JP3066318U - コンベヤ式フライヤ― - Google Patents
コンベヤ式フライヤ―Info
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 二種類の揚げ物料理を同時に調理できるコン
パクトなコンベヤ式フライヤーを提供する。 【解決手段】 上方に開放し且つ隔壁13で水平方向に区
画された2つの個別油槽41、61と、前記個別油槽41、61の
夫々に貯留された油27に食材を浸けた状態で略水平方向
に搬送し且つ前記隔壁13を隔てて該隔壁13と平行に延び
る態様で配設された一対の搬送コンベヤ20a、20b と、前
記搬送コンベヤ20a、20b を相互に結合する結合部材と、
前記結合された前記搬送コンベヤ20a、20b の集合物を、
前記個別油槽41、61内の降下位置と該個別油槽41、61の上
方の脱出位置との間で昇降移動させる昇降装置と、前記
個別油槽41、61内の油27を各個別油槽41、61毎に加熱する
加熱手段と、を具備すること。
パクトなコンベヤ式フライヤーを提供する。 【解決手段】 上方に開放し且つ隔壁13で水平方向に区
画された2つの個別油槽41、61と、前記個別油槽41、61の
夫々に貯留された油27に食材を浸けた状態で略水平方向
に搬送し且つ前記隔壁13を隔てて該隔壁13と平行に延び
る態様で配設された一対の搬送コンベヤ20a、20b と、前
記搬送コンベヤ20a、20b を相互に結合する結合部材と、
前記結合された前記搬送コンベヤ20a、20b の集合物を、
前記個別油槽41、61内の降下位置と該個別油槽41、61の上
方の脱出位置との間で昇降移動させる昇降装置と、前記
個別油槽41、61内の油27を各個別油槽41、61毎に加熱する
加熱手段と、を具備すること。
Description
【0001】
本考案は、油槽内の油中を走行するコンベヤで食材を搬送しながらこれを揚げ るコンベヤ式フライヤーに関するものである。
【0002】
図5は、従来のコンベヤ式フライヤーの断面図である。 油槽(11)内には、上下に間隔を置いて対向する上・下コンベヤ(21)(22)から成 る搬送コンベヤ(20)が走行していると共に、該油槽(11)の底壁(10)の外底面には 電気ヒータ(31)(31)が当接している。 このものでは、搬送コンベヤ(20)の上流端に位置する入口(24)から食材(15)が 供給されると、これが、油槽(11)内の油(27)に浸けられた状態で搬送コンベヤ(2 0)によって下流端の出口(25)に搬送され、該出口(25)から揚げ物料理(17)(17)が 排出される。
【0003】
しかしながら、上記従来のものでは、調理温度が異なる二種類の揚げ物調理を 行う場合には、一方の揚げ物調理が終了してから、図示しない油温設定器で油温 を設定し直し、その後、該設定温度に油槽(11)内の油温が安定するまで待機し、 その後に他の種類の揚げ物調理を行う。従って、かかる場合には、前記待機時間 が必要な分だけ時間ロスが生じ、迅速な調理ができない。
【0004】 そこで、上記時間ロスを無くす為に、二台のコンベヤ式フライヤーを用意し、 これらで二種類の揚げ物調理を別々に行うことも考えられるが、かかる場合は、 二台のコンベヤ式フライヤーが完全に独立しているだけでなく、各フライヤ本体 の外周から突出する部品等が邪魔になることから、これら両コンベヤ式フライヤ ーを密接状態で並べて据え付けることができず、広い設置スペースが必要になる 。 本考案は係る点に鑑みて成されたもので、 二種類の揚げ物料理を同時に調理できるコンパクトなコンベヤ式フライヤーを 提供することをその課題とする。
【0005】
〈1項〉 上記課題を解決する為の本考案の技術的手段は、 『上方に開放し且つ隔壁(13)で水平方向に区画された2つの個別油槽(41)(61) と、 前記個別油槽(41)(61)の夫々に貯留された油(27)に食材(15)(15)を浸けた状態 で略水平方向に搬送し且つ前記隔壁(13)を隔てて該隔壁(13)と平行に延びる態様 で配設された一対の搬送コンベヤ(20a) (20b) と、 前記搬送コンベヤ(20a) (20b) を相互に結合する結合部材と、 前記結合された前記搬送コンベヤ(20a) (20b) の集合物を、前記個別油槽(41) (61)内の降下位置と該個別油槽(41)(61)の上方の脱出位置との間で昇降移動させ る昇降装置と、 前記個別油槽(41)(61)内の油(27)を各個別油槽(41)(61)毎に加熱する加熱手段 と、を具備する』ことである。
【0006】 上記技術的手段は次のように作用する。 結合部材で相互に結合された搬送コンベヤ(20a) (20b) を個別油槽(41)(61)内 の降下位置まで昇降装置で降下させ、この状態で搬送コンベヤ(20a) (20b) を走 行させてその上流端の入口に食材(15)(15)を供給すると、該食材(15)(15)が個別 油槽(41)(61)内を走行する搬送コンベヤ(20a) (20b) によって、個別油槽(41)(6 1)内の油(27)に浸けられた状態で搬送される。そして、この搬送途中においては 、加熱手段で加熱昇温された個別油槽(41)(61)内の油(27)で上記食材(15)(15)が 加熱調理され、これによって出来た揚げ物料理が搬送コンベヤ(20a) (20b) の下 流端の出口から順次排出される。 尚、調理作業が終了して個別油槽(41)(61)の底部に沈殿した揚げカス等を除去 ・清掃するときには、結合部材で相互に結合一体化された搬送コンベヤ(20a) (2 0b) の集合物を、昇降装置で一体的に個別油槽(41)(61)の上方の脱出位置まで上 昇させ、この状態で、個別油槽(41)(61)内を清掃する。
【0007】 〈2項〉 前記1項に於いて、 『前記個別油槽(41)(61)は、全体として直方体状に形成されたフライヤ本体(5 0)の上面に開放しており、 前記昇降装置は、 前記フライヤ本体(50)の外周側面のうちの前記搬送コンベヤ(20a) (20b) の走 行方向と直交する方向に位置する側面に取付けられた昇降駆動源と、 前記昇降駆動源で昇降され且つ上端が前記搬送コンベヤ(20a) (20b) の集合物 に連結された昇降駆動軸(88)と、 前記側面に取付けられた軸保持部材で昇降自在に保持され且つ上端が前記搬送 コンベヤ(20a) (20b) の集合物に連結されたガイド軸(69)と、を具備している』 ものでは、搬送コンベヤ(20a) (20b) の集合物が昇降駆動源に連動する昇降駆動 軸(88)によって昇降移動される。このときは、搬送コンベヤ(20a) (20b) の集合 物は、軸保持部材で昇降自在に保持されている昇降駆動軸(88)で支えられた状態 で昇降移動するから、該搬送コンベヤ(20a) (20b) の集合物が円滑に移動する。
【0008】 〈3項〉 前記1項又は2項に於いて、 『前記各加熱手段の夫々は、前記搬送コンベヤ(20a) (20b) の走行方向に並ぶ 態様で前記個別油槽(41)(61)の底壁(40)(60)に夫々設定された入口側加熱ゾーン (A) と出口側加熱ゾーン(B) を各別に加熱する入口側加熱手段と出口側加熱手段 に分割されており、 前記個別油槽(41)(61)内に於ける前記入口側加熱ゾーン(A) と出口側加熱ゾー ン(B) に対応する部分の油温を各加熱ゾーン別に検知する複数の油温センサ(S1) (S2)(S3)(S4)と、 前記個別油槽(41)(61)内に於ける前記入口側加熱ゾーン(A) と出口側加熱ゾー ン(B) に対応する部分の油温を各別に設定する温度設定器と、 前記複数の油温センサ(S1)(S2)(S3)(S4)の検知温度が前記温度設定器で設定さ れた各温度に維持されるように前記各入口側加熱手段と出口側加熱手段を制御す る制御手段を備えている』ものでは、搬送コンベヤ(20a) (20b) の走行方向に並 ぶ入口側加熱ゾーン(A) と出口側加熱ゾーン(B) の油温を各別に独立して設定す ることができ、美味しい揚げ物料理を作ることができる。
【0009】
本考案は次の特有の効果を有する。 適正加熱温度等が相違する二種類の揚げ物料理を個別油槽(41)(61)で各別に同 時に調理することができる。又、これら個別油槽(41)(61)が単一のコンベヤ式フ ライヤーに装備されているから、独立した二台のコンベヤ式フライヤーを用いる 場合に比べて必要設置スペースが小さいコンパクトなコンベヤ式フライヤーを提 供することができる。
【0010】
次に、本考案の実施の形態を説明する。 図1は、本考案の実施の形態に係るコンベヤ式フライヤーの断面図である。 [全体構成] アングル材(55)(55)を矩形枠状に組み合わせたフライヤ本体(50)の上部には、 上方に開放する油槽(11)が配設されていると共に、食材(15)(15)を搬送する搬送 コンベヤ(20a) (20b) は昇降装置(81)で昇降されるようになっている。又、上記 油槽(11)は、図1,図2に示すように、加熱手段たる電気ヒータ(51)(51)(52)(5 2)で加熱されるようになっている。
