JP3071096B2 - オープン型冷凍・冷蔵ショーケース - Google Patents

オープン型冷凍・冷蔵ショーケース

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JP3071096B2
JP3071096B2 JP14802794A JP14802794A JP3071096B2 JP 3071096 B2 JP3071096 B2 JP 3071096B2 JP 14802794 A JP14802794 A JP 14802794A JP 14802794 A JP14802794 A JP 14802794A JP 3071096 B2 JP3071096 B2 JP 3071096B2
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  • Cold Air Circulating Systems And Constructional Details In Refrigerators (AREA)
  • Devices That Are Associated With Refrigeration Equipment (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、商品収納および取り出
し用開口にエアーカーテンを形成して、貯蔵室の冷気を
外気から保護するオープン型冷凍・冷蔵ショーケースに
関する。
【0002】
【従来の技術】この様な従来のエアーカーテンを形成し
ているオープン型冷凍・冷蔵ショーケースを図12ない
し図14を用いて説明する。冷却貯蔵庫としてのオープ
ン型冷凍・冷蔵ショーケース1の前面には商品収納およ
び取り出し用の開口2が形成され、また、その下部には
冷凍サイクルを構成するコンプレッサー3やコンデンサ
ー4用のファン4aなどが設けられている機械室5が配
置されている。そして、ショーケース1の側壁6は一部
が透明ガラス7からなる断熱板で構成されている。さら
に、ショーケース1の上壁8、後壁9および、機械室5
との隔壁である底壁10は、発泡合成樹脂たとえば硬質
の発泡ポリウレタンなどからなる断熱材11で構成され
ている。
【0003】この断熱材11の内面より適当な間隔を有
して、ステンレスなどの錆びない金属板からなる区画天
板13、区画壁板14および区画床板15が配設されて
いる。これら区画天板13、区画壁板14および区画床
板15と断熱材11との間の空間が冷気流路16とな
る。そして、区画天板13、区画壁板14および区画床
板15で囲まれた貯蔵室としての陳列室17には、複数
枚の商品陳列棚18が上下に多段に設けられる。陳列室
17の上部前側には、蛍光灯Lが取り付けられて陳列室
17内を照明している。
【0004】そして、区画床板15の下方の冷気流路1
6には、モーター19により回転駆動される冷却ファン
20が、また区画壁板14の後方(図においては右側)
の冷気流路16には、プレートフィン型エバポレータ2
1が配置されている。
【0005】冷却運転時には、モーター19が冷却ファ
ン20を回転駆動し、冷気流路16内の空気は矢印方向
に送風されて強制循環する。すなわち、冷却ファン20
から送風される空気は、エバポレータ21に移動し冷却
され、さらに上昇して冷気流路16の一端部に形成され
た冷気吐出口23から陳列室17内に吐出する。この冷
気吐出口23は区画天板13の前側に形成されている。
そして、冷気吐出口23から吹き出した冷気は、陳列室
17の前面にエアーカーテンを形成するとともに陳列室
17内を冷却する。この陳列室17内を冷却した空気は
冷気流路16の他端部に形成された吸い込み口24から
吸い込まれて冷却ファン20に戻ってくる。この吸い込
み口24は区画床板15の前側に形成されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】この冷却運転により、
エバポレータ21に着霜が発生するので、略一定時間毎
にコンプレッサー3が停止して除霜する。ところで、エ
バポレータ21に着霜が生じると、エバポレータ21の
通風抵抗が増大し、冷却ファン20とエバポレータ21
との間における静圧P1と大気圧P2との差圧ΔPが増
大する。
【0007】一方、冷却ファン20の特性は、図14
(a)に示されている。この図において、Qは冷却ファ
ン20の風量、Nはモーター19の回転数である。この
図に示されているように、差圧ΔPが増大すると、冷却
ファン20の風量Qが低下する。したがって、エバポレ
