JP3069164B2 - 不整地走行車両の後輪軸締付構造 - Google Patents

不整地走行車両の後輪軸締付構造

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JP3069164B2
JP3069164B2 JP3218452A JP21845291A JP3069164B2 JP 3069164 B2 JP3069164 B2 JP 3069164B2 JP 3218452 A JP3218452 A JP 3218452A JP 21845291 A JP21845291 A JP 21845291A JP 3069164 B2 JP3069164 B2 JP 3069164B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、4輪の幅広超低圧タイ
ヤ(バルーンタイヤ)とバーハンドルと鞍乗りタイプの
シートとを有し、ラフロードや湿地等の不整地走行を可
能とする不整地走行車両の後輪軸締付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】前記不整地走行車両においては、差動ギ
ヤのない1本の後輪軸を備えている。その後輪軸の従来
の締付構造を図4により説明する。後輪軸支持装置50
は、ギヤケース51と、アクスルハウジング52と、軸
受支持部材53とを一体に連結して構成され、後輪軸5
4は、ギヤケース51に設けられる軸受55と軸受支持
部材53に設けられる軸受56により回転自在に支持さ
れる。ギヤケース51内には軸受57により回転自在に
支持される駆動軸58が配設されており、この駆動軸5
8の回転を伝達ギヤ59により後輪軸54に伝達してい
る。後輪軸54には段部54a、54bが形成され、ま
た、後輪軸54の所定箇所にはダブルナット60、61
を螺合させるためのネジが形成されている。
【0003】上記締付構造において、後輪軸54を図示
矢印に示す方向からアクスルハウジング52内に挿入す
ると、やがて後輪軸54の段部54aが軸受56のイン
ナレースに当接しここで位置決めされる。この状態でダ
ブルナット60、61を締め付けると、軸受55のイン
ナレースが後輪軸54の段部54bに当接し、後輪軸5
4が後輪軸支持装置50に支持される。その後、後輪軸
54の両端に後輪を取り付け、ナットにより固定する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の締付構造においては、後輪軸をダブルナットにより
締め付けるとともに、後輪を別のナットで締め付けると
いう別々の工程を有するため、部品点数および組立工数
が増加するという問題を有している。
【0005】本発明は上記問題を解決するものであっ
て、後輪軸と後輪の締め付けを1つのナットで同時に行
うことにより、部品点数および組立工数を削減すること
ができる不整地走行車両の後輪軸締付構造を提供するこ
とを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】そのために、本発明の不
整地走行車両の後輪軸締付構造は、4輪の幅広超低圧タ
イヤとバーハンドル10と鞍乗りタイプのシート12と
を有する不整地走行車両において、車体フレームに支持
される1本の後輪軸54と、該後輪軸の一側に形成され
る段部54aと、両端に軸受55、56を有し前記後輪
軸54を回転自在に支持する後輪軸支持装置50と、後
輪軸54に嵌合されるブレーキ装置63および後輪31
と、ブレーキ装置63の開口部を覆う覆いプレート69
とを備え、前記後輪軸支持装置50は、一方の軸受56
を支持する軸受支持部材53と、後輪軸54の径方向に
延設され、軸受56のアウタレース56bの外側端面に
当接して軸受支持部材53に固定される固定プレート6
7とを備え、前記覆いプレート69の内周縁がアウター
レース56bの外周面と対向した状態で軸受支持部材5
3の外側端面と固定プレート67の内側面に挟み付ける
とともに、前記軸受56のインナレース56aを前記段
部54aに当接し、ブレーキ装置63および後輪31を
前記後輪軸54に嵌合し前記インナレース56aに当接
するようにナット65で締め付けることを特徴とする。
【0007】
【作用】本発明においては、後輪軸54を図3矢印に示
す方向からギヤケース51、アクスルハウジング52お
よび軸受支持部材53内に挿入すると、やがて後輪軸5
4の段部54aが軸受56のインナレース56aの内側
に当接しここで位置決めされ、この状態で後輪31を後
輪軸54に嵌合し、ナット65を締め付けると、後輪3
1がカラー66を介してインナレース56aの外側に当
接し、後輪軸54および後輪31を同時に固定すること
ができる。
【0008】
【実施例】以下本発明の実施例を図面を参照しつつ説明
する。図1は、本発明に係わる不整地走行車両の全体側
面図である。
【0009】車体フレームは、前部から後部に向かいそ
れぞれ左右に延びる上フレーム1および下フレーム2
と、上下のフレーム1、2を連結する連結フレーム3、
4、5、6、7と、前部バンパー8と、後部バンパー9
とからなる。各フレームには、バーハンドル10、燃料
タンク11、鞍乗りタイプのシート12、エンジン13
およびマフラー14が取り付けられる。
【0010】上フレーム1の前部には、支持部材15が
左右の上フレーム1間に固定されており、この支持部材
15の下面に左右2本のフロントショック16が取り付
けられ、支持部材15の上面にフロントフェンダ17が
固定される。上フレーム1にはフロントフェンダ17と
一体に形成されたカバー18が取り付けられる。左右の
フロントショック16の下部は、左右の前輪22を支持
するナックルアーム23にボールジョイントを介して取
り付けられ、周知のストラットタイプの独立懸架構造と
なっている。
【0011】左右の上フレーム1の後部には、支持部材
25が固定されており、この支持部材25の上面にリヤ
フェンダ26が固定される。下フレーム2と連結フレー
