JP2003285722A - 車載用携帯型盗難防止装置 - Google Patents

車載用携帯型盗難防止装置

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JP2003285722A
JP2003285722A JP2002090253A JP2002090253A JP2003285722A JP 2003285722 A JP2003285722 A JP 2003285722A JP 2002090253 A JP2002090253 A JP 2002090253A JP 2002090253 A JP2002090253 A JP 2002090253A JP 2003285722 A JP2003285722 A JP 2003285722A
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theft detection
vehicle
detection device
alarm
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JP2002090253A
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English (en)
Inventor
Muneyuki Toge
宗志 峠
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Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 あとから簡単に取り付けができるとともに、
犯人が警報の解除を簡単にできないようにする。 【解決手段】 警報手段を備えた1つ以上の携帯型の盗
難検出装置と、携帯端末とを備えた盗難防止装置であっ
て、前記盗難検出装置と前記携帯端末間で無線通信する
とともに、前記盗難検出装置のひとつが盗難を検出した
とき、前記盗難検出装置の警報手段を作動させるととも
に、前記盗難検出装置は前記携帯端末に盗難情報を送信
する。盗難検出装置は車内設置用の親機と、車内または
車外設置用の複数の子機からなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両の盗難を防止
するための車載用盗難防止装置に関し、特に設置が容易
な携帯型盗難防止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の車載用盗難防止装置は、車両の盗
難を防止するためのものであり、例えば、特開昭62−
258836号公報に開示されるように、ドアロックス
イッチが正規の操作以外で開けられたときに車両の盗難
と判断し、警報を発したり、エンジンを切ったり、シー
トやステアリングを移動させて運転できなくさせて、車
両の盗難を防ぐものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような、埋め込み
方式は取り付けが煩雑である。また、専門業者による取
り付けが必要な場合がある。
【0004】これに対して、警報機等をあとから簡単に
取り付けができるようにすると、犯人が警報機そのもの
を投げ捨てる場合に対応できない。
【0005】そこで、本発明は、あとから簡単に取り付
けができるとともに、犯人が警報の解除を簡単にできな
いようにすることを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明においては、請求項1に記載したように、警
報手段を備えた盗難検出装置を2つ以上有する盗難防止
装置であって、前記盗難検出装置のいずれか1つが盗難
を検出したとき、他の盗難検出装置が警報を発するよう
にした。これによれば、盗難検出装置のひとつが盗難を
検出し、警報を発したとき、犯人は警報を発した盗難検
出装置を壊したり、車両の外に投げ出したりすることが
考えられるが、この場合でも他の盗難検出装置が警報を
発しつづける。
【0007】また、上記の課題を解決するため、本発明
