JP3065970U - 演奏装置 - Google Patents

演奏装置

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JP3065970U
JP3065970U JP1999005494U JP549499U JP3065970U JP 3065970 U JP3065970 U JP 3065970U JP 1999005494 U JP1999005494 U JP 1999005494U JP 549499 U JP549499 U JP 549499U JP 3065970 U JP3065970 U JP 3065970U
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学 加納
雅貴 遠藤
誠司 前田
英敏 河村
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株式会社ジュージヤ
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 誰でも簡単に手動式ないし電動式による自動
演奏ができると共に、奏者によるリアルタイムな演奏も
行え、しかも、所望の演奏場所に移動可能な演奏装置を
提供する。 【解決手段】 演奏装置10は、ハウジング12により
包容・支持される装置本体14を含む。ハウジング12
上部には、共鳴体20からなる複数の音響部材18が間
隔を隔てて吊下げ・支持される。各音響部材18内に
は、音響部材18をその内側から打撃する第1の打撃子
22が配置され、所定の音響部材18の外側には、その
音響部材18を外側から打撃する第2の打撃子40が配
置される。第1の打撃子20は、第1の駆動手段および
制御手段により電気機械的に駆動される。第2の打撃子
40は、第2の駆動手段により機械的に駆動される。移
動手段132は、演奏装置10自体を適宜移動可能とす
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本願考案は、演奏装置に関し、結婚式場,ホテル,テーマパーク,ウォーター フロント等々の各種商業文化施設での各種イベントおよびインテリア等の演出効 果を高めるために適宜用いられ、特にたとえば、ベル,チャイム,ゴング等の共 鳴体をハンマー等の打撃子で打撃することによって音を発生させる演奏装置に関 する。
【0002】
【従来の技術】
都市空間,遊空間に建設される各種商業施設でのイベントにおける音楽的演出 効果を高める方法としては、従来より、例えば、奏者によるピアノ,バイオリン ,チェロ,フルート等の楽器の生演奏、ひもを引いて振り子を作動させて釣鐘を 叩いて鳴らすカリヨンの使用、あるいは、パソコンで制御され、自動演奏や音色 管理などが実施される電子楽器の使用、また、レコード,テープ,CD等を用い て所望の音楽を再生してBGMとして流すなどの方法があった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、ピアノ,バイオリン,チェロ,フルート等の楽器の生演奏だけ では、該当する楽器の専門の演奏者が必要となり出演料等費用も高くつくなどの コスト面での問題があった。また、従来のカリヨンだけでは、ホテル、旅館、公 民館、教会等に構造物の一部として固定して設置されているので、取り外しおよ び設置場所の変更・移動は実質的には困難なものであった。さらに、電子楽器に よる自動演奏では、常時、電源が必要となり、停電時には演奏することができな かった。しかも、電子楽器による演奏だけでは、所詮、楽器の疑似音に過ぎず、 楽器本来の生の音感が得られないため、アコースティックな生演奏の雰囲気を味 わうことができないものであった。
【0004】 それゆえに、本願考案の主たる目的は、誰でも簡単に手動式ないし電動式によ る自動演奏ができると共に、奏者によるリアルタイムな演奏も行え、しかも、所 望の演奏場所に移動可能な演奏装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本願考案にかかる演奏装置は、ハウジングにより支持される装置本体と、ベル ,チャイム等の共鳴体で形成され、ハウジングに間隔を隔てて吊下げ・支持され る複数の音響部材と、音響部材に内蔵され、音響部材の内側から音響部材を打撃 する第1の打撃子と、音響部材の内の少なくとも複数の音響部材の近傍に配設さ れ、複数の音響部材の外側から複数の音響部材を打撃する第2の打撃子と、第1 の打撃子を電気機械的に駆動させる第1の駆動手段と、第2の打撃子を機械的に 作動させる第2の駆動手段と、音響部材で演奏される音楽の曲データを有する演 奏情報によって、第1の駆動手段を動作させる制御手段と、ハウジングに配設さ れ、装置本体全体を移動可能にする移動手段とを含み、制御手段は、演奏情報が 記憶される記憶手段と、演奏情報が入力される演奏情報入力手段と、演奏情報を 第1の駆動手段の駆動信号に変換する変換手段とを含み、第2の駆動手段は、ハ ウジングの所定の位置に回動自在に支持される回転バレルと、回転バレルを回転 させることにより、第2の打撃子を揺動自在に作動させ、複数の音響部材を打撃 可能にする作動手段とを含み、作動手段は、回転ドラムの回転力に負荷を付与す ることにより、回転バレルの回転速度を略一定に調整する調整手段とを含む、演 奏装置である。
【0006】 記憶手段ないし演奏情報入力手段から転送された所望の演奏情報は、変換手段 により、第1の駆動手段を駆動させるための駆動信号に変換される。駆動信号に より第1の打撃子が駆動され、音響部材をその内側から打撃して音を鳴らす。ま た、第2の打撃子は、第2の駆動手段により駆動する。第2の駆動手段は、第2 の打撃子を機械的に作動させるものである。さらに、作動手段は、回転バレルを 機械的に回転させることにより、第2の打撃子を揺動自在に作動させ、それによ って、音響部材をその外側から打撃して音を鳴らす。移動手段は、演奏装置自体 を移動可能にする。
【0007】 本願考案の上述の目的,その他の目的,特徴および利点は、図面を参照して行 う以下の考案の実施の形態の詳細な説明から一層明らかとなろう。
【0008】
【考案の実施の形態】 【実施例】
図1は、本願考案にかかる演奏装置の一実施例のシステム全体の概要構成を示 す図解図である。図2は本願考案にかかる演奏装置の一実施例を示す概略正面図 であり、図3はその概略側面図であり、図4はその概略平面図である。 本実施例の演奏装置10は、キャビネットタイプのハウジング12を含む。ハ ウジング12には、装置本体14が包容・支持される。ハウジング12上部のビ ーム16aには、間隔を隔てて、たとえば8個の音響部材18aが配設される。 さらに、ビーム16aの下方のビーム16bには、間隔を隔てて、たとえば4個 の音響部材18bが配設される。複数の音響部材18aおよび18bは、それぞ れ、たとえば釣鐘状のカリヨンベルで形成される共鳴体20を含む。音響部材1 8aおよび18bは、チャイム、ゴング等の他の共鳴体を含んでもよい。本実施 例では、音響部材18a,18bが12個の共鳴体20でC3〜F4の音域を有 し、1オクターブ半の音階を構成するものである。
【0009】 各共鳴体20の内側には、それぞれ、ハンマー等を含む第1の打撃子22が揺 動自在に配設される。第1の打撃子22は、電気機械的に駆動されることによっ て、共鳴体20をその内側から打撃して共鳴体20を鳴らすことができる。本実 施例では、第1の打撃子22の一端部が共鳴体20の内側に配置された支持体( 図示せず)に揺動自在に支持され、第1の打撃子22の他端部がソレノイド34 (図6では図示せず、図5参照)に取着されている。
【0010】 そこで、第1の打撃子22を電気機械的に駆動させる第1の駆動手段および第 1の駆動手段を作動させ且つ制御する制御手段について、図1,図2,図5,図 6等を参照しながら説明する。 すなわち、本実施例の演奏装置10は、特に、図5に示すように、制御手段を 含み、制御手段はCPU回路24および駆動用回路26を含む。CPU回路24 には、MIDI端子を介して、入力手段としてのキーボード28が接続される。 キーボード28により入力された演奏情報は、CPU回路24に転送される。C PU回路24では、演奏情報に同期して所望の共鳴体20を鳴らすための情報が プログラムに応じてMIDI信号で順次出力され、駆動用回路26に転送される 。駆動用回路26では、入力されたMIDI信号が所望の共鳴体20を鳴らすた めのソレノイド34を駆動する駆動信号に変換される。駆動用回路26は、演奏 情報を第1の駆動手段を駆動させるための駆動信号に変換する変換手段として機 能する。そして、変換された駆動信号により、リレーコイル30およびリレー接 点32を介して、ソレノイド34が通電(オン)される。
【0011】 ソレノイド34がオンになり励磁されると、ソレノイド34のプランジャ(図 示せず)が第1の打撃子22を押して、第1の打撃子22を共鳴体20の内側面 に衝突させてベル音を鳴らす。反対に、ソレノイド34がオフになり消磁される と、ソレノイド34のプランジャが引きこまれるため、第1の打撃子22は共鳴 体20の内側面から離間し、元の位置に復帰する。
【0012】 また、演奏装置10は、他の制御手段を含み、この制御手段はたとえばROM を有するICチップ36を含む。ICチップ36のROMには、複数の所望する 楽曲に応じた曲データ(演奏情報)が記憶され、それらの曲データが順次駆動用 回路38に転送される。ROMは、演奏情報が記憶される記憶手段として機能す る。駆動用回路38では、曲データがソレノイド34を駆動するための駆動信号 に変換される。変換された駆動信号により、リレーコイル30およびリレー接点 32を介して、ソレノイド34がオン/オフされる。それによって、第1の打撃 子22が作動し、共鳴体20を鳴らして演奏するものである。
