JP3065935B2 - デッキプレート - Google Patents

デッキプレート

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JP3065935B2
JP3065935B2 JP8116073A JP11607396A JP3065935B2 JP 3065935 B2 JP3065935 B2 JP 3065935B2 JP 8116073 A JP8116073 A JP 8116073A JP 11607396 A JP11607396 A JP 11607396A JP 3065935 B2 JP3065935 B2 JP 3065935B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンクリートスラ
ブの型枠や床板等として用いられるデッキプレートに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、デッキプレートに関する考案とし
ては、例えば、実公昭56−15930号公報に開示さ
れた構成の通気孔を有する軽量形鋼が従来例として知ら
れている。
【0003】この従来例の軽量形鋼1は、図11に示す
ように、軽量形鋼1の溝部2に所定の大きさの通気孔3
を複数形成し、この通気孔3の内側にガラス繊維等の網
体4を各々設けた構成である。
【0004】そして、この軽量形鋼1にコンクリート又
はモルタル等を打設して養生する際には、通気孔3によ
り軽量形鋼1の底面側からも、コンクリートに含まれて
いる余剰水分を蒸発させることができる。また、網体4
によってコンクリート自体の流下を防止するのである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この従来例の軽量形鋼
1においては、コンクリートの打設時又は養生中に、通
気孔3からコンクリートのノロが滴下して、下方の床面
等を汚すおそれがあるという欠点を有していた。
【0006】従って、従来例における軽量形鋼1におい
ては、コンクリートの打設時や養生中に、下方の床面等
をコンクリートのノロによって汚さないことに解決しな
ければならない課題を有している。
【0007】
【0008】
【課題を解決するための手段】 前記従来例の課題を解決
する具体的手段として本発明は、 コンクリート等の下地
材を打設するデッキプレートに複数の通気孔を形成し、
該デッキプレートの底面側には、前記通気孔から滴下す
るコンクリートのノロを受ける受け手段を取り付けたこ
とを特徴とするデッキプレートを提供するものである。
【0009】そして、前記受け手段は、所定の幅及び長
さを有する枠体にフィルターシートを張設し、該枠体の
少なくとも四隅近傍には、磁石を設けた構成としたもの
である。
【0010】更に、前記デッキプレートの底面側には、
長さ方向に沿って補強用のリブを複数本形成し、前記受
け手段は、所定の幅及び長さを有する枠体にフィルター
シートを張設し、該枠体には、前記リブに係止して定着
させる係止部材を設けた構成としたものである。
【0011】更にまた、受け手段は、前記デッキプレー
トの底面に貼着するフィルターシートである構成とした
ものである。
【0012】
【発明の実施の形態】次に、本発明を実施する一例につ
いて図面を参照しながら説明する。まず、図1におい
て、符号11はコンクリートスラブの型枠や床板として
用いられる金属製のデッキプレートを示し、このデッキ
プレート11を予め建築物の梁等に配設して、その上に
コンクリート又はモルタル等の下地材を打設するのであ
る。
【0013】このデッキプレート11は、所定の幅及び
長さを有し、デッキプレート11の底面側には、長さ方
向に沿って所定の幅の補強用リブ12が複数本、例えば
3本形成されている。
【0014】また、デッキプレート11には、打設され
たコンクリートの水分は透過するがノロは透過しない程
度の微細な通気孔13が所定の間隔を開けて多数形成さ
れている。この微細な通気孔13の直径は、0.5mm
から2mm程度であることが好ましい。
【0015】そして、この微細な通気孔13は、打設し
たコンクリートを養生する際に、デッキプレート11の
底面側からコンクリートの余剰水分を蒸発させるために
形成されているが、コンクリートのノロは透過させない
ので、コンクリートの打設時又は養生中に、ノロが滴下
せず、下方の床面等を汚すことがないのである。
【0016】次に、図2及び図3に第2実施例を示す。
この第2実施例において、前記第1実施例と同一部分に
は同一符号を付してその詳細は省略する。この第2実施
例は、デッキプレート14の所定の範囲内に、複数の通
気孔15が形成されている。
【0017】この通気孔15は、前記第1実施例と同様
に、打設したコンクリートを養生する際に、デッキプレ
ート14の底面側からコンクリートの余剰水分を蒸発さ
せるためのものである。
【0018】また、通気孔15は、前記第1実施例に示
した微細な通気孔13よりも大きめに形成されており、
例えば、6mm程度である。
【0019】図2中の符号16は、デッキプレート14
の底面側に着脱自在に取り付けられる受け手段を示す。
この受け手段16は、デッキプレート14の上にコンク
リートを打設した際又は養生中に、通気孔15から滴下
するコンクリートのノロを受けるために取り付けられて
いる。
【0020】そして、この受け手段16は、具体的には
前記通気孔15が形成されている所定の範囲を覆う広さ
の枠体17と、この枠体17に張設されたフィルターシ
ート18と、枠体17の少なくとも四隅近傍に設けられ
た磁石19とから構成される。
【0021】前記フィルターシート18は、図5に示す
ように、コンクリート20の粒子を留めると共に余剰水
分と気泡とを通過させる透水層18aと、この透水層1
8aよりもメッシュが荒く長手方向に複数の排水用の溝
部が設けられた排水層18bとを積層して形成されてい
る。
【0022】従って、コンクリート20の打設時又は養
生中に、フィルターシート18の下方にはコンクリート
のノロを透過させず、余剰水分だけを蒸発させることが
できるのである。
【0023】尚、フィルターシート18は、具体的に
は、例えば「FSフォーム(商品名)」(戸田建設株式
会社製)を用いればよい。
【0024】次に、このようなデッキプレート14を用
いる場合について説明する。まず、建築物の梁等に配設
されたデッキプレート14の底面側に、通気孔15が形
成されている所定の範囲を覆う状態で枠体17を位置さ
せる。それと同時にデッキプレート14の底面側に、枠
体17の磁石19を吸着させて、枠体17を取り付け
る。
【0025】このデッキプレート14の上にコンクリー
ト20を打設した際又は養生中には、前述したように、
通気孔15からコンクリートのノロが滴下するが、フィ
ルターシート18の上面で受けるので、水分は蒸発して
下方の床面等を汚すことはないのである(図3参照)。
【0026】また、枠体17に磁石19を埋め込むよう
に設ければ、枠体17の上端面から磁石19が突出しな
いよう形成することができ、この場合には、図4に示す
ようにデッキプレート14の底面側にフィルターシート
18を密着状態に取り付けることができる。この場合、
コンクリートのノロは、デッキプレート14から滴下せ
ず、余剰水分のみ蒸発させることができる。
【0027】そして、前記コンクリート20が乾燥した
後に、枠体17を引っ張って磁石19をデッキプレート
14の底面側から剥離させ、枠体17を取り去ればよ
い。この場合、枠体17に把手等を設けておけば、枠体
17の取り外しが便利である(図示せず)。
【0028】次に、図6及び図7に第3実施例を示す。
この第3実施例において、前記第1及び第2実施例と同
一部分には同一符号を付してその詳細は省略する。この
第3実施例は、受け手段16、即ち枠体17の端部に係
止部材21を複数箇所設けた構成である。
【0029】係止部材21は、上側方向に向かって略コ
字状に形成されていると共に、各々の先端が内側方向に
弾性を有している。そして、この係止部材21を前記補
強用リブ12を狭持させて係止するのである(図7参
照)。従って、枠体17をデッキプレート14の補強用
リブ12に、ワンタッチで着脱することができる。
【0030】また、図8に示すように、係止部材21の
上方側に、枠体17を取り付ければ、デッキプレート1
4の底面側にフィルターシート18を密着状態に取り付
けることができる。この場合、コンクリートのノロは、
デッキプレート14から滴下せず、余剰水分のみ蒸発さ
せることができる。
【0031】次に、図9及び図10に第4実施例を示
す。この第4実施例において、前記第1、第2及び第3
実施例と同一部分には同一符号を付してその詳細は省略
する。この第4実施例は、通気孔15が形成されている
所定の範囲と略同一の広さのフィルターシート18を適
宜の接着剤等によって予め剥離自在に貼着した構成であ
る。
【0032】このフィルターシート18は、前記第1及
び第2実施例と同一のものを用い、従って、コンクリー
ト20の打設時又は養生中に、通気孔15からコンクリ
ートのノロを透過させずに、余剰水分だけを蒸発させる
ことができるのである。そして、前記コンクリート20
が乾燥した後には、フィルターシート18を引っ張って
取り去ればよい。
【0033】
【0034】
【発明の効果】 以上説明したように 本発明に係るデッキ
プレートは、コンクリート等の下地材を打設するデッキ
プレートに複数の通気孔を形成し、該デッキプレートの
底面側には、前記通気孔から滴下するコンクリートのノ
ロを受ける受け手段を取り付けたことによって、コンク
リートの打設時又は養生中に、通気孔からコンクリート
のノロが滴下しても、受け手段により受けるので、下方
の床面等を汚すことがないという優れた効果を奏する。
【0035】そして、受け手段は、所定の幅及び長さを
有する枠体にフィルターシートを張設し、該枠体の少な
くとも四隅近傍には、磁石を設けたことによって、枠体
をデッキプレートの底面側に、ワンタッチで着脱するこ
とができるという優れた効果を奏する。
【0036】更に、デッキプレートの底面側には、長さ
方向に沿って補強用のリブを複数本形成し、前記受け手
段は、所定の幅及び長さを有する枠体にフィルターシー
トを張設し、該枠体には、前記リブに係止して定着させ
る係止部材を設けたことによって、前記枠体に磁石を設
けた場合と同様に、枠体をデッキプレートの底面側に、
ワンタッチで着脱することができるという優れた効果を
奏する。
【0037】更にまた、受け手段は、前記デッキプレー
トの底面に貼着するフィルターシートであることによっ
て、コンクリートの打設時又は養生中に、通気孔からコ
ンクリートのノロを透過させずに、余剰水分だけを蒸発
させることができるという種々の優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係るデッキプレートの斜
視図である。
【図2】本発明の第2実施例に係るデッキプレートの斜
視図である。
【図3】本発明の第2実施例に係るデッキプレートにコ
ンクリートを打設した状態を示す縦断面図である。
【図4】本発明の第2実施例に係るデッキプレートにコ
ンクリートを打設した状態を示す縦断面図である。
【図5】フィルターシートを理論的に拡大して説明した
断面図である。
【図6】本発明の第3実施例に係るデッキプレートの斜
視図である。
【図7】本発明の第3実施例に係るデッキプレートにコ
ンクリートを打設した状態を示す縦断面図である。
【図8】本発明の第3実施例に係るデッキプレートにコ
ンクリートを打設した状態を示す縦断面図である。
【図9】本発明の第4実施例に係るデッキプレートの斜
視図である。
【図10】本発明の第4実施例に係るデッキプレートに
コンクリートを打設した状態を示す縦断面図である。
【図11】従来例に係る軽量形鋼(デッキプレート)の
斜視図である。
【符号の説明】
1 軽量形鋼 2 溝部 3 通気孔 4 網体 11 デッキプレート 12 補強用リブ 13 微細な通気孔 14 デッキプレート 15 通気孔 16 受け手段 17 枠体 18 フィルターシート 18a透水層 18b排水層 19 磁石 20 コンクリート 21 係止部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04B 5/40 E04G 21/02 104

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンクリート等の下地材を打設するデッ
    キプレートに複数の通気孔を形成し、該デッキプレート
    の底面側には、前記通気孔から滴下するコンクリートの
    ノロを受ける受け手段を取り付けたことを特徴とするデ
    ッキプレート。
  2. 【請求項2】 受け手段は、所定の幅及び長さを有する
    枠体にフィルターシートを張設し、該枠体の少なくとも
    四隅近傍には、磁石を設けたことを特徴とする請求項1
    に記載のデッキプレート。
  3. 【請求項3】 デッキプレートの底面側には、長さ方向
    に沿って補強用のリブを複数本形成し、前記受け手段
    は、所定の幅及び長さを有する枠体にフィルターシート
    を張設し、該枠体には、前記リブに係止して定着させる
    係止部材を設けたことを特徴とする請求項1に記載のデ
    ッキプレート。
  4. 【請求項4】 受け手段は、前記デッキプレートの底面
    に貼着するフィルターシートであることを特徴とする請
    求項1に記載のデッキプレート。
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