JP3065519B2 - 燃焼装置 - Google Patents

燃焼装置

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JP3065519B2
JP3065519B2 JP7316626A JP31662695A JP3065519B2 JP 3065519 B2 JP3065519 B2 JP 3065519B2 JP 7316626 A JP7316626 A JP 7316626A JP 31662695 A JP31662695 A JP 31662695A JP 3065519 B2 JP3065519 B2 JP 3065519B2
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    • F24C3/00Stoves or ranges for gaseous fuels
    • F24C3/12Arrangement or mounting of control or safety devices
    • F24C3/126Arrangement or mounting of control or safety devices on ranges
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16KVALVES; TAPS; COCKS; ACTUATING-FLOATS; DEVICES FOR VENTING OR AERATING
    • F16K31/00Actuating devices; Operating means; Releasing devices
    • F16K31/02Actuating devices; Operating means; Releasing devices electric; magnetic
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F23COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
    • F23NREGULATING OR CONTROLLING COMBUSTION
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    • F23N5/24Preventing development of abnormal or undesired conditions, i.e. safety arrangements

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
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  • Feeding And Controlling Fuel (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、開弁時或いは閉弁
時に通電してガス流路を開閉し、通電されていないとき
に開弁状態或いは閉弁状態を保持する自己保持型電磁弁
を備える燃焼装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ガスコンロ等の燃焼装置においては、開
閉弁を備えるガス流路と、該ガス流路に並列して該ガス
流路が閉じた際に該ガス流路のガス流量に比して少量の
所定のガス流量を維持する副ガス流路とを備え、ガス流
路の開閉弁を制御回路による制御によって開閉すること
により、バーナーの火力調節、調理物の温度調節を行う
ものが知られている。この種の燃焼装置においては、通
常の燃焼を行うときに、ガス流路の開閉弁が開弁状態と
され、バーナーの火力調節は、ガス流路の下流に設けら
れた手動開閉弁により適宜行われる。一方、調理物の温
度が過剰に上昇したとき等には制御回路による制御によ
って自動的にガス流路が閉弁され、副ガス流路を介して
比較的少量のガス流量とされてバーナーの燃焼が弱火と
される。
【0003】前記開閉弁においては、通電により開弁状
態を保持する通電保持型電磁弁が採用されている。しか
し、開弁状態を保持するために通電を続けなければなら
ず、消費電力が大きい不都合があった。このため、この
種の通電保持型電磁弁を電池によって作動させた場合に
は、電池が著しく消耗するといった不都合がある。
【0004】それに対して、開弁当初或いは閉弁当初に
のみ通電するだけで、通電停止後においても開弁状態或
いは閉弁状態に保持する自己保持型電磁弁が知られてい
る。この種の自己保持型電磁弁によれば、開弁或いは閉
弁を行う際に極めて短時間の通電を行うだけで、その後
