JP3068259B2 - 画像形成方法 - Google Patents

画像形成方法

Info

Publication number
JP3068259B2
JP3068259B2 JP3201924A JP20192491A JP3068259B2 JP 3068259 B2 JP3068259 B2 JP 3068259B2 JP 3201924 A JP3201924 A JP 3201924A JP 20192491 A JP20192491 A JP 20192491A JP 3068259 B2 JP3068259 B2 JP 3068259B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
particles
carrier
toner
particle size
image
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP3201924A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0545930A (ja
Inventor
雄毅 奥山
勇雄 遠藤
真由美 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc filed Critical Konica Minolta Inc
Priority to JP3201924A priority Critical patent/JP3068259B2/ja
Publication of JPH0545930A publication Critical patent/JPH0545930A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3068259B2 publication Critical patent/JP3068259B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Dry Development In Electrophotography (AREA)
  • Developing Agents For Electrophotography (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は静電潜像を二成分現像剤
を用いて現像する画像形成方法に関する。
【0002】
【発明の背景】静電潜像の乾式現像において用いられる
現像剤には、トナー像形成に磁性トナーが当てられる一
成分現像剤とキャリアと静電摩擦帯電させる樹脂トナー
を当てる二成分現像剤がある。
【0003】また現像方法としては、静電潜像面をトナ
ー粒子が摺擦、接触する接触現像法及び帯電トナー粒子
を電界力で静電潜像面へ飛翔着座させるジャンピング方
式等の非接触現像がある。
【0004】近時の多色現像法においては、色濁りを与
えない二成分現像剤と先行着座トナー像を損傷すること
のない非接触現像法とが組合わせ使用されることが好ま
れる。
【0005】現像手法として高画質への道は、現像剤組
成の恒常性の保たれた均一薄層現像剤の現像領域への搬
送、キャリア磁性と現像剤搬送体内蔵の磁石との磁力バ
ランス、作動条件、更に現像領域におけるバイアス電
位、交番電圧等多岐に亘る条件及びその組合せ、条件間
バランス等複写機の設計機能に合せて最適に選ばれる必
要があり、一つの要件が万能であることはない。
【0006】また画質については現像剤の面からも当然
多様な検討要項が控えており、トナー及びキャリア粒子
の組成、粒子の粒度、粒度分布或いはレオロジィ的な検
討が必要である。
【0007】更に現像剤には、流動性、帯電性等の各種
機能補完のため現像剤粉末系に分散、含有させる微粒添
加剤があり、粉末系に含まれる粒子間における相互融
着、特に小粒子の大粒子への付着、または機器壁へのフ
ィルミング、剪断力による破壊、適格粒子からの先行消
費等による現像剤粒子の選択的損耗性による性能劣化、
耐用性の喪失が起こる。
【0008】一方、トナーの懸濁重合或いはキャリア粒
子のコアシェル構造等粒子形態からの検討も行われてお
り、球形粒子の流動性、帯電性、形態的構造強度等の利
点に着目され、それなりの効用が実証されたが、その利
点にも拘わらず球状トナー粒子は条件によってクリーニ
ング不良をもたらすという現象が知られた。
【0009】多色画像においては色調の些細な違いは鋭
敏に感知されるので、クリーニング不良による混色は好
ましくない。
【0010】トナー粒子の形状に関しては、従来の粉砕
法の難を避け、重合法球形粒子の支障を解消する方法と
して、重合微粒子の会合による不定形化(特開昭62-266
559号、特開平2-51164号)の提唱があり、更に不定形化
に加えてトナー樹脂粒子組成の改善(特開昭63-186253
号、同63-282749号)の提案がある。
【0011】更にキャリア粒子についても、キャリア粒
子分布(特開昭57-136660号)、粒子分布及び磁気特性
を規制してキャリアのフィルミング防止、画質向上(特
開昭60-196776号)、帯電性を異にするキャリアを2種
併用して耐用性を上げる(特開昭61-215559号)等の提
案がある。
【0012】いづれの提案もベースになった技術システ
ムにおいて応分の効果を挙げうるが、目的、目標レベル
の異る従って技術要因及び条件の異る他の技術システム
においては万全とは言い難く相当量の技術的努力を経
て、最も効果的な要因の組合せ及び要因条件の選定が必
要である。
【0013】
【発明の目的】本発明の目的は、前記技術的実情に基
き、まづ第一に、鮮鋭性、解像性のよい高画質を与え、
帯電立上りが早くかつトナー帯電分布が均一であり、ま
たトナーへのストレスが小さくまたトナースペントが少
く現像剤薄層形成の容易な現像剤を提供することであ
り、最終的には反復使用において恒常的に高画質画像を
与える画像形成方法の提供である。
【0014】
【発明の構成】 前記本発明の目的は少くとも重合性
単量体の微粒子と着色剤、離型剤を含んで重合された重
合体粒子を更に会合させてなる不定形の平均粒径が3〜
7μmの粒子からなるトナーと、重量粒径分布20〜8
0μmの小粒径のキャリア粒子aと重量粒径分布60〜
120μmの大粒径のキャリア粒子bを含んでなるキャ
リアであって全キャリア中にキャリア粒子aを80〜9
5wt%含むキャリアとを調合してなる現像剤を、現像
剤搬送体上に薄層形成して現像領域に送込み、潜像担持
体と現像剤搬送体の間に交番電界を印加し、潜像担持体
の静電荷像を非接触現像方式によって現像することを特
徴とする画像形成方法によって達成される。
【0015】更に本発明の技術態様にあっては、二山粒
径分布のキャリア粒子a及びbは夫々がコア粒子とな
り、帯電性を調整、補完する帯電制御用樹脂をシェル殻
層として表面コートしたコアシェル粒子のキャリアA及
びBからなるキャリアであることが好ましく、更にキャ
リアAの帯電性がキャリアBの帯電性より大であること
が好ましい。
【0016】以下、本発明を詳細に説明する。
【0017】本発明の重合トナーは懸濁重合法を利用し
て得られる新規な形状を有するものである。即ち、先
ず、重合性単量体及び着色剤、離型剤を含む組成物から
微細な一次粒子を生成せしめ、更に重合を進行させて得
られた会合体粒子であって、該会合体粒子が不定形の形
状を有し、かつ、その粒径が3〜7μmの重合トナーで
ある。
【0018】 ここで微細な一次粒子は、懸濁重合法で
得られる、トナーとして必要な成分を含有したほぼ球形
の微細な懸濁粒子である。本発明の重合トナーは基本的
にはかかる微細な一次粒子が多数凝集して各粒子が会合
状態となっているものであり、粒子同士の表層部分で重
合接合した会合体粒子であって、その形状としては金平
糖状あるいはぶどうの房状等の不定形状を有するもので
ある。また、その会合体粒子の平均粒径は3〜7μmの
範囲にあり、3μm以下では帯電量の安定性か悪くてか
ぶりが発生し易く、かつ実用機においてクリーニング不
良を生じ、また7μm以上では解像度、鮮鋭性が劣化
し、10本/mmの解像度が得られない。
【0019】次に本発明の製造方法について説明する。
【0020】本発明における懸濁重合に用いられる重合
性単量体としては好ましくはエチレン性不飽和二重結合
を有する単量体であり、具体的にはスチレン系単量体、
あるいは、アクリル酸エステル系単量体が用いられる。
スチレン系単量体としては、スチレン、ビニルトルエ
ン、エチルスチレン、p-クロルスチレン、p-n-ブチルス
チレン等が挙げられ、好ましくは、スチレン又はビニル
トルエンが用いられる。アクリル酸エステル系単量体と
しては、アクリル酸エチル、メタクリル酸エチル、アク
リル酸ブチル、メタクリル酸ブチル、アクリル酸メチ
ル、メタクリル酸メチル、アクリル酸プロピル、メタク
リル酸プロピル等が挙げられ、好ましくはアクリル酸ブ
チル、メタクリル酸ブチル又はメタクリル酸メチルが用
いられる。なお、これらの単量体は、夫々単独でも、ま
た混合してもよく、更に必要ならば、N,N-ジメチルアミ
ノエチルメタクリレート、N,N-ジエチルアミノエチルメ
タクリレート及び、ビニルピリジン等のカチオン性の単
量体、又はアクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、フ
マル酸、及び無水マレイン酸等の不飽和脂肪酸並びに不
飽和脂肪酸無水物等のアニオン性単量体を併用してもよ
い。
【0021】着色剤としては、従来のトナーで用いられ
ているものであれば特に制限なく用いることができ、具
体的には、カーボンブラック、酸化鉄、酸化亜鉛、酸化
チタン等を用いることができる。カーボンブラックとし
ては、チャンネルブラックあるいは、ファーネスブラッ
ク等の通常トナーに使用されるものでよく、粒径15〜80
mμ程度のものでよい。
【0022】その添加量としては、重合性単量体に対し
て1〜10wt%好ましくは3〜7wt%であればよく、1wt
%未満であると濃度が十分に出ず又、10wt%をこえても
濃度の顕著な向上が見られず経済的ではない。
【0023】離型剤としてはワックスが用いられ、トナ
ーに離型性を付与するものであれば特に限定されない。
例えば、ポリプロピレンワックス、ポリエチレンワック
ス、マイクロクリスタリンワックス等、通常トナーに使
用されるワックスが挙げられる。
【0024】その添加量としては、重合性単量体に対し
て、1〜5wt%好ましくは、2〜3wt%とするのがよ
い。1wt%未満では、離型性が不十分であり、オフセッ
トが発生し易くなる。又、5wt%をこえても、離型性の
顕著な向上がみられないことから好ましくない。
【0025】本発明では、上記の各種成分を均一に分散
させて懸濁重合を行うが、その際、重合物が所望のゲル
化率となるように、架橋剤を重合性単量体に対して0.1
〜2wt%添加してもよい。
【0026】ゲル化率としては、樹脂分総量に対して、
テトラヒドロフランに不溶の樹脂分含量が、50wt%以
下、好ましくは45wt%以下とするのがよい。ゲル化率が
50wt%を越えると、得られるトナーの軟化点が高くなり
すぎ、トナーを使用する際に定着するための熱エネルギ
ーを多く必要とするので好ましくない。
【0027】かかる架橋剤としては、通常使用されてい
るものであればよく、例えばジビニルベンゼン、ジビニ
ルナフタレン、エチレングリコールジメタクリレート、
ジビニルエーテル等の2個のビニル基を有する化合物あ
るいはトリメチロールプロパントリアクリレート等の3
個のビニル基を有する化合物が挙げられ、これらは夫々
単独に、あるいはこれらを混合して用いられる。
【0028】更に前記重合性単量体を含む組成物には重
合開始剤が添加される。重合開始剤としても通常使用さ
れているものであればよく、例えば、アゾビスイソプチ
ロニトリル、アゾビス-2,4-ジメチルバレロニトリル等
が用いられる。
【0029】本発明では、これらの各種成分を均一に分
散懸濁させることが重要であり、かかる均一な懸濁物を
調製するためには、重合性単量体、着色剤及び添加剤を
混合しておき、不活性ガスの雰囲気下で、強力な撹拌機
又は分散機例えば、ホモミキサー、ホモジナイザー又は
ディスパーサ等を用い、回転数4000〜10000回転で10〜6
0分間強力に分散することにより達成される。該懸濁物
を調製する際の各種成分の添加順序は特に限定されるも
のではなく、一括で添加してもよいし、順次添加しても
よい。また分散時の温度は、室温でも若干加温しながら
でも、又、冷却しながらでもよいが、加温する場合に
は、重合開始剤の分解温度に達しないような温度で行う
か、又は重合開始剤のみを、分散終了後分解温度以下に
冷却してから添加し再度分散するのが好ましい。更に分
散処理中に発熱する場合には、冷却しながら分散するの
が好ましく、この場合にも、重合開始剤は分散終了間際
に添加するのが望ましい。
【0030】本発明では、強力な撹拌を行いながら、時
々顕微鏡で観察して微細懸濁粒子が得られる様に分散時
間及び回転数等を調節、選択する。
【0031】なお、本発明ではこの様な懸濁物を得る際
の懸濁安定剤として、鹸化度60〜85%のポリビニルアル
コールを用いると、懸濁の安定と共に後述する微細重合
粒子の凝集に効果的に機能するので極めて好ましい。
【0032】所望の微細懸濁粒子が形成されたら、不活
性ガス雰囲気下、50〜90℃で6〜10時間懸濁重合を行う
が、その際の撹拌機は、微細懸濁粒子の形成に使用した
撹拌機又は分散機をそのまま使用してもよいし、また、
羽根型や錨型の撹拌機に交換して懸濁重合してもよい。
【0033】その際、球形であった微細懸濁粒子は、所
定の重合温度に昇温すると、除々に凝集を始め、昇温後
2〜3時間までの数個ないし数十個の微細粒子が凝集し
た金平糖あるいはぶどうの房状の不定形会合粒子を形成
する。
【0034】この会合体は更に重合が進むにつれて会合
粒子の接点が強固に融着し粒子強度が上がって会合体と
して安定する。
【0035】このようにして、重合温度50〜90℃、重合
時間6〜10時間で懸濁重合を行うと、微細懸濁粒子が数
個ないし数十個凝集して重合し、この会合体が1個の不
定形粒子を形成する重合物が得られる。
【0036】重合反応終了後、冷却、濾過、洗浄及び乾
燥し、更に、所望のトナー粒径に分級すると、目的とす
る重合トナー粒子が得られる。
【0037】本発明において、キャリアコア粒子として
用いる磁性体としては、フェライト、マグネタイトを始
めとする鉄、コバルト、ニッケルなどの強磁性を示す金
属若しくは合金またはこれらの元素を含む化合物、ある
いは強磁性元素を含まないが適当な熱処理を施すことに
よって強磁性を示すようになる合金、例えばマンガン−
銅−アルミニウム、マンガン−銅−錫などのマンガンと
銅とを含むホイスラ合金と呼ばれる種類の合金、または
2価の金属を含む酸化鉄を挙げることができる。
【0038】またキャリア・シェルとして帯電制御のた
め、スチレン-アクリル系、弗素系、シリコーン系樹脂
を用いてコーティングしてコアシェル粒子とされる。
【0039】コーティング方法は、溶媒に溶解させ噴霧
する方法でも、樹脂粒子を気流中でコア粒子に衝撃によ
り打ちつける方法でもよい。
【0040】キャリアの平均粒径は、ソニック・シフタ
(ATM社製)で分布を測定し、累積した時の50%を平均
粒径とした。
【0041】 粒径分布20〜80μmの小粒径のキャ
リア粒子aによるキャリアAにトナーの搬送を担わせ、
現像性、画像性への効果に寄与させる。
【0042】20μm以下では、キャリア付着が多く感光
体等を傷めて実用性がない。
【0043】80μm以上では、トナーの搬送効果が小さ
く現像性、画質が低い。
【0044】 粒径分布60〜120μmの大粒径のキ
ャリア粒子bによるキャリアBは、粒径の小さいキャリ
に比べて流動性がよく、現像器内での撹拌混合性が
よい。これにより、キャリアとトナーの均一混合を促進
する。従って、帯電立ち上りが速く、帯電量分布の狭い
現像剤が得られる。
【0045】また、現像剤を搬送担体上で薄層にするた
めに弾性ブレード、磁性棒等により圧力がかかりキャリ
ア及びトナー表面が変化、もしくは粒子崩壊を起す。本
発明においては粒径の異るキャリアA及びBを共存させ
てトナー搬送性を保護し、かつトナー帯電量への寄与を
保存した耐用性のよい現像剤が得られる。
【0046】60μm以下では、上記効果が小さく、また1
20μm以上では、薄層形成の効率が悪い。
【0047】またキャリアA及びBの混合割合は、キャ
リアB5〜20wt%が良結果を与える。好ましくは8〜15
wt%がよい。
【0048】5wt%以下では、均一混合の効果が小さ
く、帯電量分布が広くなってしまい、かぶりが発生しや
すく、解像度も低くなる。
【0049】20wt%以上では、小粒径キャリアと大粒径
キャリアの混合性が違うため逆に帯電量分布が広くなっ
てしまい画質が低下する。
【0050】従って、小粒径キャリアと大粒径キャリア
の帯電性を違えて調整することが好ましく、大粒径キャ
リアの帯電性を低くすることが適当である。この処置に
よってトナーのキャリアへの付着力を低くし、トナース
ペントを防ぐ効果がある。
【0051】本発明の現像剤には従来用いられている各
種の技術、性能改善のための補助剤等は本発明の効果を
損なわぬ限り積極的に取入れ活用することができる。例
えば粒子その他の被覆技術、また前記以外の補助剤とし
ては電荷制御剤、酸化防止剤、滑剤或は流動化剤の併用
も可能である。
【0052】本発明の現像剤に、流動化剤として無機微
粒子を用いることが好ましい。このような無機微粉末と
しては例えば、シリカ微粉末、アルミナ、酸化チタン、
チタン酸バリウム、チタン酸マグネシウム、チタン酸カ
ルシウム、チタン酸ストロンチウム、酸化亜鉛、珪砂、
クレー、雲母、珪灰石、珪藻土、酸化クロム、酸化セリ
ウム、ベンガラ、三酸化アンチモン、酸化マグネシウ
ム、酸化ジルコニウム、硫酸バリウム、炭酸バリウム、
炭酸カルシウム、炭化珪素、窒化珪素などが挙げられる
が、シリカ微粉末が特に好ましい。
【0053】更に本発明に於てはこれら無機微粒子はア
ミン変性シリコーン化合物で表面処理されると正帯電性
に効果的である。
【0054】無機微粒子の粒径は、その1次粒子の平均
粒径が、3mμ〜2μm、特に5〜500mμ の範囲内のも
のであることが好ましい。また、BET法による比表面積
は、20〜500m2/gであることが好ましい。前記無機微粒
子を用いて現像剤を構成する場合には、無機微粒子がト
ナーの粒子粉末に外部から添加混合されることによりト
ナー粒子の表面に付着された状態で含有され、これにさ
らにキャリア等が混合される。
【0055】前記無機微粒子の含有割合は、トナーの0.
1〜5wt%であることが好ましく、特に0.1〜2wt%であ
ることが好ましい。
【0056】また前記以外の着色剤としては、例えば、
ニグロシン染料 (C.I.No504158)、アニリンブルー (C.
I.No50405)、カルコオイルブルー (C.I.Noazoic Blue
3)、クロムイェロー (C.I.No14090)、ウルトラマリンブ
ルー (C.I.No77103)、デュポンオイルレッド (C.I.No26
105)、キノリンイェロー (C.I.No47005)、メチレンブル
ークロライド (C.I.No52015)、フタロシアニンブルー
(C.I.No74160)、マラカイトグリーンオクサレート (C.
I.No42000)、ランプブラック (C.I.No77266)、ローズベ
ンガル (C.I.No45435)、これらの混合物などを用いるこ
とができる。
【0057】荷電制御剤としては、従来から知られてい
るものを用いることができ、例えば、ニグロシン系染
料、含金属染料等が挙げられる。
【0058】
【0059】
【0060】本発明に係る現像剤は、電子写真複写機に
おいて形成された静電像の現像に供され、得られたトナ
ー像は転写紙上に静電転写された上加熱ローラ定着器に
より定着されて複写画像が得られる。
【0061】図1に本発明方法の実施に用いる装置の一
例を示した。この例にあっては、潜像担持体を構成する
回転ドラム型感光体1の外周面と対向するように金属製
回転スリーブ2を配置し、このスリーブ2に磁性を有す
るキャリアとトナーとより成る二成分現像剤Pを供給す
る現像剤タンク3を設け、スリーブ2を前記感光体1と
逆方向に回転せしめて現像領域Dにおいて感光体1と同
方向に進行せしめるようにし、現像剤タンク3内に充填
した現像剤Pをスリーブ2上に供給して磁石体Mの作用
を利用して搬送し、現像剤量規制部材4によって規制さ
れスリーブ2の外周面上に形成される帯電現像剤層を、
当該スリーブ2と前記感光体1とが互いに対向する現像
領域Dに搬入せしめ、この現像領域Dにおいて、例示装
置においては、非接触現像方式による現像手段により、
感光体1に支持されている静電荷像を現像する。ここに
非接触現像方式による現像手段としては、当該静電荷像
の画像部以外のバックグラウンドの電位を現像上無効に
するために必要に応じて正又は負の100〜300V程度の直
流バイアス電圧を印加する手段或いは、電圧100V〜2K
V、周波数100Hz〜5KHzの振動電圧を印加する手段(例
えば米国特許3,866,574号或いは特開昭55-18656号参
照)を利用することができる。図中Bはこのバイアス電
源である。又感光体1の表面とトナー層との最近接間隔
は通常1mm以下に設定される。
【0062】尚、図1の例において、スリーブ2の回転
方向は、現像領域Dにおける進行方向が感光体1と逆に
なる方向であってもよいが、何れにせよスリーブ2の速
度は感光体1に比して同等以上とするのが好ましい。
【0063】この帯電現像剤層は、次に現像領域Dに搬
入され、ここで感光体1と対向した状態で、トナーTが
飛翔し、感光体1上の静電荷に静電引力により付着する
ようになり、その結果静電荷像が現像される。
【0064】而して本発明においては、以上のように、
現像領域Dに搬入されるトナーが十分大きな帯電量を有
すること、及びスリーブ2上の帯電現像剤が均一な厚さ
の層状であってこれと感光体1との間の間隙の大きさを
好ましい範囲に規制されることから、感光体1上の静電
荷像を確実に且つ容易に現像することができ、結局良好
な可視画像を安定に形成することができる。
【0065】更に現像剤の必要な帯電を高速で行なうこ
とができるため、現像手段において従来における以上の
高周波電圧、例えば、電圧0〜2KV、周波数50Hz〜50KH
z程度の高周波電圧を利用することにより、高速現像を
十分に実現することが可能となる。
【0066】本発明方法が適用される二成分現像剤のト
ナーは電荷保持能を有することが必要であり、このため
にトナーTは1010Ω・cm以上の比抵抗を有するものであ
ることが好ましい。また現像工程における条件から、通
常の粒径が0.1〜100ミクロンの範囲内のものが好まし
い。
【0067】
【実施例】実施例1 キャリア・コアはCu−Znフェライトで平均粒径45
μm、95μmを用いてMMA−stの共重合体の樹脂
粒子を用いて、機械的衝撃力による乾式コートを行った
(MECコート;特開平2−87167号公報参照)。
【0068】キャリアの混合比を45μm粒子:95μm粒子
=95:5にした。
【0069】トナーは、該樹脂粒子を懸濁重合で作成
し、その表面に顔料又は、離型剤,CCA,シリカから任
意に選択したものを付着させ、更に粒子同志を凝集さ
せ、平均粒径5μmのトナーを得た。
【0070】このトナーに、シリカ、酸化チタンを混合
処理した。複写機としては、コニカ8028(コニカ社
製)をそのまま用いて画出しを行なった。
【0071】8本/mmを再現し、鮮鋭度の高い画質が得
られた。
【0072】10万コピーまで画像濃度の低下はなかっ
た。
【0073】比較例(1) 95μmのキャリアを用いなかった以外は実施例1と同
等。初期は8本/mmの画像が得られたが、数十コピーで
かぶりが発生した。
【0074】1万コピーで画像濃度が1.0以下になっ
た。
【0075】実施例2 キャリア・コアに平均粒径30μm,70μmを用いた。MMA-
stの共重合体比を変えてMECコートした。
【0076】 混合比は30μm粒子:70μm粒子=
80:20とした。
【0077】トナーも同等の製法により3μmとした。
外添剤も同等に処理した。
【0078】尚、この時のトナーの帯電量は、30μm粒
子は30μC/g,90μm粒子は26μC/gであった。
【0079】複写機はU-Bix3035(コニカ社製)を
改造して交番電界を印加するようにした。
【0080】20本/mmの解像度を示した。
【0081】10万コピーまでかぶりは発生せず、またべ
た濃度低下はなかった。
【0082】比較例(2) 8μmのトナーを用いた以外は実施例2と同等にした。
【0083】10本/mmしか再現しなかった。
【0084】3万コピーでかぶりが発生した。
【0085】
【発明の効果】画質として、コピー濃度が高く、解像性
のよい画像が得られ、また反復使用において帯電の立上
りの早いまた帯電量分布の均一な、またトナーへのスト
レスの小さい現像剤層形成に適した現像剤による画質信
頼性の高い画像形成方法が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に使用される現像装置例の現像部分の構
成の説明図である。
【符号の説明】
1 感光体 2 スリーブ 3 現像剤タンク 4 現像剤量規制部材 V 交流電源 P 二成分現像剤 D 現像領域 M 磁石体 B バイアス電源
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−54277(JP,A) 特開 昭62−38476(JP,A) 特開 昭58−140753(JP,A) 特開 平1−92757(JP,A) 特開 昭61−215559(JP,A) 特開 昭63−186253(JP,A) 特開 平2−51164(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 9/08 G03G 9/10 G03G 15/08

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少くとも重合性単量体の微粒子と着色
    剤、離型剤を含んで重合された重合体粒子を更に会合さ
    てなる不定形の平均粒径が3〜7μmの粒子からなる
    トナーと、重量粒径分布20〜80μmの小粒径のキャ
    リア粒子aと重量粒径分布60〜120μmの大粒径の
    キャリア粒子bを含んでなるキャリアであって全キャリ
    ア中にキャリア粒子aを80〜95wt%含むキャリア
    とを調合してなる現像剤を、現像剤搬送体上に薄層形成
    して現像領域に送込み、潜像担持体と現像剤搬送体の間
    に交番電界を印加し、潜像担持体の静電荷像を非接触現
    像方式によって現像することを特徴とする画像形成方
    法。
  2. 【請求項2】 キャリア粒子a及びbを夫々コア粒子と
    し、帯電制御用樹脂をシェル殻層として表面コートし、
    夫々によりキャリアA及びBを形成したことを特徴とす
    る請求項1に記載の画像形成方法。
  3. 【請求項3】 前記キャリアAの帯電性がキャリアBの
    帯電性よりも大であることを特徴とする請求項2に記載
    の画像形成方法。
JP3201924A 1991-08-12 1991-08-12 画像形成方法 Expired - Fee Related JP3068259B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3201924A JP3068259B2 (ja) 1991-08-12 1991-08-12 画像形成方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3201924A JP3068259B2 (ja) 1991-08-12 1991-08-12 画像形成方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0545930A JPH0545930A (ja) 1993-02-26
JP3068259B2 true JP3068259B2 (ja) 2000-07-24

Family

ID=16449054

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3201924A Expired - Fee Related JP3068259B2 (ja) 1991-08-12 1991-08-12 画像形成方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3068259B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0545930A (ja) 1993-02-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TW583519B (en) Image formation method, replenishing toner used in this method and method of producing the same, and carrier-containing toner cartridge
JP4168604B2 (ja) 現像方法及び画像形成方法
JP4305019B2 (ja) 画像形成方法
JP3871766B2 (ja) 静電荷像現像用トナー、静電荷像現像用トナーの製造方法、静電荷像現像剤及び画像形成方法
JP4103556B2 (ja) 静電荷像乾式トナー組成物、その製造方法、現像剤、及び画像形成方法
JP4113304B2 (ja) 画像形成方法、トナー、及び、画像形成装置
JP2006267280A (ja) 静電荷現像用トナー、静電荷現像剤、画像形成方法
JP3068259B2 (ja) 画像形成方法
JP3219926B2 (ja) 静電潜像現像剤用磁性キャリア、静電潜像現像剤および画像形成方法
JP3957045B2 (ja) 画像形成装置及び画像形成方法
JP2006098816A (ja) 現像装置
JPH11194540A (ja) 非球形粒子、静電荷潜像現像用トナー、現像剤及びそれを用いた画像形成方法
JP4134497B2 (ja) 画像形成方法及びそれらに用いられる静電潜像現像用トナー
JP3864611B2 (ja) 静電荷潜像現像用トナー、その製造方法、該トナーを用いる現像剤および画像形成方法
JP2004301910A (ja) 電子写真用現像剤
JPH0546018A (ja) 画像形成方法
JP3104487B2 (ja) 正荷電性トナーおよび2成分現像剤
JP2006071846A (ja) 現像装置
JP3637449B2 (ja) 画像形成方法
JP4151213B2 (ja) 画像形成方法
JP3624725B2 (ja) 静電荷像現像剤及び画像形成方法
US5786120A (en) Two component developer
JPH01126670A (ja) 電子写真作像方法
JP2792101B2 (ja) プリンター用現像剤
JP2001166659A (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20000502

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080519

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090519

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100519

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110519

Year of fee payment: 11

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees