JP3067354B2 - インクジェットヘッドの製造方法 - Google Patents

インクジェットヘッドの製造方法

Info

Publication number
JP3067354B2
JP3067354B2 JP32599991A JP32599991A JP3067354B2 JP 3067354 B2 JP3067354 B2 JP 3067354B2 JP 32599991 A JP32599991 A JP 32599991A JP 32599991 A JP32599991 A JP 32599991A JP 3067354 B2 JP3067354 B2 JP 3067354B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ink
mask pattern
etching
hole
cavity
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP32599991A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH05155030A (ja
Inventor
真一 四谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP32599991A priority Critical patent/JP3067354B2/ja
Publication of JPH05155030A publication Critical patent/JPH05155030A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3067354B2 publication Critical patent/JP3067354B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)
  • Weting (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はシリコンを用いたインク
ジェットヘッドの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】シリコンウェハーを用いて、フォトリソ
グラフィや薄膜形成技術あるいはエッチング技術などの
半導体製造技術を駆使し、ミクロンオーダーの精密機械
部品あるいはマイクロセンサー等を製造するマイクロマ
シニング技術が注目を浴びている。
【0003】その理由として、その原料となるシリコン
ウェハーは機械的強度が強く、半導体製造プロセスを応
用する事により、ミクロンオーダーの精度の機械部品を
大量に製造できるからである。
【0004】その中でも水酸化カリウム水溶液等をシリ
コンのエッチング液として用いる湿式結晶異方性エッチ
ングは単結晶シリコンの特性を生かした技術であり、ま
たCVD法などの薄膜形成法にくらべ設備が簡素で、量
産性に優れているため、この技術を応用した半導体セン
サーやシリコンを用いたインクジェットプリンター用記
録印字ヘッド等の研究が特に活発に進められている。
【0005】特に、近年、インクジェットプリンター用
記録印字ヘッド等は高精細印字の要求により、さらに高
い寸法精度と複雑な所望形状が要求されるようになり、
このシリコンの湿式結晶異方性エッチングを応用した製
造技術開発が急速に進められている。
【0006】また、加速度センサー及びマイクロ流量セ
ンサー等のセンサーについても、高感度化及び高密度集
積化が進められ、センサーの所望形状も複雑化、高精度
化が要求されるようになってきている。
【0007】従って、フォトリソと湿式結晶異方性エッ
チングを繰り返す事により、複雑な所望形状をシリコン
ウェハー上で実現する必要がでている。
【0008】しかし、湿式結晶異方性エッチングによっ
てシリコンウェハー上に所望形状を形成する場合、どう
してもシリコン結晶の影響を受けるために、その影響を
考慮したマスクパターンが必要になる。現在、このよう
な結晶の影響を考慮した補正マスクパターンが多数開発
されている。例えば、特公 昭45ー17988、特公
平2−34973等がそうである。
【0009】しかし、前述の従来技術では、このような
補正マスクパターンはシリコンウェハー上の縦と横方向
のパターン形状について考慮されたものであり、段差部
形状等の高さ方向を含んだ3次元方向のパターン形状の
補正については全く考慮されていない。
【0010】従って、シリコンウェハーの深さ方向に対
するパターン形状、例えば、段差を持った形状の補正が
できず単純なパターン形状しかシリコンウェハー上で実
現できなかった。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の技術では、
シリコンウェハーの深さ方向に対するパターン形状、例
