JP3069515U - 幕体開閉装置 - Google Patents

幕体開閉装置

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延之 西
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エスエム工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ユニットの取付け作業が簡単且つ容易に行え、
幕体を上下開閉可能に吊設する作業が容易に行える幕体
開閉装置を提供する。 【解決手段】巻取りユニット7の下面側開口部に取付け
たネジ13を回動操作具22で緩み方向に回動し、固定
部11と受け部12との間にレール2の両縁部2aを挿
入する。巻取りユニット7をレール2上の任意位置に移
動させ、再びネジ13を回動操作具22で締込み方向に
回動し、固定部11と受け部12とでレール2の両縁部
2aを挾持し、巻取りユニット7をレール2上に複数固
定する。操作ユニット14の嵌込み部21をレール2の
右側端部に嵌着固定した後、ユニット7,14の巻取り
ドラム9とプーリ17とを回転軸20で直結し、カーテ
ン3をレール2前面に吊設した後、巻取りドラム9に巻
回した昇降紐10をカーテン3の下端側縁部に固定し
て、カーテン3を上下開閉可能に吊設する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は、例えばカーテン、スクリーン、ブラインド、緞帳等の幕体を上下 開閉可能に吊設するときに用いられる幕体開閉装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、上述例のカーテンを開閉する装置としては、例えば図7に示すように、 巻取りユニット23及び操作ユニット24の両側部に形成したフランジ部25と 、レール22内部に挿入した係止部材26とを、レール22の下面側開口部に形 成した縁部22a,22aの上下面に係止し、フランジ部25と係止部材26と の間に取付けたネジ27を締込み方向に回動して、フランジ部25と係止部材2 6とをレール22の縁部22a,22aに圧接して挾持固定する。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、上述のユニット23,24を固定する場合、ユニット23,24のフ ランジ部25…に取付けた複数のネジ27を回動操作しなければならず、ユニッ ト23,24を任意位置に固定したり、その固定位置を変更したりする作業に手 間及び時間が掛かる。
【0004】 また、フランジ部25を、ユニット23,24の両側部に突出した状態に形成 しているので、フランジ部25を固定するためのスペースを確保しなければなら ず、ユニット23,24を、レール22端部に対して近接した状態に固定するこ とが不可能であり、レール22端部よりも内側に取付け位置が規制される。
【0005】 ネジ27を、フランジ部25に対して露出した状態に取付けるので、外観形状 が複雑となるだけでなく、ユニット全体のサイズが大きくなり、意匠感が悪い。 且つ、部品数が多く、取扱及び管理が不便であるという問題点を有している。
【0006】 この考案は上記問題に鑑み、ユニットの嵌込み部をレール外面に嵌着したり、 上下固定部によりレールの縁部を挾持することにより、ユニットを固定したり、 その位置を変更したりする作業が簡単且つ容易に行える。且つ、部品数を少なく して、シンプルな意匠感を付与する幕体開閉装置の提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の考案は、レール全長に対して複数のユニットを固定し、特定の ユニットで保持したプーリを該プーリに周回した操作紐の牽引操作により回転す ると共に、残りのユニットで保持した巻取りドラムの正逆回転により昇降紐を巻 取り及び巻戻しして、レールに吊設した幕体を上下開閉する幕体開閉装置であっ て、上記ユニット上部に、上記レールの外面形状と略合致する大きさで、且つ、 該レール外面に対して嵌着固定される嵌込み部を設けた幕体開閉装置であること を特徴とする。
