JP3067150U - 複合筆記具 - Google Patents

複合筆記具

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JP3067150U
JP3067150U JP1999006717U JP671799U JP3067150U JP 3067150 U JP3067150 U JP 3067150U JP 1999006717 U JP1999006717 U JP 1999006717U JP 671799 U JP671799 U JP 671799U JP 3067150 U JP3067150 U JP 3067150U
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shaft
printing
sheath
writing instrument
lower shaft
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JP1999006717U
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Inventor
崇 青木
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キソー化学工業株式会社
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  • Mechanical Pencils And Projecting And Retracting Systems Therefor, And Multi-System Writing Instruments (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ボールペンやシャープペンシルとして使用す
ることができると共に、会社の住所、E−メールアドレ
ス、ホームページアドレス等の多くの文字量を同時に印
字する。 【解決手段】 筆記具を内蔵した下軸3と、下軸3の上
部に回転自在に接続した、下軸3を回転させることによ
り筆記具が下軸3の軸先8から繰り出すように構成した
軸接合部4と、軸接合部4の上部に取り付けた、上端に
軸受15を有すると共に一側面が開口した樋状の鞘部1
4と、鞘部14の上端の軸受15に対して、印字ケース
16の中間位置で回動するように取り付けた、長い印字
面18を有する印字基盤13と、印字基盤13を鞘部1
4と平行に揃えた状態で収納し得るように軸接合部4で
着脱自在に嵌り合う上軸6と、から成るものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術の分野】
本考案は、シャープペンシル軸又はボールペン芯等の筆記具を選択的に使用す ることができる複合筆記具に係り、特に多くの文字を印字することができる印字 基盤を内蔵した複合筆記具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、下軸と上軸とを軸接合部で回転自在に接合し、この下軸内に1本又 は異なる色彩のインキを詰めた数本のボールペン芯を内蔵した筆記具がある。例 えば、この上軸を右回転したときは、ボールペン芯が軸先に繰り出して筆記する ことでき、逆に、この上軸を左回転したときは、ボールペン芯が筆記具内の定位 置に戻され収納されるようになっている。更に、この上軸を回転し続けると他の 色彩のボールペン芯が繰り出すことができる。この種の筆記具は、1本で異なる 色彩のボールペンを同時に使用できるという機能を有する。
【0003】 また、このような筆記具に内蔵したボールペン芯に代えて、シャープペンシル 軸を下軸に内蔵した筆記具もある。更に、1本のシャープペンシル軸と数種類の 色彩の異なるインキを詰めたボールペン芯を下軸に繰り出し自在に内蔵した筆記 具も提案されている。
【0004】 このようなボールペン芯又はシャープペンシル軸を有する筆記具は、1本でボ ールペンとしての機能、及びシャープペンシルとしての機能を同時に有するもの である。そこで、この筆記具は、外出先において簡単なメモ書きができるだけで はなく、正式な申請書類等に記入することもできるという特徴を有する。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
