JP3070776B2 - 螢光オルガノポリシロキサン化合物及び硬化性螢光オルガノポリシロキサン組成物 - Google Patents
螢光オルガノポリシロキサン化合物及び硬化性螢光オルガノポリシロキサン組成物Info
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Description
【0001】本発明は、硬化性螢光オルガノポリシロキ
サン組成物及びそれらのための反応性螢光化合物に関す
る。より詳しく言えば、本発明は、硬化したシリコーン
コーティングにおいて耐久性のマーカーである新しい反
応性螢光オルガノポリシロキサン化合物を含んでなるシ
リコーンコーティングに関する。
サン組成物及びそれらのための反応性螢光化合物に関す
る。より詳しく言えば、本発明は、硬化したシリコーン
コーティングにおいて耐久性のマーカーである新しい反
応性螢光オルガノポリシロキサン化合物を含んでなるシ
リコーンコーティングに関する。
【0002】硬化したシリコーンコーティングは、接着
剤を保持している商品、例えばラベルやテープといった
ようなもののための可剥性の支持材の製造に長いこと使
用されている。硬化シリコーンコーティングは、一般
に、硬化性液体組成物の薄い(例えば0.5μm)層とし
て紙又はプラスチックフィルムのような基材へ適用さ
れ、続いて熱又は放射線を適用して硬化させて架橋した
フィルムにされる。従って、こうしてコーティングされ
た支持材は、これがそれから剥離されるべき接着剤層と
剥離可能な接触をさせられる。
剤を保持している商品、例えばラベルやテープといった
ようなもののための可剥性の支持材の製造に長いこと使
用されている。硬化シリコーンコーティングは、一般
に、硬化性液体組成物の薄い(例えば0.5μm)層とし
て紙又はプラスチックフィルムのような基材へ適用さ
れ、続いて熱又は放射線を適用して硬化させて架橋した
フィルムにされる。従って、こうしてコーティングされ
た支持材は、これがそれから剥離されるべき接着剤層と
剥離可能な接触をさせられる。
【0003】硬化した剥離コーティングは典型的に、非
常に薄く及び/又は非常に透明であるため肉眼で見るこ
とができないので、コーティングした支持材のどちら側
に硬化した剥離コーティングが付いているのか、そして
そのコーティングがどれだけ連続であるのかを調べるの
が困難である。従って、可剥性支持材を使用する際に
は、支持材の未コーティングの又は不適当にコーティン
グされた表面を接着剤層と剥離不能の接触をさせる可能
性が存在する。このように、支持材上のシリコーン剥離
コーティングの存在及び連続性を、好ましくは可剥性支
持材を作製している間に、検出するための方法は有益で
あろう。更に、基材上のコーティングの量を、経済的且
つ有効なやり方でもって、製造ラインですなわち可剥性
支持材を製造している間に適用される量を管理すること
ができるように測定することが望ましい。
常に薄く及び/又は非常に透明であるため肉眼で見るこ
とができないので、コーティングした支持材のどちら側
に硬化した剥離コーティングが付いているのか、そして
そのコーティングがどれだけ連続であるのかを調べるの
が困難である。従って、可剥性支持材を使用する際に
は、支持材の未コーティングの又は不適当にコーティン
グされた表面を接着剤層と剥離不能の接触をさせる可能
性が存在する。このように、支持材上のシリコーン剥離
コーティングの存在及び連続性を、好ましくは可剥性支
持材を作製している間に、検出するための方法は有益で
あろう。更に、基材上のコーティングの量を、経済的且
つ有効なやり方でもって、製造ラインですなわち可剥性
支持材を製造している間に適用される量を管理すること
ができるように測定することが望ましい。
【0004】硬化性シリコーンコーティングへ目に見え
る着色剤(顔料又は染料)を添加することは、目に見え
る違いを出すのに必要とされる多量の着色剤はコーティ
ングの硬化及び/又は硬化したコーティングの接着剤剥
離特性に不利な影響を及ぼしかねないので、一般に意に
満たないことが分っている。その上、着色されたコーテ
ィングは時として美観上望ましくない。
る着色剤(顔料又は染料)を添加することは、目に見え
る違いを出すのに必要とされる多量の着色剤はコーティ
ングの硬化及び/又は硬化したコーティングの接着剤剥
離特性に不利な影響を及ぼしかねないので、一般に意に
満たないことが分っている。その上、着色されたコーテ
ィングは時として美観上望ましくない。
【0005】コーティングの適用及び検出の問題に対す
るもう一つのアプローチは、シリコーンコーティングを
適用する前にこのコーティングへ特定の螢光顔料を加
え、結果として得られた硬化コーティングを紫外線で走
査して螢光を検出することを含む、紙基材上の硬化シリ
コーンコーティングの検出方法である。上記の特定の顔
料はシリコーンコーティングに溶解せず、従って勢いよ
く機械式の攪拌を行って分散させなくてはならない。
るもう一つのアプローチは、シリコーンコーティングを
適用する前にこのコーティングへ特定の螢光顔料を加
え、結果として得られた硬化コーティングを紫外線で走
査して螢光を検出することを含む、紙基材上の硬化シリ
コーンコーティングの検出方法である。上記の特定の顔
料はシリコーンコーティングに溶解せず、従って勢いよ
く機械式の攪拌を行って分散させなくてはならない。
【0006】本発明の目的は、紫外線にさらされると螢
光を発する新しいオルガノポリシロキサン化合物及び組
成物を提供することである。本発明のもう一つの目的
は、硬化性オルガノポリシロキサンコーティング組成物
とこのコーティング組成物の硬化に不利な影響を及ぼす
ことなく反応させることのできる螢光オルガノポリシロ
キサン化合物を提供することである。本発明の特別の目
的は、紫外線下での螢光によって基材上で検出すること
ができる付加硬化する接着剤剥離組成物を提供すること
である。
光を発する新しいオルガノポリシロキサン化合物及び組
成物を提供することである。本発明のもう一つの目的
は、硬化性オルガノポリシロキサンコーティング組成物
とこのコーティング組成物の硬化に不利な影響を及ぼす
ことなく反応させることのできる螢光オルガノポリシロ
キサン化合物を提供することである。本発明の特別の目
的は、紫外線下での螢光によって基材上で検出すること
ができる付加硬化する接着剤剥離組成物を提供すること
である。
【0007】これらの目的、及びシリコーンコーティン
グ技術分野の当業者にとって明らかとなるであろうその
ほかの目的は、簡単に述べるとすれば、硬化性コーティ
ング組成物で硬化成分として使用することのできる複式
反応性螢光オルガノポリシロキサン化合物を提供するこ
とを含む、本発明によって達成される。本発明は更に、
この複式反応性螢光オルガノポリシロキサン化合物を硬
化性オルガノポリシロキサンコーティング組成物と、コ
ーティングの薄い層からそれを紫外線にさらした場合に
少なくとも検出可能な量の螢光を放射させるのに十分な
量で混合することを含む。本発明の好ましい態様では、
ケイ素に結合した反応性部位を2又は3以上有する、ダ
ンシル基含有オルガノポリシロキサンを、硬化成分とし
て付加硬化性接着剤剥離コーティングへ取入れる。
グ技術分野の当業者にとって明らかとなるであろうその
ほかの目的は、簡単に述べるとすれば、硬化性コーティ
ング組成物で硬化成分として使用することのできる複式
反応性螢光オルガノポリシロキサン化合物を提供するこ
とを含む、本発明によって達成される。本発明は更に、
この複式反応性螢光オルガノポリシロキサン化合物を硬
化性オルガノポリシロキサンコーティング組成物と、コ
ーティングの薄い層からそれを紫外線にさらした場合に
少なくとも検出可能な量の螢光を放射させるのに十分な
量で混合することを含む。本発明の好ましい態様では、
ケイ素に結合した反応性部位を2又は3以上有する、ダ
ンシル基含有オルガノポリシロキサンを、硬化成分とし
て付加硬化性接着剤剥離コーティングへ取入れる。
【0008】本発明は、実験式 Ra Xb Lc Zd SiO
(4-a-b-c-d)/2 を有し、この式中のRがケイ素と結合し
た、脂肪族不飽和のない一価の炭化水素基又はハロゲン
化炭化水素基を表し、Xが水素原子及びオレフィン列炭
化水素基からなる群より選択されるケイ素と結合した反
応性部位を表し、Lがケイ素と結合した、螢光核を含有
している一価の有機基を表し、Zがケイ素と結合した加
水分解可能な基を表す化合物であって、当該化合物の1
分子当りに平均して少なくとも2個の反応性部位X及び
少なくとも1個のL基があり、そして下付記号a+b+
c+dの合計が1〜2.67の値である、オルガノポリシロ
キサン化合物に関する。
(4-a-b-c-d)/2 を有し、この式中のRがケイ素と結合し
た、脂肪族不飽和のない一価の炭化水素基又はハロゲン
化炭化水素基を表し、Xが水素原子及びオレフィン列炭
化水素基からなる群より選択されるケイ素と結合した反
応性部位を表し、Lがケイ素と結合した、螢光核を含有
している一価の有機基を表し、Zがケイ素と結合した加
水分解可能な基を表す化合物であって、当該化合物の1
分子当りに平均して少なくとも2個の反応性部位X及び
少なくとも1個のL基があり、そして下付記号a+b+
c+dの合計が1〜2.67の値である、オルガノポリシロ
キサン化合物に関する。
【0009】上記の実験式において、Rは、脂肪族不飽
和結合がなく且つ、好ましくは20個以下の炭素原子、最
も好ましくは1〜6個の炭素原子を有する、ケイ素と結
合した任意の一価の炭化水素基又はハロゲン化炭化水素
基を表す。
和結合がなく且つ、好ましくは20個以下の炭素原子、最
も好ましくは1〜6個の炭素原子を有する、ケイ素と結
合した任意の一価の炭化水素基又はハロゲン化炭化水素
基を表す。
【0010】Rに包含される一価の炭化水素基の例に
は、アルキル基、例えばメチル基、エチル基、そして直
鎖の形及び枝分れした鎖の形のプロピル基、ヘキシル
基、オクチル基、デシル基及びオクタデシル基といった
ようなものや、シクロヘキシル基のような脂環式基や、
芳香核を有する、例えばフェニル基、トリル基、ベンジ
ル基、フェニルエチル基及びキシリル基といったような
基が含められる。
は、アルキル基、例えばメチル基、エチル基、そして直
鎖の形及び枝分れした鎖の形のプロピル基、ヘキシル
基、オクチル基、デシル基及びオクタデシル基といった
ようなものや、シクロヘキシル基のような脂環式基や、
芳香核を有する、例えばフェニル基、トリル基、ベンジ
ル基、フェニルエチル基及びキシリル基といったような
基が含められる。
【0011】Rに包含されるハロゲン化炭化水素基の例
には、1又は2個以上の水素原子がハロゲン原子、好ま
しくは塩素又はフッ素で置換されている上述の炭化水素
基がいずれも含まれる。ハロゲン化炭化水素基のうち
の、ケイ素原子に直接結合する、又はケイ素原子から炭
素原子一つ隔てた脂肪族炭素原子は、ハロゲン原子を含
有しない方が好ましい。
には、1又は2個以上の水素原子がハロゲン原子、好ま
しくは塩素又はフッ素で置換されている上述の炭化水素
基がいずれも含まれる。ハロゲン化炭化水素基のうち
の、ケイ素原子に直接結合する、又はケイ素原子から炭
素原子一つ隔てた脂肪族炭素原子は、ハロゲン原子を含
有しない方が好ましい。
【0012】R基は好ましくは、工業的に使用されてい
る基、例えばメチル基、フェニル基及び式CF3(CF2)n CH
2CH2−を有し、式中のnの値が0であるか又は0より大
きく、好ましくは0〜10、最も好ましくは0〜4である
ペルフルオロアルキルエチル基の如きもの、の群より選
ばれる。典型的には、R基は、本発明のオルガノポリシ
ロキサン化合物中の、ケイ素原子を結合する二価の酸素
を除いて、ケイ素と結合する基の大部分を構成する。
る基、例えばメチル基、フェニル基及び式CF3(CF2)n CH
2CH2−を有し、式中のnの値が0であるか又は0より大
きく、好ましくは0〜10、最も好ましくは0〜4である
ペルフルオロアルキルエチル基の如きもの、の群より選
ばれる。典型的には、R基は、本発明のオルガノポリシ