においては、請求項2に記載したように、警報手段を備
えた1つ以上の携帯型の盗難検出装置と、携帯端末とを
備えた盗難防止装置であって、前記盗難検出装置と前記
携帯端末間で無線通信するとともに、前記盗難検出装置
のひとつが盗難を検出したとき、前記盗難検出装置の警
報手段を作動させるとともに、前記盗難検出装置は前記
携帯端末に盗難情報を送信するようにした。これによれ
ば、盗難検出装置のひとつが盗難を検出したとき盗難検
出装置自身で警報を発することができる上、携帯端末に
盗難があったことを知らせることができる。
【0008】また、請求項3に記載したように、請求項
1または2において、盗難防止装置は親機となる車内設
置用の盗難検出装置と、子機となる車内または車外設置
用の盗難検出装置とを備えるようにすれば、子機をエン
ジンルーム、ラゲージルームなどや、車両の底面等に取
り付けることができる。
【0009】また、請求項4に記載したように、請求項
3において、前記親機となる盗難検出装置に、車内を撮
影するカメラを備えることで、車両盗難時の犯人を映像
で残すことができる。
【0010】また、請求項5に記載したように、請求項
3または4において、前記親機となる盗難検出装置の外
観形状を円筒状とし、車両のカップホルダに設置可能な
形状とすることにより、親機となる盗難検出装置が缶ジ
ュース等と見間違えてやすくなっているので、犯人が親
機となる盗難検出装置を見つけにくいほか、犯人が油断
して警報を発しやすくなる。
【0011】また、請求項6に記載したように、請求項
3において、前記子機となる盗難検出装置に、自身の傾
斜を検出する傾斜センサと警報ブザーを備えることによ
って、子機自身が警報ブザーを鳴らすことができる。ま
た、犯人が子機に気づいて子機を取り上げた場合に子機
が傾斜するので子機の投げ捨てを検出できる。
【0012】また、請求項7に記載したように、請求項
1または2において、前記盗難検出装置に、一端が固定
されたワイヤと、前記ワイヤの他端を固定可能なフック
を備えることにより、盗難検出装置を車両の固定物に取
り付けることができる。
【0013】また、請求項8に記載したように、請求項
3において、前記親機となる盗難検出装置は、自身の傾
斜を検出する傾斜センサと警報ブザーを備えることによ
って、親機が盗難を検出して警報を発したとき、犯人が
親機に気づいて親機を取り上げたとき、親機が傾斜する
ので親機の投棄を検出できる。
【0014】また、請求項9に記載したように、請求項
3において、前記親機となる盗難検出装置は、超音波ま
たは音波を受信する受信機と、受信した超音波または音
波を増幅して送信し、車両内部に定在波を形成する送信
機と、前記定在波が崩れたことを前記受信機の受信信号
より検出する盗難検出手段とを備えるようにすること
で、窓を割ったり、ドアを開けたり、車両内部に侵入者
があった場合、車両内部の定在波の状態が変わるので、
車室内への侵入を検出できる。
【0015】また、請求項10に記載したように、請求
項9において、前記親機となる盗難検出装置に、少なく
とも3つの送信機を備えるようにすることで、定在波を
形成できる範囲が広がる。
【0016】また、請求項11に記載したように、請求
項9において、前記親機となる盗難検出装置が、指向性
のある送信機を円柱状のミラーに反射させて、音波を広
角に放射する構成をもつことにより、定在波を形成でき
る範囲が広がる。
【0017】また、請求項12に記載したように、請求
項2において、前記警報装置に車内を撮影するカメラを
備え、前記盗難検出装置が盗難を検出したあとで、車内
の撮影情報を前記携帯端末に送信するようにすれば、犯
人の映像を携帯端末でみることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の盗難防止装置の実
施態様について説明する。
【0019】図1は本発明の実施形態に係る盗難防止装
置の車両1への配置を示す概念図である。車両1内に
は、運転席付近に、缶ジュースやペットボトル、紙コッ
プ等の缶状の飲料の入れ物を置くためのカップホルダ2
が設置されている。このカップホルダ2に入る形状をし