通電を停止しても開弁状態或いは閉弁状態に保持される
ので、前記通電保持型電磁弁に比べて消費電力が少な
く、電池による作動も可能とすることができる。そこ
で、前記ガスコンロ等の燃焼装置において、電池により
作動する自己保持型電磁弁を前記開閉弁として採用する
ことが考えられている。
【0005】この種の自己保持型電磁弁は、例えば図2
(a)及び(b)を参照して説明すれば、移動自在に設
けられたプランジャー14の先端部に設けられた弁体1
6によって、ガス流路2´の弁孔部13が開閉される。
プランジャー14は弁体16が弁孔部13を閉塞する方
向に付勢するスプリング20を備えている。更に、プラ
ンジャー14は、マグネット19により磁力が付与され
ている。そして、プランジャー14は、ソレノイド18
への通電によって移動される。即ち、ソレノイド18は
鉄製のコア17を備えており、該コア17は、プランジ
ャー14の後端部に当接自在に対向して設けられてい
る。この種の自己保持型電磁弁は以上のように構成され
ていることによって、開弁状態の弁孔部13を閉弁する
際には、マグネット19の磁界と逆方向の磁界を発生さ
せるようにソレノイド18に電圧を加える。これによ
り、マグネット19の磁力が打ち消され、スプリング2
0の力によりプランジャー14が移動し、弁体16が弁
孔部13に当接し、ソレノイド18への通電を解除して
も、前記スプリング20の付勢により弁体16が弁孔部
13に当接した状態が保持される。
【0006】また、閉弁状態の弁孔部13を開弁する際
には、マグネット19の磁界と同じ方向の磁界を発生さ
せるようにソレノイド18に電圧を加える。これにより
磁力が大きくなり、コア17とプランジャー14とが互
いに吸引し合ってプランジャー14が移動し、弁体16
が弁孔部13を開放し、ソレノイド18への通電を解除
しても、マグネット19から付与される磁力によって該
プランジャー14がコア17に吸着した状態が保持され
る。
【0007】ところで、この種の自己保持型電磁弁は、
前記スプリング20の付勢力の大小により、プランジャ
ー14を移動させるためにソレノイド18に加える電圧
が定められる。具体的に説明すれば、前述した構成の自
己保持型電磁弁では、スプリング20の付勢力を比較的
大とすると開弁時には閉弁時よりも高い電圧をソレノイ
ド18に加える必要がある。即ち、開弁時にはスプリン
グ20の付勢力に対抗してプランジャー14をコア17
に吸着させる必要があるので、スプリング20の付勢力
に応じてコア17に比較的強い磁力を発生させる必要が
ある。このため、ソレノイド18に比較的高い電圧を加
えることになる。一方、閉弁時にはマグネット19の磁
力を打ち消すように磁力を発生させるが、このときプラ
ンジャー14の移動方向がスプリング20の付勢方向と
一致しており、コア17の磁力が小さくてもスプリング
20の付勢力が加わるので、ソレノイド18に加える電
圧は小さくてもプランジャー14が移動する。従って、
スプリング20の付勢力を比較的大とすると開弁時の作
動電圧が閉弁時の作動電圧よりも高くなる。しかし、開
弁時に高い電圧が必要となると、電池の寿命によって電
圧が低下したとき比較的早い時期に開弁作動ができなく
なる。
【0008】そこで、一般には、開弁時と閉弁時との作
動電圧がほぼ同じ値となるようにスプリング20の付勢
力を前記の付勢力より弱く設定しておき、電池の寿命に
よって電圧が低下したとき開弁作動と閉弁作動とがほぼ
同じ時期にできなくなるようにすることで、開弁作動と
閉弁作動に必要な電圧を小とし、電池の寿命を延長させ
ることが行われている。
【0009】しかし、前記ガスコンロ等の燃焼装置にお
いては、このように開弁時と閉弁時とがほぼ同じ値の作
動電圧で作動されると、電池の寿命により電圧が低下し
た場合には、開弁時の作動と閉弁時の作動とが共にでき
なくなる。このため、ガス流路が閉弁状態のとき電池の
寿命により電圧が低下すると、ガス流路を開弁すること
ができなくなる。そして、ガス流路が閉弁された状態に
あると、前記副ガス流路を流通する少量のガスしか供給
できないので、通常の燃焼をさせるために必要なガス量
が得られず、通常の燃焼をさせるために早急な電池交換
を強いられる不都合がある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】かかる不都合を解消し
て、本発明は、電池の交換時期となってガス流路が閉弁
できなくなっても、しばらくはガス流路を開弁すること
ができ、電池交換を急ぐことなく燃焼に必要な量のガス
を供給することができる自己保持型電磁弁を備えた燃焼
装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】かかる不都合を解消し