【0011】 以下、各部の詳細を説明する。 [フライヤ本体(50)について] フライヤ本体(50)は、複数のアングル材(55)(55)を矩形箱状に組み合わせてそ の外周を側板(57)(57)で包囲したものであり、その内部に設けられた制御装置(5 6)にはケーブル(58)を介して操作盤(53)が接続されている。
【0012】 操作盤(53)には、図1,図4に示すように、運転ボタン(33),後述の搬送コン ベヤ(20a) (20b) を昇降させる際に操作する昇降操作ボタン(34)(34),搬送コン ベヤ(20a) (20b) の速度を設定する速度設定つまみ(35)(36)及び、後述の入口側 加熱ゾーン(A) と出口側加熱ゾーン(B) の温度を設定する為の温度設定器(16)(1 7)(18)(19)、及び、各設定温度を表示する温度表示器(46)(47)(48)(49)が設けら れている。
【0013】 [油槽(11)について] 上記フライヤ本体(50)の上部に配設された油槽(11)内は、図1,図2に示すよ うに、金属板を断面U字状に曲げ加工した隔壁(13)で水平方向たる幅方向に区画 されて個別油槽(41)(61)が形成されていると共に、上記隔壁(13)の下辺は油槽(1 1)の底壁に溶接されている。 上記個別油槽(41)(61)の一端から一定範囲は深くなった予備油槽(14)(14)にな っていると共に、該予備油槽(14)(14)の底壁には排油コック(28)(29)が接続され ている。又、排油コック(28)(29)の入口部にはカス取り網(12)が各別に装着され ている。
【0014】 又、個別油槽(41)(61)の夫々の底壁(40)(60)は、これらの内部で走行する搬送 コンベヤ(20a) (20b) の入口(24a) (24b) から該搬送コンベヤ(20a) (20b) の走 行方向に順次並ぶ態様で設定された入口側加熱ゾーン(A) と出口側加熱ゾーン(B ) (図3参照)に区分されており、これら各ゾーンを各別に加熱する4つの加熱 手段たる電気ヒータ(51)(51)(52)(52)は、上記底壁(40)(60)の下面に当接してい る。そして、上記電気ヒータ(51)(51)と電気ヒータ(52)(52)は既述3項の考案特 定事項たる入口側加熱手段と出口側加熱手段に夫々対応している。又、個別油槽 (41)(61)の入口側加熱ゾーン(A) と出口側加熱ゾーン(B) の夫々の油温を検知す る油温センサ(S1)(S2)(S3)(S4)が、個別油槽(41)(61)内に於ける各入口側加熱ゾ ーン(A) (A) と出口側加熱ゾーン(B) (B) に対応する部位に配設されている。
【0015】 [搬送コンベヤ(20a) (20b) について] 油槽(11)を構成する各個別油槽(41)(61)内に各別に収容される搬送コンベヤ(2 0a) (20b) は、前記油槽(11)内を個別油槽(41)(61)に区画する隔壁(13)と平行に 延びる態様で配設されると共に、これら搬送コンベヤ(20a) (20b) は互いに同一 構造を有している。 次に、搬送コンベヤ(20a) の構造を説明する。 個別油槽(41)内に浸けられる搬送コンベヤ(20a) は、図1に示すように、個別 油槽(41)の底壁(40)に沿って走行する下コンベヤ(22)と、該下コンベヤ(22)の上 方域をこれと平行に走行する上コンベヤ(21)から構成されており、これら上・下 コンベヤ(21)(22)は金網状の無端ベルト(38)(39)で構成されている。
【0016】 上コンベヤ(21)と下コンベヤ(22)は、図2に示すように、対向する一対の平行 なサイドプレート(45a) (45a) の間を走行するようになっており、上コンベヤ(2 1)は、図1において紙面の前後方向に対向するサイドプレート(45a) (45a) 間に 架設された駆動軸(72),ガイド軸(73)(73)及び従動軸(74)に掛けられている。又 、上記駆動軸(72)は、駆動モータ(70a) と伝動チェーン(71)で動力伝達状態に連 結されている。
