JPS5835340B2 - ソクドヘンチヨウカンヨウタダンシユウデンキヨク - Google Patents
ソクドヘンチヨウカンヨウタダンシユウデンキヨクInfo
- Publication number
- JPS5835340B2 JPS5835340B2 JP50126849A JP12684975A JPS5835340B2 JP S5835340 B2 JPS5835340 B2 JP S5835340B2 JP 50126849 A JP50126849 A JP 50126849A JP 12684975 A JP12684975 A JP 12684975A JP S5835340 B2 JPS5835340 B2 JP S5835340B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- electrode
- flange
- electrodes
- heat
- ring
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01J—ELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
- H01J23/00—Details of transit-time tubes of the types covered by group H01J25/00
- H01J23/02—Electrodes; Magnetic control means; Screens
- H01J23/027—Collectors
- H01J23/0275—Multistage collectors
Landscapes
- Microwave Tubes (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は、絶縁性間隔片によって互に間隔を保って複
数個の金属電極が電子ビームを取り囲んで設けられてい
る速度変調管、特に進行波管用多段集電極を対象とする
。
数個の金属電極が電子ビームを取り囲んで設けられてい
る速度変調管、特に進行波管用多段集電極を対象とする
。
隣接部に対して電気的に絶縁された熱負荷の大きい集電
機は、出力停止や破損を避けるため動作中の発生熱を充
分放散させることが重要である。
機は、出力停止や破損を避けるため動作中の発生熱を充
分放散させることが重要である。
集電熱が多段構造である場合には、電極相互間が一般に
熱伝導の低い絶縁体で分離されているため熱の放散が困
難であって、集電面に沿って熱分布が不均−lこなり易
い。
熱伝導の低い絶縁体で分離されているため熱の放散が困
難であって、集電面に沿って熱分布が不均−lこなり易
い。
多段集電極では各段の電極で発生する熱量は管の制御に
対して敏感に感応するから、電極は衝撃的に変動し急激
に高い局部温度勾配に導く変動熱負荷にさらされる。
対して敏感に感応するから、電極は衝撃的に変動し急激
に高い局部温度勾配に導く変動熱負荷にさらされる。
多段集電極の典型的な構造は米国特許第
3368104号明細書に示されている。
この構造ではそれぞれの電極が中間に金属たわみ片をは
さんで重ねられた絶縁環によって分離され、このたわみ
片は絶縁環列の外側を通って電極に直接または別のたわ
み環を介して結合されている。
さんで重ねられた絶縁環によって分離され、このたわみ
片は絶縁環列の外側を通って電極に直接または別のたわ
み環を介して結合されている。
絶縁環自体は熱膨張が異なるため電極に固く結合されて
いない。
いない。
この構造は各段の電極の間の熱伝達と外周に向っての熱
放射に対して不利であることは明らかである。
放射に対して不利であることは明らかである。
更に電極がたわみ金属片で保持されているため、極めて
壊れ易く、機械的な負荷特に動揺を受けないようにしな
ければならない。
壊れ易く、機械的な負荷特に動揺を受けないようにしな
ければならない。
更にこのたわみ金属片は一般に熱伝導の低い磁性材料例
えばコバールで作られる。
えばコバールで作られる。
コバールの熱膨張はほぼ酸化アルミニウムまたは酸化ベ
リリウムに対応するが、集電極の区域では電子ビームの
磁気障害は常に避けなければならないから磁性材料の使
用は不利である。
リリウムに対応するが、集電極の区域では電子ビームの
磁気障害は常に避けなければならないから磁性材料の使
用は不利である。
機械的な強度と熱放散を高めるための構造は米国特許第
3662212号明細書の第3図に示されている。
3662212号明細書の第3図に示されている。
ここでは電極段の全体が中間に銅片をはさんだ安定なセ
ラミック環の積み重ねによって取り囲まれ、この銅片が
交互に電極と外被に連結されている。
ラミック環の積み重ねによって取り囲まれ、この銅片が
交互に電極と外被に連結されている。
この複雑な構造においても電極間の熱交換は銅片を介し
て行われるだけであるから、必ずしも満足できるもので
はない。
て行われるだけであるから、必ずしも満足できるもので
はない。
この発明は高い熱負荷と変軸負荷に耐え、機械的に強固
であり、磁性材料を含まず、比較的簡単に製作すること
ができる多段集電極を得ることを目的としている。
であり、磁性材料を含まず、比較的簡単に製作すること
ができる多段集電極を得ることを目的としている。
この目的を達成するためこの発明は、電極を隔離する間
隔片をこれらの電極と固く、特に直接的に結合し、それ
ぞれの電極を電極に比べて熱膨張の小さいカラーで取り
囲み、それによって電極の半径方向の熱膨張を電極に結
合された間隔片の熱膨張に適合させることを提案する。
隔片をこれらの電極と固く、特に直接的に結合し、それ
ぞれの電極を電極に比べて熱膨張の小さいカラーで取り
囲み、それによって電極の半径方向の熱膨張を電極に結
合された間隔片の熱膨張に適合させることを提案する。
更にこの発明によれば、環状の間隔片と、それぞれが少
くとも一つの外側に突出したフランジを持ち電子ビーム
の方向にこのビームを取り囲むように円筒対称的に順次
並べられた複数個の電極とが備えられる構成のものにお
いては、間隔片が隣り合った電極のフランジの間に直接
はさまれるとともにこれらのフランジに固く結合される
と好適である。
くとも一つの外側に突出したフランジを持ち電子ビーム
の方向にこのビームを取り囲むように円筒対称的に順次
並べられた複数個の電極とが備えられる構成のものにお
いては、間隔片が隣り合った電極のフランジの間に直接
はさまれるとともにこれらのフランジに固く結合される
と好適である。
それぞれの電極は環状のカラーにより取り囲まれるとと
もに、そのカラーが電極のフランジで固定され、カラー
の電極との全接触面がたとえばろうづけにより溶接され
ると良い。
もに、そのカラーが電極のフランジで固定され、カラー
の電極との全接触面がたとえばろうづけにより溶接され
ると良い。
更にそれぞれ一つのフランジを持った電極にもう一つの
フランジとして電極に直接結合された堅牢なフランジ環
を設けることも有利である。
フランジとして電極に直接結合された堅牢なフランジ環
を設けることも有利である。
この発明は、金属電極を従来のようにたわみ連結片によ
って絶縁体と結合せず、適当な形状の支持体の寸法の選
定によって金属電極の熱膨張状態を絶縁間隔片の熱膨張
状態に適合させようという考えに基くものである。
って絶縁体と結合せず、適当な形状の支持体の寸法の選
定によって金属電極の熱膨張状態を絶縁間隔片の熱膨張
状態に適合させようという考えに基くものである。
これによってそれらの間に広い面積の直接結合を作り、
良好な熱伝達性を与えることが可能となる。
良好な熱伝達性を与えることが可能となる。
カラー自体も例えば非磁性のモリブデンで作れば熱を良
く導くから、発生熱を広い前面を通して外被に放散させ
ることができる。
く導くから、発生熱を広い前面を通して外被に放散させ
ることができる。
更に大きな面積で緻密に結合され充実した構成を持つ結
合構造は極めて高い機械的安定性を示す。
合構造は極めて高い機械的安定性を示す。
比較的強固な締めつけ環を使用することは、例えば米国
特許第3586100号明細書に示されていて新規なも
のでない。
特許第3586100号明細書に示されていて新規なも
のでない。
この公知共電では熱膨張の小さい冷却体フィンは本来の
集電体と集電体を取り囲む冷却体との間に良好な熱接触
を保持するためのものである。
集電体と集電体を取り囲む冷却体との間に良好な熱接触
を保持するためのものである。
しかしこの装置は多段集電極ではなく地電位にある単一
集電極であるから、この発明において考慮されている電
気絶縁の存在に起因する問題が起らない。
集電極であるから、この発明において考慮されている電
気絶縁の存在に起因する問題が起らない。
図面に示した実施例についてこの発明を更に詳細に説明
する。
する。
図面にはこの発明の説明に対して必要でない部分例えば
電気導線等は省略されている。
電気導線等は省略されている。
図は進行波管に使用される二段集電極の縦断面を示す。
この集電極は円筒対称構造であって、第一電極1、第二
電極2および筒形の集電体3から戒る。
電極2および筒形の集電体3から戒る。
両電極は共にじょうご状であって、部分的に入りこんで
電子ビーム方向に前後に配置されている。
電子ビーム方向に前後に配置されている。
電極1,2には外側に突き出したフランジ4.6があり
、それらの間に間隔片7をはさむ。
、それらの間に間隔片7をはさむ。
モリブデン製のカラー8,9は電極1,2を取囲み、そ
れぞれフランジ4または6に接している。
れぞれフランジ4または6に接している。
第一電極1にはこの外にフランジ4と同様な形状を持ち
カラー8に接するフランジ環11がはめられている。
カラー8に接するフランジ環11がはめられている。
絶縁環として形成された間隔片7と直径が等しい絶縁筒
12が環11に押しつけられている。
12が環11に押しつけられている。
筒形の集電体3はカラー9に接し、電極2の後端部を包
囲する。
囲する。
これらの総ての部分はその接触面で互に溶接される。
