JP3070370U - パック吊り具 - Google Patents

パック吊り具

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JP3070370U
JP3070370U JP2000000151U JP2000000151U JP3070370U JP 3070370 U JP3070370 U JP 3070370U JP 2000000151 U JP2000000151 U JP 2000000151U JP 2000000151 U JP2000000151 U JP 2000000151U JP 3070370 U JP3070370 U JP 3070370U
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パックを容易且つ迅速に能率良く着脱し得る
ようにし、しかもパックに収納される収納物に傷が付い
たりすることがないようにしたパック吊り具を提供す
る。 【解決手段】 フォークリフト3のフォーク3aにより
支持されるようにしたフォーク挿入部材6と、フォーク
挿入部材6に固設された支持部材8と、フォーク挿入部
材6にフォーク3aが挿入された際にフォーク3aにお
ける先端側に位置するよう、支持部材8上部にフォーク
幅方向へ向けて水平に固設されたパック吊り部材9とを
備え、パック吊り部材9には、先端がフォーク3a先端
よりも前方へ向けて突出し得るようにしたロッド状の着
脱可能なパック吊りフック20を、パック吊り部材9の
軸線方向へ向けて複数設ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案はパック吊り具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えば、パックに収納されている粒状や粉状の肥料或いは芋等をトラックに搭 載されたホッパに投入する場合には、従来からフォークリフトによりパックを高 く持上げる必要があるが、フォークリフトによりパックを吊上げる際には、補助 手段としてパック吊り具が使用されている。
【0003】 而して、従来のパック吊り具の例は図14に示されており、図中、1はパック 吊り具、2はパック吊り具1に吊下げられたパック、3はパック2をトラック4 に積込む際に使用するフォークリフト、5はトラック4に搭載されたホッパであ る。
【0004】 パック吊り具1は、角パイプや丸パイプ等の細長部材を溶接等により組付ける ことにより構成され、下面の左右には、フォークリフト3のフォークを挿入する ための中空角筒状のフォーク挿入部材6が設けられている。又、左右のフォーク 挿入部材6は前後2本の接続部材7により接続されている。
【0005】 パック吊り具1のパック2を吊る側を基準として、左右のフォーク挿入部材6 の後端側には、パック2を吊る側へ向け斜め上方へ延在する支持部材8が立設さ れている。又、支持部材8は上端で曲折して水平となり、フォーク挿入部材6の 先端よりも前方へ延在しており、支持部材8の水平部先端には、左右の支持部材 8を接続するようにパック吊り部材9が接続部材7に対し平行となるよう固設さ れている。
【0006】 パック吊り具1のパック2を吊る側を基準として、左右のフォーク挿入部材6 の前端側には、パック2を吊る側へ向け斜め上方へ延在する支持部材10が立設 されており、支持部材10の上端は支持部材8の軸線方向中途部に接続されてい る。
【0007】 又、左右の支持部材8は水平部において、パック吊り部材9と平行な接続部材 11により接続されており、支持部材8,10は高さ方向中途部において、フォ ーク挿入部材6と平行に延在する接続部材12により接続されている。更に、支 持部材10の高さ方向上端側と支持部材8の水平部における支持部材10接続部 よりもパック吊り部材9側は、斜め上方へ延在する補強部材13により接続され ている。
【0008】 パック吊り具1にパック2を吊る場合の具体的な例は、図15〜図17に示さ れている。而して、図15はパック吊り部材9に1個のパック2を吊る例を示し ており、パック2は、パック2に固縛された2本のロープ14をパック吊り部材 9の軸線方向両端部近傍に掛けることにより、パック吊り部材9に吊下げられて いる。
【0009】 又、図16はパック吊り部材9に2個のパック2を吊る例を示しており、各パ ック2は、パック2に固縛された2本のロープ14を上端でまとめてパック吊り 部材9の軸線方向端部近傍に掛けることにより、パック吊り部材9に吊下げられ ている。
