JP3066141U - 紙製ハンガ― - Google Patents
紙製ハンガ―Info
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- JP3066141U JP3066141U JP1999005640U JP564099U JP3066141U JP 3066141 U JP3066141 U JP 3066141U JP 1999005640 U JP1999005640 U JP 1999005640U JP 564099 U JP564099 U JP 564099U JP 3066141 U JP3066141 U JP 3066141U
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- Japan
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- hook
- paper
- members
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- slit
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Abstract
(57)【要約】
【課題】胴部に確実に係止させることができる強度の高
い紙製の引掛部を有する全ての部材が紙によって構成さ
れている紙製ハンガーを提供することを課題とする。 【解決手段】 折曲線11に対して対称的に形成されて
いる2枚の引掛部材10a,10bによって引掛部10
は構成されている。引掛部10の下側には、切込み部1
3を介して係止部12が形成されている。胴部20は、
2枚の胴部材20a,20bによって構成されている。
胴部20の上縁部22の中央にはスリット23が形成さ
れており、このスリット23に引掛部10の係止部を差
し込むことによって引掛部10を胴部20に係止させ
る。
い紙製の引掛部を有する全ての部材が紙によって構成さ
れている紙製ハンガーを提供することを課題とする。 【解決手段】 折曲線11に対して対称的に形成されて
いる2枚の引掛部材10a,10bによって引掛部10
は構成されている。引掛部10の下側には、切込み部1
3を介して係止部12が形成されている。胴部20は、
2枚の胴部材20a,20bによって構成されている。
胴部20の上縁部22の中央にはスリット23が形成さ
れており、このスリット23に引掛部10の係止部を差
し込むことによって引掛部10を胴部20に係止させ
る。
Description
【0001】
本考案は、商品の展示等に用いられる紙製ハンガーに関するものである。
【0002】
図7は従来のこの種のハンガーの構成を示す斜視図であり、Hは商品Aを係止 する胴部であり、Fはその引掛部である。
【0003】 引掛部Fは、図8に示したように構成されている。即ち、上部を釣針状とし、 下部には切込み部Yを介して係止部Xが形成されており、胴部Hの上端部に形成 されているスリットSにこの係止部Xを差し込んで引掛部Fを胴部Hに固定でき るように構成されている。
【0004】 胴部Hは紙で形成されており、荷重が加わる引掛部Fは強度を高めるために合 成樹脂で形成されているものが一般的である。
【0005】 ここで、環境問題を考慮すると、合成樹脂に比較して廃棄処理を施した最終廃 棄物の量が少なく且つその毒性もない紙によって引掛部も構成されているハンガ ーが現在は望まれている。
【0006】
しかしながら、強度を高めるために、厚紙で引掛部Fを形成しようとした場合 には、胴部Hに係止させるために幅の薄さが要求される切込み部分Yを形成する ことが困難であるという新たな技術的問題が生じてしまう。
【0007】 本考案の目的は、胴部に確実に係止させることができる強度の高い紙製の引掛 部を有する全ての部材が紙によって構成されている紙製ハンガーを提供すること にある。
【0008】
以上の目的を達成するために、請求項1に記載の考案は、上縁部の両側に折曲 線に沿ってそれぞれ折り曲げられた2枚の胴部材からなる紙製の胴部と、折曲線 に対して対称的な形状に形成された2枚の引掛部材からなる紙製の引掛部とから 構成される紙製ハンガーであって、前記胴部の前記上縁部の中央には当該上縁部 に沿った所定長のスリットが形成され、前記2枚の引掛部材の下側には、それぞ れ切込み部を介して前記スリットの長さよりも長い幅を有する係止部が形成され ていることを特徴とするものである。
