JP3080398U

JP3080398U - ファンデーション

Info

Publication number: JP3080398U
Application number: JP2001001443U
Authority: JP
Inventors: サチ子川又
Original assignee: 有限会社エステ・メルベイユ
Priority date: 2001-03-19
Filing date: 2001-03-19
Publication date: 2001-09-21
Anticipated expiration: 2007-03-19

Abstract

(57)【要約】【課題】長時間の着用にも着心地が良く、かつ、きち
んとした体型の補正を達成できるファンデーションを提
供するものである。【解決手段】肩吊り部１１を有する胸部１３と、ウエ
スト部１５と、ヒップ部１７を連続させて一体としたフ
ァンデーション１０は、その幅寸法を大きく形成する肩
吊り部１１を有し、胸部１３は袖繰り部１１５の湾曲を
浅くして上腕部および腕の付け根部を深く被覆する構成
とし、後身頃は、袖繰り部１１５からウエスト部１５に
達し、肩甲骨下部に対応する位置で交差３００する２本
の押え布２５０，２７０を配設する構成を具備する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、ファンデーションに関し、特に体型の補正を目的としたファンデーションに関する。

【０００２】

【従来の技術】

胸回りと腰まわりの補正を目的としたオールインワン型ファンデーションは、腰まわりから上半身を１つのファンデーションを着用することにより体型の補正ができ、徴用されている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかし、この種ファンデーションは、上半身の伸縮を統べて肩紐で受けているため、長時間の着用で肩凝りなどの不都合が発生した。また、上半身の屈伸運動などによるファンデーションのずれ上がりを防止するため、前身頃と後身頃を連結した股部を形成しているが、トイレなどの着脱時にいちいち係脱する必要があり、不便であると同時に、体の動きで肩紐を締め付け、窮屈感のある着心地の悪いものとなっていた。さらに、上半身の胸部の整形用のブラジャー部分は、腕の付け根の下部を単に締め付けているので、肩甲骨回りの肉が締め付け部の上に盛り上がって突出し、ブラウスやシャツなどの上衣にその盛り上がりが露出し、体裁の悪い外見となっていた。

【０００４】そこで、この考案は運動によりずりあがること無く、長時間の着用にも着心地が良く、かつ、きちんとした体型の補正を達成できるファンデーションを提供するものである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

本考案の肩吊り部を有する胸部と、ウエスト部と、ヒップ部を連続させて一体としたファンデーションは、その幅寸法を大きく形成する肩吊り部を有し、胸部は袖繰りの湾曲を浅くして上腕部および腕の付け根部を深く被覆する構成とし、後身頃は、袖繰り部からウエスト部に達し、肩甲骨下部に対応する位置で交差する２本の押え布を配設する構成を具備する。

【０００６】また、前記押え布は非伸縮性布、あるいはファンデーション本体の伸縮方向とその伸縮方向を異なる素材で構成する、または、ヒップ部は円筒状をなし、脚部付け根部に達する長さを有している構成を具備する。

【０００７】

【考案の実施の形態】

本考案の実施の形態を図面を参照して説明する。図１は本考案に係るファンデーションの正面図、図２は背面図、図３は斜視説明図である。ファンデーション１０は肩吊り部１１を有する胸部１３、ウエスト部１５、およびヒップ部１７を連結して構成されている。肩吊り部１１はその幅寸法Ｓを３〜６ｃｍと広幅に構成している。そして、腕繰り部１１５は繰りの湾曲を浅くしてほぼ袖繰りのカーブと一致させている。ここで、通常のブラジャーの袖繰りを二点鎖線で示すと、図面に示すように、このファンデーションの腕繰り部１１５は上腕部、腕の付け根部分を深く被覆できる構成となっている。

【０００８】胸部１３は前胸の凸部を被覆する湾曲凸部１３０と、前身頃上腹部を被覆する前胴部１３５Ｆと、後身頃の背部を被覆する後胴部１３５Ｂを有する。前胴部１３５Ｆ，および後胴部１３５Ｂは伸縮素材で構成されている。そして、後胴部１３５Ｂは堅甲骨部分から腕の付け根部分まで被覆するよう、腕繰り部１１５を浅くして背幅寸法を大きく構成している。

【０００９】ウエスト部１５は胴回りを被覆する。ウエスト部１５は伸縮素材で構成されている。ヒップ部１７は伸縮素材で構成されていると共に、着丈長さを長く構成して脚の付け根部分まで被覆できる着丈寸法となっている。

【００１０】そして、胸部１３の湾曲凸部１３０の下部の前胴部１３５Ｆには非伸縮布、あるいは前胴部１３５Ｆの伸縮方向とは異なる伸縮方向を有する布、または伸縮度が強い第１の押え布２００を重合する。第１の押え布２００は腕付け根部分を被覆し、この部分に付着する贅肉を収納して、腕付け根部分を整形する。また、胸部１３の湾曲凸部１３０の谷部分からウエスト部１５の中央部分、および、ヒップ部１７に達する第２の押え布２３０を配設する。第２の押え布２３０は非伸縮布、あるいはウエスト部１５の伸縮方向とは異なる伸縮方向を有する布、または伸縮度が強い布よりなり、ウエスト部１５の中央部分を幅広にしたほぼ菱型形状をなす。そして、着用したとき、腹部分を押圧する働きを有する。

【００１１】また、後身頃は襟ぐりを深く形成すると共に、肩吊り部１１の腕繰り部１１５のほぼ２／３の幅寸法を有する第３の押え布２５０を重合する。

【００１２】第３の押え布２５０は、非伸縮布、あるいは後身頃の素材の伸縮方向とは異なる伸縮方向を有する、または伸縮度が強い布よりなり、腕繰り部１１５から後胴部１３５Ｂの中心（肩甲骨下部）を通ってウエスト部１５に達している。さらに、第３の押え布２５０に交差するように、第３の押え布２５０と同一素材よりなる第４の押え布２７０を配設する。第４の押え布２７０は、第３の押え布２５０が右腕の付け根部分から配設されている場合は、左腕の付け根部分から右ウエスト部に達するように配設する。そして、第３の押え布２５０と第４の押え布２７０は後胴部１３５Ｂとウエスト部１５との境界部分で交差・重合されて、交差重合部３００を形成する。

【００１３】このように構成される、交差重合部３００は肩甲骨下部に位置し、この部分の強力な締め付けを達成できる。さらに、交差する押え布２５０，２７０は互いに腕の付け根部分からウエスト部分を引張って背筋を伸ばす働きを実行し、猫背姿勢を矯正する。また、後胴部１３５Ｂは腕の付け根部分まで延設されているので、この部分の贅肉を収容して整形する。

【００１４】このように、このファンデーションは、体の前面部（前身頃）においては胸部の凸部の矯正、および腕の付け根の贅肉の収容を達成でき、腹部の締め付けができる。また、体の後面部（後身頃）は、肩甲骨近辺の贅肉の収納、および背筋の締め付けを達成して、このファンデーションの着用で全体的な体型の補正ができる。さらに、着丈がヒップ部分の下部、脚部の付け根部分までの長さ寸法となっているので、上半身の動きでずりあがることなく、着心地のよい衣服である。また、ヒップの丸みに添って第５の押え布２９０を配設する。この押え布も非伸縮布、伸縮性の強い布、またはファンデーションの素材と伸縮方向の異なる布よりなり、ヒップアップ効果を有する。

【００１５】

【考案の効果】

本考案は以上のように、長時間の着用にも着心地が良く、かつ、きちんとした体型の補正を達成できるファンデーションを提供するものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案に係るファンデーションの正面図。

【図２】本考案に係るファンデーションの背面図。

【図３】本考案に係るファンデーションの斜視説明図

【符号の説明】

１０ファンデーション１１肩吊り部１３胸部１５ウエスト部１７ヒップ部１１５腕繰り部２００第１の押え布２３０第２の押え布２５０第３の押え布

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】肩吊り部を有する胸部と、ウエスト部
と、ヒップ部を連続させて一体としたファンデーション
であって、前記肩吊り部はその幅寸法を大きく形成すると共に、胸
部は袖繰りの湾曲を浅くして上腕部および腕の付け根部
を深く被覆する構成とし、後身頃は、袖繰り部からウエ
スト部に達する２本の押え布を配設し、該２本の押え布
は肩甲骨下部に対応する位置で交差することを特徴とす
るファンデーション。
【請求項２】前記押え布は非伸縮性素材、あるいはフ
ァンデーション本体の伸縮方向とその伸縮方向を異なる
素材で構成してなる請求項１記載のファンデーション。
【請求項３】前記ヒップ部は円筒状をなし、脚部付け
根部に達する長さを有していることを特徴とする請求項
１記載のファンデーション。