JP3070199U

JP3070199U - 背見出し片

Info

Publication number: JP3070199U
Application number: JP2000000038U
Authority: JP
Inventors: 莞二田中; 清彦伊藤
Original assignee: Lihit Lab Inc
Current assignee: Lihit Lab Inc
Priority date: 2000-01-07
Filing date: 2000-01-07
Publication date: 2000-07-18
Anticipated expiration: 2006-01-07

Abstract

(57)【要約】【課題】保持具の表紙が透明または半透明であること
をアピールしやすい背見出し片を提供する。【解決手段】背見出し片１０は、たとえばポリエステ
ルからなる透明な短冊状の背見出し片本体１２を含む。
背見出し片本体１２の表面には、表示のための印刷層１
４、１６および１８が形成される。背見出し片１０は、
背見出し片本体１２の表面の印刷層１４、１６および１
８が外側になるように、保持具としてのファイル２０に
おいて、表紙２２の背部に形成された背見出し片収納部
２４に収納される。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

この考案は背見出し片に関し、特に、たとえばクリヤーブックやファイルなどのような保持具の表紙の背部に形成された背見出し片収納部に収納される背見出し片に関する。

【０００２】

【従来の技術】

図３は従来の背見出し片をファイルの表紙の背見出し片収納部に収納した状態の一例を示す斜視図であり、図４はその状態の分解斜視図である。この従来の背見出し片１は、たとえばコート紙やアート紙などの紙からなる短冊状の背見出し片本体２を含む。背見出し片本体２の表面には、たとえば商品名などを表示するための印刷層３が形成される。この背見出し片１は、たとえば図３および図４に示すように、保持具としてのファイル２０において、表紙２２の背部に形成された背見出し片収納部２４に収納される。この場合、背見出し片１は、背見出し片本体２の表面の印刷層３が外側になるように、ファイル２０の背見出し片収納部２４に収納される。また、背見出し片収納部２４は、表紙２２の背部の表面に透明な短冊状の支持片２６の両側部を接着することによって形成される。そのため、背見出し片１の印刷層３は、外部からファイル２０の透明な支持片２６を通して見ることができる。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

ところが、従来の背見出し片１では、背見出し片本体２が紙からなり不透明であるので、ファイル２０の表紙２２の背部が隠れてしまい、ファイル２０の表紙２２が透明または半透明である場合に、たとえば文具店などの店頭において、ファイル２０の表紙２２が透明または半透明であることをファイル２０の表紙２２の背部からアピールしにくい。

【０００４】それゆえに、この考案の主たる目的は、保持具の表紙が透明または半透明であることをアピールしやすい背見出し片を提供することである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

この考案にかかる背見出し片は、保持具の表紙の背部に形成された背見出し片収納部に収納される背見出し片であって、保持具の背見出し片収納部に収納可能な背見出し片本体を含み、背見出し片本体は透明または半透明な合成樹脂からなり、少なくとも一部分が透明または半透明に形成される、背見出し片である。この考案にかかる背見出し片では、背見出し片本体の一部分に表示のための印刷層が形成されてもよい。また、この考案にかかる背見出し片では、背見出し片本体の材料となる合成樹脂はたとえばポリプロピレンなどのポリオレフィン系の合成樹脂またはポリエチレンテレフタレートである。

【０００６】この考案にかかる背見出し片では、背見出し片本体が透明または半透明な合成樹脂からなり、少なくとも一部分が透明または半透明に形成されるので、その背見出し片を保持具の表紙の背部に形成された背見出し片収納部に収納した場合、その背見出し片の少なくとも一部分を通して保持具の表紙の背部を見ることができる。そのため、この考案にかかる背見出し片では、保持具の表紙が透明または半透明である場合に、保持具の表紙が透明または半透明であることを保持具の表紙の背部からアピールしやすい。また、この考案にかかる背見出し片において、背見出し片本体の材料となる合成樹脂がポリオレフィン系の合成樹脂またはポリエチレンテレフタレートである場合には、ダイオキシンの発生を防止することができる。