た盗難検出装置の親機4が、カップホルダ2に置かれ
る。また、盗難検出装置の複数の子機5、6が車両の内
外に置かれる。このほかに、図1には図示しないが、車
両のユーザが常に携帯している携帯端末9が設けられて
いる。
【0020】盗難検出装置の親機4は、図2に示すよう
に、缶状をしている。その大きさは、350mlの缶ジュ
ースと同じサイズをしている。この内部に、一つの圧電
式超音波受信機12、異なる方向に向けられた3つの圧
電式超音波送信機13、フラッシュライト14、小型の
CMOSカメラ15、判定論理回路16、警報ブザー1
7、傾斜センサ18、チェーン19、フック20、上記
回路等の電源となる図示しないバッテリを備えている。
また、外部にアンテナ11が露出している。この親機4
は携帯可能であり、車両のカップホルダ2に容易に取り
付けることができる。
【0021】圧電式超音波受信機12と圧電式超音波送
信機13は図6に示す回路と接続されており、侵入セン
サを形成している。圧電式超音波受信機12により受信
した超音波は反転増幅回路により反転増幅され、AGC
(オートゲインコントロール)付非反転増幅回路により
更に増幅され、圧電式超音波送信機13に送られる。よ
って、圧電式超音波送信機13は車室内部に超音波を発
する。この発せられた超音波が再び圧電式超音波受信機
12にて受信される。AGC付非反転増幅回路が超音波
の増幅率を適宜に調整し、上記回路構成で自励発信する
ので、車室内部が閉空間を形成している場合には、車室
内部に超音波の定在波が形成されるようになる。反転増
幅回路とAGC付非反転増幅回路の間に実効値回路が設
けられており実効値を測定し比較器に送る。車室内部が
閉空間を維持している状況では、実効値は一定に保たれ
る。ここで、車室内の閉空間が崩れたときには、実効値
が変化する。例えば、窓が割られたり、ドアが開けられ
たり、車両内部に侵入者があった場合には、車両内部の
定在波の状態が変わる。比較器は、このような侵入の状
況に応じて実効値が変化した場合、侵入があったものと
判断して警報を出力する。
【0022】携帯端末9は、図3に示すように、通信用
のアンテナ21、液晶ディスプレイ22および操作を行
うボタン23が設置されている。液晶ディスプレイ22
には、車両1への無断侵入、車両への衝撃の付加、車両
の移動を表示可能になっている。また、静止画像、又は
動画を表示可能になっている。
【0023】盗難検出装置の子機5、6は、図5に示す
ように、通信用のアンテナ24、傾斜センサ25、警報
ブザー26、及び図示しない判定論理回路とバッテリを
備えている。
【0024】上記構成を備える盗難防止装置は、図7に
示すような関連をもつ。親機4のアンテナ11、子機
5、6のアンテナ24及び携帯端末9のアンテナ21は
それぞれ相互に通信可能になっている。図示しないが、
親機4、子機5、6及び携帯端末9はそれぞれ現状のス
テイタス(センサ検知、異常、故障など)を相互通信で
確認している。親機4又は子機5、6のうちの一つから
通信がこないとき、その機器が破壊されたか故障したこ
とがわかる。
【0025】親機4は侵入センサ30により車室内への
侵入を検出したり、傾斜センサ18により親機4の投棄
を検出できるようになっており、これらの情報を判定論
理回路16に出力する。判定論理回路16は、侵入セン
サ30、傾斜センサ18、アンテナ11からの他の機器
からの情報を元に判断し、フラッシュライト14、小型
のCMOSカメラ15、警報ブザー17を制御したり、
アンテナ11から他の機器へ向けて情報を発信する。
【0026】子機5,6は、傾斜センサ25により子機
5,6の投棄を検出できるようになっており、この情報
を判定論理回路36に出力する。判定論理回路36は、
傾斜センサ25、アンテナ24からの他の機器からの情
報を元に判断し、警報ブザー17を制御したり、アンテ
ナ24から他の機器へ向けて情報を発信する。
【0027】携帯端末9は、ボタン23の入力を検出で
きるようになっており、この情報を制御回路37に出力
する。制御回路37は、ボタン入力に応じて、盗難防止
