JP3069211U - 魚釣り用ウキ - Google Patents

魚釣り用ウキ

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JP3069211U
JP3069211U JP1999008957U JP895799U JP3069211U JP 3069211 U JP3069211 U JP 3069211U JP 1999008957 U JP1999008957 U JP 1999008957U JP 895799 U JP895799 U JP 895799U JP 3069211 U JP3069211 U JP 3069211U
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 釣り人自身が浮力や重さを容易に増減調節す
ることのできる魚釣り用ウキを提供する。特に、水中に
投じたウキの頂部が水面スレスレの位置になるように浮
力を調節することが容易であり、仕掛けを遠くに飛ばし
やすく、水中でのウキの姿勢が安定する魚釣り用ウキを
提供する。 【解決手段】 空洞14を有するウキ本体10を、上側
のウキ主体11と下側の底カバー12とに分割する。空
洞14に合成樹脂発泡体30を装填する。底カバー12
に、粒状重り40を収容可能な重り収容空間18を形成
する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、魚釣り用ウキに関する。
【0002】
【従来の技術】
ウキ釣りを行う場合に、釣り人は、水面に対するウキの位置を、気象条件、風 波や潮流の状態、当り(感度)の良否、水深、ミチ糸の太細、狙う魚種、といっ た様々な状況を勘案して最適に定めようとする。ウキの位置を調節するための一 般的な方法として、ウキ自体の浮力を変えたり、仕掛けに付けるガン玉の数を増 減したりすることが多々行われている。また、ウキの重さは、磯釣りなどでの仕 掛けの投げやすさなどにも影響を及ぼす。
【0003】 そこで、従来は、ウキの浮力や重さを変えるときのために浮力や重さの異なる 数種類のウキを予め携行し、その中から必要に応じてウキを付け替えるようにし ていた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、浮力や重さの異なる数種類のウキを予め携行するのは釣り道具 の荷物がかさむばかりか、必要に応じてウキを付け替えるのは面倒で煩わしいと いう問題がある。また、仕掛けに付けるガン玉の数を増減してウキの位置を調節 する場合、ガン玉の数を増やすことは比較的容易であるけれども、仕掛けに付い ているガン玉を取り外すことがそれほど容易でないため、特にガン玉の数を減ら す場合に面倒で煩わしい作業を行うことを余儀なくされる。
【0005】 本考案は以上の問題や事情に鑑みてなされたものであり、釣り人自身が必要に 応じて浮力や重さを容易に増減調節することのできる魚釣り用ウキを提供するこ とを目的とする。特に、本考案は、水中に投じたウキの頂部が水面スレスレの位 置になるように浮力を調節することが容易であり、しかも、投げ釣りなどに際し て仕掛けを遠くに飛ばしやすく、さらに、水中でのウキの姿勢が安定する魚釣り 用ウキを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案に係る魚釣り用ウキは、空洞を有するウキ本体が、上側のウキ主体とそ のウキ主体に着脱される下側の底カバーとに分割されている。このウキにおいて 、ウキ主体に底カバーを装着することによって形成されたウキ本体は、空洞にた まっている空気が浮力を生じさせるために水に浮く。
【0007】 本考案では、上記ウキ本体の空洞に合成樹脂発泡体が装填されている。このよ うになっていると、ウキ本体の空洞によって形成される空間への水の浸入が合成 樹脂発泡体により阻止ないし抑制されるので、空洞に水が充満してウキ本体が沈 むといった事態が起こらなくなる。言い換えると、合成樹脂発泡体に内包されて いる気泡が、ウキを水に浮かせるだけの浮力を生じさせる。合成樹脂発泡体には 、発泡スチロールなどの独立気泡型のものを好適に用いることができる。発泡ス チロールを用いる場合には、発泡スチロールを空洞に納まりよく収容し得る形状 にあらかじめ成形したものを採用してもよいが、そのような成形体の持ち合わせ がないような場合には、食品トレイなどに用いられている発泡スチロールを適切 な大きさに切断したり又は引きちぎったりして空洞に収容するようにしてもよい 。また、ウキ本体を形成しているウキ主体や底カバーにはABS樹脂やその他の 比重が水よりも重い材料を用いることができる。ABS樹脂は水に沈む性質があ る。また、ABS樹脂を着色したものは、木製のものに漆などで着色した高級ウ キに比べて安価である割に、見栄えが漆着色の高級ウキと遜色ない。したがって 、底カバーとウキ主体とをABS樹脂で製作しておくと、見栄えの割に安価なウ キを提供することができるようになる。なお、上記合成樹脂発泡体の密度が、上 記ウキ本体を形成している材料の密度よりも小さいことが望ましい。