【0017】 一方、下コンベヤ(22)は、図1に示すように、サイドプレート(45a) (45a) 間 に架設された駆動軸(76),ガイド軸(77)(77)及び従動軸(78)に掛けられていると 共に、駆動軸(76)は既述駆動軸(72)と伝動チェーン(79)で連結されている。 そして、下コンベヤ(22)と上コンベヤ(21)の上下間が、食材(15)を搬送する為 の食品搬送路(59)になっている。 又、他方の搬送コンベヤ(20b) は、既述したように上記搬送コンベヤ(20a) と 同様に構成されており、図2に示すようにサイドプレート(45b) (45b) 間に設け られた上コンベヤ(21)と下コンベヤ(22)が駆動モータ(70b) で作動されるように なっている。
【0018】 [昇降装置(81)について] 次に、上記搬送コンベヤ(20a) (20b) を昇降させる昇降装置(81)の構造を説明 する。 搬送コンベヤ(20a) (20b) は、該搬送コンベヤ(20a) (20b) の走行方向と直交 する方向に延びる互いに平行な結合部材たる支持アーム(84)(84)の下辺部に取付 けられている。即ち、搬送コンベヤ(20a) (20b) の無端ベルト(38)(38)(39)(39) を駆動する駆動軸(72)(72)(76)(76)等を支持するサイドプレート(45a) (45a) (4 5b) (45b) は、支持アーム(84)(84)を繋ぐ態様でこれらの下面に固着されている と共に、該支持アーム(84)(84)の基端部の下面間にはベース(87)が架設されてい る。該ベース(87)に上端が固定された昇降駆動軸(88)は、フライヤ本体(50)の外 周面のうち搬送コンベヤ(20a) (20b) の走行方向と直交する方向に位置する側面 たる背面に取付けられた支持箱(75)上の軸受(54)で摺動自在に支持されていると 共に、該昇降駆動軸(88)は前記支持箱(75)を昇降自在に上下に貫通している。又 、上記昇降駆動軸(88)は前記支持箱(75)の上面に配設された昇降駆動源たる昇降 モータ(89)と動力伝達状態に連結されており、該昇降モータ(89)の回転に連動し て昇降駆動軸(88)が昇降するようになっている。
【0019】 又、上記支持箱(75)には、上下に間隔を置いて配設された軸保持部材たるガイ ド筒(67)(68)が、搬送コンベヤ(20a) (20b) の走行方向に間隔を置いて二組設け られており、搬送コンベヤ(20a) (20b) の走行方向に間隔を置いて配設された上 下に延びるガイド軸(69)(69)は、上記二組のガイド筒(67)(68)(67)(68)に各別に 摺動自在に貫通している。そして、上記ガイド軸(69)(69)の上端は、支持アーム (84)(84)の基端部相互を連結するベース(87)に固定された取付筒(66)(66)に挿入 固定されている。 このものでは、昇降モータ(89)が回転すると、該昇降モータ(89)の回転軸と動 力伝達状態に連結された昇降駆動軸(88)が軸受(54)内を上下に摺動すると共に、 支持アーム(84)(84)の基端部の取付筒(66)(66)から下方に突出するガイド軸(69) (69)はガイド筒(67)(68)に案内されて上下に摺動する。従って、搬送コンベヤ(2 0a) (20b) が上記ガイド軸(69)(69)で支持された安定状態で円滑に昇降移動する 。
【0020】 [使用の実際] 次に、上記コンベヤ式フライヤーの動作を説明する。 個別油槽(41)(61)内に油(27)を入れて電源スイッチをONにした後に運転ボタ ン(33)を投入する。 次に、昇降操作ボタン(34)を操作して昇降モータ(89)を作動させて昇降駆動軸 (88)を降下させ、これにより、搬送コンベヤ(20a) (20b) を個別油槽(41)(61)の 油(27)内の降下位置まで降下させる。
【0021】 次に、温度設定器(16)(17)(18)(19)で、各個別油槽(41)(61)の入口側加熱ゾー ン(A) と出口側加熱ゾーン(B) の油温を各別に設定する。すると、油温センサ(S 1 )(S2)(S3)(S4)で上記個別油槽(41)(61)の入口側加熱ゾーン(A) と出口側加熱ゾ ーン(B) の油温を検知しながら電気ヒータ(51)(51)(52)(52)の発熱量が制御され (この制御を行う制御装置(56)内の機能部が既述3項の考案特定事項たる制御手 段に対応する。)、これにより、上記個別油槽(41)(61)の入口側加熱ゾーン(A) と出口側加熱ゾーン(B) 毎に温度設定器(16)(17)(18)(19)で設定された油温に調 節される。又、上記設定温度は(46)(47)(48)(49)に表示される。
【0022】 この状態で搬送コンベヤ(20a) (20b) の入口(24a) (24b) から食材(15)(15)を 供給すると、該食材(15)(15)は搬送コンベヤ(20a) (20b) の上・下コンベヤ(21) (22)で上下から挟まれた状態で個別油槽(41)(61)の油(27)内を略水平方向に下流 側へ搬送され、その搬送途中に加熱調理されて揚げ物料理(17)(17)になり、これ が搬送コンベヤ(20a) (20b) の出口(25a) (25b) から取り出されて別途用意した 収容籠(V) 等に収容される。
【0023】 このものでは、上記温度設定器(16)(17)(18)(19)で、個別油槽(41)(61)内の入 口側加熱ゾーン(A) と出口側加熱ゾーン(B) の油温を各別に設定することができ ると共に、速度設定つまみ(35)(36)で駆動モータ(70a) (70b) の速度を調節する ことにより、食材(15)(15)の加熱調理時間を設定することができるから、油温及 び加熱調理時間が相違する二種類の揚げ物を個別油槽(41)(61)で同時に調理する ことができる。
【0024】 又、個別油槽(41)(61)を単一のフライヤ本体(50)に装備させたから、独立した 二台のコンベヤ式フライヤーを用いて上記二種類の揚げ物を同時に調理する場合 に比べて必要設置スペースが小さいコンパクトなコンベヤ式フライヤーを提供す ることができる。
【0025】 尚、個別油槽(41)(61)内を清掃するときは、これら個別油槽(41)(61)に各別に 形成された予備油槽(14)(14)の排油コック(28)(29)を開放して個別油槽(41)(61) 内の油(27)を排出すると共に、昇降操作ボタン(34)で昇降モータ(89)を駆動させ て昇降駆動軸(88)を上昇させ、これにより、図2及び図1の想像線で示すように 、搬送コンベヤ(20a) (20b) を個別油槽(41)(61)の上方の脱出位置まで上昇させ て個別油槽(41)(61)内の清掃を行う。
【0026】 尚、上記実施の形態では、油温センサ(S1)(S2)(S3)(S4)を個別油槽(41)(61)の 底壁に配設したが、これら油温センサ(S1)(S2)(S3)(S4)をサイドプレート(45a) (45b) 等の搬送コンベヤ(20a) (20b) のフレームに取付けてもよい。
【図1】本考案の実施の形態に係るコンベヤ式フライヤ
ーを個別油槽(41)に沿って縦断した断面図
ーを個別油槽(41)に沿って縦断した断面図
【図2】本考案の実施の形態に係るコンベヤ式フライヤ
を個別油槽(41)(61)と直交する方向に縦断した断面図
を個別油槽(41)(61)と直交する方向に縦断した断面図
【図3】油槽(11)の平面図
【図4】操作盤(53)と各電気部品の概略の電気配線図
【図5】従来例の説明図
(13)・・・隔壁 (15)・・・食材 (17)・・・揚げ物料理 (20a) (20b) ・・・搬送コンベヤ (21)・・・上コンベヤ (22)・・・下コンベヤ (24)・・・入口 (25)・・・出口 (27)・・・油 (31)・・・電気ヒータ (40)・・・底壁 (41)・・・個別油槽 (50)・・・フライヤ本体 (60)・・・底壁 (61)・・・個別油槽 (69)・・・ガイド軸 (A) ・・・入口側加熱ゾーン (B) ・・・出口側加熱ゾーン (S1)〜(S4)・・・油温センサ
Claims (3)
- 【請求項1】 上方に開放し且つ隔壁(13)で水平方向に
区画された2つの個別油槽(41)(61)と、 前記個別油槽(41)(61)の夫々に貯留された油(27)に食材
(15)(15)を浸けた状態で略水平方向に搬送し且つ前記隔
壁(13)を隔てて該隔壁(13)と平行に延びる態様で配設さ
れた一対の搬送コンベヤ(20a) (20b) と、 前記搬送コンベヤ(20a) (20b) を相互に結合する結合部
材と、 前記結合された前記搬送コンベヤ(20a) (20b) の集合物
を、前記個別油槽(41)(61)内の降下位置と該個別油槽(4
1)(61)の上方の脱出位置との間で昇降移動させる昇降装
置と、 前記個別油槽(41)(61)内の油(27)を各個別油槽(41)(61)
毎に加熱する加熱手段と、を具備するコンベヤ式フライ
ヤー。 - 【請求項2】 請求項1に記載のコンベヤ式フライヤー
に於いて、 前記個別油槽(41)(61)は、全体として直方体状に形成さ
