JP3065715B2 - 回転アノードx線管 - Google Patents

回転アノードx線管

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JP3065715B2
JP3065715B2 JP3146187A JP14618791A JP3065715B2 JP 3065715 B2 JP3065715 B2 JP 3065715B2 JP 3146187 A JP3146187 A JP 3146187A JP 14618791 A JP14618791 A JP 14618791A JP 3065715 B2 JP3065715 B2 JP 3065715B2
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ベーリング ロルフ
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J35/00X-ray tubes
    • H01J35/02Details
    • H01J35/04Electrodes ; Mutual position thereof; Constructional adaptations therefor
    • H01J35/08Anodes; Anti cathodes
    • H01J35/10Rotary anodes; Arrangements for rotating anodes; Cooling rotary anodes
    • H01J35/105Cooling of rotating anodes, e.g. heat emitting layers or structures
    • H01J35/107Cooling of the bearing assemblies

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は回転アノードステム管か
らの熱を軸受を介して放散する熱放散路の熱抵抗を変化
させる手段からなる回転アノードX線管に係る。
【0002】
【従来の技術】西独特許明細書第591625号から公
知のかかる装置では、固定状態で、アノード部分は熱放
散体と良い熱伝導接続とされる。
【0003】X線管がスイッチオンされる時、射突電子
ビームは、例えば1500℃の温度にされる高熱放散を回転
アノードステム管で発生する。管が再びスイッチオンさ
れる前に管が続いてスイッチオンされる時、非常に高い
温度の発生が避けられるために、例えば150℃への冷
却がなされなければならない。
【0004】所望の冷却時間(適用により、例えば略2
0分)を出来る限り短かく保つ試みがなされる。高温
で、放散された熱は放散によりアノードステム管から離
れて伝導される。逆に低い温度では、本質的に回転アノ
ードの物質を通って、また軸受を介して周囲に熱を放散
する軸受支持部への熱伝導だけが残る。特に滑り軸受の
使用で、この経路は回転アノードステム管の所望の冷却
時間を短縮するのに本質的に寄与しうる。
【0005】熱放散路の熱抵抗の実質的減少は、不変だ
が前述の公知の場合に、単に一定条件で許容しがたい高
軸受温度を生ずる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、回転アノー
ドステム管の冷却時間が軸受温度が許容しがたい高い値
になる危険なしに短縮されるような方法で、前記記載の
種類の回転アノードX線管を構成する目的を有する。
【0007】
【課題を解決するための手段】本目的は、熱抵抗の変化
が電子ビームがスイッチオフされた後、生じる回転に続
く一部の温度変化に依存して得られる装置が設けられる
ことで達成される。
【0008】熱抵抗は先ず所定の時間遅延で減少され
る。回転アノードステム管の温度は、続いて減少した熱
抵抗にかかわらず、もはや高い軸受温度に導びかない値
に熱放散により既に大きく減少している。
【0009】望ましい特に信頼性のある実施例によれ
ば、熱抵抗の変化が回転アノードステム管と良い熱伝導
接続の一部の温度変化により得られることを確実にす
る。制御基準として、回転アノードステム管の温度で均
一に変化し、主として軸受の加熱を確実にする温度が用
いられる。しかし、熱抵抗の変化に対する基準として軸
受と熱伝導接続した一部の温度を用いることが可能であ
る。
【0010】本発明によって提供された制御装置は、温
度を感知するセンサ及び接触面を有する少なくとも一部
を動かす駆動部の一般構成からなる。
【0011】望ましくは、制御装置は、温度に依存して
膨張される素子からなる。それにより、得られうる特に
単純な実施例は、可変熱抵抗が少なくとも1つの素子の
熱膨張により互いに移動しうる対応する隣る接触面を有
する2つの素子からなることを特徴とする。単純な方法
で構成された単一部分はセンサ及び駆動部の機能を同時
に果たす。
【0012】有利な構成的実施例は、可変抵抗は、回転
アノードステム管をロータ本体と接続する管状シャフト
の内部に配置され、シャフトは少なくとも1つの接触面