ロキサン化合物中の、ケイ素原子を結合する二価の酸素
を除いて、ケイ素と結合する基の大部分を構成する。
【0013】オルガノポリシロキサン化合物を有機の感
圧接着剤剥離コーティング組成物に取入れる場合には、
本発明の化合物の全部のR基のうちの少なくとも90モル
%、好ましくは少なくとも95モル%を、メチル基が構成
する。オルガノポリシロキサン化合物をシリコーン感圧
接着剤剥離コーティング組成物に取入れる場合には、上
記の式CF3(CF2)n CH2CH2−を有するペルフルオロアルキ
ルエチル基が全R基のうちの5〜50モル%、好ましくは
10〜25モル%を構成する。
圧接着剤剥離コーティング組成物に取入れる場合には、
本発明の化合物の全部のR基のうちの少なくとも90モル
%、好ましくは少なくとも95モル%を、メチル基が構成
する。オルガノポリシロキサン化合物をシリコーン感圧
接着剤剥離コーティング組成物に取入れる場合には、上
記の式CF3(CF2)n CH2CH2−を有するペルフルオロアルキ
ルエチル基が全R基のうちの5〜50モル%、好ましくは
10〜25モル%を構成する。
【0014】上記の実験式中の各Eは、水素原子及びオ
レフィン列炭化水素基からなる群より選ばれる、ケイ素
と結合した任意の反応性部位を独立に表す。Xに包含さ
れるオレフィン列炭化水素基の例には、ビニル基、そし
て直鎖又は枝分れした鎖の形のアリル基、ブテニル基、
ペンテニル基、ヘキセニル基及びオクテニル基が含めら
れる。オレフィン列炭化水素基のうちの少なくとも二
つ、最も好ましくは全部は、少なくとも一つの CH2=CH
−基を含有する方が好ましい。Xは好ましくは、工業的
に使用される例えば水素、ビニル基及び5−ヘキセニル
基といったような反応性部位の群より選ばれる。
レフィン列炭化水素基からなる群より選ばれる、ケイ素
と結合した任意の反応性部位を独立に表す。Xに包含さ
れるオレフィン列炭化水素基の例には、ビニル基、そし
て直鎖又は枝分れした鎖の形のアリル基、ブテニル基、
ペンテニル基、ヘキセニル基及びオクテニル基が含めら
れる。オレフィン列炭化水素基のうちの少なくとも二
つ、最も好ましくは全部は、少なくとも一つの CH2=CH
−基を含有する方が好ましい。Xは好ましくは、工業的
に使用される例えば水素、ビニル基及び5−ヘキセニル
基といったような反応性部位の群より選ばれる。
【0015】本発明のオルガノポリシロキサン化合物
は、付加硬化組成物の硬化に実質上不利な影響を及ぼす
ことなくこの組成物において反応性成分として有効であ
るためには、X基を少なくとも2個、好ましくは2個よ
り多く含有しなくてはならない。すなわち、Xが水素で
ある場合、分子中には、単独にかあるいは他のオルガノ
水素ポリシロキサンと一緒になって、付加硬化組成物の
オレフィン列基含有成分と共に硬化成分として働くのに
少なくとも十分な数のそれがなければならない。あるい
はまた、Xがオレフィン列基である場合、分子中には、
単独にかあるいは他のオレフィン列基含有オルガノポリ
シロキサンと一緒になって、付加硬化組成物のオルガノ
水素ポリシロキサン成分と共に硬化成分として働くのに
少なくとも十分な数のそれがなければならない。
は、付加硬化組成物の硬化に実質上不利な影響を及ぼす
ことなくこの組成物において反応性成分として有効であ
るためには、X基を少なくとも2個、好ましくは2個よ
り多く含有しなくてはならない。すなわち、Xが水素で
ある場合、分子中には、単独にかあるいは他のオルガノ
水素ポリシロキサンと一緒になって、付加硬化組成物の
オレフィン列基含有成分と共に硬化成分として働くのに
少なくとも十分な数のそれがなければならない。あるい
はまた、Xがオレフィン列基である場合、分子中には、
単独にかあるいは他のオレフィン列基含有オルガノポリ
シロキサンと一緒になって、付加硬化組成物のオルガノ
水素ポリシロキサン成分と共に硬化成分として働くのに
少なくとも十分な数のそれがなければならない。
【0016】上記の式中の各Lは、螢光核を含有してな
るケイ素と結合する任意の一価の有機基を独立に表す。
本発明は、Lがダンシル又はメチルクマリン核を有する
SiC結合有機基を表すオルガノポリシロキサン化合物に
ついて証明されているとは言うものの、Lは螢光化合物
から誘導されてそれゆえに螢光核を有する任意の一価の
有機基であることができると信じられる。加水分解安定
度を最大限にするためには、Lはケイ素−炭素結合によ
ってSi へ結合される方が好ましい。
るケイ素と結合する任意の一価の有機基を独立に表す。
本発明は、Lがダンシル又はメチルクマリン核を有する
SiC結合有機基を表すオルガノポリシロキサン化合物に
ついて証明されているとは言うものの、Lは螢光化合物
から誘導されてそれゆえに螢光核を有する任意の一価の
有機基であることができると信じられる。加水分解安定
度を最大限にするためには、Lはケイ素−炭素結合によ
ってSi へ結合される方が好ましい。
【0017】ダンシル核は紫外線にさらされると本発明
のオルガノポリシロキサン化合物及び組成物にとって好
ましい螢光を発するので、Lはダンシル核を含有するの
が好ましい。ダンシル核含有基は、紫外線にさらすと、
製紙産業で用いられる紙を漂白する成分により発せられ
る螢光とは異なり、且つそれとは見分けられるほどかけ
離れた螢光を与える。
のオルガノポリシロキサン化合物及び組成物にとって好
ましい螢光を発するので、Lはダンシル核を含有するの
が好ましい。ダンシル核含有基は、紫外線にさらすと、
製紙産業で用いられる紙を漂白する成分により発せられ
る螢光とは異なり、且つそれとは見分けられるほどかけ
離れた螢光を与える。
【0018】「ダンシル核」という表現は、ここでは、
化合物の5−ジメチルアミノナフタレン−1−スルホニ
ルクロリド、すなわちダンシルクロリドにおいて、塩素
原子に結合している残りのものを意味する。ダンシル核
は式−SO2C10H6N(CH3)2 を有し、その硫黄原子で結合す
る。
化合物の5−ジメチルアミノナフタレン−1−スルホニ
ルクロリド、すなわちダンシルクロリドにおいて、塩素
原子に結合している残りのものを意味する。ダンシル核
は式−SO2C10H6N(CH3)2 を有し、その硫黄原子で結合す
る。
【0019】「メチルクマリン核」という表現は、ここ
では、4−メチル−7−ヒドロキシクマリンのヒドロキ
シル基に結合している残りのものを意味する。メチルク
マリン核は式−C10H7O2 を有し、炭素原子を介して結合
する。
では、4−メチル−7−ヒドロキシクマリンのヒドロキ
シル基に結合している残りのものを意味する。メチルク
マリン核は式−C10H7O2 を有し、炭素原子を介して結合
する。
【0020】本発明の好ましい態様では、ダンシル又は
メチルクマリン核を有する一価の有機基は、二価の有機
結合基を介してケイ素原子と結合し、この二価の有機結
合基の一方の末端はそのケイ素原子に結合する炭素原子
であり、そして他方の末端はメチルクマリン核に結合す
る酸素原子又はダンシル核に結合する窒素原子である。
メチルクマリン核を有する一価の有機基は、二価の有機
結合基を介してケイ素原子と結合し、この二価の有機結
合基の一方の末端はそのケイ素原子に結合する炭素原子
であり、そして他方の末端はメチルクマリン核に結合す
る酸素原子又はダンシル核に結合する窒素原子である。
【0021】これらの二価の有機結合基の例には、式−
R1(NHR1)g NR3 −を有する基及び−R1(R1O) g O −を有
する基であって、これらの式においてR1 が二価の炭化
水素基、R3 が水素又は炭素原子数1〜6個のアルキル
基であり、gの値が0〜4であるものが含まれるが、結
合基の例はこれらには限定されない。gが0より大きい
ポリアミノ結合基は2以上のダンシル核を含有してもよ
い、ということを理解すべきである。
R1(NHR1)g NR3 −を有する基及び−R1(R1O) g O −を有
する基であって、これらの式においてR1 が二価の炭化
水素基、R3 が水素又は炭素原子数1〜6個のアルキル
基であり、gの値が0〜4であるものが含まれるが、結
合基の例はこれらには限定されない。gが0より大きい
ポリアミノ結合基は2以上のダンシル核を含有してもよ
い、ということを理解すべきである。
【0022】本発明の好ましい態様では、結合基は−R1
NH−又は−R1O −である。これらの態様において、R1
は炭素原子数3〜6個の二価の炭化水素基、例えばトリ
メチレン、テトラメチレン又はイソブチレン基のような
ものである。好ましくは、R 1 はトリメチレン又はイソ
ブチレン基である。例を挙げれば、−CH2CH2CH2NH −,
−CH2CH2CH2O−,−CH2CH(CH3)CH2N(CH3) −,−CH2CH
(CH3)CH2NH −,−CH2CH2CH2N(CH3) −及び−CH2CH(C
H3)CH2O−である。
NH−又は−R1O −である。これらの態様において、R1
は炭素原子数3〜6個の二価の炭化水素基、例えばトリ
メチレン、テトラメチレン又はイソブチレン基のような
ものである。好ましくは、R 1 はトリメチレン又はイソ
ブチレン基である。例を挙げれば、−CH2CH2CH2NH −,
−CH2CH2CH2O−,−CH2CH(CH3)CH2N(CH3) −,−CH2CH
(CH3)CH2NH −,−CH2CH2CH2N(CH3) −及び−CH2CH(C
H3)CH2O−である。
【0023】上記の実験式で、各Zはケイ素と結合した
任意の加水分解可能基を独立に表す。Zとして使用する
のに適当な加水分解可能基の例には、塩素の如きハロゲ
ン、ヒドロキシル基、アルコキシ基(例えばメトキシ
基、エトキシ基及びプロポキシ基のようなもの)、アセ
トキシ基の如きアシルオキシ基、アセトアミド基の如き
アシルアミノ基、そしてメチルケトキシモ基のようなケ
トキシモ基が含まれる。
任意の加水分解可能基を独立に表す。Zとして使用する
のに適当な加水分解可能基の例には、塩素の如きハロゲ
ン、ヒドロキシル基、アルコキシ基(例えばメトキシ
基、エトキシ基及びプロポキシ基のようなもの)、アセ
トキシ基の如きアシルオキシ基、アセトアミド基の如き
アシルアミノ基、そしてメチルケトキシモ基のようなケ
トキシモ基が含まれる。
【0024】特許請求の範囲に記載されたオルガノポリ
シロキサン化合物は、本発明の化合物を調製する際に使
用される中間体から生じる微量のケイ素結合基を更に含
有することができる、ということは、本発明の範囲内且
つ精神内である。例えば、アミノアルキル置換された有
機ケイ素化合物へダンシルクロリドのようなダンシル核
含有化合物を使ってダンシル核を導入後に、微量のアミ
ン含有機が未反応のままであってもよい。同じように、
クロロアルキル置換された有機ケイ素化合物へ4−メチ
ル−7−ヒドロキシクマリンのようなメチルクマリン核
含有化合物を使ってメチルクマリン核を導入した後に、
クロロアルキル基が未反応のままであってもよい。
シロキサン化合物は、本発明の化合物を調製する際に使
用される中間体から生じる微量のケイ素結合基を更に含
有することができる、ということは、本発明の範囲内且
つ精神内である。例えば、アミノアルキル置換された有
機ケイ素化合物へダンシルクロリドのようなダンシル核
含有化合物を使ってダンシル核を導入後に、微量のアミ
ン含有機が未反応のままであってもよい。同じように、
クロロアルキル置換された有機ケイ素化合物へ4−メチ
ル−7−ヒドロキシクマリンのようなメチルクマリン核
含有化合物を使ってメチルクマリン核を導入した後に、
クロロアルキル基が未反応のままであってもよい。
【0025】上式中のa及びdの値は0〜2(0及び2
を含む)であって、例えば0.1,0.5,1,1.5及び1.
9のような値である。上式中のb及びcの値は0より大
きい値から1までであって、例えば0.1,0.5及び0.9
のような値である。上式中のa+b+c+dの合計は、
1から2.67までの値を有し、それにより、線状、環式、
枝分れ及び網状のシロキサン構造のような、いずれの分
子構造をも有することのできるオルガノポリシロキサン
を提供する。
を含む)であって、例えば0.1,0.5,1,1.5及び1.