えば、段差を持った形状の補正ができず単純なパターン
形状しかシリコンウェハー上で実現できない。 例えば、(100)面方位のシリコンウェハーを用い
て、図2のようなインクジェットプリンター用記録ヘッ
ドを作成するために、インクノズル孔21とその孔に通
ずる溝22を形成しようとすると、図10(a)のよう
にインクノズル孔21と溝22の間の段差部は湿式結晶
異方性エッチングにより面形状変形が起こる。即ち、イ
ンクノズル孔のSi(111)面23と溝22のSi
(100)面とによって形成しようとした段差部は、S
i(100)面よりエッチング速度の速い面25が出現
し、面形状変形が起こる。
【0012】さらに、図10(b)は図10(a)のX
−Y線で切断した時の断面図であるが、その浅い溝の所
望エッチング深さが深ければ深いほど形状変形が大きく
なり、最終的には面25は、シリコンウェハーの裏面に
達し、インクノズル孔21の孔形状を図10(c)の様
に大きく変形させ、孔径寸法を必要以上に大きくし孔径
寸法の管理が極めて困難になり、インクの吐出ができな
くなるので、このような孔と溝等の段差部を持った複雑
な形状を1枚のシリコンウェハー上に作る事は出来ない
という問題点を有する。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明はインクを吐出するためのインクノズル孔と
前記インクノズル孔に連通するキャビティがシリコン基
板に形成されてなるインクジェットヘッドの製造方法で
あって、異方性エッチングにより、前記シリコン基板に
未貫通孔を形成する第1の工程と、前記未貫通孔が形成
された前記シリコン基板に、前記キャビティを形成する
ためのマスクパターンを形成する第2の工程と、前記マ
スクパターンが形成されたシリコン基板に、異方性エッ
チングにより、所定の深さを有するキャビティと、前記
未貫通孔を貫通させたインクノズル孔を形成するととも
に、前記キャビティと前記インクノズル孔とを連通させ
る第3の工程と、を含むことを特徴とする。
【0014】
【作用】本発明の作用について以下に説明する。図3
(a)は、本発明の構成を示すパターンの1例の斜視図
である。この中でインクノズル孔を形成するための未貫
通孔15と浅い溝を形成するためのマスクパターン26
の間が接続されておらず、本発明のマスクパターン33
が存在する。図3(b)は図3(a)においてY−Z線
上で切断した断面図を示す図である。
【0015】このマスクパターンの寸法はパターン形状
によって異なり、Siの湿式結晶異方性エッチングの途
中で、図4(a)に示すようなアンダーカット41によ
り本発明のマスクパターン33は消失する。この後も引
き続き湿式結晶異方性エッチングは行われているのでマ
スクパターン33が消滅した後、図4(b)に示す様に
面25が出現し、マスクパターン33によって形成され
たパターン14がエッチングされ消滅して行く。浅い溝
となるべきパターン22が所望深さに達した時、未貫通
孔15は貫通穴21となり、そして図4(c)の様に所
望形状の段差部34が形成される。
【0016】
【実施例】以下、本発明について、実施例に基づき詳細
を説明する。
【0017】(実施例1)図1は本発明の実施例をイン
クジェットプリンター用印字ヘッドの製造工程を例にし
て工程順に示している。図1の工程により製造されるイ
ンクジェットプリンター用印字ヘッドのシリコン基板の
形状は図2のようになる。すなわち、インクだまり28
に浸入したインクは、毛細管現象により、インク供給口
16を通り、キャビティ22に入る。キャビティ22の
上には図には記載されていないがガラス振動板が貼り付
けてあり、その振動板は圧電素子によって振動する。こ
の振動板の振動により、キャビティ22のインクはイン
クノズル孔21より吐出し記録用紙に付着し印刷される
仕組みになっている。
【0018】さて、図1の工程図に従って本発明の実施
例を説明する。
【0019】まず、図1(a)の様に、厚さが280ミ
クロンであり、面方位が(100)面方位のシリコンウ
ェハー10の上に耐Siエッチング膜となる酸化シリコ
ン膜11を熱酸化法により膜の厚さを1ミクロンだけ形
成した。
【0020】もちろん、酸化シリコン膜だけでなく、窒
化シリコン膜または金属膜等、Siエッチング液に対し
て耐食性を示す膜であれば何でも良い。
【0021】次に、酸化シリコン膜の付与されたシリコ
ンウェハー上にレジストをスピンコート法によって塗布
し、フォトリソグラフィ技術を用いてインクノズル孔を
形成するためのレジストパターンを形成する。この後、
緩衝ふっ酸溶液を用いてレジストパターンを酸化シリコ
ン膜に転写し、不要になったレジストを剥離液として硫
酸と過酸化水素水溶液の混合溶液により剥離し、図1
(b)の様なインクノズル孔を形成するための酸化シリ
コン膜のマスクパターン12を形成した。
【0022】さらに、前記シリコンウェハーを、摂氏8