て、本発明は、バーナーにガスを供給するガス流路と該
ガス流路に並列して該ガス流路よりも少量の所定のガス
をバーナーに供給する副ガス流路とを備えるガス流路本
体と、該ガス流路本体に設けられ、電池からの通電によ
り前記ガス流路に形成された弁孔部を開弁或いは閉弁
し、通電停止後に開弁状態或いは閉弁状態を保持する自
己保持型電磁弁とを備える燃焼装置であって、前記自己
保持型電磁弁は、弁孔部に向かって移動自在に設けられ
たプランジャーと、該プランジャーの先端部に設けられ
て該プランジャーの移動により前記弁孔部の開閉を行う
弁体と、前記プランジャーに磁力を付与するマグネット
と、前記プランジャーの後端部に当接自在に対向して設
けられ、前記マグネットから付与される磁力によってプ
ランジャーが吸着するコアと、前記プランジャーを該コ
アから離反する方向に付勢するスプリングと、前記マグ
ネットの磁力と同一の方向又は反する方向の磁力が発生
するように電圧を加えて、前記プランジャーの後端部を
前記コアに吸着させ、又は、前記プランジャーの後端部
を前記コアから反発させて、前記弁孔部を開弁又は閉弁
させるソレノイドとを備えてなり、該自己保持型電磁弁
は、前記ソレノイドに電圧を加えたとき、閉弁動作に必
要な最低電圧より低い電圧で開弁動作が行なえるように
前記スプリングの付勢力が設定されていることを特徴と
する。
【0012】前記ガス流路本体には、そのガス流路に前
記自己保持型電磁弁が設けられており、該自己保持型電
磁弁が開弁されたとき、バーナーにはガス流路から比較
的多量のガスが供給され、該自己保持型電磁弁が閉弁さ
れたとき、バーナーには副ガス流路から比較的少量のガ
スが供給される。前記自己保持型電磁弁は、前記ソレノ
イドへの通電により、前記プランジャーを移動させて開
弁又は閉弁を行う。即ち、弁体による弁孔部の閉弁又は
開弁状態は、前記スプリングの付勢又は前記マグネット
からプランジャーに付与される磁気によって保持され、
このときにはソレノイドへの通電を行う必要がない。開
弁又は閉弁は、ソレノイドへの通電を行い前記プランジ
ャーを移動することで行われる。
【0013】即ち、プランジャーは前記マグネットから
付与される磁気によりコアに対する所定の磁力を有して
いる。これに対して、コアがプランジャーを吸引するよ
うに前記マグネットと同一方向の磁気を発生するように
前記ソレノイドに電圧を加えると、コアとプランジャー
とは互いに引き合い、プランジャーは前記スプリングの
付勢に対抗してコアに向かって移動した後コアに吸着す
る。このときのプランジャーの移動により、前記弁体が
弁孔部から離反するように設けられていればガス流路が
開弁され、前記弁体が弁孔部へ当接するように設けられ
ていればガス流路が閉弁される。
【0014】一方、プランジャーが前記マグネットから
付与される磁気によりコアに吸着しているとき、マグネ
ットの磁界と反対の方向に磁界が発生するように前記ソ
レノイドに電圧を加えると、磁気が打ち消されスプリン
グにより、プランジャーはコアから離反する方向に移動
する。このときのプランジャーの移動により、前記弁体
が弁孔部へ当接するように設けられていればガス流路が
閉弁され、前記弁体が弁孔部から離反するように設けら
れていればガス流路が開弁される。
【0015】このように本発明の自己保持型電磁弁は、
開弁或いは閉弁を行う際に極めて短時間の通電を行うだ
けで、その後通電を停止しても開弁状態或いは閉弁状態
に保持され、電池により作動させても電池の消耗を極め
て少なくすることができるが、更に、以下に説明するよ
うに、電池の寿命により電圧が低下して閉弁することが
できなくなったときにも、しばらくは開弁させることが
できる。
【0016】即ち、本発明の自己保持型電磁弁は、ソレ
ノイドに電圧を加えたとき、開弁時の電圧が閉弁時の電
圧より小となるように前記スプリングの付勢力が設定さ
れている。
【0017】先ず、前記弁体が、プランジャーとコアと
の当接状態のときに弁孔部を開弁状態とするように設け
られている場合について詳しく説明する。電池の寿命に
より電圧が低下して、規定の電圧を下回ったときには、
通電によってコアに磁力が付与されて磁力を打ち消そう
としても、プランジャーがコアへの吸着を維持する磁力
の方が強いために、プランジャーをコアから離脱させる
ことができずに閉弁できなくなる。一方、電池の寿命に
より電圧が低下して、上記規定の電圧を多少下回ってい
ても、通電によってコアに付与される比較的弱い磁力に
よってプランジャーを吸着できるようにスプリングの付
勢力を設定しておく。これにより、閉弁時の電圧よりも
低い電圧で開弁させることができる。従って、交換時期
となって閉弁できない電圧に低下した電池であっても、
