JP3070310B2 - 電気機器のリードクランプ - Google Patents

電気機器のリードクランプ

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JP3070310B2
JP3070310B2 JP4327073A JP32707392A JP3070310B2 JP 3070310 B2 JP3070310 B2 JP 3070310B2 JP 4327073 A JP4327073 A JP 4327073A JP 32707392 A JP32707392 A JP 32707392A JP 3070310 B2 JP3070310 B2 JP 3070310B2
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喜一郎 大宮
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は変圧器などの電気機器
の中身接続リードや補助回路接続リードをタンク又はフ
レームに取り付けて配線するためのリードクランプに関
する。
【0002】
【従来の技術】図5は従来の電気機器のリードクランプ
の構成を示す断面図である。電気機器のタンク1にコの
字状のクランプ座2が溶接され、このクランプ座2にさ
らに別のクランプ座3が溶接されている。リード4はク
ランプ座2、3上と、コの字状のクランプ部5、6によ
って挟持され、クランプ部5、6は、それぞれ締付ボル
ト7を介してクランプ座2、3に固定されている。図6
は図5のP矢視図であり、クランプ座2、3は締付ボル
ト7によるリード4の締め付けに必要なだけの幅Hを備
えている。図示されていないが、クランプ座2はリード
4の長さ方向(左右方向)に間隔をあけてタンク1に複
数個溶接され、リード4がタンク1に沿うようにクラン
プされている。なお、図6のA−A断面図が図5に対応
する。
【0003】図7は従来の異なる電気機器のリードクラ
ンプの構成を示す断面図である。電気機器のフレーム8
に支え座10が溶接され、この支え10にリード支え部
9がボルト11で固定されている。リード支え部9は絶
縁体よりなり、貫通穴9Aにリード12を通すことによ
ってリード12を支えている。図8は図7のQ矢視図で
あり、支え座10はリード12の長さ方向(左右方向)
に間隔をあけてフレーム8に複数個溶接され、リード1
2がフレーム8に沿うようにクランプされている。な
お、図8のB−B断面図が図7に対応する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
たような従来の装置はクランプ座又は支え座の溶接作業
が多く、組立に多大の時間が必要であるという問題があ
った。リードクランプは、タンク又はフレームに複数個
配されているので、溶接個所が多いとそれだけ組立に時
間がかかる。また、リードクランプはタンクやフレーム
の高所に取り付けられる場合がある。高所作業に時間が
かかっていたことは、それだけ危険性が大きかったとい
うことになる。
【0005】この発明の目的は、リードクランプの溶接
個所を出来るだけ減らすことにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明によれば、コの字状に形成され開口側が電
気機器のタンク又はフレームに溶接されたクランプ座
と、このクランプ座との間で電気機器のリードを挟持す
るとともに締付ボルトを介してクランプ座に固定された
第1のクランプ部と、この第1のクランプ部との間で別
のリードを挟持するとともに締付ボルトを介して第1の
クランプ部に固定された第2のクランプ部とにより構成
されたものとし、かかる構成に加えて、第2のクランプ
部の反クランプ座側にN個のクランプ部が積み重ねら
れ、隣接するクランプ部同士がリードを挟持するととも
に締付ボルトで互いに固定されてなるものとする。
【0007】さらに、上記目的を達成するために、この
発明によれば、先端がL字状に曲がる突出部を備えると
ともに、電気機器のリードを通す貫通穴を備えたリード
支え部が、電気機器のフレーム側に設けられたスリット
に前記突出部を差し込むことによってフレームに固定さ
れ、前記貫通部にリードを貫通させ、リードと貫通穴と
の隙間に絶縁シート層を介装させてなるものとする。
【0008】
【作用】この発明の構成によれば、第1のクランプ部を
締付ボルトを介してクランプ座に固定し、さらに第2の
クランプ部を締付ボルトを介して第1のクランプ座に固
定する。これにより、溶接はクランプ座とタンク又はフ
レームとの間だけとなる。
【0009】また、かかる構成に加えて、第2のクラン
プ部の反クランプ座側にN個のクランプ部が積み重ねら
れ、隣接するクランプ部同士がリードを挟持するととも
に締付ボルトで互いに固定される。これにより、リード
本数が増えてもクランプ部を多段に積み重ねることによ
ってリードをクランプすることができる。しかも、クラ
ンプ部はすべて締付ボルトで固定するので、クランプ部
の積み重ね段数が増しても溶接作業量は全く増えない。
【0010】さらに、リード支え部が先端にL字状に曲
がる突出部を備える。電気機器のフレーム側に設けられ
たスリットにリード支え部の突出部を差し込むことによ
ってフレームに固定する。これにより、溶接作業を全く
することなしにリードをフレームにクランプすることが
できる。また、リード支え部の貫通穴にリードを通し、
リードと貫通穴との隙間に絶縁シート部を介装させるこ
とによって、リードをリード支え部に固定するこができ
る。
【0011】
【実施例】以下この発明を実施例に基づき説明する。図
1はこの発明の実施例にかかる電気機器のリードクラン
