JP2770556B2 - 静止器巻線 - Google Patents

静止器巻線

Info

Publication number
JP2770556B2
JP2770556B2 JP16597290A JP16597290A JP2770556B2 JP 2770556 B2 JP2770556 B2 JP 2770556B2 JP 16597290 A JP16597290 A JP 16597290A JP 16597290 A JP16597290 A JP 16597290A JP 2770556 B2 JP2770556 B2 JP 2770556B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
winding
lead
cooling duct
core
tube
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP16597290A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0462808A (ja
Inventor
重信 堀井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Meidensha Corp
Original Assignee
Meidensha Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Meidensha Corp filed Critical Meidensha Corp
Priority to JP16597290A priority Critical patent/JP2770556B2/ja
Publication of JPH0462808A publication Critical patent/JPH0462808A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2770556B2 publication Critical patent/JP2770556B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Coils Of Transformers For General Uses (AREA)
  • Transformer Cooling (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 A.産業上の利用分野 本発明は、金属シートと絶縁シートを重ねて巻き、ガ
ス絶縁変圧器、モールド変圧器、油入変圧器などの巻線
として用いる静止器巻線、特にその巻芯兼冷却ダクトの
構造に関するものである。
B.発明の概要 本発明は、シート状の静止器巻線において、 ベース材に断面矩形のチューブ材を多数平行に、かつ
所定のチューブ列が凹むように配列、接合し、円筒状に
丸めて巻芯兼冷却ダクトとすることにより、 チューブ列の凹部を口出しリードの固定部として円型
の巻線部を形成し、小形化を図るようにしたものであ
る。
C.従来の技術 シート巻線の一般的な構成を第5図に示す。図中、51
は絶縁筒、52は冷却ダクト、53は巻線部、60は鉄心であ
る。
前記冷却ダクト52は、第6図(a)に示すように絶縁
筒51に縦くさび52Aを多数配設して形成したり、第6図
(b)に示すように絶縁筒51に波形材52Bを張り付けて
形成している。
また、シート巻線は、巻始めと巻終わりにそれぞれ口
出しリードを備えており、第7図に巻始めのリード部を
示す。この構成例では、口出しリード54が巻線部53と絶
縁筒51の間に挿入された形となる。
D.発明が解決しようとする課題 上記構造のシート巻線には、以下のような問題点があ
る。
(1)絶縁筒51とくさび52Aが別々に形成されるため、
これらを組み合わせる作業が必要である。
(2)絶縁筒51には強度が要求されるため、高密度の厚
い材料が使用されることになり、その比誘電率も4〜6
と高くなる。この結果、巻線近傍の電界が高くなる。こ
れは、絶縁上好ましくないので、絶縁寸法を大きくする
必要がある。
(3)シート巻線の電線部の厚さ(シート厚さ)が薄い
場合は、巻線部53が多角形化するのを防止するためにく
さびピッチを短くする必要があり、所要の冷却面積を確
保するには多数のくさびを使用しなければならず、それ
に伴って機器が大形化する。
(4)シート巻線の巻始め側の口出しリード54の固定
は、作業的に困難であるばかりでなく、リード54の厚み
によって巻線部53の円形が損なわれる。即ち、巻線部53
が多角形化する。このため、応力集中を生じ、信頼性低
下の一因となる。
本発明の目的は、小形化と信頼性の向上が図れ、かつ
作業性が良好な静止器巻線を提供することにある。
E.課題を解決するための手段 本発明は、ベース絶縁材に断面矩形のチューブ材を多
数平行に、かつ所定のチューブ列が凹むように配列、接
合し、円筒状に丸めて巻芯兼冷却ダクトとし、これに巻
線部を口出しリードが前記チューブ列の凹部に収納され
るように巻装したことを特徴とするものである。
F.作用 巻芯と冷却ダクトが一体化され、かつ所定位置にリー
ド用凹部(溝)が形成されている。この凹部に口出しリ
ードが配置され、巻線部は所定の円形状態となるように
巻装される。この結果、作業性が良好になるとともに、
巻線部の多角形化が防止される。
G.実施例 以下、本発明を図面に示す実施例に基づいて詳細に説
明する。
第1図〜第3図は本発明の一実施例を示すもので、ベ
ース材1(厚み3mm以下)に断面矩形のチューブ材2を
多数平行に配列、接合し、これを丸めて巻芯兼冷却ダク
トAとしている。この場合、所定の位置のチューブ列を
凹ませ、その凹部3をリード用溝(固定及び外形修正
用)としている。
上記一体化構造の巻芯兼冷却ダクトAは、例えばベー
ス材1としてプリプレグシートを用い、これに引抜きチ
ューブ材2を熱硬化合時に接合したり、ベース材1に接
合ニスを塗布した後、チューブ材2を取り付ける方式に
よって形成する。
なお、巻線部は、金属シートと絶縁シートを重ね、口
出しリードを取り付けた巻線材料を、口出しリードが前
記凹部3内に収納されるよう、巻芯兼冷却ダクトAに巻
装して形成する。
このような構造とすると、巻芯兼冷却ダクトAの表面
に口出しリードの厚みを吸収する凹部3が形成されてお
り、巻線部が円形に巻装される。即ち、巻線部の多角形
化が防止される。この結果、応力集中がなくなり、巻線
の信頼性が向上する。また、凹部3に口出しリードが固
定されるため、作業性が良好となる。
なお、巻芯兼冷却ダクトAは、第4図(a)に示すよ
うに2枚のベース材1A,1Bでチューブ材2を挟んだ強化
タイプとしたり、第4図(b)に示すようにチューブ材
2相互に間隔を設け、片側にのみベース材1を配設した
フレキシブルタイプとしてもよい。また、ベース材1を
薄くすれば、巻線内用の冷却ダクトとして使用できる。
H.発明の効果 以上詳述した本発明には、以下のような効果がある。
(1)巻芯と冷却ダクトが一体化されているため、組み
立てを効率的に行うことができる。
(2)一体化構造の巻芯兼冷却ダクトとしたため、絶縁
ギャップの比誘電率を低下させることができ、高電圧巻
線近傍の電界集中を緩和できる。これにより、機器の縮
小化が可能となり、大幅なコストダウンが期待できる。
(3)一体化構造のため、薄いシート電線にも十分な冷
却効果と支持強度を持った状態で適用可能となり、コン
パクトな機器が得られる。
(4)所定のチューブ列の内部空間を減少、あるいは皆
無として凹部を設け、口出しリードの固定などに用いる
ようにしたので、作業性が良好になるとともに巻線部を
円形に巻装することができるようになり、多角形化によ
る応力集中を防止できる。この結果、巻線の信頼性が向
上する。
(5)薄いベース材を使用することにより、巻線内用の
冷却ダクトとしても利用できる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本発明に係る静止器巻線の一実施例
を示す要部平面図、第3図は同実施例の巻芯兼冷却ダク
トの一体化構造の説明図、第4図(a),(b)は巻芯
兼冷却ダクトの変形例を示す平面図、第5図はシート巻
線の一般的構成を示す断面図、第6図(a),(b)は
従来例の冷却ダクト構成を示す平面図、第7図は従来例
の口出しリード部を示す平面図である。 1,1A,1B……ベース材、2……チューブ材、3……リー
ド固定用溝(凹部)、A……巻芯兼冷却ダクト。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ベース絶縁材に断面矩形のチューブ材を多
    数平行に、かつ所定のチューブ列が凹むように配列、接
    合し、円筒状に丸めて巻芯兼冷却ダクトとし、これに巻
    線部を口出しリードが前記チューブ列の凹部に収納され
    るように巻装したことを特徴とする静止器巻線。
JP16597290A 1990-06-25 1990-06-25 静止器巻線 Expired - Lifetime JP2770556B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16597290A JP2770556B2 (ja) 1990-06-25 1990-06-25 静止器巻線

