JP3072497B2 - クレーン用音声合成拡声器 - Google Patents

クレーン用音声合成拡声器

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JP3072497B2 JP7141609A JP14160995A JP3072497B2 JP 3072497 B2 JP3072497 B2 JP 3072497B2 JP 7141609 A JP7141609 A JP 7141609A JP 14160995 A JP14160995 A JP 14160995A JP 3072497 B2 JP3072497 B2 JP 3072497B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、クレーンを用いて吊
荷、荷卸しを行う際、クレーンフックの下方にいる作業
員の安全を図るために、運転席からの操作でフックの近
傍に設けられた音声合成拡声器から任意の合成音声を拡
声したり、運転手の肉声を拡声したり、さらには作業者
の肉声を運転手側に伝達するようにしたクレーン用音声
合成拡声器に関する。
【0002】
【従来の技術】クレーンの運転手はクレーンフックの状
況を監視しながらクレーン操作を行うのであるが、フッ
クの下方にいる作業者は、危険回避のために、または作
業補助のために、フックの下降状況を常に知る必要があ
る。ところが、作業者は地上の作業現場に目を向けてい
る場合が多く、頭上のフックに常時目を向けているのは
困難である。
【0003】このような状況においては、フックの下降
状況を知らせたり、作業の指示を与えたりする場合、運
転手が運転席から肉声で叫んだり、マイクで拡声するこ
とにより伝達内容を知らせるようにしていたのである。
ところが、運転席からフックまでの距離が離れている場
合、あるいは現場の騒音が激しい場合などには、運転手
の声がフックの下方の作業者に対して十分に届かないこ
とがある。
【0004】このような事情に対処して、従来、図9に
示すような装置が開発されている。この図は、建築現場
において、高所に設けられたクレーン60を用いて地上
に運搬された建築材料61を吊り上げている状況を示す
ものである。この図において、クレーン60のフック6
2の上部には音声発生装置63が設けられ、この装置に
は予め設定された音声が録音されており、地上の作業者
64が必要に応じて遠隔コントローラ65のスイッチを
入れることによって、音声発生装置63から音声メッセ
ージを地上に向かって発生するようにしていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
音声発生装置においては、音声メッセージの種類が少数
に限定されているうえ、地上の作業者に対して一方的に
伝達するだけの機能しかないため、運転手から地上の作
業者に任意のメッセージを発生させたり、あるいは運転
手の肉声を発生させたり、地上の作業者から運転手に対
して指示を肉声で伝えたりするということが不可能であ
った。
【0006】本発明は、上記の事情に鑑みて成されたも
ので、運転手が合成音声による任意のメッセージを適宜
選択することによりクレーンフックの下方に情報を伝達
したり、必要ならば運転手の肉声をクレーンフックの下
方の作業員に伝達したり、さらには地上の作業者から運
転手に対して肉声で指示を伝えたりすること(所謂、ト
ークバック)を無線通信によって行うようにしたクレー
ン用音声合成拡声器を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明のクレーン用音声合成拡声器は、クレーン
の運転席側に設けられた操作ボックスと該操作ボックス
に接続された送受信機と、クレーンワイヤのフック側に
設けられた音声合成拡声器とから成り、前記操作ボック
スは機能選択部と該機能選択部に接続されたメッセージ
選択スイッチを備え、前記送受信機は前記メッセージ選
択スイッチによって選択された信号を制御信号に作成す
る制御信号発生部と該制御信号発生部による制御信号を
電波に変調する第1送受信部とを備え、さらに前記音声
合成拡声器は前記第1送受信部から送出された電波を受
信すると共に可聴周波数帯の制御信号に復調する第2送
受信部と該第2送受信部からの信号に該当するメッセー
ジを音声信号として再生する音声合成部と該再生された
音声信号を増幅し音声として出力する音声入出力部とを
備えることにより前記操作ボックスのマイク選択スイ
ッチの選択に応じて前記音声合成拡声器から合成音声を
発生させる一方、前記操作ボックスの機能選 択部に接続
