JP3069568U - 折り畳み眼鏡フレ―ム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ツルが絡み合うことがなく、平らな状態で折
り畳めるようにし、使用状態にしたときはブリッジの連
結部がぐらつかない折り畳み眼鏡フレームを提供する。 【解決手段】 左右のレンズ枠１を繋ぐブリッジ２とツ
ル７の中間にヒンジ４a ，４c を設けて折り畳み可能に
した眼鏡フレーム９において、ヒンジ４a により繋がれ
たブリッジ２の対向面の少なくとも片方に磁石３を取り
付けてなり、上記ヒンジ４a はブリッジ２の上面に設け
てなり、上記ブリッジ２は筒状部材からなりレンズ枠１
に接合される部分は該枠の弧に沿った形に加工されて接
合され、ヒンジ４a が接合される端面内部に磁石３が嵌
入されてなる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

この考案は折り畳み眼鏡フレーム、とりわけ平らな状態で折り畳める眼鏡フレ ームに関する。

【０００２】

【従来の技術】

折り畳み眼鏡フレームの先行技術として特願平６−２４６４号（特開平７−２ ０９６１４号）がある。この折り畳み眼鏡フレームは一対のレンズ枠と該レンズ 枠が接近する部分同士を連結するブリッジと、レンズ枠の端部にヒンジを介して 取り付けられたツルとを備えてなる眼鏡フレームにおいて、ブリッジと各レンズ 枠との間に折り畳み用ヒンジを介在させるとともに、各ツルの略中間位置部分に 折り畳み用ヒンジを設けたものである。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

上記先行技術に係るものは、折り畳むことによりコンパクトになるが、折り畳 むときに、レンズ枠寄りの左右のツルが互いに衝き当ることがあり、これを回避 するにはブリッジ両端のヒンジ部分を左右にずらす必要がある。

【０００４】 また、折り畳んだときツルの耳懸け部が絡み合うことがあり、使用状態に戻す とき、上記絡んだ状態をほぐしながら拡げなければならず、さらに畳んだ状態の 厚さが大きく、これをポケットに入れるとゴロゴロして着衣の形が崩れ、また、 バッグに仕舞うと片隅に移動して取り出すときに在り処が分からなくなるなどの 問題がある。

【０００５】 上記問題に鑑みこの考案は、ツルが絡み合うことがなく、平らな状態で折り畳 めるようにし、使用状態にしたときはブリッジの連結部がぐらつかない折り畳み 眼鏡フレームを提供しようとするものである。

【０００６】

【課題を解決するための手段】

上記課題を解決するためにこの考案は、左右のレンズ枠を繋ぐブリッジとツル の中間にヒンジを設けて折り畳み可能にした眼鏡フレームにおいて、ヒンジによ り繋がれたブリッジの対向面の少なくとも片方に磁石を取り付けてなり、上記ヒ ンジはブリッジの上面に設けてなり、上記ブリッジは筒状部材からなりレンズ枠 に接合される部分は該枠の弧に沿った形に加工されて接合され、ヒンジが接合さ れる端面内部に磁石が嵌入されてなる構成としたものである。

【０００７】

【考案の実施の形態】

次にこの考案の実施形態を図面を参照しながら説明する。左右のレンズ枠１を 繋ぐブリッジ２は角筒形の部材が使用され、レンズ枠１と接合される部分は、レ ンズ枠１の弧にほぼ合わせて加工されてロウ付けなど公知の手段で固着されてい る。

【０００８】 なお、ブリッジ２を角筒形にしたのは磁石を納め易く、レンズ枠やヒンジとの 接合を容易にするためのものであるからこの形状にこだわる必要はない。また、 磁石をブリッジの端面に固着するのであれば筒状にする必要もない。

【０００９】 左右のレンズ枠１に接合された両ブリッジ２他端の内部には磁石３が嵌入され （片方を磁石、他方を磁性金属にしてもよい）、上記ブリッジ２はヒンジ４a に よって連結され図３のように折り畳むことができ、使用のためブリッジ２を拡げ ると磁石３の磁力によりその状態が固定されるようになっている。

【００１０】 レンズ枠１の両端にはレンズ締めつけ用のビス５があり、その外側に連結部材 ６が付設され、その端でヒンジ４b を介してツル７が連結され、上記ツル７の中 間耳懸け寄りで二分割されヒンジ４c により折り畳み可能に連結されている。

【００１１】 ブリッジ２を連結しているヒンジ４a は、その断面形状で凹状と凸状との嵌ま り合いになり、支軸ネジ８の螺合により可回動に連結されている（図２参照）。

【００１２】 この考案に係る眼鏡フレーム９を折り畳むときは、図３に示すように、先ずツ ル７のヒンジ４c の連結部分で折り畳み、次いで、ツル７のレンズ枠寄りヒンジ ４b の連結部分で折り畳み、さらに、磁力に抗してブリッジ２のヒンジ４a を折 り畳めば図４のように全体として平らな状態で折り畳める。

【００１３】 図５は上記のように平らな状態で折り畳んだ眼鏡フレーム９を平らな形状のケ ース１０に収納した状態で、このケース１０の蓋内面には鏡１１が貼り付けられ ている。

【００１４】 なお、ケース１０の蝶番側の一側に突出部１２を設けて小孔１３を穿設してい るが、この小孔１３に紐（図示せず）を通して延ばしておくとバッグ（図示せず ）の中に入れたとき手繰り寄せることができる。

【００１５】

【考案の効果】

以上説明したようにこの考案によれば、ツルの絡みがなくなり、平らな状態で コンパクトに折り畳むことができ、ポケットに入れたとき着衣の形崩れを起こさ ず、また、平らなケースに収納できるのでスマートにバッグに納めることができ る。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案に係る眼鏡フレームの斜視図

【図２】同ブリッジ部分の（ａ）上面図、（ｂ）正面図

【図３】折り畳み過程の斜視図

【図４】折り畳み状態の斜視図

【図５】ケースに収納した状態の斜視図

【符号の説明】

１ レンズ枠 ２ ブリッジ ３ 磁石 ４a ，４b ，４c ヒンジ ５ ビス ６ 連結部材 ７ ツル ８ 支軸ネジ ９ 眼鏡フレーム １０ ケース １１ 鏡 １２ 突出部 １３ 小孔 １４ 鼻当て

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 左右のレンズ枠を繋ぐブリッジとツルの
   中間にヒンジを設けて折り畳み可能にした眼鏡フレーム
   において、ヒンジにより繋がれたブリッジの対向面の少
   なくとも片方に磁石を取り付けてなることを特徴とする
   折り畳み眼鏡フレーム。
2. 【請求項２】 上記ヒンジはブリッジの上面に設けてな
   ることを特徴とする請求項１に記載の折り畳み眼鏡フレ
   ーム。
3. 【請求項３】 上記ブリッジは筒状部材からなり、レン
   ズ枠に接合される部分は該枠の弧に沿った形に加工され
   て接合され、上記磁石は筒形部材の端面内部に嵌入され
   てなる請求項１または２に記載の折り畳み眼鏡フレー
   ム。