機能を開始させたり、アンテナ21からの他の機器から
の情報を元に判断し、スピーカ35から警報を発した
り、ディスプレイ22に警報情報を表示させる。また、
ボタン23の入力に応じて、ディスプレイ22の表示内
容を切り替えたりする。尚、通常状態でボタンを押した
ときに車内の状況を表示できるようにしてもよい。
【0028】親機4及び子機5,6の判定論路回路は、
携帯端末9からの指示により侵入検出制御を開始する。
【0029】図8に親機4の判定論理回路16の侵入検
出制御ルーチンを示す。このルーチンは携帯端末9から
の侵入検出の開始の指示を受けたとき開始する。また、
携帯端末9からの侵入検出の終了の指示を受けたとき終
了する。
【0030】ここでは、まず、子機からの通報又は侵入
者の検出を行う。子機からの通報があった場合または侵
入センサ30により侵入を検出した場合には、フラッシ
ュライト14を炊き、小型のCMOSカメラ15で車内
の映像を撮影する。また、続いて、警報ブザー17を鳴
らして警報を行う。更に、アンテナ11を介して、携帯
端末9に向けて、通報を行う。このとき、CMOSカメ
ラ15の映像も携帯端末9に送る。
【0031】続いて、親機4の破壊、投棄の検出を行
う。これは、傾斜センサ18が親機4の傾斜を検出した
ことにより判断する。親機4の破壊、投棄の検出したと
き、子機5,6及び携帯端末9へアンテナ11を介して
通報する。
【0032】図9に子機5,6の判定論理回路36の侵
入検出制御ルーチンを示す。このルーチンは携帯端末9
からの侵入検出の開始の指示を受けたとき開始する。ま
た、携帯端末9からの侵入検出の終了の指示を受けたと
き終了する。
【0033】ここでは、まず、子機5,6の破壊、投棄
の検出を行う。これは、傾斜センサ25が子機5,6の
傾斜を検出したことにより判断する。子機5,6の破
壊、投棄の検出したとき、親機4及び携帯端末9へアン
テナ11を介して通報する。
【0034】続いて、親機4及び他の子機からの通報又
は侵入者の検出を行う。親機4または他の子機からの通
報があった場合には、警報ブザー17を鳴らして警報を
行う。
【0035】上記の親機4、子機5,6において、傾斜
センサ18,25が瞬間的に傾斜を検出したとき、車両
に衝撃があったことがわかる。この場合も、携帯端末9
に衝撃があったことを通知している。また、傾斜センサ
18,25が断続的に傾斜を検出したとき、車両が動い
ていることがわかる。この場合も、携帯端末9に移動が
あったことを通知している。
【0036】図10に携帯端末9の制御ルーチンを示
す。このルーチンはボタン23から侵入検出の開始を受
けたとき開始される。また、ボタン23から侵入検出の
終了を受けたとき終了される。更に、図示しないが、侵
入検出の開始を受けたとき、親機4及び子機5,6にア
ンテナ21を介して侵入検出の開始の指示を与える。
【0037】ここでは、まず、親機4又は子機5,6か
ら通報を受けたかどうかを判断する。親機4又は子機
5,6から通報を受けたとき、ディスプレイ22に通報
をうけた内容を表示させる。また、スピーカ35から通
報があった旨の情報を発する。
【0038】続いて、ボタン操作によりディスプレイ2
2の表示内容を切り替えるかどうかを判断し、ボタン操
作に応じたディスプレイ22の表示画像を切り替える。
【0039】ディスプレイ22は、図3に示すように、
親機4が侵入を検出したとき、侵入があったことを表示
する。また、衝撃、移動があったとき、その旨をディス
プレイ22は表示する。ディスプレイ22は、ボタン2
3の操作に応じて、図4に示すように、親機4から受け
た車内の撮影画像を表示する。尚、親機4、子機5、6
の現状のステイタス(センサ検知、異常、故障など)表
示するようにしてもよい。
【0040】上記の構成の盗難防止装置を使用するに
は、まず、ユーザは、親機4を車内のカップホルダに、
運転席を中心にカメラの画角に入るように調整して設置
する。この向きは、図1の領域8に示すように、運転席
7と運転席のドア3がカメラ15で撮影できる方向がよ
い。親機4は取り出しを困難にするために、チェーン1
