JPH08145298A - 耐圧容器および耐圧容器入り製品 - Google Patents

耐圧容器および耐圧容器入り製品

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Publication number
JPH08145298A
JPH08145298A JP6308290A JP30829094A JPH08145298A JP H08145298 A JPH08145298 A JP H08145298A JP 6308290 A JP6308290 A JP 6308290A JP 30829094 A JP30829094 A JP 30829094A JP H08145298 A JPH08145298 A JP H08145298A
Authority
JP
Japan
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container
pressure
bottom lid
top dome
resistant container
Prior art date
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Pending
Application number
JP6308290A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshimiki Honda
善幹 本田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koike Chemical Co Ltd
Original Assignee
Koike Chemical Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Koike Chemical Co Ltd filed Critical Koike Chemical Co Ltd
Priority to JP6308290A priority Critical patent/JPH08145298A/ja
Publication of JPH08145298A publication Critical patent/JPH08145298A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Containers And Packaging Bodies Having A Special Means To Remove Contents (AREA)
  • Rigid Containers With Two Or More Constituent Elements (AREA)
  • Filling Or Discharging Of Gas Storage Vessels (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】 容器本体と取出しバルブ43とを具え、容器
本体が、別体の缶胴11とトップドーム21、または別
体の缶胴11と底蓋31、あるいは缶胴11とトップド
ーム21と底蓋31とからなり、缶胴11とトップドー
ム21とを、または缶胴11と底蓋31とを、あるいは
缶胴11とトップドーム21および底蓋31とを、互い
の端部を巻き締めて巻締め構造25により気密性を維持
して結合した耐圧容器において、巻締め構造25を形成
するトップドーム21および/または底蓋31の端部あ
るいは缶胴11の端部に、気密性を維持して貫通穴が設
けられ、耐圧容器の内圧の上昇による巻締め構造25の
巻き剥がしによって、貫通穴によって耐圧容器の内部が
開放され、耐圧容器の気密性が破壊される。 【効果】 容器内圧が異常に高まると、容器の巻締め部
が変形して貫通穴が開口し、容器内部のガスを外部にリ
ークして爆発を防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、防爆機構を具えた耐圧
容器、およびこの容器を用いたガスボンベ、エアゾール
製品等の耐圧容器入り製品に関する。
【0002】
【従来の技術】家庭用、テーブルコンロ用等の小型ガス
ボンベ、殺虫剤、化粧料、塗料等の家庭用あるいは工業
用のエアゾール製品においては、耐圧容器が用いられて
いる。これら耐圧容器の典型的な構成は、容器本体に対
してマウンティングキャップを介して取出しバルブを取
り付けたものであり、内圧に耐えられる高い気密性を有
している。
【0003】しかしながら、気密性が高い故に不慮の事
態により内圧が異常に高まった場合でも、この圧力上昇
に最後まで耐え、結局は容器が一挙に破壊・爆発して事
故につながることがある。
【0004】例えば、テーブルコンロに用いられるガス
ボンベにあっては、火元とボンベとが近接しているた
め、温度の上昇によりボンベの内圧が高まり、爆発して
事故につながる虞れがある。また、日中の自動車内に置
かれたエアゾール製品が、直射日光による車内の温度上
昇によって、内圧が高まって爆発する事故も想定でき
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、不慮の事態
により内圧が高まった場合にガス抜き機構が作用して爆
発が防止される耐圧容器、およびこの容器内に内容物を
充填した容器入り製品を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の耐圧容器は、容
器本体と取出しバルブとを具え、容器本体が、別体の缶
胴とトップドーム、または別体の缶胴と底蓋、あるいは
それぞれ別体の缶胴とトップドームと底蓋とからなり、
缶胴とトップドームとを、または缶胴と底蓋とを、ある
いは缶胴とトップドームおよび底蓋とを、互いの端部を
巻き締めて巻締め構造により気密性を維持して結合した
耐圧容器において、巻締め構造を形成するトップドーム
および/または底蓋の端部あるいは缶胴の端部に、気密
性を維持して貫通穴が設けられ、耐圧容器の内圧の上昇
による巻締め構造の部分的な巻き剥がしによって、貫通