【0009】 また請求項2に記載の考案は、上縁部の両側に折曲線に沿ってそれぞれ折り曲 げられた2枚の胴部材からなる紙製の胴部と、折曲線に対して対称的な形状に形 成された2枚の引掛部材からなる紙製の引掛部とから構成される紙製ハンガーで あって、前記胴部の前記上縁部の中央には当該上縁部に沿った所定長のスリット が形成され、前記2枚の引掛部材のそれぞれの下側には、前記スリットの長さ以 下の幅を有する係止部が形成され、当該係止部のそれぞれの先端部には折曲線に 沿って折り曲げられた折曲部が形成されていることを特徴とするものである。
【0010】
以下、図面を用いて本考案の実施形態について説明する。
【0011】 (実施形態1) 図1は、本考案の実施形態1の構成を示した斜視図であり、図2(a)は本実 施形態1に係る引掛部10の構成を示した斜視図、図2(b)は本実施形態1の 分解斜視図である。
【0012】 図1および図2において、商品等を係止する胴部20と引掛部10とは共に紙 によって構成されている。
【0013】 引掛部10は、図2(a)に示したように折曲線11に関して対称的な形状に 形成されている2枚の引掛部材10a,10bによって構成されている。この2 枚の引掛部材10a,10bの下側には、切込み部13a,13bを介して係止 部12a,12bが形成されている。
【0014】 このように、本実施形態1においては、引掛部10を2枚の薄い引掛部材10 a,10bで構成するようにすることによって、引掛部10の強度を高めるとと もに、図2(b)に示した引掛部10の幅の薄い切込み部13を容易に形成でき るようにしてある。
【0015】 また、胴部20は、上縁部22の両側にそれぞれ折曲線21に沿って折り曲げ られた2枚の胴部材20a,20bによって構成されている。
【0016】 この胴部20の上縁部22には所定長のスリット23が形成されている。
【0017】 なお、図2(b)に示したように引掛部10の係止部12の形状は、スリット 23に挿入可能となるような形状に予め選ばれている。
【0018】 以上説明したように本実施形態1によれば、折曲線11を介して連設されてい る2枚の引掛部材10a,10bによって引掛部10を形成することによって、 引掛部10の強度を高めることができるとともに、幅の薄い切込み部13を容易 に形成することができて、引掛部10の強度が高く引掛部10が胴部20に確実 に係止する紙製のハンガーを得ることができる。
【0019】 (実施形態2) 次に本考案の実施形態2について説明する。
【0020】 図3(a)は本実施形態2に係る引掛部の構成を示した平面図であり、図3( b)は胴部の構成を示した平面図である。ここで、図3(a),(b)に示した 引掛部および胴部は共に紙で形成されている。
【0021】 引掛部の構成を示す図3(a)において、図2(a)と同一符号のものは同一 のものを示している。ここで本実施形態2においては、係止部12a,12bの 幅は胴部のスリット23の長さ以下となるように選ばれている。さらに本実施形 態2の係止部12a,12bの先端部には折曲線14a,14bを介して折曲部 15a,15bがそれぞれ形成されている。
【0022】 胴部の構成を示す図3(b)において、図2(b)と同一符号のものは同一の ものを示している。なお、本実施形態2においては、胴部に商品を係止させるた めの切込み部30が設けられている。
【0023】 本実施形態2の組立方法を図4を用いて説明する。
【0024】 先ず図4(a)に示したように折曲線11に沿って2枚の引掛部材を折り曲げ て引掛部10を形成する。このとき、スリット23に挿入可能な幅を有する係止 部12が形成されている。
【0025】 次に、図4(b)に示したように、係止部12の先端部にある折曲部15a, 15bをそれぞれ外側に折り曲げる。この状態で引掛部10を胴部20のスリッ ト23に挿入する。
【0026】 以上のようにした後、図5(a)に示したように、2枚の胴部材の上部を接着 剤等によって接着させる。
【0027】 図5(b)は、図5(a)に示した状態の本実施形態2の断面図である。図5 (b)に示したように、本実施形態2においては、胴部20のスリットに挿入さ れた折曲部15a,15bが胴部内で外側に開き、引掛部10を胴部に係止させ る構成となっている。即ち、本実施形態2においては、実施形態1のように切込 み部を形成せずに、引掛部10を胴部に係止させる構成となっている。なお本実 施形態2においては、上縁部22の幅は、両方の折曲部15a,15bの長さの 和よりも小さい値に予め選ばれている。
