JP3065847U - 放電加工用鋼線の巻取り用ボビン - Google Patents

放電加工用鋼線の巻取り用ボビン

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JP3065847U
JP3065847U JP1999005362U JP536299U JP3065847U JP 3065847 U JP3065847 U JP 3065847U JP 1999005362 U JP1999005362 U JP 1999005362U JP 536299 U JP536299 U JP 536299U JP 3065847 U JP3065847 U JP 3065847U
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JP
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bobbin
winding
steel wire
discharge machining
electric discharge
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JP1999005362U
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English (en)
Inventor
吉▲広▼ 後藤
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月産業有限会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 締付け負荷の増大による変形や破壊が生じな
いうえ、安価に製造できる放電加工用鋼線の巻取り用ボ
ビンを提供する。 【解決手段】 一対の円形フランジ部と厚肉の胴部とか
ら構成され、その胴部に放電加工用の鋼線を巻取るため
の巻取り用ボビンであって、円形フランジ部の周面部に
は、その円周方向にわたって放射状の第1リブ及びこの
第1リブよりも短尺な第2リブが複数本それぞれ形成さ
れている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この発明は、放電加工用の鋼線等の電極線を巻取るために好適な放電加工用鋼 線の巻取り用ボビンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図3〜5は従来の放電加工用鋼線の巻取り用ボビンの一例を示している。すな わち、同図に示すように、この巻取り用ボビン1は大径な1対の円形フランジ部 2と円筒状の胴部3とから構成され、胴部3の上端部は蓋体4により融着結合さ れている。また、円形フランジ部2のほぼ中央部には巻取り装置(図示せず)か らの回転を伝達するための円孔5が形成されている。また、図3に示すように、 円形フランジ部2の周面部(表面)には周状リブ6と共に、その円周方向にわた って放射状のリブ7,7が複数本形成されている。このような巻取り用ボビン1 はポリスチレン系の熱可塑性樹脂等を射出成型することにより造られ、近年では その成形材料としてABS樹脂等も使用されている。
【0003】 そして実際に、鋼線等の電極線を巻取る時には円孔5に巻取り装置の回転支持 部を係合させることにより巻取り用ボビン1を高速回転させて、胴部3の周囲に 鋼線を巻回させている。鋼線が所定量巻回された巻取り用ボビン1はそのまま業 者に運搬(出荷)され鉄材等を所定の形状に切削する放電加工作業に利用されて いる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、従来では電極線には線径が「0.4mm程度」の鋼線を使用することが 普通であったが、近年では線材加工及び放電特性(加工精度)の向上化により線 径が「0.2mm程度」の鋼線が利用されることが多くなり、この細線化に伴う鋼線 の巻取り量の増加に伴って、図6に示すように、鋼線の締付け張力による円形 フランジ部2の変形胴部3の変形による蓋体4の脱落(外れ)締付け負荷( 応力)の増大による胴部3の変形及び割れ等の不具合が生じてしまうことがあっ た。すなわち、このような巻取り用ボビン1に対する不具合は鋼線の巻線張力の 合算値がボビンの強度を上回ることに起因する。
【0005】 このような不具合を回避し解決するためには、より十分な強度を得るべく巻取 り用ボビン1自体の材質をより強度にしたり円形フランジ部2の肉厚を厚くする 等が考えられるが、これによると製造時の冷却工程に長時間を要するうえ、当然 成形時間も従来よりも長くかかり、これによって巻取り用ボビンを安価に且つ大 量に製造できなくなるという問題が生じてしまう。また、円形フランジ部2の肉 厚を厚くした場合には成形時に円形フランジ部2の表層に「ヒケ」が生じる恐れ があり、これによる鋼線の巻回乱れ(不良)や繰り出し不良が発生する原因とな るため好ましくない。