しばらくはガス流路を開弁することができ、電池交換を
急ぐことなくガスをガス流路からバーナーに供給するこ
とができる。
【0018】また、前記弁体が、プランジャーとコアと
が吸着した状態のときに弁孔部を閉弁状態とするように
設けられている場合について詳しく説明する。先ず、ソ
レノイドに電圧を加えてコアに磁力を付与しても、該電
圧が規定の電圧を下回っているときにプランジャーを吸
着する磁力よりスプリングの付勢力が強くなるように該
スプリングの付勢力を設定しておく。これにより、電池
の寿命により電圧が低下して、規定の電圧を下回ってい
るときに、プランジャーをコアに吸着させることができ
ずに閉弁されないようにすることができる。一方、プラ
ンジャーをコアから反発させたとき、通電によってコア
に付与される磁力が比較的弱い磁力であっても、このと
きのプランジャーの移動方向と同一方向にスプリングの
比較的強い付勢力が加わるので、電池の寿命により電圧
が低下して規定の電圧を多少下回っていても、容易に開
弁される。これにより、閉弁時の電圧よりも低い電圧で
開弁させることができる。従って、交換時期となって閉
弁できない電圧に低下した電池であっても、しばらくは
ガス流路を開弁することができ、電池交換を急ぐことな
くガスをガス流路からバーナーに供給することができ
る。
【0019】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は本発明の一実施形態の燃焼
装置の概略説明図、図2は本実施形態の要部の説明的縦
断面図、図3は電池の交換時期における自己保持型電磁
弁の作動電圧を説明するための線図である。
【0020】図1において、1はバーナー、2はバーナ
ー1にガスを供給するガス流路である。該ガス流路2に
は、上流から安全弁3、自己保持型電磁弁4、手動でガ
ス流量を調節するニードル5が夫々配設されている。ま
た、該ガス流路2は自己保持型電磁弁4の上流から分岐
して自己保持型電磁弁4が設けられた主ガス流路2´
と、該主ガス流路2´に並列して自己保持型電磁弁4の
下流で主ガス流路2´に合流する副ガス流路6が設けら
れており、該副ガス流路6には、ガス種に応じてガス流
量を切替えることが可能な切替絞りオリフィス7が設け
られている。8はマイコンを有する制御手段であり、該
制御手段8により前記安全弁3及び自己保持型電磁弁4
の開閉が制御される。また、制御手段8は、バーナー1
上の調理具Xに当接自在に設けられたサーミスタ等の温
度検出手段9によって調理物の温度を確認可能となって
いる。前記安全弁3は、例えば、調理物の温度が過剰に
上昇したとき等に制御手段8の制御により閉弁される。
【0021】次に、要部を詳しく説明する。図2(a)
及び(b)に示すように、自己保持型電磁弁4はバルブ
本体10に設けられている。バルブ本体10は、ガス流
入部11から流入するガスをガス流出部12に向かって
流動させる。該バルブ本体10は、前記主ガス流路2´
と、ガス流入部11から分岐して主ガス流路2´に並列
する前記副ガス流路6とを一体に備えている。主ガス流
路2´には、前記自己保持型電磁弁4によって開閉され
る弁孔部13が形成されている。副ガス流路6は、主ガ
ス流路2´よりも少量のガスが流動するように形成され
ており、主ガス流路2´の弁孔部13が前記自己保持型
電磁弁4によって閉弁されたときであってもオリフィス
7で定められる所定量のガスを流動させる。
【0022】前記自己保持型電磁弁4には、図2(a)
及び(b)に示すように、鉄製円柱状のプランジャー1
4が設けられている。該プランジャー14は、自己保持
型電磁弁本体4aに鉄製円筒状の挿着部材15を介して
挿着されており、前記主ガス流路2´の弁孔部13に向
かって長手方向に移動自在に設けられている。該プラン
ジャー14の先端には、前記主ガス流路2´の弁孔部1
3に当接して該弁孔部13の開閉を行う弁体16が設け
られている。自己保持型電磁弁ケース4aには、プラン
ジャー14の後端が当接される位置に鉄製のコア17を
備えたソレノイド18が設けられている。また、自己保
持型電磁弁ケース4aには、該プランジャー14の先端
部に隣接してマグネット19が設けられている。該マグ
ネット19は、プランジャー14に磁力を付与する。
【0023】また、プランジャー14の後端部にはスプ
リング20が設けられている。該スプリング20は、プ
ランジャー14の後端部に穿設された凹部21に支持さ
れてプランジャー14とコア17との間に設けられてお
り、プランジャー14を主ガス流路2´の弁孔部13に
向かって付勢する。該スプリング20は、詳しくは後述
するが、弁体16が弁孔部13を閉じる方向にプランジ
ャー14を移動させるときにソレノイド18に加える電
圧よりも小さな電圧であっても、弁体16が弁孔部13