【0028】 本実施形態2においては、図5(b)に示したように胴部材20a,20bの 上部が接着されているために、引掛部10に上方への力が加わり折曲部15a, 15bが外側に広がっても、その広がりは胴部材20a,20bによって規制さ れるため、引掛部10が胴部から外れるようなことはない。従って、図6に示し たように胴部20に係止されている商品Aの重量が大きくても、引掛部10が胴 部20から外れるようなことはない。さらに、図6に示した本実施形態2のよう に、切込み部30を用いて商品を巻きつけて係止させる方式のものにおいては、 巻きつけられた商品によって2枚の胴部材の密着状態が保たれるので、2枚の胴 部材の上部はあえて接着剤等によって接着する必要はない。
【0029】
以上説明したように、本考案によれば、胴部に確実に係止させることができる 強度の高い紙製の引掛部を有する全ての部材が紙によって構成されている紙製ハ ンガーを提供することができる。
【図1】本考案の実施形態1の構成を示す斜視図であ
る。
る。
【図2】本考案の実施形態1の構成を示す斜視図であ
り、図2(a)は引掛部の斜視図、図2(b)は実施形
態1の分解斜視図である。
り、図2(a)は引掛部の斜視図、図2(b)は実施形
態1の分解斜視図である。
【図3】本考案の実施形態2を構成する部材の平面図で
あり、図3(a)は引掛部の平面図、図3(b)は胴部
の平面図である。
あり、図3(a)は引掛部の平面図、図3(b)は胴部
の平面図である。
【図4】本考案の実施形態2の組立説明図である。
【図5】本考案の実施形態2の説明図である。
【図6】本考案の実施形態2の説明図である。
【図7】従来例の構成を示す斜視図である。
【図8】従来例の引掛部の構成を示す斜視図である。
10 引掛部 10a,10b 引掛部材 11,14a,14b,21 折曲線 12,12a,12b 係止部 13,13a,13b,30 切込み部 15a,15b 折曲部 20 胴部 20a,20b 胴部材 22 上縁部 23 スリット
Claims (2)
- 【請求項1】 上縁部の両側に折曲線に沿ってそれぞれ
折り曲げられた2枚の胴部材からなる紙製の胴部と、折
曲線に対して対称的な形状に形成された2枚の引掛部材
からなる紙製の引掛部とから構成される紙製ハンガーで
あって、前記胴部の前記上縁部の中央には当該上縁部に
沿った所定長のスリットが形成され、前記2枚の引掛部
材の下側には、それぞれ切込み部を介して前記スリット
の長さよりも長い幅を有する係止部が形成されているこ
とを特徴とする紙製ハンガー。 - 【請求項2】 上縁部の両側に折曲線に沿ってそれぞれ
折り曲げられた2枚の胴部材からなる紙製の胴部と、折
曲線に対して対称的な形状に形成された2枚の引掛部材
からなる紙製の引掛部とから構成される紙製ハンガーで
あって、前記胴部の前記上縁部の中央には当該上縁部に
沿った所定長のスリットが形成され、前記2枚の引掛部
材のそれぞれの下側には、前記スリットの長さ以下の幅
を有する係止部が形成され、当該係止部のそれぞれの先
端部には折曲線に沿って折り曲げられた折曲部が形成さ
れていることを特徴とする紙製ハンガー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1999005640U JP3066141U (ja) | 1999-07-28 | 1999-07-28 | 紙製ハンガ― |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1999005640U JP3066141U (ja) | 1999-07-28 | 1999-07-28 | 紙製ハンガ― |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3066141U true JP3066141U (ja) | 2000-02-18 |
Family
ID=43199719
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1999005640U Expired - Lifetime JP3066141U (ja) | 1999-07-28 | 1999-07-28 | 紙製ハンガ― |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3066141U (ja) |
-
1999
- 1999-07-28 JP JP1999005640U patent/JP3066141U/ja not_active Expired - Lifetime
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