【0008】 請求項2記載の考案は、レール全長に対して複数のユニットを固定し、特定の ユニットで保持したプーリを該プーリに周回した操作紐の牽引操作により回転す ると共に、残りのユニットで保持した巻取りドラムの正逆回転により昇降紐を巻 取り及び巻戻しして、レールに吊設した幕体を上下開閉する幕体開閉装置であっ て、上記ユニット上部に、上記レールの下面側開口部に形成した縁部と対向して 上下一対の固定部を設け、上記上下一対の固定部を、上記縁部が挾持される方向 と、該挾持が解除される方向とに連結部材で相対移動可能に連結すると共に、上 記連結部材を、上記ユニットの巻取りドラムに対して偏心され、該ユニットの下 面側開口部から操作可能に設けた幕体開閉装置であることを特徴とする。
【0009】 請求項3記載の考案は、上記請求項1記載の構成と併せて、上記嵌込み部を、 上記レール外面と略対応する大きさに拡縮可能に設けた幕体開閉装置であること を特徴とする。
【0010】
【作用】 請求項1記載の幕体開閉装置は、ユニット上部に形成した嵌込み部を、該嵌込 み部の嵌込みが許容される形状のレール外面に嵌着して、ユニットをレール上の 任意位置に固定する。
【0011】 請求項2記載の幕体開閉装置は、ユニットの下面側開口部に取付けた連結部材 を回動操作具(例えばプラス型又はマイナス型のドライバー等)により回動操作 し、上下固定部を所定間隔に離間した後、上下の固定部間に、レールの下面側開 口部に形成した縁部を挿入する。ユニットをレールの縁部に沿って任意位置に移 動した後、連結部材を回動手段により回動操作し、上下固定部によりレールの縁 部を挾持して固定する。
【0012】 請求項3記載の幕体開閉装置は、上記請求項1記載の作用と併せて、ユニット の嵌込み部をレール外面と略対応する大きさに拡縮して、ユニットをレール上の 任意位置に固定する。
【0013】
【考案の効果】
この考案によれば、ユニットの嵌込み部を、レール外面に嵌着固定するだけの 簡単な構造であるので、従来例のようにネジを回動操作したり、複数個所をネジ 止めするような手間及び作業が省け、嵌込みが許容される形状のレールに対して 取付けることができ、ユニットを任意位置に取付けたり、その取付け位置を変更 したりする作業が簡単且つ容易に行える。且つ、ユニットを、レール端部に対し て近接した状態に固定することができ、取付け位置を自由に設定及び変更するこ とができる。
【0014】 しかも、上下固定部を、連結部材により相対移動可能に連結しているので、連 結部材を回動操作するだけで、ユニットを固定したり、その固定を解除すること ができ、作業が簡単に行える。且つ、連結部材を、ユニットの巻取りドラムに対 して偏心した位置に取付けているので、その回動操作が容易に行えると共に、ユ ニット外部に露出されず、外観形状がシンプルとなり、全体のサイズが小さくな るため、意匠感が向上する。
【0015】 さらに、ユニットの嵌込み部を任意サイズに拡縮して固定するので、その拡縮 が許容される範囲であれば、様々なサイズを有する下面開放形のレールに対して 簡単に取付けることができ、ユニットの適用範囲が広くなる。且つ、装置を構成 する部品数が少なくなり、部品の取扱い及び管理が容易に行える。
【0016】
【実施例】
この考案の一実施例を以下図面に基づいて詳述する。 図面は幕体の一例として、カーテンを上下方向に開閉するローマンシェード型 のカーテン開閉装置を示し、図1に於いて、このカーテン開閉装置1は、任意長 さに伸縮可能又は所定長さに形成した下面開放形状(例えば断面C字形)のレー ル2を、例えば窓部を構成する上部窓枠等に沿ってブラケット(図示省略)を介 して略水平に架設し、窓部を遮光又は隠蔽するのに必要な大きさに形成したカー テン3を、レール2の前面側に対して上下開閉可能に吊設している。また、レー ル2を、例えば建物や乗り物の窓部、壁部、天井部等に固定してもよい。
【0017】 上述のカーテン3は、板状又は棒状の支持部材4を、カーテン地の上端側縁部 に固定又は袋状の収容部に収容した後、その支持部材4を、レール2の下面側に 固定したフック5…に差込んだり、係止する等して、カーテン3の上端側縁部を 、レール2前面に対して着脱可能に固定している。
【0018】 なお、フック5は、レール2の下面側開口部に形成した縁部2a,2aの間に 固定され、レー2全長に対して所定間隔に隔てて複数垂設している。また、支持 部材4に代わる他の固定方法として、例えば面ファスナー、マグネット、粘着テ ープ、ホック等により固定してもよい。
【0019】 且つ、板状又は棒状の重り部材6を、カーテン地の下端側縁部に固定又は袋状 の収容部に収容して、カーテン3の下端側縁部を、常時垂下される方向に牽引付 勢している。また、重り部材6に代わる他の垂下手段として、例えばカーテン3 自体の自重により垂下状態を維持してもよい。
【0020】 一方、レール2の下面側には、巻取りユニット7を、レール2に形成した縁部 2a,2aの間に固定すると共に、レール2全長に対して所定間隔に隔てて複数 取付けている。且つ、レール2の端部(図中右側)には、操作ユニット14を固 定している。また、ユニット7,14は、レール2に対して後側又は前側に偏心 した状態に取付けている。
【0021】 上述の巻取りユニット7は、図2、図3にも示すように、巻取りドラム9を、 下面開放形状(例えば略下部半周)に形成したドラムケース8内部に収容保持す ると共に、巻取りドラム9の両端部に形成した軸部9aを、ドラムケース8の両 端部に形成した軸受孔8aで回転可能に軸受している。且つ、軸部9aの端面は 、ドラムケース8の対向壁面間に対して差込み容易な角度に傾斜している。なお 、ドラムケース8と、巻取りドラム9とは、例えばポリアセタールやポリカーボ ネート等の合成樹脂又は金属で形成している。
【0022】 且つ、巻取りドラム9の巻取り面には、例えばコード又はベルト、線条等の昇 降紐10を、カーテン3を上下方向に開閉するのに必要な長さ巻回し、巻取りド ラム9の軸中心部に形成した孔部9bには、断面多角形(例えば六角形)に形成 した回転軸20を動力伝達可能な状態に挿通している。また、回転軸20の断面 形状を、例えば四角形又は五角形等に形成してもよい。
【0023】 昇降紐10の上端側は、巻取りドラム9の巻取り面に固定され、下端側は、カ ーテン3の裏面側に取付けたリング3a…に挿通して、カーテン3の下端側縁部 に取付けたリング3aに結止め固定している。また、昇降紐10の下端側を、例 えばカーテン地自体に編成した環状の挿通部に挿通したり、カーテン3の下端側 縁部に取付けた紐固定具に巻回固定又は下端側縁部に直接固定してもよい。
【0024】 且つ、ドラムケース8上部に形成した固定部11は、巻取りドラム9に対して 偏心され、レール2の縁部2a,2a下面に対して係止される大きさ及び形状に 形成している。
【0025】 一方、固定部11上面に取付けた金属製又は樹脂製の受け部12は、レール2 内部に対して挿入可能であって、レール2の縁部2a,2a上面に対して係止さ れる大きさ及び形状に形成している。また、固定部11と受け部12との対向面 に、例えば合成ゴム又は軟質樹脂等の接触抵抗の大きい抵抗付与部材を装着して もよい。
【0026】 固定部11に形成した挿通孔11aと、受け部12に形成した孔部12aとは 、ネジ13を、ドラムケース8の下面側開口部から挿通可能であって、後述する 回動操作具22(例えばプラス型又はマイナス型のドライバー)による回動操作 が許容される位置に偏心している。
【0027】 ネジ13は、固定部11の挿通孔11aを介して、受け部12の孔部12aに 捩じ込まれ、固定部11と受け部12とを、レール2の縁部2aに圧接される方 向と、その圧接が解除される方向とに相対移動可能に連結している。
【0028】 且つ、固定部11上面に形成したガイド孔11bには、受け部12下面に突出 したガイド軸12bを上下動可能に挿入している。なお、ガイド軸12bは、レ ール2の縁部2a,2a間に対して水平移動が許容される軸径に形成している。 また、回動操作具22は、図3の仮想線で示すように、ドラムケース8の下面 側開口部に対して下方から挿入され、ネジ13を緩み方向又は締込み方向に回動 する。
【0029】 前述の操作ユニット14は、図4、図5にも示すように、プーリ17を、プー リケース15とケースカバー16との対向面間に収容保持すると共に、ケース及 びカバーを一体的に嵌着固定(例えばネジ止め又は接合固定)している。且つ、 プーリ17の両端部に形成した軸部17aを、例えば軸受リング等の受け金具を 介して、プーリケース15に形成した軸受孔15aと、ケースカバー16に形成 した軸受孔16aとで回転可能に軸受している。
【0030】 プーリ17には、ループ状に形成したボールチェーン18の上端側を周回し、 プーリケース15の下面側下部には、ボールチェーン18の下端側を牽引操作に 必要とする長さ垂下している。
【0031】 また、ボールチェーン18に代わる他の操作部材として、例えば紐、ロープ、 バンド、線条等を用いてもよい。なお、プーリケース15と、ケースカバー16 と、プーリ17と、ボールチェーン18とは、例えばポリアセタールやポリカー ボネート等の合成樹脂又は金属で形成している。
【0032】 且つ、プーリ17の周回面には、ボールチェーン18の球状部18aが係止さ れる凹部17aを、円周方向に対して所定間隔に隔てて複数形成し、プーリ17 の軸中心部に形成した孔部17bには、回転軸20を動力伝達可能な状態に挿通 している。
【0033】 且つ、ボールチェーン18の球状部18aは、チェーン全長に対して所定間隔 に隔てて複数形成され、ボールチェーン18の一端側を牽引操作したとき、球状 部18a…はプーリ17の凹部17c…に順次係止される。且つ、プーリ17及 び回転軸20を介して伝達される回転力により巻取りユニット7の巻取りドラム 9を、昇降紐10が巻き取られる方向と巻戻しされる方向とに正逆回転する。
【0034】 プーリケース15の下面側開口部には、係止爪19を、ボールチェーン18の 球状部18aに係止される角度(図5の仮想線で示す)と、その係止が解除され る角度(図5の実線で示す)とに回動可能又は可撓可能に設けている。ボールチ ェーン18の操作側端部を略垂直に引下げたとき、係止爪19は球状部18aに 係止されず、カーテン3の引上げ操作が許容される。
【0035】 一方、ボールチェーン18の操作側端部が略鉛直に引上げられたとき、係止爪 19が球状部18aに係止され、カーテン3を任意高さに引上げた状態又は引下 げた状態にロック固定する。
【0036】 且つ、プーリケース15上部に形成した嵌込み部21は、下面開放形状に形成 したレール2の端部外面に対して嵌着可能な大きさ及び形状に形成され、レール 2を嵌込み部12に圧入して、相互の接触部分に生じる抵抗により、操作ユニッ ト14を、レール2上の任意位置に固定する。また、嵌め込み部21をレール外 面に固定する他の固定方法として、例えばレール2外面にネジを当接又は捩込ん だり、レール2外面に対して圧接される方向に嵌込み部21を緊縮する等して固 定してもよい。
【0037】 図示実施例は上記の如く構成するものにして、以下、カーテン開閉装置1の取 付け方法を説明する。 先ず、例えば左右開閉式カーテン装置を、上下開閉式カーテン装置に仕様変更 する場合、レール2端部からキャップ2bを取外して、左右開閉式カーテン装置 を構成するランナーを抜取り、カーテンを取外す。
【0038】 次に、図2、図3に示すように、回動操作具22を、巻取りユニット7のドラ ムケース8に対して下方から挿入し、ネジ13を緩み方向に回動操作して、固定 部11と受け部12とを所定間隔に離間した後、その間に、レール2の縁部2a ,2aを挿入する。
