JP2005527067A - 回転する陰極x線管ヒートバリア - Google Patents

回転する陰極x線管ヒートバリア Download PDF

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Abstract

X線管(1)は、陰極(10)から放出される熱を封じるヒートシールドを有し、これにより、ベアリングアッセンブリ(62)の温度を軽減する。ヒートシールドは、外部及び内部同心シリンダー(132、134)を有しており、バキュームギャップ(138)により互いに分離されている。ヒートシールド及びベアリングアッセンブリの固定部分(114)は、熱がシリンダーからベアリングアッセンブリには伝わらないが、コールドプレートにより周囲のクーリングコイルに変わって運ばれるように、コールドプレート(150)に共に接続されている。

Description

発明の詳細な説明
本発明は、真空管技術に関し、特に、X線管用のヒートバリアに関する。CTスキャナー用の回転する陰極X線管と組み合わせた特定の応用例に見出され、特定の文献に記載されている。しかしながら、本発明は、他の応用例における放射線の生成及び陰極管での適用例にも見出すことが可能である。
X線を使用する常套的な診断には、X線フィルム上又は電気的にピックアップされたフルオロスコピー上への、患者のシャドーグラフィック投影画像を含んでおり、視覚可能な現実の影絵画像は、患者を通過した後の蛍光スクリーン上に投影する低い強度のX線により生成され、且つ、種々の方向に由来するコンピューター断層撮影(CT)の投影画像は、容量再構築へと電気的に再構築される。高い強度のX線管は、投影画像を生成すべく、患者体部の周囲で、比較的速い速度にて回転される。
高い強度のX線管は、典型的に、熱電子陽極及び陰極を含んでおり、真空エンベロープ内部に収納されている。通常、2〜5アンペアの加熱電流は、取り巻く電子雲を生成すべく、フィラメント又は薄層を介して適用される。100から200kVの高いポテンシャルは、電子雲から陰極に向かって電子を加速すべく、陽極と陰極との間に適用される。この電子は、電子ビームに集束され、X線を生成するのに十分なエネルギーにて、陰極の小さい領域又は標的領域上に投射する。X線放射は、陰極から放射され、典型的にベリリウムウィンドウを介して、ビームに集束される。
電子の加速は、5から200mAの管又は陰極電流を発生する。電子ビームのエネルギーの小さいフラクションのみがX線に変換され、エネルギーの大部分は、熱へと変換され、陰極のホワイトホットを加熱する。
高いエネルギーの管において、陰極は、X線生成の間、高い速度にて、陽極に相対して回転しており、熱エネルギーを大きな領域全体に伝播しており、標的領域の過熱を阻止している。陰極の回転に起因して、電子ビームは、陰極の小型の投射スポット上に、熱変性を発生するのに十分長い時間存在していない。陰極の径は、十分大きく、陰極が回転する再、電子ビームにより過熱される陰極上の各スポットは、電子ビームにより再過熱されるべく、戻る前に実質的に冷却される。
陰極は、典型的に、誘導モーターにより回転される。この誘導モーターは、駆動コイルを有しており、真空エンベロープの外部に配置され、ローターは、エンベロープの内部にてベアリングアッセンブリにより支持されており、陰極に接続されている。モーターが励起される場合、駆動コイルは、ローター内にて、電流及び磁場を発生し、ローターを回転させる。
陰極の温度は、1,400℃程度であってもよい。熱の一部は、放射により真空状態を介して移動される。熱の一部は、ローター及びベアリングアッセンブリへと伝導することにより移行される。熱は、ベアリングシャフトを介して、ベアリングレースへと伝わり、レース中の潤滑ベアリングボールへと移行される。ベアリングボール上のこの潤滑剤は、典型的に鉛や銀であり、熱を帯び、蒸発する傾向にある。
ベアリングの温度を軽減する一つの方法は、ベアリングの潤滑剤を標的の熱から分離すべく熱ブロックを供することである。陰極からベアリングシャフトへの熱の伝導を軽減すべく、種々の熱ブロックが開発されてきた。一つの低いパワーを有するデザインにおいて、ローターステムは、スチール製のローターボディーライナーに蝋着されており、ベアリングシャフトにネジ付けされる。このことは、若干のより熱耐性通路を供することとなる。