【0010】 更に、図17は図15と同様、パック吊り部材9に1個のパック2を吊る例を 示しており、パック2は、パック2の上端における口を絞って閉じた無端状のロ ープ15の両側をパック吊り部材9の軸線方向両端部近傍に掛けることにより、 パック吊り部材9に吊下げられている。
【0011】
【考案が解決しようとする課題】
上述のパック吊り具1にパック2を吊る際には、作業員は例えばフォークリフ ト3のフォークをパック吊り具1のフォーク挿入部材6に挿入し、フォークを若 干上昇させてパック吊り具1を地上から離し、フォークリフト3を走行させてパ ック吊り具1をパック2の保管場所まで搬送する。
【0012】 次いで、フォークを下降させることにより、パック吊り具1を地上若しくはそ の近傍まで下降させ、しかる後、作業員はフォークリフト3から降りて、フォー クリフト3のフォークにフォーク挿入部材6を介して支持されているパック吊り 具1のパック吊り部材9に手作業でパック2を固縛しているロープ14、或いは 、パック2の口を閉めているロープ15を掛ける。
【0013】 ロープ14或いは15がパック吊り部材9に掛けられたら、作業員は再びフォ ークリフト3に搭乗してフォークを上昇させることにより、パック吊り具1及び パック2の下端を地上から離反させ、フォークリフト3を走行させることにより 、パック吊り具1に吊下げられているパック2をトラック4の待機場所まで搬送 する。
【0014】 次に、フォークを更に上昇させてパック吊り具1と共にパック2をホッパ5上 部の所定高さまで上昇させ、フォークリフト3をトラック4側へ前進させてパッ ク2をホッパ5上方に位置させ、例えばトラック4の荷台に待機している他の作 業員がパック2を開いて肥料等をホッパ5へ投入する。
【0015】 上述のパック吊り具1では、パック2のロープ14或いは15を手作業により パック吊り部材9に着脱しているため、パック2のパック吊り部材9に対する着 脱に時間が掛かり、作業能率が悪いうえ、かなりの重量のパック2は比較的径の 細いロープ14或いは15を介してパック吊り部材9に吊下げられているため、 運搬中にロープ14或いは15が伸び、その結果、フォークリフト3によるパッ ク2の搬送中に、当該パック2が揺れたりして作業を安全且つ迅速に行うことが できなくなる虞がある。
【0016】 又、ロープ14或いは15が伸びると、フォークを最上部まで上昇させてもパ ック2がホッパ5の上方まで上がらず、従って、作業が困難である。
【0017】 一方、パック2をパック吊り具1のパック吊り部材9に吊って搬送する際にロ ープ14或いは15が伸びることによる上記弊害を解消するために、パック2を ロープ14或いは15を使用することなく吊ることができるようにした、新しい 構造のパック2が使用されるようになってきた。
【0018】 斯かるパック2は、上端開口部にパック本体と一体に幅広で且つ無端状の把手 部を備えて買物袋状に構成されており、ロープ14或いは15は使用する必要が ない。このため、ロープ14或いは15の伸びにより、フォークリフト3のフォ ークの上昇ストロークが不足するということも解消することができる。
【0019】 しかし、パック吊り具1が図14等に示す構成の場合は、パック2をパック吊 り具1のパック吊り部材9に対し着脱する際には、手作業で作業を行わなければ ならず、従って、ロープ14或いは15を用いることなくパック2をパック吊り 具1におけるパック吊り部材9に吊下げるようにしても、パック2のパック吊り 具1に対する着脱は依然として能率良く行うことができないという問題があり、 又、パック2の上部の口は閉止するため、パック2に収納されているものが芋の ような場合には、取扱い方によっては収納物に傷が付く虞がある。
【0020】 本考案は、斯かる実情に鑑み、上端開口部にパック本体と一体に形成された幅 広で且つ無端状の把手部を備え、吊下げ搬送中に伸びる虞のない構造に構成され たパックを容易且つ迅速に能率よくパック吊り部材に対し着脱し得るようにし、 しかもパックに収納されるものがどのようなものの場合にも、収納物に傷が付い たりすることがないようにしたパック吊り具を提供することを目的としてなした ものである。
【0021】
【課題を解決するための手段】 本考案の請求項1のパック吊り具は、運搬装置のフォーク手段により支持され るようにした被支持部材と、該被支持部材に固設された支持枠体と、前記被支持 部材が前記フォーク手段により支持された際にフォーク手段の先端側に位置する よう、前記支持枠体上部に固設されたパック吊り部材とを備え、該パック吊り部 材には、先端がフォーク手段先端よりも前方へ向けて突出し得るようにしたロッ ド状のパック吊りフックを設け、該パック吊りフックにより上端に把手部を備え たパックを吊り得るよう構成したものである。
