JP3069252B2 - 端子挿入装置及びこれに用いる端子挿入機構 - Google Patents
端子挿入装置及びこれに用いる端子挿入機構Info
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- JP3069252B2 JP3069252B2 JP6271584A JP27158494A JP3069252B2 JP 3069252 B2 JP3069252 B2 JP 3069252B2 JP 6271584 A JP6271584 A JP 6271584A JP 27158494 A JP27158494 A JP 27158494A JP 3069252 B2 JP3069252 B2 JP 3069252B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ワイヤーハーネス製
造ラインを搬送されると共に、所定のコネクタハウジン
グを保持する保持台を取り付けている布線板が、所定の
位置に搬送されてきたときに、上記布線板上に布線され
た電線の端部の端子を、上記保持台によって保持された
コネクタハウジングの所定の端子挿入用孔内に挿入する
端子挿入装置及びこれに用いる端子挿入機構に関する。
造ラインを搬送されると共に、所定のコネクタハウジン
グを保持する保持台を取り付けている布線板が、所定の
位置に搬送されてきたときに、上記布線板上に布線され
た電線の端部の端子を、上記保持台によって保持された
コネクタハウジングの所定の端子挿入用孔内に挿入する
端子挿入装置及びこれに用いる端子挿入機構に関する。
【0002】
【従来の技術】ワイヤーハーネスやワイヤーハーネスの
サブアッセンブリ等の電線束組立体を自動的に製造する
ための手段として、電線を電線束組立体に加工する装置
と併設された搬送装置と、搬送装置により搬送される布
線板とが広く知られている(例えば特公昭61−614
89号公報参照)。
サブアッセンブリ等の電線束組立体を自動的に製造する
ための手段として、電線を電線束組立体に加工する装置
と併設された搬送装置と、搬送装置により搬送される布
線板とが広く知られている(例えば特公昭61−614
89号公報参照)。
【0003】そのような自動製造装置においては、布線
板に電線を布線し、搬送装置を用いて布線板を所定の工
程順に搬送することにより、布線された電線を順次加工
するようにしている。布線板の搬送装置に併設される装
置は、電線ウエブから電線を引き出して所定の長さに裁
断する調尺裁断装置、調尺された多数の電線を布線板に
布線する布線装置、布線された電線の端部の被覆部分を
皮剥する皮剥装置、皮剥された電線の端部に端子を圧着
する端子圧着装置、圧着された端子をコネクタハウジン
グに挿入する端子挿入装置を含んでいる。
板に電線を布線し、搬送装置を用いて布線板を所定の工
程順に搬送することにより、布線された電線を順次加工
するようにしている。布線板の搬送装置に併設される装
置は、電線ウエブから電線を引き出して所定の長さに裁
断する調尺裁断装置、調尺された多数の電線を布線板に
布線する布線装置、布線された電線の端部の被覆部分を
皮剥する皮剥装置、皮剥された電線の端部に端子を圧着
する端子圧着装置、圧着された端子をコネクタハウジン
グに挿入する端子挿入装置を含んでいる。
【0004】他方、布線板は、搬送装置によって搬送さ
れる板状の本体部と、本体部の上面に配設された多数の
布線用治具と、本体部の搬送方向に沿って併設された多
数の電線クランプと、コネクタハウジングを保持する保
持台とを備えている。布線用治具は、本体部に立設され
たピン等で構成されており、電線の着脱を容易に行なう
ことができるものである。他方、電線クランプは、付勢
部材で付勢された挟持部材で構成されており、治具或い
は端子挿入装置の電線クランプヘッド等の装置によって
開閉されるものである。電線束組立体に加工される電線
は、所定の長さに調尺され、裁断された後、布線用治具
によって本体部の上方に布線される。他方、電線の端部
は、電線クランプに着脱可能に保持されることにより、
本体部から外側に突出している。
れる板状の本体部と、本体部の上面に配設された多数の
布線用治具と、本体部の搬送方向に沿って併設された多
数の電線クランプと、コネクタハウジングを保持する保
持台とを備えている。布線用治具は、本体部に立設され
たピン等で構成されており、電線の着脱を容易に行なう
ことができるものである。他方、電線クランプは、付勢
部材で付勢された挟持部材で構成されており、治具或い
は端子挿入装置の電線クランプヘッド等の装置によって
開閉されるものである。電線束組立体に加工される電線
は、所定の長さに調尺され、裁断された後、布線用治具
によって本体部の上方に布線される。他方、電線の端部
は、電線クランプに着脱可能に保持されることにより、
本体部から外側に突出している。
【0005】以上の構成においては、布線板を搬送装置
によって間欠的に搬送することにより、布線板は、搬送
装置に併設されている各装置に順次搬送される。そし
て、布線板の停止時に、各装置による電線の加工が行な
われ、調尺裁断工程、布線工程、皮剥工程、端子圧着工
程、並びに端子挿入工程が順次行なわれる。端子挿入工
程では、電線の端部が、端子挿入機構の電線保持ハンド
によって、上記布線板上の保持台に保持されたコネクタ
ハウジングの端子挿入用孔に挿入される。端子挿入機構
は、布線板を搬送するためのレール等を配した基台に配
置されている。
によって間欠的に搬送することにより、布線板は、搬送
装置に併設されている各装置に順次搬送される。そし
て、布線板の停止時に、各装置による電線の加工が行な
われ、調尺裁断工程、布線工程、皮剥工程、端子圧着工
程、並びに端子挿入工程が順次行なわれる。端子挿入工
程では、電線の端部が、端子挿入機構の電線保持ハンド
によって、上記布線板上の保持台に保持されたコネクタ
ハウジングの端子挿入用孔に挿入される。端子挿入機構
は、布線板を搬送するためのレール等を配した基台に配
置されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記の布線板は、組立
精度や、搬送機構への取付精度等の影響で、位置がずれ
やすい。また、布線板上の保持台に対してコネクタハウ
ジングが位置ずれして装着されている場合もある。した
がって、端子挿入機構の電線保持ハンドと、コネクタハ
ウジングの端子挿入用孔とが位置ずれしている場合があ
り、この場合、正しく端子を挿入できないことがあっ
た。
精度や、搬送機構への取付精度等の影響で、位置がずれ
やすい。また、布線板上の保持台に対してコネクタハウ
ジングが位置ずれして装着されている場合もある。した
がって、端子挿入機構の電線保持ハンドと、コネクタハ
ウジングの端子挿入用孔とが位置ずれしている場合があ
り、この場合、正しく端子を挿入できないことがあっ
た。
【0007】そこで、本発明の目的は、製造ラインを搬
送される布線板によって位置決めされたコネクタハウジ
ング内へ、端子を正しく挿入することのできる端子挿入
装置及びこれに用いる端子挿入機構を提供することであ
る。
送される布線板によって位置決めされたコネクタハウジ
ング内へ、端子を正しく挿入することのできる端子挿入
装置及びこれに用いる端子挿入機構を提供することであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、請求項1に係る端子挿入装置は、ワイヤーハーネス
製造ラインを搬送されると共に、所定のコネクタハウジ
ングを保持する保持台を取り付けている布線板が、所定
の位置に搬送されてきたときに、上記布線板上に布線さ
れた電線の端部の端子を、上記保持台によって保持され
たコネクタハウジングの所定の端子挿入用孔内に挿入す
る端子挿入装置において、上記電線の端部を保持する電
線保持ハンド、及び該電線保持ハンドを所定の移送デー
タに基づいて移送することにより上記電線保持ハンドに
端子挿入動作を行なわせるハンド移送機構を含む端子挿
入機構と、この端子挿入機構に備えられた支持部によっ
て支持されコネクタハウジングに光を照射する光照射手
段と、上記端子挿入機構に備えられた支持部によって支
持され光照射手段からの光に基づいてコネクタハウジン
グを撮像する撮像手段と、この撮像手段からの画像デー
タに基づいてコネクタハウジングの正規の位置からの位
置ずれ量を検出する位置ずれ量検出手段と、この位置ず
れ量検出手段により検出した位置ずれ量に応じた補正量
を上記ハンド移送機構の移送データに加算する手段とを
備えたことを特徴とするものである。
め、請求項1に係る端子挿入装置は、ワイヤーハーネス
製造ラインを搬送されると共に、所定のコネクタハウジ
ングを保持する保持台を取り付けている布線板が、所定
の位置に搬送されてきたときに、上記布線板上に布線さ
れた電線の端部の端子を、上記保持台によって保持され
たコネクタハウジングの所定の端子挿入用孔内に挿入す
る端子挿入装置において、上記電線の端部を保持する電
線保持ハンド、及び該電線保持ハンドを所定の移送デー
タに基づいて移送することにより上記電線保持ハンドに
端子挿入動作を行なわせるハンド移送機構を含む端子挿
入機構と、この端子挿入機構に備えられた支持部によっ
て支持されコネクタハウジングに光を照射する光照射手
段と、上記端子挿入機構に備えられた支持部によって支
持され光照射手段からの光に基づいてコネクタハウジン
グを撮像する撮像手段と、この撮像手段からの画像デー
タに基づいてコネクタハウジングの正規の位置からの位
置ずれ量を検出する位置ずれ量検出手段と、この位置ず
れ量検出手段により検出した位置ずれ量に応じた補正量
を上記ハンド移送機構の移送データに加算する手段とを
備えたことを特徴とするものである。
【0009】さらに、上記請求項1に係る端子挿入装置
は、上記撮像手段及び光照射手段は、コネクタハウジン
グを挟んだ端子挿入方向両側位置に移動可能な位置関係
に配置されており、上記撮像手段及び光照射手段が端子