この工業において使用されてきた別の熱ブロックは、トップハットデザイン(top hat design)として公知である。ハステロイ(Hastelloy)やインコネル(Inconel)などの低い熱伝導性を有する材料の断片の形状のトップハットは、X線ベアリングシャフトのハブ上にネジ付けされる。このローター体は、スクリュー、ウェルド又はその他の締め付け手段にてトップハットのブリム(brim)に接続される。ローター体からベアリングへと至る熱伝導路は、トップハット長にて伸展される。分析結果が示すのは、トップハットデザインが使用された場合、前面のベアリングレースにて、20から50℃の温度の減少が達成される可能性があるということである。他の熱ブロックは、高い反射表面を有する薄モリブデンコーンを使用し、ベアリングアッセンブリを伴った標的を結合するステムに固定される。このコーンは、標的の輪郭を追いかけ、ベアリングアッセンブリから標的の監視をブロックする。コーンは、標的から放射される熱を反射し、ベアリングアッセンブリへと熱の移行の放射モードを軽減する。
熱伝導を軽減する他の方法は、スパイラル状の溝ベアリングシャフトを使用することである。このスパイラル状の溝ベアリングは、比較的複雑で大きなベアリングであって、熱移行にガリウム合金を使用している。このベアリングシャフトは、約60Hzの回転速度に制限されている。これは、X線管の制御パワーを制限している。
X線写真術におけるより短くなるX線曝露時間に関する傾向は、より大きな放射強度を有し、且つ、より高い電流を有するという強調を存在させている。強度の増加は、X線管陰極の過熱を惹き起こす可能性がある。かかるより高いパワーのX線管が開発されるにつれ、回転する陰極の半径及び重量は、成長し続ける。さらに、X線管が、常套的なCTスキャナーと組み合わされた場合、X線管を保持するガントリー(gantry)は、患者の完全な画像を得るべく、患者の体部の周囲を回転される。今日、典型的なCTスキャナーは、1分間当たり60から120回転(RPM)にて、患者の体部の周囲において、X線管を回転させている。この増加された回転速度は、ローターステム及びベアリングシャフト上へのストレスの増加をもたらす。適切にX線管を制御するため、陰極は、それ自身の回転の効果から支持され安定化される必要があり、場合によって、患者体部の周囲にてX線管の回転により生み出される遠心力から支持され安定化される必要がある。
非臨界的レベルにおけるこれらのストレスを軽減する一つの方法は、断面積が増加する一方で、ローターステムの長さを減少させることである。しかしながら、このことは、標的からベアリングシャフトへと至る熱伝導路を短くもし、且つ、幅広くもし、高い熱移行性をもたらすことになる。最近、陰極がベアリングシャルとを取り巻くX線管が開発され、例えば、米国特許第5,798,477号明細書にて公知である。しかしながら、コーンが接続されてもよいステムを有していないため、コーンデザインなどの、多くの常套的なタイプの熱放射ブロックは、かかる構成において使用するのに適していない。
本発明は、新規で向上されたX線管及び上述の問題その他を克服する方法を提供する。
(本発明の概略)
本発明の一面によると、X線管が設けられている。このX線管は、真空チャンバーを包含するエンベロープを含んでいる。チャンバー内部に配置された陽極は、電子源を提供している。チャンバー内部に配置された陰極は、電子により投射されるべく配置され、X線を生成している。ベアリングアッセンブリは、この陰極に取り囲まれており、ベアリングアッセンブリは、固定部分及び回転可能部分を有している。この回転可能部分は、陰極に接続され、X線管の制御中、上記の固定部分に相対して陰極を回転させている。ベアリングアッセンブリと陰極との間のヒートシールドは、陰極からベアリングアッセンブリへと至る熱の放射移行を軽減している。
本発明の別の面によりと、X線管の制御方法が提供されている。この方法は、ベアリングアッセンブリ上に回転する陰極を支持することを含んでいる。このベアリングアッセンブリは、ベアリングアッセンブリが陰極の引力の中心に向かって前方及び後方へと延びるように、中央開口部を介して陰極に受け入れられている。本方法は、さらに、陰極とベアリングアッセンブリとの間にヒートシールドを挿入し、陰極がX線を生成し、ベアリングアッセンブリに向かって熱を放散するように、X線管を制御し、且つ、陰極から放散された熱の一部をヒートシールドにて封じることを含んでいる。
