JP3066045B2 - 自動販売機 - Google Patents

自動販売機

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JP3066045B2
JP3066045B2 JP2183744A JP18374490A JP3066045B2 JP 3066045 B2 JP3066045 B2 JP 3066045B2 JP 2183744 A JP2183744 A JP 2183744A JP 18374490 A JP18374490 A JP 18374490A JP 3066045 B2 JP3066045 B2 JP 3066045B2
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  • Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)
  • Beverage Vending Machines With Cups, And Gas Or Electricity Vending Machines (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本発明は、自動販売機に関する。
(ロ) 従来の技術 一般に自動販売機は、その設置以後はいつでも商品の
販売動作が可能な販売待機状態に保たれている。販売待
機状態の例としては、具体的には、コーヒー飲料の自動
販売機においては、商品であるコーヒー飲料の種類や特
徴を示したパネルを電気的に照明して顧客の注目を集め
るとともに、内部の湯タンク内の湯を、コーヒー飲料抽
出のために十分な高温(90〜95℃)に保っている。従っ
て、自動販売機を販売待機状態に保つためには相当量の
電力エネルギーを消費していた。
一方、工場や事務所等に設置される自動販売機におい
ては、商品の需要はある一定の日時(出勤日の勤務時
間)にほぼ集中している。かかる場合にあっては、商品
需要が集中する日時以外の時間帯においても自動販売機
を販売待機状態に保っておくことは、エネルギーの無駄
な消費につながっていた。
特開平1−237899号公報には、飲料需要が集中する時
間帯の販売量を予測して、その予測に基づくあらかじめ
その予測販売量だけ飲料原料を調理し、飲料を用意して
おく構成が提案されている。かかる構成によれば、需要
集中時における飲料販売に要する時間は短縮できるもの
の、飲料需要がない時間帯における無駄なエネルギー消
費の問題は解消されていない。
(ハ) 発明が解決しようとする課題 本発明は、商品需要が集中する日時以外の時間帯にお
ける無駄なエネルギーの消費を抑え、効率のよい販売動
作を行うことができる自動販売機を提供するものであ
る。
(ニ) 課題を解決するための手段 本発明の自動販売機は、第1の構成として、湯タンク
に貯留された湯と飲料原料とをもとに飲料を製造して販
売する販売手段と、当該販売手段を制御する制御手段と
を備えた自動販売機において、 前記販売手段は、前記湯タンク内に貯留された湯を保
温する保温手段を有し、前記制御手段は、飲料の需要を
予測する予測手段と、該予測手段による飲料の予測需要
が有りの時には前記湯タンク内に貯留された湯を飲料が
製造可能な第1の温度帯に保温し、該予測手段による飲
料の予測需要が無しの時には前記湯タンク内に貯留され
た湯を第1の温度帯よりも低い第2の温度帯に保温する
ように前記保温手段による保温温度帯を切り替える切替
手段とを有することを特徴とする。
また、第2の構成として、湯タンクに貯留された湯と
飲料原料とをもとに飲料を製造して販売する販売手段
と、当該販売手段を制御する制御手段とを備えた自動販
売機において、 飲料の需要予測に係わる予測情報を入力する入力手段
と、飲料の需要に係わる環境情報を検出する検出手段と
を備え、 前記販売手段は、前記湯タンク内に貯留された湯を保
温する保温手段を有し、前記制御手段は、入力された予
測情報に基づいて飲料の需要を予測する予測手段と、前
記検出手段の検出結果から飲料需要発生の可能性を判断