プの構成を示す断面図であり、タンク1にクランプ座1
3が溶接されている。リード4がクランプ部14とクラ
ンプ部13、およびクランプ部14と15で挟持されて
いる。クランプ部14、15はそれぞれクランプ座1
3、クランプ部14に締付ボルト18、19を介して固
定されている。図2は図1のR矢視図であり、締付ボル
ト18、19は互いにぶつからないようにクランプ部1
4、15をリード4の長さ方向(左右方向)の異なる位
置に配されている。図示されていないが、このリードク
ランプはリード4の長さ方向に間隔を介して複数配され
ている。この構成によって、溶接個所が図5の従来装置
と比べて半減する。なお、図2のC−C断面図が図1に
対応する。
【0012】また、図示されていないが、図1のクラン
プ部15の上方にリード4を介してさらに第3番目のク
ランプ部を配し、締付ボルトでクランプ部15に固定す
ることもできる。一般にクランプ部15にN個のクラン
プ部が積み重ねられ、隣接するクランプ部同士が別々の
リード4を挟持するとともに締付ボルトで互いに固定さ
れる。この構成によって、溶接個所を増すことなしに、
クランプするリードの本数を増すことができる。なお、
図2において、Nが増すにつれて、クランプ座13の幅
は大きくなるが、溶接はその幅全体に施す必要はない。
間隔を置いてタンク1に部分的に溶接すればよいので、
Nが増しても溶接作業量が増えることはない。
【0013】図3はフレーム8にスリット8Aが設けら
れ、リード支え部16のL形突出部16Aが差し込まれ
ている。リード支え部16は全体が絶縁体で形成され、
リード12を下部の貫通穴16Bに通すことによってリ
ード12を支えている。図4は図3のS矢視図であり、
このリードクランプがリード12の長さ方向に間隔を介
して複数配されている。リード支え部16の下部の貫通
穴16Bはリード12の外径より多少大きく明けられて
いるので、貫通穴16Bとリード12との間隙を絶縁シ
ート部17によって埋める。絶縁シート部17は絶縁シ
ートをリード12の外周に巻回することによって形成さ
れる。なお、図4のD−D断面図が図3に対応する。
【0014】図4において、リード支え部16は点線1
6Cのようにスリット8Aに対して水平に差し込み、矢
印下方向に90度回してスリット8Aに固定する。その
後、リード支え部16をフレーム8の左右方向にスリッ
ト8Aに沿って所定の位置にずらしリード12をその貫
通穴16Bに通し、絶縁シート部17を装着させる。図
3の装置は、図7の従来の装置と異なり溶接作業を全く
実施することなしにリード12をクランプすることがで
きる。
【0015】
【発明の効果】この発明は前述のように、第1、第2の
クランプ部をそれぞれ締付ボルトを介してクランプ座、
第1のクランプ部に固定する構成にしたので、溶接作業
が半減し組立時間が短縮された。また、高所作業時間も
減り、その危険性が暖和された。
【0016】かかる構成に加えて、クランプ部をN段に
構成し、各クランプ部をいずれも締付ボルトによってそ
の前段のクランプ部に固定する構成にした。これによ
り、溶接作業は全く増やすことなしに多数本のリードを
クランプすることができる。また、リード支え部のL形
突出部をフレーム側に設けられたスリットに差し込む構
成にした。これにより、溶接作業を全く実施することな
しにリードをクランプすることが可能になり、組立時間
が大幅に短縮され、高所作業の危険性が大幅に暖和され
た。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例にかかる電気機器のリードク
ランプの構成を示す断面図
【図2】図1のR矢視図
【図3】この発明の異なる実施例にかかる電気機器のリ
ードクランプの構成を示す断面図
【図4】図3のS矢視図
【図5】従来の電気機器のリードクランプの構成を示す
断面図
【図6】図5のP矢視図
【図7】従来の異なる電気機器のリードクランプの構成
を示す断面図
【図8】図7のQ矢視図
【符号の説明】
1 タンク 4 リード 8 フレーム 8A スリット 13 クランプ座 14 クランプ部 15 クランプ部 16 リード支え部 16A 突出部 16B 貫通穴 17 絶縁シート部 18 締付ボルト 19 締付ボルト

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】コの字状に形成され開口側が電気機器のタ
    ンク又はフレームに溶接されたクランプ座と、このクラ
    ンプ座との間で電気機器のリードを挟持するとともに締
    付ボルトを介してクランプ座に固定された第1のクラン
    プ部と、この第1のクランプ部との間で別のリードを挟
    持するとともに締付ボルトを介して第1のクランプ部に
    固定された第2のクランプ部とにより構成されたことを
    特徴とする電気機器のリードクランプ。
  2. 【請求項2】請求項1記載のものにおいて、第2のクラ
    ンプ部の反クランプ座側にN個のクランプ部が積み重ね
    られ、隣接するクランプ部同士がリードを挟持するとと
    もに締付ボルトで互いに固定されてなることを特徴とす
    る電気機器のリードクランプ。
  3. 【請求項3】先端がL字状に曲がる突出部を備えるとと
    もに、電気機器のリードを通す貫通穴を備えたリード支
    え部が、電気機器のフレーム側に設けられたスリットに
    前記突出部を差し込むことによってフレームに固定さ
    れ、前記貫通部にリードを貫通させ、リードと貫通穴と
    の隙間に絶縁シート層を介装させてなることを特徴とす
    る電気機器のリードクランプ。
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