【０００７】この考案の上述の目的、その他の目的、特徴および利点は、図面を参照して行う以下の考案の実施の形態の詳細な説明から一層明らかとなろう。

【０００８】

【考案の実施の形態】

図１はこの考案にかかる背見出し片をファイルの表紙の背見出し片収納部に収納した状態の一例を示す斜視図であり、図２はその状態の分解斜視図である。この背見出し片１０は、たとえばポリエステルからなる透明な短冊状の背見出し片本体１２を含む。

【０００９】背見出し片本体１２の表面の上端部から中央部までの部分には、たとえば商品番号などを表示するための印刷層１４が形成される。また、背見出し片本体１２の表面の中央部分には、たとえば商品名などを表示するための印刷層１６が形成される。さらに、背見出し片本体１２の表面の下部分には、たとえばバーコードなどを表示するための印刷層１８が形成される。

【００１０】この背見出し片１０は、たとえば図１および図２に示すように、保持具としてのファイル２０において、表紙２２の背部に形成された背見出し片収納部２４に収納される。この場合、背見出し片１０は、背見出し片本体１２の表面の印刷層１４、１６および１８が外側になるように、ファイル２０の背見出し片収納部２４に収納される。また、背見出し片収納部２４は、表紙２２の背部の表面に透明な短冊状の支持片２６の両側部を接着することによって形成される。そのため、背見出し片１０の印刷層１４、１６および１８は、外部からファイル２０の透明な支持片２６を通して見ることができる。

【００１１】さらに、この背見出し片１０では、背見出し片本体１２が透明な合成樹脂からなり、一部分が透明に形成されるので、その背見出し片１０の一部分などを通してファイル２０の表紙２２の背部を見ることができる。そのため、この背見出し片１０では、ファイル２０の表紙２２が透明または半透明である場合に、たとえば文具店などの店頭において、ファイル２０の表紙２２が透明または半透明であることをファイル２０の表紙２２の背部からアピールしやすい。

【００１２】なお、上述の背見出し片１０では、背見出し片本体１２の材料としてポリエステルが用いられているが、ポリプロピレン（ＰＰ）など他の合成樹脂が用いられてもよい。この場合、その材料として、特にポリプロピレンなどのポリオレフィン系の合成樹脂やポリエチレンテレフタレート（ＰＥＴ）を用いる場合には、ダイオキシンの発生を防止することができる。

【００１３】また、上述の背見出し片１０では、背見出し片本体１２が透明に形成されているが、半透明に形成されてもよい。

【００１４】さらに、上述の背見出し片１０では背見出し片本体１２の表面のみに印刷層１４、１６および１８が形成されているが、そのような印刷層は背見出し片本体１２の表面および裏面の両面にあるいは裏面のみに形成されてもよい。

【００１５】

【考案の効果】

この考案によれば、保持具の表紙が透明または半透明であることをアピールしやすい背見出し片が得られる。また、この考案にかかる背見出し片において、背見出し片本体の材料となる合成樹脂がポリオレフィン系の合成樹脂またはポリエチレンテレフタレートである場合には、ダイオキシンの発生を防止することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】この考案にかかる背見出し片をファイルの表紙
の背見出し片収納部に収納した状態の一例を示す斜視図
である。

【図２】図１に示す状態の分解斜視図である。

【図３】従来の背見出し片をファイルの表紙の背見出し
片収納部に収納した状態の一例を示す斜視図である。

【図４】図３に示す状態の分解斜視図である。

【符号の説明】

１０背見出し片１２背見出し片本体１４、１６、１８印刷層２０ファイル２２表紙２４背見出し片収納部２６支持片

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】保持具の表紙の背部に形成された背見出
し片収納部に収納される背見出し片であって、前記保持具の前記背見出し片収納部に収納可能な背見出
し片本体を含み、前記背見出し片本体は透明または半透明な合成樹脂から
なり、少なくとも一部分が透明または半透明に形成される、背
見出し片。
【請求項２】前記背見出し片本体の一部分に表示のた
めの印刷層が形成される、請求項１に記載の背見出し
片。
【請求項３】前記合成樹脂はポリオレフィン系の合成
樹脂またはポリエチレンテレフタレートである、請求項
１または請求項２に記載の背見出し片。