する判断手段と、前記予測手段による飲料の予測需要が
有りの時には前記湯タンク内に貯留された湯を飲料が製
造可能な第1の温度帯に保温し、該予測手段による飲料
の予測需要が無しの場合には前記湯タンク内に貯留され
た湯を第1の温度帯よりも低い第2の温度帯に保温する
とともに、前記判断手段の判断結果が飲料の需要発生の
可能性を示すときには前記予測手段の予測結果が需要無
しであっても前記湯タンク内に貯留された湯を飲料が製
造可能な第1の温度帯に保温するように前記保温手段に
よる保温温度帯を切り替える切替手段とを有することを
特徴とする。
(ホ) 作用 第1の構成によれば、制御手段は切替手段によって、
予測手段による飲料の予測需要が有りの時には湯タンク
内に貯留された湯を飲料が製造可能な第1の温度帯に保
温し、予測手段による飲料の予測需要が無しの時には湯
タンク内に貯留された湯を第1の温度帯よりも低い第2
の温度帯に保温するように前記保温手段による保温温度
帯を切り替える。
第2の構成によれば、制御手段は切替手段によって、
予測手段による飲料の予測需要が有りの時には湯タンク
内に貯留された湯を飲料が製造可能な第1の温度帯に保
温し、予測手段による飲料の予測需要が無しの場合には
湯タンク内に貯留された湯を第1の温度帯よりも低い第
2の温度帯に保温するとともに、判断手段の判断結果が
飲料の需要発生の可能性を示すときには予測手段の予測
結果が需要無しであっても前記湯タンク内に貯留された
湯を飲料が製造可能な第1の温度帯に保温するように前
記保温手段による保温温度帯を切り替える。
(ヘ) 実施例 第1図乃至第7図は本発明の第1の構成の実施例であ
る自動販売機を示す。本実施例は、飲料原料であるコー
ヒー豆をひいて粉末にしてコーヒー飲料を抽出する調理
を行い、製造したコーヒー飲料を紙カップに注いで商品
として販売する自動販売機である。
第5図は自動販売機の外観を示す。この自動販売機
は、百貨店や地階の食堂、企業の事務所の通路等に設置
されている。1は自動販売機の本体である。この本体1
は、後述の如く商品であるコーヒー飲料を製造して販売
する販売手段を内蔵し、また、その制御を司る制御手段
を備えている。2はこの自動販売機が販売している商品
であるコーヒー飲料の種類等を表示した電照看板部であ
り、コーヒー飲料の種類等を印刷した透光性パネル3と
その内部に設けられ、その透光性パネル3を照明する螢
光ランプ(図示せず)とより構成される。4は顧客が貨
幣を投入するための貨幣投入口、5は釣り銭出口、6は
商品の種類を選択入力するスイッチよりなる商品選択
部、7は販売されるべき商品を顧客が取り出すための販
売口である。尚、貨幣投入口4及び釣り銭出口5は、後
述する金銭制御部の一部を構成する。
ここで、本体1が内蔵している販売手段を詳しく説明
する。第6図及び第7図は自動販売機の販売手段の機械
的構成を示す。100はコーヒー飲料を製造して販売する
販売手段である。販売手段100は、コーヒー粉末からコ
ーヒー飲料を抽出調理する調理手段としてのコーヒー抽
出機101と、コーヒー豆を炭酸ガス封入により長期間保
存可能な気密状態で貯蔵する第1原料供給装置102と、
コーヒー抽出機101が短時間に抽出調理完了可能なよう
にコーヒー豆をひいて粉末にし、そのコーヒー粉末を非
気密状態で貯蔵する第2原料供給装置103と、第1原料
供給装置102から第2原料供給装置103に原料を搬送する
第1搬送手段104と、第2貯蔵手段3からコーヒー抽出
機101にコーヒー粉末を搬送する第2搬送手段105とを備
えている。
各手段の構成及びその他の構成を、更に詳細に説明す
る。
第1原料供給装置102と第1搬送手段104とは一体的に
形成されている。106はその内部を傾斜壁107と偏心開口
108とを形成した仕切り板109にて上下に区画し、その上
部を豆貯蔵室110に、下部をローター室111となした豆貯
蔵容器、112はローター室111内に回転自在に設けられ且
つその偏心位置に計量孔113を形成したローター、114は
ローター112を回転駆動するモーター、115は豆貯蔵容器
106の底面に形成されローター112の回転時に計量孔113
内のコーヒー豆を後述するミルに送る吐出口である。11
6はガス電磁弁117、減圧弁118、ガスチューブ119を介し
て豆貯蔵容器106と接続された炭酸ガス容器、120は豆貯
蔵容器106に接続された定圧逃し弁である。ローター112
は豆貯蔵室110の気密性を保つように、その上面を仕切
り板109に、その下面を豆貯蔵容器106の底面に、夫々密
着するように設けられ、豆貯蔵室110に供給される炭酸
ガスが逃げないようになっている。ここでは、豆貯蔵容
器106、仕切り板109、炭酸ガス容器116等が第1原料供
給装置102に相当し、ローター112、計量孔113、吐出口1
15等が第1搬送手段104に相当する。
第2原料供給装置103と第2搬送手段105とは一体的に
形成されている。121は吐出口115から送られるコーヒー
豆をひいて粉末にするミル、122はミル121から送られる
コーヒー粉末を非気密状態で貯蔵する粉貯蔵容器、123
は粉貯蔵容器122の下部に回転自在に設けられ、モータ
ー124の回転により粉貯蔵容器122内のコーヒー粉末を放
出口125から放出するオーガである。ここでは、ミル12
1、粉貯蔵容器122が第2原料供給装置103に相当し、オ
ーガ123、モーター124、放出口125等が第2搬送手段105
に相当する。
126は湯タンク、127は湯電磁弁、128は湯電磁弁127を
介して湯タンク126からの湯をコーヒー抽出機101に導く
湯チューブ、201は湯タンク126に設けられた保温手段と
してのヒータ、202は湯タンク126内の湯の温度を検出す
る温度センサーである。コーヒー抽出機101は第2原料
供給装置103の放出口125から放出されるコーヒー粉末を
受けて、そのコーヒー粉末に湯チューブ128からの湯を
注いでコーヒー飲料を抽出する。
129は砂糖原料供給装置、130はクリーム原料供給装
置、131は販売口7にカップ134を供給するカップ供給装
置、203はカップ供給装置131内のカップ134の残量を検
出するカップセンサーである。132はコーヒー抽出機101
から供給されるコーヒー飲料に、必要に応じて砂糖原料
供給装置129、クリーム原料供給装置130から供給される
砂糖、クリームを混合する混合器、133は混合器132にて
混合調整済みのコーヒー飲料をカップ供給装置131から
供給されるカップ134に注ぐ飲料チューブである。
尚、135は粉貯蔵容器122の側壁に設けられた残量セン
サーである。第1原料供給装置102には約5kgのコーヒー
豆(コーヒー飲料約500杯分相当)が貯蔵可能であり、
第2原料供給装置103には0.3kgのコーヒー粉末(コーヒ
ー飲料約30杯分相当)が貯蔵可能である。また、ロータ
ー112の計量孔113にはコーヒー飲料5杯分相当のコーヒ
ー豆が収容され、ローター112が1回転すると、コーヒ
ー飲料5杯分相当のコーヒー豆が第1原料供給装置102
から第2原料供給装置103のミル121に入り、粉末とされ
て粉貯蔵容器122に貯えられる。残量センサー135は、第
2原料供給装置103の貯蔵容器122内のコーヒー粉末がコ
ーヒー飲料5杯分相当量以下になると、そのことを検知
して信号を発する。
第4図は本自動販売機の制御系の構成を示す。
136は所謂マイクロコンピュータよりなる主制御部で
あり、前述した残量センサー135等の内部検知系などの
検出結果を参照して、販売手段100の第1供給装置102等
の動力系の運転などを制御する。11は顧客が投入した通
貨を受け付けたり釣り銭の支払の制御などを行う金銭制
御部である。
137は主制御部136に接続されるとともに情報送受部13
8、電話回線139を介して自動販売機管理者が操作する管
理端末器140に接続された販売管理部である。販売管理
部137は主制御部136と同様に所謂マイクロコンピュータ
よりなっており、この主制御部136と販売管理部137によ
り制御手段が構成される。
尚、販売管理部137はその内部に図示しない記憶装置
を備えている。そしてそこには、第2図に示すごとく、