絶縁筒12にはかかる二段集電極全体を進行波管にとり
つけるための別のフランジを結合することができる。
つけるための別のフランジを結合することができる。
上記の集電極構造は、機械的な作用に対する著しく高い
対抗性に加えて、円筒対称に作られたその総ての部品は
比較的簡単に製作され容易に組立てて互に溶接すること
ができる。
対抗性に加えて、円筒対称に作られたその総ての部品は
比較的簡単に製作され容易に組立てて互に溶接すること
ができる。
これらの部品は熱良導性の金属を使用して大きな断面積
を持つ熱伝導路を構成するように結合される。
を持つ熱伝導路を構成するように結合される。
モリブデン環はその内径表面においても全面的に銅部品
にろうづけされるから、モリブデン環面全体が熱伝達に
役立つ。
にろうづけされるから、モリブデン環面全体が熱伝達に
役立つ。
熱伝導路中の最も問題lこなる個所は、多くの場合Al
2O3セラミックで作られている絶縁環である。
2O3セラミックで作られている絶縁環である。
この材料は熱伝導が低いから、熱負荷が極端に大きい場
合にはその数倍も良い熱伝導体であるBeOセラミック
を使用するのが良い。
合にはその数倍も良い熱伝導体であるBeOセラミック
を使用するのが良い。
上記の実施例の機械的強度、耐熱性および耐熱衝撃性は
総てのセラミック環を銅環(フランジまたはフランジ環
)と総合することによって更に高めることができる。
総てのセラミック環を銅環(フランジまたはフランジ環
)と総合することによって更に高めることができる。
この銅環はそのたわみ性によって緩衝体として作用する
外、カラーによってその膨張が抑えられるから結合面に
作用するせん断力は極めて小さくなる。
外、カラーによってその膨張が抑えられるから結合面に
作用するせん断力は極めて小さくなる。
従ってセラミック金属結合は長い期間に亘って気密に保
たれる。
たれる。
図面はこの発明の実施例の縦断面図であって、1と2は
電極、3は集電体、7は間隔片、8と9はカラー 11
はフランジ環である。
電極、3は集電体、7は間隔片、8と9はカラー 11
はフランジ環である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 環状の絶縁性間隔片と、それぞれが少くとも一つの
外側に突出したフランジを持ち電子ビームの方向にビー
ムを取り囲むように円筒対称的に順次並べられた複数個
の電極とを備えたものにおいて、間隔片が隣り合った電
極のフラッジの間に直接はさまれるとともにこれらのフ
ランジに固く結合され、電極がそれぞれその熱膨張係数
よりも小さい熱膨張係数を有するカラーにより取り囲ま
れることを特徴とする速度変調管用多段集電極。 2 それぞれ一つのフランジを持った電極にもう一つの
フランジとして電極に直接結合された堅牢なフランジ環
を設けたことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の
多段集電極。
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE19742449890 DE2449890C2 (de) | 1974-10-21 | Elektronenstrahlauffänger für Laufzeitröhren |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5165559A JPS5165559A (ja) | 1976-06-07 |
JPS5835340B2 true JPS5835340B2 (ja) | 1983-08-02 |
Family
ID=5928746
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP50126849A Expired JPS5835340B2 (ja) | 1974-10-21 | 1975-10-21 | ソクドヘンチヨウカンヨウタダンシユウデンキヨク |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US3993925A (ja) |
JP (1) | JPS5835340B2 (ja) |
FR (1) | FR2289047A1 (ja) |
GB (1) | GB1529366A (ja) |
Families Citing this family (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE2526681C3 (de) * | 1975-06-14 | 1979-07-12 | Licentia Patent-Verwaltungs-Gmbh, 6000 Frankfurt | Wanderfeldröhre |
US4096409A (en) * | 1976-10-04 | 1978-06-20 | Litton Systems, Inc. | Multistage depressed collector |
JPS53140360U (ja) * | 1977-04-11 | 1978-11-06 | ||
JPS5753569U (ja) * | 1980-09-12 | 1982-03-29 | ||
GB2312323B (en) * | 1996-04-20 | 2000-06-14 | Eev Ltd | Collector for an electron beam tube |
US5780970A (en) * | 1996-10-28 | 1998-07-14 | University Of Maryland | Multi-stage depressed collector for small orbit gyrotrons |
US5952785A (en) * | 1997-07-17 | 1999-09-14 | Komm; David S. | Transverse field collector for a traveling wave tube |
GB0002523D0 (en) * | 2000-02-04 | 2000-03-29 | Marconi Applied Technologies | Collector |
GB2411517A (en) * | 2004-02-27 | 2005-08-31 | E2V Tech Uk Ltd | Collector arrangement |
WO2012001459A1 (en) | 2010-06-30 | 2012-01-05 | L Ferreira Moacir Jr | Electrodynamic space thruster method and apparatus |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US2955225A (en) * | 1958-05-02 | 1960-10-04 | Rca Corp | Electron collector |
US2958804A (en) * | 1958-05-19 | 1960-11-01 | Eitel Mccullough Inc | Electron beam tube and circuit |
US3368104A (en) * | 1964-03-17 | 1968-02-06 | Varian Associates | Electron beam tube included depressed collector therefor |
US3471739A (en) * | 1967-01-25 | 1969-10-07 | Varian Associates | High frequency electron discharge device having an improved depressed collector |
US3626230A (en) * | 1969-10-02 | 1971-12-07 | Varian Associates | Thermally conductive electrical insulator for electron beam collectors |
US3823772A (en) * | 1972-12-08 | 1974-07-16 | Varian Associates | Electrical insulator assembly |
US3824425A (en) * | 1973-05-21 | 1974-07-16 | Sperry Rand Corp | Suppressor electrode for depressed electron beam collector |
-
1975
- 1975-10-06 US US05/619,933 patent/US3993925A/en not_active Expired - Lifetime
- 1975-10-17 GB GB42589/75A patent/GB1529366A/en not_active Expired
- 1975-10-17 FR FR7531831A patent/FR2289047A1/fr active Granted
- 1975-10-21 JP JP50126849A patent/JPS5835340B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
FR2289047B1 (ja) | 1980-08-22 |
FR2289047A1 (fr) | 1976-05-21 |
DE2449890B1 (de) | 1975-11-06 |
JPS5165559A (ja) | 1976-06-07 |
GB1529366A (en) | 1978-10-18 |
US3993925A (en) | 1976-11-23 |
DE2449890A1 (ja) | 1975-11-06 |
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