ム6、7の連結部には、枢支軸30が設けられ、この枢
支軸30に左右の後輪31を支持するリヤアーム32が
揺動自在に軸支されるとともに、リヤアーム32と上フ
レーム1との間にリヤショック33が配設される。左右
の前輪22および後輪31は、幅広超低圧タイヤから構
成される。
【0012】図2および図3は、本発明の不整地走行車
両の後輪軸締付構造の1実施例を示し、図2は全体断面
図、図3は拡大断面図である。
【0013】図2において、後輪軸支持装置50は、ギ
ヤケース51と、アクスルハウジング52と、軸受支持
部材53とを一体に連結して構成され、後輪軸54は、
ギヤケース51に設けられる軸受55と軸受支持部材5
3に設けられる軸受56により回転自在に支持される。
ギヤケース51内には軸受57により回転自在に支持さ
れる駆動軸58が配設されており、この駆動軸58の回
転を伝達ギヤ59により後輪軸54に伝達している。ギ
ヤケース51およびアクスルハウジング52にはリヤア
ーム32が固定され、リヤアーム32は、図1の枢支軸
30に揺動自在に軸支される。後輪軸54の一端には、
後輪31がナット62により固定され、後輪軸54の他
端には、後輪31およびブレーキ装置63がナット65
により固定される。
【0014】図3において、ブレーキ装置63の開口部
を覆う覆いプレート69が設けられている。また、後輪
軸54の径方向に延設され、軸受56のアウタレース5
6bの外側端面に当接して軸受支持部材53に固定され
る固定プレート67とを備え、覆いプレート69の内周
縁がアウターレース56bの外周面と対向した状態で軸
受支持部材53の外側端面と固定プレート67の内側面
に挟み付ける構成になっている。後輪軸54の一側に
は、段部54aが形成され、この段部54aに軸受56
のインナレース56aを当接し、また、軸受支持部材5
3側にも段部が形成され、この段部に軸受56のアウタ
レース56bを当接する。軸受56のインナレース56
aとブレーキ装置63との間にはカラー66が配設さ
れ、また、固定プレート67をアウタレース56bに当
接させ、固定プレート67をボルト68により軸受支持
部材53に固定することにより、アウタレース56bを
軸受支持部材53に固定している。
【0015】上記締付構造において、後輪軸54を図示
矢印に示す方向からギヤケース51、アクスルハウジン
グ52および軸受支持部材53内に挿入すると、やがて
後輪軸54の段部54aが軸受56のインナレース56
aの内側に当接しここで位置決めされ、この状態で後輪
31およびブレーキ装置63を後輪軸54に嵌合し、ナ
ット65を締め付けると、後輪31およびブレーキ装置
63がカラー66を介してインナレース56aの外側に
当接し、後輪軸54および後輪31を同時に固定するこ
とができる。
【0016】なお、上記実施例においては、後輪軸支持
装置50をリヤアーム32を介して車体フレームに取り
付けているが、後輪軸支持装置50を直接車体フレーム
に取り付けるようにしてもよい。
【0017】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明に
よれば、後輪軸と後輪およびブレーキ装置の締め付けを
1つのナットで同時に行うことにより、部品点数および
組立工数を削減することができる。また、アウタレース
を軸受支持部材に固定するための固定プレートを用いて
覆いプレートを軸受支持部材に取り付けているので、構
造が簡単になるとともに、覆いプレートを、その内周縁
がアウターレースの外周面と対向した状態で軸受支持部
材の外側端面と固定プレートの内側面に挟み付けている
ので、覆いプレートの厚み分後輪を車体中心に近づけて
車体のコンパクト化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる不整地走行車両の全体側面図
【図2】本発明における不整地走行車両の後輪軸締付構
造の1実施例を示す全体断面図
【図3】図2の拡大断面図
【図4】従来の不整地走行車両の後輪軸締付構造を示す
断面図
【符号の説明】
10…バーハンドル、12…シート、31…後輪、50
…後輪軸支持装置54…後輪軸、54a…段部、55、
56…軸受、56a…インナレース56b…アウタレー
ス、65…ナット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭52−44502(JP,U) 実開 昭61−5205(JP,U) 実開 平1−169401(JP,U) 実開 昭52−46402(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60B 37/00 - 37/04

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】4輪の幅広超低圧タイヤとバーハンドルと
    鞍乗りタイプのシートとを有する不整地走行車両におい
    て、車体フレームに支持される1本の後輪軸と、該後輪
    軸の一側に形成される段部と、両端に軸受を有し前記後
    輪軸を回転自在に支持する後輪軸支持装置と、後輪軸に
    嵌合されるブレーキ装置および後輪と、ブレーキ装置の
    開口部を覆う覆いプレートとを備え、前記後輪軸支持装置は、一方の軸受を支持する軸受支持
    部材と、後輪軸の径方向に延設され、軸受のアウタレー
    スの外側端面に当接して軸受支持部材に固定される固定
    プレートとを備え、 前記覆いプレートの内周縁がアウターレースの外周面と
    対向した状態で軸受支持部材の外側端面と固定プレート
    の内側面に挟み付けるとともに、 前記 軸受のインナレースを前記段部に当接し、ブレーキ
    装置および後輪を前記後輪軸に嵌合し前記インナレース
    に当接するようにナットで締め付けることを特徴とする
    不整地走行車両の後輪軸締付構造。
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