【0008】 このような魚釣り用ウキでは、ウキの浮力とウキの重さとのバランスによって その水没深さが定まる。そのため、合成樹脂発泡体の種類や量などを適切に定め てウキの浮力とウキの重さとのバランスを調節すると、水中に投じたウキの頂部 が水面スレスレの位置になるようにウキの水没深さを調節することができる。ウ キの浮力とウキの重さとをこのように調節しておくと、水中に投じたウキがその 周辺に投入した撒き餌と共に流れるようになり、そのことが魚の喰いを高めるこ とにつながる。
【0009】 上記底カバーに、粒状重りを収容可能な重り収容空間が形成されていることが 望ましい。このウキでは、重り収容空間に入れる粒状重りの数を増減することに よって当該ウキの浮力や重さが増減されるので、釣り人自身が、必要に応じ、得 たい浮力や重さに見合う数の粒状重りを底カバーの重り収容空間に出し入れして 当該ウキの浮力や重さを調節することが可能である。粒状重りには、ガン玉を用 いることが可能である。ガン玉は、従来より魚釣り用仕掛けの重りとして汎用さ れている小粒の粒状重りであり、糸を挟み込む割れ目を備えた球体でなる。この ようなガン玉は釣り人ならば誰でも予備のものを数多く携行しているのが普通で あり、また、一個の重さがそれほど重くないので、ウキの浮力や重さを調節する ための粒状重りとして好適に用い得る。底カバーに粒状重りが収容される重り収 容空間が形成されていると、ウキ本体の重心がウキ本体の下位に位置するように なって水中でのウキの姿勢が安定する。
【0010】 上記ウキ本体にミチ糸が挿通される貫通孔が備わっていることが望ましい。こ のものでは、貫通孔にミチ糸を通すと、当該ウキを中通し式ウキとして使用する ことができる。したがって、本考案によれば、浮力や重さを調節することのでき る中通し式ウキを提供することが可能になる。
【0011】
【考案の実施の形態】
図1は本考案に係る魚釣り用ウキAの外観を示した正面図、図2はウキ本体1 0を分解して示した断面図、図3は同ウキAの縦断側面図である。ウキ本体10 は図1のように正面視卵形ないし繭形に形成されているけれども、ウキ本体10 の外観は卵形や繭形に限らず、球体であっても、紡錘形であっても、棒状といっ たその他の形状であってもよい。
【0012】 図2のように、ウキ本体10は、上側のウキ主体11と下側の底カバー12と に分割されている。ウキ主体11はABS樹脂の成形体でなり、所定の色、たと えば赤色に着色されている。ウキ主体11には、底カバー12との合わせ面13 側から上方に向けて凹入した円環状の空洞14がウキ主体11と同心に形成され ており、この空洞14が空間15を形成している。空洞14には、図4に示した 円筒状の合成樹脂発泡体30をがたつかない状態に納まりよく収容することが可 能である。合成樹脂発泡体30には発泡スチロールを好適に用い得るけれども、 発泡スチロール以外の合成樹脂発泡体を用いることもできる。また、合成樹脂発 泡体30は図4のような円筒体でなくてもよく、たとえば、食品トレーなどや即 席麺などの断熱容器に用いられている発泡スチロールなどの合成樹脂発泡体を小 さく切断したり引きちぎったりしたものを代用することも可能である。
【0013】 底カバー12は、上部が開放した中空形状に形成されていると共に、その底カ バー12の下部中央から上向きに雄ねじ16を有する金属製の細い鍔付き円筒体 17が突出されている。また、円筒体17の周囲に、底カバー12の内部空間に よって形成された重り収容空間18が形成されている。この底カバー12は、円 筒体17の雄ねじ16をウキ主体11の中心に形成された孔部19に備わってい る雌ねじ21にねじ込むことによってウキ主体11に装着される。こうしてウキ 主体11に底カバー12を装着した場合には、ウキ主体11の合わせ面13と底 カバー12側の合わせ面22との重なり箇所が水密に密閉されるようになってい ることが望ましいけれども、この点は、必ずしも水密に密閉されなくてもよい。 底カバー12は、上記した鍔付き円筒体17を除く部分がABS樹脂で成形され ている。図2において、23は底カバー12に設けられた補強リブであり、この 補強リブ23は、たとえば底カバー12の内側の等角度おきの3箇所に設けられ るけれども、底カバー12が十分な強度を有している場合には必ずしも必要ない 。
【0014】 図2に示したウキ主体11の空洞14には、図3のように合成樹脂発泡体30 が装填される。このように空洞14に合成樹脂発泡体30を装填しておくと、空 洞14の見掛け上の空間容積が減少する。ウキ主体11に装着された底カバー1 2の重り収容空間18には、所要数の粒状重り40が収容されている。粒状重り 40には、図5に示したガン玉を好適に用い得る。ガン玉はミチ糸やハリスなど の糸を挟み込む割れ目41を備えた球体でなる。
