JP3067922U - ユニット形エアフィルタとそのフィルタ枠 - Google Patents

ユニット形エアフィルタとそのフィルタ枠

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上 英 明 村
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  • Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 運搬や保管の際は、フィルタ枠とその内部に
装填した濾材とを平たく潰して全体を薄型化することが
でき、また、使用の際は、フィルタ枠と濾材の潰れた状
態が自動的に解消される使い捨てのユニット形エアフィ
ルタを提供する。 【解決手段】 板紙で形成したフィルタ枠1の四角い枠
体2の周囲四隅5a〜5dにその四隅を切り裂く切込み
6が形成されると共に、当該枠体2の周囲四面7a〜7
dに沿ってその四面を山折りする折り目8が形成され、
当該枠体2の正面側と背面側との間に、圧縮性と圧縮状
態から復元する復元性とを有した濾材10が装填されて
いる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、空気中の塵埃を除去したり、塗装ブースの排気中に含まれた塗料ミ ス等を捕集するために使用されるエアフィルタに係り、特に、集塵器や給排気用 ダクト等に設けられたフィルタ取付枠の枠内に着脱自在に嵌め込んで取り付ける ユニット形エアフィルタに関する。
【0002】
【従来の技術】
ユニット形エアフィルタは、パネル形エアフィルタとも称され、図3に示すよ うに、フィルタ枠30の四角い枠体31の正面側と背面側との間に、極細のガラ ス繊維を絡み合わせたグラスウールや、綿布、不織布、プラスチックスポンジ、 あるいはプリーツ状に折り曲げた紙などで成る濾材32を装填する構造になって いる。
【0003】フィルタ枠30は、その本体となる四角い枠体31が金属枠や木枠 で形成され、当該枠体31の正面側と背面側に着脱自在に取り付けられた金属棒 等で成る濾材保持用リテーナ33を取り外して、内部に装填された濾材32を交 換するようにしたものが一般的である。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、濾材を交換するには、フィルタ枠30の四角い枠体31から濾 材保持用リテーナ33を取り外して、その枠体31の内部から塵埃や塗料等が付 着した濾材32を取り出し、その枠体31の内部に未使用の濾材を装填して、再 び、濾材保持用リテーナ33を取り付けなければならず、しかも、枠体31の内 部から取り出す濾材32は、塵埃や塗料等が多量に付着して汚れているので、そ の交換作業は非常に面倒であった。
【0005】また、濾材32が、繊維径20〜30μmの極細のガラス繊維を絡 み合わせたグラスウールの場合は、これを交換する際に手が触れて細かく砕け散 ったガラス繊維が作業者の衣服や身体に付着して、皮膚にチクチクとした痛みや 不快な痒みを生じさせることがある。
【0006】そのため、最近は、濾材に直接手を触ることなく、その濾材を装填 したフィルタ枠ごとそっくり交換する安価な使い捨てのユニット形エアフィルタ も市販されており、この市販品は、フィルタ枠の四角い枠体が段ボール紙等の板 紙で形成されると共に、その枠体の正面側及び背面側に複数の通風孔を穿設した 板紙で成る濾材保持用リテーナが形成されて、フィルタ枠全体が角箱形状となっ ている。
【0007】しかし、このような使い捨てタイプのユニット形エアフィルタは、 濾材だけを交換する従来タイプに比べて、その濾材の交換作業がワンタッチで簡 単に行えるので、使用するには大変便利であるが、全体的に嵩張るので、運搬し たり保管するには非常に不便である。
【0008】そこで本考案は、運搬や保管にも便利な使い捨てタイプのユニット 形エアフィルタを提供することを技術的課題としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本考案は、フィルタ枠の四角い枠体の正面側と背 面側との間に濾材を装填するユニット形エアフィルタにおいて、前記枠体が板紙 で形成されて、当該枠体の周囲四隅にその四隅を切り裂く切込みが形成されると 共に、当該枠体の周囲四面に沿ってその四面を山折りする折り目が形成され、当 該枠体の正面側と背面側との間に、圧縮性と圧縮状態から復元する復元性とを有 した濾材が装填されていることを特徴とする。
【0010】本考案のユニット形エアフィルタは、フィルタ枠の四角い枠体を正 面側と背面側から押圧すると、その枠体の周囲四面が山形に折れて、フィルタ枠 全体が平たく潰れると同時に、そのフィルタ枠の内部に装填した濾材も圧縮され て潰れるので、運搬や保管の際に便利なように薄型化することができる。
【0011】また、使用の際は、フィルタ枠をフィルタ取付枠の枠内に嵌め込ん だときに、そのフィルタ取付枠によってフィルタ枠の四角い枠体の周囲四面が山 形に折れないように押さえられるので、フィルタ枠が平たく潰れることはなく、 また、フィルタ枠の内部に装填した濾材は、自らが有する復元性によって運搬や 保管の際に圧縮されて潰れた状態から圧縮される前の状態に復元する。
【0012】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の実施形態を図面によって具体的に説明する。 図1は本考案に係るユニット形エアフィルタの一例を示す斜視図、図2はその 使用状態を示す斜視図である。
【0013】本例のユニット形エアフィルタは、フィルタ枠1の四角い枠体2が 板紙で形成されると共に、その枠体2の正面側と背面側に、複数の通風孔3を穿 設した板紙で成る濾材保持用リテーナ4が形成されて、フィルタ枠1全体が角箱 形状となっている。
【0014】また、フィルタ枠1は、四角い枠体2の周囲四隅5a〜5dに、そ の四隅を夫々切り裂く切込み6が形成されると共に、当該枠体2の周囲四面7a 〜7dに沿って、その四面を夫々山折りする折り目8が形成されている。
【0015】更に、四角い枠体2の正面側又は背面側の角隅部には、タッチクロ ーズ型ファスナーに使用するフック面シート9が粘着剤や両面接着テープ等で貼 着されている。
【0016】そして、板紙で濾材保持用リテーナ4が形成された枠体2の正面側 と背面側との間に、圧縮性と、圧縮状態から復元する復元性とを有したグラスウ ール、不織布、プラスチックスポンジ、あるいはプリーツ状に折り曲げた紙など で成る濾材10が装填されている。
【0017】しかして、フィルタ枠1を正面側と背面側から軽く押圧すると、四 角い枠体2の周囲四隅5a〜5dに形成された切込み6が口を開き、その枠体2 の周囲四面7a〜7dが夫々折り目8の部分で山折りされて、フィルタ枠1が全 体的に平たく潰れると同時に、そのフィルタ枠1の内部に装填した濾材10も濾 材保持用リテーナ4で全体的に圧縮されて薄く潰れた状態となるので、エアフィ ルタを嵩張らないように圧縮して薄型化した状態で運搬したり保管することがで きる。
【0018】また、フィルタ枠1は、正面側と背面側からの押圧状態が解除され ると、その内部に装填した濾材10が圧縮状態から復元しようとする復元力も作 用して、押圧されて平たく潰れた状態が、ある程度解消されるので、集塵器や排 気ダクト等に設けられた四角いフィルタ取付枠11の枠内に嵌め込むことはさほ ど難しくないし、その枠内に嵌め込んで行くと、枠体2の周囲四面7a〜7dの 山折れ状態も自動的に解消されて、潰れた部分のない角箱形状に復元する。
【0019】また、フィルタ枠1をフィルタ取付枠11の枠内に嵌め込むと、そ のフィルタ取付枠11によって、フィルタ枠1の四角い枠体2の周囲四面7a〜 7dが山折れしないように押さえられるので、エアフィルタの使用中にそのフィ ルタ枠1が潰れるおそれは全くない。
【0020】また、フィルタ枠1の潰れた状態が解消されると、そのフィルタ枠 1の内部に装填した濾材10は、圧縮状態から復元する復元性によって、自らも 潰れた状態を速やかに解消することができるので、除塵効果や塗料ミストの捕集 効果が低下したり損なわれるおそれもない。
【0021】更に、四角い枠体2の正面側又は背面側に、ウェッブ状のシートを 着脱自在に引っ掛け止めることができる多数のフックを有したフック面シート9 が貼着されているので、例えば、空気が流入する枠体2の正面側に、その内部に 装填した濾材10よりも低密度の不織布濾材12を張り付けたり、あるいは、空 気が流出する枠体2の背面側に、濾材10よりも高密度の不織布濾材を張り付け るなどして、濾材の密度勾配をつけることもできる。
【0022】なお、図示のフック面シート9は、枠体2の正面側又は背面側の角 隅部にだけ点在するように貼着させているが、これに加えて,枠体2の四辺の中 間部にも点在するように貼着させたり、あるいは、点在させずに、枠体2の対向 二辺又は四辺に沿って帯状に連続するように貼着しても良い。
【0023】また、濾材10は、角箱形状のフィルタ枠1を組み立てる製箱工程 でフィルタ枠1の内部に装填しても良いし、枠体2の周囲四面7a〜7dの一つ を開閉可能な蓋形フラップに成形して、製箱工程終了後に、その蓋形フラップを 開けて濾材10を装填するようにしても良い。
【0024】
【考案の効果】
本考案のユニット形エアフィルタは、安価で使い捨てにできるのみならず、そ のフィルタ枠と、フィルタ枠の内部に装填した濾材とを平たく潰して、全体的に 薄型化することができるので、運搬したり保管する際に便利であると同時に、使 用する際は、フィルタ取付枠に取り付けることによってフィルタ枠と濾材の潰れ た状態が自動的に解消されるという大変優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るユニット形エアフィルタの一例を
示す斜視図
【図2】本考案に係るユニット形エアフィルタの使用状
態を示す斜視図
【図3】従来一般のユニット形エアフィルタを示す斜視
【符号の説明】
1・・・・・・・フィルタ枠 2・・・・・・・四角い枠体 3・・・・・・・通風孔 4・・・・・・・濾材保持用リテーナ 5a〜5d・・・四角い枠体の周囲四隅 6・・・・・・・切込み 7a〜7d・・・四角い枠体の周囲四面 8・・・・・・・折り目 9・・・・・・・フック面シート 10・・・・・・・濾材

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フィルタ枠の四角い枠体の正面側と背面
    側との間に濾材を装填するユニット形エアフィルタにお
    いて、前記枠体(2)が板紙で形成されて、当該枠体
    (2)の周囲四隅(5a〜5d)にその四隅を切り裂く
    切込み(6)が形成されると共に、当該枠体(2)の周
    囲四面(7a〜7d)に沿ってその四面を山折りする折
    り目(8)が形成され、当該枠体(2)の正面側と背面
    側との間に、圧縮性と圧縮状態から復元する復元性とを
    有した濾材(10)が装填されていることを特徴とする
    ユニット形エアフィルタ。
  2. 【請求項2】板紙で形成された四角い枠体(2)の周囲
    四隅(5a〜5d)にその四隅を切り裂く切込み(6)
    が形成されると共に、当該枠体(2)の周囲四面(7a
    〜7d)に沿ってその四面を山折りする折り目(8)が
    形成されていることを特徴とするユニット形エアフィル
    タのフィルタ枠。
  3. 【請求項3】前記枠体(2)の正面側と背面側に、複数
    の通風孔(3)を穿設した板紙で成る濾材保持用リテー
    ナ(4)が形成されている請求項2記載のフィルタ枠。
  4. 【請求項4】前記枠体(2)の正面側又は背面側に、タ
    ッチクローズ型ファスナーに使用するフック面シート
    (9)が貼着されている請求項2又は3記載のフィルタ
    枠。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013223816A (ja) * 2012-04-19 2013-10-31 Mitsubishi Electric Corp フィルター枠及びそれを備えた換気装置
JP2021049497A (ja) * 2019-09-25 2021-04-01 東洋アルミエコープロダクツ株式会社 フィルター構造体
JP7338910B1 (ja) 2022-03-30 2023-09-05 株式会社シグマ エアフィルタ

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JP7377657B2 (ja) 2019-09-25 2023-11-10 東洋アルミエコープロダクツ株式会社 フィルター構造体
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