【0039】 巻取りユニット7を、レール2の縁部2a,2aに沿って移動させ、所定間隔 に隔てた位置に配設した後、回動操作具22を、ドラムケース8に対して下方か ら挿入し、ネジ13を締込み方向に回動操作して、固定部11と受け部12とで レール2の縁部2a,2aを挾持し、巻取りユニット7をレール2上の任意位置 に固定する。
【0040】 次に、図4、図5に示すように、操作ユニット14の嵌込み部21を、レール 2の右側端部外面に嵌着した後、操作ユニット14を、レール2外面に沿って移 動させ、レール2の右側端部に固定(例えばネジ止)する。且つ、フック5…を 、レール2の下面側全長に対して所定間隔に隔てて固定する。
【0041】 次に、図1に示すように、レール2全長に対して所定間隔に隔てて固定した巻 取りユニット7の巻取りドラム9と、レール2の右側端部外面に固定した操作ユ ニット14のプーリ17とに回転軸20を挿通する。
【0042】 且つ、カーテン3の上端側縁部に取付けた支持部材4を、レール2に垂設した フック5…に差込み固定して吊設した後、巻取りユニット7の巻取りドラム9に 巻回した昇降紐10を、リング3a…を介して、カーテン3の下端側縁部に結止 め固定して、カーテン3を上下開閉可能に吊設する。
【0043】 上述のカーテン3を任意高さに引上げる場合、係止爪19を、ボールチェーン 18の球状部18aで係止解除方向に可撓又は回動しながら、ボールチェーン1 8の操作側端部を略垂直方向(図5の実線で示す)に手で引下げ、回転軸20の 回転力により巻取りユニット7の巻取りドラム9を巻取り方向に回転して、昇降 紐10を、巻取りドラム9に巻取り、カーテン3を任意高さに引上げる。
【0044】 カーテン3を任意高さに引下げる場合、ボールチェーン18の操作側端部に取 付けた球状部18aを、係止爪19に対して係止が解除される間隔に離間したま ま、ボールチェーン18を、カーテン3の自重により引上げ方向に牽引(図5の 仮想線で示す)すると共に、回転軸20の回転力により巻取りドラム9を巻戻し 方向に回転して、巻取りドラム9に巻回した昇降紐10を巻戻しして、カーテン 3を任意高さに引下げる。
【0045】 カーテン3を任意高さに引上げ後又は引下げ後、ボールチェーン18の球状部 18aを、係止爪19に係止(図5の仮想線で示す)して、カーテン3を任意高 さに引上げた状態又は引下げた状態に固定する。
【0046】 以上のように、操作ユニット14の嵌込み部21は、レール2外面に嵌着固定 するだけの簡単な構造であるので、従来例のようにネジ27を回動操作したり、 複数個所をネジ27で固定するような手間及び作業が省け、嵌込みが許容される 形状のレール2に対して取付けることができ、操作ユニット14を任意位置に取 付けたり、その取付け位置を変更したりする作業が簡単且つ容易に行える。且つ 、操作ユニット14を、レール2端部に対して近接した状態に固定することがで き、取付け位置を自由に設定及び変更することができる。
【0047】 さらに、巻取りユニット7の固定部11と受け部12とを、ネジ13により相 対移動可能に連結しているので、ネジ13を回動操作するだけで、巻取りユニッ ト7を固定したり、その固定を解除することができ、作業が簡単に行える。且つ 、ネジ13を、巻取りユニット7の巻取りドラム9に対して偏心した位置に取付 けているので、その回動操作が容易に行えると共に、巻取りユニット7外部に露 出されず、外観形状がシンプルとなり、全体のサイズが小さくなるため、意匠感 が向上する。且つ、故障時又は破損時に於て、ユニット7,14全体を交換する ので、メンテナンスが容易に行える。
