JP3071713B2 - 三酸化ウラン水和物の製造方法 - Google Patents

三酸化ウラン水和物の製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は三酸化ウラン水和物
の製造方法、特に三酸化ウラ粉体をUFへ転換さ
せるプラントにおける水和工程において、流動性がよ
く、化学的活性が高い三酸化ウラン水和物を効率よく製
造すると共に、三酸化ウラン粉体からUFへの転換プ
ラント生産効率を向上させる製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ウラン鉱石から製品の六フッ化ウラン
(UF6 )を製造する場合、通常U3 8 を原料として
水和反応を行うことなくフッ化工程を経て、最終製品で
ある六フッ化ウランを製造している。
【0003】ウラン鉱石からU3 8 を精製させる場
合、硫酸にウラン鉱石を溶解させ、UO2 SO4 にして
から、アンモニアガスを吹き込んで、(NH4 2 2
7 を硫酸溶液中に沈殿させ、更にこの沈殿物である
(NH4 2 2 7 を加熱乾燥させ、アンモニアをと
ばして、粉砕することなくU3 8を生成していた。
【0004】従って、U3 8 は、粒度分布が均一であ
り、このため水和反応が均一に起こり、三酸化ウラン二
水和物が高収率で得られた。これにより、フッ化工程の
収率も向上し、最終製品であるUF6 の収率も高かっ
た。
【0005】一方、使用済み核燃料を再処理する場合、
使用済み核燃料をまず硝酸に溶かし、得られた硝酸ウラ
ニルの硝酸溶液をマイクロ波脱硝して、塊状の三酸化ウ
ラン(UO3 )を得る。その後、この塊を粉砕し、UO
3 の粒状物を生成させている。使用済み核燃料からのU
3 は、粒度分布が広い。
【0006】通常、使用済み核燃料を再処理して得られ
た原料から六フッ化ウランを製造する場合、例えば図1
に示すように、核燃料サイクルの転換プラントにおいて
原料の三酸化ウラン(UO3 )から製品六フッ化ウラン
(UF6 )を製造し、このUF6 を濃縮原料とする。
【0007】上記転換プラントについて、図1を用いて
更に詳説すると、原料UO3 粉は、水和工程において化
学的活性が高い三酸化ウラン水和物となり、次いでこの
三酸化ウラン水和物は、脱水還元工程において脱水還元
されUO2 となる。更にUO2 は、HFフッ化工程にお
いて四フッ化ウラン(UF4 )となり、更にF2 フッ化
工程において六フッ化ウラン(UF6 )(気体)とな
る。そして、この気体のUF6 を冷却することによっ
て、製品のUF6 (固体)を得ることができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、三酸化
ウラン粉体の水和反応の技術において、使用済み核燃料
由来の原料UO3 粉の調製方法の規格は平均粒径だけで
あり、粒度分布に関する44μm以下の微粉や300μ
m以上の大きな粉の割合については、何ら注意が払われ
ていなかった。そのため、平均粒径が同じでも分布が広
かったり分布にむらが生じるなど、水和生成物の種類や
物性、反応状態が大きく異なることがあった。
【0009】また、水和反応における水添加に関する技
術においても、添加速度と添加量について言及した文献
(すなわち、JOSEPH J.KATZ らのTHE CHEMISTRY OF URA
NIUM, Division VIII,Volume 5,P280-293,CHARLES D.HA
RRINGTONらのCHEMISTRY OF URANIUM PROCESSING,P56-5
7) はあるが、原料UO3 の粒度について言及した文献
はなかった。
【0010】更に、反応性の高い三酸化ウラン水和物に
関する技術は多く見られるが、これらのものは、その粉
体物性には言及しておらず、実設備では流動性が悪く閉
塞が多発し、設備稼働率が著しく低いものが多かった。
【0011】上述した水和工程では、原料の三酸化ウラ
ンを水和することによって比表面積を増大させ、水和工
程以降の還元、HFフッ化、F2 フッ化工程まで反応性
を高めることを目的とする。また、三酸化ウラン水和物
において、二水和物が最も反応性が高いため、水和工程
においては、二水和物(UO3 ・2H2 O、すなわちH
4 UO5 )を生成することが要求されている。
【0012】しかしながら、二水和物まで水和反応を十
分に進めるために、添加水を二水和物の理論量より多く
添加すると、粉体がベトついて凝集し、流動性が低下し
て配管や槽内で閉塞を引き起こしやすく、実機における
長時間の運転は困難であった。一方、添加水量を理論水
量(2.0)未満とした場合には、水和反応が不十分と
なり、反応性が低下する。
【0013】そこで、実用化段階における原料UO3
水和工程では、流動性が良く、反応性が高いUO3 の二
水和物を製造する技術が望まれていた。
【0014】本発明は上記従来の課題に鑑みなされたも
のであり、その目的は、三酸化ウラン水和物の流動性を
良くしてプラント内での閉塞を防止し、プラントの稼働
率を向上させると共に、化学的反応性の高い三酸化ウラ
ン水和物(例えば二水和物)を選択的に製造すること
で、プラント全体のUF6 生産効率を向上させる三酸化
ウラン水和物の製造方法を提供することである。
【0015】
【課題を解決するための手段】以上のような課題を解決
するために、本発明に係る三酸化ウラン水和物の製造方
法は、以下の特徴を有する。
【0016】(1)原料である三酸化ウランに水を添加
し水和反応により所望の三酸化ウラン水和物を製造する
方法において、前記原料を分級し、44μm未満の三酸
化ウランを前記原料から除去する工程と、前記原料から
300μmを超える三酸化ウランを分級し、粉砕後、粉
砕された三酸化ウランを前記原料に戻す工程と、を有
し、前記水和反応に供する三酸化ウラン粉体の粒度
44〜300μmである。
【0017】転換プラントにおけるUF6 生産効率を高
めるためには、水和工程における所望の三酸化ウラン水
和物、例えば三酸化ウランの二水和物を多く製造するこ
とが好ましいことが判っている。この三酸化ウランの二
水和物を選択的に製造するためには、三酸化ウランの
0.8水和物に成り易い44μm未満の微粉を除外し、
かつ水和反応が表面だけで内部にまで進み難い300μ
mを超える大きな三酸化ウラン粒子を除外する必要があ
る。これにより、化学的活性の高い水和物を選択的に製
造することができ、転換プラントのUF6 生産効率が向
上する。
【0018】また、一般に300μmを超える大きな三
酸化ウラン粒子は、比表面積が他の粒子に比べ少ないた
め、三酸化ウランの一水和物に成り易く、このため転換
プラントのUF6 生産効率は低下してしまう。また、3
00μmを超える大きな三酸化ウラン粒子は、表面のみ
水和して膨脹するため、表面にクラックが生じて表面が
剥がれ落ちて微粉が発生するおそれがある。この発生し
た微粉は配管や槽内で閉塞するおそれがある。従って、
上述のように、300μmを超える三酸化ウラン粒子を
除外することにより、三酸化ウランの一水和物の生成を
抑えることができ、転換プラントのUF6 生産効率を向
上させることができると共に、水和反応時の微粉発生を
抑制して、配管や槽内での閉塞を防止することができ
る。
【0019】(2)上記(1)に記載の三酸化ウラン水
和物の製造方法において、更に、44μm未満の粒度の
三酸化ウラン粉体が、前記水和反応に供する三酸化ウラ
ン粉体の全体の30重量%を超えない範囲で含有されて
いる。
【0020】例え44μm未満の粒度の三酸化ウラン微
粉が含まれていたとしても、三酸化ウラン粉体の全体の
30重量%を超えない範囲であれば、微粉は優先的に水
和反応によりすぐに大きな粒子の表面に付着し一体化す
る。このため、水和工程において微粉の状態では残留し
ない。従って、微粉が水和反応でベトついて、凝集して
配管や槽内で閉塞することが防止される。これにより、
保守頻度が減少し、転換プラントの従業者の放射線量被
曝当量の低減が図れる。
【0021】また、微粉が多い場合には、水和反応が急
激に進むために、水和工程の槽内が約60℃に急上昇す
る。このため、三酸化ウランは一旦は水和されるもの
の、上記反応熱により水和した水が蒸発してしまい、結
果的には所望の三酸化ウラン水和物が得られないことに
なるが、44μm未満の粒度の含有量を調整すれば、反
応熱を抑えることができ、所望の三酸化ウラン水和物を
得ることができる。
【0022】(3)上記(1)又は(2)に記載の三酸
化ウラン水和物の製造方法において、前記水和反応に供
給する水と三酸化ウランのモル比は、1.6〜2.5で
あり、前記水和反応時の三酸化ウラン粉体の温度は、4
0〜55℃である。
【0023】上記水と三酸化ウランのモル比の範囲で水
和反応を行うことにより、所望の三酸化ウラン水和物、
例えば三酸化ウランの二水和物がほぼ選択的に製造する
ことができる。
【0024】水和反応の立上がり時には、加温しない
と、三酸化ウランの一水和物になってしまう。この一水
和物は、その後水が添加されても三酸化ウランの二水和
物にならない。従って、水和反応の立上がり時には、水
が蒸発しにくい上限の55℃に上げることが好ましい。
一方、水和反応が進行している場合には、反応熱で三酸
化ウラン表面の水が蒸発しないように冷却する必要があ
り、水和反応時の温度は、上記範囲に保つことにより、
反応性の劣る一水和物又は0.8水和物の生成を抑制す
ることができる。
【0025】尚、上記(1)に記載の三酸化ウラン水和
物の製造方法において、前記所望の三酸化ウラン水和物
は、三酸化ウラン二水和物である。
【0026】上述したように、三酸化ウラン水和物の中
で三酸化ウラン二水和物が最も化学的反応性が高い。従
って、転換プラントのUF6 生産効率を向上させること
ができる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な一実施の形
態を説明する。なお、転換プラント工程は、上述の図1
と同様であるために、ここでの説明は省略する。
【0028】本実施形態の三酸化ウラン水和物の製造方
法は、図2に示す水和工程を行うことを特徴とする。す
なわち、原料の三酸化ウラン(UO3 )を分級して、更
に上限粒径オーバーサイズ(すなわち300μmを超え
る粒径)の粒子は、例えば粒度が44〜300μmの範
囲内になるように粉砕される。一方、下限粒径アンダー
サイズ(すなわち44μm未満)の粒子は、全て除外す
るか、又は下限粒径アンダーサイズの粒子の内、三酸化
ウラン粉体全体の30重量%を超える部分のみが除去さ
れる。ここで、分級とは、種種の大きさの粒子の混合物
をサイズを基準に分類又は類別することをいう。
【0029】上述のように粒度44〜300μmの範囲
内に調整された供給原料(UO3 )、又は前記44〜3
00μmの範囲内に粒度調整された三酸化ウラン粉体に
三酸化ウラン粉体全体の30重量%を超えない範囲で下
限粒径アンダーサイズ(すなわち44μm未満)の粒子
を混合した供給原料を、水和工程における水和機に移送
する。水和機では、粉体を撹拌しながら水を滴下(水添
加)すると共に、反応部の粉体を冷却して、三酸化ウラ
ン水和物を製造する。なお、三酸化ウラン水和物は、主
として三酸化ウラン二水和物であることが好ましい。
【0030】ここで、特に三酸化ウランの二水和物を製
造する場合には、水和反応に供給する水と三酸化ウラン
のモル比が、1.6〜2.5であることが好ましく、よ
り好ましくは1.9〜2.3である。水と三酸化ウラン
のモル比が1.6未満の場合には、水和反応が促進され
ず、三酸化ウランの一水和物又は0.8水和物が生成
し、転換プラントのUF6 生産効率が低下する。一方、
水と三酸化ウランのモル比が2.5を超える場合には、
三酸化ウラン水和物がベトつき、凝集して配管等の閉塞
を招く。
【0031】また、水和反応時の三酸化ウラン粉体の温
度は、40〜55℃であることが好ましく、より好まし
くは、45〜50℃である。水和反応時の三酸化ウラン
粉体の温度が40℃未満の場合には、水和反応が進ま
ず、反応性の低い三酸化ウランの一水和物が生成してし
まう。この一水和物は、上述したように更に水を添加し
たとしても二水和物にならない。従って、転換プラント
のUF6 生産効率が低下してしまう。一方、三酸化ウラ
ン粉体の温度が55℃を超えると、水和反応が促進され
るが、水和反応に伴う発熱により、三酸化ウランの表面
に一旦水和した水が蒸発して水和物の生成を阻害してし
まう。
【0032】なお、水和反応部においては、粉体を撹拌
すると共に水を添加して、更に冷却することが継続的に
行なわれている。
【0033】
【実施例】次に、実施例を挙げて本発明を具体的に説明
する。尚、本発明はこれに限るものではない。
【0034】[水和工程の共通条件] 水和機:連続水和機(特許番号第2545583号記載
の水和機) 縦800mm×横1300mm×高さ200mm 攪拌方式;パドルミキサ、攪拌軸;8本 粉体の滞留時間は、攪拌軸のパドルの向きを変化するこ
とにより調整可能である 水添加:1.57ml/秒 UO3 の水和機内移送速度:12mg/秒 水和反応時の三酸化ウラン粉体の温度:46〜50℃の
範囲で温度管理 [実施例1〜10,比較例2〜4]水和反応に供給する
水と三酸化ウランのモル比(H2 O/UO3 )を変える
ことによる総合反応率(%)、転換プラント稼働率
(%)、転換プラント生産効率(%)をそれぞれ求め、
表1に示した。なお、転換プラント稼働率とは、水和処
理工程のみの稼働率(すなわち水和機の稼働率)であ
り、水和処理工程以降の工程の稼働率を一定と見做して
おり、他の工程の不具合等による稼働率低下を考慮に入
れないこととする。
【0035】また、総合反応率とは、図1に示すような
転換プラントにおいて、UO3 を原料として各工程で再
生処理し最終製品である六フッ化ウラン(UF6 )を製
造するまでの総合の反応率をいう。
【0036】更に、転換プラント生産効率は、「総合反
応率」×「転換プラント稼働率」/100により求めて
いる。
【0037】[比較例1] 粒度分布:5〜150μm なお、他の条件は、上記実施例1等に準じて行った。ま
た、評価方法も上記実施例1と同様に行った。
【0038】
【表1】 更に、表1の結果に基づいて、転換プラントの運転に及
ぼすUO3 水和の影響を図3に示した。
【0039】以上より、本発明の三酸化ウラン水和物の
製造方法を用いたUF6 製造方法は、従来の水和条件に
よるUF6 製造方法に比べ、転換プラント生産効率が向
上することが判明した。
【0040】また、水添加量(モル比)が低いと、粉体
が機器内や配管を閉塞させないため、転換プラント稼働
率は高まるが、粉体が水和より十分活性化されていない
ため、総合反応率が向上しないことが判った。一方、水
添加量が多すぎると、総合反応率は向上するが、粉体が
ベトつき凝集して、機器等の閉塞を招くため、その保守
作業を行う必要が生じ、転換プラント稼働率が低下す
る。これに伴い、転換プラントの生産効率が低下する。
【0041】従って、水添加量が適当であると、総合反
応率と稼働率のバランスが取れた場合には、プラントの
生産効率が従来より少なくとも10%以上向上した。
【0042】また、ビーカースケールでも、水和反応に
おいて、予備試験を行った。ビーカー内にウランを10
0g入れ、ビーカー内の温度を40〜55℃に保ち、水
/UO3 のモル比を2.0〜2.5としてピペッタで水
を滴下し短時間で水和反応を行ったところ、ほぼ100
%の収率で三酸化ウランの二水和物が得られた。
【0043】また、上記水和機と構成を同じくするが、
容量が小さい装置により、上記同様の実験を行った。水
和機の容量は10リットルであり、この水和機にUO3
を充填して水和反応を長時間行った。水和機内の温度は
40〜55℃に管理され、水の添加は、水/UO3 のモ
ル比1.6〜2.5となるように調整した。結果は、い
ずれもほぼ100%の収率で三酸化ウランの二水和物が
得られた。
【0044】
【発明の効果】以上のように、本発明に係る三酸化ウラ
ン水和物の製造方法によれば、化学的活性の高い三酸化
ウラン水和物を選択的に製造することができるので、転
換プラントのUF6 生産効率が向上する。また、流動性
の良好な水和物を得ることができるので、転換プラント
内の槽内や配管等を閉塞させることがないため、プラン
トの稼働率が向上する。その結果、保守頻度が減少し、
転換プラントの従業者の放射線量被曝当量の低減が図れ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 転換プラントの主要フロー図である。
【図2】 本発明に係る三酸化ウラン水和物の製造方法
における水和工程の構成の一例を示す図である。
【図3】 転換プラントの運転に及ぼす三酸化ウラン水
和の影響を説明する図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−18328(JP,A) 特開 平1−246147(JP,A) 特開 平1−160831(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C01G 43/01

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原料である三酸化ウランに水を添加し水
    和反応により所望の三酸化ウラン水和物を製造する方法
    において、前記原料を分級し、44μm未満の三酸化ウランを前記
    原料から除去する工程と、 前記原料から300μmを超える三酸化ウランを分級
    し、粉砕後、粉砕された三酸化ウランを前記原料に戻す
    工程と、を有し、 前記水和反応に供する三酸化ウラン粉体の粒度が、44
    〜300μmであることを特徴とする三酸化ウラン水和
    物の製造方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の三酸化ウラン水和物の
    製造方法において、 更に、44μm未満の粒度の三酸化ウラン粉体が、前記
    水和反応に供する三酸化ウラン粉体の全体の30重量%
    を超えない範囲で含有されていることを特徴とする三酸
    化ウラン水和物の製造方法。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載の三酸化ウ
    ラン水和物の製造方法において、 前記水和反応に供給する水と三酸化ウランのモル比は、
    1.6〜2.5であり、 前記水和反応時の三酸化ウラン粉体の温度は、40〜5
    5℃であることを特徴とする三酸化ウラン水和物の製造
    方法。
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