを得た。
比較例1 γ−アルミナ粉末を水に分散させたスラリーを用いて
実施例1と同様のハニカム担体に1当たりアルミナ12
0gをコートし、実施例1と同様に行いCuをハニカム担体
1当たり2g担持し触媒Hを得た。
実施例1と同様のハニカム担体に1当たりアルミナ12
0gをコートし、実施例1と同様に行いCuをハニカム担体
1当たり2g担持し触媒Hを得た。
比較例2 γ−アルミナ粉末を水に分散させたスラリーを用いて
実施例2と同様のハニカム担体に1当たりアルミナ12
0gをコートし、実施例2と同様に行いPtをハニカム担体
1当たり2g担持し触媒Iを得た。
実施例2と同様のハニカム担体に1当たりアルミナ12
0gをコートし、実施例2と同様に行いPtをハニカム担体
1当たり2g担持し触媒Iを得た。
比較例3 TiO2粉末を水に分散させたスラリーを用いて実施例2
と同様のハニカム担体に1当たりTiO2を120gコート
し、実施例2と同様に行いPtをハニカム担体1当たり
2g担持し触媒Jを得た。
と同様のハニカム担体に1当たりTiO2を120gコート
し、実施例2と同様に行いPtをハニカム担体1当たり
2g担持し触媒Jを得た。
比較例4 ZrO2粉末を水に分散させたスラリーを用いて実施例2
と同様のハニカム担体に1当たりZrO2を120gコート
し、実施例2と同様に行いPtをハニカム担体1当たり
2g担持し触媒Kを得た。
と同様のハニカム担体に1当たりZrO2を120gコート
し、実施例2と同様に行いPtをハニカム担体1当たり
2g担持し触媒Kを得た。
以上の実施例および比較例で得た触媒A乃至Kについ
て、以下の条件でNOX浄化率を測定し、結果を第1表に
示す。
て、以下の条件でNOX浄化率を測定し、結果を第1表に
示す。
〈NOX浄化性能評価条件〉 NOX :800ppm 空燃比(A/F) :15〜18 空間速度(SV):4,000/Hr 入ガス温度:400℃ 触媒容量:35cc [発明の効果] 第1表から明らかなように、酸素過剰の排ガス雰囲気
中で本発明の排ガス浄化用触媒を使用した場合、従来触
媒に比べNOX浄化率が高いことが分かる。
中で本発明の排ガス浄化用触媒を使用した場合、従来触
媒に比べNOX浄化率が高いことが分かる。
また、本発明により、特殊な結晶構造を有するゼオラ
イトを用いなくても、酸素過剰の排ガス雰囲気中でNOX
の除去が可能になり、安価な触媒の提供が可能となり自
動車等の内燃機関や、ボイラーや家庭用の石油ストー
ブ、調理器具の燃焼排ガスなどの広範囲の分野でNOXの
除去が可能になる。
イトを用いなくても、酸素過剰の排ガス雰囲気中でNOX
の除去が可能になり、安価な触媒の提供が可能となり自
動車等の内燃機関や、ボイラーや家庭用の石油ストー
ブ、調理器具の燃焼排ガスなどの広範囲の分野でNOXの
除去が可能になる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B01J 21/00 - 37/36 B01D 53/94 CA(STN) REGISTRY(STN) WPI(DIALOG)
Claims (1)
- 【請求項1】酸素過剰の排ガス雰囲気中のNOXを浄化す
る触媒において、酸化チタンおよび酸化ジルコニウムの
混合物からなる担体または酸化チタンおよび酸化ジルコ
ニウムの混合物からなるコート層を有する担体に、Cu、
Pt、Pd、Rh、IrおよびRuからなる群から選ばれた少なく
とも1種の触媒成分を含有させてなることを特徴とする
排ガス浄化用触媒。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012684A JP3072520B2 (ja) | 1990-01-24 | 1990-01-24 | 排ガス浄化用触媒 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012684A JP3072520B2 (ja) | 1990-01-24 | 1990-01-24 | 排ガス浄化用触媒 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03221144A JPH03221144A (ja) | 1991-09-30 |
JP3072520B2 true JP3072520B2 (ja) | 2000-07-31 |
Family
ID=11812206
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012684A Expired - Fee Related JP3072520B2 (ja) | 1990-01-24 | 1990-01-24 | 排ガス浄化用触媒 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3072520B2 (ja) |
Families Citing this family (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08103656A (ja) | 1994-10-06 | 1996-04-23 | N E Chemcat Corp | 排気ガスの浄化用触媒及びその方法 |
JPH08309185A (ja) * | 1995-05-18 | 1996-11-26 | N E Chemcat Corp | 排気ガス浄化用触媒および排気ガスの浄化方法 |
KR100446599B1 (ko) * | 1997-10-30 | 2004-10-14 | 삼성전기주식회사 | 자동차배기가스정화용촉매 |
JP4096176B2 (ja) * | 2000-11-17 | 2008-06-04 | 大阪瓦斯株式会社 | メタン含有排ガスの浄化用触媒およびメタン含有排ガスの浄化方法 |
JP4564645B2 (ja) * | 2000-11-27 | 2010-10-20 | 株式会社キャタラー | 排ガス浄化用触媒 |
DE10340653B4 (de) * | 2003-09-03 | 2006-04-27 | Hte Ag The High Throughput Experimentation Company | Katalysator für die Entfernung von Schadstoffen aus Abgasen von Mager-Motoren mit Ruthenium als Aktiv-Metall |
US8148295B2 (en) * | 2009-02-16 | 2012-04-03 | Millennium Inorganic Chemicals, Inc. | Catalyst promoters in vanadium-free mobile catalyst |
CN103406126A (zh) * | 2013-08-29 | 2013-11-27 | 天津大学 | 三元金属改性二氧化钛催化剂及其制备方法和在脱除柴油机尾气中氮氧化物的应用 |
-
1990
- 1990-01-24 JP JP2012684A patent/JP3072520B2/ja not_active Expired - Fee Related
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---|---|
JPH03221144A (ja) | 1991-09-30 |
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