本発明の別の面によると、X線管が設けられている。このX線管は、真空エンベロープ及びこのエンベロープに取り付けられたコールドプレートを含んでいる。円柱ベアリングアッセンブリは、このコールドプレートに取り付けられている。陰極は、エンベロープに相対して回転すべく、ベアリングアッセンブリ上に取り付けられている。第1のほぼ円柱状のヒートシールドは、このコールドプレートに取り付けられている。この第1ヒートシールドは、陰極からベアリングアッセンブリへと延び且つ分離された配置されており、陰極からベアリングアッセンブリへと向かって放散する熱エネルギーを封じている。陽極は、陰極の反対側のエンベロープ内に配置されている。
本発明における少なくとも一つの実施例における一つの利点は、陰極の標的からX線管のベアリングアッセンブリへの放射熱移行が軽減されていることである。
本発明における少なくとも一つの実施例における別の利点は、X線管のベアリングアッセンブリ上の標的の引力の中心を中心化することである。
本発明における少なくとも一つの実施例における別の利点は、ベアリングの寿命が増加されていることである。
本発明のさらに別の利点は、好適実施例に関する以下の詳細な記述を読むことにより、当業者に理解されるであろう。
(図面の簡単な説明)
本発明は、種々のコンポーネント及びコンポーネントの配置を取ってもよく、且つ、種々のステップ及びステップの配置をとってもよい。図面は、好適実施例を示す目的を有するのみであり、本発明を限定するものとして解釈されるべきではない。
(好適実施例に関する詳細な記載)
図1を参照すると、CTスキャナーなどの医療用診断システムに使用するタイプの、X線放射ビームを提供するための、回転するX線管1が示されている。この管は、典型的にガラス、セラミック若しくは金属製のエンベロープ又はフレーム14により規定される真空チャンバー12に回転可能により付けられた陰極10を含んでいる。エンベロープ内部の過熱要素陽極アッセンブリ18は、電子ビームAを供給し、集束する。この陽極は、陰極に相対してバイアス化され、電子ビームは、陰極へと流れ、且つ、陰極の標的領域20に投射する。この標的領域に投射するビームの一部は、X線Bに変換され、X線管からエンベロープ内のウィンドウ22を介して放射される。熱移行及び電気的絶縁性流動体、例えば、オイルを充填されたハウジング30は、このエンベロープを取り巻く。
陰極10は、フロントプレート又はディスク40を有するものとして示されており、モリブデン合金にて形成され、バック熱放射プレート42は、グラファイト製である。陰極のフロントプレート40は、標的領域20を規定する環状部分を含んでおり、X線の生成を補助すべく、タングステン及びレニウムコンポジット製である。しかしながら、種々の適した物質で製造された、他の単一又は多重的な断片の陰極配置を代替的に使用してもよいことは理解されるであろう。陰極は、中心ボア44を伴った環状の形態である。ほぼ円柱状で伸張型のネック部分50は、フロントプレートの前表面52へと前方に向かって延びており、以下に詳述する(「前方」及び「後方」又はこれに類する用語は、ここでは、それぞれ、陰極に近接して、及びさらに離れることを示すべく、用いられている)。好ましくは、このネック部分は、制限された熱伝導性を有している。
陽極アッセンブリは、陰極集束カップ56内に取り付けられた陽極フィラメント54を含んでおり、診断的画像化、治療的処置及びこれに類する行為のためのX線を生成すべく、陰極10に向かって加速される電子を放射すべく励起される。陰極集束カップ56は、陰極標的領域上のフォーカルスポット58に向かって陽極フィラメント54から放射された電子を集束すべく機能している。好適実施例において、陰極集束カップ56は、グラウンドに対して約−75,000ボルトの電気ポテンシャルを有しており、陰極10は、グラウンドに対して約+75,000ボルトの電気ポテンシャルを有しており、これら二つのコンポーネントのポテンシャル差は、約150,000ボルトである。陽極フィラメント54から標的領域への電子の衝撃は、約1100℃から1400℃に陰極10を発熱させる。
X線管陰極アッセンブリ10は、52に一般的に示されているベアリングアッセンブリを介して軸60の周囲で回転するように取り付けられている。さらに特に、この陰極アッセンブリのフロントプレート40は、伸張されたネック部分50を介して、シャフト70及びローター74に強固に結合されている。ローター74は、軸60の周囲でシャフト及び陰極アッセンブリを回転すべく誘導モーター80に取り付けられている。この誘導モーターは、エンベロープの外部にてステーター81を含んでおり、ローター74及びシャフトを回転する。陰極は、管の制御中、高速で回転される。また、本発明は、固定陰極X線管、回転陽極管、及びその他の電極陰極管にも適用可能であることを理解されるであろう。