9をステアリングホイールなどをくぐらせた後、フック
20に固定させる。また、子機5,6を車両1のエンジ
ンルーム内、ラゲージルーム内などに設置する。このあ
と、携帯端末9のボタン操作により侵入検出の開始指示
を行う。この開始指示により、親機4及び子機5,6が
盗難検出を開始する。
【0041】この状態で、犯人が車両のドアを何らかの
方法で開錠し、車室内へ侵入すると、親機4が侵入を検
出し、警報ブザーを鳴らす。このとき、親機4は、フラ
ッシュライトを点滅させ、カメラで侵入者の映像を撮影
するとともに携帯端末9に映像とともに通報する。侵入
者が親機4を壊したり、チェーン19を切って親機4を
車外へ投げ出したりした場合、子機5,6が警報ブザー
を鳴らす。子機の警報を同時や個別に鳴らすことで、子
機の発見を遅らせることができ、盗難する時間を稼ぐこ
とにより、盗難の可能性を低減できる。
【0042】子機5,6が先に犯人に発見され、取り外
されようとすると、子機5,6が傾斜するため、親機4
や他の子機に通報が入り、親機又は子機の警報ブザーが
鳴る。これを無視して犯人がドアをこじ開け、運転席に
入ろうとすると、その画像を親機のカメラが撮影し、携
帯端末へ通報とともに送信される。
【0043】尚、上記構成において、携帯端末9は、携
帯電話としてもよい。
【0044】子機の位置は、車両1のエンジンルーム
内、ラゲージルーム内、ホイールハウス内、車両底面等
に置くとよい。できるだけ発見しにくい場所がよい。ま
た、車両1のエンジンルームのフードの裏側やラゲージ
ルームのラゲージコンパートメントドアの裏側に貼り付
けておいてもよい。この場合、フードやラゲージコンパ
ートメントドアを開けるだけで警報が作動する。
【0045】尚、上記構成において、圧電式超音波送信
機13は、3つ以上でもかまわない。また、図11に示
すように、送信機が1つのタイプで超音波を広角に放射
するための送信機を装着した親機としてもよい。図11
において、親機4は、円柱ミラー式圧電式超音波送信機
27、圧電式超音波受信機28、フラッシュライト1
4、小型のCMOSカメラ15、判定論理回路16、警
報ブザー17、傾斜センサ18等を備えている。円柱ミ
ラー式圧電式超音波送信機27は、図12に示すよう
に、送信した超音波を円周方向に拡散させて送信するも
のであり、1台の送信機で複数の送信機と同等の機能を
果たすものである。
【0046】上記構成において、親機の設置はカップホ
ルダではなく、助手席の椅子の上等運転席が見える他の
場所に置いてもよい。親機の設置をする際は、親機のカ
メラで撮影した画像を携帯端末で表示させながら調整す
ると適切な位置、向きに設置できる。尚、カメラの画像
は静止画でも動画でもかまわない。
【0047】親機の形状は、缶ジュース状のほかに、ペ
ットボトル状、紙コップ状等、見つけのくい形状に変更
してもかまわない。
【0048】以上、説明したように、本実施態様の盗難
防止装置によれば、警報手段である警報ブザーを備えた
盗難検出装置を2つ以上有する盗難防止装置であって、
盗難検出装置のいずれか1つが盗難を検出したとき、他
の盗難検出装置が警報を発するようにした。これによれ
ば、盗難検出装置のひとつが盗難を検出し、警報を発し
たとき、犯人は警報を発した盗難検出装置を壊したり、
車両の外に投げ出したりすることが考えられるが、この
場合でも他の盗難検出装置が警報を発しつづけるので犯
人が車両の盗難をあきらめる可能性が高くなる。
【0049】また、更に、携帯端末9を設け、盗難検出
装置と携帯端末間で無線通信するとともに、盗難検出装
置のひとつが盗難を検出したとき、盗難検出装置の警報
手段である警報ブザーを作動させるとともに、盗難検出
装置は携帯端末に盗難情報を送信するようにした。これ
によれば、盗難検出装置のひとつが盗難を検出したとき
盗難検出装置自身で警報を発することができる上、携帯
端末に盗難があったことを知らせることができる。よっ
て、携帯端末を持ったユーザは盗難が合ったことを速や
かに知ることができる。
【0050】また、更に、親機となる車内設置用の盗難
検出装置4と、子機となる車内または車外設置用の盗難
