JP3069102U - 枕 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 洗濯が可能な枕において、その枕を容易に干
せるようにする。 【解決手段】 洗濯が可能な枕本体２の一辺部２ａに、
３個の引掛け部６を設ける。各引掛け部６は、それぞれ
１本の紐をループ状に形成したものとする。この枕１を
洗濯した後、干す場合には、各引掛け部６に物干し竿を
通すことにより、物干し竿に吊すようにする。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、洗濯が可能な枕に関する。

【０００２】

【考案が解決しようとする課題】

近年、枕においては、洗濯が可能なもの（ウォッシャブル枕）が供されている 。このような枕は、洗濯することにより清潔性を維持することができる利点があ る。しかしながら、洗濯した枕を干す場合、水分を含んだ枕は重量が重くなると 共に、物干し竿などに容易に吊すことができないため、その干し方に苦慮するも のであった。

【０００３】 本考案は上記した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、干すことが 容易にできる枕を提供するにある。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

上記の目的を達成するために、本考案の枕は、洗濯が可能な枕本体に引掛け部 を設けたことを特徴とするものである。 このような手段によれば、洗濯した枕を干す場合、枕本体に設けられた引掛け 部を利用して物干し竿などに吊すことができるため、干すことが容易にできるよ うになる。

【０００５】 この場合、引掛け部は、物干し竿を通すことができるループ状に形成すること が好ましい（請求項２の考案）。これによれば、引掛け部に物干し竿を通すこと で、枕を物干し竿に容易に吊すことができる。 また、引掛け部は紐によって形成することが好ましい（請求項３の考案）。こ れによれば、枕本体に引掛け部を容易に設けることができ、また、引掛け部を構 成する紐は柔軟性があるため、枕を使用する際にその引掛け部が邪魔になること も防止できる。

【０００６】 さらに、引掛け部は複数設けることが好ましい（請求項４の考案）。これによ れば、枕を干す場合に、枕を安定した状態で吊すことができる。 そして、枕本体が矩形状をなすものである場合、引掛け部は、枕本体の外周部 の一辺部に複数設けることが好ましい（請求項５の考案）。これによれば、矩形 状の枕を安定した状態で吊すことができる。

【０００７】

【考案の実施の形態】

以下、本考案の一実施例について図面を参照して説明する。 まず図１において、枕１における枕本体２は、布製の外地３の内部に図示しな い綿を詰めると共に、外周部に縁取り４を設けた構成であり、全体としては一方 向に長い矩形状に形成されている。枕本体２の中央部には、頭部を保持しやすい ように凹部５が形成されている。枕本体２を構成する上記外地３、内部の綿、及 び縁取り４は、それぞれ例えばポリエステル製であり、枕本体２としては、洗濯 が可能な構成となっている。

【０００８】 そして、枕本体２における長手方向の一辺部２ａには、引掛け部６が３か所に 設けられている。３か所の引掛け部５のうち両側の２個の引掛け部６は、一辺部 ２ａの両端部寄りに配置され、残りの１個の引掛け部６は、それら２個の引掛け 部６のほぼ真ん中に配置されている。各引掛け部６は、１本の紐をループ状に形 成し、その両端部を縁取り４部分に縫い付けることによって枕本体２に取り付け られている。各引掛け部６のループの大きさは、図２に示すように物干し竿７を 通すことが可能な大きさに形成されている。この引掛け部６を構成する紐も、こ の場合ポリエステル製のものを使用している。

【０００９】 このように構成された枕１は、洗濯することができる。そして、この枕１を洗 濯した後、干す場合には、図２に示すように、３個の引掛け部６に物干し竿７を 通すことにより、物干し竿７に吊すようにする。このように本実施例の枕１は、 洗濯して重量が重くなっても、容易に物干し竿７に吊して干すことができる。こ の場合、引掛け部６は枕本体２の一辺部２ａに３個設けられているので、枕１を 安定した状態で吊すことができる。

【００１０】 また、各引掛け部６は紐によって形成しているので、枕本体２に引掛け部６を 容易に設けることができ、また、引掛け部６は柔軟性があるため、枕１を使用す る際に邪魔になることも防止できる。

【００１１】 本考案は、上記した実施例にのみ限定されるものではなく、次のように変形ま たは拡張することができる。 枕本体２の凹部５は、なくても良い。 枕本体２の形状は、矩形状に限らず、楕円状や円形であっても良い。 引掛け部６は、ループ状に限らず、１本または２本の紐とし、物干し竿７など に縛って吊すことができる構成としても良い。

【００１２】 また、枕本体２及び引掛け部６の材料としては、ポリエステルに限らず、ポリ プロピレンやポリエチレンであってもよい。

【００１３】

【考案の効果】

以上の説明から明らかなように本考案の枕によれば、洗濯した枕を物干し竿な どに容易に干すことができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の一実施例を示す斜視図

【図２】枕を物干し竿に干した状態の正面図

【符号の説明】

１は枕、２は枕本体、６は引掛け部（紐）、７は物干し
竿を示す。

Claims (5)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 洗濯が可能な枕本体に引掛け部を設けた
   ことを特徴とする枕。
2. 【請求項２】 引掛け部は、物干し竿を通すことができ
   るループ状をなしていることを特徴とする請求項１記載
   の枕。
3. 【請求項３】 引掛け部は紐であることを特徴とする請
   求項１記載の枕。
4. 【請求項４】 引掛け部は複数設けられていることを特
   徴とする請求項１記載の枕。
5. 【請求項５】 枕本体は矩形状をなしていて、引掛け部
   は、前記枕本体の外周部の一辺部に複数設けられている
   ことを特徴とする請求項１記載の枕。