図1に示すように、シャフト70は、好ましくは、中空であって、後方端部84からシャフトへと延びる軸ボア82を規定している。しかしながら、このシャフトは、代替的に、図2に示すように固形であってもよく、或いは、より高い熱伝導性材料のコアを含んでいてもよい。
図3及び図4に示すように、シャフト70は、シャフトの軸ボア82に近接して、内部ベアリングレース86、88のペアを規定している。複数のボール又は他のベアリングメンバー90は、外部ベアリングメンバー94により規定された内部ベアリングレース86と前方外部ベアリングレース92との間に受け入れられる。同様に、複数のボール又はその他のベアリングメンバー96は、外部ベアリングメンバー100により規定される内部ベアリングレース88との間に受け入れられる。ベアリングメンバー90、96は、軸60の周囲での陰極アッセンブリの回転を提供している。
図4に示すように、シャフト70は、フロントプレートの前表面52の前方へと延び、且つ、陰極のバック熱放射プレート42の後方表面102とほぼ同じレベルに後方へと伸びている。この方式において、陰極10の重量は、ベアリングメンバー90とベアリングメンバー96との間の軸60に横たわる陰極の重量の中心CGにて、ベアリングアッセンブリ62の周囲でバランス取りされる。ベアリングアッセンブリ62は、陰極の中心ボア44を介して通過し、ベアリングアッセンブリの一部は、陰極の重量の中心の後方に横たわり、且つ、一部は、陰極の重量の中心の前方に横たわっている。
外部ベアリングメンバー94、100は、ほぼ円柱の形状であり、スペーサー106により互いに分離されている。外部ベアリングメンバー94、100及びスペーサー106は、ベアリングハウジング110により規定されたキャビティー108の内部に配置されている。このベアリングハウジングは、その後方端部において、固形ベース部分114にてほぼ円柱状の管状部分112を有している。ベアリングハウジングは、銅、モリブデン、又はアルミナやベリリア(beryllia)などのセラミックなどの金属により形成されてもよい。
保持スプリング116は、ベアリングハウジング110の固形ベース部分114に近接してキャビティー108の内部に配置され、スナップスプリング118は、キャビティー108の反対部分において、ベアリングハウジング110に強固に固定されている。保持スプリング116及びスナップスプリング118は、摺動するようにサンドイッチすべく機能し、且つ、キャビティー108の内部で、外部ベアリングメンバー94、100及びスペーサー106を固定している。狭真空ギャップ120は、シャフト70と外部ベアリングメンバー94、100との間に空間を開けている。
ベアリングハウジング110、外部ベアリングメンバー94、100、及びスペーサー106は、好ましくは、銅で製造されるが、他の適切な材料を代替的に使用してもよい。
陰極は、ヒートシールド130によりベアリングハウジング110から離れて配置されている。従って、真空を介して、陰極によりベアリングに向かって放出された熱は、このヒートシールドにより大部分又は有意に封じられる。図3及び図4に示したように、X線管の陰極は、このベアリングアッセンブリを取り囲んでいる。特に、標的領域20は、前方と後方のベアリング90、96との間のほぼ中間に長軸方向に分離されている。陰極から内部に放出された熱は、ヒートシールド130に関してではない場合、外部ベアリングメンバー100に向かった直線に進行してもよい。従って、ヒートシールドは、少なくとも陰極の標的領域20とベアリングアッセンブリとの間に空間を開けており、好ましくは、陰極の全体は、ベアリングハウジングから直接みた部分から、特に、フロントプレート40及びバック熱放射プレート42から遮蔽されている。
ヒートシールドは、一つ以上の同心中空管又はシリンダー132、134を好ましく有している。二つのシリンダー132、134は、図3及び図4に示されているが、種々の複数のシリンダーを使用してもよいことは理解されるであろう。さらに、このシリンダーは、X線管の軸60に中心化された円柱断面を有するように示されているが、例えば、楕円形、八角形又はその他の断面を有する他の構成にて代替的に使用されてもよい。さらに別の実施例において、外部管132の径は、後方端部136に近接した大径から前方端部のより小さな径へと傾斜しており、図5に示すように、標的とヒートシールドとの間のビューファクターの値(value of view factor)を増加している。好ましくは、管132は、陰極内部表面の境界線に続いている。図5は、外部管132の厚みを示しており、後方端部136に向かって増加しているが、この外部管は、全長にわたって同様の厚みを有していてもよいことは理解されるであろう。
