JP3068596U - 健康増進帯 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 腹部から腰部にかけて過度についた脂肪をと
り、かつ体型補整も可能な健康増進帯を提供するを提供
する。 【解決手段】 へそに当接される位置決め磁石１および
位置決め磁石の周囲に配置され腹部のつぼに対応する複
数個の腹部つぼ磁石２、２、…が固定された腹部帯部Ａ
と、腹部帯部に重ねて固定される重ね帯部Ｂと、腰背部
のつぼに対応する複数個の腰背部つぼ磁石３、３、…が
固定された腰背部帯部Ｃと、腹部帯部および腰背部帯部
を連結する第1の横帯部Ｄ１と、腰背部帯部および重ね
帯部を連結する第２の横帯部Ｄ２とからなり、第1、第
２の各横帯部および腰背部帯部は、いずれも伸縮性を有
する繊維様部材ＤＳで構成され、重ね帯部は裏側に圧着
部材ＢＴが固定され、腹部帯部の表側に圧着部材が圧着
される被圧着部材ＡＴを備えている。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は健康増進帯に係わり、特に、磁力作用により腹部および腰背部のつぼ を刺激し、美容、健康に有効な健康増進帯に関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来、腹部の体型補整を目的としたウエストニッパー、腰痛の予防・緩和を目 的とする健康帯、腰バンド等が種々利用されている。

【０００３】 実用新案登録第３００３７４５号に開示された体型補整機能に優れたウエスト ニッパーは、縦方向のみの延びを有する布と横方向のみの延びを有する布を組み 合わせ、多数個複数列のフック止めを備えて構成され、腹部への圧迫を加減しつ つ体型補整を行なっている。このウエストニッパーは、布の延び方向を限定しフ ック止めと組み合わせ、緊縛力によって所望の効果を得ようとするものである。

【０００４】 特開平１０−１２７７２９号に開示された腰痛の予防、緩和を目的とする健康 ベルトでは、粉又は粒状の炭材にて成形された複数個の突状部材をシート状基材 に取付けてパッド体を形成する。そのパッド体を、帯状部材のポケットに収納し 、帯状部材の両端には対をなす面着ファスナーを設ける。上記構成の健康ベルト を腰付近に装着したときに、突状部材の先端部にて人体表面が押圧されるように 構成されている。この健康ベルトは、突状部材の押圧力によって腰痛予防等所望 の効果を得ようとするものである。

【０００５】 特開平１１−８９８６３号に開示された良好な体調を維持し腰痛時にはその改 善に効果のある健康用腰バンドでは、身体の腰部に巻き付けられて身体側を外側 から押圧するようにして使用される健康用腰バンドにおいて、身体側が柔らかい 材質で外側が身体側と比べて硬い材質からなる帯状の袋状体と、この袋状体の内 部に配置され、内部に空気が充填されるゴムチューブと、袋状体の両端を係止す るマジックテープとを具備し、ゴムチューブが、使用時、外側よりも身体側で膨 らむように構成されている。この健康用腰バンドは、ゴムと充填される空気の弾 性によって所望の効果を得ようとするものである。

【０００６】 更に、特開平１１−２５３５２４号に開示された腰部指圧具およびそれを組み 込んだ腰部指圧用ベルトは、肉厚本革製の強弾性素材からなる支持板部の一側面 側に、左右一対の指圧用突起部を配置した上、指圧用突起部を含む指示板部の一 側面側をゴムバンドからなるベルト体を形成する伸縮帯体の略中央部分で覆うと 共に、支持板部の左右端部および上下端縁を縫合して支持板部と伸縮帯体とを一 体化する一方、指圧用突起部の間に所定巾の挟圧片を有する中央固定金具部を設 けてなる腰部指圧用ベルトであって、通常の生活をしながら継続的且つ効果的な ツボ刺激が実現可能とされている。この腰部指圧用ベルトは、緊縛力と押圧力に よって腰部指圧効果をあげようとするものである。

【０００７】 また、実用新案登録第１４０５０４７号には、腰部を緊締し胃部を持ち上げて その安定をはかるとともに、坐骨周辺に磁石を配置して血行を促して凝りをほぐ す腰部緊締帯が開示されている。

【０００８】

【考案が解決しようとする課題】

上記従来のウエストニッパー、健康帯、腰バンドは、緊縛力または緊縛力と押 圧力を利用したものであり、腰部緊締帯等は、ほどほどの緊縛力と腰部のツボに 磁力を働かせたものである。

【０００９】 過食と運動不足が指摘される現代成人の多くは、腹部から腰部にかけて脂肪が 過度に付きやすい。すると、からだの動きが鈍り、更に脂肪が蓄積するうえ、腰 背部の筋肉、腹筋も使われず、これが腰痛の素因になってしまう。腹部を緊縛し て外観上体型を整えても、血行を促して凝りをほぐしても脂肪は減少しない。

【００１０】 本考案は、上述のような腹部から腰部にかけて過度についた脂肪をとり、かつ 体型補整も可能な健康増進帯を提供することを目的とする。

【００１１】

【課題を解決するための手段】

本考案による健康増進帯は、へそに当接される位置決め磁石および位置決め磁 石の周囲に配置され腹部のつぼに対応する複数個の腹部つぼ磁石が固定された腹 部帯部と、腹部帯部に重ねて固定される重ね帯部と、腰背部のつぼに対応する複 数個の腰背部つぼ磁石が固定された腰背部帯部と、腹部帯部および腰背部帯部を 連結する第1の横帯部と、腰背部帯部および重ね帯部を連結する第２の横帯部と からなり、第1、第２の各横帯部および腰背部帯部は、いずれも伸縮性を有する 繊維様部材で構成され、重ね帯部は裏側に圧着部材が固定され、腹部帯部は表側 に圧着部材が圧着される被圧着部材を備えている。

【００１２】 本考案による健康増進帯は、位置決め磁石に基づき腹部および腰背部のつぼに 対応する磁石が各つぼに働きかけて腹部から腰部にかけて過度についた脂肪をと り、また、伸縮性を有する繊維様部材で構成された第1、第２の各横帯部および 腰背部帯部によって緊縛され体型補整も可能な健康増進帯である。

【００１３】

【考案の実施の形態】

以下に、本考案によるにおける実施の形態例を詳述する。

【００１４】 図１（ａ）に示すように、本考案による健康増進帯は、へそに当接される位置 決め磁石１および位置決め磁石１の周囲に配置され腹部のつぼに対応する複数個 の腹部つぼ磁石２、２、…が固定された腹部帯部Ａと、腹部帯部Ａに重ねて固定 される重ね帯部Ｂと、腰背部のつぼに対応する複数個の腰背部つぼ磁石３、３、 …が固定された腰背部帯部Ｃと、腹部帯部Ａおよび腰背部帯部Ｃを連結する第1 の横帯部Ｄ１と、腰背部帯部Ｃおよび重ね帯部Ｂを連結する第２の横帯部Ｄ２と からなる。

【００１５】 第1の各横帯部Ｄ１、第２の各横帯部Ｄ２および腰背部帯部Ｃは、いずれもポ リウレタン弾性繊維等、伸縮性を有し、緊縛力も有する繊維様部材で構成され、 重ね帯部Ｂは裏側に圧着部材として面ファスナーＢＴが縫いとめ固定され、腹部 帯部の表側には面ファスナーＢＴが圧着される被圧着部材としての面ファスナー ＡＴが全面に縫いとめ固定されている。

【００１６】 図１（ｂ）に示すように、腹部帯部Ａ、重ね帯部Ｂ、腰背部帯部Ｃ、第1およ び第２の横帯部Ｄ１、Ｄ２の横帯部はいずれも織り方の異なる繊維の2枚重ねで 構成され、健康増進帯の外縁は伸縮性のある布テープＴＰが縫いとめされ、腹部 帯部Ａと第1の横帯部Ｄ１間、第1の横帯部Ｄ１と腰背部帯部Ｃの間、腰背部帯部 Ｃと第２の横帯部Ｄ２の間、および第２の横帯部Ｄ２と重ね帯部Ｂの間は、それ ぞれワイヤＷが縫いとめされている。

【００１７】 腹部帯部Ａの位置決め磁石１、腹部つぼ磁石２、２、…は、2枚重ねされた繊 維の間で人体の腹部つぼに相当するよう配置され、周囲を2枚の繊維に縫いとめ されて常に所定位地を維持している。同様に、腰背部帯部Ｃの腰背部つぼ磁石３ 、３、…は、2枚重ねされた繊維の間で人体の腰背部つぼに相当するよう配置さ れ、周囲を2枚の繊維に縫いとめされて常に所定位地を維持している。

【００１８】 本考案による健康増進帯は、ウエストサイズによって、大中小等のサイズが用 意され、サイズによるつぼ間の距離によく対応している。

【００１９】 図２に示すように、本考案による健康増進帯の腹部帯部Ａの位置決め磁石１を へそにあるつぼ「神闕」に当て、健康増進帯を一周させて腹部腰部を緊縛気味に して腹部帯部Ａの面ファスナーＡＴに、重ね帯部Ｂの面ファスナーＢＴを圧着固 定すると、腹部つぼ磁石２、２、…および腰背部つぼ磁石３、３、…は、着用者 の各つぼに当接されるようになる。

【００２０】 また各部が伸縮性を有し、緊縛力も有する繊維様部材の2枚重ねで構成され、 各部の間にワイヤＷが縫いとめされているので、腰腹部を適度に緊縛して体型補 整をはかることができる。

【００２１】 本考案による健康増進帯は、位置決め磁石１に基づき腹部および腰背部のつぼ に対応する磁石２、３が着用者の各つぼに働きかけて腹部から腰部にかけて過度 についた脂肪をとり、また、伸縮性を有する繊維様部材で構成された第1、第２ の各横帯部Ｄ１、Ｄ２および腰背部帯部Ｃによって緊縛され体型補整も可能な健 康増進帯である。

【００２２】

【考案の効果】

以上の説明からも明らかなように、本考案による健康増進帯は、へそに当接さ れる位置決め磁石および位置決め磁石の周囲に配置され腹部のつぼに対応する複 数個の腹部つぼ磁石が固定された腹部帯部と、腹部帯部に重ねて固定される重ね 帯部と、腰背部のつぼに対応する複数個の腰背部つぼ磁石が固定された腰背部帯 部と、腹部帯部および腰背部帯部を連結する第1の横帯部と、腰背部帯部および 重ね帯部を連結する第２の横帯部とからなり、第1、第２の各横帯部および腰背 部帯部は、いずれも伸縮性を有する繊維様部材で構成され、重ね帯部は裏側に圧 着部材が固定され、腹部帯部は表側に圧着部材が圧着される被圧着部材を備えて いるので、位置決め磁石に基づき腹部および腰背部のつぼに対応する磁石が各つ ぼに働きかけて腹部から腰部にかけて過度についた脂肪をとり、また、伸縮性を 有する繊維様部材で構成された第1、第２の各横帯部および腰背部帯部によって 緊縛され体型補整も可能である。

【図面の簡単な説明】

【図１】 （ａ）は本考案による健康増進帯の展開図、
（ｂ）は断面図である。

【図２】 本考案による健康増進帯の斜視図である。 １…位置決め磁石 ２…腹部つぼ磁石 ３…腰背部つぼ磁石 Ａ…腹部帯部 Ｂ…重ね帯部 Ｃ…腰背部帯部 Ｄ１…第1の横帯部 Ｄ２…第２の横帯部 ＤＳ…繊維様部材 ＡＴ…被圧着部材 ＢＴ…圧着部材

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.⁷ 識別記号 ＦＩ Ａ６１Ｎ 1/42 Ｆ

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】へそに当接される位置決め磁石（１）およ
   び前記位置決め磁石の周囲に配置され腹部のつぼに対応
   する複数個の腹部つぼ磁石（２、２、…）が固定された
   腹部帯部（Ａ）と、前記腹部帯部に重ねて固定される重
   ね帯部（Ｂ）と、腰背部のつぼに対応する複数個の腰背
   部つぼ磁石（３、３、…）が固定された腰背部帯部
   （Ｃ）と、前記腹部帯部および前記腰背部帯部を連結す
   る第1の横帯部（Ｄ１）と、前記腰背部帯部および前記
   重ね帯部を連結する第２の横帯部（Ｄ２）とからなるこ
   とを特徴とする健康増進帯。
2. 【請求項２】前記第1、第２の各横帯部および前記腰背
   部帯部は、いずれも伸縮性を有する繊維様部材（ＤＳ）
   で構成され、前記重ね帯部は裏側に圧着部材（ＢＴ）が
   固定され、前記腹部帯部の表側に前記圧着部材が圧着さ
   れる被圧着部材（ＡＴ）を備えていることを特徴とする
   請求項1記載の健康増進帯。