9のような値である。上式中のb及びcの値は0より大
きい値から1までであって、例えば0.1,0.5及び0.9
のような値である。上式中のa+b+c+dの合計は、
1から2.67までの値を有し、それにより、線状、環式、
枝分れ及び網状のシロキサン構造のような、いずれの分
子構造をも有することのできるオルガノポリシロキサン
を提供する。
【0026】本発明のオルガノポリシロキサン化合物
は、例えばR3SiO1/2, LR2SiO1/2, XR2SiO1/2, ZR2Si
O1/2, LXRSiO1/2及び Z2RSiO1/2といったような末端単
位、例えばR2SiO2/2,LRSiO2/2,XRSiO2/2及びXLSiO2/2
といったような線状単位、そして例えば RSiO3/2, LSi
O3/2, XSiO3/2及びSiO4/2といったような枝分れ単位よ
り選ばれた3個以上のシロキサン単位を含む。
は、例えばR3SiO1/2, LR2SiO1/2, XR2SiO1/2, ZR2Si
O1/2, LXRSiO1/2及び Z2RSiO1/2といったような末端単
位、例えばR2SiO2/2,LRSiO2/2,XRSiO2/2及びXLSiO2/2
といったような線状単位、そして例えば RSiO3/2, LSi
O3/2, XSiO3/2及びSiO4/2といったような枝分れ単位よ
り選ばれた3個以上のシロキサン単位を含む。
【0027】本発明の化合物は、好ましくは、次に掲げ
る線状の式を有する。 YMe2SiO(Me2SiO)x (MeLSiO)y (MeXSiO)z SiMe2Y この式で、各Yは、好ましい態様を含めて、上述のR,
X,L及びZ基からなる群より選択される基を独立に表
す。Me はメチル基である。
る線状の式を有する。 YMe2SiO(Me2SiO)x (MeLSiO)y (MeXSiO)z SiMe2Y この式で、各Yは、好ましい態様を含めて、上述のR,
X,L及びZ基からなる群より選択される基を独立に表
す。Me はメチル基である。
【0028】例えば、Y基は両方とも例えばMe のよう
なR基であることができ、この場合には、必要とされる
数のL基及びX反応性部位を提供するために、yの値は
少なくとも1でなければならず、またzの値は少なくと
も2でなければならない。あるいはまた、両方のY基と
もL基かあるいはX基であることができ、それによっ
て、y又はzの値がそれぞれ0になるのを許すけれど
も、このことを必要とはしない。
なR基であることができ、この場合には、必要とされる
数のL基及びX反応性部位を提供するために、yの値は
少なくとも1でなければならず、またzの値は少なくと
も2でなければならない。あるいはまた、両方のY基と
もL基かあるいはX基であることができ、それによっ
て、y又はzの値がそれぞれ0になるのを許すけれど
も、このことを必要とはしない。
【0029】x,y及びzの平均値は、オルガノポリシ
ロキサンが少なくとも一つのL基と少なくとも二つのX
反応性部位とを含有することを条件として、0又はこれ
より大きい値であることができる。xの値は、典型的に
は0〜3,000 の範囲内であり、好ましくは10〜1,000 、
最も好ましくは50〜500 である。y及びzの値は、好ま
しくは0〜100 の範囲内であり、最も好ましくは0〜10
である。
ロキサンが少なくとも一つのL基と少なくとも二つのX
反応性部位とを含有することを条件として、0又はこれ
より大きい値であることができる。xの値は、典型的に
は0〜3,000 の範囲内であり、好ましくは10〜1,000 、
最も好ましくは50〜500 である。y及びzの値は、好ま
しくは0〜100 の範囲内であり、最も好ましくは0〜10
である。
【0030】x+y+zの合計の値は、1以上でなけれ
ばならない。x+y+zの合計についての上限は知られ
ておらず、その所望の値はオルガノポリシロキサン化合
物が応用される用途に依存する。とは言うものの、大抵
の用途にとっては、オルガノポリシロキサン化合物は液
体であり、好ましくは流動性の液体であることが要望さ
れ、 3,000の上限、好ましくは 500、最も好ましくは約
100 の上限を有するのが適当である。本発明のオルガノ
ポリシロキサン化合物は、最高 100,000,000cP(センチ
ポアズ)までの範囲の粘度、最も好ましくは10〜10,000
cPの粘度を有することができ、そしてコーティング用途
については25℃で 100〜1,000cP の粘度を有することが
できる。
ばならない。x+y+zの合計についての上限は知られ
ておらず、その所望の値はオルガノポリシロキサン化合
物が応用される用途に依存する。とは言うものの、大抵
の用途にとっては、オルガノポリシロキサン化合物は液
体であり、好ましくは流動性の液体であることが要望さ
れ、 3,000の上限、好ましくは 500、最も好ましくは約
100 の上限を有するのが適当である。本発明のオルガノ
ポリシロキサン化合物は、最高 100,000,000cP(センチ
ポアズ)までの範囲の粘度、最も好ましくは10〜10,000
cPの粘度を有することができ、そしてコーティング用途
については25℃で 100〜1,000cP の粘度を有することが
できる。
【0031】本発明の好ましい線状オルガノポリシロキ
サン化合物の例には、次に掲げるものが含められるが、
これらに限定はされない。 Me3SiO(Me2SiO)x (MeLSiO)y (MeHSiO)z SiMe3 Me3SiO(Me2SiO)x (MeLSiO)y (MeViSiO)z SiMe3 ViMe2SiO(Me2SiO)x (MeLSiO)y (MeViSiO)z SiMe2Vi ViMe2SiO(Me2SiO)x (MeLSiO)y SiMe2Vi LMe2SiO(Me2SiO)x (MeViSiO)z SiMe2L LMe2SiO(Me2SiO)x (MeLSiO)y (MeViSiO)z SiMe2L LMe2SiO(Me2SiO)x (MeLSiO)y (MeHSiO)z SiMe2L LMe2SiO(Me2SiO)x (MeHSiO)z SiMe2L HOMe2SiO(Me2SiO)x (MeLSiO)y (MeViSiO)z SiMe2OH これらの式において、x,y及びzの値は必要とされる
数の螢光基及び反応性部位を供給するのに少なくとも十
分な値である。
サン化合物の例には、次に掲げるものが含められるが、
これらに限定はされない。 Me3SiO(Me2SiO)x (MeLSiO)y (MeHSiO)z SiMe3 Me3SiO(Me2SiO)x (MeLSiO)y (MeViSiO)z SiMe3 ViMe2SiO(Me2SiO)x (MeLSiO)y (MeViSiO)z SiMe2Vi ViMe2SiO(Me2SiO)x (MeLSiO)y SiMe2Vi LMe2SiO(Me2SiO)x (MeViSiO)z SiMe2L LMe2SiO(Me2SiO)x (MeLSiO)y (MeViSiO)z SiMe2L LMe2SiO(Me2SiO)x (MeLSiO)y (MeHSiO)z SiMe2L LMe2SiO(Me2SiO)x (MeHSiO)z SiMe2L HOMe2SiO(Me2SiO)x (MeLSiO)y (MeViSiO)z SiMe2OH これらの式において、x,y及びzの値は必要とされる
数の螢光基及び反応性部位を供給するのに少なくとも十
分な値である。
【0032】本発明のオルガノポリシロキサン化合物
は、やはり反応性部位を取入れるため螢光基含有オルガ
ノポリシロキサンを調製するための公知の有機ケイ素合
成方法を改変して調製することができる。例えば、米国
特許第 2950986号、第 3427273号、第 3741932号、第 4
396528号、第 4746751号及び第 4866152号各明細書、並
びに、この出願の優先権主張日と同じ1990年5月2日出
願の"FLUORESCENT ORGANOSILICON COMPOUNDS AND METHO
DS" という発明の名称の同時係属米国特許出願明細書
は、種々の螢光核と、それらの核を本発明の化合物を調
製するためのシラン及び/又はシロキサン前駆物質へど
のように導入するかを示す。この開示及び上記米国特許
明細書の教示を読めば、有機ケイ素技術分野の当業者
は、一つ以上の螢光基と付加硬化のための二つ以上の反
応性部位とを有し、それゆえに本発明の範囲及び精神内
にある、多数の化合物を合成することができよう。
は、やはり反応性部位を取入れるため螢光基含有オルガ
ノポリシロキサンを調製するための公知の有機ケイ素合
成方法を改変して調製することができる。例えば、米国
特許第 2950986号、第 3427273号、第 3741932号、第 4
396528号、第 4746751号及び第 4866152号各明細書、並
びに、この出願の優先権主張日と同じ1990年5月2日出
願の"FLUORESCENT ORGANOSILICON COMPOUNDS AND METHO
DS" という発明の名称の同時係属米国特許出願明細書
は、種々の螢光核と、それらの核を本発明の化合物を調
製するためのシラン及び/又はシロキサン前駆物質へど
のように導入するかを示す。この開示及び上記米国特許
明細書の教示を読めば、有機ケイ素技術分野の当業者
は、一つ以上の螢光基と付加硬化のための二つ以上の反
応性部位とを有し、それゆえに本発明の範囲及び精神内
にある、多数の化合物を合成することができよう。
【0033】上に開示したように、本発明の好ましい化
合物はダンシル核又はメチルクマリン核を有する。本発
明のダンシル核含有化合物は、例えば、アミノ官能性シ
ラン又はシロキサンを、ダンシルクロリドとして知られ
る5−ジメチルアミノナフタレン−1−スルホニルクロ
リドのようなダンシル核含有標識剤と反応させ、もっと
多くが必要ならば、続いて標準的なシロキサン合成法に
よりケイ素結合反応性部位を導入して、たやすく製造す
ることができる。本発明のメチルクマリン核含有化合物
は、例えば、4−メチル−7−ヒドロキシクマリンを脂
肪族ハロゲン化物と反応させ、もっと多くが必要なら
ば、続いて標準的なシロキサン合成法によりケイ素結合
反応性部位を導入して、たやすく製造することができ
る。
合物はダンシル核又はメチルクマリン核を有する。本発
明のダンシル核含有化合物は、例えば、アミノ官能性シ
ラン又はシロキサンを、ダンシルクロリドとして知られ
る5−ジメチルアミノナフタレン−1−スルホニルクロ
リドのようなダンシル核含有標識剤と反応させ、もっと
多くが必要ならば、続いて標準的なシロキサン合成法に
よりケイ素結合反応性部位を導入して、たやすく製造す
ることができる。本発明のメチルクマリン核含有化合物
は、例えば、4−メチル−7−ヒドロキシクマリンを脂
肪族ハロゲン化物と反応させ、もっと多くが必要なら
ば、続いて標準的なシロキサン合成法によりケイ素結合
反応性部位を導入して、たやすく製造することができ
る。
【0034】1当量のダンシルクロリドと1当量のアミ
ノ官能性ケイ素化合物との反応は、次に掲げる一般反応
機構で表すことができる。
ノ官能性ケイ素化合物との反応は、次に掲げる一般反応
機構で表すことができる。
【化1】
【0035】2当量のダンシルクロリドと1当量のジア
ミノ官能性ケイ素化合物との反応は、次に掲げる一般反
応機構で表すことができる。
ミノ官能性ケイ素化合物との反応は、次に掲げる一般反
応機構で表すことができる。
【化2】
【0036】1当量の4−メチル−7−ヒドロキシクマ
リンと1当量の脂肪族ハロゲン化物ケイ素化合物との反
応は、次に掲げる一般反応機構で表すことができる。
リンと1当量の脂肪族ハロゲン化物ケイ素化合物との反
応は、次に掲げる一般反応機構で表すことができる。
【化3】
【0037】先に言及したように、本発明のオルガノポ
リシロキサン化合物は、付加硬化するシリコーンコーテ
ィング組成物における耐久性のマーカーとして有用であ
る。これらの化合物は、付加硬化性シリコーン組成物で
添加剤として使用することができ、あるいはそれらを、
典型的な共反応物と一緒に使用して、付加硬化性組成物
を配合することができる。
リシロキサン化合物は、付加硬化するシリコーンコーテ
ィング組成物における耐久性のマーカーとして有用であ
る。これらの化合物は、付加硬化性シリコーン組成物で
添加剤として使用することができ、あるいはそれらを、
典型的な共反応物と一緒に使用して、付加硬化性組成物
を配合することができる。
【0038】従って、本発明は更に、次に掲げる成分
(A)及び(B)を含んでなる硬化性組成物に関する。 (A)実験式 Ra Xb Lc Zd SiO(4-a-b-c-d)/2 を有
し、この式中のRがケイ素と結合した、脂肪族不飽和の
ない一価の炭化水素基又はハロゲン化炭化水素基を表
し、Xが水素原子及びオレフィン列炭化水素基からなる
群より選択されるケイ素と結合した反応性部位を表し、
Lがケイ素と結合した、螢光核を含有している一価の有
機基を表し、Zがケイ素と結合した加水分解可能な基を
表す化合物であって、当該化合物の1分子当りに平均し
て少なくとも2個の反応性部位X及び少なくとも1個の
L基があり、そして下付記号a+b+c+dの合計が1
〜2.67の値である、オルガノポリシロキサン化合物。 (B)次の(i)〜(iii)からなる群、すなわち、 (i)ヒドロシリル化触媒、 (ii)ヒドロシリル化触媒のための抑制剤、 (iii) ヒドロシリル化反応の代用として、成分(A)
のケイ素と結合した反応性基と反応性であるケイ素結合
基を少なくとも二つ有するオルガノポリシロキサン、か
らなる群より選ばれた少なくとも一つの成分。
(A)及び(B)を含んでなる硬化性組成物に関する。 (A)実験式 Ra Xb Lc Zd SiO(4-a-b-c-d)/2 を有
し、この式中のRがケイ素と結合した、脂肪族不飽和の
ない一価の炭化水素基又はハロゲン化炭化水素基を表
し、Xが水素原子及びオレフィン列炭化水素基からなる
群より選択されるケイ素と結合した反応性部位を表し、
Lがケイ素と結合した、螢光核を含有している一価の有
機基を表し、Zがケイ素と結合した加水分解可能な基を
表す化合物であって、当該化合物の1分子当りに平均し
て少なくとも2個の反応性部位X及び少なくとも1個の
L基があり、そして下付記号a+b+c+dの合計が1
〜2.67の値である、オルガノポリシロキサン化合物。 (B)次の(i)〜(iii)からなる群、すなわち、 (i)ヒドロシリル化触媒、 (ii)ヒドロシリル化触媒のための抑制剤、 (iii) ヒドロシリル化反応の代用として、成分(A)