したマイクに入力した音声を前記音声合成拡声器から拡
声させ、また前記音声合成拡声器に入力した音声を前記
送受信機の第1送受信部に接続されたスピーカーから発
生させるようにしたものである
【0008】また、前記送受信機の制御信号発生部の前
段に前記操作ボックスの機能選択部に接続されたコント
ロール部が設けられ、該コントロール部に起動スイッチ
が接続され、該起動スイッチをONにした間だけ、前記
メッセージ選択スイッチによって選択された信号または
マイク選択スイッチで選択された信号を前記制御信号発
生部に通過させるようにしてもよい
【0009】また、前記音声合成拡声器は、前記フック
の近傍のクレーンワイヤを挟持する手段によって前記フ
ック側に設けられた構成としてもよい
【0010】さらに、前記送受信機の起動スイッチとし
てフットスイッチが設けられた構成としてもよい
【0011】
【作用】上記の構成において、操作ボックスと送受信機
とは運転席側に設置し、操作ボックスのメッセージ選択
スイッチを選択することによってクレーンワイヤのフッ
ク側に設けられた音声合成拡声器に対して制御信号を送
ることができ、該制御信号に該当するメッセージを音声
合成部から選別して、この音声合成拡声器から合成音声
として拡声することができる。
【0012】また、操作ボックスの機能選択部にマイク
を接続し、操作ボックスのマイク選択スイッチを選択す
ることによってマイクに入力された音声を第1送受信部
に送り、音声合成拡声器から発生させることができる。
【0013】また、送受信機の制御信号発生部の前段に
操作ボックスの機能選択部に接続されたコントロール部
が設けられ、該コントロール部に起動スイッチが接続さ
れた場合、起動スイッチをONにした間だけ、メッセー
ジ選択スイッチによって選択された信号を制御信号発生
部に通過させることができる。
【0014】また、送受信機の第1送受信部にアンプ付
きスピーカーを接続し、音声合成拡声器に設けられたマ
イクに入力された肉声を送受信機のスピーカーから発生
させることができる。
【0015】また、音声合成拡声器は、フックの近傍の
クレーンワイヤを挟持する挟持手段によってフック側に
取り付けることができる。
【0016】さらに、送受信機の起動スイッチとしてフ
ットスイッチが設けられた場合、このフットスイッチを
運転手の足下に設置して、運転手のフット操作によって
送受信機の起動操作を行うことができる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
ながら説明する。
【0018】図1は本発明によるクレーン用音声合成拡
声器の配置を示す概略図である。図2は本発明における
音声合成拡声器の上面図である。図3は図2の装置の下
面図である。図4は図2の装置の側面図である。図5は
本発明における操作ボックスの外観図である。図6は本
発明における送受信機の外観図である。図7は運転手側
に設ける操作ボックスと送受信機の内部構造を示すブロ
ック図である。図8は本発明における音声合成拡声器の
内部構造を示すブロック図である。
【0019】本発明のクレーン用音声合成拡声器の全体
構成は、図1に示すように、クレーン運転席20の近傍
に設けられた操作ボックス1と、この操作ボックス1に
コード1aで接続された送受信機2と、クレーンワイヤ
4のフック5側に設けられた音声合成拡声器3とから成
るもので、上記の送受信機2は運転席20の後方等に設
置することができる。また、送受信機2と音声合成拡声
器3とは無線通信で送受信を行うようにしてある。
【0020】以下に、上記の各機器について説明する。
【0021】まず、操作ボックス1の前面パネルには、
図5に示すように、電源スイッチ21と、メッセージ
1、2、3、4のメッセージ選択スイッチ7と、マイク
スイッチ22と、レシーブスイッチ23とが設けられて
いる。操作ボックス1の下部には、クランプ式の固定金
具24が設けられ、この固定金具24によって操作ボッ
クス1を運転席20前方の板部材24a等にクランプで
きるようにされている。また、操作ボックス1の内部回
路からはコード1aが導かれ、その先端にコネクタ1b
が接続されている。
【0022】なお、メッセージ選択スイッチ7の種類
は、上記では4個とされているが、必要に応じてさらに
種類を増やしても減らしてもよい。
【0023】上記の操作ボックス1の内部回路を説明す
ると、図7に示すように、メッセージ選択スイッチ7に
接続された機能選択部6が設けられ、この機能選択部6
にはマイク10を接続することができ、メッセージ選択
スイッチ7のマイクスイッチ22をONすることによ
り、マイク10を通して運転手の肉声をフック5側の音
声合成拡声器3から発生させることができる。
【0024】次に、送受信機2は、図6に示すように、
図の右からアンテナ25、スピーカーコネクタ26、起
動スイッチ用コネクタ27、電源用コネクタ28、操作
ボックス接続用コネクタ29が設けられ、ケースの下面
にはマグネット31が固設され、運転席20周辺の金属
面に付着させることができる。
【0025】このような送受信機2の内部回路は、図7
に示すように、操作ボックス1の機能選択部6に接続さ
れたコントロール部15と該コントロール部15に接続
された制御信号発生部8と該制御信号発生部8に接続さ
れた第1送受信部9(図7には「送受信部1」と記して
ある)が設けられると共に、夫々の回路には電源部32
が接続されている。
【0026】また、コントロール部15は制御信号発生
部8を介さずに第1送受信部9に接続されたバイパス回
路を持ち、操作ボックス1のマイクスイッチ22がON
されたときに、マイク10を通して入力された音声信号
を第1送受信部9に直接送ることができる。
【0027】制御信号発生部8では、メッセージ選択ス
イッチ7で所望のメッセージが選択された場合に、この
信号をコントロール部15から制御信号発生部8に送
り、この信号を制御信号に作成する。
【0028】また、第1送受信部9では、制御信号発生
部8から送られてきた制御信号を電波に変調して第1ア
ンテナ33(図7には「アンテナ1」と記してある)か
ら送出する。
【0029】上記の構成において、コントロール部15
には起動スイッチ16を設け、このスイッチ16をON
している間だけ、マイク10を通して送られてきた音声
信号を第1送受信部9に送るか、またはメッセージ選択
スイッチ7で選択した信号を制御信号発生部8に送るこ
とができる。
【0030】上記の起動スイッチ16は、クレーンの運
転手の足下に設置するようにフットスイッチ16a等
(図1参照)で構成することができる。
【0031】ここで、音声合成拡声器3について説明す
る。この音声合成拡声器3は、図2乃至図4に示すよう
に、一対の対称形の筺体35、35を平板面側で合わ
せ、平板面から延長された両端の突出片36にてボルト
37で締結してあり、夫々の平板面の中央には、図3に
示すように、ワイヤ4を挿通する凹部38が設けられ、
両側の凹部38、38が合致されることにより矩形の開
口39を成している。
【0032】また、図2に示すように、筐体35の上面
にて、矩形の開口39をさらに縮小する三角形の二辺を
成す挟持辺40を備えたプレート41をネジ42で固定
し、両側の挟持辺40、40の間にワイヤ4を挿通して
押圧挟持することにより、音声合成拡声器3を取付ける
ことができる。なお、ネジ42はプレート41に設けら
れた長孔41aに挿通するようにし、この長孔41aの
範囲内でプレート41をずらして固定することにより、
両側の挟持辺40、40の間隔を調整することができ
る。
【0033】また、筐体35、35を左右対称にしたこ
とにより、ワイヤ4を挟んた左右で重量バランスをとる
ことができる。
【0034】この音声合成拡声器3の上面には第2アン
テナ49用のコネクタ43が設けられている。
【0035】また、音声合成拡声器3の下面にはスピー
カ44と警報ランプ用コネクタ45と電源用コネクタ4
6とが設けられている。これらは片側筐体35に設けら
れているが、その反対側の筺体35には、図4に示すよ
うに、バッテリケース47が設けられ、その側面には蓋
板48が設けられている。上記の電源用コネクタ46、
46はケース内に設けられたバッテリに接続してある電
源コードを他方の筐体35内の回路に導くために使用さ
れる。
【0036】音声合成拡声器3の内部回路について説明
すると、図8に示すように、上記のアンテナ用コネクタ
に接続された第2アンテナ(図8には「アンテナ2」と
記してある)49は2分配器49aを介して第2送受信
部11(図8には「送受信部2」と記してある)と第3
送受信部59(図8には「送受信部3」と記してある)
に接続されている。
【0037】第2送受信部11では、第2アンテナ49
で受信した電波が可聴周波数帯の信号に復調される。こ
の第2送受信部11には音声制御信号判別回路50が接
続され、第2送受信部11に送られた信号が制御信号で
あるかどうかの判別が成され、さらに音声制御信号判別
回路50に接続された制御信号解読回路51へ出力され
る。
【0038】この制御信号解読回路51には音声合成部
12が接続され、制御信号解読回路51に送られてきた
制御信号に応じたメッセージが音声合成部12に予め記
録された合成音声から選定され、さらに音声合成部12