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16597290A JP2770556B2 (ja) 1990-06-25 1990-06-25 静止器巻線

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0462808A JPH0462808A (ja) 1992-02-27
JP2770556B2 true JP2770556B2 (ja) 1998-07-02

Family

ID=15822503

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16597290A Expired - Lifetime JP2770556B2 (ja) 1990-06-25 1990-06-25 静止器巻線

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2770556B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2074639A1 (en) * 2006-10-19 2009-07-01 Abb Research Ltd. Low voltage coil and transformer

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0462808A (ja) 1992-02-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6750749B2 (en) Amorphous metal core transformer
US8056212B2 (en) Coil and method of forming the coil
JP2008278628A (ja) 分割ステータおよび分割ステータの製造方法
KR101390525B1 (ko) 집중권 모터의 절연 구조
JPS61185909A (ja) 電磁誘導装置
JP2770556B2 (ja) 静止器巻線
JP3404180B2 (ja) トランス
US20180268985A1 (en) Ac reactor
JP5177231B2 (ja) アーク溶接機に用いる変圧器およびアーク溶接機に用いる変圧器の組み立て方法
JP3238862B2 (ja) コイルボビン
JP2958972B2 (ja) 高圧発生用トランス装置
JP6974580B2 (ja) コイル部品
JP6820893B2 (ja) コイル部品
JP2000021642A (ja) 巻鉄心変圧器及びその製造方法
JPS6233290Y2 (ja)
JPH0729823U (ja) 交流アーク溶接機用漏洩トランス
JP2000208338A (ja) 外鉄形電磁誘導機器
JP3425265B2 (ja) 昇圧トランス用コイル
JPH0786056A (ja) 油入変圧器
JP2566025Y2 (ja) コモンモードチョークコイル
JPH02893Y2 (ja)
JPH069469Y2 (ja) モ−ルド形変流器
JPH0744104B2 (ja) 超電導コイル装置の製造方法
JPH07118423B2 (ja) 変圧器
JPH0625939Y2 (ja) 変圧器