【0022】 本考案の請求項2のパック吊り具は、被支持部材が前記フォーク手段により支 持された際に、パック吊りフックはフォーク手段の幅方向へ向けて複数並列され るようにしたものである。
【0023】 本考案の請求項3のパック吊り具においては、パック吊りフックはパック吊り 部材に対し着脱可能に設けられている。
【0024】 本考案の請求項4のパック吊り具は、被支持部材が前記フォーク手段により支 持された際に、パック吊り部材はフォーク手段の幅方向へ延在すると共に、パッ ク吊り部材には、軸線方向へ所定の間隔で、パック吊りフックを嵌入、離脱し得 るようにした案内筒がフォーク手段長手方向へ向くよう並列されたものである。
【0025】 本考案の請求項5のパック吊り具は、案内筒に嵌入されたパック吊りフックの 位置固定手段を設けたものである。
【0026】 本考案の請求項6のパック吊り具は、パック吊り部材の軸線方向両端に、上端 の閉止してないパックの両側に取付けたフック係止部材に係止するフックが取付 けられたシャックルを取付けるためのシャックル取付けブラケットを設けたもの である。
【0027】 本考案においては、請求項1〜5の場合は、運搬装置のフォーク手段に被支持 部材を支持させてフォーク手段の高さを調整し、運搬装置を前進させるだけで、 人手を要さずにパック吊りフックにパックを吊ることができる。従って、作業を 容易且つ迅速に能率良く行うことができると共に、パックを吊って搬送する際に パックが伸びることがないため、パックを高く持上げることができる。
【0028】 請求項6の場合は、パックに収納されている収納物が芋等の傷の付き易いもの の場合でも、収納物に損傷が生じることがなく、従って、良好な品質を保持する ことができる。
【0029】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の実施の形態を図示例と共に説明する。
【0030】 図1〜図13は本考案を実施する形態の一例であって、図中、図14と同一の 符号を付した部分は同一物を表わしており、基本的な構成は図14に示す従来の ものと略同様である。
【0031】 而して、本図示例において特徴とするところは、パック吊り部材9の軸線方向 へ一定の間隔で複数組み(図示例では3組)のパック吊りフック具16を設ける と共に、パック吊り部材9の軸線方向両端に、芋のような収納物が収納されて上 部の口が閉じられていないパック2を吊るためのシャックル取付けブラケット1 7を設けたことである。
【0032】 すなわち、パック吊りフック具16は、支持部材8の水平部と平行となるよう パック吊り部材9を水平方向へ貫通して当該パック吊り部材9に固設された中空 円筒状の案内筒18を備えている。案内筒18の軸線方向両端部は、パック吊り 部材9の前後へ突出しており、案内筒18のパック吊り部材9からの突出部には 、案内筒18の肉部を上下に貫通するよう、ピン孔19が穿設されている。
【0033】 案内筒18の中空部には、先端が若干上方へ向け曲折したロッド状のパック吊 りフック20を嵌入し得るようになっており、パック吊りフック20の曲折形状 ではない円柱状部の端部には、上下方向へ向けてピン孔21が穿設されている。
【0034】 又、パック吊りフック20を所定の状態に案内筒18に嵌入した際には、案内 筒18の上部のピン孔19、パック吊りフック20のピン孔21、案内筒18の 下部のピン孔19にピン22を嵌入することにより、パック吊りフック20を案 内筒18に対し位置決めし、固定し得るようになっている。
【0035】 ピン22の頭部には、円環状係止部材23が回動自在に取付けられており、案 内筒18の上部のピン孔19、パック吊りフック20のピン孔21、案内筒18 の下部のピン孔19にピン22に嵌入して後、円環状係止部材23を下方へ回動 させることにより、円環状係止部材23を案内筒18の外周に対し係止させるよ うになっており、これにより、ピン22はピン孔19,21から抜けないように なっている。
【0036】 シャックル取付けブラケット17は、パック吊り部材9の軸線方向両端部に固 設した支持板24と、支持板24に固接された横向き凹形状のブラケット本体2 5を備えており、支持板24とブラケット本体25との間には、図13に示すよ うなシャックル26を通すための孔27が形成されている。