過去1週間における各日の商品販売杯数実績値が時間帯
別に記憶されている。
第1図は販売管理部137が実行する制御の要部を示す
流れ図であり、これを参照して本自動販売機の動作を説
明する。
本自動販売機の設置管理者は、設置先の事務所の一週
間分の暦、即ち出勤日と休日との区別を、商品の需要予
測に係わる予測情報として、管理端末器140のキーボー
ド(図示せず)から入力する(S1ステップ)。即ち、管
理端末器140が入力手段に相当する。入力された予測情
報は電話回線139、情報送受部138を介して販売管理部13
7に伝達される。
販売管理部137はかかる予測情報に基づき、また販売
管理部137の記憶装置に記憶されている第2図のような
過去1週間の販売実績値を参照して、第3図に示すよう
な次の1週間分の商品需要値を時間帯別に予測する(S2
ステップ)。即ち、このS2ステップが予測手段に相当す
る。
現在、2月10日の2時であるとする。S2ステップで作
成した第3図の商品需要予測の表によれば、10日は出勤
日であるが6時までは商品の需要がないと予測されてい
る。この場合には、S3ステップにおいて予測需要が無い
と判断され、S4ステップへ進む。ここでは、販売管理部
137は、主制御部136に命じて販売手段100を休止状態に
する。具体的には、主制御部136は、保温手段であるヒ
ーター201の通電を制御して、湯タンク126内の湯の温度
を比較的低い60〜65℃(第2の温度帯)に保ち、湯タン
ク126からの放熱損出を少なくすると共に、電照看板部
2の照明を消灯した状態の省エネルギー運転とする。こ
のS3ステップ、S4ステップはS3ステップにおいて予測需
要が有ると判断されるまで繰り返される。なお、この休
止状態では、湯タンク126内の湯が60〜65℃(第2の温
度帯)の低い温度帯で保温されているために、直ちにコ
ーヒー飲料を製造販売することはできない。この休止状
態から湯タンク126内の湯の温度をコーヒー飲料抽出の
ために十分な90〜95℃(第1の温度帯)まで高めるため
には30分程度の時間を要する。この場合、次の販売有り
が予測される時刻の30分前から湯タンク126内の湯の温
度を高め始めるようにするとで、次の商品需要にあわせ
て湯の温度を販売可能な90〜95℃(第1の温度帯)にす
ることができる。
つまり、10日には6時以降に販売有りの予測がなされ
ているので、5時30分になると、S3ステップにおいて予
測需要があると判断され、S5ステップへ進む。ここで
は、販売管理部137は主制御部136に命じて販売手段100
を販売待機状態にする。具体的には、主制御部136は、
電照看板部2の照明を点灯するとともに、ヒーター201
の通電を制御して、湯タンク126内の湯の温度を上昇さ
せ始める。これにより、30分後の6時には、湯タンク12
6内の湯の温度がコーヒー飲料抽出のために十分な90〜9
5℃(第1の温度帯)まで高まる。このS3、S4、S5ステ
ップが切替手段に相当する。
而して、販売待機状態にあるときに、貨幣投入口4か
ら商品代金が投入されたことを金銭制御部11が察知し、
商品選択部6のスイッチの操作により所望の商品が指定
されると、S6ステップにおいて販売指示がなされたと判
断され、S7ステップへ進み、販売管理部137は主制御部1
36に命じて販売手段100により販売動作を行う。以下
に、本自動販売機の販売動作を説明する。
通常の待機時においては、第1原料供給装置102の豆
貯蔵容器106内は、ガス電磁弁117、減圧弁118、ガスチ
ューブ119を介して炭酸ガス容器116から供給された炭酸
ガスが満たされた状態にあり、コーヒー豆の品質を防い
で大量のコーヒー豆を良好な品質を保ったまま保存可能
となっている。また、第2原料供給装置103の粉貯蔵容
器122内にはコーヒー豆をひいて作ったコーヒー粉末が
貯蔵されている。
本自動販売機の飲料製造動作時には、まず第2原料供
給装置103のモーター124が回転してオーガ123が放出口1
25からコーヒー飲料1杯分相当のコーヒー粉末をコーヒ