上記従来の筆記具では、外出先において単に氏名、住所又は電話番号程度を記 入する時はこのような筆記具でも十分であった。しかし、最近では、外出先にお いて、氏名及び住所以外に、会社の電話番号、ファクシミリ番号、更にはE−メ ールアドレス、ホームページアドレス等の多数の文字を記入する機会が増えてき た。特に、E−メールアドレス、ホームページアドレスは普段自分では使用しな い文字であるため忘れやすいものであった。
【0006】 また、従来の筆記具にも、上軸の上端部に氏名用印字を冠した印字基盤を具備 したものが提案されている。しかし、この氏名用印字基盤には所謂「認印」とし て氏又は氏名のみが押印できるだけで、文字数が極端に少ないという問題があっ た。即ち、上述したような会社の住所や電話番号、ファクシミリ番号、更にはE −メールアドレス、ホームページアドレス等を同時に印字することができる筆記 具はなかった。
【0007】 本考案は、かかる問題点を解決するために創案されたものである。すなわち、 本考案の目的は、ボールペンやシャープペンシルとして使用できると共に、会社 の住所、E−メールアドレス、ホームページアドレス等の多くの文字量を同時に 印字することができる複合筆記具を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案によれば、筆記具を内蔵した下軸(3)と、該下軸(3)の上部に回転 自在に接続した、該下軸(3)を回転させることにより前記筆記具が前記下軸( 3)の軸先(8)から繰り出すように構成した軸接合部(4)と、該軸接合部( 4)の上部に取り付けた、上端に軸受(15)を有すると共に一側面が開口した 樋状の鞘部(14)と、該鞘部(14)の上端の軸受(15)に対して、印字ケ ース(16)の中間位置で回動するように取り付けた、長い印字面(18)を有 する印字基盤(13)と、該印字基盤(13)を前記鞘部(14)と平行に揃え た状態で収納し得るように前記軸接合部(4)で着脱自在に嵌り合う上軸(6) と、から成ることを特徴とする複合筆記具が提供される。
【0009】 上記考案の構成によれば、上軸(6)を回転させると、同時に回転する軸接合 部(4)によって、筆記具のボールペン芯(1)又はシャープペンシル軸(2) は下軸(3)の軸先(8)から繰り出す。この上軸(6)を逆回転させると、ボ ールペン芯(1)又はシャープペンシル軸(2)は下軸(3)内の定位置に戻さ れ、収納される。
【0010】 一方、上軸(6)に収納した印字基盤(13)を使用するときは、この印字基 盤(13)を収納している上軸(6)を外し、この印字基盤(13)を鞘部(1 4)上端の軸受(15)部分においてT字状に展開する。次に、印字基盤(13 )の印字面(18)が下面になるように、複合筆記具を上下逆に持ち替えて所望 の紙面に押印することができる。押印が終了したら、印字基盤(13)を鞘部( 14)と平行に揃えた状態で上軸(6)を被せ、該上軸(6)を軸接合部(4) に嵌めて、この印字基盤(13)の収納を完了させる。 特に、この印字基盤(13)は長い印字面(18)を有するので、多くの文字 や数字を印字することができる。
【0011】 また、前記印字基盤(13)は、インクを含んだ連続気泡体(19)に凸状の 印字面(18)を形成したものである。
【0012】 このように構成した印字基盤(13)は、押印の際にスタンプ台を用いること がないので、外出先において何回でも押印することができ、しかも、押印した印 影が常に明瞭である。なお、印影が薄くなってきたら連続気泡体(19)にイン クを補充することにより、濃い印影に容易に戻すことができる。
【0013】 更に、前記上軸(6)の上端に氏名用印字基盤(21)を取り付けることもで きる。このように、長い印字面(18)を有する印字基盤(13)に加えて氏名 用印字基盤(21)を取り付けてあると、例えば住所は、長い印字基盤(13) で押印し、その右の認め印は氏名用印字基盤(21)で同時に押印することがで きる。
【0014】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の好ましい実施の形態を図面を参照して説明する。なお、各図に おいて共通の部材には同一の符号を付し重複した説明を省略する。 図1は本考案の複合筆記具の全体を示す正面図(a)と、平面図(b)である 。この図に示すように、本考案の複合筆記具は、ボールペン芯1又はシャープペ ンシル軸2等の筆記具を内蔵した筒状の下軸3と、この下軸3の上部に回転自在 に接続した筒状の軸接合部4と、クリップ5を取り付けた上軸6とから成るもの である。