【0037】 次に、上記図示例の作動を説明する。
【0038】 パック吊り具1に備えられているパック吊りフック具16のパック吊りフック 20にパック2を吊る形態としては、図11に示すように中央のパック吊りフッ ク20に吊る場合、図12に示す両側のパック吊りフック20に吊る場合がある が、図示してないが、3組のパック吊りフック20の夫々にパック2を吊るよう にすることもできる。
【0039】 例えば、パック吊り具1に備えられている3組のパック吊りフック具16のう ち、中央のパック吊りフック具16のパック吊りフック20にパック2を吊る場 合、中央のパック吊りフック具16においては、パック吊りフック20を、図1 1に示すごとく曲折形状の先端側が支持部材8のパック吊り部材9に対する接続 部に対して反対側すなわち前方へ向けて突出するよう、案内筒18に嵌入する。
【0040】 又、案内筒18の支持部材8接続側に穿設されているピン孔19及びパック吊 りフック20のピン孔21にピン22を上方から下方へ向けて嵌入し、円環状係 止部材23を下方へ回動させて案内筒18の下端に係止させ、パック吊りフック 20が案内筒18から抜けないようにすると共に、ピン22がパック吊りフック 20及び案内筒18から抜けないようにしておく。
【0041】 この際、パック吊り部材9における軸線方向両側のパック吊りフック具16は 、曲折形状の先端側が支持部材8側へ向くよう、案内筒18に対し嵌合させ、案 内筒18の支持部材8接続側に対し反対側に穿設されているピン孔19及びパッ ク吊りフック20のピン孔21にピン22を上方から下方へ向けて嵌入し、円環 状係止部材23を下方へ回動させて案内筒18の下端に係止させ、パック吊りフ ック20が案内筒18から抜けないようにすると共に、ピン22がパック吊りフ ック20及び案内筒18から抜けないようにしておく。
【0042】 又、肥料等を収納されたパック2は、上端開口部にパック本体と一体に幅広で 且つ無端状の把手部2aを備えた形状に構成され、所定の保管場所に置かれてお り、把手部2aはパック2の上部に位置している。
【0043】 上述のように、中央のパック吊りフック具16におけるパック吊りフック20 の曲折形状の先端部が前方へ向くよう案内筒18に取付けられたら、フォークリ フト3のフォーク3a(図1参照)をパック吊り具1のフォーク挿入部材6に挿 入し、フォーク3aを若干上昇させてパック吊り具1の下面を地上から離し、フ ォークリフト3を走行させてパック吊り具1をパック2の保管場所まで搬送する 。
【0044】 なお、中央のパック吊りフック具16におけるパック吊りフック20を、その 曲折形状の先端部が前方へ向くよう案内筒18に取付ける作業は、フォークリフ ト3のフォーク3aをパック吊り具1のフォーク挿入部材6に挿入する前でも挿 入した後でも良い。
【0045】 フォークリフト3のフォーク3aに支持されたパック吊り具1が、所定の場所 まで搬送されたら、フォーク3aの高さを調整することにより、パック吊り具1 のパック吊りフック具16の高さをパック2の把手部2aと略同じ高さに調整す る。
【0046】 しかる後、作業員はフォークリフト3をパック2側へ前進させ、パック吊りフ ック具16のうち中央のパック吊りフック具16におけるパック吊りフック20 の先端をパック2の把手部2aの空間へ差込む。この際、パック吊りフック20 がパック2の把手部2aに係合するよう、フォーク3aの高さは適宜調整する。
【0047】 中央のパック吊りフック具16におけるパック吊りフック20の先端が、パッ ク2の把手部2aにおける空間へ挿入されたら、作業員は再びフォークリフト3 を走行させることにより、パック吊り具1に吊下げられているパック2をトラッ ク4の待機場所まで搬送する。
【0048】 次に、フォーク3aを上昇させてパック吊り具1と共にパック2をホッパ5上 端よりも高い所定高さまで上昇させ、しかる後フォークリフト3をトラック4側 へ前進させてパック2をホッパ5上方へ位置させ、パック2内の肥料をホッパ5 へ投入する。
【0049】 例えば、パック吊り具1に備えられている3組のパック吊りフック具16のう ち、左右のパック吊りフック具16にパック2を吊る場合、左右のパック吊りフ ック具16においては、パック吊りフック20を、図12に示すごとく曲折形状 の先端側が支持部材8のパック吊り部材9に対する接続部に対して反対側すなわ ち前方へ向けて突出するよう、案内筒18に嵌入する。