【0013】 さらに、本実施例の演奏装置10では、4個の音響部材18bの共鳴体20の 近傍に、ハンマー等を含む第2の打撃子40が揺動自在に配設される。第2の打 撃子40を機械的に作動させることによって、第2の打撃子40は、4個の音響 部材18bの共鳴体20をその外側から打撃して音を鳴らすことができる。本実 施例では、4個の音響部材18bの共鳴体20を鳴らすことによって、たとえば ウエストミンスターチャイムのメロディーを演奏することができる。
【0014】 そこで、第2の打撃子40を機械的に駆動させる第2の駆動手段について、図 1,図2,図3,図6等を参照しながら説明する。 すなわち、第2の駆動手段は、回転バレル42を含む。回転バレル42は、ハ ウジング12の高さ方向の中間部でかつ平面視略中央に配設される。回転バレル 42は、特に、たとえば図3,図6に示すように、回動軸部44を含む。回動軸 部44は、軸受部45により回動自在に支持され、ハウジング12のビーム16 c間に配置される。回転バレル42の周面には、その周方向および軸方向に所定 の間隔を隔てて、複数の爪ピン46が配設されている。
【0015】 回動軸部44には、歯車50を含む複数の歯車で構成される歯車群(全ての歯 車は図示せず)が組み合わされ、それらの歯車群の作動により、歯車54がたと えば図6に見て反時計方向に回転すると、回転バレル42が作動し反時計方向に 回転する。歯車54には、歯車54と同方向に回転するプーリ52が接続される 。また、歯車50には、手回しハンドル48の軸部49が接続される。
【0016】 さらに、ハウジング12のビーム16c間には、図2に示すように、正面視逆 L字形の支持枠56が配設される。支持枠56には、滑車部58が設けられる。 滑車部58のプーリ58aと上述のプーリ52との間には、ワイヤ60が掛け設 けられる。この場合、ワイヤ60の一端がプーリ52に取り付けられ、ワイヤ6 0の他端には、錘62が取り付けられる。 したがって、手回しハンドル48をたとえば図6に見て反時計方向に回せば、 歯車50が反時計方向に回転し、その回転力が歯車群に伝達される。そして、歯 車群に伝達された回転力により、プーリ52が時計方向に回転する。そのため、 ワイヤ60がプーリ52に巻かれて、錘62が引き上げられる。 なお、歯車54には、歯車54が不用意に回転して回転バレル42を回転・作 動させることを防止するための回転バレル作動防止機能(図示せず)が付設され ている。
【0017】 上述の歯車54には、手回しハンドル48を操作して錘62を引き上げるとき 、プーリ52の回転に対応して歯車54が回転し、回転バレル42が不用意に回 転して作動しないように、歯車54に噛み合って歯車54の回転を阻止するスト ッパ64が配設される。ストッパ64は、その一端部に係止爪片66を有し、そ の中間部が軸部68により回動自在に支持される。そして、操作ハンドル70に より、係止爪片66が歯車50に係止される。
【0018】 操作ハンドル70を操作してストッパ64を解除した場合、ワイヤ60で巻き 上げられた錘62がその自重により重力方向に下降する。このとき、プーリ52 は、たとえば図6で見て反時計方向に回転するので、歯車54も反時計方向に回 転する。歯車54が反時計方向に回転すると、これに連動して回転バレル42が 反時計方向に回転・作動する。
【0019】 また、第2の駆動手段は、回転バレル42を一定速度で回転させるための調整 手段を含む。調整手段は、錘62が急激に落下することを防止し、錘62の下降 速度を一定に調整するためのものであり、緩衝作動部材78および振子部材86 を含む。緩衝作動部材78は、歯車72、74および76を介して、歯車54に 接続される。緩衝作動部材78は、枢軸80で回動自在に支持される歯車部82 と、歯車部80の回転と連動して回転する作動棒84とを含む。
【0020】 さらに、緩衝作動部材78の近傍には、振子部材86が配設される。振子部材 86は、矩形板状の振子本体88を含む。振子本体88は、その軸方向の一端が ハウジング12のビーム(図示せず)に設けられたブラケット90に保持され、 その他端側には、適宜な質量を有する錘からなるバランサ92が設けられる。振 子本体88の軸方向の中間部には、断面円形の膨出部94が設けられる。本実施 例では、緩衝作動部材78の作動棒84が回転するとき、振子部材86の膨出部 94に作動棒84が衝突する位置に、振子部材86が配置される。
【0021】 本実施例では、錘62がその自重により重力方向に下降した場合、錘62の下 降する力がプーリ52,歯車54を介して、回転バレル42を作動・回転させる 。このとき、歯車54に作用する錘62の下降力に対して、調整手段による抑制 力が働く。錘62の下降する力により歯車54が回転し、それにより、緩衝作動 部材78の作動棒84が回転するとき、振子部材86の膨出部94に作動棒84 が衝突する。そのため、回転バレル42を回転させる力に対して、振子部材86 の周期により略一定の負荷が付与され、緩衝力が作用する。この場合、錘62の 方が振子部材86のバランサ92の重さよりも重くなるように設定されるが、そ れらの重量差を適宜変更することによって、錘62の下降速度、ひいては、回転 バレル42の回転速度を適宜調整することができる。
【0022】 さらに、第2の駆動手段は、回転バレル42の回転したときの力を利用して、 第2の打撃子40を揺動自在に作動させる作動手段を含む。作動手段は、回転バ レル42の近傍に配置される回転体96を含む。回転体96は、軸部98aを有 するブラケット体98により回動自在に支持される。ブラケット体98は、回転 バレル42の近傍でハウジング12のビームに配設される。回転体96は、たと えばL字状のカム部材100を有する。カム部材100は、その一端部が回転バ レル42の爪ピン46に当たる位置に配置され、その中間部が回転体96に回動 自在に取り付けられ、さらに、その他端部がピン102によりロッド104に枢 支されている。ピン102は、回転体96に設けられた円弧状の貫通孔106に 沿って移動するものである。
【0023】 ロッド104は、その長さ方向の一端部がピン102により回動自在に支持さ れ、その長さ方向の他端部が他のピン108を介して他の回転体110に支持さ れる。回転体110には、さらに他のピン112を介して他のロッド114の一 端部が支持され、ロッド114の他端部は、別のピン116を介してさらに他の 回転体118に支持される。回転体118には、さらに別のピン120を介して 別のロッド122の一端部が支持され、ロッド122の他端部はピン124を介 して別の回転体126に支持される。回転体126には、回転体126の回転に 連動する第2の打撃子40が配設される。本実施例では、第2の打撃子40がた とえばハンマーで形成され、ハンマーの柄部分128が回転体126に取着され る。なお、回転体110,118,126の構造は先の回転体96と同様の構造 および取り付け方法を有するものである。
【0024】 したがって、回転バレル42がたとえば図6で見て反時計方向に回転すると、 爪ピン46が回転体96に設けられたカム部材100に当たって回転体96を時 計方向に回転させる。そのため、回転体96の回転に連動して、ピン102が貫 通孔106に沿って時計方向に移動するため、それに応じて、ロッド104が右 方向に変位する。それによって、ピン108,112が変位するため、回転体1 10が反時計方向に回転する。それに応じてロッド114が変位する。同様に、 ロッド114の作用により、ピン116,120が変位し、回転体120が反時 計方向に回転する。それに応じて、ロッド122が変位すると共にピン124も 変位するため、回転体126が反時計方向に回転する。それによって、第2の打 撃子40は揺動自在に変位するものとなる。
【0025】 なお、本実施例の演奏装置10のハウジング12下部の四隅には、ハウジング 12に包容・支持される装置本体14と共にハウジング12全体を移動可能にす る移動手段として、たとえばストッパ付きキャスタ130が配設されている。移 動手段としては、ストッパ付きキャスタ130以外に、ハウジング12および装 置本体14等の総重量に対応できるその他の車輪も適用可能である。
【0026】 また、ハウジング12下部には、上下の観音開きになっている上扉132およ び下扉134によって開閉自在の収納部136が配設される。上扉132は、キ ーボード台を兼用するものである。さらに、収納部136内は、上棚138およ び下棚140により上下2段構造となっている。下棚140には、キーボード2 8が収納され、上棚138には、複数の共鳴体20を電気機械的に駆動させるた めの自動演奏装置,MIDI装置等々の周辺機器が収納される。
【0027】 さらに、ハウジング12上部のビームには、たとえば図2および図4に示すよ うに、複数の共鳴体20を照らすためのたとえば2つの照明ランプ142が配設 される。これらのランプ142は、キーボード28により生演奏するときには、 演奏者の照明ともなるものである。
【0028】 上述した実施例の演奏装置10では、手回りハンドル46の操作により、錘6 2の重力を機械的動力に変えることによって手動式で自動演奏を行うことができ るため、電気的手段を動力とせず、停電時にも演奏可能となる。すなわち、錘6 2の下がる力で回転バレル42を回転させて第2の打撃子40を駆動することに より、複数の共鳴体20を打ち鳴らして自動的にメロディーを演奏することがで きる。 さらに、本実施例の演奏装置10では、電動式演奏も可能である。この場合、 キーボード28を用いた奏者によるリアルタイムな生演奏、および、ICチップ に記憶された曲データによる自動演奏が適宜可能となる。 また、演奏装置10自体がストッパ付きキャスタ130により自在に移動する ことができるため、演奏場所の変更が適宜可能である。また、電動式演奏に必要 なキーボード28および周辺機器を収納部136にコンパクトに収納でき、しか も、上扉132をキーボード専用台としても兼用できる。さらに、照明ランプ1 42が適宜付設されているため、ライトアップによる装飾的効果にも優れたもの となる。
【0029】
【考案の効果】
本願考案によれば、誰でも簡単に手動式ないし電動式による自動演奏ができる と共に、奏者によるリアルタイムな演奏も行え、しかも、所望の演奏場所に移動 可能な演奏装置が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願考案にかかる演奏装置の一実施例のシステ
ム全体の概要構成を示す図解図である。
【図2】本願考案にかかる演奏装置の一実施例を示す概
略正面図である。
【図3】本願考案にかかる演奏装置の一実施例を示す概
略側面図である。
【図4】本願考案にかかる演奏装置の一実施例を示す概
略平面図である。
【図5】本願考案にかかる演奏装置の一実施例の要部の
システム構成を示す図解図である。
【図6】本願考案にかかる演奏装置の一実施例の他の要
部のシステム構成を示す図解図である。
【符号の説明】
10 演奏装置 12 ハウジング 14 装置本体 18 音響部材 20 共鳴体 22 第1の打撃子 24 CPU回路 26 駆動用回路 28 キーボード 30 リレーコイル 32 リレー接点 34 ソレノイド 36 ICチップ(ROM内蔵) 38 駆動用回路 40 第2の打撃子 42 回転バレル 46 爪ピン 48 手回しハンドル 50,54,72,74,76 歯車 52 プーリ 58 滑車部 60 ワイヤ 62 錘 64 ストッパ 78 緩衝作動部材 86 振子部材 130 ストッパ付きキャスタ 132 上扉 134 下扉 142 照明ランプ
フロントページの続き (72)考案者 前田 誠司 京都市中京区三条通寺町東入石橋町11 株 式会社ジュージヤ内 (72)考案者 河村 英敏 京都市中京区三条通寺町東入石橋町11 株 式会社ジュージヤ内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジングにより支持される装置本体、 ベル,チャイム等の共鳴体で形成され、前記ハウジング
    に間隔を隔てて吊下げ・支持される複数の音響部材、 前記音響部材に内蔵され、前記音響部材の内側から前記
    音響部材を打撃する第1の打撃子、 前記音響部材の内の少なくとも複数の前記音響部材の近
    傍に配設され、前記複数の音響部材の外側から前記複数
    の音響部材を打撃する第2の打撃子、 前記第1の打撃子を電気機械的に駆動させる第1の駆動
    手段、 前記第2の打撃子を機械的に作動させる第2の駆動手
    段、 前記音響部材で演奏される音楽の曲データを有する演奏
    情報によって、前記第1の駆動手段を動作させる制御手
    段、および前記ハウジングに配設され、前記装置本体全
    体を移動可能にする移動手段を含み、 前記制御手段は、 前記演奏情報が記憶される記憶手段、 前記演奏情報が入力される演奏情報入力手段、および前
    記演奏情報を前記第1の駆動手段の駆動信号に変換する
    変換手段を含み、 前記第2の駆動手段は、 前記ハウジングの所定の位置に回動自在に支持される回
    転バレル、および前記回転バレルを回転させることによ
    り、前記第2の打撃子を揺動自在に作動させ、複数の前
    記音響部材を打撃可能にする作動手段を含み、 前記作動手段は、前記回転ドラムの回転力に負荷を付与
    することにより、前記回転バレルの回転速度を略一定に
    調整する調整手段を含む、演奏装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0612965U (ja) * 1991-11-27 1994-02-18 新キャタピラー三菱株式会社 車輪回転検出装置

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JPH0612965U (ja) * 1991-11-27 1994-02-18 新キャタピラー三菱株式会社 車輪回転検出装置

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