【0048】 図6は、操作ユニット21の嵌込み部21を任意サイズに拡縮してレール2外 面に嵌着固定する他の取付け方法を示し、嵌込み部21を、前側支持部21aと 後側支持部21aとに分割すると共に、相互の対向面に形成した突起21bと溝 部21cとを前後移動可能に係止して、溝部21c内に圧縮装填したコイルスプ リング21dにより、前後支持部21aを、レール2外面に圧接して固定するの で、、嵌込み部21の拡縮が許容される範囲であれば、様々なサイズを有する下 面開放形状のレール2外面に対して簡単に取付けることができ、操作ユニット2 1の取付け範囲が広くなる。
【0049】 且つ、装置を構成する部品数が少なくなり、部品の取扱い及び管理が容易に行 える。また、嵌込み部21の挾持面に、例えば合成ゴム又は軟質樹脂等の接触抵 抗の大きい抵抗付与部材を装着してもよい。
【0050】 この考案の構成と、上述の実施例との対応において、 この考案の幕体開閉装置は、実施例のカーテン開閉装置1に対応し、 以下同様に、 幕体は、カーテン3に対応し、 上下一対の固定部は、固定部11と、受け部12とに対応し、 連結部材は、ネジ13に対応し、 操作紐は、ボールチェーン18に対応するも、 この考案は、上述の実施例の構成のみに限定されるものではない。
【0051】 上述の固定部11及び受け部12を、操作ユニット14のプーリケース15上 部に設けたり、嵌込み部21を、巻取りユニット7のドラムケース8上部に設け てもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 カーテン開閉装置を構成するカーテンの開閉
動作を示す背面図。
【図2】 巻取りユニットの取付け状態を示す縦断面
図。
【図3】 巻取りユニットの取付け状態を示す縦断側面
図。
【図4】 操作ユニットの取付け状態を示す縦断面図。
【図5】 操作ユニットの取付け状態を示す縦断側面
図。
【図6】 ユニットの他の取付け方法を示す縦断側面図
【図7】 従来例のカーテン開閉装置のユニット取付け
状態を示す背面図。
【符号の説明】
1…カーテン開閉装置 2…レール 2a…縁部 3…カーテン 7…巻取りユニット 9…巻取りドラム 10…昇降紐 11…固定部 12…受け部 13…ネジ 14…操作ユニット 17…プーリ 18…ボールチェーン 20…回転軸 21…嵌込み部 21a…支持部 21d…コイルスプリング 22…回動操作具

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】レール全長に対して複数のユニットを固定
    し、特定のユニットで保持したプーリを該プーリに周回
    した操作紐の牽引操作により回転すると共に、残りのユ
    ニットで保持した巻取りドラムの正逆回転により昇降紐
    を巻取り及び巻戻しして、レールに吊設した幕体を上下
    開閉する幕体開閉装置であって、上記ユニット上部に、
    上記レールの外面形状と略合致する大きさで、且つ、該
    レール外面に対して嵌着固定される嵌込み部を設けた幕
    体開閉装置。
  2. 【請求項2】レール全長に対して複数のユニットを固定
    し、特定のユニットで保持したプーリを該プーリに周回
    した操作紐の牽引操作により回転すると共に、残りのユ
    ニットで保持した巻取りドラムの正逆回転により昇降紐
    を巻取り及び巻戻しして、レールに吊設した幕体を上下
    開閉する幕体開閉装置であって、上記ユニット上部に、
    上記レールの下面側開口部に形成した縁部と対向して上
    下一対の固定部を設け、上記上下一対の固定部を、上記
    縁部が挾持される方向と、該挾持が解除される方向とに
    連結部材で相対移動可能に連結すると共に、上記連結部
    材を、上記ユニットの巻取りドラムに対して偏心され、
    該ユニットの下面側開口部から操作可能に設けた幕体開
    閉装置。
  3. 【請求項3】上記嵌込み部を、上記レール外面と略対応
    する大きさに拡縮可能に設けた請求項1記載の幕体開閉
    装置。
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