バキュームギャップ138は、内部シリンダー132と外部シリンダー134とを分離しており、シリンダー間の熱の移動が、伝導よりもむしろ初期的に真空を介して放出されている。同様に、バキュームギャップ142は、陰極10と内部シリンダー132とを分離しており、真空ギャップ144は、ベアリングハウジング110から内部シリンダー134を分離している。シリンダー132、134を組み合わせた3つのギャップ138、142、144は、ヒートシールド及び熱除去システムとして機能し、ベアリングハウジング及び最終的にベアリングへの熱の移動を減少している。また、図4の矢印Fにて示しているように、伝導により陰極から陰極ネック50を介してシャフト70に沿って流れる熱も減少させる。
最外のシールドのシリンダー132(つまり、陰極に最も近接した一つ)は、モリブデン、タングステン、又はその他の熱耐性材料により好ましく形成されている。「熱耐性」により意味されるのは、この材料が有意な変形を伴うことなく、約800から1000℃の高温に耐えることができる、ということである。内部シリンダー又はその他の続くシリンダーは、一般に熱に対してそれほど抵抗するものではなく、従って、熱に対抗性を有さない材料で形成されてもよいが、銅又は銅−ベリリウム合金などの銅の合金などのより高い熱伝導性を有してもよく、モリブデンは全てのシリンダーに使用されてもよい。代替的に、一つ以上のシリンダー132、134の表面は、図6に示したように、熱耐性材料にてコート又はラミネート加工されてもよい。例えば、外部シリンダー132は、モリブデンなどの熱耐性材料の外部層140及び銅又は銅−ベリリウム合金などの熱伝導性材料の内部層142を有している。「熱耐性」により意味するのは、この材料は、周囲の真空よりもより多くの熱移行を実質的に伝導する熱パスウェイを形成することである。
図6に示された一つの好適実施例において、外部シリンダーの少なくとも外部表面144は、矢印Dに示すように、熱が、少なくとも部分的にベアリングから反射されるように反射性を有している(例えば研磨金属など)。
図4に示すように別の好適実施例において、標的とシリンダーとの熱移行を増加すべく、シリンダー132、134の表面又は外部シリンダー132のみに放出コーティング146を適用されている。この放出コーティングは、陰極10から放出されヒートシールドへと向かう熱を吸収する。この熱は、図4の矢印Eに示すように、この放出コーティングを介してシリンダーへと伝導され、且つ、伝導によりシリンダーに沿って運ばれる。放出コーティングは、カーボンブラックなどの熱伝導性を有する粒状材料にて好ましく形成され、シリンダー132の外部表面上に塗装又はその他の方法により堆積される。
この実施例及び図5に示した実施例において、外部シリンダー132及び任意で内部シリンダー132は、ヒートシンクとして機能し、陰極から熱を運び出す。この実施例において、シリンダーは、銅などの熱伝導性材料にて好ましく形成されるか、あるいは、少なくとも一部は、熱伝導性材料により形成され、エンベロープ14の外側にてコールドプレート若しくはクーリングプレート150又はその他のヒートシンクに熱的に接続されている。モリブデンなどの比較的低い熱伝導性を有する材料であっても、ヒートシンクに接続されている場合、ベアリングアセンブリから熱を伝導するであろう。
図4に示すように、シリンダーは、好ましくは、このコールドプレートに好ましく蝋着され、或いは、その他の強固な方法により直接接続されている。熱は、矢印Eに示したように、シリンダー132、134を介してコールドプレート150へと伝導され、且つ、オイル又は空気などのへと至る。図4の実施例において、二つのシリンダーは、分離して鋳造されるか、或いは、他の方法により、外部端部156、158において、クーリングブロック150に熱的に接続され、従って、コールドプレートにより互いに分離して配置されている。このことは、外部シリンダー132から内部シリンダー134へと、且つ、内部シリンダーからベアリングアッセンブリへと伝導されることにより移行される熱量を制限している。冷却オイルは、ブロック全体を流動し、熱をブロックから移行させる。