を有し、少なくとも1つの対向する接触面はシャフト内
に延在する突出部に配置され、ロータ本体と良い熱伝導
接続されることを特徴とする。
【0013】本発明の有利な更なる実施例によれば、シ
ャフトはかかる回転アノードステム管からロータ本体へ
のその熱抵抗が軸受により得られた熱抵抗の30%より
高いような軸方向長さ及び小さい壁厚を有することが確
実とされる。シャフトの熱抵抗及び可変熱抵抗は並列装
置で軸受の熱抵抗に先行する。結果として得られる熱抵
抗の比較的大きい装置は、シャフト及び軸受の熱抵抗の
比が出来るだけ大きい場合に得られる。
【0014】接触面を通る熱伝導が熱的に隔離する異層
の形成で妨げられないために、接触面の品質が改良され
ることが確実とされる。
【0015】接触面に亘る熱接触抵抗は接触面の寸法及
び圧力に逆比例する。効果的接触面の拡大は接触面が夫
々関連した凹み部分及び凹凸部分を有することで達成さ
れうる。
【0016】
【実施例】本発明を容易に実行するために、添付図面を
参照して、例示的により詳細に説明する。
【0017】回転アノードステム管2の半径方向の外部
領域に、カソード(図示せず)から生じ、X線放射線を
発生する収束電子ビーム1が向けられる。1500℃までの
温度に導く高熱放散は回転アノードステム管2で得られ
る。
【0018】回転アノードステム管2は、回転に対して
ロックされるようシャフト3を介してロータ本体4には
んだ付けされる。ロータ本体4は(欧州特許明細書第1
41476号に現理的に示されている如く)図示の滑り
軸受5を介して固定及び望ましくは冷却軸受支持部6に
軸支される。
【0019】ロータ本体4は、非同期トルクがモータス
テータ(図示せず)で形成された回転磁界により付勢さ
れる短絡ロータとして作用する。モータステータは、周
知の如く、図に示す素子を囲む主に金属及び気密筺体
(いずれも図示せず)の外部に適切に配置される。
【0020】略1500℃の回転アノードステム管2の高い
温度により、シャフト3は略800℃まで加熱され、ロ
ータ本体は略400℃まで加熱され、軸受支持部6は略
200℃まで加熱され、熱平行路が遮断される時、ロー
タ本体4の突出部7を介して調整される容積領域に亘る
平均温度が毎回示される。
【0021】突出部7は中空円筒シャフト3内に配置さ
れ、シャフト3の接触面10及び11に夫々対応する接
触面8及び9を有する。接触面8及び10は円形リング
の形の平面である。反対に、接触面9及び11は、平坦
でなく、略三角形断面を有する環状凹凸部及び歯状部を
夫々設けられている。その結果、効果的熱接触面は拡大
する。
【0022】 図に示した高い温度の値の回転アノー
ドステム管2で得られる条件では、接触面8及び10、
並びに、9及び11は夫々小さい相対的距離で互いに対
向して位置する。これらの距離は図に拡大寸法で示され
る。(熱放射は別として)隙間及び真空に亘って熱は伝
導されない。シャフト3非常に小さい壁厚12を有し
て長い軸方向路に亘った構成とされるので、ロータ本体
4への熱抵抗は高い。その結果、回転アノードステム管
2のわずかな温度だけが軸受本体5に作用しうる。
【0023】 熱放出により特に減少する回転アノー
ドステム管2の温度で、シャフト3の温度は減少し、軸
方向に縮むその最大温度の略20%の回転アノードス
テム管2の温度で、接触面8及び10、並びに、9及び
11は最終的に互いに接触する。熱は接触面を介して伝
達される。シャフト3の冷却は加速され、他方で突出部
7は加熱される。その結果、シャフト3から接触面8
10、並びに、9及び11を介してロータ本体4に非
常に低い熱抵抗を生じる大きい弾性圧力が接触面間に急
速に発生される。その最大温度の略10%までの回転ア
ノードステム管2の更なる冷却は大きく加速される。低
温度レベルで、軸受5の温度が非許容値になる危険はな
い。
【0024】一方で、接触面8及び10と他方で接触面
9及び11との間の距離は、接触が回転アノードステム
管2の異なる時間と異なる温度で得られるよう異なった
寸法とされる。その結果、回転アノードステム管2の全
体の冷却時間の更なる減少が達成されうる。
【0025】ステム3と突出部7との間の円筒間隔を橋
絡する半径方向温度膨張を用いることが更に可能であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によって構成された回転アノードの本質
的部分を概略的に示す図である。
【符号の説明】
1 電子ビーム 2 回転アノードステム管 3 シャフト 4 ロータ本体 5 滑り軸受 6 軸受支持部 7 突出部 8,9,10,11 接触面 12 壁厚
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (73)特許権者 590000248 Groenewoudseweg 1, 5621 BA Eindhoven, T he Netherlands (56)参考文献 米国特許3753021(US,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01J 35/10