【0006】 そこでこの考案の目的は、前記のような巻取り用ボビンのもつ問題を解消し、 鋼線の締付け負荷の増大によっても巻取り用ボビンに変形や割れが生じることが ないうえ、コストが嵩むことなく安価に製造できる放電加工用鋼線の巻取り用ボ ビンを提供するにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この発明は、前記のような目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、 一対の円形フランジ部と厚肉の胴部とから構成され、その胴部に放電加工用の鋼 線を巻取るための巻取り用ボビンであって、円形フランジ部の周面部には、その 円周方向にわたって放射状の第1リブ及びこの第1リブよりも短尺な第2リブが 複数本それぞれ形成されていることを特徴とするものである。
【0008】
【考案の実施の形態】
図1,2はこの発明の第1実施形態を示している。ここで図1は、巻取り用ボ ビン1aの上面部を、図2は縦断面図をそれぞれ示している。この巻取り用ボビ ン1aは、従来構造と同様に1対の円形フランジ部10,10と胴部11とにより構成 されている。そして、この第1実施形態では巻取り用ボビン1aに対する強度化 及び余分な応力に対する補強を図るべく、従来の胴部3(図4参照)の厚さをt とすると、本考案での胴部11の厚さTはより肉厚となるように設定されている( t<T)。具体的には、従来の胴部3の厚さtよりも「0.5mm程度」肉厚にする と胴部の変形を最小限に阻止することが可能となる。
【0009】 また、図1に示すように本考案の特徴として円形フランジ部10の周面部(上面 部)には、その円周方向にわたって放射状のリブ7,7及び補強リブ12,12が複 数本それぞれ形成されている。すなわち、同図に示すようにリブ7以外に円弧状 リブ6の内側位置にはリブ7よりも短尺な複数の補強リブ12,12が設けられ、こ れら補強リブ12の存在により円形フランジ部2と胴部11とがより大きな強度及び 支持力を得ることができ、この結果、鋼線の締付け負荷の増大によっても巻取り 用ボビンに変形や割れが生じるような不具合を効果的に防止することができる。 尚、本例では補強リブを短尺な形状としているが、この補強リブの形状はこれに 限定されるものではなく巻取り用ボビンの大きさ等により選定される。
【0010】
【考案の効果】
この発明は、上記のようであって、請求項1に記載の考案は、一対の円形フラ ンジ部と厚肉の胴部とから構成され、その胴部に放電加工用の鋼線を巻取るため の巻取り用ボビンであって、円形フランジ部の周面部には、その円周方向にわた って放射状の第1リブ及びこの第1リブよりも短尺な第2リブが複数本それぞれ 形成されているので、鋼線の締付け負荷の増大によっても巻取り用ボビンに変形 や割れが生じることがないうえ、コストが嵩むことなく安価に製造できるという 効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態の巻取り用ボビンの上面図であ
る。
【図2】同巻取り用ボビンの縦断面図である。
【図3】従来の巻取り用ボビンの表面部を示す平面図で
ある。
【図4】同巻取り用ボビンの縦断面図である。
【図5】同巻取り用ボビンの斜視図である。
【図6】同巻取り用ボビンの裏面部を示す平面図であ
る。
【符号の説明】
1,1a 巻取り用ボビン 2,10 円形フランジ部 3,11 胴部 4 蓋体 5 円孔 6 円弧状リブ 7 リブ 12 補強リブ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の円形フランジ部と厚肉の胴部とか
    ら構成され、その胴部に放電加工用の鋼線を巻取るため
    の巻取り用ボビンであって、円形フランジ部の周面部に
    は、その円周方向にわたって放射状の第1リブ及びこの
    第1リブよりも短尺な第2リブが複数本それぞれ形成さ
    れていることを特徴とする放電加工用鋼線の巻取り用ボ
    ビン。
JP1999005362U 1999-07-19 1999-07-19 放電加工用鋼線の巻取り用ボビン Expired - Lifetime JP3065847U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017129578A (ja) * 2016-01-15 2017-07-27 国際計測器株式会社 加振装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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