JP3067874B2 - 光ディスク、光ディスク再生装置及び光ディスクの記録再生方法 - Google Patents

光ディスク、光ディスク再生装置及び光ディスクの記録再生方法

Info

Publication number
JP3067874B2
JP3067874B2 JP784092A JP784092A JP3067874B2 JP 3067874 B2 JP3067874 B2 JP 3067874B2 JP 784092 A JP784092 A JP 784092A JP 784092 A JP784092 A JP 784092A JP 3067874 B2 JP3067874 B2 JP 3067874B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information
pit
disk
unit
light
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP784092A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH05197969A (ja
Inventor
貴之 野本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Pioneer Corp
Original Assignee
Pioneer Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Pioneer Corp filed Critical Pioneer Corp
Priority to JP784092A priority Critical patent/JP3067874B2/ja
Priority to US07/998,056 priority patent/US5359591A/en
Priority to DE69223129T priority patent/DE69223129T2/de
Priority to EP19920311868 priority patent/EP0553573B1/en
Publication of JPH05197969A publication Critical patent/JPH05197969A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3067874B2 publication Critical patent/JP3067874B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B7/00Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
    • G11B7/24Record carriers characterised by shape, structure or physical properties, or by the selection of the material
    • G11B7/2407Tracks or pits; Shape, structure or physical properties thereof
    • G11B7/24085Pits
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B7/00Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
    • G11B7/004Recording, reproducing or erasing methods; Read, write or erase circuits therefor
    • G11B7/005Reproducing
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B7/00Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
    • G11B7/24Record carriers characterised by shape, structure or physical properties, or by the selection of the material
    • G11B7/2407Tracks or pits; Shape, structure or physical properties thereof
    • G11B7/24085Pits
    • G11B7/24088Pits for storing more than two values, i.e. multi-valued recording for data or prepits

