JP3069500B2 - ノズルを備えた内視鏡先端部 - Google Patents

ノズルを備えた内視鏡先端部

Info

Publication number
JP3069500B2
JP3069500B2 JP6234193A JP23419394A JP3069500B2 JP 3069500 B2 JP3069500 B2 JP 3069500B2 JP 6234193 A JP6234193 A JP 6234193A JP 23419394 A JP23419394 A JP 23419394A JP 3069500 B2 JP3069500 B2 JP 3069500B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
nozzle member
nozzle
observation window
distal end
endoscope
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP6234193A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0871036A (ja
Inventor
修二 小見
Original Assignee
富士写真光機株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 富士写真光機株式会社 filed Critical 富士写真光機株式会社
Priority to JP6234193A priority Critical patent/JP3069500B2/ja
Publication of JPH0871036A publication Critical patent/JPH0871036A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3069500B2 publication Critical patent/JP3069500B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Endoscopes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、空気又は水を噴射する
ノズルが設けられた内視鏡先端部のノズルの取付け構造
及びノズル自体の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図6には、従来の直視型電子内視鏡(又
は内視鏡)の先端部の構成が示されており、先端部1の
先端面に、観察窓2が設けられている。この観察窓2に
は、光学系部材3を介して不図示のCCD(Charge Cou
pled Device)が取り付けられており、このCCDによ
って捉えられた画像はモニタに表示される。また、接眼
レンズで光学的に観察する内視鏡では、上記と同様の光
学系部材を介してイメージガイドが接続される。この観
察窓2の近傍において、金属部材からなるノズル部材4
が本体(支持部)5の送気/送水管6の出口に配置され
ており、このノズル部材4は本体5とキャップ7との間
の収納部に接着剤により接着される。
【0003】上記の構成によれば、送気/送水管6から
供給される空気又は水がノズル部材4によって、観察窓
2の表面に噴射され、この噴射で、使用時に観察窓2に
付着した物質等を除去することにより、良好な観察状態
が確保される。また、このノズル部材4は金属材料で形
成されるため、患者等に対する電気的安全性を維持する
必要があり、図6のように樹脂性材料からなるキャップ
7によって、上記ノズル部材4を覆う構成とされてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
内視鏡では、上述したノズル部材4は、本体5とキャッ
プ7との間に形成された収納部において接着剤で接着さ
れるため、このノズル部材4の脱落が生じ得るという問
題があった。即ち、内視鏡の外表面に現れる部分は電気
絶縁材料で構成されるが、上記ノズル部材4について
は、樹脂性材料等で構成すると、強度の点、加工精度の
点で問題があるため、金属材料を用いて形成される。そ
して、このノズル部材4は小さいこともあって接着剤で
固定される。従って、接着剤の接着不良が生じたり、又
は衝撃等で接着剤が剥がれたりすることにより、ノズル
部材4は上記収納部から取れてしまい、被観察体内へ残
されることにもなる。
【0005】また、上記ノズル部材4内に汚物等が詰っ
た場合は、ノズル部材4の内部を洗浄する必要がある
が、上記のようにノズル部材4は接着剤で固定されてい
ることから、ノズル部材4の取り外しが困難であるとい
う問題もあった。
【0006】本発明は上記問題点に鑑みてなされたもの
であり、その目的は、ノズル部材が使用中に脱落するこ
とがなく、また必要に応じてノズル部材を容易に着脱で
きるノズルを備えた内視鏡先端部を提供することにあ
る。更に、上記目的を達成する際において、空気又は水
の噴射効率を低下させることがないノズルを備えた内視
鏡先端部を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、第1請求項記載の発明は、カバーと先端部本体との
間の収納部にノズル部材が配置され、このノズル部材に
より観察窓へ向けて空気又は水を噴射する内視鏡(電子
内視鏡又は光学的観察の内視鏡)先端部において、上記
先端部本体側に所定大きさの係合穴を形成し、上記ノズ
ル部材には、ノズル部材が収納部から脱落しないように
上記係合穴に係合する突起を設け、この突起を係合穴に
係合させてノズル部材を収納部に取り付けたことを特徴
とする。第2請求項記載の発明は、上記ノズル部材内部
の天井には、噴射時に僅かに回動するノズル部材の角度
分を付加した傾斜角度で、観察窓へ向けて傾く傾斜面を
形成したことを特徴とする。
【0008】
【作用】上記第1請求項記載の構成によれば、例えば突
起としての止めピンが先端部本体の係合穴に係合するこ
とにより、又はノズル部材に一体形成された突起が係合
穴に係合することにより、ノズル部材の脱落が完全に防
止される。しかも、接着剤を用いないで済むので、キャ
ップを取り外すだけで、ノズル部材の着脱が容易に行わ
れる。
【0009】また、このノズル部材によれば、接着剤を
用いないことによって生じる部材間の僅かな隙間によっ
て、ノズル部材が回動しながら後退することになる。し
かし、第2請求項記載の構成によれば、その後退分を考
慮して観察窓方向へ傾く傾斜面がノズル部材の内部天井
に形成されているので、噴射時にあっても、ノズル部材
の天井面は観察窓の配置面に平行となるか、或いはやや
観察窓へ傾く面となる。従って、本発明のノズル部材で
あっても、空気又は水は観察窓へ効率よく噴射されるこ
とになる。
【0010】
【実施例】図1には、実施例に係るノズルを備えた電子
内視鏡先端部の構成(図2のI−I線切断面)が示さ
れ、図2にはこの先端部の先端面が示され、図3には図
1のノズルの構成が示され、図4にはノズル取付け部の
拡大図が示されている。図1において、先端部10の先
端面に観察窓11が配置され、この観察窓11には光学
系部材12を介してCCDが接続される。図2に示され
るように、上記観察窓11の両側に照射窓14,15が
配置され、この照射窓14,15にはライトガイドが取
り付けられており、このライトガイドを介して照射光は
照射窓14,15へ供給される。また、観察窓11の下
側には鉗子口16が配設され、この鉗子口16には処置
具挿通チャンネルが接続されており、処置具は処置具挿
通チャンネルを介して鉗子口16から導き出される。
【0011】更に、図1に示されるように、先端部10
の内部には送気/送水管17が配設され、先端部本体1
8の送気/送水管17の出口にノズル部材20が設けら
れる。このノズル部材20の外側は、先端部10の先端
面に被せるキャップ21によって覆われることになる。
このノズル部材20は、図3に示されるように、噴射口
22を有する内部空間23が形成され、後端部に0.3
〜0.5mm程度の止めピン24を貫通させるピン挿入
孔25が設けられる。一方、先端部本体18側には、上
記ピン挿入孔25と同径の係合穴26が形成される。な
お、先端部本体18の送気/送水管17の出口近傍は、
上記係合穴26を配置する関係から少し斜めに形成され
ている。
【0012】上記実施例では、図1及び図3に示される
ように、先端部本体18の端面に噴射口22が観察窓1
1を向く状態でノズル部材20を配置し、止めピン24
をピン挿入孔25を介して係合穴26に落とし込み、そ
の後にキャップ21を被せることにより、ノズル部材2
0の取付けが完了する。もちろん、この際には、接着剤
を用いる必要はない。このような構成によれば、止めピ
ン24が係合穴26に係合することにより、ノズル部材
20が先端部本体18とキャップ21との間に形成され
る収納部内に固定されると共に、この収納部から抜けて
脱落することが防止される。なお、この止めピン24の
係合穴26へ入る長さは、ノズル部材20が後述するよ
うに噴射時に上記収納部内で後退したとしても、抜ける
ことがない長さに設定される。
【0013】しかも、上記の構成によれば、キャップ2
1を取り外すことにより、ノズル部材20は止めピン2
4と共に容易に取り外すことができ、ノズル部材20の
洗浄及び送気/送水管17内のブラシによる洗浄が容易
となる利点がある。
【0014】また、実施例では上記ノズル部材20の天
井面を所定の傾斜角度で斜めに形成する。即ち、図4に
示されるように、上記収納部ではノズル部材20との間
に、僅かな隙間A(図は実際よりも強調して描いてあ
る)があり、また止めピン24とピン挿入孔25及び係
合穴26との間に僅かな隙間が存在する。一方、実際に
送気/送水管17から空気又は水が供給されるときに
は、空気又は水の供給圧がノズル部材20の天井面Fに
かかるため、特に実施例では傾いた送気/送水管17か
ら空気又は水が斜めに出されるので、ノズル部材20が
ピン配置側を支点として回動するように後退することに
なる。従って、天井面Fが上方を向くように傾き、空気
又は水が観察窓11に効率よく当らないことになる。こ
の天井面Fは、観察窓11の面に平行か、若しくはやや
観察窓11側(図の下側)に傾くようにすることが好ま
しい。
【0015】そこで、実施例では、噴射時の最適な天井
面Fの位置を、観察窓11の配置面に平行な面100に
対して角度α1 だけ傾けた面101に設定し、この角度
α1に回動するノズル部材20の角度α2 分を付加した
角度α3 だけ傾けた面102に合致する傾斜面を、天井
面Fに設けている。これにより、噴射時にノズル部材2
0が回動・後退しても、天井面Fの位置を図示の面10
1に設定でき、これによって観察窓11への噴射効率の
低下が防止可能となる。なお、上記の噴射時の設定面1
01は観察窓11の配置面に平行な面100であっても
よい。
【0016】図5には、上記ノズル部材20と構成が異
なるノズル部材を用いた例が示されている。図示される
ノズル部材28には、上記ピン挿入孔25の代りに、下
側に突出するピン状の突起29が形成され、先端部本体
18側には上記と同様の係合穴30が設けられる。従っ
て、この場合も突起29が係合穴30に係合することに
より、ノズル部材28が先端部本体18とキャップ21
との間に形成される収納部内に固定され、またこの収納
部から抜けて脱落することもない。
【0017】上記実施例では、本発明を直視型内視鏡
(電子内視鏡又は内視鏡)に適用した例を示したが、側
視型電子内視鏡に同様に適用することができる。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、第1請求項記載の
発明によれば、先端部本体側に所定大きさの係合穴を形
成し、ノズル部材に設けた突起を上記係合穴に係合させ
て、ノズル部材を収納部に取り付けるようにしたので、
ノズル部材が使用中に脱落することが完全に防止され
る。また、接着剤を用いないので、ノズル部材の着脱が
容易となり、洗浄等が行い易くなるという利点がある。
【0019】第2請求項記載の発明によれば、上記ノズ
ル部材内部の天井に、噴射時に僅かに回動するノズル部
材の角度分を付加した傾斜角度の傾斜面を形成したの
で、ノズル部材が空気又は水の供給圧により回動し後退
したとしても、観察窓への効率のよい噴射が確保される
ことになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るノズルを備えた内視鏡先
端部を示す側面断面図(図2のI−I切断面)である。
【図2】図1の先端部の先端面の構成を示す図である。
【図3】実施例のノズル部材の構成を示す図で、図
(A)は平面図、図(B)は断面図である。
【図4】図1のノズル取付け部を拡大した図である。
【図5】実施例のノズル部材の他の構成例を示したノズ
ル取付け部の拡大図である。
【図6】従来の内視鏡先端部を示す側面断面図である。
【符号の説明】
1,10 … 先端部、 2,11 … 観察窓、 4,20,28 … ノズル部材、 5,18 … 先端部本体、 7,21 … キャップ、 22 … 噴射口、 24 … 止めピン、 25 … ピン挿入孔、 26,30 … 係合穴、 29 … 突起、 F … 天井面。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61B 1/00 - 1/32