れたフライヤ本体(50)の上面に開放しており、 前記昇降装置は、 前記フライヤ本体(50)の外周側面のうちの前記搬送コン
ベヤ(20a) (20b) の走行方向と直交する方向に位置する
側面に取付けられた昇降駆動源と、 前記昇降駆動源で昇降され且つ上端が前記搬送コンベヤ
(20a) (20b) の集合物に連結された昇降駆動軸(88)と、 前記側面に取付けられた軸保持部材で昇降自在に保持さ
れ且つ上端が前記搬送コンベヤ(20a) (20b) の集合物に
連結されたガイド軸(69)と、を具備しているコンベヤ式
フライヤー。 - 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載のコンベヤ
式フライヤーに於いて、 前記各加熱手段の夫々は、前記搬送コンベヤ(20a) (20
b) の走行方向に並ぶ態様で前記個別油槽(41)(61)の底
壁(40)(60)に夫々設定された入口側加熱ゾーン(A) と出
口側加熱ゾーン(B) を各別に加熱する入口側加熱手段と
出口側加熱手段に分割されており、 前記個別油槽(41)(61)内に於ける前記入口側加熱ゾーン
(A) と出口側加熱ゾーン(B) に対応する部分の油温を各
加熱ゾーン別に検知する複数の油温センサ(S1)(S2)(S3)
(S4)と、 前記個別油槽(41)(61)内に於ける前記入口側加熱ゾーン
(A) と出口側加熱ゾーン(B) に対応する部分の油温を各
別に設定する温度設定器と、 前記複数の油温センサ(S1)(S2)(S3)(S4)の検知温度が前
記温度設定器で設定された各温度に維持されるように前
記各入口側加熱手段と出口側加熱手段を制御する制御手
段を備えている、コンベヤ式フライヤー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1999005819U JP3066318U (ja) | 1999-08-03 | 1999-08-03 | コンベヤ式フライヤ― |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1999005819U JP3066318U (ja) | 1999-08-03 | 1999-08-03 | コンベヤ式フライヤ― |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3066318U true JP3066318U (ja) | 2000-02-18 |
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ID=43199893
Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP1999005819U Expired - Lifetime JP3066318U (ja) | 1999-08-03 | 1999-08-03 | コンベヤ式フライヤ― |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3066318U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018089265A (ja) * | 2016-12-06 | 2018-06-14 | 株式会社中西製作所 | フライヤーの搬送装置用昇降装置 |
KR102467086B1 (ko) * | 2022-08-22 | 2022-11-14 | 주식회사 웰씨팜 | 조리의 위생성을 개선한 유탕기 |
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1999
- 1999-08-03 JP JP1999005819U patent/JP3066318U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018089265A (ja) * | 2016-12-06 | 2018-06-14 | 株式会社中西製作所 | フライヤーの搬送装置用昇降装置 |
KR102467086B1 (ko) * | 2022-08-22 | 2022-11-14 | 주식회사 웰씨팜 | 조리의 위생성을 개선한 유탕기 |
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