ベアリングハウジング110の固形ベース部分114はもまたクーリングブロックに鋳造され又はその他の方法により接続されている。固形ベース部分114は、クーリングブロック150を介するよりもシリンダー132からベアリングハウジングへの熱の直接的な伝導路が存在しないように、内部同心シリンダー134から好ましく分離され配置される。任意で、このベース114は、シャフトキャビティー82へと延びるが、この形状から分離されている高度に熱導電性材料の伸張部を有していてもよい。図4に示すように、熱は、放出によりシリンダーからベアリングハウジングへと到達するが、シリンダーが存在しない場合よりはより少ない頻度である。加えて、一つ以上のシリンダーを有することにより、ベアリングハウジングに至る放出熱量は軽減する。なぜなら、両方のシリンダーは、ヒートシンクに接続されており、且つ、熱除去にそれぞれ貢献しているからである。外部シリンダー132により放出される熱量は、放射により外部シリンダーに到達するよりも少なく、言い換えると、内部シリンダー134は、外部シリンダーから受け入れるよりも少ない熱を放出し、ベアリングハウジングに到達する放出された熱量は、外部シリンダーに投射する熱よりもより少ない。
これら熱除去に関する両方法は、同時に使用してもよいことをも包含しており、つまり、熱の第1部分の反射は、シリンダーに投射し、且つ、熱の第2部分は、冷却媒体へと伝導する。従って、図6に示すシリンダーは、図4及び図5に示すタイプのコールドブロック150へも好ましく接続されている。
図4に示し、且つ上述のように、陰極アッセンブリ10からの熱は、矢印Fにて示す熱伝導路を介して、ベアリング90、92へも至る。さらに特に、矢印の通路Fは、陰極フィラメントから放出される電子と接する陰極10の周辺端部にて開始し、シャフト70への陰極の伸張されたネック部分50に沿って移動する。矢印の通路Fは、シャフト70の回転軸60に実質的に平行にシャフトに沿って、ベアリングレース86、88へと至り、さらに、ベアリング90、92へと至っている。本発明の目的に関して、「熱伝導路」なる用語及びその類語は、熱が、真空、空気又はガスを介するよりもむしろ、二つの地点間で移行される方法による通路を含んでいる。
この通路に続く熱の比率は、出来る限り小さく通路の断面を製作することにより及び/又はできる限り長く通路を製作することにより最小限化されてもよい。図4の実施例において、比較的狭い断面の伸張されたネック部分50を製作することにより、且つシャフトホロー70を製作することにより減少された断面が達成されている。加えて、この通路長は、ネック50から延びシャフト長を増加している比較的狭いカップ部分160を介して、ネック50をシャフト70へと接続することにより増加されている。熱のいくらかは、ボルト164により第1カップ部分にボルト付けされているが、他は、真空スペース166いより第1カップ部分から分離されている第2カップ部分162により、ネック部分50から運ばれている。この熱は、第2カップ部分162を介してローター74へと至り、且つ、そこから周囲の真空チャンバー12に放出される。
ヒートシールドを用いることにより、ベアリング90、92上に配置された熱ストレスは、軽減され、ベアリング潤滑剤の蒸発もまた軽減され、これにより、ベアリングの制御寿命が延長され、且つX線管1の制御寿命も延長される。
制御中、ステーター81(図1)は、陰極10に強固に取り付けられている、ローター74を回転する。陰極10は、言い換えると、シャフト70に強固に取り付けられている。このように、陰極10及びシャフト70は、ベアリングアッセンブリ62に支持されながら、軸60の周囲でともに回転される。ベアリング90、96は、内部ベアリングレースの回転を介してシャフト70により回転される。内部ベアリングレースの回転は、ベアリングアッセンブリ62の内部レース86、88(図3)の回転を含んでおり、静止位置にて、外部レース92、98を保持している。内部レース86、88は、シャフト70により規定されているので、内部ベアリングレースの回転は、シャフト70の回転により達成される。内部ベアリングレースの回転は、ベアリング90、96上の剥離を導く表面速度を最小限化している。なぜなら、陰極10の単一の回転は、外部ベアリングレースの回転よりもベアリングに対する若干の移動を起こすためであり、これは、シャフト及び外部ベアリングの相対的な外周に起因し、X線管10の寿命を延長する。
しかしながら、外部ベアリングレースの回転に使用するX線管は、図7に示すように使用してもよいことも意図している。かかる実施例において、中空のシャフト70は、内部静止ベアリングシャフト170の周囲を回転する。ベアリングシャフト170は、図7に示すように中空であってもよいし、固形であってもよい。これは、その後方端部において又は、コールドプレート150などのヒートシンクに好ましく取り付けられている。