Landscapes

  • Optical Recording Or Reproduction (AREA)
  • Optical Record Carriers And Manufacture Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光ディスク、光ディス
ク再生装置及び光ディスクの記録再生方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、図19に示すように、音楽情報や
映像情報を、情報記録面95上における情報ピット91
のピット長さをパラメータとする信号に変換して記録
し、再生時には、この情報ピット91にレーザ光を所定
の直径を有するビームスポットLSとなるように照射
し、その回折反射光をフォトダイオード等から成る光検
出器で検出して電気信号として出力し、この電気信号中
から記録されていた音楽情報や映像情報を、記録時とは
逆の信号変換を施して抽出し出力する光ディスク92及
びこの光ディスク92を再生するための光ディスク再生
装置が知られており、その例としてコンパクトディスク
(CD)やレーザビデオディスク(LVD)等が知られ
ている。図19において、93はポリカーボネート樹脂
等から成る基板を、94は保護層を示している。
【0003】これらの光ディスクの情報記録密度は、図
20に示す情報ピット91のピット列の中心線であるト
ラックどうしの間隔、すなわちトラックピッチP1 の値
と、情報ピット91上に照射されるレーザ光のビームス
ポットLSの直径の値によって大きく左右される。従っ
て、現在、より多くの情報をディスクに記録すべく、ト
ラックピッチの値を現状の値よりさらに狭めるための各
種の試みがなされている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図19及び図
20に示す例のような場合には、問題は生じないが、例
えば、図21に示すように、トラックピッチを従来の値
1 よりも小さい値P2 (例えばP2 =P1 /2)に設
定すると、レーザ光のビームスポットLSの範囲内に、
読みとしられるべき情報ピット91Aの他に両隣のトラ
ックの情報ピット91B、91Cが含まれてしまう事に
なる。従って、このままではクロストーク量が多くな
り、実用に耐えない。
【0005】一方、レーザ光のビームスポットLSの直
径をさらに縮小する試みもなされているが、図22に示
すように、波長λのレーザ光を対物レンズOLで焦点距
離fの位置に集光した場合の最小ビーム直径wは以下の
式のようになる。
【0006】
【数1】 ここに、NAは対物レンズOLの開口数と呼ばれる量で
あり、レンズの屈折率をn、レンズからの光の射出角θ
とすると、 NA=n×sinθ …(2) となる。従って、レーザビーム直径wを小さくするため
には、波長λを小さくするか、開口数NAを大きくすれ
ばよい。レーザ光の波長λに関しては、現在光ディスク
に用いられている半導体レーザの波長は、λ=0.78
0μm(μmは10-6メートル)程度である。また開口
数NAの値については、CDの場合、NA=0.45程
度である。このことから、レーザビーム直径wは、
【0007】
【数2】 程度となる。そのため、あるピット列上にレーザビーム
スポットが照射されているときにクロストークが生じな
いような最小トラックピッチは1.6μm程度となり、
現行の多くの光ディスクにもこの値が採用されている。
【0008】そこで、本発明は、現行のレーザ光波長及
びレンズ開口数の条件下であっても、トラックピッチの
値をさらに縮小しうる光ディスク及びこの光ディスクを
再生するための光ディスク再生装置を提供することを目
的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、請求項1記載の発明は、所定の開口数の条件で所定
の波長の照射レーザ光を用い当該照射レーザ光の回折反
射作用を利用して読取られ、かつ再生されるべき記録情
報が記録された情報記録面を有する光ディスクであっ
て、当該情報記録面上において前記光ディスクの円周に
沿う方向であるディスク円周方向へ向かうとともに相互
に隣接する2つのトラックが所定のトラックピッチを有
する渦巻状のトラック上に、前記ディスク円周方向に所
定のユニット長さを有するとともに前記ディスク円周方
向と直角をなす方向であるディスク半径方向にも前記所
定のユニット長さを有する正方形状の情報ユニットが前
記ディスク円周方向に複数個設けられ、前記記録情報が
当該複数の情報ユニットの個々の情報ユニットの領域内
に形成された情報ピットの形状に情報変換されて記録さ
れる光ディスクにおいて、前記情報ピットは、互いにほ
ぼ等しい4個のピット片の有無の組合せによる16通り
の種類の形状を有し、当該各々のピット片は、前記正方
形状の情報ユニットの中央点であるユニット中心点を通
る前記ディスク円周方向への直線又は当該ユニット中心
点を通る前記ディスク半径方向への直線のうちのいずれ
かを対称軸としてほぼ線対称となる平面図形形状を有す
るとともに所定のピット光学的高さを有し、かつ、前記
各々のピット片のなす平面図形に共通する1つの点は前
記ユニット中心点にほぼ接するように構成される。
【0010】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載の光ディスクから前記記録情報を再生する光ディスク
再生装置であって、前記所定の開口数の条件で前記所定
の波長の照射レーザ光を前記光ディスクの情報記録面に
照射する光照射手段と、8分割された受光面を有し、前
記ディスク円周方向と平行な線を分割線の一つとし、当
該受光面に入射した光を電気信号に変換し光検出信号を
出力する光検出手段と、前記照射レーザ光が前記のトラ
ックの中心線上に照射された場合には、前記情報ピット
により回折及び反射されて戻ってきた反射レーザ光が前
記受光面の中央部に入射するような光路を有する光学系
と、前記8分割受光面の個々の受光面からの光検出信号
に基づき、前記16通りの情報ピット形状に対応する情
報信号を演算して出力する演算手段と、当該情報信号の
値に応じて、前記情報ピット形状を特定し、前記記録情
報を前記情報変換とは逆の情報変換を行うことにより再
生する情報再生手段と、を備えて構成される。
【0011】請求項3記載の発明は、所定の開口数の条
件で所定の波長の照射レーザ光を用い当該照射レーザ光
の回折反射作用を利用して読取られ、かつ再生されるべ
き記録情報が記録されるべき情報記録面を有する光ディ
スクに前記記録情報を記録する場合には、当該情報記録
面上において、前記光ディスクの円周に沿う方向である
ディスク円周方向へ向かうとともに相互に隣接する2つ
のトラックが所定のトラックピッチを有する渦巻状のト
ラック上に、前記ディスク円周方向に所定のユニット長
さを有するとともに前記ディスク円周方向と直角をなす
方向であるディスク半径方向にも前記所定のユニット長
さを有する正方形状の情報ユニットを前記ディスク円周
方向に複数個設け、前記記録情報を当該複数の情報ユニ
ットの個々の情報ユニットの領域内に形成された情報ピ
ットの形状に情報変換して記録する場合に、前記情報ピ
ットに、互いにほぼ等しい4個のピット片の有無の組合
せによる16通りの種類の形状を与え、当該各々のピッ
ト片を、前記正方形状の情報ユニットの中央点であるユ
ニット中心点を通る前記ディスク円周方向への直線又は
当該ユニット中心点を通る前記ディスク半径方向への直
線のうちのいずれかを対称軸としてほぼ線対称となる平
面図形形状を有するとともに所定のピット光学的高さを
有し、かつ、前記各々のピット片のなす平面図形に共通
する1つの点は前記ユニット中心点にほぼ接するように
構成して情報記録を行い、光ディスクから前記記録情報
