JP2725104B2 - 内視鏡先端部のノズル構造 - Google Patents

内視鏡先端部のノズル構造

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JP2725104B2 JP3321114A JP32111491A JP2725104B2 JP 2725104 B2 JP2725104 B2 JP 2725104B2 JP 3321114 A JP3321114 A JP 3321114A JP 32111491 A JP32111491 A JP 32111491A JP 2725104 B2 JP2725104 B2 JP 2725104B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内視鏡先端部に水等を
噴射するためのノズルの取付け構造に関する。
【0002】
【従来の技術】細い管等の体腔内を、先端部に設けられ
た固体撮像素子であるCCD(ChargeCoupled Device
)で観察する電子内視鏡あるいは光学的手段のみにて
観察する内視鏡が周知であり、この種の内視鏡では被観
察体内の状態を観察できると共に、鉗子等の各種処置具
を用いて切開、生検、回収等の各種の処置を行うことが
できる。
【0003】図3には、従来における側視型の電子内視
鏡先端部の構造が示されており、この側視型内視鏡は、
先端部1の側面部に、観察窓2、照明窓3が配設され、
この観察窓2の内部に設けられているCCDが接続され
ている。そして、この観察窓2の前側近傍にノズル4が
配設され、このノズル4からは水や空気が観察窓2の方
向へ噴出されるようになっている。また、上記観察窓2
の横側近傍には内部に設けられている処置具挿通チャン
ネルに連通した鉗子口5が配設され、更にこの鉗子口5
方向へ回動する起立台6が軸7により取り付けられ、こ
の起立台6にはワイヤ8が取り付けられている。従っ
て、このワイヤ8を操作部の起立操作ツマミにより操作
することによって、鉗子口5から導出される処置具9を
所定の位置まで起こすことができる。
【0004】このような内視鏡によれば、上記観察窓2
を介して被観察体内を観察することができると共に、鉗
子口5から導出され起立台6によって起立させられた処
置具9によって、各種の処置を行うことができる。この
際には、上記ノズル4から水又は空気を観察窓2へ向け
て供給することができ、観察窓2の洗浄等を行いながら
患部の観察又は処置が可能となっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来に
おける内視鏡では、上記ノズル4の隙間に体内残留物等
が詰ってしまった場合には、ノズル4自体が外せない構
造となっているので、良好な洗浄をすることができない
という問題があった。すなわち、図4に示されるよう
に、上記ノズル4は先端部1内に形成された供給路10
に円柱部4aを嵌合させて、接着剤によって接着され、
更に上記円柱部4aの外周部分をセットビス11で押え
ることにより取り付けられる。内視鏡におけるノズル4
においては、使用中に外れないようにすることが必要と
なるため、上記のようにノズル4を接着し、かつセット
ビス11で押えている。従って、ノズル4の隙間に体内
残留物等が詰まっても、外部から洗浄するだけで、内部
をきれいに洗浄することができなかった。
【0006】本発明は上記問題点に鑑みてなされたもの
であり、その目的は、使用中にノズルが外れないように
した上で、このノズルを簡単に取り外せるようにしてノ
ズル部分の洗浄が可能となる内視鏡先端部のノズル構造
を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明は、先端部の観察窓の近傍に配設され、水
又は空気を上記観察窓へ向けて噴射するノズルを有する
内視鏡において、上記水又は空気の供給路の出口に支持
円筒を取り付け、この支持円筒の外周に配置される上記
ノズルの取付け部に係合孔を形成し、この係合孔にビス
先端を係合させながら当該ビスを締め付けることにより
当該ノズルを上記支持円筒に固定し、上記ビスの取付け
孔を塞ぐ状態にしてキャップを先端部に被せ、このキャ
ップをネジで固定したことを特徴とする。
【0008】
【作用】上記の構成によれば、ビスがノズル取付け部の
係合孔にしっかりと係合するので、使用中にノズルが外
れることはなく、洗浄の際には、キャップを取り外した
後にビスを弛めることによってノズルを容易に外すこが
できる。従って、ノズルの内部を洗浄することができ、
ノズルのゴミ詰まりを良好に解消することが可能とな
る。
【0009】
【実施例】図1には、本発明のノズル構造を適用した実
施例の内視鏡先端部の断面図が示されており、図におい
て、先端部14の上側側面には観察窓15及び照明窓1
6が配設され、この観察窓15の奥には不図示の鉗子
口、起立台等が配置されている。上記観察窓15には、
光学系レンズ17を介してCCD18が接続され、また
上記照射窓16には光ファイバ20が接続されている。
従って、光ファイバ20を介して導かれた光は照射窓1
6から被観察体へ向けて出射されることになり、この被
観察体内の像は観察窓15及び光学系レンズ17を介し
てCCD18で捉えられ、CCD18により形成された
画像が外部のテレビモニタ等で観察されることになる。
【0010】そして、上記観察窓15の前側近傍にはノ
ズル22が支持円筒23と共に配設されている。すなわ
ち、図2には上記ノズル22及び支持円筒23の斜視図
が示されており、ノズル22は傘部22Aと取付け部2
2Bから構成されている。この傘部22Aは、先端部1
4の外周壁に近接して配置され、この傘部22Aと外周
壁とでノズルを構成するようになっており、また取付け
部22Bには後述するセットビス28が係合する係合孔
24が形成される。一方、支持円筒23は上部が斜にカ
ットされると共に、中段部分に先端部14内に形成され
た水等の供給路に連通するための開口25が形成され
る。なお、実施例のノズル22は観察窓15へ向けて水
又は空気を噴射することができるものである。
【0011】上記ノズル22の取付けは、図1に示され
るように、まず支持円筒23を先端部14に形成されて
いる出口通路26内に上記開口25が供給路に合せられ
た状態で嵌合し、かつ接着剤等によってしっかりと固定
し、この支持円筒23の外周にノズル22の取付け部2
2Bを配置する。この場合、図示のように、先端部14
に形成されているビス取付け孔27側に支持円筒23の
背の高い壁面と上記取付け部22Bを配置し、セットビ
ス28を捩じ込んで取付け部22Bの係合孔24に係合
させる。この係合孔24は、セットビス28の先端形状
に合せた大きさとされ、セットビス28の捩じ込みによ
ってノズル22は先端部に強固に固定される。
【0012】更に、実施例の先端部14には図の上側面
のみを露出するキャップ30が被せられており、このキ
ャップ30は先端部14に被せられた後にネジ31にて
固定される構成となっている。従って、上記ノズル22
の取付け及び取外しは、キャップ30を取り外すことに
よって容易に行うことができ、洗浄の際のノズル22の
着脱が容易となる。
【0013】上記実施例では、支持円筒23を設け、こ
の支持円筒23にノズル22を取り付けるようにした
が、支持円筒23に相当する支持部を先端部14に一体
に形成する場合は、係合孔24を有するノズル22を先
端部14の支持部に着脱自在に取り付けることもでき
る。また、上記ノズル22の取付け部22Bは半円筒状
の形状となっているが、円筒状のものとすることがで
き、更に係合凹部としては、上記係合孔24のように貫
通するものではなく、溝形状のものとすることが可能で
ある。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
水又は空気を観察窓へ向けて噴射するノズル側の取付け
部に係合孔を設け、この係合孔にビスを係合させて、ノ
ズルを先端部に取り付けると共に、上記ビスの取付け孔
はネジ固定されるキャップで塞ぐようにしたしたので、
使用中に外れることがないようにした上で、ノズルを着
脱自在とすることができ、ノズル内部の洗浄が可能とな
るという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係る内視鏡先端部のノズル構造を適用
した内視鏡の構成を示す断面図である。
【図2】実施例のノズル及び支持円筒の構成を示す斜視
図である。
【図3】従来の内視鏡先端部の観察窓側面を示す図であ
る。
【図4】図3のノズル取付け部分の構成を示す断面図で
ある。
【符号の説明】
1,14 … 先端部、 2,15 … 観察窓、 4,22 … ノズル、 22A … 傘部、22B … 取付け部、 23 … 支持円筒、 24 … 係合孔、 28 … セットビス。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端部の観察窓の近傍に配設され、水又
    は空気を上記観察窓へ向けて噴射するノズルを有する内
    視鏡において、上記水又は空気の供給路の出口に支持円筒を取り付け、 この支持円筒の外周に配置される上記ノズルの取付け部
    に係合孔を形成し、この係合孔にビス先端を係合させな
    がら当該ビスを締め付けることにより当該ノズルを上記
    支持円筒に固定し、 上記ビスの取付け孔を塞ぐ状態にしてキャップを先端部
    に被せ、このキャップをネジで固定した ことを特徴とす
    る内視鏡先端部のノズル構造。
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