挿入方向に沿ってコネクタハウジングを挟んだ対向位置
にある状態で、上記撮像手段は、コネクタハウジングの
端子挿入用孔を挿通した直接光を用いて端子挿入用孔の
形状に関連してコネクタハウジングを撮像することも特
徴とするものである。 請求項2に係る端子挿入装置は、
請求項1記載の端子挿入装置において、上記位置ずれ量
検出手段は、単一の端子挿入用孔の位置ずれに基づいて
コネクタハウジングの位置ずれ量を検出することを特徴
とするものである。
は、上記撮像手段及び光照射手段は、コネクタハウジン
グを挟んだ端子挿入方向両側位置に移動可能な位置関係
に配置されており、上記撮像手段及び光照射手段が端子
挿入方向に沿ってコネクタハウジングを挟んだ対向位置
にある状態で、上記撮像手段は、コネクタハウジングの
端子挿入用孔を挿通した直接光を用いて端子挿入用孔の
形状に関連してコネクタハウジングを撮像することも特
徴とするものである。 請求項2に係る端子挿入装置は、
請求項1記載の端子挿入装置において、上記位置ずれ量
検出手段は、単一の端子挿入用孔の位置ずれに基づいて
コネクタハウジングの位置ずれ量を検出することを特徴
とするものである。
【0010】請求項3に係る端子挿入機構は、請求項1
又は2記載の端子挿入装置に用いられる端子挿入機構で
あって、電線の端部を保持する電線保持ハンドと、この
電線保持ハンドを所定の移送データに基づいて移送する
ことにより上記電線保持ハンドに端子挿入動作を行わせ
るハンド移送機構と、コネクタハウジングに光を照射す
る光照射手段を支持する支持部と、上記光照射手段から
の光に基づいてコネクタハウジングを撮像する撮像手段
を支持する支持部とを備えたことを特徴とするものであ
る。
又は2記載の端子挿入装置に用いられる端子挿入機構で
あって、電線の端部を保持する電線保持ハンドと、この
電線保持ハンドを所定の移送データに基づいて移送する
ことにより上記電線保持ハンドに端子挿入動作を行わせ
るハンド移送機構と、コネクタハウジングに光を照射す
る光照射手段を支持する支持部と、上記光照射手段から
の光に基づいてコネクタハウジングを撮像する撮像手段
を支持する支持部とを備えたことを特徴とするものであ
る。
【0011】
【作用】請求項1に係る端子挿入装置によれば、搬送さ
れてきた布線板に対して、端子挿入処理を行なう前に、
コネクタハウジングを撮像し、コネクタハウジングの画
像データに基づいて、コネクタハウジングの位置ずれ量
を検出する。検出した位置ずれ量に応じた補正量を加算
して移送データを得、この移送データに基づいて移送機
構が電線保持ハンドを移動させて、端子挿入動作を行な
わせる。
れてきた布線板に対して、端子挿入処理を行なう前に、
コネクタハウジングを撮像し、コネクタハウジングの画
像データに基づいて、コネクタハウジングの位置ずれ量
を検出する。検出した位置ずれ量に応じた補正量を加算
して移送データを得、この移送データに基づいて移送機
構が電線保持ハンドを移動させて、端子挿入動作を行な
わせる。
【0012】コネクタハウジングが、搬送されてくる布
線板に対して保持台を介して位置決めされているため、
保持台を含む布線板の組立精度(特に保持台の布線板へ
の取付精度)、及びコネクタハウジングの保持台への位
置決め精度の影響によって、コネクタハウジングの位置
が正規の位置からずれている場合がある。本発明では、
このコネクタハウジングの位置ずれを、端子挿入機構側
で補正し、端子挿入孔内へ端子が正しく挿入されるよう
にする。
線板に対して保持台を介して位置決めされているため、
保持台を含む布線板の組立精度(特に保持台の布線板へ
の取付精度)、及びコネクタハウジングの保持台への位
置決め精度の影響によって、コネクタハウジングの位置
が正規の位置からずれている場合がある。本発明では、
このコネクタハウジングの位置ずれを、端子挿入機構側
で補正し、端子挿入孔内へ端子が正しく挿入されるよう
にする。
【0013】撮像手段及び光照射手段を端子挿入機構の
支持部によってそれぞれ支持したので、撮像手段及び光
照射手段と、端子挿入機構との位置決め精度が高い。
支持部によってそれぞれ支持したので、撮像手段及び光
照射手段と、端子挿入機構との位置決め精度が高い。
【0014】加えて、下記の作用を奏する。すなわち、
上記撮像手段が、コネクタハウジングの端子挿入孔を挿
通した直接光を用い、端子挿入用孔の孔形状に関連して
コネクタハウジングを撮像するので、確実に明度のコン
トラストを把握することができ、高精度で位置ずれ量を
検出することができる。コネクタハウジングからの反射
光を用いてコネクタハウジングを撮像する従来の場合に
は、コネクタハウジング表面の色によっては、十分なコ
ントラストが得られないおそれがあったが、本発明では
コネクタハウジングの色に全く影響されずに、十分なコ
ントラストの生じた画像を得ることができる。請求項2
に係る端子挿入装置によれば、請求項1に係る発明と同
様の作用を奏することに加えて、単一の端子挿入用孔の
位置ずれに基づいて計測するので、非常に効率良く位置
ずれを計測することができる。
上記撮像手段が、コネクタハウジングの端子挿入孔を挿
通した直接光を用い、端子挿入用孔の孔形状に関連して
コネクタハウジングを撮像するので、確実に明度のコン
トラストを把握することができ、高精度で位置ずれ量を
検出することができる。コネクタハウジングからの反射
光を用いてコネクタハウジングを撮像する従来の場合に
は、コネクタハウジング表面の色によっては、十分なコ
ントラストが得られないおそれがあったが、本発明では
コネクタハウジングの色に全く影響されずに、十分なコ
ントラストの生じた画像を得ることができる。請求項2
に係る端子挿入装置によれば、請求項1に係る発明と同
様の作用を奏することに加えて、単一の端子挿入用孔の
位置ずれに基づいて計測するので、非常に効率良く位置
ずれを計測することができる。
【0015】上記請求項3に係る端子挿入機構によれ
ば、請求項1又は2に係る端子挿入装置に用いるのに好
適であり、撮像手段及び光照射手段と、端子挿入機構と
の位置決め精度を高くすることができる。
ば、請求項1又は2に係る端子挿入装置に用いるのに好
適であり、撮像手段及び光照射手段と、端子挿入機構と
の位置決め精度を高くすることができる。
【0016】
【実施例】以下、添付図面を参照しつつ本発明の好まし
い実施例について詳述する。全体構成 図1は、本発明の一実施例に係る端子挿入装置としての
端子挿入モジュールの全体を示す斜視図であり、図2
は、本発明の一実施例を採用した電線束組立体製造装置
の概略斜視図である。
い実施例について詳述する。全体構成 図1は、本発明の一実施例に係る端子挿入装置としての
端子挿入モジュールの全体を示す斜視図であり、図2
は、本発明の一実施例を採用した電線束組立体製造装置
の概略斜視図である。
【0017】先ず、図2を参照して、本実施例に係る電
線束組立体製造装置は、工程単位でモジュール化された
装置が、各工程ごとに所定の数ずつ配列されて連結され
た構成になっている。すなわち、電線束組立体製造装置
は、3台の自動布線モジュール51、1台の自動テープ
止めモジュール(図示せず)、2台の皮剥モジュール5
3、1台の皮剥検査モジュール54、4台の端子圧着モ
ジュール55、1台の圧着検査モジュール56、3台の
端子挿入モジュール57、および1台の導通検査モジュ
ール58が、この順序で直列に連結された構成になって
いる。また、2台目の端子圧着モジュール55の下流側
で電線束組立体製造装置が折り返されている関係上、2
台目の端子圧着モジュール55と3台目の端子圧着モジ
ュール55との間に、搬送用のバッファモジュール59
が挿入されている。また、導通検査モジュール58の下
流側にはバッファモジュール60が連結されている。そ
して、モジュールからモジュールへ、周知の布線板搬送
機構によって布線板1が間欠的に搬送される。各モジュ
ール51,53,54,55,56,57,58,5
9,60及び布線板搬送機構の動作は、後述する中央制
御装置700によって制御される。
線束組立体製造装置は、工程単位でモジュール化された
装置が、各工程ごとに所定の数ずつ配列されて連結され
た構成になっている。すなわち、電線束組立体製造装置
は、3台の自動布線モジュール51、1台の自動テープ
止めモジュール(図示せず)、2台の皮剥モジュール5
3、1台の皮剥検査モジュール54、4台の端子圧着モ
ジュール55、1台の圧着検査モジュール56、3台の
端子挿入モジュール57、および1台の導通検査モジュ
ール58が、この順序で直列に連結された構成になって
いる。また、2台目の端子圧着モジュール55の下流側
で電線束組立体製造装置が折り返されている関係上、2
台目の端子圧着モジュール55と3台目の端子圧着モジ
ュール55との間に、搬送用のバッファモジュール59
が挿入されている。また、導通検査モジュール58の下
流側にはバッファモジュール60が連結されている。そ
して、モジュールからモジュールへ、周知の布線板搬送
機構によって布線板1が間欠的に搬送される。各モジュ
ール51,53,54,55,56,57,58,5
9,60及び布線板搬送機構の動作は、後述する中央制
御装置700によって制御される。
【0018】図1を参照して、端子挿入モジュール57
には、撮像手段としてのテレビカメラ70と、コネクタ
ハウジング47に対して平行光を照射する光照射部60
とが設けられている。端子挿入モジュール57では、搬
送されたきた布線板1のコネクタハウジング47が正規
の位置から位置ずれしている場合に、端子を挿入する位
置が調整され、端子がコネクタハウジング47内へ正し
く挿入されるようになっている。布線板 次に、図1、図3〜図6を参照して、布線板1について
詳述する。
には、撮像手段としてのテレビカメラ70と、コネクタ
ハウジング47に対して平行光を照射する光照射部60
とが設けられている。端子挿入モジュール57では、搬
送されたきた布線板1のコネクタハウジング47が正規
の位置から位置ずれしている場合に、端子を挿入する位