を再生する場合には、前記所定の開口数の条件で前記所
定の波長の照射レーザ光を前記光ディスクの情報記録面
に照射し、前記照射レーザ光が前記のトラックの中心線
上に照射された場合に、前記情報ピットにより回折及び
反射されて戻ってきた反射レーザ光が、8分割された受
光面を有し、前記ディスク円周方向と平行な線を分割線
の一つとし、当該受光面に入射した光を電気信号に変換
して光検出信号を出力する光検出手段の受光面の中央部
に入射するように光学系の光路を構成し、前記8分割受
光面の個々の受光面からの光検出信号に基づき、前記1
6通りの情報ピット形状に対応する情報信号を演算して
出力し、当該情報信号の値に応じて、前記情報ピット形
状を特定し、前記記録情報を前記情報変換とは逆の情報
変換を行うことにより情報再生を行うように構成され
る。
【0012】
【作用】上記構成を有する請求項1乃至請求項3記載の
発明によれば、本発明の光ディスクは、図3(A)に示
すように、所定の開口数の条件で所定の波長の照射レー
ザ光を用いこの照射レーザ光の回折反射作用を利用して
読取られ、かつ再生されるべき記録情報が記録された情
報記録面5を有する光ディスク2であって、この情報記
録面5上において光ディスク2の円周に沿う方向である
ディスク円周方向へ向かうとともに相互に隣接する2つ
のトラックTが所定のトラックピッチを有する渦巻き状
のトラックT上に、図4、図16又は図17に示すよう
に、ディスク円周方向に所定のユニット長さLを有する
とともにディスク円周方向と直角な方向であるディスク
半径方向にも所定のユニット長さLを有する正方形状の
情報ユニットU、U1 、又はU2 がディスク円周方向に
複数個設けられ、記録情報がこの複数の情報ユニット
U、U1 、又はU2 の個々の情報ユニットの領域内に形
成された情報ピット1、1A又は1Bの形状に情報変換
されて記録される光ディスクにおいて、情報ピット1、
1A又は1Bは、図17に示すように互いにほぼ等しい
4個のピット片F1 〜F4 の有無の組合せによる16通
りの種類の形状を有し、この各々のピット片F1 〜F4
は、正方形状の情報ユニットU、U1 又はU2 の中央点
であるユニット中心点Oを通るディスク円周方向への直
線C−C又はこのユニット中心点Oを通るディスク半径
方向への直線Q−Qのうちいずれかを対称軸としてほぼ
線対称となる平面図形形状を有するとともに所定のピッ
ト光学的高さとhを有し、かつ、各々のピット片F1
4 のなす平面図形に共通する1つの点Jはユニット中
心点Oにほぼ接するように構成されている。
【0013】従って、この光ディスク2から記録情報を
再生する場合には、所定の開口数の条件で所定の波長の
照射レーザ光を光ディスク2の情報記録面5に照射し、
照射レーザ光がトラックTの中心線上に照射された場合
に、情報ピット1、1A又は1Bにより回折及び反射さ
れて戻ってきた反射レーザ光が、8分割された受光面を
有し、ディスク円周方向と平行な線を分割線の一つと
し、この受光面に入射した光を電気信号に変換し光検出
信号を出力する光検出手段(例えば、図6における8分
割フォトディテクタ30)の受光面の中央部に入射する
ように光学系の光路を構成し、8分割受光面の個々の受
光面からの光検出信号に基づき、16通りの情報ピット
形状に対応する情報信号を演算して出力し、これらの情
報信号の値に応じて、情報ピット1、1A又は1Bの形
状を特定し、記録情報を前記の情報変換とは逆の情報変
換を行うことにより情報の再生を行なうことができる。
【0014】このことから、図2に示すように、情報ユ
ニットU、U1 、又はU2 をディスク円周方向にもディ
スク半径方向にも相互に接するように設ければ、高い記
録密度を得ることができ、ユニット長さLを
【0015】
【数3】 とした場合、光ピックアップの条件をλ=0.670μ
m、NA=0.6としたときには、最大で6.4×10
6 bits/mm2 と、現行CDの約6〜7倍の記録密
度が得られる。
【0016】
【実施例】以下に、本発明の好適な実施例を図面に基づ
いて説明する。第1実施例 図1乃至図4に、本発明をコンパクトディスクについて
開示した第1実施例の構成を示す。図1(A)は、この
コンパクトディスク2の外観を示した図である。図1
(A)に示すように、コンパクトディスク2には、ディ
スクの内周側から外周側へ向う全体として渦巻状の1本
のトラックTが設けられている。図1(B)は、図1
(A)のコンパクトディスク2の部分Mの拡大図であ
る。図1(B)において、1は情報ピットを示してい
る。
【0017】図2は、図1(B)におけるコンパクトデ
ィスク2の部分Mをさらに拡大した図である。図2に示
すように、情報ピット1は、ディスク円周方向及びディ
スク半径方向に各々Lのユニット長さを有する正方形状
の情報ユニットUの内部に設けられており、各情報ユニ
ットUは、図示のようにディスク円周方向にもディスク
半径方向にも相互に接するように設けられている。従っ
て、この場合のトラックピッチはLとなっている。
【0018】次に、図3(A)の断面図に示すように、
このコンパクトディスク2は、保護層4と、この保護層
4の一方の表面上にピット(上向き)を形成し、このピ
ット及びそれ以外の平坦な面をアルミニウム等の金属蒸
着膜で覆った情報記録面5と、この情報記録面5を覆う
屈折率nを有するポリカーボネート樹脂等から成る透明
な基板3と、を備えている。ここに、金属蒸着膜で形成
された凸部1が情報ピットである。この情報ピット1
は、図3(A)の断面図及び図3(B)の平面図に示す
ように、頂部の一辺の長さがaの菱形状の平面形状を有
し、平坦面からの高さhを有する4つのピット片PPの
組合せにより構成される。この情報ピット1の種類は、
図4(O)〜図4(F)に示すように16通りあり、各
々16進数字に対応している。すなわち、 16=24 より、図4のような情報ピットにより、4ビットの情報
量の情報を表現することができる。この情報ピット1の
光学的高さとしてはn×hとなる。
【0019】図3(C)は、この情報ピット1を、斜め
の上方の方向から見た斜視図である。図3(C)に示す
ように、情報ピット1は、斜め情報の方向から見ると、
凹形状を呈している。ピット情報を読み取る場合、レー
ザ光は図3(A)における方向Iから入射する。すなわ
ち、本実施例においては、情報ピット1は入射するレー
ザ光に対し凸形状をなしている。
【0020】第2実施例 次に、図5に、本発明をコンパクトディスクプレーヤに
ついて開示した第2実施例を示す。
【0021】図5に示すように、このコンパクトディス
クプレーヤ100は、コンパクトディスク(CD)2か
らの情報を読み出す光ピックアップ11と、読み出され
た情報信号を処理する信号処理部12と、光ピックアッ
プ11を制御するピックアップ制御部13と、このコン
パクトディスクプレーヤ100全体を統括制御するシス
テムコントローラ14と、入力・表示部15と、記憶部
16と、を備えて構成される。
【0022】また、光ピックアップ11は、レーザ光を
発生して射出する半導体レーザ21と、射出されたレー
ザ光を平行ビームにするコリメータレンズ22と、平行
ビームを通過させるビームスプリッタ23と、ビームス
プリッタ23からの平行ビームに1/4波長の光路差を
与える1/4波長板24と、1/4波長板24からのレ
ーザ光をCD2の情報記録面5上に集光させる対物レン
ズ25と、反射膜5により反射され対物レンズ25と1
/4波長板24を経て今度はビームスプリッタ23の反
射面で直角に光路を曲げられた反射レーザ光を集光する
集光レンズ28と、集光レンズ28からの反射レーザ光
と8分割フォトディテクタ30の方向へ導くプリズムミ
ラー29と、プリズムミラー29からの反射レーザ光を
受光する8分割フォトディテクタ30と、プリズムミラ
ー29により分光された反射レーザ光を受光する2分割
フォトディテクタ31と、を有している。ここに、レー
ザ光は、図5に示すようにCD2の下側から照射され
る。
【0023】信号処理部12は、4分割フォトディテク
タ30からの出力信号を受けこの出力信号に所定の演算
を施して出力する演算回路32と、2分割フォトディテ
クタ31からの出力信号を受けその差出力をトラッキン
グエラー信号TEとして出力する減算器33と、演算回
路32からの出力の一つを受けディジタル信号処理を施
し、情報信号を復調して出力するディジタル信号処理回
路34と、このディジタル信号処理回路34からのディ
ジタル出力をアナログ信号に変調するD/Aコンバータ
35と、D/Aコンバータ35からの出力を外部出力す
るための出力端子36L、36R、半導体レーザ21を
駆動する半導体レーザ駆動回路39Dと、この半導体レ
ーザ駆動回路39Dを制御するレーザ出力制御回路39
と、を有している。
【0024】また、ピックアップ制御部13は、減算器
33からの出力であるトラッキングエラー信号TEを受
けトラッキングアクチュエータ26を制御するトラッキ
ング駆動回路37と、演算回路32の他方の出力である
フォーカスエラー信号FEに基づきフォーカスシングア
クチュエータ27を制御するフォーカシング駆動回路3
8と、を有している。
【0025】システムコントローラ14は、入力・表示
部15からの指令等に基づき、ディジタル信号処理回路
34とトラッキング駆動回路37とレーザ出力制御回路
39とを制御し、データを記憶部16との間で授受す
る。
【0026】次に8分割フォトディテクタ30と演算回
路32のより詳細な構成を図6に示す。図に示すよう
に、この8分割フォトディテクタ30は8つの受光領域
1 〜D8 を有し、演算回路32は情報信号演算部40
〜49とフォーカスエラー信号演算部50とを図示のよ
うに接続して構成されている。この場合、各情報信号演
算部41〜49からは情報信号S0 〜S9 が出力され、
フォーカスエラー演算部50からは、フォーカスエラー
信号FEが出力される。ここにおいて、8分割フォトデ
ィテクタ30の分割線X−Xの方向は、ディスクの円周
方向と平行であり、対物レンズからのレーザスポットの
中心がいずれかのトラックの中心線上に照射された場合
に、その反射光スポットは、その中心が8分割フォトデ
ィテクタの中央点と一致するように入射するよう光学系
が構成されている。
【0027】図6に示すように、8分割フォトディテク
タ30の各8分割受光面D1 〜D8 からは、それぞれ、
光電変換された光検出信号R1 〜R8 が出力され、各情
報信号演算部40〜49及びフォーカスエラー信号演算
部50に入力される。ここにおいて、情報信号演算部4
0は、 S0 =R1 +R2 +R3 +R4 +R5 +R6 +R7 +R8 …(4) で表される情報信号S0 を出力する。
【0028】また、情報信号演算部41は、 S1 =R8 +R1 −(R4 +R5 ) …(5) で表される情報信号S1 を出力する。
【0029】情報信号演算部42は、 S2 =R1 +R2 −(R5 +R6 ) …(6) で表される情報信号S2 を出力する。
【0030】情報信号演算部43は、 S3 =R2 +R3 −(R6 +R7 ) …(7) で表される情報信号S3 を出力する。
【0031】また、情報信号演算部44は、 S4 =R3 +R4 −(R7 +R8 ) …(8) で表される情報信号S4 を出力する。
【0032】情報信号演算部45は、 S5 =R4 +R5 −(R8 +R1 ) …(9) で表される情報信号S5 を出力する。
【0033】情報信号演算部46は、 S6 =R5 +R6 −(R1 +R2 ) …(10) で表される情報信号S6 を出力する。
【0034】また、情報信号演算部47は、 S7 =R6 +R7 −(R2 +R3 ) …(11) で表される情報信号S7 を出力する。
【0035】さらに、情報信号演算部48は、 S8 =R7 +R8 −(R3 +R4 ) …(12) で表される情報信号S8 を出力する。
【0036】そして、情報信号演算部49は、 S9 =R1 +R8 −(R2 +R3 ) …(13) で表される情報信号S9 を出力する。
【0037】また、フォーカスエラー信号演算部50
は、 FE=R1 +R2 +R5 +R6 −(R3 +R4 +R7 +R8 ) …(14) で表されるフォーカスエラー信号FEを出力する。
【0038】次に、第1実施例のコンパクトディスク2
を第2実施例のコンパクトディスクプレーヤ100で再
生した場合の動作について説明する。以下の動作側は
H.H.Hopkinsにより導出された「光ディスク
の読取信号に関するスカラー理論による基本式(参考文
献:“Diffraction theory of laser read-out systems
for optical video discs”、H.H.Hopkins 、Journal o
f the Optical Societyof America 、Vol.69 No.1 Janu
ary 1979、又は「光ディスクシステム」45頁〜50
頁、応用物理学会 光学懇話会編)」を用いて計算シミ
ュレーションを行った結果に基づいている。前述したH
opkinsの論文中においては、数式(3.13)と
して、
【0039】
【数4】 が示されているが、この式(3.13)において、I
(x、y)は、ディテクタの受光面上の光強度分布を表
している。また、上記の式(3.13)中のR(m、
n)は、各次回折光の反射係数を表し、Hopkins
の論文中では、本願図7に示すFIG.7.のような情
報ピットの場合には、彼の論文中において、
【0040】
【数5】 で表される数式(6.19)のように表されている。式
(6.19)中の諸量は図7(A)に示す通りであり、
図7(B)は、図7(A)において方向v′から見た情
報ピットの断面図を示し、図7(C)は、図7(A)に
おいて方向u′から見た情報ピットの断面図を示してい
る。今回の計算シミュレーションでは、図8に示すよう
な4つのピット片BL1 〜BL4 の組合せから成る情報
ピット形状とし、これに前記の「Hopkinsの基本
式」を適用した。図8に示す情報ピット形状の場合に
は、各次回折光の反射係数R(m、n)は、
【0041】
【数6】 のように求まる。ただし、この式(15)において、各
1 〜H4 は、レーザ光波長をλ、ピット高さをd、デ
ィスク基板の屈折率をnとしたとき、 (イ)ピット片BL1 の位置にピット片が存在する場合
は、 H1 =4πnd/λ …(16) (ロ)ピット片BL1 の位置にピット片が存在しない場
合は、 H1 =0 …(17) (ハ)ピット片BL2 の位置にピット片が存在する場合
は、 H2 =4πnd/λ …(18) (ニ)ピット片BL2 の位置にピット片が存在しない場
合は、 H2 =0 …(19) (ホ)ピット片BL3 の位置にピット片が存在する場合
は、 H3 =4πnd/λ …(20) (ヘ)ピット片BL3 の位置にピット片が存在しない場
合は、 H3 =0 …(21) (ト)ピット片BL4 の位置にピット片が存在する場合
は、 H4 =4πnd/λ …(22) (チ)ピット片BL4 の位置にピット片が存在しない場
合は、 H4 =0 …(23) とする。
【0042】今回行った計算シミュレーションに用いた
各パラメータを以下に示す。まず、情報ピットのピット
高さhについては、+1次回折光と−次回折光の振幅の
差が最も大きくなるようにλ/8(ここにλはレーザ光
波長)とした。
【0043】また、情報ピットの大きさは図8において
α=0.3(μm)とした。従って、最も大きいピット
パターンの場合には0.6×0.6(μm)となる。次
に、情報ユニットU0 の寸法としては、図8において、
q=gとし、
【0044】
【数7】 のケース1と
【0045】
【数8】 のケース2の2つのケースについて計算を行った。ま
た、光ピックアップの条件としては、 λ=0.670μm NA=0.6 とした。
【0046】従って、ケース1の場合は回折光が2個重
なり、ケース2の場合は回折光が3個重なることにな
る。上記の式(15)を式(3.13)に代入すること
により、図8に示す情報ピットにレーザ光ビームを照射
した場合の反射光の光強度分布が得られる。
【0047】ケース1の場合のフォトディテクタ上の光
強度分布を図9のIに、ケース2の場合のフォトディテ
クタ上の光強度分布を図10のIにそれぞれ示す。図9
及び図10において、例えば図9bは、ケース1の場合
の16進コードの「4」の光強度分布を示しているが、
この光強度分布パターンを時計回りの方向に90°回転
させれば、16進コードの「2」の場合の光強度分布パ
ターンを得ることができるし、反時計回りの方向に90
°回転させれば、16進コードの「8」の場合の光強度
分布パターンが得られる。他の光強度分布パターンの場
合も同様である。
【0048】また、図9及び図10において、信号強度
が強いということはすなわち明るいということを、信号
強度が弱いということはすなわち暗いということを各々
示している。
【0049】図9及び図10の光強度パターンからわか
るように、ケース1の場合も、ケース2の場合も、16
進コードの各々はすべて異なるパターンとなっており、
光強度分布パターンがわかれば、それに対応する16進
コードは一義的に定めることができる。
【0050】上記光強度分布を各分割受光面ごとに積分
すれば、図6における8分割フォトディテクタ30の各
分割受光面D1 〜D8 からの光検出信号R1 〜R8 の値
が計算できる。
【0051】次に、このようにして計算した光検出信号
1 〜R8 を用いて、式(4)〜(13)により算出さ
れる各情報信号S0 〜S9 から、16進数のコード0〜
Fを読取る方法の一例(ケース1の場合)について、図
11乃至図15を用いて説明する。
【0052】まず、情報信号S0 を、その信号強度の値
によって3つのグループG1 〜G3 に分類する。すなわ
ち、図11に示すように、最大信号強度を100%とし
た場合、S0 が70%より大きいものをグループG1
分類する(ステップ201、203)。
【0053】また、S0 が57%より小さいものをグル
ープG3 に分類する(ステップ202、205)。そし
て、57%≦S0 ≦70%の場合はグループG2 に分類
する(ステップ202、204)。この場合、S0 の値
が100%の場合は情報ピットがなくレーザ光が光ディ
スクの情報記録面で全反射してフォトディテクタに戻っ
てくることを示している。ここにおいて、S0 がグルー
プG1 に含まれる場合はピット片が1個のみ存在する場
合を、S0 がグループG2 に含まれる場合はピット片が
2個存在する場合を、S0 がグループG3 に含まれる場
合はピット片が3個以上存在する場合を、それぞれ示し
ている。
【0054】次に、グループG1 内において、各情報信
号から16進コードを特定する方法について、図12を
用いて説明する。この場合は、各情報信号のうちS1
3 、S5 、S7 を用いる。まず、信号S1 の値が5%
より大きいか否かにより判別を行い(ステップ21
1)、S1 >5%の場合は16進コード「1」と判定す
る(ステップ212)。次に、信号S1 の値がS1 ≦5
%のもののうち、信号S3 の値が5%より大きいか否か
により判別を行い(ステップ213)、S3 >5%の場
合は16進コード「2」と判定する(ステップ21
4)。次に、信号S3 の値がS3 ≦5%のもののうち、
信号S5 の値が5%より大きいか否かにより判別を行い
(ステップ215)、S5 >5%の場合は16進コード
「4」と判定する(ステップ216)。次いで、信号S
5 の値がS5 ≦5%のもののうち、信号S 7 の値が5%
より大きいか否かにより判別を行い(ステップ21
7)、S7 >5%の場合は16進コード「8」と判定し
(ステップ218)、S7 ≦5%の場合は16進コード
「0」と判定する(ステップ219)。
【0055】次にグループG2 内において、各情報信号
から16進コードを特定する方法について、図13を用
いて説明する。この場合は、各情報信号のうちS2 、S
4 、S6 、S8 、S9 を用いる。まず、信号S2 の値が
5%より大きいか否かにより判別を行い(ステップ22
1)、S2 >5%の場合は16進コード「3」と判定す
る(ステップ222)。次に、信号S2 の値がS2 ≦5
%のもののうち、信号S4 の値が5%より大きいか否か
により判別を行い(ステップ223)、S4 >5%の場
合は16進コード「6」と判定する(ステップ22
4)。次に、信号S 4 の値がS4 ≦5%のもののうち、
信号S6 の値が5%より大きいか否かにより判別を行い
(ステップ225)、S6 >5%の場合は16進コード
「C」と判定する(ステップ226)。次いで、信号S
6 の値がS6 ≦5%のもののうち、信号S8 の値が5%
より大きいか否かにより判別を行い(ステップ22
7)、S8 >5%の場合は16進コード「9」と判定す
る(ステップ228)。S8 ≦5%の場合は信号S9
値が正の値か否かにより判別を行い(ステップ22
9)、S 9 >0の場合は16進コード「5」と判定し
(ステップ230)、S9 ≦0の場合は16進コード
「A」と判定する(ステップ231)。
【0056】次にグループG3 内において、各情報信号
から16進コードを特定する方法について、図14を用
いて説明する。この場合は、各情報信号のうちS1 、S
3 、S5 、S7 を用いる。まず、信号S1 の値が5%よ
り大きいか否かにより判別を行い(ステップ241)、
1 >5%の場合は16進コード「B」と判定する(ス
テップ242)。次に、信号S1 の値がS1 ≦5%のも
ののうち、信号S3 の値が5%より大きいか否かにより
判別を行い(ステップ243)、S3 >5%の場合は1
6進コード「7」と判定する(ステップ244)。次
に、信号S3 の値がS3 ≦5%のもののうち、信号S5
の値が5%より大きいか否かにより判別を行い(ステッ
プ245)、S5 >5%の場合は16進コード「E」と
判定する(ステップ246)。次いで、信号S5 の値が
5 ≦5%のもののうち、信号S7 の値が5%より大き
いか否かにより判別を行い(ステップ247)、S7
5%の場合は16進コード「D」と判定し(ステップ2
48)、S7 ≦5%の場合は16進コード「F」と判定
する(ステップ249)。
【0057】図15は、上記の情報読取方法によるケー
ス1の場合の計算シミュレーションの結果を示してい
る、図15(B)において、太字で表された値は、この
値によって各16進コードが判定されたことを示してい
る。
【0058】以上説明した信号読取方法は一例であり、
他の計算方法又はパターン認識方法等によっても16進
コードの特定は可能である。図9及び図10に示すよう
に、16進コードの各々に対する光強度分布パターンは
すべて異なっているから、このパターンを認識できさえ
すれば、16進コードのうちの一つを必ず特定できるか
らである。
【0059】第3実施例 次に、図16に、本発明をコンパクトディスクについて
開示した第3実施例のピットパターンの構成を示す。そ
の他の条件については第1実施例と同様である。図16
に示すように、本発明の情報ピットを構成するピット片
は、菱形のみならず円形であってもよい。このことは計
算シミュレーションによって確認された。図16におい
ては、各ピット片である円の直径をφ=0.335(μ
m)、情報ユニットU1 のユニット長はL1 =0.79
(μm)としている。
【0060】すなわち、一般的には、図17(A)に示
すように、各ピット片F1 〜F4 は、ディスク円周方向
の直線C−C、ディスク半径方向の直線Q−Qのうちの
いずれかを対称軸としてほぼ線対称となっていればよ
く、個々のピット片どうしも相互にほぼ等しい形状であ
ればよい。また、図17(B)に示すように各ピット片
i の図形上の一点Jが、情報ユニットU2 の中央点で
あるユニット中心Oとほぼ接していれば十分である。
【0061】次に、本発明の情報ピットを用いた光ディ
スクにより情報を記録再生する場合に考慮すべき他の点
について説明する。まず、光ピックアップのトラッキン
グサーボ制御を考えた場合、図8においてv′軸をディ
スク円周方向とすると、v′軸をはさんだ両側の2つの
領域における所定のトラック長さ内でのピット片の総数
を各々ほぼ等しくしておかないと、トラック中心線上に
レーザビームが乗っていてもトラック外れをおこすおそ
れがある。したがって、トラッキングサーボ制御を安定
化するため、v′軸の両側での所定のトラック長さ内で
のピット片、特にBL1 、BL3 の位置のピット片の総
数をほぼ等しくしておく必要がある。また、全体のピッ
ト片総数(BL1 +BL2 +BL3 +BL4 )について
も、所定のトラック長さごとに一定化しておく必要があ
る。
【0062】また、原理的には、ピットのパターンを認
識するためには、トラッキング、時間軸の「ずれ」の量
はピット片の径(図3における2a、又は図16におけ
るφ)の半分以上ずれることは許されない。CD方式の
信号読み取りの場合には、時間軸方向がジッターとなる
が、トラッキング方向は時間軸方向ほど大きく効いてこ
ない。しかしながら、本発明の方式ようにパターン認識
を行おうとする場合には、両方向とも同じ精度で位置合
せを行う必要がある。時間軸方向のサーボとしては、例
えばサンプルサーボ方式等が考えられる。
【0063】表1は、XYの各方向に最大0.02μm
ずれたときの信号値の例を示している。以上のようにし
て情報ピットを構成すれば、1つの情報ユニットあたり
4ビット(16通り)の情報が記録できることになり、
これを光ディスクに応用した場合の記録密度RDは、
【0064】
【数9】 となる。従って、現行のCDの光ピックアップ条件(λ
=0.780μm、NA=0.45)では RD=2.7×106 (bits/mm2 ) となり、現行のレーザビデオディスク(LVD)の光ピ
ックアップの条件(λ=0.780μm、NA=0.5
0)では RD=3.3×106 (bits/mm2 ) となり、現行よりさらに短波長、高NAの条件(λ=
0.670μm、NA=0.6)では RD=6.4×106 (bits/mm2 ) となる。すなわち、最大で現行CDの約6〜7倍の記録
密度を得ることができる。
【0065】上記のことから、本発明のピット形状を有
する情報ピットを形成したディスクを生産するためのマ
スタリング(マスタディスクの製作)方法としては、図
18に示すように、フォトレジスト膜PRを塗布したガ
ラス原盤上に4つの半導体レーザ61〜64を有する光
ヘッド60により矢印AW方向に移動するレーザビーム
LBを照射して感光させ、レーザ出力の強弱によって感
光部1Aの深度を調節することにより、4つのピット片
による情報ピット1Aを形成する方法が考えられる。こ
の場合は、前述したように4つのピット片の形状は完全
に等しくなくてもピット信号の読取り上は問題はない。
【0066】この情報ピット1Aの場合のユニット長、
ピット幅、ピット長の関係は第三実施例の場合と同様で
あり、記録密度も同様となる。なお、本発明は上記実施
例に限定されるものではなく、式(15)を満足すれば
いかなるレーザ光波長、開口数、基板屈折率、情報ピッ
ト寸法形状であってもかまわない。
【0067】また、上記実施例では、光ディスクとして
コンパクトディスクの例について説明したが、これはピ
ット形式をとるものであれば、どのような光ディスクで
あってもよく、LVD等であってもかまわない。
【0068】さらに、情報ピットは入射するレーザ光に
対し凸形を呈してもよいし、凹形を呈していてもよい。
【0069】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
現行のレーザ光波長及びレンズ開口数の各条件下であっ
ても、トラックピッチの値を現行よりもさらに減少する
ことができる。また、将来、波長λあるいは開口数NA
が変わり、レーザビーム直径wをさらに小さくすること
ができた場合、そのレーザビーム直径wが小さくなった
割合だけ、トラックピッチをさらに小さくすることがで
き、さらに一層の高密度化をはかることができる、とい
う利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の全体構成を示す図であ
る。
【図2】本発明の第1実施例の具体的な構成を示す図
(1)である。
【図3】本発明の第1実施例の具体的な構成を示す図
(2)である。
【図4】本発明の第1実施例におけるピットパターンを
示す図である。
【図5】本発明の第2実施例の構成を示す図である。
【図6】本発明の第2実施例における光検出器及び演算
回路の詳細構成を示す図である。
【図7】本発明における計算シミュレーションの条件を
示す図(1)である。
【図8】本発明における計算シミュレーションの条件を
示す図(2)である。
【図9】本発明における計算シミュレーションの結果を
示す光強度分布パターン図(1)である。
【図10】本発明における計算シミュレーションの結果
を示す光強度分布パターン図(2)図である。
【図11】本発明における記録情報読取方法を示すフロ
ーチャート図(1)である。
【図12】本発明における記録情報読取方法を示すフロ
ーチャート図(2)である。
【図13】本発明における記録情報読取方法を示すフロ
ーチャート図(3)である。
【図14】本発明における記録情報読取方法を示すフロ
ーチャート図(4)である。
【図15】本発明における計算シミュレーションの結果
を示す図(3)である。
【図16】本発明の第3実施例におけるピットパターン
を示す図である。
【図17】本発明における情報ピットの原理を説明する
図である。
【図18】本発明による光ディスクのマスタリング方法
の一例を示す図である。
【図19】従来の光ディスクの構成を示す図である。
【図20】従来の光ディスクのトラックピッチを示す図
である。
【図21】従来の光ディスクにおいて単にトラックピッ
チを1/2とした場合を示す図である。
【図22】従来の光ディスクにおける対物レンズとレー
ザスポットの関係を示す図である。
【符号の説明】
1、1A、1B…情報ピット 2…コンパクトディスク 3…基板 4…保護層 5…反射膜 11…光ピックアップ 12…信号処理部 13…ピックアップ制御部 14…システムコントローラ 15…入力・表示部 16…記憶部 21…半導体レーザ 22…コリメータレンズ 23…ビームスプリッタ 24…1/4波長板 25…対物レンズ 26…トラッキングアクチュエータ 27…フォーカシングアクチュエータ 28…集光レンズ 29…プリズムミラー 30…4分割フォトディテクタ 31…2分割フォトディテクタ 32…演算回路 33…減算器 34…ディジタル信号処理回路 35…D/Aコンバータ 36L、36R…出力端子 37…トラッキング駆動回路 38…フィーカシング駆動回路 39…レーザ出力制御回路 39D…半導体レーザ駆動回路 40〜49…情報信号演算部 50…フォーカスエラー信号演算部 60…光ヘッド 61〜64…半導体レーザ 91、90A…情報ピット 92…光ディスク 93…基板 94…保護層 95…情報記録面 100…コンパクトディスクプレーヤ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 7/00 - 7/013 G11B 7/24 561 G11B 7/24 563

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の開口数の条件で所定の波長の照射
    レーザ光を用い当該照射レーザ光の回折反射作用を利用
    して読取られ、かつ再生されるべき記録情報が記録され
    た情報記録面を有する光ディスクであって、当該情報記
    録面上において前記光ディスクの円周に沿う方向である
    ディスク円周方向へ向かうとともに相互に隣接する2つ
    のトラックが所定のトラックピッチを有する渦巻状のト
    ラック上に、前記ディスク円周方向に所定のユニット長
    さを有するとともに前記ディスク円周方向と直角をなす
    方向であるディスク半径方向にも前記所定のユニット長
    さを有する正方形状の情報ユニットが前記ディスク円周
    方向に複数個設けられ、前記記録情報が当該複数の情報
    ユニットの個々の情報ユニットの領域内に形成された情
    報ピットの形状に情報変換されて記録される光ディスク
    において、 前記情報ピットは、互いにほぼ等しい4個のピット片の
    有無の組合せによる16通りの種類の形状を有し、当該
    各々のピット片は、前記正方形状の情報ユニットの中央
    点であるユニット中心点を通る前記ディスク円周方向へ
    の直線又は当該ユニット中心点を通る前記ディスク半径
    方向への直線のうちのいずれかを対称軸としてほぼ線対
    称となる平面図形形状を有するとともに所定のピット光
    学的高さを有し、かつ、前記各々のピット片のなす平面
    図形に共通する1つの点は前記ユニット中心点にほぼ接
    することを特徴とする光ディスク。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の光ディスクから前記記録
    情報を再生する光ディスク再生装置であって、 前記所定の開口数の条件で前記所定の波長の照射レーザ
    光を前記光ディスクの情報記録面に照射する光照射手段
    と、 8分割された受光面を有し、前記ディスク円周方向と平
    行な線を分割線の一つとし、当該受光面に入射した光を
    電気信号に変換し光検出信号を出力する光検出手段と、 前記照射レーザ光が前記のトラックの中心線上に照射さ
    れた場合には、前記情報ピットにより回折及び反射され
    て戻ってきた反射レーザ光が前記受光面の中央部に入射
    するような光路を有する光学系と、 前記8分割受光面の個々の受光面からの光検出信号に基
    づき、前記16通りの情報ピット形状に対応する情報信
    号を演算して出力する演算手段と、 当該情報信号の値に応じて、前記情報ピット形状を特定
    し、前記記録情報を前記情報変換とは逆の情報変換を行
    うことにより再生する情報再生手段と、 を備えたことを特徴とする光ディスク再生装置。
  3. 【請求項3】 所定の開口数の条件で所定の波長の照射
    レーザ光を用い当該照射レーザ光の回折反射作用を利用
    して読取られ、かつ再生されるべき記録情報が記録され
    るべき情報記録面を有する光ディスクに前記記録情報を
    記録する場合には、当該情報記録面上において、前記光
    ディスクの円周に沿う方向であるディスク円周方向へ向
    かうとともに相互に隣接する2つのトラックが所定のト
    ラックピッチを有する渦巻状のトラック上に、前記ディ
    スク円周方向に所定のユニット長さを有するとともに前
    記ディスク円周方向と直角をなす方向であるディスク半
    径方向にも前記所定のユニット長さを有する正方形状の
    情報ユニットを前記ディスク円周方向に複数個設け、前
    記記録情報を当該複数の情報ユニットの個々の情報ユニ
    ットの領域内に形成された情報ピットの形状に情報変換
    して記録する場合に、前記情報ピットに、互いにほぼ等
    しい4個のピット片の有無の組合せによる16通りの種
    類の形状を与え、当該各々のピット片を、前記正方形状
    の情報ユニットの中央点であるユニット中心点を通る前
    記ディスク円周方向への直線又は当該ユニット中心点を
    通る前記ディスク半径方向への直線のうちのいずれかを
    対称軸としてほぼ線対称となる平面図形形状を有すると
    ともに所定のピット光学的高さを有し、かつ、前記各々
    のピット片のなす平面図形に共通する1つの点は前記ユ
    ニット中心点にほぼ接するように構成して情報記録を行
    い、 光ディスクから前記記録情報を再生する場合には、前記
    所定の開口数の条件で前記所定の波長の照射レーザ光を
    前記光ディスクの情報記録面に照射し、 前記照射レーザ光が前記のトラックの中心線上に照射さ
    れた場合に、前記情報ピットにより回折及び反射されて
    戻ってきた反射レーザ光が、8分割された受光面を有
    し、前記ディスク円周方向と平行な線を分割線の一つと
    し、当該受光面に入射した光を電気信号に変換して光検
    出信号を出力する光検出手段の受光面の中央部に入射す
    るように光学系の光路を構成し、 前記8分割受光面の個々の受光面からの光検出信号に基
    づき、前記16通りの情報ピット形状に対応する情報信
    号を演算して出力し、 当該情報信号の値に応じて、前記情報ピット形状を特定
    し、前記記録情報を前記情報変換とは逆の情報変換を行
    うことにより情報再生を行うことを特徴とする光ディス
    クの記録再生方法。
JP784092A 1992-01-20 1992-01-20 光ディスク、光ディスク再生装置及び光ディスクの記録再生方法 Expired - Fee Related JP3067874B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP784092A JP3067874B2 (ja) 1992-01-20 1992-01-20 光ディスク、光ディスク再生装置及び光ディスクの記録再生方法
US07/998,056 US5359591A (en) 1992-01-20 1992-12-29 Optical disc having information pits in form of plurality of fragments arranged in symmetrical pattern
DE69223129T DE69223129T2 (de) 1992-01-20 1992-12-30 Optische Platte, Gerät zur Wiedergabe für optische Platte, und Aufzeichnungs- und Wiedergabemethode dafür
EP19920311868 EP0553573B1 (en) 1992-01-20 1992-12-30 Optical disc, optical disc reproducing apparatus and recording and reproducing method therefor