ー抽出機101に送り、それと同時にカップ供給装置131か
らカップ134が供給される。そして、湯タンク126から湯
電磁弁127、湯チューブ128を介してコーヒー抽出機101
に湯が注がれ、コーヒー飲料が抽出される。抽出された
コーヒー飲料は、必要に応じて砂糖原料供給装置129、
クリーム原料供給装置130から供給される砂糖、クリー
ムと混合器132にて混合され、飲料チューブ133を介して
販売口7に供給されたカップ134に注がれて顧客に提供
される。
そして、同様の販売動作がさらに繰り返され、第2原
料供給装置103内のコーヒー粉の残量がコーヒー飲料5
杯分にまで減少すると、残量センサー135が働き、主制
御部136にコーヒー粉末の減少を知らせる。主制御部13
6、販売管理部137は、かかる情報に接すると先の予測結
果を考慮し、コーヒー豆をひいてコーヒー粉末を作って
第2原料供給装置103内に貯えておくことが望ましい準
備待機状態であると判断する。よって、第1搬送手段10
4のモーター114を駆動してローター112を回転させ、第
1原料供給装置102からコーヒー豆をミル121に送り、ミ
ル121でひいてコーヒー粉末を作り、粉貯蔵容器122にて
貯蔵する。また、それと同時にガス電磁弁117を開き、
豆貯蔵容器106内に炭酸ガスを送り込んで、内部への空
気の侵入を防止する。
尚、この場合、6時から20時までは連続して比較的大
量の販売が予測されていることから、販売管理部137は
第2原料供給装置103に貯蔵可能な上限までコーヒー粉
末を貯えることとし、ローター112を5回転させて新た
に25杯分のコーヒー粉を作る。逆に、これから先にあま
り大量の販売が見込まれていないとき、例えば10日の20
時において第2原料供給装置103内のコーヒー粉の残量
が5杯分となったとすると、主制御部136、販売管理部1
37は予測結果を考慮し、コーヒー粉の経時変化による品
質の劣化等の条件を見込んで、第2原料供給装置103の
コーヒー粉の残量が少量だけであることが望ましい準備
待機状態であると判断する。よって、主制御部136、販
売管理部137は、第2原料供給装置103へのコーヒー粉の
補給は行わないか、あるいはごく少量だけの補給(例え
ば5杯分)を行うように制御を実行する。
そして、販売待機状態のままで10日の22時になると、
第3図に示されるように予測需要がなくなるので、S3ス
テップにおいて予測需要がないと判断され、S4ステップ
に進んで販売手段100は休止状態となる。また、S4ステ
ップ、S7ステップの実行後にはS8ステップへ進む。ここ
では、予測情報として暦が入力された1週間が経過した
か否かを判断し、経過していればS1ステップへ戻って新
たなる予測情報、即ち次の1週間の暦の入力を行う。
以上の構成によれば、入力手段により入力された予測
情報に基づいて予測手段が商品需要を予測し、制御手段
はかかる予測結果に基づいて、切替手段により、予測商
品需要が有の時には販売手段を販売待機状態とし、予測
商品需要が無しの時には販売手段を休止状態とする。従
って、商品需要が集中する日時以外の時間帯における無
駄なエネルギーの消費を抑え、効率のよい販売動作を行
うことができる。
また、コーヒー豆を長期間保存可能な気密状態で貯蔵
する第1原料供給装置102と、コーヒー豆をひいて作っ
たコーヒー粉末を非気密状態で貯蔵する第2原料供給装
置103とを設けているため、商品製造装置内に多量のコ
ーヒー豆を良好な状態で貯蔵しておくことができ、また
コーヒー豆の補給も一度に大量に行うことができ管理に
手間がかからない。しかも第2原料供給装置103に貯え
られてコーヒー抽出機101に搬送される食品原料は、す
でにミル121でひいて粉末にした状態であるので、顧客
からコーヒー飲料の販売要求があってからコーヒー豆を
ひいてコーヒー粉末を作る構成と比べてコーヒー飲料の
製造を短時間で完了させることができる。
また、コーヒー飲料の需要量に関する情報から望まし
い待機状態を算出して第1原料供給装置102から第2原
料供給装置103への搬送の制御を行うことによって、調
理時間を長引かせることなく多量の食品原料をより良好
な状態で貯蔵しておくことができる。
さらに、大量の食品原料を気密状態で貯蔵する第1原
料供給装置102と、少量の食品原料を非気密状態で貯蔵
する第2原料供給装置103とを設けているため、第2原
料供給装置103を設けずに個々の販売動作毎に気密状態
の原料供給装置から食品原料を供給する構成と比べて、
第1原料供給装置102の気密状態を保つのが容易にな
り、第1原料供給装置102などの構成を簡単化できる等
の効果がある。
第8図乃至第15図は本発明の第2の構成の実施例であ
る自動販売機を示す。尚、以下の説明において、先に述
べた第1の構成の実施例と同一若しくは対応する部分に
は同一符号を付し、説明は省略する。
第15図は自動販売機の外観を示す。この自動販売機
は、百貨店や地階の食堂、企業の事務所の通路等であっ
て、太陽光や外気温変化の影響を受けにくく、また空調
設備が備えられているところに設置されている。この本
体1は、先の実施例と同様に、第6図及び第7図に示し
たものと同じ機械的構成を有する販売手段100を内蔵し
ている。
さらに、8は本体1の前面に設けられその前方を通行
する人210が発する赤外線を受光して、その通路におけ
る通行人の有無を検出する赤外線センサー、9は本体1
周囲の気温を検出する環境温度センサー、10は本体1周
囲の明るさを検出する照度センサーである。そして、こ
れら三つのセンサーが、後述するように、商品の需要に
係わる環境情報を検出する検出手段に相当する。
第14図は本自動販売機の制御系の構成を示す。第4図
に示す第1の実施例の構成と異なる点は、検出手段であ
る環境検知系の赤外線センサー8、環境温度センサー
9、照度センサー10が主制御部136に接続され、その検
出結果を入力している点である。また、販売管理部137
はその内部に図示しない記憶装置を備えており、そこに
は、過去1週間における各日の商品販売杯数実績値、主
制御部136を介して赤外線センサー8、環境温度センサ
ー9、照度センサー10から入力した周囲の環境情報、具
体的には、本体1の前を通過した通行人数、平均温度、
平均照度を、時間帯別に第9図乃至第12図に示すように
記憶している。
第8図は販売管理部137が実行する制御の要部を示す
流れ図である。
本自動販売機の設置管理者は、設置先の事務所の一週
間分の暦、即ち出勤日と休日との区別を、商品の需要予
測に係わる予測情報として、管理端末器140のキーボー
ド(図示せず)から入力する(S11ステップ)。即ち、
管理端末器140が入力手段に相当する。入力された予測
情報は電話回線139、情報送受部138を介して販売管理部
137に伝達される。
販売管理部137はかかる予測情報に基づき、また販売
管理部137の記憶装置に記憶されている第9図乃至第12
図のような過去1週間の情報実績値を参照して、第13図
(a)に示すような商品需要、第13図(b)(c)
(d)に示すような通行人数、平均温度、平均照度の値
を、次の1週間分時間帯別に予測する(S12ステッ
プ)。即ち、このS12ステップが予測手段に相当する。
尚、S12ステップ実行時には、第13図の各曜日欄の上段
に示す予測値のみが予測されて代入され、下段の実績値
は実際にその時間帯になったときに、検出手段である赤
外線センサー8、環境温度センサー9、照度センサー10
が検出した値が代入される。
現在、2月10日の2時であるとする。S12ステップで
作成した第13図(a)の商品需要予測の表によれば、10
日は出勤日であるが6時までは商品の需要がないと予測
されており、予測需要がないと判断し(S13ステッ
プ)、また、実際に赤外線センサー8、環境温度センサ
ー9、照度センサー10から入力した通行人数、平均温
度、平均照度の周囲環境情報の実績値(第13図(b)
(c)(d)の下段)によれば、それらの検出値は予測
された値と大差はなく、周囲には人は居らず、商品需要
が発生する可能性はないと判断される(S14ステッ
プ)。この場合にはS15ステップへ進み、販売管理部137
は、主制御部136に命じて販売手段100を休止状態にす
る。この休止状態の具体的内容は、第1の構成の実施例
と同じである。
10日には6時以降に販売有りの予測が成されているの
で、5時30分になると、S13ステップにおいて予測需要
が有ると判断され、検出手段の検出結果に係わらずS16
ステップへ進む。ここでは、販売管理部137は主制御部1
36に命じて販売手段100を販売待機状態にする。この販
売待機状態の具体的内容は、第1の構成の実施例と同じ
である。また、販売待機状態にあるときに販売指示がな
された以後の動作(S17、S18、S19ステップ)も第1の
構成の実施例(S6、S7、S8ステップ)と同じである。販
売に伴い第2原料供給装置103内のコーヒー粉末が減少
するが、その補給は、S12ステップで作成した第13図
(a)の商品需要予測と、実際に赤外線センサー8、環
境温度センサー9、照度センサー10から入力した通行人
数、平均温度、平均照度の周囲環境情報の予測値及び実
績値(第13図(b)(c)(d)の下段)を参照して、
適切な量だけの補給がなされる。
而して、2月11日は休日の予定であり、実際に、8時
になるまでは、赤外線センサー8、環境温度センサー
9、照度センサー10から入力した通行人数、平均温度、
平均照度の周囲環境情報の検出値も予測された値と大差
はなく(通行人はなく、平均温度、平均照度ともに低
い)、周囲には人は居ないことを示しており、販売手段
100は休止状態に保たれている。
ところが、2月11日8時になると、赤外線センサー
8、環境温度センサー9、照度センサー10から入力した
通行人数、平均温度、平均照度の周囲環境情報の検出値
が予測された値と違ったものになった。即ち、通行人が
有り、平均温度、平均照度ともに上昇した。これは、予
定外に休日出勤してきた人が周囲にいることを示す。こ
の場合には、S13ステップにおいて第13図(a)の商品
需要予測の表から商品の需要がないと予測されていて
も、あらかじめ入力されていた暦(予測情報)の変更等
のため出勤してきた人が周囲にいて、商品需要が発生す
る可能性が有ると判断され(S14ステップ)、S16ステッ
プに進んで販売手段100を販売待機状態とする。即ち、
このS13〜S16ステップが切替手段に相当する。
以上の構成によれば、予測手段の予測結果に基づき、
予測商品需要が有の時には販売手段を販売待機状態と
し、予測商品需要が無しの時には販売手段を休止状態と
するので、商品需要が集中する日時以外の時間帯におけ
る無駄なエネルギーの消費を抑え、効率のよい販売動作
を行うことができる。さらに、商品需要が集中する予測
の日時以外の時間帯に発生した商品需要に対しても、適
切に対応して販売することができる。
尚、本実施例においては、環境情報を検出する検出手
段として赤外線センサー8、環境温度センサー9、照度
センサー10を使用したが、例えばマイクロホンを検出手
段として使用し、人の話声や機械の動作音を検出した
り、あるいは超音波、電波、可視光などを検出するセン
サーを用いて人の存在を検出する構成としてもよい。ま
た、検出手段の取付位置も本体1の前面に限られること
はなく、商品に需要に係わる環境情報を検出できる位置
であれば、本体1の内外を問わず、任意の位置に設けて
よい。
(ト) 発明の効果 本発明の第1の構成によれば、予測手段の予測結果に
基づき、予測需要が有りの時には湯タンク内に貯留され
た湯を飲料が製造可能な第1の温度帯に保温し、予測需
要が無しの時には湯タンク内に貯留された湯を第1の温
度帯よりも低い第2の温度帯に保温するので、商品需要
が集中する日時以外の時間帯における無駄なエネルギー
の消費を抑え、効率の良い販売動作を行うことができ
る。また、予測需要が無しのときに第2の温度帯に保温
しておくことで、この第2の温度帯から第1の温度帯に
高めるまでに要する時間が予め定まるので、予測需要が
無しの時に第2の温度帯に保温された湯タンク内の湯
を、次の飲料需要が発生する時刻にあわせて第1の温度
帯に高めるように制御することが可能であり、エネルギ
ーの無駄をいっそう少なくできる。