のケイ素と結合した反応性基と反応性であるケイ素結合
基を少なくとも二つ有するオルガノポリシロキサン、か
らなる群より選ばれた少なくとも一つの成分。
【0039】本発明のこれらの硬化性組成物において
は、螢光オルガノポリシロキサン化合物(A)は、好ま
しい態様を含めて、この明細書に記載された本発明のオ
ルガノポリシロキサン化合物のうちのいずれでもよい。
このほかに、成分(A)は、L基を含有せずに螢光オル
ガノポリシロキサンに存在しているものと同じ種類のX
基を含有するオルガノポリシロキサン化合物を更に含む
ことができる。
は、螢光オルガノポリシロキサン化合物(A)は、好ま
しい態様を含めて、この明細書に記載された本発明のオ
ルガノポリシロキサン化合物のうちのいずれでもよい。
このほかに、成分(A)は、L基を含有せずに螢光オル
ガノポリシロキサンに存在しているものと同じ種類のX
基を含有するオルガノポリシロキサン化合物を更に含む
ことができる。
【0040】本発明の硬化性組成物の成分(B)は、付
加硬化シリコーン組成物で用いられる周知の共反応物の
うちの1種又は2種以上を含んでなる。付加硬化とは、
組成物の粘度上昇に至るヒドロシリル化反応を含む反応
を意味する。典型的には、付加硬化組成物はこの反応に
よって、液体又は流動可能な状態から固体状態又は流動
不能の状態に変えられる。接着剤剥離コーティングにつ
いて言えば、付加硬化組成物は、下記において更に定義
されるように、移行がなく、スミアがなく、そして摩擦
落ちがなくなるのに十分なだけ硬化させられる。ヒドロ
シリル化は、次に掲げる機構により一般的に表される。
加硬化シリコーン組成物で用いられる周知の共反応物の
うちの1種又は2種以上を含んでなる。付加硬化とは、
組成物の粘度上昇に至るヒドロシリル化反応を含む反応
を意味する。典型的には、付加硬化組成物はこの反応に
よって、液体又は流動可能な状態から固体状態又は流動
不能の状態に変えられる。接着剤剥離コーティングにつ
いて言えば、付加硬化組成物は、下記において更に定義
されるように、移行がなく、スミアがなく、そして摩擦
落ちがなくなるのに十分なだけ硬化させられる。ヒドロ
シリル化は、次に掲げる機構により一般的に表される。
【化4】
【0041】成分(B)は、(i)ヒドロシリル化触
媒、(ii)ヒドロシリル化触媒のための抑制剤、そし
て(iii)ヒドロシリル化反応により成分(A)のケイ素
と結合した反応性基と反応性であるケイ素結合基を少な
くとも二つ有するオルガノポリシロキサン、からなる群
より選ばれる周知の付加硬化共反応物の群より選択され
る。
媒、(ii)ヒドロシリル化触媒のための抑制剤、そし
て(iii)ヒドロシリル化反応により成分(A)のケイ素
と結合した反応性基と反応性であるケイ素結合基を少な
くとも二つ有するオルガノポリシロキサン、からなる群
より選ばれる周知の付加硬化共反応物の群より選択され
る。
【0042】例えば、成分(B)が成分(i)と(iii)
を含む場合には、結果として得られる本発明の組成物は
室温で自然に硬化可能である。成分(i),(ii)及び
(iii)の存在する場合にあっては、組成物は誘導期間の
後に室温で硬化可能であり、又は高温で自然に硬化可能
である。あるいはまた、成分(B)(ii)と共に又はこれ
なしに成分(B)(i)を含んでなる本発明の硬化性組成
物は、それに成分(B)(iii)が加えられるまでは硬化不
能である。成分(A)及び(B)を含んでなる二つ以上
の不硬化組成物を周知のやり方でもって混合して本発明
の組成物を調製することは、本発明の範囲及び精神内で
ある。
を含む場合には、結果として得られる本発明の組成物は
室温で自然に硬化可能である。成分(i),(ii)及び
(iii)の存在する場合にあっては、組成物は誘導期間の
後に室温で硬化可能であり、又は高温で自然に硬化可能
である。あるいはまた、成分(B)(ii)と共に又はこれ
なしに成分(B)(i)を含んでなる本発明の硬化性組成
物は、それに成分(B)(iii)が加えられるまでは硬化不
能である。成分(A)及び(B)を含んでなる二つ以上
の不硬化組成物を周知のやり方でもって混合して本発明
の組成物を調製することは、本発明の範囲及び精神内で
ある。
【0043】ヒドロシリル化触媒成分(i)は、ケイ素
と結合した水素原子とケイ素と結合したオレフィン列炭
化水素基との反応を触媒するペルオキシド含有又は白金
族金属含有物質のうちのいずれでもよい。
と結合した水素原子とケイ素と結合したオレフィン列炭
化水素基との反応を触媒するペルオキシド含有又は白金
族金属含有物質のうちのいずれでもよい。
【0044】成分(i)は好ましくは、付加硬化シリコ
ーンコーティング組成物で使用される白金含有又はロジ
ウム含有物質である。それらの例には、塩化白金酸とそ
の化合物及び錯体、そして三塩化ロジウムとその化合物
及び錯体が含まれるが、これらには限定されない。Spei
erの米国特許第 2823218号明細書、 Willingの米国特許
第 3419593号明細書、 Lamoreauxの米国特許第 3220972
号明細書、Karstedtの米国特許第 3814730号明細書、 A
shbyの米国特許第 3159601号明細書、 Modicの米国特許
第 3516946号明細書、Karstedtの米国特許第 3775452号
明細書、 Chalkの米国特許第 3296291号明細書、 Chand
raらの米国特許第 3890359号、第3928629号、第 396081
0号各明細書、及び Sandford, Jr.の米国特許第 412360
4号明細書は、本発明の硬化性組成物で成分(i)とし
て用いるのに適した白金族金属含有触媒を教示する。
ーンコーティング組成物で使用される白金含有又はロジ
ウム含有物質である。それらの例には、塩化白金酸とそ
の化合物及び錯体、そして三塩化ロジウムとその化合物
及び錯体が含まれるが、これらには限定されない。Spei
erの米国特許第 2823218号明細書、 Willingの米国特許
第 3419593号明細書、 Lamoreauxの米国特許第 3220972
号明細書、Karstedtの米国特許第 3814730号明細書、 A
shbyの米国特許第 3159601号明細書、 Modicの米国特許
第 3516946号明細書、Karstedtの米国特許第 3775452号
明細書、 Chalkの米国特許第 3296291号明細書、 Chand
raらの米国特許第 3890359号、第3928629号、第 396081
0号各明細書、及び Sandford, Jr.の米国特許第 412360
4号明細書は、本発明の硬化性組成物で成分(i)とし
て用いるのに適した白金族金属含有触媒を教示する。
【0045】成分(i)は、最も好ましくは白金を含有
する触媒成分である。これは、それらが最も広く用いら
れ且つ入手可能であるからであり、そしてそれらが、下
記において検討されるように、ポットライフ及び硬化時
間の点から本発明の組成物により都合のよい効果を与え
るためである。本発明の組成物において好ましい白金含
有触媒成分は、普通に入手可能な六水和物の形としてか
あるいは無水の形としての、塩化白金酸の形態である。
その理由は、それが有機ケイ素系に容易に分散性である
ためである。
する触媒成分である。これは、それらが最も広く用いら
れ且つ入手可能であるからであり、そしてそれらが、下
記において検討されるように、ポットライフ及び硬化時
間の点から本発明の組成物により都合のよい効果を与え
るためである。本発明の組成物において好ましい白金含
有触媒成分は、普通に入手可能な六水和物の形としてか
あるいは無水の形としての、塩化白金酸の形態である。
その理由は、それが有機ケイ素系に容易に分散性である
ためである。
【0046】特に有効な触媒は、米国特許第 3419593号
明細書に開示されたように、塩化白金酸を脂肪族不飽和
のある例えばジビニルテトラメチルジシロキサンのよう
な有機ケイ素化合物と反応させた場合に得られる組成物
である。
明細書に開示されたように、塩化白金酸を脂肪族不飽和
のある例えばジビニルテトラメチルジシロキサンのよう
な有機ケイ素化合物と反応させた場合に得られる組成物
である。
【0047】本発明の組成物で用いられる白金族金属含
有触媒成分の量は、反応性成分のケイ素と結合した水素
原子及びケイ素と結合したオレフィン列炭化水素基間の
室温反応を促進するのに十分な量がある限りは、狭く制
限されない。この触媒成分の正確な必要量は、特定の触
媒に依存し、容易には予言できない。とは言うものの、
塩化白金酸について言えば、この量は有機ケイ素成分 1
00万重量部当り1重量部ほどの少量の白金でよい。好ま
しくは、この量は同じ基準で少なくとも10重量部であ
る。
有触媒成分の量は、反応性成分のケイ素と結合した水素
原子及びケイ素と結合したオレフィン列炭化水素基間の
室温反応を促進するのに十分な量がある限りは、狭く制
限されない。この触媒成分の正確な必要量は、特定の触
媒に依存し、容易には予言できない。とは言うものの、
塩化白金酸について言えば、この量は有機ケイ素成分 1
00万重量部当り1重量部ほどの少量の白金でよい。好ま
しくは、この量は同じ基準で少なくとも10重量部であ
る。
【0048】白金族金属含有触媒のための抑制剤は、有
機ケイ素の技術分野においてよく知られている。そのよ
うな金属触媒抑制剤の色々なクラスの例には、不飽和有
機化合物、例えばエチレン列不飽和アミド又は芳香族不
飽和アミド(米国特許第 4337332号明細書)、アセチレ
ン列化合物(米国特許第 3445420号及び第 4347346号各
明細書)、エチレン列不飽和イソシアネート類(米国特
許第 3882083号明細書)、オレフィン系シロキサン類
(米国特許第 3989667号明細書)、不飽和炭化水素ジエ
ステル類(米国特許第 4256870号、第 4476166号及び第
4562096号各明細書)、及び共役エン−イン類(米国特
許第 4465818号及び第 4472563号各明細書)といったよ
うなものや、他の有機化合物、例えばヒドロペルオキシ
ド類(米国特許第 4061609号明細書)、ケトン類(米国
特許第 3418731号明細書)、スルホキシド類、アミン
類、ホスフィン類、ホスフィット類、ニトリル類(米国
特許第3344111号明細書)、ジアジリジン類(米国特許
第 4043977号明細書)、及び種々の塩類(例えば米国特
許第 3461185号明細書)といったようなものが含まれ
る。米国特許第 4262107号明細書は、ロジウム系での抑
制剤混合物を開示する。これらの米国特許明細書は、本
発明の硬化性組成物において成分(ii)として用いるの
に適した、白金族金属含有触媒のための抑制剤を教示す
る。
機ケイ素の技術分野においてよく知られている。そのよ
うな金属触媒抑制剤の色々なクラスの例には、不飽和有
機化合物、例えばエチレン列不飽和アミド又は芳香族不
飽和アミド(米国特許第 4337332号明細書)、アセチレ
ン列化合物(米国特許第 3445420号及び第 4347346号各
明細書)、エチレン列不飽和イソシアネート類(米国特
許第 3882083号明細書)、オレフィン系シロキサン類
(米国特許第 3989667号明細書)、不飽和炭化水素ジエ
ステル類(米国特許第 4256870号、第 4476166号及び第
4562096号各明細書)、及び共役エン−イン類(米国特
許第 4465818号及び第 4472563号各明細書)といったよ
うなものや、他の有機化合物、例えばヒドロペルオキシ
ド類(米国特許第 4061609号明細書)、ケトン類(米国
特許第 3418731号明細書)、スルホキシド類、アミン
類、ホスフィン類、ホスフィット類、ニトリル類(米国
特許第3344111号明細書)、ジアジリジン類(米国特許
第 4043977号明細書)、及び種々の塩類(例えば米国特
許第 3461185号明細書)といったようなものが含まれ
る。米国特許第 4262107号明細書は、ロジウム系での抑
制剤混合物を開示する。これらの米国特許明細書は、本
発明の硬化性組成物において成分(ii)として用いるの
に適した、白金族金属含有触媒のための抑制剤を教示す
る。
【0049】本発明の硬化性組成物に含ませるための抑
制剤成分(ii)の量は、重要ではなく、室温での硬化反
応があるとしたならばこれを思いどおりに抑制するが、
有効な高温での硬化反応を妨げるほど多くはないいずれ
の量でもよい。抑制剤の最適量を決めるためには、現状
尊重主義者は、組成物中の硬化性成分の重量を基準とし
て例えば0.1〜10重量%といったような任意の量の抑制
剤を単純に加え、このような量が組成物の硬化挙動に及
ぼす効果を観察し、そして次の組成物における抑制剤の
量を所望のままに調整することができる。一般には、抑
制の程度は組成物中に存在している抑制剤の量に直接関
係する。
制剤成分(ii)の量は、重要ではなく、室温での硬化反
応があるとしたならばこれを思いどおりに抑制するが、
有効な高温での硬化反応を妨げるほど多くはないいずれ
の量でもよい。抑制剤の最適量を決めるためには、現状
尊重主義者は、組成物中の硬化性成分の重量を基準とし
て例えば0.1〜10重量%といったような任意の量の抑制
剤を単純に加え、このような量が組成物の硬化挙動に及
ぼす効果を観察し、そして次の組成物における抑制剤の
量を所望のままに調整することができる。一般には、抑
制の程度は組成物中に存在している抑制剤の量に直接関
係する。
【0050】成分(iii)は、ヒドロシリル化反応の代用
として、成分(A)のケイ素と結合した反応性基と反応
性であるケイ素と結合した基を少なくとも二つ有するい
ずれのオルガノポリシロキサンでもよい。成分(A)が
ケイ素と結合した水素原子を有する場合には、成分(ii
i)は、先に示したケイ素と結合したオレフィン列炭化水
素基を有しなくてはならず、逆もまた同様である。成分
(iii)はまた、所望ならば、上述のケイ素と結合した螢
光基を有することもできる。
として、成分(A)のケイ素と結合した反応性基と反応
性であるケイ素と結合した基を少なくとも二つ有するい
ずれのオルガノポリシロキサンでもよい。成分(A)が
ケイ素と結合した水素原子を有する場合には、成分(ii
i)は、先に示したケイ素と結合したオレフィン列炭化水
素基を有しなくてはならず、逆もまた同様である。成分
(iii)はまた、所望ならば、上述のケイ素と結合した螢
光基を有することもできる。
【0051】成分(iii)として用いるのに適当なオルガ