【0050】 又、案内筒18の支持部材8接続側に穿設されているピン孔19及びパック吊 りフック20のピン孔21にピン22を上方から下方へ向けて嵌入し、円環状係 止部材23を下方へ回動させて案内筒18の下端に係止させ、パック吊りフック 20が案内筒18から抜けないようにすると共に、ピン22がパック吊りフック 20及び案内筒18から抜けないようにしておく。
【0051】 この際、パック吊り部材9軸線方向中央のパック吊りフック具16におけるパ ック吊りフック20は、曲折形状の先端側が支持部材8側へ向くよう、案内筒1 8に対し嵌合させ、案内筒18の支持部材8接続側に対し反対側に穿設されてい るピン孔19及びパック吊りフック20のピン孔21にピン22を上方から下方 へ向けて嵌入し、円環状係止部材23を下方へ回動させて案内筒18の下端に係 止させ、パック吊りフック20が案内筒18から抜けないようにすると共に、ピ ン22がパック吊りフック20及び案内筒18から抜けないようにしておく。
【0052】 上述のように、両側のパック吊りフック具16におけるパック吊りフック20 の曲折形状の先端部が前方へ向くよう案内筒18に取付けられた後のフォークリ フト3の操作は、中央のパック吊りフック具16にパック2を吊る場合と略同じ であるため、説明は省略する。
【0053】 全てのパック吊りフック具16にパック2を吊る際には、全てのパック吊りフ ック具16におけるパック吊りフック20の曲折形状の先端をパック吊り具1の 前方へ向け、前述の場合と同様にして作業を行う。
【0054】 上述のようにパック2をパック吊りフック具16のパック吊りフック20によ り吊下げるようにすることにより、パック2のパック吊りフック20に対する着 脱を手作業で行う必要がなく、このため、作業を容易且つ迅速に能率良く行うこ とができる。
【0055】 又、パック2をパック吊りフック20に吊るのにロープを使用する必要がない ため、パック吊り具1によりパック2を吊ってフォークリフト3により搬送する 際にパック2の把手部2aが伸びることがなく、従って、パック2の収納物をト ラック4に搭載したホッパ5に投入するために、パック2をホッパ5の上部まで 上昇させる場合でも、フォークリフト3におけるフォーク3aのストロークを十 分に取ることができ、従って、容易且つ確実にしかも支障なく作業を行うことが できる。
【0056】 芋等の傷み易い収納物が収納されたパック2をフォークリフト3のフォーク3 aに支持されているパック吊り具1に吊る際には、シャックル取付けブラケット 17を使用する。この場合、パック吊りフック具16におけるパック吊りフック 20の曲折形状の先端部は全て、支持部材8側に向けて上述のように固定してお く。
【0057】 又、パック吊り具1のブラケット本体25の孔27には、図13に示すように シャックル26を取付けると共に、シャックル26の下端にフック28を取付け たフックボルト29を取付け、フック28を上部が開口されているパック2の上 端側に固設されているフック係止部材30に係止させる。
【0058】 この場合、フック28をパック2のフック係止部材30に係止させる作業は人 手により行う必要があるが、パック2をパック吊り具1により吊下げて搬送する 場合に、パック2上部の開口が絞られることがなく、従って、芋が傷付いたりす ることがなく、品質の良い状態を保持することができる。
【0059】 なお、本考案のパック吊り具においては、パックをフォークリフトのフォーク により吊上げる場合について説明したが、トラクタのフロントフォーク或いはバ ックフォークにより吊上げるようにしても作業を行うことができること、その他 、本考案の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論であ る。
【0060】
【考案の効果】
以上、説明したように本考案の請求項1〜6記載のパック吊り具によれば、パ ック吊り具のパックに対する着脱を容易且つ迅速に能率良く行うことができると 共にパックが搬送中に伸びることがないため、パックを高所へ持ち上げる場合で も何等支障がなく、しかもパックの収納物が傷み易いものの場合でも、収納物を 損傷させることがない、等種々の優れた効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のパック吊り具の実施の形態の一例を示
す側面図である。
【図2】図1のII−II方向矢視図である。
【図3】図1のIII−III方向矢視図である。
【図4】図2のIV部拡大図である。
【図5】図4のV−V方向矢視図である。
【図6】本考案のパック吊り具に使用するパック吊りフ
ックの側面図である。
【図7】図6のVII−VII方向矢視図である。
【図8】本考案のパック吊り具に使用するピンの正面図
である。
【図9】図8のIX−IX方向矢視図である。
【図10】図5からパック吊りフックを抜いた状態を示
すパック吊り部材の部分の断面図である。
【図11】本考案のパック吊り具において、中央のパッ
ク吊りフック具におけるパック吊りフックにパックを吊
った状態を示す斜視図である。
【図12】本考案のパック吊り具において、左右のパッ
ク吊りフック具におけるパック吊りフックにパックを吊
った状態を示す斜視図である。
【図13】本考案のパック吊り具において、パック吊り
部材の軸線方向両側にある冶具に芋を収納したパックを
吊った状態を示す斜視図である。
【図14】フォークリフトのフォークにセットしたパッ
ク吊り具にパックを吊り、当該パックをホッパよりも高
く持上げた作業状態を示す斜視図である。
【図15】従来のパック吊り具のパック吊り部材に2本
のロープにより1個のパックを吊った状態を示す斜視図
である。
【図16】従来のパック吊り具のパック吊り部材に夫々
2本のロープにより2個のパックを吊った状態を示す斜
視図である。
【図17】従来のパック吊り具のパック吊り部材に上部
の口を絞った1本のロープにより1個のパックを吊った
状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 パック吊り具 2 パック 2a 把手部 3 フォークリフト(運搬装置) 3a フォーク(フォーク手段) 6 フォーク挿入部材(被支持部材) 8 支持部材(支持枠体) 9 パック吊り部材 17 シャックル取付けブラケット 18 案内筒 20 パック吊りフック 22 ピン(位置固定手段) 23 円環状係止部材(位置固定手段) 26 シャックル 28 フック 30 フック係止部材

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 運搬装置のフォーク手段により支持され
    るようにした被支持部材と、該被支持部材に固設された
    支持枠体と、前記被支持部材が前記フォーク手段により
    支持された際にフォーク手段の先端側に位置するよう、
    前記支持枠体上部に固設されたパック吊り部材とを備
    え、該パック吊り部材には、先端がフォーク手段先端よ
    りも前方へ向けて突出し得るようにしたロッド状のパッ
    ク吊りフックを設け、該パック吊りフックにより上端に
    把手部を備えたパックを吊り得るよう構成したことを特
    徴とするパック吊り具。
  2. 【請求項2】 被支持部材が前記フォーク手段により支
    持された際に、パック吊りフックはフォーク手段の幅方
    向へ向けて複数並列されるようにした請求項1記載のパ
    ック吊り具。
  3. 【請求項3】 パック吊りフックはパック吊り部材に対
    し着脱可能に設けられた請求項1又は2記載のパック吊
    り具。
  4. 【請求項4】 被支持部材が前記フォーク手段により支
    持された際に、パック吊り部材はフォーク手段の幅方向
    へ延在すると共に、前記パック吊り部材には、軸線方向
    へ所定の間隔で、パック吊りフックを嵌入、離脱し得る
    ようにした案内筒がフォーク手段長手方向へ向くよう並
    列された請求項1、2又は3記載のパック吊り具。
  5. 【請求項5】 案内筒に嵌入されたパック吊りフックの
    位置固定手段を設けた請求項1、2、3又は4記載のパ
    ック吊り具。
  6. 【請求項6】 パック吊り部材の軸線方向両端に、上端
    の閉止してないパックの両側に取付けたフック係止部材
    に係止するフックが取付けられたシャックルを取付ける
    ためのシャックル取付けブラケットを設けた請求項1、
    2、3、4又は5記載のパック吊り具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN108383047A (zh) * 2018-04-23 2018-08-10 吕文广 叉车装卸支架
JP2019108178A (ja) * 2017-12-15 2019-07-04 山九株式会社 吊支ベルトの玉掛け玉外し装置及びそれを備えたフォークリフト用アタッチメント

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