本発明の範囲を限定することを意図することなく、以下の例は、本発明のヒートシールドを用いたベアリングレース温度において達成されてもよい向上性を示している。
(例)
ベアリングレースの温度に対する一つ以上のヒートシールドの効果は、単一のヒートシールドを伴ったシステムの温度プロファイル(図8A)と、図4に示したタイプの二つの同心ヒートシールドを伴ったシステムの温度プロファイル(図8B)と、図5に示したタイプの二つの同心ヒートシールドを有するシステムであって、その外部が伸張されているシステム(図8C)とを比較して同定した。これら3つのシステムの温度は、Finite Element分析を用いたコンピューターモデル化技術により同定された。1200℃の温度ソースは、陰極の位置にモデル化した。放出及び伝導性温度移行は、数学的にモデル化した。
図8A、8B及び8Cを参照すると、これらの条件下にて制御されたベアリングアッセンブリの温度プロファイルが示すのは、単一のヒートシールドシリンダーを用いた場合(図8A)にのみ、ベアリングハウジングの中心地点(ベアリングレース間の中間)において、872Kの温度を有していた、ということである。二つの同心ヒートシールドの場合(図8B)、等価な温度は、777Kであって、傾斜外部シリンダーの場合(図8C)、等価な温度は477Kであった。従って二つのヒートシールドは、単一ヒートシールドに対して有意な向上性を提供する。傾斜ヒートシールドに関して、より大きな向上性が認識した。従って、期待可能なのは、本発明におけるX線管は、潤滑剤がベアリングレースから蒸発する前に、常套的なX線管に比べてより長い時間可動であるということである。
本発明による回転する陰極X線管に関する概略的な断面図である。 図1のC−Cの線でみた、ベアリングアッセンブリ、ヒートシールド及び陰極に関する断面図である。 図1のベアリングアッセンブリ、ヒートシールド、及び陰極に関するスリークウォーター等角図である。 図3の陰極及びベアリングアッセンブリを組み合わせたヒートシールドに関する側面断面図である。 図1の陰極、及びX線管のベアリングアッセンブリを組み合わせたヒートシールドに関する第2実施例における側面断面図である。 図1の陰極、及びX線管のベアリングアッセンブリを組み合わせたヒートシールドに関する第3実施例における側面断面図である。 本発明による、X線管用の陰極及びベアリングアッセンブリに関する第4実施例における断面図である。 単一のヒートシールドを有するX線管におけるベアリング温度をコンピューターで生成させたプロットを示している。 二重のヒートシールドを有するX線管におけるベアリング温度をコンピューターで生成させたプロットを示している。 傾斜外部シールドを有するヒートシールドと傾斜していない内部シールドとを有するX線管におけるベアリング温度をコンピューターで生成させたプロットを示している。

Claims (23)

  1. 真空チャンバーを収納するエンベロープ、
    電子源を供する前記チャンバー内に配置された陽極、及び
    前記電子により投射されるように、且つ、X線を発生するように、前記チャンバー内に配置された陰極、
    を有し、
    ベアリングアッセンブリは、前記陰極により取り囲まれており、
    前記ベアリングアッセンブリは、静止部分と回転可能部分とを有し、
    前記回転可能部分は、前記陰極に接続され、且つ、当該X線管の制御中、前記静置部分に相対して前記陰極にて回転し;
    ヒートシールドは、前記ベアリングアッセンブリと前記陰極との間に配置され、前記陰極から前記ベアリングアッセンブリへの熱の放出移行を減少している;
    ことを特徴とするX線管。
  2. 前記ヒートシールドは、略円柱体を有し、前記陰極の標的部分を前記ベアリングアッセンブリから空間を置いて配置させていることをさらに特徴とする請求項1に記載のX線管。
  3. 前記ヒートシールドは二つの略円柱体を有し、真空ギャップにより互いに分離して配置されていることをさらに特徴とする請求項2に記載のX線管。
  4. 前記円柱体は、前記ベアリングアッセンブリの周囲で同心に配置されていることをさらに特徴とする請求項3に記載のX線管。
  5. 前記円柱体は、前記陰極の標的部分から、真空ギャップにより分離されていることをさらに特徴とする請求項3又は4に記載のX線管。
  6. 前記円柱体の外部の表面は、前記真空ギャップを介して前記陰極により放出された熱を反射することをさらに特徴とする請求項5に記載のX線管。