ノポリシロキサンは、成分(A)のために先に示した実
験式を、cが成分(A)の場合に述べた値のほかに0の
値を有することができることを条件として、有する。
ノポリシロキサンは、成分(A)のために先に示した実
験式を、cが成分(A)の場合に述べた値のほかに0の
値を有することができることを条件として、有する。
【0052】ケイ素と結合した水素原子を含有するオル
ガノポリシロキサン成分(iii)は、好ましくは、25℃で
1〜1000cPの粘度を有する。上述の好ましい一価の炭化
水素基に関して言えば、本発明の組成物のための成分
(iii)として適当なオルガノ水素ポリシロキサンの例に
は、Me3SiO(Me2SiO)x (MeHSiO)z SiMe3, HMe2SiO(Me2S
iO)0.9x (MePhSiO)0.1x (MeHSiO)z SiMe2H, (MeHSi
O)z ,HMe2SiO(Me2SiO)x (MeHSiO)z SiMe2H, HMe2SiO(M
e2SiO)x SiMe2H, (HMe2SiO)4Si, MeSiO(SiMe2H)3及びMe
3SiO(MeHSiO)z SiMe3が含まれる。オレフィン列炭化水
素反応性部位を含有しているオルガノポリシロキサン成
分(iii)の25℃での粘度は、 100cPから100万cP以上ま
でである。上述の好ましい一価の炭化水素基について言
えば、本発明の組成物のための成分(iii)として適当な
上式の線状オルガノポリシロキサンの例には、 PhMeViS
iO(Me2SiO)x SiPhMeVi, Me3SiO(Me2SiO)x (MeViSiO)z
SiMe3, ViMe2SiO(Me2SiO) x SiMe2Vi, PhMeViSiO(Me2Si
O)0.8x(MePhSiO)0.1x (Ph2SiO)0. 1x SiPhMeVi, HOMe2S
iO(Me2SiO)x (MeViSiO)z SiMe2OH 及びViMe2SiO(Me2Si
O) x (MeViSiO)z SiMe2Vi が含まれ、これらの式でMe
,Vi 及びPhはそれぞれメチル基、ビニル基及びフェ
ニル基を表す。x及びzの値は0又は0より大きい値で
よいが、とは言うものの、x+zの合計の値は最高で約
3,000までの値を有する。
ガノポリシロキサン成分(iii)は、好ましくは、25℃で
1〜1000cPの粘度を有する。上述の好ましい一価の炭化
水素基に関して言えば、本発明の組成物のための成分
(iii)として適当なオルガノ水素ポリシロキサンの例に
は、Me3SiO(Me2SiO)x (MeHSiO)z SiMe3, HMe2SiO(Me2S
iO)0.9x (MePhSiO)0.1x (MeHSiO)z SiMe2H, (MeHSi
O)z ,HMe2SiO(Me2SiO)x (MeHSiO)z SiMe2H, HMe2SiO(M
e2SiO)x SiMe2H, (HMe2SiO)4Si, MeSiO(SiMe2H)3及びMe
3SiO(MeHSiO)z SiMe3が含まれる。オレフィン列炭化水
素反応性部位を含有しているオルガノポリシロキサン成
分(iii)の25℃での粘度は、 100cPから100万cP以上ま
でである。上述の好ましい一価の炭化水素基について言
えば、本発明の組成物のための成分(iii)として適当な
上式の線状オルガノポリシロキサンの例には、 PhMeViS
iO(Me2SiO)x SiPhMeVi, Me3SiO(Me2SiO)x (MeViSiO)z
SiMe3, ViMe2SiO(Me2SiO) x SiMe2Vi, PhMeViSiO(Me2Si
O)0.8x(MePhSiO)0.1x (Ph2SiO)0. 1x SiPhMeVi, HOMe2S
iO(Me2SiO)x (MeViSiO)z SiMe2OH 及びViMe2SiO(Me2Si
O) x (MeViSiO)z SiMe2Vi が含まれ、これらの式でMe
,Vi 及びPhはそれぞれメチル基、ビニル基及びフェ
ニル基を表す。x及びzの値は0又は0より大きい値で
よいが、とは言うものの、x+zの合計の値は最高で約
3,000までの値を有する。
【0053】もちろんながら、オルガノポリシロキサン
は有機ケイ素の技術分野において周知である。それらは
典型的に、加水分解可能なシラン類例えばXMe2SiCl, XM
eSiCl2, XSiCl3, Me2SiCl2, Me3SiCl, MeSiCl3, SiCl4,
Me2Si(OMe)2, MeSi(OMe)3及びSi(OCH2CH3)4のようなも
のの加水分解及び縮合により調製され、あるいはそれら
自体が上述の加水分解及び縮合反応により調製される例
えば(Me2SiO)4, Me3SiOSiMe3, (MeXSiO)4 及び XMe2SiO
SiMe2Xのような適当なシロキサン前駆物質の、酸又はア
ルカリに触媒されるシロキサン平衡を経由して調製され
る。オルガノ水素ポリシロキサンは好ましくは、非アル
カリ性条件下で調製される。
は有機ケイ素の技術分野において周知である。それらは
典型的に、加水分解可能なシラン類例えばXMe2SiCl, XM
eSiCl2, XSiCl3, Me2SiCl2, Me3SiCl, MeSiCl3, SiCl4,
Me2Si(OMe)2, MeSi(OMe)3及びSi(OCH2CH3)4のようなも
のの加水分解及び縮合により調製され、あるいはそれら
自体が上述の加水分解及び縮合反応により調製される例
えば(Me2SiO)4, Me3SiOSiMe3, (MeXSiO)4 及び XMe2SiO
SiMe2Xのような適当なシロキサン前駆物質の、酸又はア
ルカリに触媒されるシロキサン平衡を経由して調製され
る。オルガノ水素ポリシロキサンは好ましくは、非アル
カリ性条件下で調製される。
【0054】本発明の組成物で使用されるオルガノポリ
シロキサン成分の量は、当該技術分野の付加硬化性オル
ガノポリシロキサン組成物で使用される量と実質的に同
じである。典型的には、使用すべきオルガノ水素ポリシ
ロキサン成分及びオレフィン含有オルガノポリシロキサ
ン成分の量は、ケイ素と結合した水素原子のケイ素と結
合したオレフィン基に対するモル比で表される。この比
の値は約0.1/1から10/1まで、好ましくは0.5/1
から5/1まで、最も好ましくは1/1から4/1まで
である。
シロキサン成分の量は、当該技術分野の付加硬化性オル
ガノポリシロキサン組成物で使用される量と実質的に同
じである。典型的には、使用すべきオルガノ水素ポリシ
ロキサン成分及びオレフィン含有オルガノポリシロキサ
ン成分の量は、ケイ素と結合した水素原子のケイ素と結
合したオレフィン基に対するモル比で表される。この比
の値は約0.1/1から10/1まで、好ましくは0.5/1
から5/1まで、最も好ましくは1/1から4/1まで
である。
【0055】組成物で使用される螢光オルガノポリシロ
キサン化合物の量は、その螢光を、例えば組成物の存在
を検出し及び/又は組成物の量を測定するといったよう
なことのために、有効なやり方で検出するのを可能にす
るほど十分な量がある限りは、重要ではない。
キサン化合物の量は、その螢光を、例えば組成物の存在
を検出し及び/又は組成物の量を測定するといったよう
なことのために、有効なやり方で検出するのを可能にす
るほど十分な量がある限りは、重要ではない。
【0056】本発明の組成物のオルガノポリシロキサン
成分は全部が螢光基を有することができるとは言うもの
の、オレフィン基含有オルガノポリシロキサン成分又は
オルガノ水素ポリシロキサン成分のうちの一部分が螢光
基を含有することが必要なだけである。
成分は全部が螢光基を有することができるとは言うもの
の、オレフィン基含有オルガノポリシロキサン成分又は
オルガノ水素ポリシロキサン成分のうちの一部分が螢光
基を含有することが必要なだけである。
【0057】ダンシル基含有オルガノポリシロキサン成
分について言えば、少量、例えば1〜49重量%のような
量を、同じタイプの反応性部位を含有するがダンシル基
のない多量の、例えば51〜99重量%のような量の、オル
ガノポリシロキサンと一緒にして使用する方が好まし
く、両方の百分率とも同じタイプの反応性部位すなわち
水素原子かあるいはオレフィン基を含有するオルガノポ
リシロキサンの総量に基づいている。例えば、本発明の
オルガノポリシロキサン組成物は、ダンシル基及びビニ
ル反応性部位を有する1〜49重量部のオルガノポリシロ
キサンと、ビニル反応性部位を有するオルガノポリシロ
キサンを 100重量部供給するのに十分な量の、ダンシル
基がなくビニル反応性部位を有するオルガノポリシロキ
サンとを含んでなる。
分について言えば、少量、例えば1〜49重量%のような
量を、同じタイプの反応性部位を含有するがダンシル基
のない多量の、例えば51〜99重量%のような量の、オル
ガノポリシロキサンと一緒にして使用する方が好まし
く、両方の百分率とも同じタイプの反応性部位すなわち
水素原子かあるいはオレフィン基を含有するオルガノポ
リシロキサンの総量に基づいている。例えば、本発明の
オルガノポリシロキサン組成物は、ダンシル基及びビニ
ル反応性部位を有する1〜49重量部のオルガノポリシロ
キサンと、ビニル反応性部位を有するオルガノポリシロ
キサンを 100重量部供給するのに十分な量の、ダンシル
基がなくビニル反応性部位を有するオルガノポリシロキ
サンとを含んでなる。
【0058】本発明の硬化性組成物は更に、シリコーン
コーティングの技術分野で、特に接着剤剥離コーティン
グの技術分野でよく知られている、例えば希釈剤、溶
剤、充填剤、硬化調節添加剤、接着剤剥離添加剤、界面
活性剤及び湿潤添加剤といったような任意的な成分を含
むことができる。
コーティングの技術分野で、特に接着剤剥離コーティン
グの技術分野でよく知られている、例えば希釈剤、溶
剤、充填剤、硬化調節添加剤、接着剤剥離添加剤、界面
活性剤及び湿潤添加剤といったような任意的な成分を含
むことができる。
【0059】本発明の硬化性組成物は、いずれの適当な
方法により調製することもできる。例えば、螢光オルガ
ノポリシロキサン組成物を調製するための一つの方法
は、次に掲げる成分(A)と(B)とを、成分(A)の
量を(A)及び(B)の混合物を紫外線にさらした時に
これに検出可能な量まで螢光を発生させるのに十分な量
にして混合することを含む。 (A)実験式 Ra Xb Lc Zd SiO(4-a-b-c-d)/2 を有
し、この式中のRがケイ素と結合した、脂肪族不飽和の
ない一価の炭化水素基又はハロゲン化炭化水素基を表
し、Xが水素原子及びオレフィン列炭化水素基からなる
群より選択されるケイ素と結合した反応性部位を表し、
Lがケイ素と結合した、螢光核を含有している一価の有
機基を表し、Zがケイ素と結合した加水分解可能な基を
表す化合物であって、当該化合物の1分子当りに平均し
て少なくとも2個の反応性部位X及び少なくとも1個の
L基があり、そして下付記号a+b+c+dの合計が1
〜2.67の値である、オルガノポリシロキサン化合物。 (B)オルガノ水素ポリシロキサン及びオレフィン置換
されたオルガノポリシロキサンを含んでなる成分の硬化
性混合物。当該技術分野の組成物の初めの反応化学量論
を維持するためには、追加の成分(iii)を加えることも
望ましいことかもしれない。
方法により調製することもできる。例えば、螢光オルガ
ノポリシロキサン組成物を調製するための一つの方法
は、次に掲げる成分(A)と(B)とを、成分(A)の
量を(A)及び(B)の混合物を紫外線にさらした時に
これに検出可能な量まで螢光を発生させるのに十分な量
にして混合することを含む。 (A)実験式 Ra Xb Lc Zd SiO(4-a-b-c-d)/2 を有
し、この式中のRがケイ素と結合した、脂肪族不飽和の
ない一価の炭化水素基又はハロゲン化炭化水素基を表
し、Xが水素原子及びオレフィン列炭化水素基からなる
群より選択されるケイ素と結合した反応性部位を表し、
Lがケイ素と結合した、螢光核を含有している一価の有
機基を表し、Zがケイ素と結合した加水分解可能な基を
表す化合物であって、当該化合物の1分子当りに平均し
て少なくとも2個の反応性部位X及び少なくとも1個の
L基があり、そして下付記号a+b+c+dの合計が1
〜2.67の値である、オルガノポリシロキサン化合物。 (B)オルガノ水素ポリシロキサン及びオレフィン置換
されたオルガノポリシロキサンを含んでなる成分の硬化
性混合物。当該技術分野の組成物の初めの反応化学量論
を維持するためには、追加の成分(iii)を加えることも
望ましいことかもしれない。
【0060】あるいはまた、本発明のオルガノポリシロ
キサン化合物を上述のやり方でもって成分(B)と混合
して本発明の硬化性組成物を得ることができる。
キサン化合物を上述のやり方でもって成分(B)と混合
して本発明の硬化性組成物を得ることができる。
【0061】本発明の硬化性組成物を調製する場合に
は、組成物を使用する直前の最終の混合工程で成分
(i)と SiH−含有成分とを一緒にすることが好まし
い。
は、組成物を使用する直前の最終の混合工程で成分
(i)と SiH−含有成分とを一緒にすることが好まし
い。
【0062】本発明の硬化性組成物は、水素原子及びオ
レフィン列炭化水素基からなる群より選ばれたケイ素と
結合した反応性部位を少なくとも二つ、そして螢光核を
含有しているケイ素と結合した一価の有機基を少なくと
も一つ有するオルガノポリシロキサン化合物を含有しな
い、当該技術分野の付加硬化性シリコーン組成物が有す
る用途の実質上全てを有する。
レフィン列炭化水素基からなる群より選ばれたケイ素と
結合した反応性部位を少なくとも二つ、そして螢光核を
含有しているケイ素と結合した一価の有機基を少なくと
も一つ有するオルガノポリシロキサン化合物を含有しな
い、当該技術分野の付加硬化性シリコーン組成物が有す
る用途の実質上全てを有する。
【0063】本発明の硬化性組成物は、硬化性組成物の
薄層を基材へ適用してその後硬化させるコーティングプ
ロセスにおいて特に有用である。これらの組成物の螢光
作用は、定性的な検出を可能にし、そして組成物と基材
との組み合わせを適切に基準化し且つ周知の螢光測定方
法を使用すれば、コーティングの定量的検出及び適用の
管理を可能にする。このように、シリコーンコーティン
グ技術分野における主要な問題に対する解決が本発明に
よって与えられた。
薄層を基材へ適用してその後硬化させるコーティングプ
ロセスにおいて特に有用である。これらの組成物の螢光
作用は、定性的な検出を可能にし、そして組成物と基材
との組み合わせを適切に基準化し且つ周知の螢光測定方
法を使用すれば、コーティングの定量的検出及び適用の
管理を可能にする。このように、シリコーンコーティン
グ技術分野における主要な問題に対する解決が本発明に
よって与えられた。
【0064】以下に掲げる例は、特許請求の範囲に記載
された本発明を限定するためにではなく例示するために
開示される。部数及び百分率は、別段の明示がない限り
は全て重量によるものであり、また全ての温度は摂氏温
度である。Me及びVi はそれぞれメチル基及びビニル
基を表す。
された本発明を限定するためにではなく例示するために
開示される。部数及び百分率は、別段の明示がない限り
は全て重量によるものであり、また全ての温度は摂氏温
度である。Me及びVi はそれぞれメチル基及びビニル
基を表す。
【0065】例1 正確に35.2gの7−ヒドロキシ−4−メチルクマリン
を、11.2gの KOH及び1.0gのKIを含有しているメタ
ノール 300mlに溶解させた。アリルブロミド24.2gを加
え、そしてこの混合物を5時間還流させた。次いでこの
反応混合物を水と混合し、ジエチルエーテルで抽出して
エーテル抽出物を濃縮し、メタノールから再結晶化させ
ることにより40.3g(93%)の7−アリルオキシ−4−
メチルクマリンを回収した。1H-NMRスペクトル(ppm) に
は、 CH3について2.4(s)、CH2Oについて4.6
(d)、 C=CH2 について5.5(d)、そしてCH=C に
ついて5.3(m)の信号が含まれていた。
を、11.2gの KOH及び1.0gのKIを含有しているメタ
ノール 300mlに溶解させた。アリルブロミド24.2gを加
え、そしてこの混合物を5時間還流させた。次いでこの
反応混合物を水と混合し、ジエチルエーテルで抽出して
エーテル抽出物を濃縮し、メタノールから再結晶化させ
ることにより40.3g(93%)の7−アリルオキシ−4−
メチルクマリンを回収した。1H-NMRスペクトル(ppm) に
は、 CH3について2.4(s)、CH2Oについて4.6
(d)、 C=CH2 について5.5(d)、そしてCH=C に
ついて5.3(m)の信号が含まれていた。
【0066】2.16gの7−アリルオキシ−4−メチルク
マリン及び5×10-6モルの塩化白金酸ヒドロシリル化触
媒を20mlのトルエンに溶解させた溶液に2.0gのMe2SiH
Clを加え、この混合物を40〜42℃で6時間加熱した。次
に、トルエンと未反応のシランを減圧で除去して、7−
(2−(クロロジメチルシリル)プロピル)−4−メチ
ルクマリンを得た。1H-NMRスペクトル(ppm) には、 SiC
H3について0.2(s)、 CH3,(3H) について2.4
(s)、 CH2=0,(2H) について4.0(t)の信号が含
まれており、アリル部分についての信号はなかった。
マリン及び5×10-6モルの塩化白金酸ヒドロシリル化触
媒を20mlのトルエンに溶解させた溶液に2.0gのMe2SiH
Clを加え、この混合物を40〜42℃で6時間加熱した。次
に、トルエンと未反応のシランを減圧で除去して、7−
(2−(クロロジメチルシリル)プロピル)−4−メチ
ルクマリンを得た。1H-NMRスペクトル(ppm) には、 SiC
H3について0.2(s)、 CH3,(3H) について2.4
(s)、 CH2=0,(2H) について4.0(t)の信号が含
まれており、アリル部分についての信号はなかった。
【0067】17g(130ミリモル)のMe2SiCl2及び2.5g
(8ミリモル)の7−(2−(クロロジメチルシリル)
プロピル)−4−メチルクマリンの混合物へ水を25ml加
えて、これらのクロロシランを共加水分解した。加水分
解物をトルエンに溶解させて、この溶液を水性NaHCO3で
洗浄した。次いで、トルエン部分をトルエン−水共沸混
合物によって乾燥させ、続いて残っているトルエンを除
去した。粘性の油が得られ、そしてこれは平均式 LMe2S
iO(Me2SiO)17SiMe2Lを有し、そして1H-NMRスペクトル(p
pm) にはSiCH3, (21H)について0.2(s)及び CH3, (6
H)について2.4(s)の信号が含まれていた。上記の平
均式中のLは3−(4−メチルクマリノキシ)プロピル
基を表す。
(8ミリモル)の7−(2−(クロロジメチルシリル)
プロピル)−4−メチルクマリンの混合物へ水を25ml加
えて、これらのクロロシランを共加水分解した。加水分
解物をトルエンに溶解させて、この溶液を水性NaHCO3で
洗浄した。次いで、トルエン部分をトルエン−水共沸混
合物によって乾燥させ、続いて残っているトルエンを除
去した。粘性の油が得られ、そしてこれは平均式 LMe2S
iO(Me2SiO)17SiMe2Lを有し、そして1H-NMRスペクトル(p
pm) にはSiCH3, (21H)について0.2(s)及び CH3, (6
H)について2.4(s)の信号が含まれていた。上記の平
均式中のLは3−(4−メチルクマリノキシ)プロピル
基を表す。
【0068】式 LMe2SiO(Me2SiO)17SiMe2Lを有する油2.
0g(1.2ミリモル)を3.6g(60ミリモル)の (MeHS
iO)4及び0.1gの CF3SO3Hと混合し、そして混合物を80
℃で4時間加熱した。次いで反応混合物をNaHCO3で中和
し、中和した混合物をトルエンで抽出して抽出物を濃縮
し、式 LMe2SiO(Me2SiO)17(MeHSiO)54SiMe2Lを有する本
発明の赤色の油を得た。この式のLは3−メチルクマリ
ノキシプロピル基を表す。
0g(1.2ミリモル)を3.6g(60ミリモル)の (MeHS
iO)4及び0.1gの CF3SO3Hと混合し、そして混合物を80
℃で4時間加熱した。次いで反応混合物をNaHCO3で中和
し、中和した混合物をトルエンで抽出して抽出物を濃縮
し、式 LMe2SiO(Me2SiO)17(MeHSiO)54SiMe2Lを有する本
発明の赤色の油を得た。この式のLは3−メチルクマリ
ノキシプロピル基を表す。
【0069】例2 例1からの0.38gの LMe2SiO(Me2SiO)17(MeHSiO)54SiMe
2Lを、オルガノ水素ポリシロキサンと混合しそして加熱
されると硬化して接着剤剥離コーティングになる、1.5
モル%のビニル基を含有してなるビニル基を末端基とす
るジメチル−コ−メチルビニルポリシロキサンと、白金
含有硬化触媒と、そして室温で有効であるが高温では有
効でない白金触媒抑制剤とを含有する、接着剤剥離コー
ティング組成物 10.01gと混合して、本発明のコーティ
ング組成物を調製した。結果として得られた本発明のコ
ーティング組成物を、ブレード圧力を30psi(2.1kg/cm
2)に調整した実験室用のテーリングブレードコーターを
使って37ポンド(16.8kg)の Nicoletのスーパーカレン
ダー掛けしたクラフト紙に適用した。塗布した紙を強制
通風オーブンでもって 182℃で60秒間加熱して、コーテ
ィングを十分に硬化させた。硬化したコーティングは、
ブラックライトにさらしてその下で見ると、薄い青色の
螢光を示した。
2Lを、オルガノ水素ポリシロキサンと混合しそして加熱
されると硬化して接着剤剥離コーティングになる、1.5
モル%のビニル基を含有してなるビニル基を末端基とす
るジメチル−コ−メチルビニルポリシロキサンと、白金
含有硬化触媒と、そして室温で有効であるが高温では有
効でない白金触媒抑制剤とを含有する、接着剤剥離コー
ティング組成物 10.01gと混合して、本発明のコーティ
ング組成物を調製した。結果として得られた本発明のコ
ーティング組成物を、ブレード圧力を30psi(2.1kg/cm
2)に調整した実験室用のテーリングブレードコーターを
使って37ポンド(16.8kg)の Nicoletのスーパーカレン
ダー掛けしたクラフト紙に適用した。塗布した紙を強制
通風オーブンでもって 182℃で60秒間加熱して、コーテ
ィングを十分に硬化させた。硬化したコーティングは、
ブラックライトにさらしてその下で見ると、薄い青色の
螢光を示した。
【0070】このコーティングされた紙にアクリル系感
圧接着剤の溶液を塗布し、溶液を乾燥させ、そして乾燥
した接着剤を艶消しのリソラベルストックと接触させて
可剥性の積層品を作った。この積層品を室温で20時間老
化させ、そしてこの老化した積層品をASTMの方法を使用
する接着剤剥離試験のために調製した。 400インチ/分
(10.16m/分)の速度で引き離したところ、35g/イン
チ(35g/2.54cm)の剥離力が記録された。 LMe2SiO(M
e2SiO)17(MeHSiO)54SiMe2Lの代りに同等量のメチル水素
ポリシロキサンを用いたことを除いて本発明の積層品と
同一に調製した比較の積層品は、同じ剥離力を示した。
圧接着剤の溶液を塗布し、溶液を乾燥させ、そして乾燥
した接着剤を艶消しのリソラベルストックと接触させて
可剥性の積層品を作った。この積層品を室温で20時間老
化させ、そしてこの老化した積層品をASTMの方法を使用
する接着剤剥離試験のために調製した。 400インチ/分
(10.16m/分)の速度で引き離したところ、35g/イン
チ(35g/2.54cm)の剥離力が記録された。 LMe2SiO(M
e2SiO)17(MeHSiO)54SiMe2Lの代りに同等量のメチル水素
ポリシロキサンを用いたことを除いて本発明の積層品と
同一に調製した比較の積層品は、同じ剥離力を示した。
【0071】この例は、本発明の組成物が低下しない接
着剤剥離能力を提供する螢光を発する接着剤剥離コーテ
ィングとして有用なことを証明する。
着剤剥離能力を提供する螢光を発する接着剤剥離コーテ
ィングとして有用なことを証明する。
【0072】例3 17.6gの7−ヒドロキシ−4−メチルクマリン、 350ml
のイソプロパノール、120mlのジメチルスルホキシド、
5.7gのKOH 、1.0gのKI及び29.9gの3−(3′−
クロロプロピル)−1,1,1,3,5,5,5−ヘプ
タメチルトリシロキサンの混合物を、還流温度で24時間
加熱した。次にこの反応混合物を減圧で溶剤類を除去し
て濃縮し、そして濃縮物を水とジエチルエーテルとの混
合物で洗浄した。エーテル相を揮発させて、平均式Me3S
iO(MeLSiO)2SiMe3を有する油を32.3g得た。この式のL
は3−(4−メチルクマリノキシ)プロピル基を表す。
また、1H-NMRスペクトルは、SiCH3, (8H) について0.2
ppm(s)及びCH3, (2H) について2.4ppm(s)を示し
た。
のイソプロパノール、120mlのジメチルスルホキシド、
5.7gのKOH 、1.0gのKI及び29.9gの3−(3′−
クロロプロピル)−1,1,1,3,5,5,5−ヘプ
タメチルトリシロキサンの混合物を、還流温度で24時間
加熱した。次にこの反応混合物を減圧で溶剤類を除去し
て濃縮し、そして濃縮物を水とジエチルエーテルとの混
合物で洗浄した。エーテル相を揮発させて、平均式Me3S
iO(MeLSiO)2SiMe3を有する油を32.3g得た。この式のL
は3−(4−メチルクマリノキシ)プロピル基を表す。
また、1H-NMRスペクトルは、SiCH3, (8H) について0.2
ppm(s)及びCH3, (2H) について2.4ppm(s)を示し
た。
【0073】2.0g(2.8ミリモル)のMe3SiO(MeLSiO)
2SiMe3(この式のLは3−(4−メチルクマリノキシ)
プロピル基を表す)、6.24g(67ミリモル)の(Me2SiO)
5 、5.4g(90ミリモル)の (MeHSiO)4及び0.1gの C
F3SO3Hの混合物を80℃で48時間加熱し、その後それをNa
HCO3/ケイソウ土の50/50混合物0.25gと共にかき混
ぜ、次いでろ過して、式Me3SiO(Me2SiO)30(MeHSiO)32(M
eLSiO)2SiMe3(この式のLは上述の意味を有する)を有
する本発明の無色の油を9.0g得た。
2SiMe3(この式のLは3−(4−メチルクマリノキシ)
プロピル基を表す)、6.24g(67ミリモル)の(Me2SiO)
5 、5.4g(90ミリモル)の (MeHSiO)4及び0.1gの C
F3SO3Hの混合物を80℃で48時間加熱し、その後それをNa
HCO3/ケイソウ土の50/50混合物0.25gと共にかき混
ぜ、次いでろ過して、式Me3SiO(Me2SiO)30(MeHSiO)32(M
eLSiO)2SiMe3(この式のLは上述の意味を有する)を有
する本発明の無色の油を9.0g得た。
【0074】例4 0.38gの LMe2SiO(Me2SiO)17(MeHSiO)54SiMe2Lの代りに
Me3SiO(Me2SiO)30(MeHSiO)32(MeLSiO)2SiMe3を0.58g使
用したことを除いて、例2で開示したように本発明のコ
ーティング組成物を調製した。上記の式のLは3−(4
−メチルクマリノキシ)プロピル基を表す。この本発明
のコーティング組成物を、ブレード圧力を30psi(2.1kg
/cm2)に調整した実験室用テーリングブレードコーター
を使って37ポンド(16.8kg)の Nicoletのスーパーカレ
ンダー掛けしたクラフト紙に適用した。塗布した紙を強
制通風オーブンでもって 182℃で60秒間加熱して、コー
ティングを十分に硬化させた。硬化したコーティング
は、ブラックライト下で見る薄い青色の螢光を示した。
例2で説明した方法を使って評価したところ、この例の
コーティング組成物は30g/インチ(30g/2.54cm)の
剥離力を示した。
Me3SiO(Me2SiO)30(MeHSiO)32(MeLSiO)2SiMe3を0.58g使
用したことを除いて、例2で開示したように本発明のコ
ーティング組成物を調製した。上記の式のLは3−(4
−メチルクマリノキシ)プロピル基を表す。この本発明
のコーティング組成物を、ブレード圧力を30psi(2.1kg
/cm2)に調整した実験室用テーリングブレードコーター
を使って37ポンド(16.8kg)の Nicoletのスーパーカレ
ンダー掛けしたクラフト紙に適用した。塗布した紙を強
制通風オーブンでもって 182℃で60秒間加熱して、コー
ティングを十分に硬化させた。硬化したコーティング
は、ブラックライト下で見る薄い青色の螢光を示した。
例2で説明した方法を使って評価したところ、この例の
コーティング組成物は30g/インチ(30g/2.54cm)の
剥離力を示した。
【0075】例5 6.35g(29ミリモル)の(CH3CH2O)3SiCH2CH2CH2NH2、7.
55g(41ミリモル)のViMe2SiOSiMe2Vi、 31.88g(86
ミリモル)の (Me2SiO)5、4mgの KOH及び45mgの H2Oの
混合物を 142℃で1.5時間加熱し、この後それを 100℃
に冷却し、2.35gの水を加えた。次にこの反応混合物を
窒素スウィープ下に 142℃で2.5時間加熱し、次いで冷
却して、0.10gの酢酸で中和した。中和した混合物を次
に50℃,5Torrで揮発させた。残留物の1H-NMRスペクト
ルと反応混合物の化学量論及び化学とから、 (ViMe2SiO
1/2)2(Me2SiO)23(H2NCH2CH2CH2SiO3/2)1の平均式が確認
された。この残留物を75mlのトルエンに溶解させ、そし
て3.11g(37ミリモル)のNaHCO3を加えた。この混合物
にダンシルクロリドを5.0g(18.5ミリモル)加えて、
混合物を80℃で2.5時間加熱した。次いでこの反応混合
物を5%水性NaHCO3で洗浄してから H2Oで洗浄した。有
機層を MgSO4で乾燥させ、そしてトルエンを取除くと、
無色の油が残り、そしてこれの1H-NMRスペクトルは SiC
H3について0.2ppm, N(CH3)2について3.0ppm, SiCH=
CH2 について5.9〜6.1ppm 及び芳香族の水素について
7.0〜7.9ppm を示した。上記の情報に基づいて、この
油には(ViMe2SiO1/2)2(Me2SiO)23(LSiO3/2)1の平均式が
あてがわれた。この式のLはN−ダンシル−3−アミノ
プロピル基を表す。
55g(41ミリモル)のViMe2SiOSiMe2Vi、 31.88g(86
ミリモル)の (Me2SiO)5、4mgの KOH及び45mgの H2Oの
混合物を 142℃で1.5時間加熱し、この後それを 100℃
に冷却し、2.35gの水を加えた。次にこの反応混合物を
窒素スウィープ下に 142℃で2.5時間加熱し、次いで冷
却して、0.10gの酢酸で中和した。中和した混合物を次
に50℃,5Torrで揮発させた。残留物の1H-NMRスペクト
ルと反応混合物の化学量論及び化学とから、 (ViMe2SiO
1/2)2(Me2SiO)23(H2NCH2CH2CH2SiO3/2)1の平均式が確認
された。この残留物を75mlのトルエンに溶解させ、そし
て3.11g(37ミリモル)のNaHCO3を加えた。この混合物
にダンシルクロリドを5.0g(18.5ミリモル)加えて、
混合物を80℃で2.5時間加熱した。次いでこの反応混合
物を5%水性NaHCO3で洗浄してから H2Oで洗浄した。有
機層を MgSO4で乾燥させ、そしてトルエンを取除くと、
無色の油が残り、そしてこれの1H-NMRスペクトルは SiC
H3について0.2ppm, N(CH3)2について3.0ppm, SiCH=
CH2 について5.9〜6.1ppm 及び芳香族の水素について
7.0〜7.9ppm を示した。上記の情報に基づいて、この
油には(ViMe2SiO1/2)2(Me2SiO)23(LSiO3/2)1の平均式が
あてがわれた。この式のLはN−ダンシル−3−アミノ
プロピル基を表す。
【0076】例6〜8 例5の螢光オルガノポリシロキサン化合物を、例2で言
及した白金含有硬化触媒、白金触媒抑制剤、ビニル基を
末端基とするジメチル−コ−メチルビニルポリシロキサ
ン及びオルガノ水素ポリシロキサン架橋剤より選んだ成
分と混ぜ合わせて、三つのコーティング組成物を調製し
た。各組成物の構成については表1を参照されたい。
及した白金含有硬化触媒、白金触媒抑制剤、ビニル基を
末端基とするジメチル−コ−メチルビニルポリシロキサ
ン及びオルガノ水素ポリシロキサン架橋剤より選んだ成
分と混ぜ合わせて、三つのコーティング組成物を調製し
た。各組成物の構成については表1を参照されたい。
【0077】本発明のこれらのコーティング組成物を、
ブレード圧力を30psi(2.1kg/cm2)に調整した実験室用
テーリングブレードコーターを使って37ポンド(16.8k
g)のNicoletのスーパーカレンダー掛けしたクラフト紙
へ適用し、そして塗布した紙を強制通風オーブンで加熱
してコーティングを硬化させた。これらの硬化したコー
ティングは、ブラックライト下で見ると青緑色の螢光を
示した。
ブレード圧力を30psi(2.1kg/cm2)に調整した実験室用
テーリングブレードコーターを使って37ポンド(16.8k
g)のNicoletのスーパーカレンダー掛けしたクラフト紙
へ適用し、そして塗布した紙を強制通風オーブンで加熱
してコーティングを硬化させた。これらの硬化したコー
ティングは、ブラックライト下で見ると青緑色の螢光を
示した。
【0078】コーティングした紙を1日又は7日間老化
させ、アクリル系感圧接着剤の溶液を塗布し、この溶液
を乾燥させ、そして乾燥した接着剤をマイラー(Mylar、
商標)ブランドのポリエステルテープと接触させて、可
剥性の積層品を得た。これらの積層品を室温で30日間老
化させて、老化した積層品をASTMの方法を使って接着剤
剥離試験をするために調製した。老化した積層品を 400
インチ/分(10.16m/分)の速度で引き離した。剥離力
は表1に記録されている。例2の比較組成物を使うこと
を除いて本発明の積層品と同じに調製された比較の積層
品は、15〜20g/2.54cmの剥離力を示した。
させ、アクリル系感圧接着剤の溶液を塗布し、この溶液
を乾燥させ、そして乾燥した接着剤をマイラー(Mylar、
商標)ブランドのポリエステルテープと接触させて、可
剥性の積層品を得た。これらの積層品を室温で30日間老
化させて、老化した積層品をASTMの方法を使って接着剤
剥離試験をするために調製した。老化した積層品を 400
インチ/分(10.16m/分)の速度で引き離した。剥離力
は表1に記録されている。例2の比較組成物を使うこと
を除いて本発明の積層品と同じに調製された比較の積層
品は、15〜20g/2.54cmの剥離力を示した。
【0079】この例は、本発明の組成物が低下しない接
着剤剥離能力を提供する螢光を発する接着剤剥離コーテ
ィングとして有用なことを証明する。
着剤剥離能力を提供する螢光を発する接着剤剥離コーテ
ィングとして有用なことを証明する。
【0080】
【表1】
【0081】例9 0.18gのカリウムシラノレート(中和当量1375g/
K+ )、2.78gのH2NCH2CH 2CH2(Me)SiO2/2及び 97.22g
のViMe2SiO(Me2SiO)160(MeViSiO)3SiMe2Viの混合物を 1
40℃で5時間加熱し、この後それを冷却し、氷酢酸で中
和し、そしてセライト(Celite、商標)を含む加圧フィ
ルターを通してろ過した。ろ液は、アミン中和当量4058
g/NH2 の透き通った流体であった。反応混合物の化学
量論及び化学から、次に掲げる反応生成物についての平
均式が確認される。
K+ )、2.78gのH2NCH2CH 2CH2(Me)SiO2/2及び 97.22g
のViMe2SiO(Me2SiO)160(MeViSiO)3SiMe2Viの混合物を 1
40℃で5時間加熱し、この後それを冷却し、氷酢酸で中
和し、そしてセライト(Celite、商標)を含む加圧フィ
ルターを通してろ過した。ろ液は、アミン中和当量4058
g/NH2 の透き通った流体であった。反応混合物の化学
量論及び化学から、次に掲げる反応生成物についての平
均式が確認される。
【化5】
【0082】このアミノ官能性シリコーン流体50gを50
mlのトルエンに溶解させ、そして2.27gのNaHCO3を加え
た。この混合物にダンシルクロリド3.65gを加えて、混
合物を80℃で4時間加熱した。それからこの反応混合物
を5%水性NaHCO3で洗浄し、次いで H2Oで洗浄した。有
機層をペンタンへ取込み、このペンタン相を MgSO4で乾
燥させ、そしてペンタンを除去すると黄色の粘性流体が
残った。この生成物には、式 ViMe2SiO(Me2SiO)160(LMe
SiO)3(MeViSiO)3SiMe2Viがあてがわれた。この式のLは
Me2NC10H6SO2NHCH2CH2CH2−基を表す。
mlのトルエンに溶解させ、そして2.27gのNaHCO3を加え
た。この混合物にダンシルクロリド3.65gを加えて、混
合物を80℃で4時間加熱した。それからこの反応混合物
を5%水性NaHCO3で洗浄し、次いで H2Oで洗浄した。有
機層をペンタンへ取込み、このペンタン相を MgSO4で乾
燥させ、そしてペンタンを除去すると黄色の粘性流体が
残った。この生成物には、式 ViMe2SiO(Me2SiO)160(LMe
SiO)3(MeViSiO)3SiMe2Viがあてがわれた。この式のLは
Me2NC10H6SO2NHCH2CH2CH2−基を表す。
【0083】例10〜12 種々の量の例9の螢光オルガノポリシロキサン化合物
を、例2において言及した白金含有硬化触媒1.85部、白
金触媒抑制剤1.05部、種々の量のビニル基を末端基とす
るジメチル−コ−メチルビニルポリシロキサン及びオル
ガノ水素ポリシロキサン架橋剤3.70部と混合して、本発
明の曇りのあるコーティング組成物を三つ調製した。各
組成物の構成については表2を参照されたい。
を、例2において言及した白金含有硬化触媒1.85部、白
金触媒抑制剤1.05部、種々の量のビニル基を末端基とす
るジメチル−コ−メチルビニルポリシロキサン及びオル
ガノ水素ポリシロキサン架橋剤3.70部と混合して、本発
明の曇りのあるコーティング組成物を三つ調製した。各
組成物の構成については表2を参照されたい。
【0084】結果として得られた本発明のコーティング
組成物を、ブレード圧力を30psi(2.1kg/cm2)に調整し
た実験室用テーリングブレードコーターを使って37ポン
ド(16.8kg)の Nicoletのスーパーカレンダー掛けした
クラフト紙へ適用し、そして塗布した紙を強制通風オー
ブンでもって種々の温度で加熱してコーティングを硬化
させた。硬化したコーティングは、ブラックライト下で
見ると青緑色の螢光を示した。
組成物を、ブレード圧力を30psi(2.1kg/cm2)に調整し
た実験室用テーリングブレードコーターを使って37ポン
ド(16.8kg)の Nicoletのスーパーカレンダー掛けした
クラフト紙へ適用し、そして塗布した紙を強制通風オー
ブンでもって種々の温度で加熱してコーティングを硬化
させた。硬化したコーティングは、ブラックライト下で
見ると青緑色の螢光を示した。
【0085】例2で言及した白金含有硬化触媒1.85部、
白金触媒抑制剤1.05部、ビニル基を末端基とするジメチ
ル−コ−メチルビニルポリシロキサン 97.10部及びオル
ガノ水素ポリシロキサン架橋剤3.70部を混合して、対照
のコーティング組成物を調製した。この組成物は、 121
℃で10秒そして93℃で50秒の硬化時間を示した。
白金触媒抑制剤1.05部、ビニル基を末端基とするジメチ
ル−コ−メチルビニルポリシロキサン 97.10部及びオル
ガノ水素ポリシロキサン架橋剤3.70部を混合して、対照
のコーティング組成物を調製した。この組成物は、 121
℃で10秒そして93℃で50秒の硬化時間を示した。
【0086】
【表2】
【0087】例13 0.18gのカリウムシラノレート(中和当量1375g/
K+ )、0.94gのH2NCH2CH 2CH2(Me)SiO2/2及び 99.06g
のViMe2SiO(Me2SiO)160(MeViSiO)3SiMe2Viの混合物を 1
40℃で6時間加熱し、この後それを冷却し、氷酢酸で中
和し、そしてセライトを含む加圧フィルターを通してろ
過した。この反応混合物の化学量論及び化学から、次に
掲げる反応生成物についての平均式が確認される。
K+ )、0.94gのH2NCH2CH 2CH2(Me)SiO2/2及び 99.06g
のViMe2SiO(Me2SiO)160(MeViSiO)3SiMe2Viの混合物を 1
40℃で6時間加熱し、この後それを冷却し、氷酢酸で中
和し、そしてセライトを含む加圧フィルターを通してろ
過した。この反応混合物の化学量論及び化学から、次に
掲げる反応生成物についての平均式が確認される。
【化6】
【0088】このアミノ官能性シリコーン流体50gを50
mlのトルエンに溶解させ、そして0.74gのNaHCO3を加え
た。この混合物にダンシルクロリド1.19gを加えて、混
合物を80℃で5時間加熱した。この反応混合物をセライ
トを含有しているガラスフリットを通してろ過し、そし
てろ液を95℃及び2Torrで揮発させて、紫外線にさらす
と強い螢光を示す淡黄色の粘性流体が得られた。この生
成物には、式ViMe2SiO(Me2SiO)160(LMeSiO)1(MeViSiO)3
SiMe2Viがあてがわれた。この式のLは Me2NC 10H6SO2NH
CH2CH2CH2−基を表す。
mlのトルエンに溶解させ、そして0.74gのNaHCO3を加え
た。この混合物にダンシルクロリド1.19gを加えて、混
合物を80℃で5時間加熱した。この反応混合物をセライ
トを含有しているガラスフリットを通してろ過し、そし
てろ液を95℃及び2Torrで揮発させて、紫外線にさらす
と強い螢光を示す淡黄色の粘性流体が得られた。この生
成物には、式ViMe2SiO(Me2SiO)160(LMeSiO)1(MeViSiO)3
SiMe2Viがあてがわれた。この式のLは Me2NC 10H6SO2NH
CH2CH2CH2−基を表す。
【0089】例14〜16 種々の量の例13の螢光オルガノポリシロキサン化合物
を、例2において言及した白金含有硬化触媒1.85部、白
金触媒抑制剤1.05部、種々の量のビニル基を末端基とす
るジメチル−コ−メチルビニルポリシロキサン及びオル
ガノ水素ポリシロキサン架橋剤3.70部と混合して、本発
明の透き通ったコーティング組成物を三つ調製した。各
組成物の構成については表3を参照されたい。
を、例2において言及した白金含有硬化触媒1.85部、白
金触媒抑制剤1.05部、種々の量のビニル基を末端基とす
るジメチル−コ−メチルビニルポリシロキサン及びオル
ガノ水素ポリシロキサン架橋剤3.70部と混合して、本発
明の透き通ったコーティング組成物を三つ調製した。各
組成物の構成については表3を参照されたい。
【0090】結果として得られた本発明のコーティング
組成物を、ブレード圧力を30psi(2.1kg/cm2)に調整し
た実験室用テーリングブレードコーターを使って37ポン
ド(16.8kg)の Nicoletのスーパーカレンダー掛けした
クラフト紙へ適用し、そして塗布した紙を強制通風オー
ブンでもって種々の温度で加熱してコーティングを硬化
させた。硬化したコーティングは、ブラックライト下で
見ると青緑色の螢光を示した。
組成物を、ブレード圧力を30psi(2.1kg/cm2)に調整し
た実験室用テーリングブレードコーターを使って37ポン
ド(16.8kg)の Nicoletのスーパーカレンダー掛けした
クラフト紙へ適用し、そして塗布した紙を強制通風オー
ブンでもって種々の温度で加熱してコーティングを硬化
させた。硬化したコーティングは、ブラックライト下で
見ると青緑色の螢光を示した。
【0091】
【表3】
【0092】例17〜19 例5の螢光オルガノポリシロキサン化合物を、例2にお