置が調整され、端子がコネクタハウジング47内へ正し
く挿入されるようになっている。布線板 次に、図1、図3〜図6を参照して、布線板1について
詳述する。
【0019】図3は、電線が布線された状態を示す布線
板の平面図であり、図4は、上記布線板の電線クランプ
を示す要部拡大断面図であり、図5は、上記電線クラン
プの作用を示す要部拡大断面図であり、図6は、端子の
挿入工程を示す布線板の図であり、(A)は平面図、
(B)は、(A)のB−B矢視断面図である。以下の説
明において、図3および図6において上方を布線板1の
前方、下方を布線板1の後方と称することにする。
板の平面図であり、図4は、上記布線板の電線クランプ
を示す要部拡大断面図であり、図5は、上記電線クラン
プの作用を示す要部拡大断面図であり、図6は、端子の
挿入工程を示す布線板の図であり、(A)は平面図、
(B)は、(A)のB−B矢視断面図である。以下の説
明において、図3および図6において上方を布線板1の
前方、下方を布線板1の後方と称することにする。
【0020】先ず、図1、図3、図6を参照して、布線
板1は、ベースプレート2およびベースプレート2にね
じ9で取り付けられたピンボード3を含む本体部1Aを
備えている。電線31の端部は、図3および図6に示す
ように、ベースプレート2の先端縁11aから一定長だ
け突出した状態で、後述するクランプ部材13に挟持さ
れる。ピンボード3は、薄い矩形のボード4と、ボード
4の表面に植立された多数の布線用ピン5とを有してい
る。布線用ピン5は、布線する製品の形態、すなわち電
線束組立体の形態に応じて必要な数が必要な位置に配置
されている。このピンボード3は、電線束組立体ごと
に、それに応じた布線用ピン5が植立されたものが用意
される。ベースプレート2は、平面外形状が矩形に形成
された、たとえばアルミニウム製品である。ベースプレ
ート2は、重量を軽くするため、大きなくりぬき窓(図
示せず)が形成されている。具体的には図示していない
が、ベースプレート2の上面には、位置決め用突起が形
成されており、この位置決め用突起によってピンボード
3を位置決めしている。
板1は、ベースプレート2およびベースプレート2にね
じ9で取り付けられたピンボード3を含む本体部1Aを
備えている。電線31の端部は、図3および図6に示す
ように、ベースプレート2の先端縁11aから一定長だ
け突出した状態で、後述するクランプ部材13に挟持さ
れる。ピンボード3は、薄い矩形のボード4と、ボード
4の表面に植立された多数の布線用ピン5とを有してい
る。布線用ピン5は、布線する製品の形態、すなわち電
線束組立体の形態に応じて必要な数が必要な位置に配置
されている。このピンボード3は、電線束組立体ごと
に、それに応じた布線用ピン5が植立されたものが用意
される。ベースプレート2は、平面外形状が矩形に形成
された、たとえばアルミニウム製品である。ベースプレ
ート2は、重量を軽くするため、大きなくりぬき窓(図
示せず)が形成されている。具体的には図示していない
が、ベースプレート2の上面には、位置決め用突起が形
成されており、この位置決め用突起によってピンボード
3を位置決めしている。
【0021】図4に示すように、ベースプレート2の、
搬送方向に沿う一辺には、電線クランプ13が設けられ
ている。電線クランプ13は、上記搬送方向に沿う長尺
のフレーム33、およびフレーム33に担持され、上記
一辺に沿って並設される多数のクランプ部材35を備え
ている。フレーム33は、横断面が略U字状に形成され
た立ち上がり部38を上部に備えている。この立ち上が
り部38の凹部には、クランプ部材35が収容されてお
り、取付ボルト41によって立ち上がり部38の内底面
内に螺着されている。また、立ち上がり部38には、搬
送方向と直交する水平方向に開く取付孔39が形成され
ており、取付孔39とクランプ部材35とを取付ピン3
7が挿通している。フレーム33は、ベースプレート2
の下面に固定された長尺の保持フレーム21を介してベ
ースプレート2に対し一体的に固定されている。より詳
細に説明すると、フレーム33の底部には長手方向に沿
う位置決め溝42が形成されており、この位置決め用溝
42が保持フレーム21の位置決め用リブ43に嵌合し
て両者が連結されている。この保持フレーム21を介し
てクランプ部材35をベースプレート2に取付けること
により、クランプ部材35は、ベースプレート2の外方
に突出して配設されることになる。さらに、フレーム3
3と保持フレーム21とは、L字形の補強金具44によ
り補強されている。この補強金具44は、ベースプレー
ト2の長手方向に沿って長く延びており、フレーム33
の長手方向およびその交差方向に関する移動を規制する
規制部材を兼ねている。
搬送方向に沿う一辺には、電線クランプ13が設けられ
ている。電線クランプ13は、上記搬送方向に沿う長尺
のフレーム33、およびフレーム33に担持され、上記
一辺に沿って並設される多数のクランプ部材35を備え
ている。フレーム33は、横断面が略U字状に形成され
た立ち上がり部38を上部に備えている。この立ち上が
り部38の凹部には、クランプ部材35が収容されてお
り、取付ボルト41によって立ち上がり部38の内底面
内に螺着されている。また、立ち上がり部38には、搬
送方向と直交する水平方向に開く取付孔39が形成され
ており、取付孔39とクランプ部材35とを取付ピン3
7が挿通している。フレーム33は、ベースプレート2
の下面に固定された長尺の保持フレーム21を介してベ
ースプレート2に対し一体的に固定されている。より詳
細に説明すると、フレーム33の底部には長手方向に沿
う位置決め溝42が形成されており、この位置決め用溝
42が保持フレーム21の位置決め用リブ43に嵌合し
て両者が連結されている。この保持フレーム21を介し
てクランプ部材35をベースプレート2に取付けること
により、クランプ部材35は、ベースプレート2の外方
に突出して配設されることになる。さらに、フレーム3
3と保持フレーム21とは、L字形の補強金具44によ
り補強されている。この補強金具44は、ベースプレー
ト2の長手方向に沿って長く延びており、フレーム33
の長手方向およびその交差方向に関する移動を規制する
規制部材を兼ねている。
【0022】次に、クランプ部材35は、U字状の板ば
ね36と、この板ばね36に嵌め込まれ、互いに向かい
合って上方に拡開する傾斜面34を先端に有する一対の
挟持片35A、35Aにより具体化されている。そし
て、上記略U字状の板ばね36で1対の挟持片35A、
35Aを相互に近接する方向に付勢することにより、電
線31を1本ずつ保持するようにしている。各挟持片3
5A、35Aの基端部には相互に向かい合う半円柱状の
凹部が形成されており、この凹部内に上記取付ピン37
を挿通させている。
ね36と、この板ばね36に嵌め込まれ、互いに向かい
合って上方に拡開する傾斜面34を先端に有する一対の
挟持片35A、35Aにより具体化されている。そし
て、上記略U字状の板ばね36で1対の挟持片35A、
35Aを相互に近接する方向に付勢することにより、電
線31を1本ずつ保持するようにしている。各挟持片3
5A、35Aの基端部には相互に向かい合う半円柱状の
凹部が形成されており、この凹部内に上記取付ピン37
を挿通させている。
【0023】クランプ部材35の内側には平行櫛14が
配置されている。平行櫛14は、クランプ部材35に保
持される電線31の端部近傍を、上記電線クランプ13
の長手方向、すなわち、クランプ部材35の並設方向に
沿って一定ピッチで配設するとともに、各電線31を、
上記並設方向と直交する方向に沿わせて整列させるため
のものである。ピンボード3の布線用ピン5に沿って布
線された多数の電線31は、平行櫛14に嵌められ、ク
ランプ部材35で保持されている。それゆえクランプ部
材35から布線板1の前方へ延びる電線31の各端部
は、互いに平行に所定の間隔で布線板1から突出してい
る。平行櫛14は、長さ方向断面が略コ字状の高さ調整
部材45に取り付けられている。電線31は、この高さ
調整部材45によってベースプレート2表面からの高さ
が一定に揃えられ、かつ、平行櫛14によって配列ピッ
チが揃えられて、一対の挟持片35A、35Aへ与えら
れ、保持される。従って、電線31の端部はベースプレ
ート2の先端縁において一定ピッチで相互に平行な状態
で整列保持される。コネクタハウジングを担持する機構 次に、布線板1のベースプレート2に取付けられている
コネクタハウジング47の担持機構について、図3およ
び図6を参照しつつ説明する。
配置されている。平行櫛14は、クランプ部材35に保
持される電線31の端部近傍を、上記電線クランプ13
の長手方向、すなわち、クランプ部材35の並設方向に
沿って一定ピッチで配設するとともに、各電線31を、
上記並設方向と直交する方向に沿わせて整列させるため
のものである。ピンボード3の布線用ピン5に沿って布
線された多数の電線31は、平行櫛14に嵌められ、ク
ランプ部材35で保持されている。それゆえクランプ部
材35から布線板1の前方へ延びる電線31の各端部
は、互いに平行に所定の間隔で布線板1から突出してい
る。平行櫛14は、長さ方向断面が略コ字状の高さ調整
部材45に取り付けられている。電線31は、この高さ
調整部材45によってベースプレート2表面からの高さ
が一定に揃えられ、かつ、平行櫛14によって配列ピッ
チが揃えられて、一対の挟持片35A、35Aへ与えら
れ、保持される。従って、電線31の端部はベースプレ
ート2の先端縁において一定ピッチで相互に平行な状態
で整列保持される。コネクタハウジングを担持する機構 次に、布線板1のベースプレート2に取付けられている
コネクタハウジング47の担持機構について、図3およ
び図6を参照しつつ説明する。
【0024】先ず、コネクタハウジング47の担持機構
は、ベースプレート2の長辺方向両側に配設される一対
のスライドガイドバー15と、スライドガイドバー15
をベースプレート2に取付けるための第1、第2保持部
材16、17と、両スライドガイドバー15、15間に
架設されるスライダブルキャリア18とを含んでいる。
は、ベースプレート2の長辺方向両側に配設される一対
のスライドガイドバー15と、スライドガイドバー15
をベースプレート2に取付けるための第1、第2保持部
材16、17と、両スライドガイドバー15、15間に
架設されるスライダブルキャリア18とを含んでいる。
【0025】各スライドガイドバー15の前端は、第1
保持部材16で保持されており、その後端は第2保持部
材17で保持されている。第2保持部材17は、その先
方部17aがベースプレート2の表面に固着されてお
り、その後方部17bはベースプレート2の後端縁11
bよりも後方へ延び出している。それゆえ、スライドガ
イドバー15の後方部もベースプレート2の後端縁11
bよりも後方に延び出ている。
保持部材16で保持されており、その後端は第2保持部
材17で保持されている。第2保持部材17は、その先
方部17aがベースプレート2の表面に固着されてお
り、その後方部17bはベースプレート2の後端縁11
bよりも後方へ延び出している。それゆえ、スライドガ
イドバー15の後方部もベースプレート2の後端縁11
bよりも後方に延び出ている。
【0026】第1、第2保持部材16、17は、スライ
ドガイドバー15を浮揚させてベースプレート2の上面
よりも所定間隔上方に担持しており、これによって、ス
ライドガイドバー15がスライダブルキャリア18を、
布線板1の上方でスライド案内できるようにしている。
また、第1保持部材16により、スライダブルキャリア
18は、布線板本体部1Aの上方に位置するところで電
線クランプ13と接近する(図1、図6参照)。さら
に、第2保持部材17によるスライドガイドバー15の
後方への突出量は、スライダブルキャリア18がピンボ
ード3の上から退避可能な突出量に設定されている(図
3参照)。
ドガイドバー15を浮揚させてベースプレート2の上面
よりも所定間隔上方に担持しており、これによって、ス
ライドガイドバー15がスライダブルキャリア18を、
布線板1の上方でスライド案内できるようにしている。
また、第1保持部材16により、スライダブルキャリア
18は、布線板本体部1Aの上方に位置するところで電
線クランプ13と接近する(図1、図6参照)。さら
に、第2保持部材17によるスライドガイドバー15の
後方への突出量は、スライダブルキャリア18がピンボ
ード3の上から退避可能な突出量に設定されている(図
3参照)。
【0027】スライダブルキャリア18は、ベースプレ
ート2の長辺と平行に延びるハウジング取付板19と、
ハウジング取付板19の両端にそれぞれ取り付けられ、
スライドガイドバー15に係合してスライド可能なスラ
イド部材20とを有している。それゆえ、スライダブル
キャリア18は、スライドガイドバー15に案内され
て、ベースプレート2の前後方向へスライド自在にされ
ている。
ート2の長辺と平行に延びるハウジング取付板19と、
ハウジング取付板19の両端にそれぞれ取り付けられ、
スライドガイドバー15に係合してスライド可能なスラ
イド部材20とを有している。それゆえ、スライダブル
キャリア18は、スライドガイドバー15に案内され
て、ベースプレート2の前後方向へスライド自在にされ
ている。
【0028】ハウジング取付板19は、コネクタハウジ
ング47を取付けるための保持爪25a付きのハウジン
グ保持台25を上面に担持している。ハウジング保持台
25は、正面U字状の部材であり、それぞれ予め定める
形状のコネクタハウジング47を保持している。ハウジ
ング保持台25に保持された各コネクタハウジング47
は、端子挿入口が布線板1の前方側に向くように保持さ
れている。本実施例では、ハウジング取付板19の上面
に多数のピン24が植設されているとともに、ハウジン
グ保持台25の下面には、ピンと係合する凹部(図示せ
ず)が形成されており、両者を嵌合させることにより、
ハウジング取付板19の所定位置にハウジング保持台2
5を着脱可能に固定している。そしてハウジング取付台
19上に固定されたハウジング保持台25にコネクタハ
ウジング47が嵌め込まれることにより、コネクタハウ
ジング47が保持される。端子挿入モジュール 次に、上述したコネクタハウジング47に端子31Aを
挿入するための端子挿入モジュール57について図1お
よび図7を参照しつつ詳述する。
ング47を取付けるための保持爪25a付きのハウジン
グ保持台25を上面に担持している。ハウジング保持台
25は、正面U字状の部材であり、それぞれ予め定める
形状のコネクタハウジング47を保持している。ハウジ
ング保持台25に保持された各コネクタハウジング47
は、端子挿入口が布線板1の前方側に向くように保持さ
れている。本実施例では、ハウジング取付板19の上面
に多数のピン24が植設されているとともに、ハウジン
グ保持台25の下面には、ピンと係合する凹部(図示せ
ず)が形成されており、両者を嵌合させることにより、
ハウジング取付板19の所定位置にハウジング保持台2
5を着脱可能に固定している。そしてハウジング取付台
19上に固定されたハウジング保持台25にコネクタハ
ウジング47が嵌め込まれることにより、コネクタハウ
ジング47が保持される。端子挿入モジュール 次に、上述したコネクタハウジング47に端子31Aを
挿入するための端子挿入モジュール57について図1お
よび図7を参照しつつ詳述する。
【0029】本実施例に係る端子挿入モジュール57
は、基台57Aと、基台57Aの上に並設され、布
線板1を搬送するための一対のレール57B、57C
と、電線の端部を保持する電線保持ハンド575と、
この電線保持ハンド575に備えられた各チャックを
開閉駆動するエアーシリンダ機構(図示せず)と、基
台57A上に配置されて電線保持ハンド575を支持
し、この電線保持ハンド575を移動させて端子挿入動
作を行なわせるハンド移送機構600と、このハンド
移送機構600の所定部(後述する第1の昇降フレーム
572)に取り付けられ、互いに対向する光照射部60
及び撮像手段としてのテレビカメラ70と、このテレ
ビカメラ70により撮像した画像を処理するためのコン
ピュータからなる画像処理部80と、テレビカメラ7
0により撮像され画像処理された画像を写し出すモニタ
テレビ90とを備えている。テレビカメラ70は、公知
のCCDカメラからなる。
は、基台57Aと、基台57Aの上に並設され、布
線板1を搬送するための一対のレール57B、57C
と、電線の端部を保持する電線保持ハンド575と、
この電線保持ハンド575に備えられた各チャックを
開閉駆動するエアーシリンダ機構(図示せず)と、基
台57A上に配置されて電線保持ハンド575を支持
し、この電線保持ハンド575を移動させて端子挿入動
作を行なわせるハンド移送機構600と、このハンド
移送機構600の所定部(後述する第1の昇降フレーム
572)に取り付けられ、互いに対向する光照射部60
及び撮像手段としてのテレビカメラ70と、このテレ
ビカメラ70により撮像した画像を処理するためのコン
ピュータからなる画像処理部80と、テレビカメラ7
0により撮像され画像処理された画像を写し出すモニタ
テレビ90とを備えている。テレビカメラ70は、公知
のCCDカメラからなる。
【0030】上記ハンド移送機構600は、基台57
A上に、レール57B、57Cに沿って設けられたスラ
イドベース57Dと、スライドベース57D上に載置
され、且つスライドベース57Dに沿って変位可能な基
台ブロック570Aと、基台ブロック570Aに立設
された立設ブロック570Bと、立設ブロック570
Bに担持され、且つ立設ブロック570Bおよび上記ス
ライドベース57Dに直交する水平方向に変位可能な水
平ブロック570Cと、水平ブロック570Cの端部
に固定された昇降ガイド571と、昇降ガイド571
に沿って上下に昇降可能な第1の昇降フレーム572
と、第1の昇降フレーム572に担持されるシリンダ
573と、シリンダ573により昇降される第2の昇
降フレーム574と、第2の昇降フレーム574に担
持される電線保持ハンド575とを備えている。
A上に、レール57B、57Cに沿って設けられたスラ
イドベース57Dと、スライドベース57D上に載置
され、且つスライドベース57Dに沿って変位可能な基
台ブロック570Aと、基台ブロック570Aに立設
された立設ブロック570Bと、立設ブロック570
Bに担持され、且つ立設ブロック570Bおよび上記ス
ライドベース57Dに直交する水平方向に変位可能な水
平ブロック570Cと、水平ブロック570Cの端部
に固定された昇降ガイド571と、昇降ガイド571
に沿って上下に昇降可能な第1の昇降フレーム572
と、第1の昇降フレーム572に担持されるシリンダ
573と、シリンダ573により昇降される第2の昇
降フレーム574と、第2の昇降フレーム574に担
持される電線保持ハンド575とを備えている。
【0031】上記昇降ガイド571の上端部分には、第
1の昇降フレーム572を昇降させるためのサーボモー
タ579が取り付けられている。また、上記第1の昇降
フレーム572の水平部分には、軸受577を介して回
転可能に支持された回転フレーム578が、上記シリン
ダ573のロッド573Aと同心に配設されている。こ
の回転フレーム578は、第2の昇降フレーム574を
昇降可能に担持するためのものである。他方、第1の昇
降フレーム572水平部分には、ロータリーアクチュエ
ータ576が搭載されており、タイミングベルト576
Aを介して上記回転フレーム578を回転駆動可能に連
結されている。従って、回転フレーム578を、図7の
実線で示す状態から二点鎖線で示す状態に180度、時
計回り方向と反時計回り方向とに交互に回動させること
により、電線保持ハンド575を、レール57B、57
Cの上に搬送されてきた布線板1に対し、臨む姿勢と背
反する姿勢とに変位させることができる。第1の昇降フ
レーム572の位置制御は、例えばリニアスケールを用
いて正確に行われる。
1の昇降フレーム572を昇降させるためのサーボモー
タ579が取り付けられている。また、上記第1の昇降
フレーム572の水平部分には、軸受577を介して回
転可能に支持された回転フレーム578が、上記シリン
ダ573のロッド573Aと同心に配設されている。こ
の回転フレーム578は、第2の昇降フレーム574を
昇降可能に担持するためのものである。他方、第1の昇
降フレーム572水平部分には、ロータリーアクチュエ
ータ576が搭載されており、タイミングベルト576
Aを介して上記回転フレーム578を回転駆動可能に連
結されている。従って、回転フレーム578を、図7の
実線で示す状態から二点鎖線で示す状態に180度、時
計回り方向と反時計回り方向とに交互に回動させること
により、電線保持ハンド575を、レール57B、57
Cの上に搬送されてきた布線板1に対し、臨む姿勢と背
反する姿勢とに変位させることができる。第1の昇降フ
レーム572の位置制御は、例えばリニアスケールを用
いて正確に行われる。
【0032】電線保持ハンド575は、電線クランプ
13によって保持された電線31の端部を狭持する電線
チャック5751と、電線クランプ13による電線3
1のクランプを解除するためのクランプ解除棒5752
と、電線31に圧着された端子31Aを挟持する端子
チャック5753とを備えたものである。電線チャック
5751は、具体的には図示していないが、互いに対向
する一対のチャック爪を複数対有するものであり、上記
チャック爪によって、電線31の複数個所をリジッドに
狭持するためのものである。
13によって保持された電線31の端部を狭持する電線
チャック5751と、電線クランプ13による電線3
1のクランプを解除するためのクランプ解除棒5752
と、電線31に圧着された端子31Aを挟持する端子
チャック5753とを備えたものである。電線チャック
5751は、具体的には図示していないが、互いに対向
する一対のチャック爪を複数対有するものであり、上記
チャック爪によって、電線31の複数個所をリジッドに
狭持するためのものである。
【0033】クランプ解除棒5752は、電線チャック
5751が電線31を挟持してピックアップする際に、
図示しないシリンダによって下降され、電線クランプ1
3の挟持片35A、35A間に入り込み、挟持片35
A、35Aを開放して電線31を容易にピックアップ可
能な状態にする。端子チャック5753は、具体的には
図示していないが、互いに対向する一対のチャック爪を
複数対有するものであり、エアーシリンダによって駆動
された上記チャック爪によって、電線31の端部に固定
された端子31Aをリジッドに挟持するものである。
5751が電線31を挟持してピックアップする際に、
図示しないシリンダによって下降され、電線クランプ1
3の挟持片35A、35A間に入り込み、挟持片35
A、35Aを開放して電線31を容易にピックアップ可
能な状態にする。端子チャック5753は、具体的には
図示していないが、互いに対向する一対のチャック爪を
複数対有するものであり、エアーシリンダによって駆動
された上記チャック爪によって、電線31の端部に固定
された端子31Aをリジッドに挟持するものである。
【0034】電線チャック5751及び端子チャック5
753は、エアーシリンダ111aやこれへのエアー供
給機構(図示せず)を含むハンド開閉機構111によっ
て開閉操作される。次に、図1及び図8を参照して、上
記第1の昇降フレーム572水平部分には、光照射部6
0及びテレビカメラ70が支持されている。すなわち、
上記第1の昇降フレーム572水平部分には、断面L字
形形状のスライドベース101が固定され、このスライ
ドベース101には、断面L字形形状のスライダ102
が上下動自在に支持されている。テレビカメラ70は、
スライダ102の垂直部分の下端部に直接取り付けられ
ており、光照射部60は、一対のステー104,106
及び連結棒105を介して取り付けられている。ステー
104はスライダ102の垂直部分に取り付けられ、こ
のステー105は、ステー104と所定距離離して対向
された状態で、連結棒105を介して連結されている。
753は、エアーシリンダ111aやこれへのエアー供
給機構(図示せず)を含むハンド開閉機構111によっ
て開閉操作される。次に、図1及び図8を参照して、上
記第1の昇降フレーム572水平部分には、光照射部6
0及びテレビカメラ70が支持されている。すなわち、
上記第1の昇降フレーム572水平部分には、断面L字
形形状のスライドベース101が固定され、このスライ
ドベース101には、断面L字形形状のスライダ102
が上下動自在に支持されている。テレビカメラ70は、
スライダ102の垂直部分の下端部に直接取り付けられ
ており、光照射部60は、一対のステー104,106
及び連結棒105を介して取り付けられている。ステー
104はスライダ102の垂直部分に取り付けられ、こ
のステー105は、ステー104と所定距離離して対向
された状態で、連結棒105を介して連結されている。
【0035】光照射部60へは、ハロゲンランプ等から
なる光源(図示せず)の光が、多数の光ファイバ107
によって導かれている。これら多数の光ファイバ107
の先端部がライン上に整列されることにより、上記光照
射部60が構成されている。また、第1の昇降フレーム
572の水平部分の下面には、光照射部・カメラ移動機
構としてのエアーシリンダ103が固定されており、こ
のエアーシリンダ103のロッド103aの端部は、ス
ライダ101の水平部分を貫通して、スライダ102の
水平部分に固定されている。エアーシリンダ103は、
ロッド103aの伸縮により、スライダ102を上下動
させ、これにより、上記の光照射部60及びテレビカメ
ラ70は、一体的に上下動される(図9、図10及び図
11参照)。光照射部60及びテレビカメラ70は、図
10及び図11に示すように下降された状態で、コネク
タハウジング47を挟んで対向配置される。光照射部6
0の光照射方向は、コネクタハウジング47の端子挿入
方向に沿っており、テレビカメラ70は、コネクタハウ
ジング47の端子挿入孔47aを貫通した直接光を、真
正面から入射するようになっている。テレビカメラ70
は、コネクタハウジング47の端子挿入側に配置され
る。
なる光源(図示せず)の光が、多数の光ファイバ107
によって導かれている。これら多数の光ファイバ107
の先端部がライン上に整列されることにより、上記光照
射部60が構成されている。また、第1の昇降フレーム
572の水平部分の下面には、光照射部・カメラ移動機
構としてのエアーシリンダ103が固定されており、こ
のエアーシリンダ103のロッド103aの端部は、ス
ライダ101の水平部分を貫通して、スライダ102の
水平部分に固定されている。エアーシリンダ103は、
ロッド103aの伸縮により、スライダ102を上下動
させ、これにより、上記の光照射部60及びテレビカメ
ラ70は、一体的に上下動される(図9、図10及び図
11参照)。光照射部60及びテレビカメラ70は、図
10及び図11に示すように下降された状態で、コネク
タハウジング47を挟んで対向配置される。光照射部6
0の光照射方向は、コネクタハウジング47の端子挿入
方向に沿っており、テレビカメラ70は、コネクタハウ
ジング47の端子挿入孔47aを貫通した直接光を、真
正面から入射するようになっている。テレビカメラ70
は、コネクタハウジング47の端子挿入側に配置され
る。
【0036】上記のエアーシリンダ103と、このエア
ーシリンダ103にエアーを供給するエアー供給機構
(図示せず)により、光照射部・カメラ移動機構100
が構成されている。次いで、図12を参照して、端子挿
入モジュール57の各機構の動作を制御する制御装置の
電気的構成を主に示すブロック図である。同図を参照し
て、本端子挿入モジュール57の駆動を制御するための
端子挿入モジュール制御部110は、各モジュールを制
御するための中央制御装置700に接続されている。端
子挿入モジュール制御部110は、ハンド開閉機構11
1、ハンド移送機構600、光照射部・カメラ移動機構
100及び画像処理部80に接続されている。また、コ
ネクタハウジング47を撮像するテレビカメラ70は、
画像信号を制御処理するカメラ制御装置112に接続さ
れており、このカメラ制御装置112はモニタテレビ9
0に接続されている。画像処理部80は、テレビカメラ
70からの画像信号を取り込んで固定するための画像メ
モリ81と、画像処理に必要なデータを予め記憶してお
くためのメモリ82と、画像メモリ81及びメモリ82
の内容に基づいて所定の演算処理を実行する演算処理装
置83とを備えている。演算処理装置83はキーボード
95と接続されている。
ーシリンダ103にエアーを供給するエアー供給機構
(図示せず)により、光照射部・カメラ移動機構100
が構成されている。次いで、図12を参照して、端子挿
入モジュール57の各機構の動作を制御する制御装置の
電気的構成を主に示すブロック図である。同図を参照し
て、本端子挿入モジュール57の駆動を制御するための
端子挿入モジュール制御部110は、各モジュールを制
御するための中央制御装置700に接続されている。端
子挿入モジュール制御部110は、ハンド開閉機構11
1、ハンド移送機構600、光照射部・カメラ移動機構
100及び画像処理部80に接続されている。また、コ
ネクタハウジング47を撮像するテレビカメラ70は、
画像信号を制御処理するカメラ制御装置112に接続さ
れており、このカメラ制御装置112はモニタテレビ9
0に接続されている。画像処理部80は、テレビカメラ
70からの画像信号を取り込んで固定するための画像メ
モリ81と、画像処理に必要なデータを予め記憶してお
くためのメモリ82と、画像メモリ81及びメモリ82
の内容に基づいて所定の演算処理を実行する演算処理装
置83とを備えている。演算処理装置83はキーボード
95と接続されている。
【0037】演算処理装置83では、コネクタハウジン
グ47の正規位置からの位置ずれ量が演算され、端子制
御モジュール制御部110に出力され、端子挿入モジュ
ール制御部110では、この位置ずれ量に基づいて補正
を行なって、電線保持ハンド575を移送するための移
送データを得る。作用 次に本実施例の作用について説明する。
グ47の正規位置からの位置ずれ量が演算され、端子制
御モジュール制御部110に出力され、端子挿入モジュ
ール制御部110では、この位置ずれ量に基づいて補正
を行なって、電線保持ハンド575を移送するための移
送データを得る。作用 次に本実施例の作用について説明する。
【0038】先ず、図1および図2を参照して、上述し
た電線束組立体製造装置においてワイヤーハーネス等の
電線束組立体が製造される際には、自動布線モジュール
51から導通検査モジュール58に向かって、モジュー
ルからモジュールへ順次布線板1が搬送され、布線板1
上に多数の電線31が布線され、組み上げられていく。
この布線板1の搬送に先立って、布線板1のハウジング
取付板19には、所定のコネクタハウジング47が装着
されている(図1、図3参照)。
た電線束組立体製造装置においてワイヤーハーネス等の
電線束組立体が製造される際には、自動布線モジュール
51から導通検査モジュール58に向かって、モジュー
ルからモジュールへ順次布線板1が搬送され、布線板1
上に多数の電線31が布線され、組み上げられていく。
この布線板1の搬送に先立って、布線板1のハウジング
取付板19には、所定のコネクタハウジング47が装着
されている(図1、図3参照)。
【0039】図2を参照して、より詳細に説明すると、
自動布線モジュール51において、図3に示すように布
線板1に電線31が布線される。この際、図3に示すよ
うに、スライダブルキャリア18はスライドガイドバー
15の後端に位置される。つまり、スライダブルキャリ
ア18がピンボード3の上方に位置しないように、ピン
ボード3の後方へ退避される。このため、ピンボード3
の上方には障害物がなく、電線31を機械で布線する際
に、支障なく布線が行える。この際、最後方までスライ
ドされたスライダブルキャリア18は、緩衝部材22に
当接する。そして、スライド部材20に突設された係止
フック27が第2保持部材17に備えられた係止片28
と係合し、スライダブルキャリア18は、最後方の位置
で固定される。布線された電線31は、端部近傍部分が
布線板1から突出している。
自動布線モジュール51において、図3に示すように布
線板1に電線31が布線される。この際、図3に示すよ
うに、スライダブルキャリア18はスライドガイドバー
15の後端に位置される。つまり、スライダブルキャリ
ア18がピンボード3の上方に位置しないように、ピン
ボード3の後方へ退避される。このため、ピンボード3
の上方には障害物がなく、電線31を機械で布線する際
に、支障なく布線が行える。この際、最後方までスライ
ドされたスライダブルキャリア18は、緩衝部材22に
当接する。そして、スライド部材20に突設された係止
フック27が第2保持部材17に備えられた係止片28
と係合し、スライダブルキャリア18は、最後方の位置
で固定される。布線された電線31は、端部近傍部分が
布線板1から突出している。
【0040】図6に示すように、布線工程が終了する
と、スライダブルキャリア18は、スライドガイドバー
15に沿って最前方にスライドされ、固定される。この
際、最前方までスライドされたスライダブルキャリア1
8は、スライドガイドバー15の先端に備えられた緩衝
部材23に当接するとともに、スライド部材20に突設
された係止フック29が第1保持部材16に備えられた
係止片30と係合する。これにより、スライダブルキャ
リア18は最前方で固定される。このスライダブルキャ
リア18の図3の姿勢から図6の姿勢への変位は、布線
とテープ結束が終了してから端子挿入工程が行なわれる
までの何れのタイミングであってもよい。
と、スライダブルキャリア18は、スライドガイドバー
15に沿って最前方にスライドされ、固定される。この
際、最前方までスライドされたスライダブルキャリア1
8は、スライドガイドバー15の先端に備えられた緩衝
部材23に当接するとともに、スライド部材20に突設
された係止フック29が第1保持部材16に備えられた
係止片30と係合する。これにより、スライダブルキャ
リア18は最前方で固定される。このスライダブルキャ
リア18の図3の姿勢から図6の姿勢への変位は、布線
とテープ結束が終了してから端子挿入工程が行なわれる
までの何れのタイミングであってもよい。
【0041】図2に戻って、布線が終了すると、皮剥モ
ジュール53により突出している電線31の端部に皮剥
加工が施され、当該電線31の芯線が露出される。さら
に、皮剥検査モジュール54の検査に合格した電線31
の端部には、端子圧着モジュール55によって端子31
Aがかしめられ、一体的に固定される。端子圧着工程を
終了した布線板1は、図1に示すように、端子挿入モジ
ュール57に搬送され、端子挿入工程が行なわれる。
ジュール53により突出している電線31の端部に皮剥
加工が施され、当該電線31の芯線が露出される。さら
に、皮剥検査モジュール54の検査に合格した電線31
の端部には、端子圧着モジュール55によって端子31
Aがかしめられ、一体的に固定される。端子圧着工程を
終了した布線板1は、図1に示すように、端子挿入モジ
ュール57に搬送され、端子挿入工程が行なわれる。
【0042】布線板1が端子挿入モジュール57の所定
位置に搬送されて来ると、布線板1は、図1に示す位置
に静止する。ハンド移送機構600によって、図9に示
す状態、すなわち、検査位置の上方へ移動される。次い
で、エアーシリンダ103のロッド103aが短縮し
て、光照射部60およびテレビカメラ70が、コネクタ
ハウジング47を挟んだ検査位置に下降される(図10
及び図11参照)。次いで、テレビカメラ70によって
コネクタハウジング47を撮像し、画像処理が行なわれ
る。
位置に搬送されて来ると、布線板1は、図1に示す位置
に静止する。ハンド移送機構600によって、図9に示
す状態、すなわち、検査位置の上方へ移動される。次い
で、エアーシリンダ103のロッド103aが短縮し
て、光照射部60およびテレビカメラ70が、コネクタ
ハウジング47を挟んだ検査位置に下降される(図10
及び図11参照)。次いで、テレビカメラ70によって
コネクタハウジング47を撮像し、画像処理が行なわれ
る。
【0043】この画像処理動作について、図13のフロ
ーチャートに基づいて説明する。動作は、端子挿入モジ
ュール制御部110からの起動信号の入力により開始さ
れる(ステップS1)。ステップS2では、テレビカメ
ラ70により撮像された画像信号が、画像メモリ81に
取り込まれる。この画像信号は、画像の濃淡を表すディ
ジタル多階調画像データ信号である。画像のドット位置
に対応している。画像データは、カメラ制御装置112
の書込み制御のもとで、画像メモリ81に書き込まれて
固定される。
ーチャートに基づいて説明する。動作は、端子挿入モジ
ュール制御部110からの起動信号の入力により開始さ
れる(ステップS1)。ステップS2では、テレビカメ
ラ70により撮像された画像信号が、画像メモリ81に
取り込まれる。この画像信号は、画像の濃淡を表すディ
ジタル多階調画像データ信号である。画像のドット位置
に対応している。画像データは、カメラ制御装置112
の書込み制御のもとで、画像メモリ81に書き込まれて
固定される。
【0044】次いで、画像メモリ81に書き込まれた画
像データから、所定の端子挿入用孔47aの形状を抽出
する(ステップS3)。抽出された形状と、予めメモリ
82に記憶した、各種コネクタハウジング47の端子収
容孔47aの形状データとに基づいて、多階調画像のパ
ターンマッチングを行い(ステップS4)、その相関値
によりコネクタハウジング47の種類を認識する(ステ
ップS5)。
像データから、所定の端子挿入用孔47aの形状を抽出
する(ステップS3)。抽出された形状と、予めメモリ
82に記憶した、各種コネクタハウジング47の端子収
容孔47aの形状データとに基づいて、多階調画像のパ
ターンマッチングを行い(ステップS4)、その相関値
によりコネクタハウジング47の種類を認識する(ステ
ップS5)。
【0045】次いで、認識したコネクタハウジング47
の種類に応じて、位置ずれ量を計測し、所定の一つの端
子収容孔47aを含む予め定める画像領域が位置ずれ量
に応じてウィンドウ設定される(ステップS6)と共
に、これを、図14(A)(B)に示すようにモニタテ
レビ90のモニタ画面Mに写しだす。これらの図におい
て、Wは設定されたウィンドウ枠を示しており、Gは端
子収容孔47aの孔形状の画像である。図14(A)
は、コネクタハウジング47が正規の位置に配置された
場合のモニタ画像であり、図14(B)は、コネクタハ
ウジング47が正規の位置から所定量ずれている場合の
モニタ画像である。
の種類に応じて、位置ずれ量を計測し、所定の一つの端
子収容孔47aを含む予め定める画像領域が位置ずれ量
に応じてウィンドウ設定される(ステップS6)と共
に、これを、図14(A)(B)に示すようにモニタテ
レビ90のモニタ画面Mに写しだす。これらの図におい
て、Wは設定されたウィンドウ枠を示しており、Gは端
子収容孔47aの孔形状の画像である。図14(A)
は、コネクタハウジング47が正規の位置に配置された
場合のモニタ画像であり、図14(B)は、コネクタハ
ウジング47が正規の位置から所定量ずれている場合の
モニタ画像である。
【0046】次いで、モニタ画面Mの原点P(0,0)
を基準として、ウンィンドウ枠Wの特定点Qの座標
(x,y)を求め(ステップS7)、求めた特定点Q
(x,y)と基準点R(x1,Y1)との偏位Δx,Δ
yを求める(ステップS8)。 基準点Rは、コネクタ
ハウジング47が正規の位置に配置されている場合の特
定点がQの座標に対応している。
を基準として、ウンィンドウ枠Wの特定点Qの座標
(x,y)を求め(ステップS7)、求めた特定点Q
(x,y)と基準点R(x1,Y1)との偏位Δx,Δ
yを求める(ステップS8)。 基準点Rは、コネクタ
ハウジング47が正規の位置に配置されている場合の特
定点がQの座標に対応している。
【0047】次いで、求めた偏位Δx及びΔyの何れか
が、1mmよりも大きいか─1mmよりも小さい場合
(すなわち、位置ずれ量が絶対値の1mmを超えている
場合)には、モニタ画面Mに、例えばX印等のエラー表
示を出し(ステップS10)、ユーザによるキー入力待
ちの状態となる(ステップS11)。ユーザは、キーボ
ード95によるキー入力によって、移送データを補正せ
ずに端子挿入を行なうかどうかを選択し、これが選択さ
れた場合には、ステップS13の処理を飛び越す。一
方、選択されない場合には、ステップS2に戻って再計
測される。
が、1mmよりも大きいか─1mmよりも小さい場合
(すなわち、位置ずれ量が絶対値の1mmを超えている
場合)には、モニタ画面Mに、例えばX印等のエラー表
示を出し(ステップS10)、ユーザによるキー入力待
ちの状態となる(ステップS11)。ユーザは、キーボ
ード95によるキー入力によって、移送データを補正せ
ずに端子挿入を行なうかどうかを選択し、これが選択さ
れた場合には、ステップS13の処理を飛び越す。一
方、選択されない場合には、ステップS2に戻って再計
測される。
【0048】また、求めた偏位Δx,Δyの何れもが─
1mm〜1mmの範囲にある場合(すなわち、位置ずれ
量が1mm以内の場合)は、求めた偏位Δx,Δyが、
演算処理装置83から端子制御モジュール制御部110
へ与えられ、処理が終了する。端子挿入モジュール制御
部110では、与えられた偏位Δx,Δyに応じた補正
量を加算して、ハンド移送機構600を移送するための
移送データを得る(ステップS9,ステップS13)。
1mm〜1mmの範囲にある場合(すなわち、位置ずれ
量が1mm以内の場合)は、求めた偏位Δx,Δyが、
演算処理装置83から端子制御モジュール制御部110
へ与えられ、処理が終了する。端子挿入モジュール制御
部110では、与えられた偏位Δx,Δyに応じた補正
量を加算して、ハンド移送機構600を移送するための
移送データを得る(ステップS9,ステップS13)。
【0049】移送データを求めた端子挿入モジュール制
御部110は、ハンド移送機構600、ハンド開閉機構
111を駆動して、端子挿入動作を行なわせる。詳しく
は、まず、立設ブロック570Bがスライドベース57
Dに沿って移動され、所定のクランプ部材35により保
持された電線31、及び当該電線31の端部に圧着され
た端子31Aに対向する。次に、昇降ガイド571に沿
って第1の昇降フレーム572が下降し、電線保持ハン
ド575によるピックアップ動作が開始される。
御部110は、ハンド移送機構600、ハンド開閉機構
111を駆動して、端子挿入動作を行なわせる。詳しく
は、まず、立設ブロック570Bがスライドベース57
Dに沿って移動され、所定のクランプ部材35により保
持された電線31、及び当該電線31の端部に圧着され
た端子31Aに対向する。次に、昇降ガイド571に沿
って第1の昇降フレーム572が下降し、電線保持ハン
ド575によるピックアップ動作が開始される。
【0050】図7を参照して、第1の昇降フレーム57
2が下降すると、爪が開放されている電線チャック57
51および端子チャック5753が、電線31を狭持可
能な位置まで下降する。次いで、エアーチャックが駆動
され、各チャック5751、5753の爪が閉じられ
て、電線31および端子31Aが狭持される。その後、
上記クランプ解除棒5752が降下して、電線クランプ
13を開き、電線31の先端側部分A1をピックアップ
可能な状態にすると、第1の昇降フレーム572が上昇
されて、電線保持ハンド575が、端子31A及び電線
31をピックアップする。上記ピックアップが完了する
と、電線31の先端側部分Aは、電線クランプ13から
解放され、自由状態になる。さらに、ロータリアクチュ
エータ576が駆動され、回転フレーム578が180
度旋回される(図7の二点鎖線参照)。これにより、端
子31Aは、布線板1の内方に戻されることになる。そ
して、必要により立設ブロック570Bをスライドベー
ス57Dに沿って移動させることにより、端子31Aの
先端が、所定のコネクタハウジング47と対向させられ
る。このとき、上述したように、移送データが補正され
ているので、布線板1のハウジング取付板19に保持さ
れているコネクタハウジング47の端子挿入孔47aの
位置に、電線保持ハンド575により保持した端子31
Aを精緻に対向させることができる。
2が下降すると、爪が開放されている電線チャック57
51および端子チャック5753が、電線31を狭持可
能な位置まで下降する。次いで、エアーチャックが駆動
され、各チャック5751、5753の爪が閉じられ
て、電線31および端子31Aが狭持される。その後、
上記クランプ解除棒5752が降下して、電線クランプ
13を開き、電線31の先端側部分A1をピックアップ
可能な状態にすると、第1の昇降フレーム572が上昇
されて、電線保持ハンド575が、端子31A及び電線
31をピックアップする。上記ピックアップが完了する
と、電線31の先端側部分Aは、電線クランプ13から
解放され、自由状態になる。さらに、ロータリアクチュ
エータ576が駆動され、回転フレーム578が180
度旋回される(図7の二点鎖線参照)。これにより、端
子31Aは、布線板1の内方に戻されることになる。そ
して、必要により立設ブロック570Bをスライドベー
ス57Dに沿って移動させることにより、端子31Aの
先端が、所定のコネクタハウジング47と対向させられ
る。このとき、上述したように、移送データが補正され
ているので、布線板1のハウジング取付板19に保持さ
れているコネクタハウジング47の端子挿入孔47aの
位置に、電線保持ハンド575により保持した端子31
Aを精緻に対向させることができる。
【0051】次に、水平ブロック570Cを駆動して、
昇降ガイド571、第1の昇降フレーム572、回転フ
レーム578等を介して、電線保持ハンド575をコネ
クタハウジング47の方へ移動して、端子31Aをコネ
クタハウジング47に挿入する。そして、端子31Aの
先端B2が、コネクタハウジング47に対して所定量挿
入された時点で、端子チャック5753を開いて端子3
1Aの狭持状態を解除し、シリンダ573を駆動して、
端子チャック5753を上方へ退避させるとともに、水
平ブロック570Cによって、電線チャック5751を
コネクタハウジング47へさらに接近させて、端子31
Aをコネクタハウジング47の所定位置に挿入する。
昇降ガイド571、第1の昇降フレーム572、回転フ
レーム578等を介して、電線保持ハンド575をコネ
クタハウジング47の方へ移動して、端子31Aをコネ
クタハウジング47に挿入する。そして、端子31Aの
先端B2が、コネクタハウジング47に対して所定量挿
入された時点で、端子チャック5753を開いて端子3
1Aの狭持状態を解除し、シリンダ573を駆動して、
端子チャック5753を上方へ退避させるとともに、水
平ブロック570Cによって、電線チャック5751を
コネクタハウジング47へさらに接近させて、端子31
Aをコネクタハウジング47の所定位置に挿入する。
【0052】本実施例によれば、搬送されてきた布線板
1に対して、端子挿入処理を行なう前に、コネクタハウ
ジング47の位置ずれ量を検出し、検出した位置ずれ量
に応じて電線保持ハンド575の端子挿入動作を補正す
るようにしたので、端子挿入孔47a内へ端子を正しく
挿入することができる。その結果、挿入ミスを確実にな
くすことができる。
1に対して、端子挿入処理を行なう前に、コネクタハウ
ジング47の位置ずれ量を検出し、検出した位置ずれ量
に応じて電線保持ハンド575の端子挿入動作を補正す
るようにしたので、端子挿入孔47a内へ端子を正しく
挿入することができる。その結果、挿入ミスを確実にな
くすことができる。
【0053】また、光照射部60及びテレビカメラ70
を、ハンド移送機構600の第1の昇降フレーム572
によって支持したので、光照射部60及びテレビカメラ
70と、電線保持ハンド575との位置決め精度が高い
結果、検出した位置ずれ量に応じた補正を、電線保持ハ
ンド575の移動動作に精度良く反映させることができ
る。
を、ハンド移送機構600の第1の昇降フレーム572
によって支持したので、光照射部60及びテレビカメラ
70と、電線保持ハンド575との位置決め精度が高い
結果、検出した位置ずれ量に応じた補正を、電線保持ハ
ンド575の移動動作に精度良く反映させることができ
る。
【0054】さらに、テレビカメラ70が、コネクタハ
ウジング47の端子挿入孔47aを挿通した直接光を用
いてコネクタハウジング47を撮像するので、コネクタ
ハウジングの色の影響を受けずに確実に明度のコントラ
ストを把握することができる結果、高精度で位置ずれ量
を検出することができる。特に、単一の端子収容孔47
aに関連して、コネクタハウジング47の位置ずれ量を
求めるようにしたので、迅速な計測が行なえ、ひいて
は、ワイヤーハーネスの製造効率を向上させることがで
きる。
ウジング47の端子挿入孔47aを挿通した直接光を用
いてコネクタハウジング47を撮像するので、コネクタ
ハウジングの色の影響を受けずに確実に明度のコントラ
ストを把握することができる結果、高精度で位置ずれ量
を検出することができる。特に、単一の端子収容孔47
aに関連して、コネクタハウジング47の位置ずれ量を
求めるようにしたので、迅速な計測が行なえ、ひいて
は、ワイヤーハーネスの製造効率を向上させることがで
きる。
【0055】なお、上記の実施例においては、テレビカ
メラ70及び光照射部60は、第1の昇降フレーム57