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP784092A JP3067874B2 (ja) 1992-01-20 1992-01-20 光ディスク、光ディスク再生装置及び光ディスクの記録再生方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05197969A JPH05197969A (ja) 1993-08-06
JP3067874B2 true JP3067874B2 (ja) 2000-07-24

Family

ID=11676809

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP784092A Expired - Fee Related JP3067874B2 (ja) 1992-01-20 1992-01-20 光ディスク、光ディスク再生装置及び光ディスクの記録再生方法

Country Status (4)

Country Link
US (1) US5359591A (ja)
EP (1) EP0553573B1 (ja)
JP (1) JP3067874B2 (ja)
DE (1) DE69223129T2 (ja)

Families Citing this family (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3175326B2 (ja) * 1992-08-28 2001-06-11 凸版印刷株式会社 光情報記録媒体およびその情報読取り方法
JP3224901B2 (ja) * 1993-05-06 2001-11-05 パイオニア株式会社 光ディスク、光ディスク再生装置及び光ディスクの記録再生方法
JP3267748B2 (ja) * 1993-06-08 2002-03-25 パイオニア株式会社 情報再生方法及び光検出器
JP3267752B2 (ja) * 1993-07-05 2002-03-25 パイオニア株式会社 光ディスク、光ディスク再生装置及び光ディスクの記録再生方法
JPH0721569A (ja) * 1993-07-06 1995-01-24 Pioneer Electron Corp 光ディスク、光ディスク再生装置及び光ディスクの記録再生方法
US6487163B1 (en) * 1994-01-19 2002-11-26 Kabushiki Kaisha Toshiba Optical disk and optical disk apparatus
DE69423728T2 (de) * 1994-01-19 2000-11-16 Kabushiki Kaisha Toshiba, Kawasaki System mit optischer Platte und Gerät für optische Platte
US5602825A (en) * 1994-01-19 1997-02-11 Kabushiki Kaisha Toshiba Optical disk and optical disk apparatus
USRE38643E1 (en) 1994-01-19 2004-11-02 Kabushiki Kaisha Toshiba Optical disk having specified track pitch, and optical disk apparatus
US5959963A (en) * 1994-01-19 1999-09-28 Kabushiki Kaisha Toshiba Optical disk and optical disk apparatus
JPH08212598A (ja) * 1995-02-01 1996-08-20 Pioneer Electron Corp 光ディスク及び光ディスク再生装置
JP2738337B2 (ja) * 1995-03-31 1998-04-08 日本電気株式会社 光再生媒体の再生方法及び再生装置
US5946288A (en) * 1995-03-31 1999-08-31 Nec Corporation Optical recording medium having recording pits of different shapes
US6377577B1 (en) 1998-06-30 2002-04-23 Cisco Technology, Inc. Access control list processing in hardware
US6826143B1 (en) 2000-01-14 2004-11-30 Lucent Technologies Inc. Multi-dimensional optical disk
EP1493148B1 (en) * 2002-03-29 2009-07-08 Koninklijke Philips Electronics N.V. Writing scheme for an optical recording medium
US7345987B2 (en) * 2003-01-21 2008-03-18 Kenley Earl Brinkerhoff Optical disc which stores digital information in informational units which diffract a line of laser light at one of 1024 angles and a corresponding light detecting apparatus for reproducing information from said optical disc
JP2007510249A (ja) * 2003-10-29 2007-04-19 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 連続ピット−マークの形で記録担体に情報を記録する記録装置および方法
JP2006252743A (ja) * 2005-03-08 2006-09-21 Qinghua Univ マルチレベル読み出し専用光ディスク及びその製造方法
JP4590428B2 (ja) * 2007-05-11 2010-12-01 シャープ株式会社 光メモリ素子および光再生装置
US9056422B2 (en) * 2013-04-09 2015-06-16 Massachusetts Institute Of Technology Methods and apparatus for encoded textures

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63153743A (ja) * 1986-07-10 1988-06-27 Hitachi Maxell Ltd 光情報記録媒体及びその製造方法
JP2578459B2 (ja) * 1988-01-25 1997-02-05 キヤノン株式会社 情報記録媒体、情報記録媒体用基板の製造方法及び情報記録媒体用基板の成形用型
JPH03219434A (ja) * 1988-12-27 1991-09-26 Canon Inc 光学的情報記録媒体
JP2612329B2 (ja) * 1988-12-27 1997-05-21 シャープ株式会社 光メモリ素子並びに光メモリ再生装置
NL9100408A (nl) * 1991-03-07 1992-10-01 Philips Nv Informatie-uitleesstelsel, alsmede een registratiedrager en uitleesinrichting voor toepassing in een dergelijk stelsel.

Also Published As

Publication number Publication date
EP0553573A1 (en) 1993-08-04
EP0553573B1 (en) 1997-11-12
US5359591A (en) 1994-10-25
DE69223129T2 (de) 1998-05-14
JPH05197969A (ja) 1993-08-06
DE69223129D1 (de) 1997-12-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3067874B2 (ja) 光ディスク、光ディスク再生装置及び光ディスクの記録再生方法
US4423502A (en) Record carrier having an optically readable information structure
JP2655066B2 (ja) 超解像光ヘッド装置
JP3067873B2 (ja) 光ディスク及び光ディスク再生装置
JP3267748B2 (ja) 情報再生方法及び光検出器
JP3224901B2 (ja) 光ディスク、光ディスク再生装置及び光ディスクの記録再生方法
JP3002318B2 (ja) 光ディスク及び光ディスク再生装置
US5450387A (en) Optical pickup apparatus for phase changing optical disk
JPH0127493B2 (ja)
JP2801176B2 (ja) 対物レンズ及びそれを具備した光ピックアップ装置
JP3267752B2 (ja) 光ディスク、光ディスク再生装置及び光ディスクの記録再生方法
JP3173839B2 (ja) 記録媒体用情報再生装置及び再生方法
US6400671B2 (en) Optical head device
KR20020005492A (ko) 픽업 장치
JP3017418B2 (ja) 光ピックアップ装置
US4812020A (en) Optical information recording and reproducing apparatus
JPH0447528A (ja) 光学式再生装置
JPH0554423A (ja) 光学式再生装置
JPH05334680A (ja) 光学的記録の再生方式
JPS62239338A (ja) 光情報再生装置
JPH1196587A (ja) 光反射ユニット、光ヘッドおよび光ディスク装置
JPH0855366A (ja) 情報記録媒体
JPH0636339A (ja) 光学式再生装置
JPH07153082A (ja) 光ディスク装置
JPH0877607A (ja) 情報記録媒体

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080519

Year of fee payment: 8

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees