JP3065903U - 赤外線を発射しその反射光を受光し物体の近接に対して、警報を出す工事現場用コーン。 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】従来のように、水平センサや路面接地を検知す
るセンサをコーンに内蔵ことで、車両等の接触により転
倒することで警報を発するのではなく、車両や歩行者が
近づいた時点で警報を発し危険を早く察知できるように
すること。また、外乱光や他の赤外線を発射する機器の
影響を受けてセンサが正しく動作できない時、使用不可
であることを知らせること。 【解決手段】コーン内部に送信部と受信部を有する反射
回路を装着し、送信部のタイミング発生回路より来たタ
イミングパルスにより特定のデータ信号のみ選別回路に
より選別し、送信部のデータと比較し、同一であれば物
体を検知したという検出信号を出し、ビット信号全てが
『１』であることが続く場合、使用不可信号を出すよう
にしたこと。

Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】

本考案は物体検知が出来、より誤作動低減した反射回路を内蔵している工事現 場や駐車場等に用いる主に円錐や円錐に類似した形状をした表示器に関する。

【従来の技術】

従来の工事現場等に用いるコーンは、水平度によって反応する水平センサや路 面接地を検知しているセンサ等を内蔵し、車両等が接触し転倒することで光る、 音が鳴る等の動作をし危険を知らせるものがある。 また、赤外線を発射して受信することで物体等を検知するセンサもある。

【本考案が解決する課題】

従来の工事現場用コーンには以下のような欠点があった。 まず、前記のコーンは接触または転倒することで信号を出すがコーンが倒れた 時点で危険を察しても遅い場合があり、また、単に赤外線を発射して受信するも のでは、近接する場所において複数個使用すると誤作動をおこすことがある。 また、近くに赤外線を発する装置がある時やたき火している時、自分で発した 光と他から発したものの区別が付かず物体の有無の正しい判断をすることが難し かった。

【課題を解決する手段】

本考案はそれらの問題を解決するために考え出されたものである。 まず、歩行者や自動車等の物体が近づくことにより警報が鳴る等の動作をする ように工事現場用コーンの内部にエリアセンサで反射型のものを内蔵する。この センサの送信部に信号発振器からの出力をデータ信号制御部を有し４ビット以上 の『０』『１』信号で１個以上の０信号を有する信号に変換し、この信号を搬送 波との変調回路で１の場合は発光、０の場合は発光しないように変調し、赤外発 光ダイオードをドライブ回路にてビットにあわせて発光させ、この赤外発光ダイ オードにより物体に照射させる行程があり、受信部には赤外発光部から発信され た光信号が物体等に当たり反射した時、その反射光を検知できるように受光部内 の受光素子において、光信号を電気信号に変換し、増幅回路によって増幅を行い 増幅された信号をノイズフィルタ、ＡＧＣ（オートゲインコントロール）、復調 回路、選別回路の工程を経て、送信部におけるタイミング発生回路より来た タ イミングパルスにより特定のデータ信号のみを選別回路により選別し、送信部の データと比較し同一であれば自分が発信した信号と判断し、物体の検知をした判 定し自分の信号でない時は物体検知信号は出力されない。 また、受信部選別回路で全てが『１』であることが続く場合には使用不可信号 をだし本装置が使用できない環境である事を知らせるようにし前記の問題を解決 するものである。

【実施例】

本考案の実施例を図面に基づいて説明する。 図１は反射回路で送信部と受信部を一緒に有していて、送信部は信号発振器、 データ信号制御部、タイミング発生回路、変調回路、ドライブ回路、赤外線発光 部があり、データ信号制御部で４ビットあるいは８ビットで０信号を１個以上含 むようにする。赤外線受信部には受光部、増幅回路、ノイズフィルタ、ＡＧＦ（ オートゲインコントロール）、復調回路、選別回路で構成される。発光部から発 した光信号が物体等に当たり反射した時、反射光を受け作動するようになってい て、送信部においてデータ信号制御部の出力から変換されたタイミング発生回路 によるタイミング信号により受信データを選別し、送信部のビットデータ信号と 比較し、同一であれば検知したという信号を出し、別の信号であれば物体検知の 信号は出力されない。 また、４ビットあるいは８ビット信号全てが『１』であることが続く場合には 強い外乱光のある場所や他の赤外線信号が存在する場所と判断し、使用不可信号 を出すようにし本装置の使用できない環境と判断する。 図２はコーンの外観で上部にランプ３を有し前記のような回路がコーン内部に 設けられ、外部から反射回路が見えないようにコーンのセンサ部に赤外線透過フ ィルム２を貼り用いる。

【効果】

以上によりコーン内部に物体検知の反射回路を設けているので物体が近づいた 時、反応し警告信号を発するので自動車の運転手や歩行者等に早く危険を知らせ ることができコーンの配置場所によって早く危険を知らせる必要がある時優れ、 車体がコーンに接触しの転倒することも少なくなる。また、反射回路の送信部内 赤外発光部から発する送信光が物体に反射し受信部内受光部より入光し、送信部 のタイミング発生回路によるタイミングパルスにより、選別回路で特定の信号の み選別し選別された受信信号とを送信部のデータ信号と比較し、より誤作動の少 ない物体検知を行うことができ、必要に応じて使用不可信号も発するようにでき るので、近くでたき火をしてる場合や赤外線を発する装置がある所で、使用でき る環境かどうかの検知もするので、物体の検知がより確実に行うことができる。 また、４ビット以上の『０』『１』信号の組合せをコーンによって変える事で 近接するところに複数個のコーンを使用する事が可能となる。

【図面の簡単な説明】

【図１】コーン内部の回路のブロック図

【図２】斜視図

【符号の説明】

１……コーン ２……赤外線透過フィルム ３……回転灯またはフラッシャ

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 信号発振器からの出力をデータ信号制御
   部において、４ビット以上の『０』『１』信号で１個以
   上の０信号を有する信号に変換し、この信号を搬送波と
   の変調回路で１の場合は発光、０の場合は発光しないよ
   うに変調し、赤外発光ダイオードをドライブ回路にてビ
   ットにあわせて発光させ、この赤外発光ダイオードによ
   り物体に照射させる行程が送信部にあり、受信部には赤
   外発光部から発信された光信号が物体等に当たり反射
   し、その反射光を検知できるように受光部内の受光素子
   において、光信号を電気信号に変換し、増幅回路によっ
   て増幅を行い、増幅された信号をノイズフィルタ、ＡＧ
   Ｃ（オートゲインコントロール）、復調回路選別回路の
   工程を経て、送信部におけるタイミング発生回路より来
   たタイミングパルスにより特定のデータ信号のみを選別
   回路により選別し、送信部のデータと比較回路により比
   較し、同一であった場合のみ自分が発信した信号である
   と判断し、物体を検出したことを判定する回路を内蔵し
   ていることを特徴とする工事現場用コーン。
2. 【請求項２】 前記回路により１個以上の０信号を有し
   た信号光を発射している時、受信信号（反射光）の全て
   が『１』である時、外乱光や他の赤外線を発射する機器
   の影響を受けていて正しく作動できないと判断し使用不
   可の信号を出すことを特徴とする請求項第１項の工事現
   場用コーン。