2によって支持したが、これに限らず、電線保持ハンド
575と所定の位置関係を持つ部材であれば、例えば、
昇降ガイド571によって支持することもできる。
メラ70及び光照射部60は、第1の昇降フレーム57
2によって支持したが、これに限らず、電線保持ハンド
575と所定の位置関係を持つ部材であれば、例えば、
昇降ガイド571によって支持することもできる。
【0056】
【発明の効果】請求項1に係る端子挿入装置によれば、
搬送されてきた布線板に対して、端子挿入処理を行なう
前に、コネクタハウジングの位置ずれ量を検出し、検出
した位置ずれ量に応じて電線保持ハンドの端子挿入動作
を補正するようにしたので、端子挿入孔内へ端子が正し
く挿入することができる。
搬送されてきた布線板に対して、端子挿入処理を行なう
前に、コネクタハウジングの位置ずれ量を検出し、検出
した位置ずれ量に応じて電線保持ハンドの端子挿入動作
を補正するようにしたので、端子挿入孔内へ端子が正し
く挿入することができる。
【0057】また、撮像手段及び光照射手段を端子挿入
機構の支持部によってそれぞれ支持したので、撮像手段
及び光照射手段と、端子挿入機構との位置決め精度が高
い結果、検出した位置ずれ量に応じた補正を、端子挿入
機構の動作に精度良く反映させることができる。
機構の支持部によってそれぞれ支持したので、撮像手段
及び光照射手段と、端子挿入機構との位置決め精度が高
い結果、検出した位置ずれ量に応じた補正を、端子挿入
機構の動作に精度良く反映させることができる。
【0058】加えて、下記の作用を奏する。すなわち、
上記撮像手段が、コネクタハウジングの端子挿入孔を挿
通した直接光を用いてコネクタハウジングを撮像するの
で、ネクタハウジングの色の影響を受けずに確実に明度
のコントラストを把握することができる結果、高精度で
位置ずれ量を検出することができる。上記請求項2に係
る端子挿入装置によれば、請求項1に係る発明と同様の
作用を奏することに加えて、単一の端子挿入用孔の位置
ずれに基づいて計測するので、非常に効率良く位置ずれ
量を計測することができる。
上記撮像手段が、コネクタハウジングの端子挿入孔を挿
通した直接光を用いてコネクタハウジングを撮像するの
で、ネクタハウジングの色の影響を受けずに確実に明度
のコントラストを把握することができる結果、高精度で
位置ずれ量を検出することができる。上記請求項2に係
る端子挿入装置によれば、請求項1に係る発明と同様の
作用を奏することに加えて、単一の端子挿入用孔の位置
ずれに基づいて計測するので、非常に効率良く位置ずれ
量を計測することができる。
【0059】上記請求項3に係る端子挿入機構によれ
ば、請求項1又は2に係る端子挿入装置に用いるのに好
適であり、撮像手段及び光照射手段と、端子挿入機構と
の位置決め精度を高くすることができる結果、端子挿入
用孔内へ端子を正しく挿入することができる。
ば、請求項1又は2に係る端子挿入装置に用いるのに好
適であり、撮像手段及び光照射手段と、端子挿入機構と
の位置決め精度を高くすることができる結果、端子挿入
用孔内へ端子を正しく挿入することができる。
【図1】本発明の一実施例に係る端子挿入モジュールの
全体を示す斜視図である。
全体を示す斜視図である。
【図2】本発明の一実施例を採用した電線束組立体製造
装置の概略斜視図である。
装置の概略斜視図である。
【図3】電線が布線された状態を示す布線板の平面図で
あり、
あり、
【図4】上記布線板の電線クランプを示す要部拡大断面
図である。
図である。
【図5】上記電線クランプの作用を示す要部拡大断面図
であり、
であり、
【図6】端子の挿入工程を示す布線板の図であり、
(A)は平面図、(B)は、(A)のB−B矢視断面図
である。
(A)は平面図、(B)は、(A)のB−B矢視断面図
である。
【図7】端子挿入機構の概略正面図である。
【図8】光照射部、テレビカメラ及びこれらの支持部分
を示す要部斜視図である。
を示す要部斜視図である。
【図9】光照射部及びテレビカメラが計測位置の上方に
位置する状態を示す端子挿入機構の概略正面図である。
位置する状態を示す端子挿入機構の概略正面図である。
【図10】光照射部及びテレビカメラが計測位置に位置
する状態を示す端子挿入機構の概略正面図である。
する状態を示す端子挿入機構の概略正面図である。
【図11】光照射部及びテレビカメラがコネクタハウジ
ングを挟んだ計測位置に位置する状態を示す端子挿入機
構の要部斜視図である。
ングを挟んだ計測位置に位置する状態を示す端子挿入機
構の要部斜視図である。
【図12】端子挿入モジュールの電気的構成を示すブロ
ック図である。
ック図である。
【図13】画像処理の手順を示すフローチャートであ
る。
る。
【図14】モニタ画面を示す概略図であり、(A)はコ
ネクタハウジングが正規の位置に配置されている状態に
対応し、(B)はコネクタハウジングが正規に位置から
ずれて配置されている状態に対応する。
ネクタハウジングが正規の位置に配置されている状態に
対応し、(B)はコネクタハウジングが正規に位置から
ずれて配置されている状態に対応する。
1 布線板 25 保持台 47 コネクタハウジング 47a 端子挿入用孔 60 光照射部 70 テレビカメラ(撮像手段) 80 画像処理装置 83 演算処理装置 90 モニタテレビ 110 端子挿入モジュール制御部 572 第1の昇降フレーム(支持部) 575 電線保持ハンド 600 ハンド移送機構 700 中央制御装置
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−296939(JP,A) 特開 昭61−59202(JP,A) 特開 昭63−181282(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01R 43/027 - 43/28
Claims (3)
- 【請求項1】ワイヤーハーネス製造ラインを搬送される
と共に、所定のコネクタハウジングを保持する保持台を
取り付けている布線板が、所定の位置に搬送されてきた
ときに、上記布線板上に布線された電線の端部の端子
を、上記保持台によって保持されたコネクタハウジング
の所定の端子挿入用孔内に挿入する端子挿入装置におい
て、 上記電線の端部を保持する電線保持ハンド、及び該電線
保持ハンドを所定の移送データに基づいて移送すること
により上記電線保持ハンドに端子挿入動作を行わせるハ
ンド移送機構を含む端子挿入機構と、 この端子挿入機構に備えられた支持部によって支持され
コネクタハウジングに光を照射する光照射手段と、 上記端子挿入機構に備えられた支持部によって支持され
光照射手段からの光に基づいてコネクタハウジングを撮
像する撮像手段と、 この撮像手段からの画像データに基づいてコネクタハウ
ジングの正規位置からの位置ずれ量を検出する位置ずれ
量検出手段と、 この位置ずれ量検出手段により検出した位置ずれ量に応
じた補正量を上記ハンド移送機構の移送データに加算す
る手段とを備え、 上記撮像手段及び光照射手段は、コネクタハウジングを
挟んだ端子挿入方向両側位置に移動可能な位置関係に配
置されており、 上記撮像手段及び光照射手段が端子挿入方向に沿ってコ
ネクタハウジングを挟んだ対向位置にある状態で、上記
撮像手段は、コネクタハウジングの端子挿入用孔を挿通
した直接光を用いて端子挿入用孔の形状に関連してコネ
クタハウジングを撮像する ことを特徴とする端子挿入装
置。 - 【請求項2】請求項1記載の端子挿入装置において、 上記位置ずれ量検出手段は、単一の端子挿入用孔の位置
ずれに基づいてコネクタハウジングの位置ずれ量を検出
することを特徴とする端子挿入装置。 - 【請求項3】請求項1又は2記載の端子挿入装置に用い
られる端子挿入機構であって、 電線の端部を保持する電線保持ハンドと、 この電線保持ハンドを所定の移送データに基づいて移送
することにより上記電線保持ハンドに端子挿入動作を行
わせるハンド移送機構と、 コネクタハウジングに光を照射する光照射手段を支持す
る支持部と、 上記光照射手段からの光に基づいてコネクタハウジング
を撮像する撮像手段を支持する支持部とを備えた ことを
特徴とする端子挿入機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6271584A JP3069252B2 (ja) | 1994-11-04 | 1994-11-04 | 端子挿入装置及びこれに用いる端子挿入機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6271584A JP3069252B2 (ja) | 1994-11-04 | 1994-11-04 | 端子挿入装置及びこれに用いる端子挿入機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08138826A JPH08138826A (ja) | 1996-05-31 |
JP3069252B2 true JP3069252B2 (ja) | 2000-07-24 |
Family
ID=17502123
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6271584A Expired - Lifetime JP3069252B2 (ja) | 1994-11-04 | 1994-11-04 | 端子挿入装置及びこれに用いる端子挿入機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3069252B2 (ja) |
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-
1994
- 1994-11-04 JP JP6271584A patent/JP3069252B2/ja not_active Expired - Lifetime
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