ータ21に着霜が生じ、差圧ΔPが増大すると、風量Q
すなわち冷気吐出口23からの冷気の吐出量が低下し、
エアーカーテンが乱れて陳列室17の温度上昇が生じ
る。その結果、陳列室17の商品の品質保持や温度維持
が困難となる。また、この着霜は霜取りにより除霜され
るので、図14(b)に示すように、時間Tが経過する
にしたがって、時間差圧ΔP、風量Qは鋸の歯状に繰り
返しながら変動する。また、差圧ΔPが増大して負荷が
増大するので、冷却ファン20用のモーター19の回転
数Nが低下する。なお、図14においては、サーモサイ
クルの影響は省略して図示されている。
【0008】本発明は、以上のような課題を解決するた
めのもので、エバポレータの着霜量に係わらず、冷気吐
出口から一定量の冷気が吐出されるオープン型冷凍・冷
蔵ショーケースを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、商品収納および取り出し用開口が形成された貯蔵室
と、前記開口の一端に配設されている冷気吐出口と、前
記開口の他端に配設されるとともに、前記冷気吐出口か
ら吐出された冷気を吸引する吸い込み口と、一端部に前
記冷気吐出口が、他端に前記吸い込み口が形成されると
ともに、貯蔵室の外部に配設された冷気流路と、この冷
気流路内に設けられたエバポレータおよび冷却ファン
と、この冷却ファンを駆動するモーターとを備えたもの
であって、前記エバポレータが霜取りを終了した後に時
間とともに出力が漸増する漸増信号を発生する漸増信号
発生手段と、この漸増信号発生手段からの漸増信号に基
づいて、霜取りの終了後時間とともに漸増するモーター
の回転数信号を発生するモーター回転数発生手段と、前
記モーター回転数発生手段からの回転数信号に基づい
て、前記モーターを制御する回転数制御手段とを具備し
たものである。
【0010】
【作用】ショーケースに設けられたモーターが冷却ファ
ンを回転駆動し、空気をエバポレータに送り込む。この
空気がエバポレータにより冷却されて冷気となり、冷気
流路を流れて、商品収納および取り出し用開口の一端に
形成された冷気吐出口から貯蔵室に吐出し、エアーカー
テンを形成する。そして、冷気は貯蔵室を冷却した後、
吸い込み口から吸い込まれて冷却ファンに戻ってくる。
【0011】また、検出手段を設けないで、漸増信号発
生手段がエバポレータの通風抵抗の増大を推定し、この
漸増信号発生手段の信号によりモーターの回転数を増大
して、吐出風量を常時一定になるように制御する。
【0012】
【実施例】次に、本発明のオープン型冷凍・冷蔵ショー
ケースの実施例1を図1ないし図3を用いて説明する。
図1は本発明のオープン型冷凍・冷蔵ショーケースの実
施例1の制御回路図である。図2は風速計などの各種検
知手段の配置図である。図3は実施例1の特性を示すグ
ラフである。
【0013】前述のように、従来のオープン型冷凍・冷
蔵ショーケースでは、エバポレータ21に着霜が生じる
と、エバポレータ21の風速抵抗が増大し、冷却ファン
20の風量Qが低下し、エアーカーテンが乱れる。そこ
で、本発明では、従来回転数制御されていなかった冷却
ファン20すなわちモーター19を回転数制御して、風
量Qを一定に成るように制御している。
【0014】ところで、エアーカーテンの風量Qは冷気
吐出口23における風速Vに依存する。そこで、図2に
図示するように冷気吐出口23近傍に風速計31を設置
し、風速Vを検出する。この風速計31は風速検出手段
であるが、前述のように風量Qは風速Vに依存するので
風量検出手段でもある。
【0015】そして、図1に図示する制御回路でモータ
ー19は回転数制御され、風量Qを常時一定量とする。
この制御回路において、前もって、エアーカーテンの最
適な風速V0を風速設定手段41に設定しておき、この
風速設定手段41の出力V0と風速計31の出力Vとを
減算器42で比較し、減算器42はその差ΔVを回転数
制御手段43に出力する。そして、回転数制御手段43
は差ΔVが0になるようにモーター19を制御する。た
とえば、エバポレータ21に着霜が生じて、風速Vが低
下してくると、減算器42からプラスの値の差ΔVが出
力される。そして、回転数制御手段43はこのΔVを現
在のモーター19の回転数Nに加算して、モーター19
を増速させる。モーター19が増速すると、冷却ファン
20の風量が増大し、風速Vが増大して、最適な風速V
0に近づく。
【0016】この実施例1の特性を示した図3におい
て、実施例1の特性は実線で、また従来の特性は点線で
示されている。実施例1においては、着霜が始まると、
時間Tの経過に伴って、通風抵抗が増大し、差圧ΔPが
増大するが、それに応じてモーター19の回転数Nが増
大し、風量Qの低下を防止して、常時一定風量としてい
る。
【0017】風速計としては、熱線式やプロペラ式など
が採用される。ところで、熱線式風速計は低温域では信
頼性があまり無く、また、プロペラ式風速計も低温域お
よび微風域では信頼性が低い。そこで、風量Qを計測す
るのではなく、その原因となるエバポレータ21の通風
抵抗を検出して、モーター19を制御することも可能で
ある。
【0018】この通風抵抗を検出して制御する構成が、
実施例2として図4に示されている。この図において、
通風抵抗検出手段51が通風抵抗Rを検出し、初期負荷
記憶手段52に出力する。この初期負荷記憶手段52
は、霜取り制御手段53からの霜取り終了信号に基づい
て、霜取り終了直後に入力された信号R0を記憶する。
修正値演算手段54は、信号R0と通風抵抗検出手段5
1の出力信号Rとの差ΔRを演算して、通風抵抗の増大
量を算出しそれに見合うモーター19の回転数の増加分
(修正値)を加算器56に出力する。そして、加算器5
6は着霜が無い状態での回転数が設定してある回転数設
定手段57からの信号N0に、この修正値を加算して回
転数制御手段58に出力し、回転数制御手段58がモー
ター19を制御する。なお、修正値演算手段54と加算
器56とがモーター回転数発生手段である回転数演算手
段を構成する。
【0019】つぎに、実施例3では、この実施例2にお
ける通風抵抗検出手段51として差圧検出手段を採用し
ている。図2において、数mmH2O の微差圧を検出できる
差圧検出器32が、ショーケース1の後壁9下部に穿た
れた静圧検出用穴33に接続されて、冷却ファン20と
エバポレータ21との間の静圧P1と大気圧P2との微
差圧ΔPを検出する。そして、図5に実施例3の制御回
路が図示されているが、図4と略同じなので、対応する
部材の符号に添字aを付加して、その説明は省略する。
なお、差圧検出手段である差圧検出器32に代えて、静
圧P1を検出する静圧検出手段を採用することも可能で
ある。
【0020】さらに、実施例4では、この実施例2にお
ける通風抵抗検出手段51として温度計を採用してい
る。図2において、第一温度計34がエバポレータ21
の下流側(冷気が流れていく側)である冷気流路16の
上部に、また、第二温度計35はエバポレータ21に固
定されている。この第一温度計34はエバポレータ21
の下流側の空気温度K1を検出しており、エバポレータ
21の影響を受けにくい冷気吐出口23の近傍すなわ
ち、ショーケース1の上壁8と区画天板13との間の冷
気流路16に設置することが望ましい。一方、第二温度
計35はエバポレータ21の温度を検出しており、蒸発
温度を正確に検出可能なUベンドなどに設置することが
好ましい。
【0021】この第一温度計34の検出温度K1および
第二温度計35の検出温度K2の特性は図7に示されて
おり、時間Tの経過に伴って霜が成長し、検出温度K1
と検出温度K2との温度差ΔKが増大する。したがっ
て、温度差ΔKにより霜の状態すなわち通風抵抗が判明
するので、この温度差ΔKに応じて、適正な風量Qが確
保できるようにモーター19の回転数Nを制御する。そ
して、図6にその制御回路が図示されているが、図4と
略同じなので、対応する部材の符号に添字bを付加し
て、その説明は省略する。なお、59は第一温度計34
の出力信号K1と第二温度計35の出力信号K2との温
度差ΔKを算出する減算器である。そして、第一温度計
34、第二温度計35および減算器59が通風抵抗検出
手段51に対応する。また、着霜以外の理由により、た
とえば吸い込み口が商品などにより一部が塞がれて、吐
出風量が減少した場合にも、温度差ΔKが拡大するの
で、モーター19の回転数が増大し、吐出風量の減少を
抑えることが可能である。
【0022】実施例2ないし実施例4においては、アナ
ログ的にモーター19の回転数Nを算出して制御してい
る。ところで、ショーケース1には種々の形式があり、
また、温度設定や陳列室のサイズも種々のものが存在す
るので、制御回路における係数などの設定を適宜変更す
る必要があるが、その係数の決定が困難である。
【0023】そこで、図8に示す実施例5においては、
前もって、実際にショーケース1を冷却運転させて、通
風抵抗Rが所定の値R1の時における最適風量Qを得る
ためのモーター19の回転数N1を計測する。この計測
を多数の通風抵抗値Rにおいて行い、これをテーブルと
してテーブル記憶部61に記憶する。そして、実際の制
御時には、通風抵抗検出手段51の出力はR−Nテーブ
ル記憶部61に出力される。すると、このモーター回転
数発生手段であるテーブル記憶部61はたとえば通風抵
抗検出手段51の信号値がR1の場合には回転数N1を
回転数制御手段58cに出力し、また、R2の場合には
回転数N2を出力する。そして、回転数制御手段58c
はモーター19の回転数を制御する。このR−Nの関係
を記憶させることは、係数などの設定の場合と相違し、
単純に行えるので、種々のショーケース1に対応させる
ことが容易に行える。なお、この通風抵抗Rの検出手段
としては、実施例3の差圧検出器32や実施例4の第一
温度計34および第二温度計35などを採用することが
可能である。
【0024】上記実施例1ないし実施例5においては、
ショーケース1に検出手段が設けられ、その構造が複雑
化するとともに、部品点数や製造工数が増大する。そこ
で、実施例6においては、着霜量が時間とともに増大す
ることに着目し、図9に図示する制御回路とした。
【0025】この図において、タイマー71からのパル
ス信号を累算器72が累算し、その値Sを判別手段73
に出力する。一方、時間設定手段74は所定の時間間隔
Dを設定でき、その値Dを判別手段73に出力する。こ
の時間設定手段74の時間間隔Dは、適当に決定すれば
良いが、たとえば霜取り時間間隔t(図10参照)を適
当にn個に分割してその値t/nに決定することができ
る。判別手段73は値Sと値Dとを比較し一致すると、
パルスを累算器72および累算器76に出力する。そし
て、このパルス出力により、累算器72はリセットさ
れ、累算器76はこれを累算する。したがって、この累
算器76は時間間隔D毎に階段状に上昇し、霜取り制御
手段77からの霜取り終了信号により0にリセットされ
る。そして、累算器76はこの階段状に出力が漸増する
漸増信号を修正値演算手段54dに出力する。その後
は、図4と略同じなので、対応する部材の符号に添字d
を付加して、その説明は省略する。なお、漸増信号発生
手段は、タイマー71、累算器72、判別手段73、時
間設定手段74、累算器76で構成される。
【0026】この実施例6の特性を示した図10におい
て、実施例6の特性は実線で、また従来の特性は点線で
示されている。実施例6においては、時間設定手段74
の時間間隔Dをt/nに設定する。すると、累算器76
からt/n毎に階段状に上昇する漸増信号が出力される
ので、時間Tの経過に伴って、回転数Nが階段状に上昇
する。したがって、エバポレータ21の着霜により差圧
ΔPが上昇し、風量Qが段々と減少するが、t/n毎に
回転数Nが階段状に上昇し、この図に示すように風量Q
の減少を補正することができる。なお、霜取り制御手段
77から霜取り終了信号が出ると、回転数は初期状態に
戻る。
【0027】この実施例においては、検出手段が設けら
れていないため、ショーケース1に検出手段を取り付け
るための作業が必要でなく、単にモーター19に制御回
路を取り付けるだけで済むので、部品点数や製造工数の
増大を防止できる。そして、ショーケース1が設置され
る周囲の条件が比較的安定している場所であれば、この
ような簡単な制御でも、充分エアーカーテンは安定して
維持される。
【0028】この様にして、図11に図示するように、
本発明は、検知手段などによりショーケース1に関する
情報を読み込み(ステップ88)、この読み込んだ情報
と現在の回転数Nとの対応が適正かどうかを判断し(ス
テップ89)、適正な場合にはステップ88に戻り、不
適正な場合には回転数Nを変更する(ステップ90)。
そして、このモーター19の回転数Nの変更は種々の手
段があり、適宜選択可能である。一般的には、交流モー
ターの場合においては、インバーターによる周波数制
御、電圧制御、進相コンデンサー容量の制御、極数制御
など種々の方法により行われ、直流モーターの場合にお
いては電圧制御などにより行われる。
【0029】以上、本発明の実施例を詳述したが、本発
明は、前記実施例に限定されるものではなく、特許請求
の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内で、種々の変
更を行うことが可能である。特に制御回路などの具体的
構成は適宜変更可能である。本発明の変更実施例を下記
に例示する。 (1)実施例1においては、風速計31は冷気吐出口2
3近傍に設置したが、冷気流路16内で風速が安定して
いる場所であれば、冷気流路16内の何れの箇所に設置
することも可能である。
【0030】(2)実施例1においても、実施例5と同
様に、風速Vとモーターの回転数Nの関係を記憶させた
V−Nテーブル記憶部を用いて制御することも可能であ
る。 (3)実施例2ないし4においては、初期負荷記憶手段
が設けられているが、霜が付着していない状態での検出
値は、殆ど変化しないので、一定の値すなわち定数とし
て処理して制御することも可能である。
【0031】(4)図2において、差圧検出器32には
静圧検出用穴33に直接接続されているが、圧力は管等
で伝達可能なので差圧検出器32は庫内でも、庫外でも
取付け場所は適宜選択可能である。
【0032】(5)実施例6においては、霜取り終了
後、漸増信号発生手段は階段状に上昇する漸増信号を発
生しているが、漸増信号は時間とともに漸増する信号で
あれば、滑らかに上昇する信号でも可能である。この場
合には、漸増信号発生手段は積分器などで構成すること
ができる。 (6)実施例においては、陳列室17の開口2は前面に
略垂直に開口しているが、商品収納および取り出し用開
口は、適宜の位置に形成すれば良く、たとえば貯蔵室の
上面に形成することも可能である。
【0033】
【発明の効果】本発明によれば、ショーケースに設けら
れたモーターが冷却ファンを回転駆動し、空気をエバポ
レータに送り込む。この空気がエバポレータにより冷却
されて冷気となり、冷気流路を流れて、商品収納および
取り出し用開口の一端に形成された冷気吐出口から貯蔵
室に吐出し、エアーカーテンを形成する。そして、冷気
は貯蔵室を冷却した後、吸い込み口から吸い込まれて冷
却ファンに戻ってくる。
【0034】また、検出手段を設けないで、漸増信号発
生手段がエバポレータの通風抵抗の増大を推定し、この
漸増信号発生手段の信号によりモーターの回転数を増大
して、吐出風量を常時一定になるように制御する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のオープン型冷凍・冷蔵ショーケースの
実施例1の制御回路図である。
【図2】各種検知手段の配置図である。
【図3】実施例1の特性を示すグラフである。
【図4】実施例2の制御回路図である。
【図5】実施例3の制御回路図である。
【図6】実施例4の制御回路図である。
【図7】検出温度K1および検出温度K2の特性を示す
グラフである。
【図8】実施例5の制御回路図である。
【図9】実施例6の制御回路図である。
【図10】実施例6の特性を示すグラフである。
【図11】本発明のフローチャートである。
【図12】オープン型冷凍・冷蔵ショーケースの斜視図
である。
【図13】オープン型冷凍・冷蔵ショーケースの横断面
図である。
【図14】特性を示すグラフで、(a)は冷却ファンの
特性を、(b)は従来例の特性を示している。
【符号の説明】
1 ショーケース 2 開口 16 冷気流路 17 陳列室(貯蔵室) 19 モーター 20 冷却ファン 21 エバポレータ 23 冷気吐出口 24 吸い込み口 31 風速計(吐出風量検出手段) 32 差圧検出器(差圧検出手段) 34 第一温度計 35 第二温度計 43,58 回転数制御手段 51 通風抵抗検出手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F25D 11/00 - 13/00 F25D 17/06 312 F25D 21/06 - 21/08

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 商品収納および取り出し用開口が形成さ
    れた貯蔵室と、 前記開口の一端に配設されている冷気吐出口と、 前記開口の他端に配設されるとともに、前記冷気吐出口
    から吐出された冷気を吸引する吸い込み口と、 一端部に前記冷気吐出口が、他端に前記吸い込み口が形
    成されるとともに、貯蔵室の外部に配設された冷気流路
    と、 この冷気流路内に設けられたエバポレータおよび冷却フ
    ァンと、 この冷却ファンを駆動するモーターとを備えたオープン
    型冷凍・冷蔵ショーケースにおいて、 前記エバポレータが霜取りを終了した後に時間とともに
    出力が漸増する漸増信号を発生する漸増信号発生手段
    と、 この漸増信号発生手段からの漸増信号に基づいて、霜取
    りの終了後時間とともに漸増するモーターの回転数信号
    を発生するモーター回転数発生手段と、 前記モーター回転数発生手段からの回転数信号に基づい
    て、前記モーターを制御する回転数制御手段とを具備し
    たことを特徴とするオープン型冷凍・冷蔵ショーケー
    ス。
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