検出装置5,6とを備えたので、子機をエンジンルー
ム、ラゲージルームなどや、車両の底面等に取り付ける
ことができ、より盗難しにくくなる。
【0051】また、更に、親機となる盗難検出装置4
に、車内を撮影するカメラ15を備えることで、車両盗
難時の犯人を映像で残すことができる。
【0052】また、親機となる盗難検出装置4の外観形
状を円筒状とし、車両のカップホルダに設置可能な形状
とすることにより、親機となる盗難検出装置が缶ジュー
ス等とみ間違えてやすくなっているので、犯人が親機と
なる盗難検出装置を見つけにくいほか、犯人が油断して
警報を発しやすくなる。
【0053】また、子機となる盗難検出装置5,6に、
自身の傾斜を検出する傾斜センサ25と警報ブザー26
を備えることによって、親機が盗難を検出して警報を発
したとき、犯人が親機を壊したり投げ捨てたりしても、
子機が警報ブザーを鳴らすことができる。また、犯人が
子機に気づいて子機を取り上げた場合に子機自身が警報
ブザーを発することができる。また、子機を、トランク
のドアやボンネットの裏の取り付けた場合は、トランク
やボンネットを犯人が開けたときに警報ブザーを鳴らす
ことができる。更に、警報ブザーが鳴った子機を犯人が
壊したり投げ捨てたりしても、親機や他の子機が警報を
発することができる。
【0054】また、盗難検出装置4に、一端が固定され
たワイヤ19と、ワイヤ19の他端を固定可能なフック
20を備えることにより、盗難検出装置を車両の固定
物、例えばステアリング等、に取り付けることができ、
盗難検出装置の投げ捨てを行いにくくできる。
【0055】また、親機となる盗難検出装置4は、自身
の傾斜を検出する傾斜センサ18と警報ブザー17を備
えることによって、親機4が盗難を検出して警報を発し
たとき、犯人が親機4に気づいて親機4を取り上げたと
き、親機4が傾斜するので盗難を検出できる。また、子
機5,6のひとつが盗難を検出して警報を発したとき、
犯人が子機5,6を壊したり投げ捨てたりしても、親機
4が警報ブザーを鳴らすことができる。
【0056】また、親機となる盗難検出装置4は、超音
波または音波を受信する受信機12と、受信した超音波
または音波を増幅して送信し、車両内部に定在波を形成
する送信機13と、定在波が崩れたことを前記受信機の
受信信号より検出する盗難検出手段である比較器34と
を備えるようにすることで、窓を割ったり、ドアを開け
たり、車両内部に侵入者があった場合、車両内部の定在
波の状態が変わるので、警報を発することができる。
【0057】また、親機となる盗難検出装置4に、少な
くとも3つの送信機13を備えるようにすることで、定
在波を形成できる範囲が広がり、盗難を検出できる範囲
が広くなる。
【0058】また、親機となる盗難検出装置が、指向性
のある送信機を円柱状のミラーに反射させて、音波を広
角に放射する構成である円柱ミラー式圧電式超音波送信
機27をもつことにより、定在波を形成できる範囲が広
がり、盗難を検出できる範囲が広くなる。
【0059】また、警報装置に車内を撮影するカメラ1
5を備え、盗難検出装置が盗難を検出したあとで、車内
の撮影情報を携帯端末9に送信するようにすれば、犯人
の映像を携帯端末9でみることができ、犯人逮捕に役立
てることができる。また、侵入者が知人の場合で、ユー
ザがその知人に対して車両を使うことを許可していた場
合は、速やかに警報を中止させることができる。
【0060】
【発明の効果】請求項1に記載された発明によれば、盗
難検出装置のひとつが盗難を検出し、警報を発したと
き、犯人は警報を発した盗難検出装置を壊したり、車両
の外に投げ出したりすることが考えられるが、この場合
でも他の盗難検出装置が警報を発しつづけるので犯人が
車両の盗難をあきらめる可能性が高くなる。この盗難検
出装置の設置には、大きな工事は必要なく、後付けで簡
単に取り付けることができる。
【0061】請求項2に記載された発明によれば、盗難
検出装置のひとつが盗難を検出したとき盗難検出装置自
身で警報を発することができる上、携帯端末に盗難があ
ったことを知らせることができる。よって、携帯端末を
持ったユーザは盗難が合ったことを速やかに知ることが
できる。
【0062】請求項3に記載された発明によれば、子機
をエンジンルーム、ラゲージルームなどや、車両の底面
等に取り付けることができるので、より盗難しにくくな
る。
【0063】請求項4に記載された発明によれば、車両
盗難時の犯人を映像で残すことができる。よって、犯人
逮捕に役立てることができる。また、侵入者が知人の場
合で、ユーザがその知人に対して車両を使うことを許可
していた場合は、速やかに警報を中止させることができ
る。
【0064】請求項5に記載された発明によれば、親機
となる盗難検出装置が缶ジュース等とみ間違えてやすく
なっているので、犯人が親機となる盗難検出装置を見つ
けにくいほか、犯人が油断して警報を発しやすくなる。
【0065】請求項6に記載された発明によれば、親機
が盗難を検出して警報を発したとき、犯人が親機を壊し
たり投げ捨てたりしても、子機が警報ブザーを鳴らすこ
とができる。また、犯人が子機に気づいて子機を取り上
げた場合に子機自身が警報ブザーを発することができ
る。また、子機を、トランクのドアやボンネットの裏の
取り付けたばあいは、トランクやボンネットを犯人が開
けたときに警報ブザーを鳴らすことができる。更に、警
報ブザーが鳴った子機を犯人が壊したり投げ捨てたりし
ても、親機や他の子機が警報を発することができる。よ
って、犯人が警報の解除を簡単にできない。
【0066】請求項7に記載された発明によれば、盗難
検出装置を車両の固定物に取り付けることができ、盗難
検出装置の投げ捨てを行いにくくできる。よって、犯人
が警報の解除を簡単にできない。
【0067】請求項8に記載された発明によれば、親機
が盗難を検出して警報を発したとき、犯人が親機に気づ
いて親機を取り上げると、親機が傾斜するので親機の投
棄を検出できる。また、子機のひとつが盗難を検出して
警報を発したとき、犯人が子機を壊したり投げ捨てたり
しても、親機が警報ブザーを鳴らすことができる。よっ
て、犯人が警報の解除を簡単にできない。
【0068】請求項9に記載された発明によれば、窓を
割ったり、ドアを開けたり、車両内部に侵入者があった
場合、車両内部の定在波の状態が変わるので、警報を発
することができる。よって、携帯型の盗難検出装置であ
っても、侵入者の検出ができる。
【0069】請求項10に記載された発明によれば、定
在波を形成できる範囲が広がり、盗難を検出できる範囲
が広くなる。よって、盗難検出装置の死角がなくなり、
より盗難しにくくなる。
【0070】請求項11に記載された発明によれば、定
在波を形成できる範囲が広がり、盗難を検出できる範囲
が広くなる。よって、盗難検出装置の死角がなくなり、
より盗難しにくくなる。
【0071】請求項12に記載された発明によれば、犯
人の映像を携帯端末でみることができ、犯人逮捕に役立
てることができる。また、侵入者が知人の場合で、ユー
ザがその知人に対して車両を使うことを許可していた場
合は、速やかに警報を中止させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る盗難防止装置の車両へ
の配置を示す概念図である。
【図2】親機となる盗難検出装置の第1の実施態様を示
す構成図である。
【図3】携帯端末を示す斜視図である。
【図4】盗難時の車内映像を携帯端末に表示した例であ
る。
【図5】子機となる盗難検出装置の第1の実施態様を示
す斜視図である。
【図6】警報装置の人体検知センサとなるセンサのブロ
ック図を示す。
【図7】警報システム全体の機能ブロック図を示す。
【図8】親機となる盗難検出装置の判定論理回路のフロ
ーチャートである。
【図9】子機となる盗難検出装置の判定論理回路のフロ
ーチャートである。
【図10】形態端末の制御回路のフローチャートであ
る。
【図11】親機となる盗難検出装置の第2の実施態様を
示す構成図である。
【図12】図11の送信機の斜視図である。
【符号の説明】
1 車両 2 カップホルダ 3 ドア 4 親機、親機となる盗難検出装置 5,6 子機、子機となる盗難検出装置 7 運転席 9 携帯端末 11,21,24 アンテナ 12,28 受信機 13 送信機 14 フラッシュライト 15 カメラ 16,36 判定論理回路 17,26 警報ブザー 18,25 傾斜センサ 19 チェーン 19 ワイヤ 20 フック 22 ディスプレイ 23 ボタン 27 円柱ミラー式圧電式超音波送信機 30 侵入センサ 31 反転増幅回路 32 AGC(オートゲインコントロール)付非反転増
幅回路 33 実効値回路 34 比較器 35 スピーカ 36 判定論理回路 37 制御回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G08B 13/196 G08B 13/196 13/24 13/24

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 警報手段を備えた盗難検出装置を2つ以
    上有する盗難防止装置であって、前記盗難検出装置のい
    ずれか1つが盗難を検出したとき、他の盗難検出装置が
    警報を発することを特徴とする車載用携帯型盗難防止装
    置。
  2. 【請求項2】 警報手段を備えた2つ以上の携帯型の盗
    難検出装置と、携帯端末とを備えた盗難防止装置であっ
    て、前記盗難検出装置と前記携帯端末間で無線通信する
    とともに、前記盗難検出装置のひとつが盗難を検出した
    とき、前記盗難検出装置の警報手段を作動させるととも
    に、前記盗難検出装置は前記携帯端末に盗難情報を送信
    することを特徴とする盗難防止装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、盗難防止装
    置は親機となる車内設置用の盗難検出装置と、子機とな
    る車内または車外設置用の盗難検出装置とを備えること
    を特徴とする盗難防止装置。
  4. 【請求項4】 請求項3において、前記親機となる盗難
    検出装置は、車内を撮影するカメラを備えることを特徴
    とする盗難防止装置。
  5. 【請求項5】 請求項3または4において、前記親機と
    なる盗難検出装置は、外観形状を円筒状とし、車両のカ
    ップホルダに設置可能な形状としたことを特徴とする盗
    難防止装置。
  6. 【請求項6】 請求項3において、前記子機となる盗難
    検出装置は、自身の傾斜を検出する傾斜センサと警報ブ
    ザーを備えることを特徴とする盗難防止装置。
  7. 【請求項7】 請求項1または2において、前記盗難検
    出装置は、一端が固定されたワイヤと、前記ワイヤの他
    端を固定可能なフックを備えることを特徴とする盗難防
    止装置。
  8. 【請求項8】 請求項3において、前記親機となる盗難
    検出装置は、自身の傾斜を検出する傾斜センサと警報ブ
    ザーを備えることを特徴とする盗難防止装置。
  9. 【請求項9】 請求項3において、前記親機となる盗難
    検出装置は、超音波または音波を受信する受信機と、受
    信した超音波または音波を増幅して送信し、車両内部に
    定在波を形成する送信機と、前記定在波が崩れたことを
    前記受信機の受信信号より検出する盗難検出手段とを備
    えることを特徴とする盗難防止装置。
  10. 【請求項10】 請求項9において、前記親機となる盗
    難検出装置は、少なくとも3つの送信機を備えることを
    特徴とする盗難防止装置。
  11. 【請求項11】 請求項9において、前記親機となる盗
    難検出装置は、指向性のある送信機を円柱状のミラーに
    反射させて、音波を広角に放射する構成をもつことを特
    徴とする盗難防止装置。
  12. 【請求項12】 請求項2において、前記盗難検出装置
    は、車内を撮影するカメラを備え、前記盗難検出装置が
    盗難を検出したあとで、車内の撮影情報を前記携帯端末
    に送信することを特徴とする盗難防止装置。
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