0度に加熱した12重量%KOH水溶液に浸漬してSi
湿式結晶異方性エッチングを行い、インクノズル孔とな
るべきパターンを180ミクロンエッチングし図1
(c)に示すような未貫通孔15を形成した。
【0023】この次に、前記シリコンウェハー上に再び
レジストを塗布し、フォトリソグラフィ工程及び緩衝ふ
っ酸による酸化シリコン膜エッチング工程によって本発
明のパターン、インク流路及びキャビティを形成するた
めの浅い溝のレジストパターンを形成する。そして、本
発明のパターン、インク流路及びキャビティを形成する
ための浅い溝のレジストパターンを形成したシリコンウ
ェハーは、緩衝ふっ酸溶液でシリコン酸化膜をエッチン
グし、本発明のマスクパターン、インク流路、インクだ
まり及びキャビティとなるべき浅い溝のマスクパターン
33,19,27,26を形成し、図1(d)の様にな
る。
【0024】このマスクパターンの斜視図及び断面図を
それぞれ、図4(a)および図4(b)に示す。この図
4では、インクノズル孔になるべき未貫通孔15とキャ
ビティになるべき浅い溝のマスクパターン22の間がX
ミクロンだけマスクパターンにより離れている。このX
の値は、次式により求める事ができる。
【0025】
【数2】
【0026】ここで、Aは、Si(111)面に対する
Si(100)面のエッチング速度の比であり、摂氏8
0度のKOH水溶液をエッチング液に用いた場合、KO
H濃度にかかわらず一定の50の値を取る。またHは浅
い溝の所望エッチング深さを示す。この式を用いて、H
を100ミクロンとしてXの値を計算すると、ほぼ2ミ
クロンになる。
【0027】そして、30重量%KOH水溶液を用いて
100ミクロンエッチングすると、未貫通孔15はイン
クノズル孔となり図1(e)に示すような段差形状34
が得られた。
【0028】さて、図1(e)の様にインクジェットプ
リンター用印字ヘッドのパターンを形成したSiウェハ
ーは緩衝ふっ酸溶液により、シリコン酸化膜を全て除去
し、ガラスとの接合を行いやすくする。そして、後に振
動板となる厚さ0.1ミリのパイレックスガラス17を
陽極接合法によって、図1(f)の様に前記シリコンウ
ェハー10に接合する。さらに、このシリコンウェハー
10をダイシングして余分な部分を切りとり、印字ヘッ
ドを駆動させるための圧電素子100を貼り付け配線を
行い、インクをヘッドに供給するためのチューブ18を
接続してやる事により図1(g)の様に完成する。
【0029】光学顕微鏡で、インクノズル孔21を観察
すると、Si<110>方向で構成された正方形になっ
ており、そのノズル孔は1個の印字ヘッドに図1(g)
の様なパターンが合計48個形成されているが、そのノ
ズル孔の寸法のばらつきはレンジで0.3ミクロンとな
り、非常に寸法精度の高いインクノズル孔を形成する事
が出来た。
【0030】実際にインクをいれて、圧電素子100を
10KHzで駆動させて印刷試験を行った結果、非常に
細密な印字密度の印刷が出来た。
【0031】(実施例2)次に図5に示す様なシリコン
パターン形状をもったインクジェットプリンター用印字
ヘッドの製造を行った。
【0032】図6にその工程を示す。まず、図6(a)
の様に、厚さが280ミクロンであり、面方位が(10
0)面方位のシリコンウェハー10の上に耐Siエッチ
ング膜となる酸化シリコン膜11を熱酸化法により膜の
厚さを1ミクロンだけ形成した。
【0033】次に、酸化シリコン膜の付与されたシリコ
ンウェハー上にレジストをスピンコート法によって塗布
し、フォトリソグラフィ技術を用いてインクノズル孔を
形成するためのレジストパターンを形成する。この後、
緩衝ふっ酸溶液を用いてレジストパターンを酸化シリコ
ン膜に転写し、不要になったレジストを剥離し、図6
(b)に示すような酸化シリコン膜のマスクパターン1
2を形成した。さらに、前記シリコンウェハーを、摂氏
80度に加熱した12重量%KOH水溶液に浸漬してS
i湿式結晶異方性エッチングを行い、インクノズル孔を
形成するための未貫通孔パターンを180ミクロンエッ
チングし図6(c)に示すような未貫通孔15を形成し
た。
【0034】この次に、前記シリコンウェハー上に再び
レジストを塗布し、フォトリソグラフィによってインク
流路及びキャビティを形成するための浅い溝のレジスト
パターンを形成する。次に、本発明のマスクパターン、
インク流路、インクだまり及びキャビティを形成するた
めのレジストパターンを形成したシリコンウェハーは、
緩衝ふっ酸溶液でシリコン酸化膜をエッチングし、本発
明のマスクパターン、インク流路、インクだまり及びキ
ャビティを形成するためのマスクパターン33,19,
27,26を形成し、図6(d)の様になる。
【0035】この本発明のマスクパターンを上から見た
図を図7に示す。この図では、インクノズル孔になるべ
き未貫通孔15の周囲に本発明のマスクパターン33が
形成されている。このパターンの寸法S,T,Vについ
