JP3071109U - 関節金具及びそれを取り付けた台 - Google Patents

関節金具及びそれを取り付けた台

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JP3071109U JP2000000828U JP2000000828U JP3071109U JP 3071109 U JP3071109 U JP 3071109U JP 2000000828 U JP2000000828 U JP 2000000828U JP 2000000828 U JP2000000828 U JP 2000000828U JP 3071109 U JP3071109 U JP 3071109U
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back plate
horizontal rod
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plate
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誠 宮田
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有限会社ミサト製作所
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 天板のある台の他、天板のない台にも使用で
きる関節金具を提供する。 【解決手段】 上背板4と下背板5とをアーム板4a,
5aを重合して枢着し、上背板4と下背板5とが180
°をなす開位置と、90°をなす閉位置とにロック自在
に形成する。ロック機構7は、上背板4のアーム板4a
に形成した切欠部8と、下背板5のアーム板5aに形成
した長孔9と、アーム板間に長孔9を挿通して配置し開
位置と閉位置で切欠部8に係合する横杆10と、横杆1
0を背板側に牽引するコイルバネ11と、横杆10の係
合状態を解除するための操作部材12とで形成する。操
作部材12は、横杆10に固定した腕片12aと操作用
の摘み12cを有し、開位置での横杆10と切欠部8と
の係合状態を解く際にアーム板4aの周面4bに当接し
て操作部材12の回動支点となる突起13を腕片12a
の側面に有する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、関節金具に関し、更に詳しくは、例えば座卓ややぐらこたつ等の台 に取り付けて脚を折り畳み可能にする関節金具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種の金具としては、例えば実用新案登録第3046509号公報記 載のものがある。この従来品は、上板から下方に突出する一対のアーム板と、背 板から側方に突出する一対のアーム板とを重合させて枢着すると共に、ロック機 構で上板と背板とをロック自在に形成したものである。
【0003】 又、実用新案登録第3055557号公報記載のものがある。この従来品は、 本出願人が提案した金具であり、上記技術と同様、上板から下方に突出する一対 のアーム板と、背板から側方に突出する一対のアーム板とを重合させて枢着する と共に、ロック機構で上板と背板とをロック自在に形成したものである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら従来の上記の金具は、いずれも、水平な上板と、これと直角をな して下方に垂直に延びる背板とを有し、両者が90°をなす開位置と、背板が上 板の下に折り重なって両者が平行になる閉位置とにおいて、ロック自在に形成さ れているものである。
【0005】 従って従来品は、いずれも、上板が水平な天板に取り付けられ、背板が垂直に 起立する脚に取り付けられて使用される。
【0006】 このため従来品の場合は、天板を備えた座卓等の台については使用できるが、 やぐらこたつ等の天板を有しない台の場合は、使用することが難しいものであっ た。
【0007】 本考案は、このような従来の問題点を解消しようとするものである。 従って本考案の技術的課題は、天板を備えた台は勿論のこと、天板のない台で あっても使用することができるよう形成した関節金具及びこの関節金具を取り付 けた台を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記の課題を解決するために、次のような技術的手段を採る。 即ち本考案の関節金具は、図1に示されるように、上背板4と、その下に配置 する下背板5とが、上背板4から側方に突出する左右一対のアーム板4aと、下 背板5から側方に突出する左右一対のアーム板5aとを重合させて枢着されると 共に、ロック機構7で、上背板4と下背板5とが180°をなす開位置と、上背 板4と下背板5とが90°をなす閉位置とにロック自在に形成され、前記のロッ ク機構7が、前記上背板4の左右の各アーム板4aに形成された切欠部8と、前 記下背板5の左右の各アーム板5aに形成された長孔9と、前記左右のアーム板 間に前記長孔9を挿通して配置され前記開位置と閉位置で前記切欠部8に係合す る横杆10と、この横杆10を背板側に牽引するコイルバネ11と、このコイル バネ11の牽引力に抗して前記横杆10の係合状態を解除するための操作部材1 2とで形成されており、前記操作部材12は、前記横杆10に固定された左右一 対の腕片12aと、腕片12aを連結する連結片12bに形成された操作用の摘 み12cとで形成され、前記開位置での横杆10と切欠部8との係合状態を解く 際に前記アーム板4aの周面4bに当接して前記操作部材12の回動支点となる 突起13が前記各腕片12aの側面に形成されていることを特徴とする(請求項 1)。
【0009】 上記の突起13は、具体的にはプレス加工により腕片12aの側面に突き出さ れて形成されたり、或いは例えば2ミリ程度の厚みの部材が溶接等の手段で腕片 12aの側面に固定されることにより形成される。
【0010】 なお、突起13の形状は、任意であるが、操作部材12の回動操作時、突起1 3がアーム板4aの周面4bに沿って円滑に移動できるよう、突起13は円形の 周面を有しているのが好ましい(請求項2)。
【0011】 本考案の関節金具3は、例えば、上背板4を台本体1の内側の側面に取り付け 、下背板5を台本体1を支承する脚2の側面に取り付けることにより、天板のあ る台は勿論のこと、天板のない台であっても、脚を折り畳み可能にできる(請求 項3)。
【0012】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の好適な一実施形態を添付図面に従って説明する。
【0013】 図1等において、1aはやぐらこたつ等の台本体1のコーナー部分、2は台本 体1のコーナー部分1aの真下に配置され台本体1を支承する脚である。3は本 考案の関節金具であり、上背板4が台本体1のコーナー部1aの内側面に、下背 板5が脚2の側面に取り付けられる。
【0014】 上記の上背板4と下背板5は、上背板4から側方に突出する左右一対のアーム 板4aと、下背板5から側方に突出する左右一対のアーム板5aとを重合させて 枢着ピン6で枢着されると共に、ロック機構7で、上背板4と下背板5とが18 0°をなす開位置(以下、脚2の起立位置(図1参照)とする。)と、上背板4 と下背板5とが90°をなす閉位置(以下、脚2の折り畳み位置(図9参照)と する。)とにロック自在に形成されている。なお、上背板4のアーム板4aの内 側に下背板5のアーム板5aが配置されている。
【0015】 上記のロック機構7は、上背板4の左右の各アーム板4aに形成された切欠部 8と、下背板5の左右の各アーム板5aに形成された長孔9と、左右のアーム板 間に長孔9を挿通して配置され、脚2の起立時と折り畳み時に切欠部8に係合す る横杆10と、この横杆10を背板側に牽引するコイルバネ11と、このコイル バネ11の牽引力に抗して横杆10の係合状態を解除するための操作部材12と を備えて形成されている。
【0016】 上記の切欠部8は、各アーム板4aの対向位置にそれぞれ形成されている。 なお、この切欠部8は、図4に示されるように、脚2の起立時に横杆10が係 合する切欠部8aと、図8に示されるように、脚2の折り畳み時に横杆10が係 合する切欠部8bとで形成されている。また、上記の長孔9(図5参照)も、各 アーム板5aの対向位置にそれぞれ形成されている。上記の横杆10は、この長 孔9に遊びを有した状態で挿通されて横架されている。
【0017】 上記のコイルバネ11は、下背板5の各アーム板5aの内側にそれぞれ設けら れている。このコイルバネ11の下端は、横杆10に固定され、又その上端は下 背板5のアーム板5aの上端部に固定されている(図3参照)。
【0018】 又、上記の操作部材12は、左右一対の腕片12aと、腕片12aを連結する 連結片12bに形成された操作用の摘み12cとで形成されており、腕片12a は先端が横杆10に固定されている。又、操作用の摘み12cは、腕片12aを 連結する連結片12bの中央位置に、連結片12bの長手方向に沿って形成され ている。
【0019】 又、13は、横杆10と切欠部8aとの係合状態を解く際に、上背板4のアー ム板4aの周面4bに当接して操作部材12の回動支点となる突起である。この 突起13は、この実施形態ではプレス加工により約2ミリ程度内側に突き出され ることにより、各腕片12aの内側面にそれぞれ形成され、円形の周面を有して いる。
【0020】 次に、本考案の作用を説明する。 先ず、脚2を折り畳む場合は、図1及び図2において、使用者は操作用の摘み 12cを例えば左手で持ち、コイルバネ11の牽引力に抗して左側に回動させる 。すると、図6に示すように、腕片12aの内側面に形成されている突起13が 上背板4のアーム板4aの周面4bに当接し、操作部材12の回動支点となるた め、横杆10が突起13を支点にして梃の作用で軽く小さな力で持ち上がり、起 立位置の切欠部8aから離脱して係合状態が解かれる。
【0021】 次に、使用者は、この状態で脚2を右手で持って、図面上、左側に回動させる 。すると、横杆10が、脚2の回動状態に連れ、図7に示されるように、上背板 4のアーム板4aの周面4bに摺接しながら移動する。そして横杆10が、折り 畳み位置の切欠部8bの位置に至ると、図8及び図9に示されるように、コイル バネ11の牽引力でこの切欠部8bに係合し、脚2が折り畳み位置でロックされ る。
【0022】 又、脚2を起立させる場合は、使用者は、図8の状態から脚2をコイルバネ1 1の牽引力に抗して右側に回動させる。すると、横杆10が切欠部8bから強制 的に引き出され、脚2の回動状態に連れて上背板4のアーム板4aの周面4bに 摺接しながら、右側に移動する。そして起立位置の切欠部8aの位置に至ると、 横杆10がコイルバネ11の牽引力で、図2に示されるように、切欠部8aに係 合し、脚2が起立位置でロックされる。
【0023】 なお、上記実施形態では、脚2を起立させる場合、脚2を回動させることによ って横杆10が切欠部8bから引き出されるように切欠部8bを形成したが、脚 2の折り畳み時と同じように、先ず、突起13を支点とした操作部材12の回動 操作によって横杆10を切欠部8bから引き出し、その後、脚2を回動させて脚 2を起立させるように折り畳み位置の切欠部8bを形成してもよい。
【0024】
【考案の効果】
以上説明したように本考案の関節金具は、上背板と、その下に配置する下背板 とを枢着すると共に、ロック機構で、上背板と下背板とが180°をなす開位置 と、上背板と下背板とが90°をなす閉位置とにロック自在に形成したものであ る。
【0025】 従って、本考案の関節金具によれば、天板のある座卓等の台は勿論のこと、や ぐらこたつ等の天板のない台であっても、台を支承する脚を折り畳み可能に形成 することができるという、実用上優れた効果を奏する。
【0026】 又、前記ロック機構が、横杆を係合させる切欠部を各アーム板の対向位置にそ れぞれ形成し、一対のコイルバネでこの横杆をバランスよく牽引し、操作部材を 左右一対の腕片と、腕片を連結する連結片に形成された操作用の摘みとで形成し 、各腕片の側面に、横杆と切欠部との係合状態を解く際にアーム板の周面に当接 して操作部材の回動支点となる突起をそれぞれ形成したので、脚の折り畳みや引 き起こし操作を安定した状態でガタつき等を生じさせることなくでき、又、横杆 を切欠部から突起を利用して梃の原理で解除できるから、コイルバネの牽引力を 大きく選定しても、ロック状態を楽に且つ容易に解除でき、しかも折り畳み時等 に脚を確実に且つ堅固に保持できるという、実用上優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】台に取り付けた本考案金具の好適な一実施形態
を示す斜視図である。
【図2】図1の側面図である。
【図3】図1の正面図である。
【図4】図3のIV−IV線における断面図である。
【図5】図3のV−V線における断面図である。
【図6】同上金具の作用を説明する側面図である。
【図7】同上金具の作用を説明する側面図である。
【図8】同上金具の作用を説明する側面図である。
【図9】同上金具の作用を説明する斜視図である。
【符号の説明】
1 台本体 1a コーナー部分 2 脚 3 関節金具 4 上背板 4a アーム板 4b 周面 5 下背板 5a アーム板 6 枢着ピン 7 ロック機構 8、8a、8b 切欠部 9 長孔 10 横杆 11 コイルバネ 12 操作部材 12a 腕片 12b 連結片 12c 操作用の摘み 13 突起

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上背板と、その下に配置する下背板と
    が、上背板から側方に突出する左右一対のアーム板と、
    下背板から側方に突出する左右一対のアーム板とを重合
    させて枢着されると共に、ロック機構で、上背板と下背
    板とが180°をなす開位置と、上背板と下背板とが9
    0°をなす閉位置とにロック自在に形成され、前記のロ
    ック機構が、前記上背板の左右の各アーム板に形成され
    た切欠部と、前記下背板の左右の各アーム板に形成され
    た長孔と、前記左右のアーム板間に前記長孔を挿通して
    配置され前記開位置と閉位置で前記切欠部に係合する横
    杆と、この横杆を背板側に牽引するコイルバネと、この
    コイルバネの牽引力に抗して前記横杆の係合状態を解除
    するための操作部材とで形成されており、前記操作部材
    は、前記横杆に固定された左右一対の腕片と、腕片を連
    結する連結片に形成された操作用の摘みとで形成され、
    前記開位置での横杆と切欠部との係合状態を解く際に前
    記アーム板の周面に当接して前記操作部材の回動支点と
    なる突起が前記各腕片の側面に形成されていることを特
    徴とする関節金具。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の関節金具であって、前記
    突起が円形の周面を有していることを特徴とする関節金
    具。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の関節金具の上背板
    が台本体の内側の側面に取り付けられ、下背板が台本体
    を支承する脚の側面に取り付けられたことを特徴とする
    台。
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