【0015】 以上説明したウキAにおいて、ウキ本体10には水に沈むABS樹脂や金属製 の鍔付き円筒体17が用いられている一方で、合成樹脂発泡体30はそれらより も材料密度が小さいので、ウキAが水に浮く。すなわち、合成樹脂発泡体30に 内包されている気泡によって、ウキAが水に浮くだけの浮力を発揮する。
【0016】 このウキAでは、ウキAの浮力とウキAの重さとのバランスによってその水没 深さが定まる。そのため、合成樹脂発泡体30の種類や量などを適切に定めてウ キAの浮力とウキの重さとのバランスを調節すると、水中に投じたウキAの頂部 が水面スレスレの位置になるようにウキAの水没深さを調節することができる。 ウキAの浮力とウキAの重さとをこのように調節しておくと、水中に投じたウキ Aがその周辺に投入した撒き餌と共に流れるようになり、そのことが魚の喰いを 高めることにつながる。また、粒状重り40の数を減らしたり、合成樹脂発泡体 30の量を調節してウキAの浮力を大きくしたりすると、ウキAが水面の上に突 き出た状態に浮かぶようになる。このように、水中でのウキAの水没深さは、ウ キAの重さとウキAの浮力とのバランスによって定まる。また、下側の底カバー 12に金属製の重い鍔付き円筒体17が設けられており、下側の底カバー12の 重り収容空間18に粒状重り40が収容されているのに対し、上側のウキ主体1 1の浮体収容空間15に浮力を生じさせるための合成樹脂発泡体30が収容され ているので、水中でのウキAの重心が下位に位置するようになってウキAの姿勢 が安定する。
【0017】 一方、陸側から仕掛けを投げるときには、ウキAの重さがウキ本体10と粒状 重り40と合成樹脂発泡体30の重さとの総和になる。そのため、ウキAが重く なって仕掛けを遠くまで飛ばしやすい。
【0018】 図3で判るように、ウキ本体10には、ウキ主体11側の孔部19と底カバー 12側の鍔付き円筒体17の孔部25とでなる貫通孔26が備わっている。その ため、その貫通孔26にミチ糸(図3において不図示)を挿通させることによっ て、このウキAを中通し式ウキとして用いることが可能になる。
【0019】 図6には中通しウキとしての使用状態を説明的に示してある。この使用状態で は、上記貫通孔26にミチ糸70を通し、そのミチ糸70に、ウキAの動き代を 規制するウキ止め71,72を設けてある。図6において、73はハリス、74 は釣りバリ、Wは水面をそれぞれ示している。図6では、合成樹脂発泡体30の 量や粒状重り40の重さを調節することによって、水中に投じたウキAの頂部が 水面スレスレの位置になるように浮力を調節してある。こうしておくと、水中に 投じたウキAがその周辺に投入した撒き餌と共に流れるようになり、そのことが 魚の喰いを高めることにつながる。
【0020】
【考案の効果】
以上のように、本考案の魚釣り用ウキによると、釣り人自身が必要に応じて浮 力や重さを容易に増減調節することができ、特に、水中に投じたウキの頂部が水 面スレスレの位置になるように浮力を容易に調節することが可能である。しかも 、投げ釣りなどに際して仕掛けを遠くに飛ばしやすく、さらに、水中でのウキの 姿勢が安定するといった魚釣りに際して好ましい状況を容易につくり出すことが できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る魚釣り用ウキの外観を示した正面
図である。
【図2】ウキ本体を分解して示した断面図である。
【図3】ウキの縦断側面図である。
【図4】合成樹脂発泡体の斜視図である。
【図5】ガン玉の斜視図である。
【図6】ウキの使用状態説明図である。
【符号の説明】
A ウキ 10 ウキ本体 11 ウキ主体 12 底カバー 14 空洞 18 重り収容空間 26 貫通孔 30 合成樹脂発泡体

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空洞を有するウキ本体が、上側のウキ主
    体とそのウキ主体に着脱される下側の底カバーとに分割
    されていると共に、上記ウキ本体の空洞に合成樹脂発泡
    体が装填されていることを特徴とする魚釣り用ウキ。
  2. 【請求項2】 上記合成樹脂発泡体の密度が、上記ウキ
    本体を形成している材料の密度よりも小さい請求項1に
    記載した魚釣り用ウキ。
  3. 【請求項3】 上記底カバーに、粒状重りを収容可能な
    重り収容空間が形成されている請求項1又は請求項2に
    記載した魚釣り用ウキ。
  4. 【請求項4】 上記ウキ本体にミチ糸が挿通される貫通
    孔が備わっている請求項1、請求項2、請求項3のいず
    れかに記載した魚釣り用ウキ。
JP1999008957U 1999-11-24 1999-11-24 魚釣り用ウキ Expired - Lifetime JP3069211U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7428371B2 (ja) 2020-01-17 2024-02-06 弘人 岩永 釣り用浮き

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