に接続された音声増幅部52で所定の出力に増幅され、
音声増幅部52に接続された音声入出力部13に接続し
た上記のスピーカー44から音声として出力される。
【0039】また、上記の音声入出力部13にはマイク
18(またはマイク機能を有するスピーカ44で代用で
きる)が設けられ、音声入出力部13が第3送受信部5
9に接続されたことにより、マイク18を通して入力し
た音声信号を電波に変調して、第2アンテナ49より出
力することができる。
【0040】また、蓄電池部53には上記のバッテリが
設けられ、この蓄電池部53には太陽電池54又は風力
発電機(不図示)等を接続して電力の補給を行うことが
できる。この蓄電池部53は電源部・減電圧検出部55
に接続され、上記の各回路に対して電力供給するように
接続されている。
【0041】また、上記の制御信号解読回路51には表
示出力部56が接続され、該表示出力部56には警報表
示器57を接続してある。
【0042】ここで、上記のように構成されたクレーン
用音声合成拡声器の使用態様別の機能について説明す
る。
【0043】(1)操作ボックス1のメッセージ選択ス
イッチ7のいずれかを選択した場合クレーン運転席に設
置された操作ボックス1のメッセージ選択スイッチ7、
7…からメッセージ1、2、3、4のいずれかが選択さ
れると、機能選択部6でそのいずれが選択されたかが検
出され、コントロール部15にその情報が取り込まれ、
制御信号発生部8でそのメッセージに該当する制御信号
が作られる。
【0044】そして、起動スイッチ16をON操作する
ことにより、送受信部の送信起動をかける。この起動ス
イッチ16をONしている間だけ、制御信号が電波に変
調され、第1アンテナ33より送出される。
【0045】音声合成拡声器3では、第1アンテナ33
から送出された電波が第2アンテナ49で受信され、こ
の電波が第2送受信部11にて可聴周波数帯の信号に復
調され、次いで音声制御信号判別回路50で制御信号と
判断されて制御信号解読回路51へ出力され、音声合成
部12へどのメッセージを発生させるかという信号とし
て出力される。
【0046】音声合成部12では入力された制御信号に
応じて選別されたメッセージが再生され、音声増幅部5
2で所定の出力まで増幅され、音声入出力部13に接続
されたスピーカー44から音声として出力される。
【0047】(2)操作ボックス1でマイクスイッチ2
2を選択した場合起動スイッチ16が操作されている間
だけ、操作ボックス1に設けられたマイク10を通して
クレーン運転手の声がコントロール部15を経由して第
3送受信部59で電波に変調され、第2アンテナ49よ
り送出される。
【0048】音声合成拡声器3では変調された電波が第
2アンテナ49で受信され、第2送受信部11で可聴周
波数帯の信号に復調され、音声制御信号判別回路50で
音声として判断され、音声増幅部52へ入力されて所定
の出力まで増幅した後、音声入力出力部13のスピーカ
ー44から出力することができる。
【0049】(3)操作ボックス1でレシーブスイッチ
23を選択した場合送受信機2にて、レシーブスイッチ
23に該当する制御信号が制御信号発生部8で作られ、
起動スイッチ16をONすると、その一定時間だけ制御
信号が電波に変調されて第1アンテナ33より送出され
る。
【0050】音声合成拡声器3では、変調された電波が
第2アンテナ49で受信され、第2送受信部11で可聴
周波数帯の信号に復調され、音声制御信号判別回路50
で制御信号として制御信号解読回路51に入力され、第
3送受信部59の送信起動が行われ、音声入出力部13
の音声が第3送受信部59より電波に変調され、第2ア
ンテナ49より出力される。その電波が送受信機2の第
1アンテナ33で受信されると、送受信部1で復調され
てライン出力より出力され、アンプ付きスピーカー17
よりトークバック音声として出力することができる。
【0051】なお、上記の制御信号を利用して、音声合
成拡声器3の表示出力部56にも信号を出力し、警報表
示器57を点灯させて光と音の両方で危険(警報)を知
らせるようにすることも可能である。
【0052】また、上記の構成において、バッテリーの
補充充電を行う太陽電池を併用すると、通常一日八時間
の運転でバッテリーは規定値を下回るが、太陽電池等の
併用により、充電回数を大幅に減らすことができる。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のクレーン
用音声合成拡声器によれば、クレーン運転手が、クレー
ンフックの状況に応じて、運転席に設けられた操作ボッ