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カバーと先端部本体との間の収納部にノ
    ズル部材が配置され、このノズル部材により観察窓へ向
    けて空気又は水を噴射する内視鏡先端部において、上記
    先端部本体側に所定大きさの係合穴を形成し、上記ノズ
    ル部材には、ノズル部材が収納部から脱落しないように
    上記係合穴に係合する突起を設け、この突起を係合穴に
    係合させてノズル部材を収納部に取り付けたことを特徴
    とするノズルを備えた内視鏡先端部。
  2. 【請求項2】 上記ノズル部材内部の天井には、噴射時
    に僅かに回動するノズル部材の角度分を付加した傾斜角
    度で、観察窓へ向けて傾く傾斜面を形成したことを特徴
    とする上記第1請求項記載のノズルを備えた内視鏡先端
    部。
JP6234193A 1994-09-02 1994-09-02 ノズルを備えた内視鏡先端部 Expired - Fee Related JP3069500B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6234193A JP3069500B2 (ja) 1994-09-02 1994-09-02 ノズルを備えた内視鏡先端部

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6234193A JP3069500B2 (ja) 1994-09-02 1994-09-02 ノズルを備えた内視鏡先端部

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0871036A JPH0871036A (ja) 1996-03-19
JP3069500B2 true JP3069500B2 (ja) 2000-07-24

Family

ID=16967146

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6234193A Expired - Fee Related JP3069500B2 (ja) 1994-09-02 1994-09-02 ノズルを備えた内視鏡先端部

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3069500B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006247261A (ja) * 2005-03-14 2006-09-21 Olympus Corp 内視鏡
DE102005019142A1 (de) * 2005-04-20 2006-11-02 Karl Storz Gmbh & Co. Kg Endoskop mit einem Ablenkelement für Spülmedien
GB2474309B (en) * 2009-10-12 2011-09-07 Endoguard Ltd Flow guide for an endoscope

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0871036A (ja) 1996-03-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5331840B2 (ja) 内視鏡
JP6050211B2 (ja) 内視鏡
JP2011120863A (ja) 内視鏡
JP2012179221A (ja) 内視鏡
JP6050221B2 (ja) 内視鏡
JP3069500B2 (ja) ノズルを備えた内視鏡先端部
JP2012235970A (ja) 内視鏡
JP5380422B2 (ja) 内視鏡
JPH10127567A (ja) 内視鏡
JP3849218B2 (ja) 内視鏡用フード
JP3424859B2 (ja) 側視型内視鏡先端部
JP3278736B2 (ja) 内視鏡の先端部構造
US4400157A (en) Dental mirror assembly
JP5653841B2 (ja) 内視鏡
JP2725104B2 (ja) 内視鏡先端部のノズル構造
JP6151195B2 (ja) 内視鏡
JP4182560B2 (ja) 内視鏡の流体噴射ノズルの取付構造
JP2009268806A (ja) 流体噴射ノズル及び内視鏡
JP2013233451A (ja) 内視鏡
JP3493998B2 (ja) 内視鏡の流体噴射ノズル
JPS607043Y2 (ja) 内視鏡の洗浄用ノズル
JPH07313441A (ja) 側方視型内視鏡の先端部
JP3145870B2 (ja) 内視鏡の送給管ジョイント部構造
JP3509244B2 (ja) 側視型内視鏡先端部
JP4123562B2 (ja) 内視鏡の挿入部

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees