JP3072404B2 - 植栽工法 - Google Patents

植栽工法

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JP3072404B2
JP3072404B2 JP5348455A JP34845593A JP3072404B2 JP 3072404 B2 JP3072404 B2 JP 3072404B2 JP 5348455 A JP5348455 A JP 5348455A JP 34845593 A JP34845593 A JP 34845593A JP 3072404 B2 JP3072404 B2 JP 3072404B2
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seedling
slope
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英憲 小池
洋介 大津
恵二朗 秋山
光希 桜井
裕司 中野
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内山緑地建設株式会社
ジオグリーンテック株式会社
富士見グリーンエンジニアリング株式会社
小岩金網株式会社
ライト工業株式会社
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  • Cultivation Of Plants (AREA)
  • Pit Excavations, Shoring, Fill Or Stabilisation Of Slopes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は平坦な斜面に苗木を載置
して緑化を図る植栽工法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来この種の工法としては、平坦な斜面
に直接苗木を置いた後、植生基材(土砂や肥料等の混合
体)を吹付ける方法と、斜面に植え込み用の穴を設け、
この穴内に苗木を植える方法が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする問題点】前記した従来の植栽
工法には次のような問題点がある。 <イ> 前者の方法にあっては、苗木が逆円錐台形のポ
ット仕立てであるため安定性の点で問題があり、また苗
木の安定性を確保するためにピン等で固定することも行
われているが、固定作業に多くの労力がかかるといった
問題もある。 <ロ> 後者の方法にあっては、穴内に水が溜まって苗
木が根腐れを起こし易いうえに、ピン打ちによって根を
傷つける恐れがあるといった難点がある。 <ハ> 両方法に共通する問題としては、植栽予定の苗
木の地上部がある程度成育した状態で現場に持ち込むた
め、斜面での安定性を確保するのが困難である。さらに
植生基材をホースで吹き付ける際、苗木の地上部が邪魔
になりホースのかわしが面倒である。
【0004】
【本発明の目的】本発明は以上の問題点を解決するため
になされたもので、その目的とするところは、現場斜面
に苗木を簡易な方法で設置できる植栽工法を提供するこ
とにある。
【0005】
【問題点を解決するための手段】本発明は、苗木を斜面
に載置した後、斜面を植生基材で覆う植栽工法におい
て、斜面にネット材を敷設し、前記ネット材の網目に苗
木を挿入して斜面に載置し、ネット材に苗木を係止させ
て位置決めを行うことを特徴とする、植栽工法である。
また、前述の工法において、苗木が腐食性のポットに
収容されていることを特徴とする、植栽工法である。更
に、前述の工法において、苗木を途上より切断除去した
ことを特徴とする、植栽工法である。
【0006】
【実施例1】以下図面を参照しながら本発明の実施例に
ついて説明する。
【0007】<イ>ネット材の被覆(図1、2) 斜面30を金網等のネット材10で被覆する。
【0008】<ロ>苗木の載置(図2、3) 次にネット材10の網目11を通じて、苗木20を斜面
30に載置する。苗木20はポリマ−等で作られた腐食
性の平たい容器21内に根を植えた根鉢22を持ち、地
上部は現場に搬入される前に切り戻し作業を行ってお
く。また、苗木20の根鉢部22は、菱形金網10の網
目11を挿通できる寸法であれば良い。
【0009】<ハ>苗木の固定(図3) ネット材10を苗木20の根鉢部22より高く持ち上
げ、苗木20を斜面30の下流側に移動させる。苗木2
0は地上部の幹(又は茎)がネット材10に当接して落
下が阻止され、同時にネット材10が苗木20の根鉢部
22上に載置されて、斜面30から離隔した状態で支持
される。つまり苗木20の根鉢部22がネット材10の
スぺーサとして機能する。
【0010】<ニ>吹き付け(図1、3) 次にネット材10が隠れるまで斜面へ向けて植生基材4
0を吹き付け、植栽を完了する。植栽基材40中にネッ
ト材10が位置するため、植生基材40の崩落を拘束す
る。
【0011】<ホ>苗木育成について(図2) 苗木20は、平たい腐食性の容器21内に植えられてい
るため、その根鉢部22を容器21内に密に育成させる
ことができるため、現場における根付けが良好となる。
また、現場の様に厳しい成育環境においても、苗木20
が枯死することのない様に、現場へ搬入される前に苗木
20の枝葉を切戻しすることにより、苗木20の地上部
の水分必要量と根鉢部22の水分吸収量のバランスを確
保する。
【0012】
【実施例2】図3に示す苗木20の根鉢部22の厚さH
は、図3に示すネット材10の網目寸法(目合い)Lの
二分の一以上に設定することが望ましい。これは植生基
材40はネット材10の上位側が崩落し易い点に鑑みて
成されたもので、ネット材10が植生基材40の吹き付
け厚の半分以上の高さで植生基材40から露出しない範
囲に位置すれば、植生基材40の崩落を効果的に阻止で
きる。
【0013】
【実施例3】図4に示すように苗木20の幹(茎)23
を根鉢22の中心から離れた位置に偏寄させて植えてお
くと、ネット材10に掛止させたときに苗木20の回転
を阻止でき安定性が向上する。また苗木20の幹(茎)
23を根鉢22に対して垂直ではなく傾斜(斜め上方)
させておくと、植生基材吹き付け用ホースのかわしがよ
り簡単に行える。
【0014】
【発明の効果】本発明は以上説明したようになるから次
のような効果を得ることができる。
【0015】<イ> 苗木がネット材により係止され、
尚かつネット材の重量により斜面に押さえ付けられてい
るため、斜面における苗木の安定性を十分確保すること
ができる。
【0016】<ロ> 苗木の根鉢部がスペ−サ部材とし
て機能するため、ネット材を均一の高さに敷設でき、植
生基材の崩落を効果的に防止できる。
【0017】<ハ> ネット材に苗木を挿入してずらす
だけの操作により、苗木の斜面への押さえ付け及びにネ
ット材の支持を同時に行えるため、施工に手間がかから
ない。
【0018】<ニ> ネット材が苗木の係止部材として
だけではなく、植生基材の崩落防止部材としても機能し
ている。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例1に係る植栽工法の現場の斜視図
【図2】 ネット材の敷設時の説明図
【図3】 苗木の係止及び植生基材の吹付時の説明図
【図4】 苗木を偏寄させた他の実施例の説明図
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (73)特許権者 390019323 小岩金網株式会社 東京都台東区西浅草3丁目20番14号 (73)特許権者 000115463 ライト工業株式会社 東京都千代田区九段北4丁目2番35号 (72)発明者 小池 英憲 千葉県君津市馬登677−1 内山緑地建 設株式会社環境緑化技術研究所内 (72)発明者 大津 洋介 東京都町田市原町田2−8−1 ジオグ リーンテック株式会社内 (72)発明者 秋山 恵二朗 静岡県静岡市富士見台1−19−72 富士 見グリーンエンジニアリング株式会社内 (72)発明者 桜井 光希 東京都葛飾区白鳥4丁目17番14号 小岩 金網株式会社内 (72)発明者 中野 裕司 東京都千代田区九段北4丁目2番35号 ライト工業株式会社内 (56)参考文献 特開 平6−65926(JP,A) 特開 平6−173270(JP,A) 特開 昭63−206519(JP,A) 特開 昭62−233336(JP,A) 実開 平6−60612(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E02D 17/20 102

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 苗木を斜面に載置した後、斜面を植生基
    材で覆う植栽工法において、 斜面にネット材を敷設し、 前記ネット材の網目に苗木を挿入して斜面に載置し、ネット材を苗木の根鉢部に上から載置すると共に、斜面
    の下流側にあるネット材で苗木の地上部を係止させるこ
    とを特徴とする、 植栽工法。
  2. 【請求項2】 請求項1において、苗木が腐食性のポッ
    トに収容されていることを特徴とする、 植栽工法。
  3. 【請求項3】 請求項1において、苗木の根鉢部を薄く
    形成し、地上部を途上より切断除去したことを特徴とす
    る、植栽工法。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれかにおいて、苗
    木の根鉢部の厚さをネット材の網目寸法の二分の一以上
    に設定したことを特徴とする、植栽工法。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれかにおいて、苗
    木の地上部を根鉢部の中心から偏寄させた位置に設けた
    ことを特徴とする、植栽工法。
  6. 【請求項6】 苗木を斜面に載置した後、斜面を植生基
    材で覆う植栽工法において、 斜面にネット材を敷設し、 前記ネット材の網目に苗木の地上部を根鉢部の中心から
    偏寄させた位置に設けた苗木を挿入して斜面に載置し、 ネット材に苗木を係止させることを特徴とする、 植栽工法。
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