を開く方向にプランジャー14を移動させることができ
るように付勢力が設定されている。
【0024】前記ソレノイド18への通電制御は、前記
制御手段8により行われる。そして、該制御手段8及び
ソレノイド18は図示しない電池の電力によって作動す
る。
【0025】次に、以上のように構成された自己保持型
電磁弁4の作動を図1及び図2を参照して説明する。
【0026】図1に示すように、前記バーナー1の点火
が行われるときには、制御手段8への通電が行われ、点
火時に十分なガス量を供給するために制御手段8の制御
によって主ガス流路2´が開弁される。
【0027】その後、自己保持型電磁弁4は、前記温度
検出手段9の検出に基づく制御手段8の制御によりバー
ナー1の燃焼中にも調理物の温度調節のために開弁と閉
弁とを適宜行う。即ち、主ガス流路2´を開弁したとき
には、比較的多くのガス量をバーナー1に供給して強火
とし、図2に示すように主ガス流路2´を閉弁したとき
には、副ガス流路6を介して所定量のガス流量を維持し
てバーナー1の燃焼を弱火とすることができる。
【0028】図2(a)に示す弁体16が弁孔部13を
閉塞する閉弁状態から、図2(b)に示す弁体16が弁
孔部13から離反した開弁状態に切り換えるときには、
前記マグネット19の磁力と同一方向に磁力を発生させ
るように前記ソレノイド18に通電する。これによっ
て、コア17とプランジャー14とは互いに引き合う力
がスプリング20の力を上まわり、プランジャー14は
前記スプリング20の付勢に対抗してコア17に向かっ
て移動してコア17に吸着する。このときのプランジャ
ー14の移動により弁孔部13から弁体16が離反し主
ガス流路2´が開弁される。
【0029】図2(b)に示す開弁状態とされたときに
は、ソレノイド18への通電が停止していてもこの状態
が維持される。前記コア17は、ソレノイド18への通
電が停止したときに磁力を失うが、プランジャー14が
前記マグネット19から付与される磁力により、プラン
ジャー14のコア17への吸着状態が維持される。な
お、スプリング20の付勢力は、プランジャー14とコ
ア17とを離反させる力よりも弱く設定されており、ス
プリング20の付勢に対抗してプランジャー14とコア
17との当接状態が維持できるようになっている。
【0030】図2(b)に示す弁体16が弁孔部13か
ら離反した開弁状態から、図2(a)に示す弁体16が
弁孔部13を閉塞する閉弁状態に切り換えるときには、
前記マグネット19の磁力と逆方向に磁力を発生させる
ように前記ソレノイド18に通電する。前述した通り、
プランジャー14は前記マグネット19から磁力が付与
されているので、マグネット19の磁力を相殺させるこ
とによって、スプリング20の付勢によりコア17とプ
ランジャー14とが離反される。これによって、プラン
ジャー14が移動して弁孔部13に弁体16が当接さ
れ、主ガス流路2´が閉弁される。同時に、前記スプリ
ング20の付勢力が開放される。そして、ソレノイド1
8への通電が停止していてもこの状態が維持される。即
ち、プランジャー14がスプリング20により弁孔部1
3に向かって付勢されているので、弁体16の弁孔部1
3への当接状態が維持される。このように、前記自己保
持型電磁弁4は、開弁当初或いは閉弁当初に極めて短時
間のソレノイド18への通電により、その通電が停止さ
れた後も開弁状態或いは閉弁状態が維持されるので、電
池の消耗を少なくすることができる。
【0031】そして更に、前記自己保持型電磁弁4は、
電池の寿命により電圧が低下して主ガス流路2´の閉弁
作動ができなくなったときにも、しばらくは開弁作動さ
せることができるように前記スプリング20の付勢力が
設定されている。具体的には、図2及び図3を参照し
て、電池電圧Vxが高い状態から電池の寿命によって時
間の経過Tとともに徐々に下降し、閉弁作動に必要な最
低電圧v1 を下回ると、前記自己保持型電磁弁4は閉弁
作動ができなくなる。このときには、通電によってコア
17に磁力が付与され、マグネット19の磁力を消し、
プランジャー14をコア17から離反させようとして
も、前記スプリング20の付勢力よりプランジャー14
がコア17に吸着しようとする磁力の方が強いために、
プランジャー14をコア17から反発させることができ
ずに閉弁できなくなる。
【0032】一方、電池電圧Vxが閉弁作動に必要な最
低電圧v1 を下回っても、通電によってコア17に付与
される比較的弱い磁力によってプランジャー14を吸着
できるようにスプリング20の付勢力が設定されている
ので、開弁作動に必要な最低電圧v2 を下回るまでは、
前記自己保持型電磁弁4は開弁作動を行うことができ
る。
【0033】このように、スプリング20の付勢力の設