いて言及した白金含有硬化触媒、白金触媒抑制剤、ビニ
ル基を末端基とするジメチル−コ−メチルビニルポリシ
ロキサン及びオルガノ水素ポリシロキサン架橋剤より選
ばれた成分と混合して、三つの組成物を調製した。各組
成物の構成については表4を参照されたい。
いて言及した白金含有硬化触媒、白金触媒抑制剤、ビニ
ル基を末端基とするジメチル−コ−メチルビニルポリシ
ロキサン及びオルガノ水素ポリシロキサン架橋剤より選
ばれた成分と混合して、三つの組成物を調製した。各組
成物の構成については表4を参照されたい。
【0093】本発明のこれらの組成物を、ブレード圧力
を35psi(2.5kg/cm2)かあるいは16psi(1.1kg/cm2)に
調整した実験室用テーリングブレードコーターを使って
37ポンド(16.8kg)のNicolet RL 250紙に適用して、コ
ーティング重量をそれぞれ0.58ポンド/3000ft2(0.26kg
/ 279m2)及び1.13ポンド/3000ft2(0.51kg/ 279m 2)
にし、そしてこれらの塗布された紙を強制通風オーブン
でもって 149℃で60秒間加熱してコーティングを十分に
硬化させた。
を35psi(2.5kg/cm2)かあるいは16psi(1.1kg/cm2)に
調整した実験室用テーリングブレードコーターを使って
37ポンド(16.8kg)のNicolet RL 250紙に適用して、コ
ーティング重量をそれぞれ0.58ポンド/3000ft2(0.26kg
/ 279m2)及び1.13ポンド/3000ft2(0.51kg/ 279m 2)
にし、そしてこれらの塗布された紙を強制通風オーブン
でもって 149℃で60秒間加熱してコーティングを十分に
硬化させた。
【0094】硬化したコーティングを、米国特許第 425
0382号明細書に教示されたように、コーティングに対し
て45°の入射角の 345nmの紫外線にさらし、そしてこの
入射光に対して90°の角度で 465nmの螢光を検出した。
螢光の量の読みを標準化して表4に示す。硬化したコー
ティングから測定された螢光の量は、コーティングに存
在している本発明の螢光化合物の量と硬化したコーティ
ングの厚さとに直接関係した、ということに注目された
い。
0382号明細書に教示されたように、コーティングに対し
て45°の入射角の 345nmの紫外線にさらし、そしてこの
入射光に対して90°の角度で 465nmの螢光を検出した。
螢光の量の読みを標準化して表4に示す。硬化したコー
ティングから測定された螢光の量は、コーティングに存
在している本発明の螢光化合物の量と硬化したコーティ
ングの厚さとに直接関係した、ということに注目された
い。
【0095】これらの例は、本発明の化合物及び組成物
がコーティングの螢光を測定することによってコーティ
ングの厚さを測定するのに有用なことを証明する。
がコーティングの螢光を測定することによってコーティ
ングの厚さを測定するのに有用なことを証明する。
【0096】
【表4】
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI C08L 83/08 C08L 83/08 C09D 183/07 C09D 183/07 183/08 183/08 C09K 11/06 680 C09K 11/06 680 (56)参考文献 米国特許3427273(US,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08G 77/04 C08G 77/12 C08G 77/20 C08G 77/26 C08L 83/07 C08L 83/08 C09D 183/07 C09D 183/08 C09K 11/06 680
Claims (7)
- 【請求項1】 実験式 Ra Xb Lc Zd SiO
(4-a-b-c-d)/2 を有し、この式中のRがケイ素と結合し
た、脂肪族不飽和のない一価の炭化水素基又はハロゲン
化炭化水素基を表し、Xが水素原子及びオレフィン列炭
化水素基からなる群より選択されるケイ素と結合した反
応性部位を表し、Lがダンシル核及びメチルクマリン核
からなる群より選ばれる蛍光核を含有し、ケイ素と結合
した、一価の有機基を表し、Zがケイ素と結合した加水
分解可能な基を表す化合物であって、当該化合物の1分
子当りに平均して少なくとも2個の反応性部位X及び少
なくとも1個のL基があり、そして下付記号a+b+c
+dの合計が1〜2.67の値である、オルガノポリシロキ
サン化合物。 - 【請求項2】 Lが−R1OC10H7O2を表し、この式の−R
1 が二価の炭化水素基を表しそして C10H7O2がメチルク
マリン核を表す、請求項1記載のオルガノポリシロキサ
ン化合物。 - 【請求項3】 Lが−R2SO2C10H6N(CH3)2 を表し、この
式の−R2 が二価のアミン含有基を表しそして SO2C10H
6N(CH3)2がダンシル核を表す、請求項1記載のオルガノ
ポリシロキサン化合物。 - 【請求項4】 次に掲げる成分(A)及び(B)を含ん
でなる硬化性組成物。 (A)実験式 Ra Xb Lc Zd SiO(4-a-b-c-d)/2 を有
し、この式中のRがケイ素と結合した、脂肪族不飽和の
ない一価の炭化水素基又はハロゲン化炭化水素基を表
し、Xが水素原子及びオレフィン列炭化水素基からなる
群より選択されるケイ素と結合した反応性部位を表し、
Lがケイ素と結合した、螢光核を含有している一価の有
機基を表し、Zがケイ素と結合した加水分解可能な基を
表す化合物であって、当該化合物の1分子当りに平均し
て少なくとも2個の反応性部位X及び少なくとも1個の
L基があり、そして下付記号a+b+c+dの合計が1
〜2.67の値である、オルガノポリシロキサン化合物 (B)次の(i)〜(iii)からなる群、すなわち、 (i)ヒドロシリル化触媒、 (ii)ヒドロシリル化触媒のための抑制剤、 (iii) ヒドロシリル化反応の代用として、成分(A)
のケイ素と結合した反応性基と反応性であるケイ素結合
基を少なくとも二つ有するオルガノポリシロキサン - 【請求項5】 前記螢光核がメチルクマリン核である、
請求項4記載のオルガノポリシロキサン組成物。 - 【請求項6】 前記螢光核がダンシル核である、請求項
4記載のオルガノポリシロキサン組成物。 - 【請求項7】 次に掲げる成分(A)及び(B)、すな
わち、 (A)実験式 Ra Xb Lc Zd SiO(4-a-b-c-d)/2 を有
し、この式中のRがケイ素と結合した、脂肪族不飽和の
ない一価の炭化水素基又はハロゲン化炭化水素基を表
し、Xが水素原子及びオレフィン列炭化水素基からなる
群より選択されるケイ素と結合した反応性部位を表し、
Lがケイ素と結合した、螢光核を含有している一価の有
機基を表し、Zがケイ素と結合した加水分解可能な基を
表す化合物であって、当該化合物の1分子当りに平均し
て少なくとも2個の反応性部位X及び少なくとも1個の
L基があり、そして下付記号a+b+c+dの合計が1
〜2.67の値である、ある量のオルガノポリシロキサン化
合物、 (B)オルガノ水素ポリシロキサン及びオレフィン置換
されたオルガノポリシロキサンを含んでなる成分の硬化
性混合物、を混合することを含み、上記成分(A)の量
が紫外線にさらした時に成分(A)と(B)との混合物
に検出可能な量まで螢光を発生させるのに少なくとも十
分である、螢光オルガノポリシロキサン組成物の調製方
法。
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US5247108A (en) * | 1991-09-09 | 1993-09-21 | Shin-Etsu Chemical Co., Ltd. | Electric contact failure-proof oil and method for preventing electric contact failure |
US5932667A (en) * | 1994-01-25 | 1999-08-03 | E. I. Du Pont De Nemours And Company | Reactive adducts of vinyldioxo compounds |
US5545830A (en) | 1994-12-30 | 1996-08-13 | Dow Corning Corporation | Curable fluorescent organopolysiloxane compositions |
US5556663A (en) * | 1994-12-30 | 1996-09-17 | Avery Dennison Corporation | Excimer fluorescence method for determining cure of coatings |
DE19710461A1 (de) * | 1997-03-13 | 1998-09-17 | Wacker Chemie Gmbh | Farbstoffreste aufweisende Organopolysiloxane |
GB0504314D0 (en) * | 2005-03-02 | 2005-04-06 | Glaxo Group Ltd | Novel polymorph |
FR2887027B1 (fr) * | 2005-06-09 | 2007-07-20 | Commissariat Energie Atomique | Utilisation de polysiloxanes fluorescents dans des capteurs chimiques pour la detection ou le dosage de composes nitres |
US20070281121A1 (en) * | 2006-04-28 | 2007-12-06 | Petroski John A | Multiple component barriers |
DE102008033940B3 (de) * | 2008-07-18 | 2010-01-21 | Innovent E.V. | Verfahren zum Bestimmen einer Schichtqualität |
US20100047859A1 (en) * | 2008-08-22 | 2010-02-25 | Jin-Kyu Lee | Silica-based fluorescent nanoparticles |
CN113214651A (zh) | 2013-08-28 | 2021-08-06 | 杜邦东丽特殊材料株式会社 | 可固化有机硅组合物、其固化产物以及光学半导体器件 |
EP3240823A4 (en) | 2014-12-30 | 2018-08-01 | Momentive Performance Materials Inc. | Siloxane coordination polymers |
WO2016109537A1 (en) | 2014-12-30 | 2016-07-07 | Momentive Performance Materials Inc. | Functionalized siloxane materials |
DE102015004437A1 (de) | 2015-04-02 | 2016-10-06 | BAM Bundesanstalt für Materialforschung und -prüfung | Fluoreszierendes Siloxanelastomer, Verfahren zu dessen Herstellung und die Verwendung |
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US3741932A (en) * | 1972-04-10 | 1973-06-26 | Minnesota Mining & Mfg | Curable epoxy organopolysiloxanes having pendant chromophoric groups |
US4396528A (en) * | 1978-10-23 | 1983-08-02 | Varian Associates, Inc. | Fluorescent composition, a process for synthesizing the fluorescent composition |
US4250382A (en) * | 1979-08-14 | 1981-02-10 | Scott Paper Company | Coat detection method |
US4918200A (en) * | 1984-07-16 | 1990-04-17 | Huls America Inc. | Chromogenic and fluorogenic silanes and using the same |
US4857652A (en) * | 1986-07-17 | 1989-08-15 | Board Of Governors Of Wayne State University | Chemiluminescent 1,2-dioxetane compounds |
US4746751A (en) * | 1987-05-07 | 1988-05-24 | Baxter Travenol Laboratories, Inc. | Silicone reactive/fluorescent silane dye compositions |
US4866152A (en) * | 1988-04-04 | 1989-09-12 | Dow Corning Corporation | Aminofunctional organosilicon optical brighteners |
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1990
- 1990-05-02 US US07/517,864 patent/US5107008A/en not_active Expired - Fee Related
-
1991
- 1991-04-18 DE DE69106925T patent/DE69106925T2/de not_active Expired - Fee Related
- 1991-04-18 EP EP91303499A patent/EP0455384B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1991-04-26 CA CA002041369A patent/CA2041369C/en not_active Expired - Fee Related
- 1991-05-01 JP JP3099356A patent/JP3070776B2/ja not_active Expired - Lifetime
- 1991-05-02 FI FI912137A patent/FI101480B1/fi active
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