JP3071069U - 食 器 - Google Patents

食 器

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JP3071069U
JP3071069U JP2000000946U JP2000000946U JP3071069U JP 3071069 U JP3071069 U JP 3071069U JP 2000000946 U JP2000000946 U JP 2000000946U JP 2000000946 U JP2000000946 U JP 2000000946U JP 3071069 U JP3071069 U JP 3071069U
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JP
Japan
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container
tableware
stainless steel
explosion
space
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Application number
JP2000000946U
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征一 高木
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Hitachi Cable Ltd
Original Assignee
Hitachi Cable Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】環境ホルモンを発生することのない食器を提供
すること。 【解決手段】ステンレス製の外容器12と、ステンレス
製の内容器11の結合により間に空間部2を有する二重
壁構造の容器であって、内外容器の何れか一方に防爆手
段3〜6が施されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、学校給食等に使用する食器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
学校給食等の食器として多用されているプラスチック製食器は、環境ホルモン が溶出するという問題点が指摘されている。特に、学校給食用の食器は、児童の 衛生上重大視されている。この対策として、ステンレス製の容器の外側にプラス チック材を取り付けた食器が提案されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
プラスチック製食器の代替品として提案されているステンレス製容器の外側に プラスチック材を取り付けた食器は、食事の際に食材がプラスチック材に触れる ことはないが、重ねた場合等にプラスチック材とステンレス材が接触するし、洗 浄の際は一緒に洗浄液中に浸漬されることになるため、信頼性が求められている 。
【0004】 また、プラスチック材とステンレス材の複合品であるため、これを廃棄する際 、その処分が厄介である。
【0005】 したがって、本考案の目的は、環境ホルモンを発生することがない食器を提供 するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案では、容器をステンレス製の二重壁に構成 して中間に空間部を形成し、空気の断熱効果により熱い汁物を入れても手で持て るようにする。
【0007】 前記の構造は、空間部が密閉型となるため、食器を誤って高温に加熱した際に 、爆発の可能性があるので、その対策として次のような手段が施される。
【0008】 (a)側容器の厚さを外側のそれより薄くすると共に、底中央部を少し上側へ湾 曲させておき熱により空間部の空気が膨張した際、その部分が変形して空間体積 を増加させて吸収できる構造とする。
【0009】 (b)裏側に加圧の際、破断して排気孔ができやすい欠陥部を設けた構造とする 。
【0010】 (c)外容器に孔を設け、その孔部に蓋や栓をした構造とする。
【0011】
【考案の実施の形態】
以下に図面を参照して本考案の実施の形態を説明する。
【0012】 図1は本考案に係る食器の実施形態の一例を示すもので、食器1はステンレス 製の内容器11とステンレス製の外容器12とからなり、内外の容器11と12 は間に一定の空間2を残して組み合わされ、上部を互いに巻き締めることによっ て一体に結合されている。
【0013】 内容器11は外容器12より薄い板で構成され、底面中央部は上方へ湾曲した 湾曲部とされ、側面から底面にかけてはなだらかな曲面となっている一方、底面 中央部の裏側には図2に示すように、プレス加工等により薄肉とされた破断し易 い欠陥部3が形成されている。
【0014】 このように構成されているため、異常高温により空間部2内の空気が膨張した 場合、内容器11の底部が内側に変形すると共に、欠陥部3が破断され、排気孔 となって空気を逃がし、容器が破裂する危険を防止することができる。勿論、容 器は空間部2を介した二重壁構造となっているので、空間部2の断熱効果により 、内容器11内に熱い汁物を入れても容易に持つことができる。
【0015】 図3は、本考案の別の実施形態を示すもので、容器が間に空間部2を介した二 重壁構造となっている点は図1の場合と同じであるが、この形態においては外容 器12の底部に孔4を設け、これに接着剤で蓋5を貼り付けた構成である。接着 剤としては古来から食器の塗装等に使用されている漆材が使用され、異常加熱の 際は、その接着剤が熱分解して蓋5が外れ、空間部2が通気できるようになって いる。
【0016】 図4はまた、本考案の別の実施形態を示すもので、外容器12の底部に孔4を 設け、これに栓6を勘合したもので、空間部2内が一定以上の圧力となった際、 栓6が抜けるようになっている構成である。
【0017】 なお、巻締部にライナーを使用し、通常の密閉度を高め、異常加熱時はライナ ーが蒸発して巻締部に排気隙間が生じるようにしてもよい。勿論、締結方法は巻 き締めに限らず、溶接、加締め等であっても差し支えない。
【0018】
【考案の効果】
本考案は、以上のような構成であるから、次のような効果を発揮することがで きる。
【0019】 (1)環境ホルモンの発生の心配がないため、安全である。
【0020】 (2)空間部の存在で断熱性能が良く、厚い汁物等を入れた場合でも、手で持つ ことができる。
【0021】 (3)異常高温加熱時に空間部の空気膨張を内容器の変形や排気孔発生により、 爆発を回避できる。
【0022】 (4)製造が容易で、使用寿命が長く、リサイクルも容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る食器の実施形態の一例を示す断面
図。
【図2】本発明に係る食器の一例における欠陥部を示す
説明図。
【図3】本考案に係る食器の実施形態の別の例を示す断
面図。
【図4】本考案に係る食器の実施形態の別の例を示す断
面図。
【符号の説明】
1 食器 11 内容器 12 外容器 2 空間部 3 欠陥部 4 孔 5 蓋 6 栓

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ステンレス製の外容器とステンレス製の内
    容器との結合による間に空間部を有する二重壁構造の容
    器であって、内外容器の何れか一方に防爆手段が施され
    ていることを特徴とする食器。
  2. 【請求項2】防爆手段が外容器より薄い材料で構成した
    内容器の一部が所定の圧力で変形可能な構造となってい
    る請求項1に記載の食器。
  3. 【請求項3】防爆手段が内容器に設けられ、所定の圧力
    で破断可能な欠陥部である請求項1又は2に記載の食
    器。
  4. 【請求項4】防爆手段が外容器に孔を設け、その孔に蓋
    又は栓を施した構造である請求項1に記載の食器。
JP2000000946U 2000-02-16 2000-02-16 食 器 Expired - Lifetime JP3071069U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0518128A (ja) * 1991-07-06 1993-01-26 Katada Tekkosho:Yugen 二段式駐車装置
JPH0673913A (ja) * 1992-08-25 1994-03-15 Katada Tekkosho:Yugen 二段式駐車装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0518128A (ja) * 1991-07-06 1993-01-26 Katada Tekkosho:Yugen 二段式駐車装置
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