定によって、閉弁時の電圧v1 よりも開弁時の電圧v2
を小とすることができ、電池が交換時期となって閉弁で
きない電圧v1 に低下しても、更に低下して開弁作動に
必要な最低電圧v2 を下回るまでは主ガス流路2´の開
弁を行うことができる。従って、電池交換を急ぐことな
くガスをバーナー1に供給することができる。
【0034】なお、上記実施形態においては、プランジ
ャー14の先端に設けられた弁体16が、プランジャー
14とコア17との当接状態のときに弁孔部13を開弁
状態とするように設けられている場合について説明した
が、本発明は、図示しないが、プランジャーとコアとの
当接状態のときに弁孔部を閉弁状態とし、プランジャー
とコアとの離反状態のときに弁孔部を開弁状態とするよ
うに弁体が設けられている場合についても同様の効果を
得ることができる。即ち、この場合には、電池の寿命に
より電圧が低下して閉弁作動に必要な最低電圧v1 (図
3参照)を下回っているときにコアがプランジャーを吸
着する磁力よりスプリングの付勢力が強くなるように該
スプリングの付勢力を設定しておけばよい。これによ
り、電池の寿命により電圧が低下して最低電圧v1 を下
回っているときには、閉弁させないようにすることがで
きる。そして、プランジャーをコアから反発させたとき
には、電池の寿命により電圧が低下して最低電圧v1
下回って、コアに付与される磁力が比較的弱い磁力であ
っても、スプリングの比較的強い付勢力によって開弁作
動に必要な最低電圧v2 を下回るまでは、開弁させるこ
とができる。従って、交換時期となって閉弁できない電
圧v1 に低下した電池であっても、電圧v2 を下回るま
でしばらくはガス流路を開弁することができ、電池交換
を急ぐことなくガスをガス流路からバーナーに供給する
ことができる。
【0035】また、上記実施形態においては、図1に示
すように、副ガス流路6がガス流路2から分岐しその下
流側で主ガス流路2´に合流してバーナー1に至るもの
を示したが、その構成に限られるものではなく、例え
ば、図示しないが、ガス流路2から分岐した副ガス流路
6が主ガス流路2´に並行してバーナー1に至り、両流
路2´,6から夫々バーナー1にガスを供給するように
してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の燃焼装置の概略説明図。
【図2】本実施形態の要部の説明的縦断面図。
【図3】電池の交換時期における自己保持型電磁弁の作
動電圧を説明するための線図。
【符号の説明】 1…バーナー、2,2´…ガス流路、6…副ガス流路、
4…自己保持型電磁弁、10…ガス流路本体、13…弁
孔部、14…プランジャー、16…弁体、17…コア、
18…ソレノイド、19…マグネット、20…スプリン
グ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16K 31/06 F16K 31/08

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】バーナーにガスを供給するガス流路と該ガ
    ス流路に並列して該ガス流路よりも少量の所定のガスを
    バーナーに供給する副ガス流路とを備えるガス流路本体
    と、該ガス流路本体に設けられ、電池からの通電により
    前記ガス流路に形成された弁孔部を開弁或いは閉弁し、
    通電停止後に開弁状態或いは閉弁状態を保持する自己保
    持型電磁弁とを備える燃焼装置であって、 前記自己保持型電磁弁は、弁孔部に向かって移動自在に
    設けられたプランジャーと、該プランジャーの先端部に
    設けられて該プランジャーの移動により前記弁孔部の開
    閉を行う弁体と、前記プランジャーに磁力を付与するマ
    グネットと、前記プランジャーの後端部に当接自在に対
    向して設けられ、前記マグネットから付与される磁力に
    よってプランジャーが吸着するコアと、前記プランジャ
    ーを該コアから離反する方向に付勢するスプリングと、
    前記マグネットの磁力と同一の方向又は反する方向の磁
    力が発生するように電圧を加えて、前記プランジャーの
    後端部を前記コアに吸着させ、又は、前記プランジャー
    の後端部を前記コアから反発させて、前記弁孔部を開弁
    又は閉弁させるソレノイドとを備えてなり、 該自己保持型電磁弁は、前記ソレノイドに電圧を加えた
    とき、閉弁動作に必要な最低電圧より低い電圧で開弁動
    作が行なえるように前記スプリングの付勢力が設定され
    ていることを特徴とする燃焼装置。
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