JP2008106386A - 整体ウェア - Google Patents

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Abstract

【課題】 従来より、体型を整え矯正する女性用のボディースーツのようなものは、着用者に過大な圧迫感を与えてしまい、長時間着用することができなかった。
【解決手段】ベスト状の上部サポーター2と帯状の下部サポーターと3を有する整体ウェア1において、上部サポーター2は体の背骨に接する背骨部材10と、体の胸部及び肩甲骨近傍に接する左右肩部材4、5と、左右肩部材4、5の下側に体の肋骨と接する左右肋骨上部材6、7と、左右肋骨上部材6、7の下側に体の肋骨と接する左右肋骨下部材8、9とを有し、下部サポーター3は着用時に体の仙骨近傍に接する略逆三角形状の仙骨部材17と、仙骨部材17に連接された左骨盤ベルト18及び右骨盤ベルト19とを有し、上部サポーター2と下部サポーター3とは仙骨部材17で連接され、肋骨及び骨盤を包み込む力で適度に体を整体させることができる。
【選択図】 図1(a)

Description

骨格と筋肉を支え、背骨を中心に肋骨と骨盤を正しい状態に保つ整体ウェアに関する。
従来より、体型を整え矯正する女性用のボディスーツのようなものは、数多く世の中に出回っている。このボディスーツは一般的に理想とするプロポーションの形に合うように体を締付けて体型を整えるものであるため、着用者に過大な圧迫感を与えてしまい、長時間着用することが苦痛であったり又は長時間着用していると締付けによる血行不良や体調不良又は体型の変形をおこすものもあった。また、着用時には整形されているものの脱衣時の体型には変化がないものもあった。これを解決しようとしたものとして、体型の補正を背骨にポイントをおき矯正しようとしたものの一つに、骨盤被覆ベルトと胴衣体とを有し、この骨盤被覆ベルトと胴衣体とを内・外連結片で連結された背骨矯正用肌着は既に考案されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開平5−285167号公報
しかしながら、上記背骨矯正用肌着は、胴衣体及び背当て部による背骨の矯正を、伸縮自在な矯正片を介して骨盤被覆ベルトの締付により行うので、胸部や胴部に力が集中し、むくみや血行不良等の体調不良を引き起こす恐れがある。
本発明は、体の構造や動きに合わせ、適切な力で支えられ整体効果のある整体ウェアを提供することを目的としている。
上記課題を解決するため、本願発明の整体ウェアは、ベスト状の上部サポーターと、帯状の下部サポーターを有する整体ウェアにおいて、前記上部サポーターは体の胸部及び肩甲骨近傍に位置する左肩部材及び右肩部材と、前記左肩部材及び前記右肩部材の下側に体の肋骨中ほどに位置する左肋骨上部材及び右肋骨上部材と、前記左肋骨上部材及び前記右肋骨上部材の下側に体の肋骨下部から胴まわりに位置する左肋骨下部材及び右肋骨下部材とを有し、 前記下部サポーターは体の仙骨近傍に位置する略逆三角形状の仙骨部材と、前記仙骨部材に連接された左骨盤ベルト及び右骨盤ベルトとを有し、前記上部サポーターと前記下部サポーターとは前記仙骨部材で連接されたことを特徴とする。これにより、整体ウェアの肋骨上部材、肋骨下部材及び骨盤ベルトが肋骨及び骨盤を適度に包み込み、肋骨及び骨盤を支える力が発生する。
また、上記構成において、前記上部サポーターは体の背骨に位置する背骨部材を有することにより、整体ウェアの背骨部材及び仙骨部材が背骨と仙骨近傍に適度にフィットし、背骨と仙骨近傍を温めると共に、肋骨上部材、肋骨下部材及び骨盤ベルトが肋骨及び骨盤を適度に包み込んで支える力を発生させる。
また、前記仙骨部材と前記背骨部材とを連接したことにより、整体ウェアの背骨部材及び仙骨部材が背骨と仙骨近傍に更に適度にフィットし、背骨と仙骨近傍を温めると共に、肋骨上部材、肋骨下部材及び骨盤ベルトが肋骨及び骨盤を更に適度に包み込み、効果的に支える力を発生させる。
また、前記左肋骨下部材と前記右肋骨下部材とが前記上部サポーターの前側で離反するように設けられたことにより、動作時の体型の変化、呼吸、飲食といった静止時における体の寸法変化に対応可能となる。
また、前記左肋骨下部材と前記右肋骨下部材との離反するところ及び前記左肋骨上部材と前記右肋骨上部材の一部に、肋骨に合うように略三角形状に形成された開口部を有することにより、更に形状の無駄や体に与える無理が無く、動作時の体型の変化、呼吸、飲食といった静止時における体の寸法変化に対応可能となる。
また、前記左肋骨上部材及び前記右肋骨上部材の背側の下端である肋骨上部材後下端部が、前記左肋骨上部材及び前記右肋骨上部材の前側の下端である肋骨上部材前下端部より上方にあることにより、肋骨の形状に沿って、肋骨を支え包み込むことができる。さらに、背骨部材を有する場合は背骨部材が軸となり更に効果的に作用する。
また、前記左肋骨上部材及び前記右肋骨上部材が後上りであることにより、肋骨の形状に近い状態で肋骨を包みこみ、体の上方にある背側の部分が支点となり、胸部の筋肉を支えて持ち上げる力を発生させる。さらに、背骨部材を有する場合は背骨部材が左肋骨上部材及び右肋骨上部材の背側の部分を支える軸となり更に効果的に作用する。
また、前記開口部または前記左肋骨下部材及び前記右肋骨下部材と、前記左骨盤ベルト及び前記右骨盤ベルトとの間に体の腹部及び腰部を覆うように腹部材を設けたことにより、肥満体型の人がこの整体ウェアを着用したときに、整体ウェアからはみ出した体の部分を適度に包み込み、整体する作用を効果的にする。
体の構造に合った状態(歪みの無い状態)で体を支え包み込むことにより、呼吸が楽にでき、圧迫感や窮屈感を緩和することができると共に、必要な部分(背中、腰など)を温めることができるので、歪んでいる体を整えるという整体効果を得ることができる。
本願発明の一実施形態を、図面を参照しつつ説明する。
図1は、本願発明の一実施形態にかかる整体ウェアの構成を示す図であり、(a)は前側から見た斜視図であり、(b)は背面図である。
図1(a)に示すように、整体ウェア1は、ベスト状の上部サポーター2と、帯状の下部サポーター3とで構成されている。上部サポーター2は、肩部に用いられる左肩部材4及び右肩部材5、これに連なって下側には体の胸のふくらみより下の肋骨中ほどを覆う左肋骨上部材6及び右肋骨上部材7、更にこれに連なって下側には体の下方の肋骨(第10、第11、第12肋骨近傍)を覆う左肋骨下部材8及び右肋骨下部材9が設けられており、縫合、溶着、接着等の接合手段によって一体的に構成されている。また、図1(b)に示すように、上部サポーター2の背中側の中心近傍には上部サポーター2の上端から下端にわたって背骨部材10が設けられている。
各部材の形状としては、体の略乳首近傍、肩、肩甲骨に亘って帯状の左肩部材4及び右肩部材5が設けられている。この左肩部材及び右肩部材は後側の頚部根元近傍にかけて左肩部材4及び右肩部材5が頚部の根元を覆うようになっており、左肩部材4及び右肩部材5による肩に対する負荷を分散させて低減することにより、整体ウェア1着用時の窮屈感を緩和することができる。さらに、この左肩部材4及び右肩部材5は、頚部近傍から肩甲骨近傍にわたって覆っているので、この場所にあるツボを温め、体全体の血行をよくすることができるので、局部的な圧迫や冷えから生じる肩こりなどを低減することができるようになっている。そして、整体ウェア1は前衿ぐりで左肩部材4及び右肩部材5がV字状に離間し、袖ぐりが上腕骨頭にあたらないように形成されることにより、窮屈感を感じずに上半身や腕の動きに追従することができると共に、呼吸時に体の胸部(肋骨近傍)の膨張及び収縮する際の窮屈感を緩和することができるようになっている。
また、左肋骨上部材6及び右肋骨上部材7は、前側及び後側ともそれぞれ左肩部材4及び右肩部材5と連接(縫合、溶着、接着等)されており、左肋骨上部材6及び右肋骨上部材7の前側にある着用時に乳首近傍に位置する左バストポイント11及び右バストポイント12が、左肋骨上部材6及び右肋骨上部材7の後側の上端に位置する肋骨上部材後上端部13より下側になるように、いわゆる左肋骨上部材6及び右肋骨上部材7が後上りに、肋骨の形状に合うように形成されている。これは、体の上側に位置する左肋骨上部材及び右肋骨上部材の背側の部分が支点となるため、最小限の力で胸部を支え安定させることができる。これにより、呼吸時や動作時の胸部(肋骨近傍)の変化に追従することができ、呼吸がしやすくなり、窮屈感を感じにくくなる。
また、左肋骨下部材8及び右肋骨下部材9は、帯状の部材で形成され、前側及び後側ともそれぞれ左肋骨上部材6及び右肋骨上部材7と連接され、前側の腹部近傍の左肋骨下部材8と右肋骨下部材9とは連接されておらず、開口部14が設けられている。これにより、整体ウェア1の着用時、胴前部を圧迫することがなく、呼吸時や飲食時、または体を動かす時の窮屈感を低減することができる。そして、左肋骨下部材8及び右肋骨下部材9と、左肋骨上部材6及び右肋骨上部材7とが接する部分の前側の下端部である肋骨上部材前下端部15は、左肋骨下部材8及び右肋骨下部材9と、左肋骨上部材6及び右肋骨上部材7とが後側で接する部分の肋骨上部材後下端部16より、下側になるようにすることにより、左肋骨上部材6及び右肋骨上部材7が肋骨を覆う際、肋骨の形状に合うように左肋骨上部材6及び右肋骨上部材7全体を後上りにすることができるので、体の胸部(肋骨近傍)の膨張及び収縮する際の窮屈感を緩和することができると同時に、逆に肋骨の変形や過度の膨張を抑えて肋骨を最適な形状に整体することができるようになっている。
また、図1(b)に示しているように、背骨部材10は上下方向に略平行な2辺からなる帯状の部材で形成され、上部サポーター2の上下方向全体に亘って設けられている。そして、背骨部材10の左右両側には背骨部材10の上端部と、左肩部材4及び右肩部材5の上端部とが端部でそろえられて連接され、また、左肋骨上部材6及び右肋骨上部材7も背骨部材10の左右両側に連接され、背骨部材10の下側の左右両側には背骨部材10の下端部と、左肋骨下部材8及び右肋骨下部材9の下端部とが端部でそろえられて連接されている。これにより、包み込んだときの左肋骨上部材6及び右肋骨上部材7にかかる胸の重さ、呼吸、日常的な動作によって、左肩部材4、右肩部材5、左肋骨上部材6、右肋骨上部材7、左肋骨下部材8、右肋骨下部材9にかかる力を背骨部材10が支持し、背骨部材10が支持している力を背骨が受け止めて支えることにより、無理なく背筋が伸び背骨を正しい形状に整体することができるようになっている。
次に、下部サポーター3は、図1(a)(b)に示すように、上部サポーター2の下端に1辺が連接されている略逆三角形状(または略逆台形状)の仙骨部材17と、この仙骨部材17の他の2辺に連接された帯状の左骨盤ベルト18及び右骨盤ベルト19とが設けられており、仙骨部材17を体の仙骨近傍に当てて腹部側に左骨盤ベルト18及び右骨盤ベルト19をまわし、その端部に取付けられたフック、ボタン、マジックテープ(登録商標)などの係合手段20によって体に固定することができるようになっている。また、左骨盤ベルト18及び右骨盤ベルト19を腹部に固定する際、仙骨部材17が略逆三角形状(または略逆台形状)になっていることにより、腹部の下側に左骨盤ベルト18及び右骨盤ベルト19がくるようになり、骨盤を仙骨、仙腸関節、腸骨、恥骨近傍を通る位置で支えることにより、骨盤を安定させることができ、また、着用時に腹部を圧迫せずに骨盤を支え下腹部を持ち上げることができるようになっている。そして、この左骨盤ベルト18及び右骨盤ベルト19は、着用時に腹部を圧迫せずに骨盤を覆うことができるように、仙骨部材17と、右骨盤ベルト19及び左骨盤ベルト18との連接されたところからも略上方に曲がるように形成されてもよい。これにより、体の仙骨の形状と合うように略逆三角形状(または略逆台形状)に形成された仙骨部材17が仙骨近傍に当てられて着用すると、腹部を圧迫せずに骨盤を包み込むことができ、下腹部を支えこの包み込むときの力と支えたときに骨盤ベルトにかかる腹部の重さとを仙骨部材17が支持し、仙骨部材17が支持している力で仙骨が無理なく支えられると共に、温められるようになっている。そして、仙骨部材17の1辺(略逆三角形の底辺)の中点と背骨部材10の後中心とが合うように連接されていることにより、背骨部、仙骨部が一体となって肋骨、骨盤を支えることができ、より少ない力で体を支えることができるようになっている。さらに、この1辺上の仙骨部材17が左肋骨下部材8及び右肋骨下部材9と連接されていることにより、左骨盤ベルト18及び右骨盤ベルト19からの仙骨部材17に伝わる力を主に背骨部材10に伝えると共に、左肋骨下部材8及び右肋骨下部材9にも伝えることができるので、力が分散し、背骨や仙骨にかかる負荷を低減することができる。また、仙骨部材17を仙骨の形状に合わせることにより、仙骨部材17に伝えられた力が仙骨の一部に集中することなく伝えられるようになっており、局部的に負荷がかかることにより生じる腰痛などを抑えることができ、仙骨全体をバランス良く安定させることができる。
整体ウェア1の構成についてより具体的に数値を示して説明すると、背骨部材10の幅は後中心21から左右にそれぞれ3.5cm以内、上下方向の長さは背丈と同じ長さである。この幅に背骨部材10を形成することにより、背骨の部分に背骨部材がフィットしやすくなるだけでなく、背骨以外の部分に背骨部材10が覆うことによる肩や腕を動かすときなどに生じる窮屈感を低減させることができる。また、背骨部材10は後中心で左肩部材4と右肩部材5、左肋骨上部材6と右肋骨上部材7、左肋骨下部材8と右肋骨下部材9を直接接合(縫合、溶着、接着等)した場合の接ぎ代を代用として構成してもよい。
また、肋骨上部材後上端部13の位置は、背丈hの1/2より上側で5cm以内であり(着用時の胸椎7番近傍)、肋骨上部材後下端部16の位置は肋骨上部材後上端部13の位置より7.5cm〜10cm下、または背丈の1/2より下側で1/3より上側の位置である(着用時の胸椎11番近傍)。そして、肋骨上部材後下端部16のこの位置は歩いたときのひねりの中心となっており、肋骨上部材後上端部13の位置は肩甲骨下端となっているので、肋骨上部材後上端部13と肋骨上部材後下端部16の位置をこのように設けることにより、左肋骨上部材6及び右肋骨上部材7を着用した際に、左肋骨上部材6及び右肋骨上部材7がフィットする体の範囲にある胃、肝臓などのツボ及び呼吸器や肋間神経のツボなどを刺激し温めるので、呼吸がしやすく、肩や腰が安定し内臓機能の回復にもつながる。
また、整体ウェア1の前側では、図1(a)に示すように、肋骨上部材前下端部15の位置は、左バストポイント及び右バストポイントと、そこから下側に下ろした略垂線の左肋骨下部材8及び右肋骨下部材9の下端部との交点の1/2(±1.5cm)の位置である(着用時の第10肋軟骨)。このように形成することにより、いわゆる胸骨とつながっている肋骨の下端部(第10肋軟骨下端)までを左肋骨上部材6及び右肋骨上部材7によって肋骨の形状に沿って支えることができ、長時間無理な姿勢を続けたことや無理な締付による肋骨の歪み変形等を改善し、最適な状態に整体することができる。
また、仙骨部材17の略逆三角形状(または略台形状)の底辺の両端である仙骨部材左端部22及び仙骨部材右端部23の位置は、それぞれ後中心21から3.5cm〜5cmの位置であり、仙骨の大きさに合うようになっている。そして、仙骨部材17と連接されている左骨盤ベルト18及び右骨盤ベルト19の長さは、下腹部を包み込むための十分な長さを有し、左骨盤ベルト18の前中心24及び右骨盤ベルト19の前中心24の上端部である左ベルト上端部25及び右ベルト上端部26の位置は、下腹部を下側から支えることが出来るように仙骨部材左端部22及び仙骨部材右端部23の位置よりそれぞれ下方にくるようになっており(約5〜10cm、いわゆる丹田近傍)、左ベルト上端部25と仙骨部材左端部22との間及び右ベルト上端部26と仙骨部材右端部23との間が下方に曲がるように形成することにより、骨盤の形状に沿って腹部を圧迫せずに下腹部を下から支えることができるようになっているので、腹部の重さを感じずに楽に着用することができる。
図2は、図1に示されている整体ウェアを着用した際の図であり、(a)は正面図、(b)は左側面図、(c)は背面図、(d)は(b)のL−L’、M−M’、N−N’のイメージ的な矢視断面図である。
図2(a)に示すように、整体ウェア1を着用した場合、上部サポーター2は肋骨近傍を覆い、腹部近傍は開放状態になっている。また、下部サポーター3は、左骨盤ベルト18及び右骨盤ベルト19が上記のような曲線で形成されていることにより、丹田から恥骨近傍を覆うことができるようになっている。そして、この整体ウェアの着用状態の力の係り方は、背骨部材を基準にすると、上部サポーター2が左肋骨上部材6と右肋骨上部材7との境目である前側連接部27から、放射状に分散されながら背骨の形状を整えるように背骨部材に伝えられるようになっている(黒矢印、及び白抜き矢印参照)。白抜き矢印は力の係り具合が強いところを示し、黒矢印は白抜き矢印より弱いことをしめしている。
また、図2(d)に示すように、体が整体ウェア1から受ける力は、包み込む程度の力であるが、左肋骨上部材6及び右肋骨上部材7のところでは肋骨の形状に合わせて後上りの方向で力が強めに係り(L−L’断面の白抜き矢印)、左肋骨下部材8及び右肋骨下部材9のところでは少し弱めに係り(M−M’断面の黒矢印)、左骨盤ベルト18及び右骨盤ベルト19のところでは骨盤の形状に合わせて力が強めに係る(N−N’断面の白抜き矢印)。この力によって、肋骨、骨盤及び筋肉がその動きを止められることなく適度に締め付けられる。そして、体の内側方向の力の係り具合の違いにより、呼吸時や運動時に体に窮屈感を生じさせることなく、骨格や筋肉を最適な状態に整えることができる。
これにより、肋骨及び胸部の筋肉、または骨盤及び腹部の筋肉を、背骨方向または仙骨方向に、いわゆる後上り方向に引き上げられるとともに、体の内側方向に適度に締め付けられるので、体を支えるためにバランスをとって成り立っている背骨と骨盤は、体を支える機能を最適に発揮できる状態になり、血液やリンパの流れを促し、体の自然治癒力を向上させることができる。
この上部サポーター2の部材としては、左肩部材4及び右肩部材5には、主に縦横方向に伸縮性があり弾性力の弱い素材を用いることにより、窮屈感を感じずに上半身や腕の動きに追従することができるようになっている。また、左肋骨上部材6及び右肋骨上部材7には、主に後上りの横方向に伸縮性があり、ある程度の弾性力のある素材を用いることにより、整体ウェア1の着用時に胸の重さを支え肋骨を整体することができると共に、呼吸時に体の胸部(肋骨近傍)の膨張及び収縮する際の窮屈感を緩和することができる。そして、左肋骨下部材8及び右肋骨下部材9には、主に縦横方向に伸縮性がありある程度の弾性力のある素材を用いることにより、窮屈感を感じずに下方の肋骨を支え、胴の背側を安定させ、体の腰部の回転運動などに追従することができるようになっている。また、整体ウェア1の背側の背骨部材10には、主に上下方向に伸縮性のある素材を用いることにより、左肩部材4及び右肩部材5、左肋骨上部材6及び右肋骨上部材7、左肋骨下部材8及び右肋骨下部材9を支持し、前屈や座るなどの動作をした場合にも追従することができるようになっている。下部サポーター3の部材としては、仙骨部材17に体になじむ程度の伸縮性は必要であるが、左骨盤ベルト18及び右骨盤ベルト19を支持することができる安定性のある素材を用いる。また、左骨盤ベルト18及び右骨盤ベルト19には、主に横方向に伸縮性がありある程度の弾力性のある素材を用いることにより、下腹部を下から支え、骨盤を安定させることができる。
この整体ウェアの素材としては、着用したときに着心地が良く、体型になじむようなパワーネットやストレッチ性のある機能素材などの伸縮性や強度にバリエーションのあるものが好ましく、気温の変化に対応でき、各種素材の縫い合わせや重ね合わせ、編み組織や糸の種類による成型方法で適切に構成することも可能である。
図3は、他の実施形態の図で、図2の腹部の開口部に他の素材を設けた図であり、(a)は正面図、(b)は左側面図、(c)は背面図である。
図3(a)に示すように、開口部14を含み左肋骨上部材6及び右肋骨上部材7と、左骨盤ベルト18及び右骨盤ベルト19まで連接された左肋骨下部材8及び右肋骨下部材9と、左骨盤ベルト18及び右骨盤ベルト19とで囲まれた部分に、腹部を覆うように左腹部材30及び右腹部材31が連接され、前中心24で左腹部材30と右腹部材31とが接することができるように設けられている。この左腹部材30及び右腹部材31は、左骨盤ベルト18及び右骨盤ベルト19の前側の結合手段20をはずすと、左腹部材30と右腹部材31とは左右に分かれて開放できるようになっており、簡単に着用することができるようになっている。また、左腹部材30と右腹部材31は肥満などによる腹部や腰部の脂肪を押える程度の弾性力があればよいので、伸縮性があり弾性力の弱い素材(肥満の状態により適切な素材を用いる)が用いられている。これにより、腹部や腰部の脂肪による膨らみを目立たなくすることができ、整体ウェア1を着用した上から服を着用した場合、脂肪による膨らみが服に現れることを抑えることができ、窮屈感を感じずに、体のラインを美しく見せることができる。
図4は、他の実施形態の図であり前明きに応用したものの図であり、(a)は図1の前側連接部に係合手段を設けたタイプの図、(b)は図3の前側連接部に係合手段を設け、開口部を三角形状にしたタイプの図である。
図4(a)に示す整体ウェアは図2の開口部14を左肋骨上部材6及び右肋骨上部材7と、左肋骨下部材8及び右肋骨下部材9とで覆っている形状になっている。また、前側連接部27はフック、スナップ、ドット釦などの係合手段で開閉ができるようになっており、左肋骨下部材8及び右肋骨下部材9の端部は接合されておらず開放されている。これにより、図2(a)に比べ腹部の開放感は少なくなるが、腹部全体を覆っているものに比べると、運動時や呼吸時等の体に変化が生じたときの窮屈感を減らすことができる。また、前側連接部27が前明きになっているので着脱が容易にできる。そして、図4(b)は左肋骨下部材8及び右肋骨下部材9が左腹部材30及び右腹部材31を兼ねているので、図3よりも締付感はあるが、開口部28を三角形状に設けることにより、緩和することができ腹部や胴部に脂肪のついている人には効果的である。
また、上記実施形態の各部材において、左骨盤ベルト18及び右骨盤ベルト19の前側の固定部以外は部材同士が基本的に交差しない(重ならない)ように形成されているので、各部材の交差による力の集中がないようになっており、これに伴う力が体に負荷を与えないように各部材は形成されている。そして、背骨部材10を設けていない場合、つまり、左肩部材4と右肩部材5、左肋骨上部材6と右肋骨上部材7、左肋骨下部材8と右肋骨下部材9、がそれぞれ背側で左右直接連接され、または一体的に形成されていても、体を整体する力は多少劣るものの、骨格や筋肉を適度に締め付けることにより、窮屈感なく体を整体することができるようになっている。
上記構成により、体の構造に合った状態で体を支え包み込むことにより、呼吸が楽にできる状態で胸部を支えることができ、腹部に対する圧迫感がなく腹部の重さを感じずに骨盤を支えられ、窮屈感を伴わずに整体ウェア1が体に与える力で背骨と骨盤のバランスが保たれるので、背筋が伸び姿勢が良くなる。また、胸(乳房)の重さや腹部の重さという体が整体ウェア1に与える力で、背骨及び仙骨に整体ウェア1が密着し、密着することにより体を温める効果が発生する。そして、骨格を温めることにより免疫力がアップし、骨格が支えられることにより十分な呼吸ができ、酸素が十分に取り入れられると血流が良くなり、細胞の活性化を促進することになる。また、この整体ウェアは婦人物だけでなく、体型の違いを考慮しサイズを調整すれば、同じ形状、構成の紳士物にも応用することが可能であり、同じ整体効果を得ることができる。そして、左骨盤ベルト18及び右骨盤ベルト19を一体に形成し、トレーニングウェア(袖付きの物や上下一体物を含む)等にこの構成を適用しても同様な整体効果を得ることができる。
体に接する肌着などに利用することができる。
本願発明の一実施形態にかかる整体ウェアの構成を示す図の前側から見た斜視図である。 本願発明の一実施形態にかかる整体ウェアの構成を示す図の背面図である。 図1に示されている整体ウェアを着用した際の正面図である。 図1に示されている整体ウェアを着用した際の左側面図である。 図1に示されている整体ウェアを着用した際の背面図である。 図1に示されている整体ウェアを着用した際の(b)のL−L’、M−M’、N−N’のイメージ的な矢視断面図である。 他の実施形態の図で、図2の腹部の開口部に他の素材を設けた図であり、(a)は正面図、(b)は左側面図、(c)は背面図である。 他の実施形態の図であり前明きに応用したものの図であり、(a)は図1の前側連接部に係合手段を設けたタイプの図、(b)は図3の前側連接部に係合手段を設け、開口部を三角形状にしたタイプの図である。
符号の説明
1 整体ウェア
2 上部サポーター
3 下部サポーター
4 左肩部材
5 右肩部材
6 左肋骨上部材
7 右肋骨上部材
8 左肋骨下部材
9 右肋骨下部材
10 背骨部材
13 肋骨上部材後上端部
15 肋骨上部材前下端部
16 肋骨上部材後下端部
17 仙骨部材
18 左骨盤ベルト
19 右骨盤ベルト
21 後中心
24 前中心
h 背丈

Claims (8)

  1. ベスト状の上部サポーターと帯状の下部サポーターとを有する整体ウェアにおいて、
    前記上部サポーターは、体の胸部及び肩甲骨近傍に位置する左肩部材及び右肩部材と、
    前記左肩部材及び前記右肩部材の下側に体の肋骨中ほどに位置する左肋骨上部材及び右肋骨上部材と、
    前記左肋骨上部材及び前記右肋骨上部材の下側に体の肋骨下部から胴まわりに位置する左肋骨下部材及び右肋骨下部材とを有し、
    前記下部サポーターは、体の仙骨近傍に位置する略逆三角形状の仙骨部材と、
    前記仙骨部材に連接された左骨盤ベルト及び右骨盤ベルトとを有し、
    前記上部サポーターと前記下部サポーターとは前記仙骨部材で連接されたことを特徴とする整体ウェア。
  2. 前記上部サポーターは、体の背骨に位置する背骨部材を有する請求項1に記載の整体ウェア。
  3. 前記仙骨部材と前記背骨部材とを連接した請求項2に記載の整体ウェア。
  4. 前記左肋骨下部材と前記右肋骨下部材とが前記上部サポーターの前側で離反するように設けられた請求項1乃至3のいずれか一つに記載の整体ウェア。
  5. 前記左肋骨下部材と前記右肋骨下部材との離反するところ及び前記左肋骨上部材と前記右肋骨上部材の一部に、肋骨に合うように略三角形状に形成された開口部を有する請求項4に記載の整体ウェア。
  6. 前記左肋骨上部材及び前記右肋骨上部材の背側の下端である肋骨上部材後下端部が、前記左肋骨上部材及び前記右肋骨上部材の前側の下端である肋骨上部材前下端部より上方にある請求項1乃至5のいずれか一つに記載の整体ウェア。
  7. 前記左肋骨上部材及び前記右肋骨上部材が後上りである請求項1乃至6のいずれか一つに記載の整体ウェア。
  8. 前記開口部または前記左肋骨下部材及び前記右肋骨下部材と、前記左骨盤ベルト及び前記右骨盤ベルトとの間に体の腹部及び腰部を覆うように腹部材を設けた請求項5乃至7のいずれか一つに記載の整体ウェア。
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