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子ビームに曝される回転アノードステ
    ム管(2)からの熱を軸受(5)を介して放散する熱放
    散路の熱抵抗を変化させる手段を有する回転アノードX
    線管であって、 共に回転する構成要素の温度を感知するセンサと、 電子ビームがスイッチオフされた後、電子ビームが存在
    する場合に少なくとも1つの共に回転する構成要素と更
    なる共に回転する構成要素との2つの接触面の間の隙間
    を埋めるよう上記少なくとも1つの共に回転する構成要
    素を動かす駆動部とが設けられることを特徴とする回転
    アノードX線管。
  2. 【請求項2】 上記センサは、回転アノードステム管と
    熱伝導接続される構成要素であることを特徴とする請求
    項1記載の回転アノードX線管。
  3. 【請求項3】 上記センサは、受と熱伝導接続される
    構成要素であることを特徴とする請求項1記載の回転ア
    ノードX線管。
  4. 【請求項4】 上記センサ及び駆動部は、その寸法が温
    度変化により変化する構成要素によって形成されること
    を特徴とする請求項1乃至3のうちいずれか一項記載の
    回転アノードX線管。
  5. 【請求項5】 上記共に回転する回転構成要素の接触面
    は、少なくとも1つの構成要素の熱膨張により互いに
    して移動しうることを特徴とする請求項1乃至4のうち
    いずれか一項記載の回転アノードX線管。
  6. 【請求項6】 上記センサ及び駆動部は、回転アノード
    ステム管をロータ本体と接続する管状シャフトの内部に
    配置され、シャフトは少なくとも1つの接触面を有し、
    少なくとも1つの対向する接触面はシャフト内に延在
    ロータ本体と適切に熱伝導接続される突出部上に設けら
    れることを特徴とする請求項1乃至5のうちいずれか一
    項記載の回転アノードX線管。
  7. 【請求項7】 シャフトは回転アノードステム管からロ
    ータ本体へのその熱抵抗が軸受により得られた熱抵抗の
    30%より高いような軸方向長さ及び小さい厚を有す
    ることを特徴とする請求項1乃至6のうちいずれか一項
    記載の回転アノードX線管。
  8. 【請求項8】 接触面は改良された品質を有することを
    特徴とする請求項1乃至7のうちいずれか一項記載の回
    転アノードX線管。
  9. 【請求項9】 接触面は夫々関連した凹部分と凸部分を
    夫々有することを特徴とする請求項1乃至8のうちいず
    れか一項記載の回転アノードX線管。
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JPH04248235A JPH04248235A (ja) 1992-09-03
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US (1) US5146483A (ja)
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DE59107296D1 (de) 1996-03-07
EP0462657A1 (de) 1991-12-27
DE4019614A1 (de) 1992-01-02
EP0462657B1 (de) 1996-01-24
US5146483A (en) 1992-09-08

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