クスのメッセージ選択スイッチのいずれかを選択してス
イッチを入れることにより、クレーンフック側に設けら
れた音声合成拡声器からメッセージを合成音声として拡
声することができ、これよってクレーンフックの下方に
いる作業員は選択された合成音声でクレーンフックの状
況を知ることができる。
【0054】また、必要に応じて、運転席側からマイク
を通して運転手の肉声をクレーンフック側の音声合成拡
声器から拡声することができ、上記のように予め設定さ
れた合成音声では対応できないメッセージを伝達する場
合に非常に有効である。
【0055】さらに、フックの下方の作業者がクレーン
フック側の音声合成拡声器部に設けられたマイクに向か
って肉声を発することにより、この肉声を運転席に伝達
するトークバックを行うことができ、これによって運転
手に対してクレーン操作の指示を与えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明によるクレーン用音声合成拡声器
の配置を示す概略図である。
【図2】図2は本発明における音声合成拡声器の上面図
である。
【図3】図3は図2の装置の下面図てある。
【図4】図4は図2の装置の側面図である。
【図5】図5は本発明における操作ボックスの外観図で
ある。
【図6】図6は本発明における送受信機の外観図であ
る。
【図7】図7は運転手側に設ける操作ボックスと送受信
機の内部構造を示すブロック図である。
【図8】図8は本発明における音声合成拡声器の内部構
造を示すフ鎖ック図である。
【図9】図9は従来のクレーン用音声発生装置を建築現
場のクレーンに用いた状況を示す図である。
【符合の説明】
1…操作ボックス 2…送受信機 3…音声合成拡声器 4…クレーンワイヤ 5…フック 6…機能選択部 7…メッセージ選択スイッチ 8…制御信号発生部 9…第1送受信部 10…マイク 11…第2送受信部 12…音声合成部 13…音声入出力部 14…マイク選択スイッチ 15…コントロール部 16…起動スイッチ 17…アンプ付きスピーカー 18…マイク 44…スピーカー

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】クレーンの運転席側に設けられた操作ボッ
    クスと該操作ボックスに接続された送受信機と、クレー
    ンワイヤのフック側に設けられた音声合成拡声器とから
    成り、 前記操作ボックスは機能選択部と該機能選択部に接続さ
    れたメッセージ選択スイッチを備え、前記送受信機は前
    記メッセージ選択スイッチによって選択された信号を制
    御信号に作成する制御信号発生部と該制御信号発生部に
    よる制御信号を電波に変調する第1送受信部とを備え、
    さらに前記音声合成拡声器は前記第1送受信部から送出
    された電波を受信すると共に可聴周波数帯の制御信号に
    復調する第2送受信部と該第2送受信部からの信号に該
    当するメッセージを音声信号として再生する音声合成部
    と該再生された音声信号を増幅し音声として出力する音
    声入出力部とを備えることにより前記操作ボックスのマイク選択スイッチの選択に応じて
    前記音声合成拡声器から合成音声を発生させる一方、前
    記操作ボックスの機能選択部に接続したマイクに入力し
    た音声を前記音声合成拡声器から拡声させ、また前記音
    声合成拡声器に入力した音声を前記送受信機の第1送受
    信部に接続されたスピーカーから発生させるようにした
    ことを特徴とするクレーン用音声合成拡声器。
  2. 【請求項2】前記送受信機の制御信号発生部の前段に前
    記操作ボックスの機能選択部に接続されたコントロール
    部が設けられ、該コントロール部に起動スイッチが接続
    され、該起動スイッチをONにした間だけ、前記メッセ
    ージ選択スイッチによって選択された信号またはマイク
    選択スイッチで選択された信号を前記制御信号発生部に
    通過させるようにしたことを特徴とする請求項1記載の
    クレーン用音声合成拡声器
  3. 【請求項3】前記音声合成拡声器は、前記フックの近傍
    のクレーンワイヤを挟持する手段によって前記フック側
    に設けられたことを特徴とする請求項1記載のクレーン
    用音声合成拡声器
  4. 【請求項4】前記送受信機の起動スイッチとしてフット
    スイッチが設けら れたことを特徴とする請求項1記載の
    クレーン用音声合成拡声器
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