  7. 前記陰極に最も近接する前記円柱体は、前記陰極の近接する表面のプロファイルに続くように、輪郭付けされていることをさらに特徴とする請求項3乃至6のいずれか一項に記載のX線管。
  8. 前記円柱体の外部表面上の放射コーティングは、前記陰極から前記円柱体へと放出された熱を吸収することをさらに特徴とする請求項2乃至7のいずれか一項に記載のX線管。
  9. 前記放射コーティングは、カーボンブラックを有することをさらに特徴とする請求項7又は8に記載のX線管。
  10. 前記円柱体は、前記陰極から前記円柱体に放出された熱が、ヒートシンクに流れるように、前記ヒートシンクに熱的に接続されていることをさらに特徴とする請求項3乃至9のいずれか一項に記載のX線管。
  11. 前記円柱体は、前記陰極に最も近接した熱耐性材料の第1層と、前記陰極に最も遠い熱伝導性材料の第2層とを有することをさらに特徴とする請求項2乃至10のいずれか一項に記載のX線管。
  12. 前記熱耐性材料は、モリブデンを含み、且つ、前記熱伝導性材料は銅を含むことをさらに特徴とする請求項11に記載のX線管。
  13. 前記静止部分は、前記エンベロープ外部のヒートシンクに熱的に接続されていることを特徴とする請求項1乃至12のいずれか一項に記載のX線管。
  14. 前記ヒートシールドは、前記陰極から前記ヒートシールドへと放出された熱が、前記ヒートシールドを介して前記ヒートシンクへと、且つ、前記ベアリングアッセンブリから離れて伝導されるように、前記ヒートシンクに接続されていることをさらに特徴とする請求項13に記載のX線管。
  15. 前記ヒートシールドは、前記ヒートシールドから前記ベアリングアッセンブリへ伝導熱移行が最小限にされるように、前記ヒートシンクにより、前記ベアリングアッセンブリの前記静止部分から分離されていることをさらに特徴とする請求項14に記載のX線管。
  16. 第2ヒートシールドは、前記ヒートシンクに取り付けられており、
    前記第2ヒートシールドは、前記第1ヒートシールドに同心であり、且つ、前記第1ヒートシールドから分離されており、且つ、前記陰極と前記第1ヒートシールドとの間に配置されていることをさらに特徴とする請求項13乃至15のいずれか一項に記載のX線管。
  17. 前記陰極は、前記ベアリングアッセンブリを取り囲むように取り付けられ;且つ
    前記第2ヒートシールドは、前記陰極の内部表面に従って輪郭付けされており、且つ、前記ヒートシンクに近接した厚みを増加させている;
    ことをさらに特徴とする請求項16に記載のX線管。
  18. 前記第2ヒートシールドの外部表面上のコーティングは、前記陰極に面していることをさらに特徴とする請求項16又は17に記載のX線管。
  19. 前記ヒートシンクは、コールドプレートを有していることをさらに特徴とする請求項13乃至18のいずれか一項に記載のX線管。
  20. X線管の制御方法であって:
    ベアリングアッセンブリが、陰極の重力の中心の前方及び後方に延びるように、中心開口部を介して受け入れられる前記ベアリングアッセンブリ上に回転陰極を支持し;
    前記陰極と前記ベアリングアッセンブリとの間にヒートシールドを挿入し;
    前記陰極がX線を発生するように、且つ、前記ベアリングアッセンブリに向かって熱を放出するように、前記X線管を制御し;且つ
    前記陰極から放出される熱の一部を前記ヒートシールドにて封止する;
    ことにより特徴づけられる方法。
  21. 前記ヒートシールドからの前記の封止された熱の一部をヒートシンクに伝導することをさらに特徴とする請求項20に記載の方法。
  22. 前記の封止された熱の一部を前記陰極に向かって反射することをさらに特徴とする請求項20又は21に記載の方法。
  23. 真空エンベロープ;
    前記エンベロープに取り付けられたコールドプレート;
    前記コールドプレートに取り付けられた円柱ベアリングアッセンブリ;
    前記エンベロープに相対して回転する、前記ベアリングアッセンブリ上に取り付けられた陰極;
    前記陰極から前記ベアリングアッセンブリへと移行する放射熱エネルギーを封止するように前記陰極と前記ベアリングアッセンブリとの間で延び且つ前記陰極及び前記ベアリングアッセンブリから分離された、前記コールドプレートに取り付けられた第1略円柱ヒートシールド;並びに
    前記陰極の反対の前記エンベロープに配置された陽極;
    を有するX線管。
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