【0015】 図2は複合筆記具から上軸を外した状態を示すものであり、(a)は印字基盤 を展開する前の状態を示す正面図、(b)は上軸の正断面図である。ボールペン 芯1又はシャープペンシル軸2等の筆記具を内蔵した下軸3は、円筒状の筒体の 下端(先端)が徐々に細くなり、かつ貫通孔7を有する軸先8を形成したもので ある。軸接合部4はこの下軸3の上端開口部に固定してあるが、後述する上軸6 と接続する部分(ローレット12部分)は回転するように構成した部材である。 この軸接合部4は、上軸5と接続した部分の回転により、軸接合部4に取り付け たボールペン芯1又はシャープペンシル軸2のいずれかが、軸先8の貫通孔7か ら先端方向に繰り出すような繰出し機構(図示していない)を具備したものであ る。この繰出し機構は軸接合部4の上部に着脱自在に接続した上軸6の回転で動 作するようになっている。なお、この繰出し機構に取り付けたボールペン芯1は 新たなリフィルに容易に交換することができ、またシャープペンシル軸2もリフ ィルを容易に補充することができるようになっている。
【0016】 このように構成した軸接合部4によれば、例えば上軸5を右回転したときは、 同時に回転する軸接合部4がボールペン芯1又はシャープペンシル軸2を下軸3 の軸先8から繰り出すことができる。逆に、上軸5を左回転したときは、ボール ペン芯1又はシャープペンシル軸2が下軸3内の定位置に戻され、収納されるよ うになっている。
【0017】 更に、軸接合部4の円周方向の外周面には、上軸5の開口部の内面に取りつけ た抜け止め用の突条9が嵌り合う溝10が形成してある。また、軸接合部4の上 端の外周面には、上軸5の内壁面に形成した滑り止め用のローレット11と噛み 合うローレット12を形成してある。これらのローレット11,12の噛み合い によって、上軸6の回転動作を軸接合部4に確実に伝達することができるように なっている。
【0018】 図3は上軸を外して印字基盤を鞘部から取り出し、押印できるようにT字状に 展開した状態を示す側面図である。軸接合部4の上部には、印字基盤13を取り 付ける鞘部14を軸長手方向に沿って取り付けてある。この鞘部14の上端部分 に形成した軸受15部分に、印字基盤13の印字ケース16の側面中間位置に設 けた回転軸17を揺動自在に取り付けてある。また、この鞘部14は、その一側 面が開口した樋状に形成してあるため、この長手方向に沿って長い印字面18を 有する印字基盤13を格納することができる。鞘部14の開口側から軸受15( 回転軸17)部分で展開して印字基盤13の印字面18が鞘部14に対して略T 字形状に展開したときに、印字基盤13がぐらつかないように、鞘部14の樋状 部分の上端が印字基盤13の印字ケースの背面に当たって過回転しないようにも なっている。
【0019】 この印字基盤13は住所、E−メールアドレス、ホームページアドレス等の多 くの文字量を印字することができるように細長く形成したものであり、凸状の印 字面18を有するインクを含んだ連続気泡体19を細長い印字ケース16の中に 詰めたものである。この印字基盤13によれば、外出先においてスタンプ台を用 いることなく何回でも明瞭な印影状態のまま押印することができる。印影が薄く なってきたら、印字ケース16のインク注入口20にインクを注入することによ り、連続気泡体19の裏面からインクが補充され、濃い印影に容易に戻すことが できる。なお、このような連続気泡体19から成る印字基盤13に代えて、押印 するときにスタンプ台を用いる従来からのゴム印を取り付けることも勿論可能で ある。
【0020】 上軸5は、円筒状の筒体であり、印字基盤13を鞘部14と平行に揃えた状態 で被せると共に軸接合部4で着脱自在に嵌り合うようになっている。また、上軸 5の上端部には氏名用印字基盤21を取り付けてある。この氏名用印字基盤21 も凸状の印字面22を有するインクを含んだ連続気泡体23を円筒状の印字ケー ス24に詰めたものである。この氏名用印字基盤21はキャップ25を着脱自在 に被せてある。
【0021】 次に、上記のように構成した複合筆記具の使用方法について説明する。 先ず、印字基盤13を使用するときは、印字基盤13を収納している上軸5を 外し、この印字基盤13を鞘部14の軸受15(回転軸17)部分においてT字 状に展開する。次に、印字基盤13の印字面18が下になるように複合筆記具を 上下逆に持ち替えて所望の紙面に押印することができる。押印が終了したら、印 字基盤13を鞘部14と平行に揃え、この状態で上軸5を被せ、この上軸5を開 口部から軸接合部4に嵌めて、この印字基盤13の収納が完了する。
【0022】 このように印字基盤13を展開しているときでも、下軸3の軸先8から繰り出 しているボールペン芯1又はシャープペンシル軸2は、同時に使用することが可 能である。
【0023】 なお、上記考案の実施の形態では、鞘部14の上端部分に形成した軸受15部 分に、印字基盤13の印字ケース16側面の回転軸17を揺動自在に取り付けた 構成について説明してある。しかし、この軸受15に対して印字基盤13の印字 印字ケース16を着脱自在に取り付けるよう構成したもの、更に、印字基盤13 に印字面18を両面に形成したもの、例えば一面に住所を片面には電話番号と共 にE−メールアドレスの印字面を形成することも可能であり、上述した印字基盤 13の構造に限定されない。
【0024】
【考案の効果】 上述したように、本考案の複合筆記具は、ボールペン又はシャープペンシルと しての筆記具と同時に住所、E−メールアドレス、ホームページアドレス等の多 くの文字を記入する際に、上軸内に収納してある印字基盤を取り出し、鞘部に対 してT字状に展開すれば、所望の紙面に字数の長い文字や数字を容易に押印する ことができる。第三者に対して住所、E−メールアドレス等を正確に伝達するこ とができる。また、押印が終了したら、印字基盤は上軸内に収納することができ るので、容易に携帯することができる。
【0025】 また、印字基盤に連続気泡体を用いたものはインクを常に補充することができ るので、鮮明な陰影を長期間保つことができ、ボールペン芯やシャープペンシル 軸も新たなリフィルに容易に交換又は補充することができるので、長期間にわた って使用することができる、等の優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の複合筆記具の全体を示すものであり、
(a)は正面図、(b)は平面図である。
【図2】複合筆記具から上軸を外した状態を示すもので
あり、(a)は印字基盤を展開する前の状態を示す正面
図、(b)は上軸の正断面図である。
【図3】上軸を外して印字基盤を鞘部から取り出し、押
印できるようにT字状に展開した状態を示す側面図であ
る。
【符号の説明】
1 ボールペン芯(筆記具) 2 シャープペンシル軸(筆記具) 3 下軸 4 軸接合部 6 上軸 8 軸先 13 印字基盤 14 鞘部 15 軸受 18 印字面 19 連続気泡体 21 氏名用印字基盤

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筆記具を内蔵した下軸(3)と、 該下軸(3)の上部に回転自在に接続した、該下軸
    (3)を回転させることにより前記筆記具が前記下軸
    (3)の軸先(8)から繰り出すように構成した軸接合
    部(4)と、 該軸接合部(4)の上部に取り付けた、上端に軸受(1
    5)を有すると共に一側面が開口した樋状の鞘部(1
    4)と、 該鞘部(14)の上端の軸受(15)に対して、印字ケ
    ース(16)の中間位置で回動するように取り付けた、
    長い印字面(18)を有する印字基盤(13)と、 該印字基盤(13)を前記鞘部(14)と平行に揃えた
    状態で収納し得るように前記軸接合部(4)で着脱自在
    に嵌り合う上軸(6)と、から成ることを特徴とする複
    合筆記具。
  2. 【請求項2】 前記印字基盤(13)が、インクを含ん
    だ連続気泡体(19)に凸状の印字面(18)を形成し
    たものであることを特徴とする請求項1の複合筆記具。
  3. 【請求項3】 前記上軸(6)の上端部に氏名用印字基
    盤(21)を取り付けたことを特徴とする請求項1又は
    2の複合筆記具。
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