穴によって耐圧容器の内部が外気に向かって開放され、
耐圧容器の気密性が破壊されるようにしたことを特徴と
する。
【0007】この耐圧容器に燃料ガスを充填することに
より、耐圧容器入り製品(ガスボンベ)とすることがで
き、特に家庭等で用いられるテーブルコンロ用の小型ガ
スボンベとして好適である。
【0008】また、原体(原液)と噴射剤とからなるエ
アゾール組成物を充填することにより、殺虫剤、毛髪等
の化粧料、家庭用塗料などのエアゾール製品とすること
ができる。
【0009】
【実施例】図1は、本発明の耐圧容器の概略を示す半断
面図である(但し、バルブ部材43は断面を取っていな
い)。耐圧容器の容器本体は缶胴11、底蓋31および
トップドーム21からなり、このトップドーム21に、
バルブ部材43が気密的に取り付けられたマウンティン
グキャップ41が気密的に取り付けられている(かしめ
られている)。
【0010】缶胴11とトップドーム21、および缶胴
11と底蓋31とはそれぞれ、その端部が巻き締められ
て巻締め構造25,35を形成している。また、図2の
展開図にも示すようにトップドーム21(または底蓋3
1)の缶胴11と結合する端部には、所々に、板体から
なるトップドーム21(または底蓋31)を厚さ方向に
貫通するスリット23(33)が穿設されている。
【0011】図3は、缶胴11とトップドーム21との
巻締め構造25を示す部分拡大断面図であり、(A)が
スリット23の非形成部における断面図を、(B)がス
リット形成部における断面を示す。
【0012】金属製の板体からなる缶胴11は端部でU
字状に屈曲しており、同じく金属製の板体からなり端部
がU字状に大きく屈曲したトップドーム21の端部が巻
き合わされている。トップドーム21の端部は更に屈曲
して缶胴11の内周面に密接して沿い、クリンチされて
巻締め構造25を形成して缶胴11とトップドーム21
とを気密的に結合している。
【0013】また、図3(B)に示すように、スリット
23が形成された部位でも、スリット23が細く、スリ
ット23の下部で缶胴11とトップドーム21とが密接
してクリンチされているので、巻締め構造25の気密構
造が損なわれることがない。
【0014】図4は、缶胴11と底蓋31との結合状態
を示す巻締め部35の部分拡大断面図である。(A)が
スリット33の非形成部、(B)がスリット形成部を示
し、基本的に缶胴11とトップドーム21の結合構造と
同じである。
【0015】すなわち、金属製の板体からなる缶胴11
は端部でU字状に屈曲しており、同じく金属製の板体か
らなる端部がU字状に大きく屈曲した底蓋31の端部が
巻き合わされている。底蓋31の端部は更に屈曲して缶
胴11の内周面に密接して沿い、クリンチされて巻締め
構造25を形成して缶胴11と底蓋31とを気密的に形
成している。
【0016】温度の上昇により耐圧容器の内圧が異常に
高まると、圧力を逃がすべく耐圧容器が膨張しようと
し、トップドーム21あるいは底蓋31が反り返るよう
に変形する。そのため、巻締め構造25,35がめくれ
かえるように剥され、図5(トップドーム21)あるい
は図6(底蓋31)の如く、ついには、スリット23あ
るいは33が穿設されている部位まで、トップドーム2
1あるいは底蓋31が剥される。図5,図6に示した状
態となると、耐圧容器内部13で圧力が増したガスは、
外気15に向かって開放されたスリット23,33から
外部に放出される。
【0017】もし仮りに、従来品の如くこのスリット2
3,33が存在しないとすると、逃げ場のない耐圧容器
内部13のガスは更に圧力を増し、徐々に巻締め構造を
巻き剥して、ついには一気に外気15に開放されて爆発
する。
【0018】なお、図1〜図4ではトップドーム21と
底蓋31との双方にスリット23,33(貫通穴)を設
けた場合を示したが、いずれか一方にのみスリット23
または33を設けてもよい。また、巻締め構造を形成す
る缶胴の端部にスリットを設けてもよい。
【0019】耐圧容器としては、缶胴と底蓋とを一体成
形してこれに別体のトップドームを結合させに容器、あ
るいは缶胴とトップドームとを一体成形しこれに別体の
底蓋を結合させた容器を用いることもできる。
【0020】本発明の耐圧容器は、種々の用途に利用す
ることができ、例えば、家庭用等のテーブルコンロの小
型燃焼ガス(LPG、ブタンガスなど)ボンベ、キャン
ピング用・登山用の携帯燃焼ガスボンベ、その他のガス
ボンベ、殺虫剤、毛髪化粧料、除臭剤、家庭用塗料など
のエアゾール製品に応用できる。なお、エアゾール製品
に応用する場合、本願発明の耐圧容器はエアゾール容器
そのものであり、また、ガスボンベに応用する場合も、
トップボタン(アクチュエータ)やディップチューブ
(汲上げパイプ)が無い他は基本的にエアゾール容器と
変わるところがない。
【0021】
【発明の効果】本発明の耐圧容器によれば、容器内圧が
異常に高まると、容器の巻締め部が変形して貫通穴が開
口し、容器内部のガスを外部にリークして爆発を防止す
ることができる。本発明の耐圧容器は、ボンベ(特に小
型のガスボンベ)、エアゾルール製品の容器として好適
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の耐圧容器の実施例を示す半断面図であ
る。
【図2】トップドームまたは底蓋の端部におけるスリッ
トの穿設状態を示す一部展開図である。
【図3】缶胴とトップドームとを結合する巻締め構造の
部分断面図であり、(A)はスリット非形成部を、
(B)はスリット形成部を示す。
【図4】缶胴と底蓋とを結合する巻締め構造の部分断面
図であり、(A)はスリット非形成部を、(B)はスリ
ット形成部を示す。
【図5】スリット開放時の、缶胴とトップドームとの巻
締め構造を示す部分断面図である。
【図6】スリット開放時の、缶胴と底蓋との巻締め構造
を示す部分断面図である。
【符号の説明】
11 缶胴 13 耐圧容器内部 15 外気 21 トップドーム 23 スリット 25 巻締め構造 31 底蓋 33 スリット 35 巻締め構造 41 マウンティングキャップ 43 取出しバルブ 45 ステム

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器本体と取出しバルブとを具え、容器
    本体が、別体の缶胴とトップドーム、または別体の缶胴
    と底蓋、あるいはそれぞれ別体の缶胴とトップドームと
    底蓋とからなり、缶胴とトップドームとを、または缶胴
    と底蓋とを、あるいは缶胴とトップドームおよび底蓋と
    を、互いの端部を巻き締めて巻締め構造により気密性を
    維持して結合した耐圧容器において、 巻締め構造を形成するトップドームおよび/または底蓋
    の端部あるいは缶胴の端部に、気密性を維持して貫通穴
    が設けられ、耐圧容器の内圧の上昇による巻締め構造の
    部分的な巻き剥がしによって、貫通穴によって耐圧容器
    の内部が外気に向かって開放され、耐圧容器の気密性が
    破壊されるようにしたことを特徴とする耐圧容器。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の耐圧容器に燃料ガスを
    充填してなる耐圧容器入り製品。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の耐圧容器に燃料ガスを
    充填してなるテーブルコンロ用小型ガスボンベ。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の耐圧容器に、原体と噴
    射剤とからなるエアゾール組成物を充填してなる耐圧容
    器入り製品。
JP6308290A 1994-11-16 1994-11-16 耐圧容器および耐圧容器入り製品 Pending JPH08145298A (ja)

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Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004113787A1 (en) * 2003-06-24 2004-12-29 Dae Ryuk Can Co., Ltd. A small sized and high-pressurized container for preventing explosion
JP2011257003A (ja) * 2010-06-07 2011-12-22 Dae Ryuk Can Co Ltd 携帯用高圧ガス容器
KR101396895B1 (ko) * 2013-09-17 2014-05-19 주식회사 승일 폭발방지 기능을 구비한 가스용기
WO2014094361A1 (zh) * 2012-12-20 2014-06-26 Zhong Yonghong 核生化防爆球
JP2015083866A (ja) * 2013-10-25 2015-04-30 株式会社大陸製罐 携帯用ガス器容の爆発を防止するための超過圧排出用安全バルブ
KR20200050657A (ko) * 2018-11-02 2020-05-12 박태려 폭발방지 가스 캔
US10683947B2 (en) 2016-03-28 2020-06-16 Ojc Co., Ltd. Safety valve and gas cylinder having same

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