また、第2の構成によれば、予測手段の予測結果に基
づき、予測需要が有りの時には湯タンク内に貯留された
湯を飲料が製造可能な第1の温度帯に保温し、予測需要
が無しの時には湯タンク内に貯留された湯を第1の温度
帯よりも低い第2の温度帯に保温するので、商品需要が
集中する日時以外の時間帯における無駄なエネルギーの
消費を抑え、効率の良い販売動作を行うことができる。
また、予測需要が無しのときに第2の温度帯に保温して
おくことで、この第2の温度帯から第1の温度帯に高め
るまでに要する時間が予め定まるので、予測需要が無し
の時に第2の温度帯に保温された湯タンク内の湯を、次
の飲料需要が発生する時刻にあわせて第1の温度帯に高
めることが可能であり、エネルギーの無駄をいっそう少
なくでき、さらに、飲料需要が集中する予測の日時以外
の時間帯に発生した飲料需要に対しても適切に対応して
販売することができる。
【図面の簡単な説明】 第1図乃至第7図は本発明の第1の構成の実施例である
自動販売機を示し、第1図は制御の要部を示す流れ図、
第2図及び第3図は販売管理部の記憶装置の記憶内容を
示す説明図、第4図は制御系の構成を示すブロック図、
第5図は外観斜視図、第6図は販売手段の構成を示す斜
視図、第7図は同要部断面図である。 第8図乃至第15図は本発明の第2の構成の実施例である
自動販売機を示し、第8図は制御の要部を示す流れ図、
第9図乃至第13図は販売管理部の記憶装置の記憶内容を
示す説明図、第14図は制御系の構成を示すブロック図、
第15図は外観斜視図である。 8……赤外線センサー、9……環境温度センサー、10…
…照度センサー、100……販売装置、136……主制御部、
137……販売管理部、140……管理端末器。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】湯タンクに貯留された湯と飲料原料とをも
    とに飲料を製造して販売する販売手段と、当該販売手段
    を制御する制御手段とを備えた自動販売機において、 前記販売手段は、前記湯タンク内に貯留された湯を保温
    する保温手段を有し、前記制御手段は、飲料の需要を予
    測する予測手段と、該予測手段による飲料の予測需要が
    有りの時には前記湯タンク内に貯留された湯を飲料が製
    造可能な第1の温度帯に保温し、該予測手段による飲料
    の予測需要が無しの時には前記湯タンク内に貯留された
    湯を第1の温度帯よりも低い第2の温度帯に保温するよ
    うに前記保温手段による保温温度帯を切り替える切替手
    段とを有することを特徴とする自動販売機。
  2. 【請求項2】湯タンクに貯留された湯と飲料原料とをも
    とに飲料を製造して販売する販売手段と、当該販売手段
    を制御する制御手段とを備えた自動販売機において、 飲料の需要予測に係わる予測情報を入力する入力手段
    と、飲料の需要に係わる環境情報を検出する検出手段と
    を備え、 前記販売手段は、前記湯タンク内に貯留された湯を保温
    する保温手段を有し、前記制御手段は、入力された予測
    情報に基づいて飲料の需要を予測する予測手段と、前記
    検出手段の検出結果から飲料需要発生の可能性を判断す
    る判断手段と、前記予測手段による飲料の予測需要が有
    りの時には前記湯タンク内に貯留された湯を飲料が製造
    可能な第1の温度帯に保温し、該予測手段による飲料の
    予測需要が無しの場合には前記湯タンク内に貯留された
    湯を第1の温度帯よりも低い第2の温度帯に保温すると
    ともに、前記判断手段の判断結果が飲料の需要発生の可
    能性を示すときには前記予測手段の予測結果が需要無し
    であっても前記湯タンク内に貯留された湯を飲料が製造
    可能な第1の温度帯に保温するように前記保温手段によ
    る保温温度帯を切り替える切替手段とを有することを特
    徴とする自動販売機。
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