て、次式により求める事ができる。
【0036】S=ノズル穴開口部の寸法
【0037】
【数3】
【0038】V=T+4UH ここで、Hはキャビティの所望エッチング深さ、Aは、
Si(111)面に対するSi(100)面のエッチン
グ速度の比を示す。
【0039】Uはアンダーカット定数を示し、次のよう
な定義に基づいて決定される。
【0040】(100)面方位のシリコンウェハーに四
辺が<110>方向に沿って形成された正方形の酸化シ
リコン膜のマスクパターンを形成し、その正方形マスク
パターンの周囲を湿式異方性エッチングによりエッチン
グすると図8の様に正方形の角の部分がアンダーカット
により削られて行く。この正方形のマスクパターンの角
の部分を上からみると図9のようになっている。ここで
図9のaの寸法を後退寸法とする。また、このパターン
のエッチング深さをhとすると、後退寸法aは a=Uh (Uは比例常数) の比例関係が成り立つ、この比例常数Uはアンダーカッ
ト定数と呼び、エッチング液の組成及び使用条件によっ
て決定する固有の数値である。
【0041】さて、30重量%KOH水溶液を用いて、
図6(d)のシリコンウェハーを100ミクロンエッチ
ングすると、未貫通孔15は四方をSi(111)面で
囲まれた逆ピラミッド型のインクノズル孔21となり、
インクノズル孔21とキャビティ22の間は段差部34
が形成され、図6(e)に示すような所望段差形状が得
られた。
【0042】次に、図6(e)の様にインクジェットプ
リンター用印字ヘッドのパターンを形成したSiウェハ
ーは緩衝ふっ酸溶液により、シリコン酸化膜を全て除去
し、ガラス17との接合を行いやすくする。そして、後
に振動板となる厚さ0.1ミリのパイレックスガラス1
7を陽極接合法によって、図6(f)の様に前記シリコ
ンウェハーに接合する。さらに、このシリコンウェハー
をダイシングして余分な部分を切りとり、印字ヘッドを
駆動させるための圧電素子100を貼り付け、配線を行
い、インクチューブ18を接着してやる事により図6
(g)の様に完成する。
【0043】光学顕微鏡で、インクノズル孔21である
ノズル孔21を観察すると、きれいな正方形になってお
り、そのノズル孔は1個の印字ヘッドに図5のパターン
が128個形成されているが、その孔の寸法のばらつき
はレンジで0.2ミクロンとなり、かなり正確なノズル
孔を形成する事が出来た。
【0044】実際にインクをいれて、圧電素子100を
10KHzで駆動させて印刷試験を行った結果、非常に
細密な印字密度の印刷が出来た。
【0045】以上のように、本発明のマスクパターンの
実施例として、インクジェットプリンター用印字ヘッド
について説明してきたが、段差部を持った複雑な三次元
構造を有する形状をSi(100)面方位のシリコンウ
ェハーを用いて湿式結晶異方性エッチングにより製造す
るならば、全て適応できる。
【0046】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、段
差部分を本発明のマスクパターンにより、段差部のエッ
チング開始を局所的に遅らせることにより段差形状を補
正し、自らはアンダーカットにより消失することによ
り、適正な段差形状を形成する事が出来る。しかも、特
別な工程を付加する事がなく、フォトマスクの設計変更
のみ行えば良いために、大変容易に現状量産工程へ導入
する事ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例を示すインクジェット記録ヘ
ッドの製造工程を示す図である。
【図2】 本発明によって得られたインクジェット記録
ヘッド用Siパターン形状の1つを示す図である。
【図3】 本発明のマスクパターンの1実施例を説明す
る図である。
【図4】 本発明のマスクパターンの効果を説明する図
である。
【図5】 本発明によって得られたインクジェットヘッ
ド用Siパターン形状の1つを示す図である。
【図6】 本発明の実施例を示すインクジェットヘッド
の製造工程を示す図である。
【図7】 本発明のマスクパターンの1実施例を説明す
る図である。
【図8】 アンダーカットの説明図である。
【図9】 アンダーカット定数を定義するための説明図
である。
【図10】 従来技術によって得られるインクジェット
記録ヘッドのインクノズル孔付近のパターン形状を示す
図である。
【符号の説明】
10 シリコンウェハー 11 酸化シリコン膜 12 インクノズル孔マスクパターン 14 シリコンパターン 15 未貫通孔 16 インク供給口 17 パイレックスガラス 18 インクチューブ 19 インク供給口マスクパターン 21 インクノズル孔 22 キャビティ 23 Si(111)面 25 アンダーカット面 26 キャビティマスクパターン 27 インクだめマスクパターン 28 インクだめ 33 本発明のマスクパターン 34 段差部 41 アンダーカット部 100 圧電素子

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】インクを吐出するためのインクノズル孔と
    前記インクノズル孔に連通するキャビティがシリコン基
    板に形成されてなるインクジェットヘッドの製造方法で
    あって、 異方性エッチングにより、前記シリコン基板に未貫通孔
    を形成する第1の工程と、 前記未貫通孔が形成された前記シリコン基板に、前記キ
    ャビティを形成するためのマスクパターンを形成する第
    2の工程と、 前記マスクパターンが形成されたシリコン基板に、異方
    性エッチングにより、所定の深さを有するキャビティ
    と、前記未貫通孔を貫通させたインクノズル孔を形成す
    るとともに、前記キャビティと前記インクノズル孔とを
    連通させる第3の工程と、 を含むことを特徴とするインクジェットヘッドの製造方
    法。
  2. 【請求項2】Si(111)面に対するSi(100)
    面のエッチング速度の比をAとし、前記キャビティの所
    望エッチング深さをHとしたとき、 前記マスクパターンの幅寸法Xは以下の数1の条件を満
    足することを特徴とする請求項1記載のインクジェット
    ヘッドの製造方法。 【数1】
  3. 【請求項3】前記シリコン基板のエッチングにおいて、
    苛性アルカリ性水溶液を用いてエッチングを行うことを
    特徴とする請求項1または請求項2記載のインクジェッ
    トヘッドの製造方法。
JP32599991A 1991-12-10 1991-12-10 インクジェットヘッドの製造方法 Expired - Fee Related JP3067354B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32599991A JP3067354B2 (ja) 1991-12-10 1991-12-10 インクジェットヘッドの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32599991A JP3067354B2 (ja) 1991-12-10 1991-12-10 インクジェットヘッドの製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05155030A JPH05155030A (ja) 1993-06-22
JP3067354B2 true JP3067354B2 (ja) 2000-07-17

Family

ID=18182972

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP32599991A Expired - Fee Related JP3067354B2 (ja) 1991-12-10 1991-12-10 インクジェットヘッドの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3067354B2 (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE19538634C2 (de) * 1995-10-17 1997-09-04 Itt Ind Gmbh Deutsche Verfahren zum Vereinzeln von elektronischen Elementen aus einem Halbleiterwafer
US5956058A (en) * 1993-11-05 1999-09-21 Seiko Epson Corporation Ink jet print head with improved spacer made from silicon single-crystal substrate
US5680702A (en) * 1994-09-19 1997-10-28 Fuji Xerox Co., Ltd. Method for manufacturing ink jet heads
JP3601239B2 (ja) * 1996-04-05 2004-12-15 セイコーエプソン株式会社 インクジェット式記録ヘッド及びそれを用いたインクジェット式記録装置
DE69710411T2 (de) 1996-10-18 2002-11-07 Seiko Epson Corp Tintenstrahldruckkopf und Verfahren zu seiner Herstellung
US7332034B2 (en) 2003-11-21 2008-02-19 Seiko Epson Corporation Coating apparatus and coating method using the same
JP4968428B2 (ja) 2005-10-05 2012-07-04 セイコーエプソン株式会社 液体噴射ヘッドの製造方法
JP4386088B2 (ja) 2007-03-22 2009-12-16 セイコーエプソン株式会社 シリコンウェハの加工方法及び液体噴射ヘッドの製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH05155030A (ja) 1993-06-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100311880B1 (ko) 관통구멍의제작방법,관통구멍을갖는실리콘기판,이기판을이용한디바이스,잉크제트헤드의제조방법및잉크제트헤드
EP0197723B1 (en) Thermal ink jet printhead and process therefor
USRE32572E (en) Thermal ink jet printhead and process therefor
JP2604065B2 (ja) ウェーハ内に開口部を形成する方法
JP3067354B2 (ja) インクジェットヘッドの製造方法
JP3168713B2 (ja) インクジェットヘッド及びその製造方法
JP2006069152A (ja) インクジェットヘッド及びその製造方法
JPH09216368A (ja) インクジェットノズルプレートおよびその製造方法
US5971527A (en) Ink jet channel wafer for a thermal ink jet printhead
MXPA01006374A (es) Produccion de diafragmas.
JPH09246234A (ja) シリコンウェハーの加工方法及びそのシリコンウェハーを用いた電子機器
JPH05229128A (ja) インクジェット印字ヘッドの製造方法
JPH0687217A (ja) インクジェットヘッドの製造方法
JPH05309835A (ja) インクジェットヘッド及びその製造方法
JPH06206315A (ja) インクジェットヘッドの製造方法
JP2006069151A (ja) 圧電膜型アクチュエータの製造方法及び液体噴射ヘッド
US8070265B2 (en) Heater stack in a micro-fluid ejection device and method for forming floating electrical heater element in the heater stack
JPH111000A (ja) ノズルプレートの製造方法、インクジェットヘッド、ノズルプレート及びインクジェット記録装置
WO2022208701A1 (ja) ノズルプレートの製造方法、ノズルプレート及び流体吐出ヘッド
JP2001010047A (ja) インクジェットヘッド及びその製造方法
JP2002321356A (ja) インクジェット記録ヘッドおよびその製造方法
JP4552615B2 (ja) 液体噴射ヘッドの製造方法
JP4003917B2 (ja) 液滴吐出ヘッド及びその製造方法
JP2012200799A (ja) シリコン構造体の製造方法
JP2005144571A (ja) 薄膜を備えた構造体の製造方法。

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080519

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 9

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090519

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 10

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100519

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees