JP3065086B2 - ボールベアリングタイプのロータ - Google Patents
ボールベアリングタイプのロータInfo
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- rotor shaft
- rotor
- bearing
- inner ring
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C19/00—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement
- F16C19/54—Systems consisting of a plurality of bearings with rolling friction
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01D—NON-POSITIVE DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES, e.g. STEAM TURBINES
- F01D25/00—Component parts, details, or accessories, not provided for in, or of interest apart from, other groups
- F01D25/16—Arrangement of bearings; Supporting or mounting bearings in casings
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C35/00—Rigid support of bearing units; Housings, e.g. caps, covers
- F16C35/04—Rigid support of bearing units; Housings, e.g. caps, covers in the case of ball or roller bearings
- F16C35/06—Mounting or dismounting of ball or roller bearings; Fixing them onto shaft or in housing
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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- F16C35/00—Rigid support of bearing units; Housings, e.g. caps, covers
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- F16C35/06—Mounting or dismounting of ball or roller bearings; Fixing them onto shaft or in housing
- F16C35/061—Mounting or dismounting of ball or roller bearings; Fixing them onto shaft or in housing mounting a plurality of bearings side by side
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C2360/00—Engines or pumps
- F16C2360/23—Gas turbine engines
- F16C2360/24—Turbochargers
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Supercharger (AREA)
- Support Of The Bearing (AREA)
- Mounting Of Bearings Or Others (AREA)
- Turbine Rotor Nozzle Sealing (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は自動車用内熱機関(以後エンジンとも言
う)に使用されているボ−ルベアリングタイプのロ−タ
に関するものである。
う)に使用されているボ−ルベアリングタイプのロ−タ
に関するものである。
[従来技術] 近年、例えばタ−ボチャ−ジャ付きの自動車用エンジ
ンでは加速時等におけるアクセルペダルの踏み込み量に
対する応答性を向上させるため回転部材の慣性重量を軽
減することを図っている。その一つの手段としてタ−ビ
ンホイ−ル部の材質が金属からセラミックに変換され
た。タ−ボチャ−ジャの応答性を向上させるもう一つの
手段はロ−タが回転する時の軸受部の摺動抵抗を小さく
することである。このため従来のフロ−ティングタイプ
の軸受がボ−ルベアリングタイプに変更された。
ンでは加速時等におけるアクセルペダルの踏み込み量に
対する応答性を向上させるため回転部材の慣性重量を軽
減することを図っている。その一つの手段としてタ−ビ
ンホイ−ル部の材質が金属からセラミックに変換され
た。タ−ボチャ−ジャの応答性を向上させるもう一つの
手段はロ−タが回転する時の軸受部の摺動抵抗を小さく
することである。このため従来のフロ−ティングタイプ
の軸受がボ−ルベアリングタイプに変更された。
ボ−ルベアリングタイプのタ−ボチャ−ジャのロ−タ
軸はタ−ビン側とコンプレッサ側の2箇所でベアリング
により支持されている。即ち前記2箇所にベアリングの
内輪が取り付けられ、この内輪の位置決めのため両内輪
間にパイプがロ−タ軸に組み付けられている。
軸はタ−ビン側とコンプレッサ側の2箇所でベアリング
により支持されている。即ち前記2箇所にベアリングの
内輪が取り付けられ、この内輪の位置決めのため両内輪
間にパイプがロ−タ軸に組み付けられている。
[発明が解決しようとする課題] 上述したようなボ−ルベアリングタイプのタ−ボチャ
−ジャではロ−タ軸にタ−ビン側の内輪とパイプとを取
り付けた状態でロ−タの不釣り合い量の測定及び修正が
行なわれてきた。この場合にはベアリング内輪の転動面
を回転可能のように支持する必要がある。この場合ベア
リング内輪の転動面の真円度が悪いと振動等の外乱が発
生し、ロ−タの不釣り合い量の正確な修正が不可能とな
り、タ−ボチャ−ジャ組立て後の運転時に振動、騒音が
大きくなる不具合が生じる。本出願人はベアリングの内
輪及びパイプをロ−タ軸に組み付けた状態においてベア
リング内輪の転動面の真円度はパイプ端面の直角度と密
接な関係があることを発見した。すなわち端面の直角度
の悪いパイプをロ−タ軸に組み付けるとベアリングの内
輪はその側面の円周に沿って不均一な圧縮加重を横方向
に受け、このため転動面が内輪の半径方向に不均一に膨
張し転動面の真円度が悪くなる。もしくはパイプが撓み
ロ−タ軸に対して偏心して組み付けられた状態となり、
不釣り合い量がばらつき、一定値に収束しない。もしく
は不釣り合い量測定時にパイプにベルトをかけてロ−タ
を回転させる場合振動を発生する。従って直角度の悪い
パイプをロ−タ軸に組付けるとロ−タの不釣り合い量の
測定値が不安定になる。
−ジャではロ−タ軸にタ−ビン側の内輪とパイプとを取
り付けた状態でロ−タの不釣り合い量の測定及び修正が
行なわれてきた。この場合にはベアリング内輪の転動面
を回転可能のように支持する必要がある。この場合ベア
リング内輪の転動面の真円度が悪いと振動等の外乱が発
生し、ロ−タの不釣り合い量の正確な修正が不可能とな
り、タ−ボチャ−ジャ組立て後の運転時に振動、騒音が
大きくなる不具合が生じる。本出願人はベアリングの内
輪及びパイプをロ−タ軸に組み付けた状態においてベア
リング内輪の転動面の真円度はパイプ端面の直角度と密
接な関係があることを発見した。すなわち端面の直角度
の悪いパイプをロ−タ軸に組み付けるとベアリングの内
輪はその側面の円周に沿って不均一な圧縮加重を横方向
に受け、このため転動面が内輪の半径方向に不均一に膨
張し転動面の真円度が悪くなる。もしくはパイプが撓み
ロ−タ軸に対して偏心して組み付けられた状態となり、
不釣り合い量がばらつき、一定値に収束しない。もしく
は不釣り合い量測定時にパイプにベルトをかけてロ−タ
を回転させる場合振動を発生する。従って直角度の悪い
パイプをロ−タ軸に組付けるとロ−タの不釣り合い量の
測定値が不安定になる。
又内輪及びパイプが圧入によってロ−タ軸に組み付け
られる場合はパイプの圧入荷重もしくは圧入距離を小さ
くする目的でロ−タ軸もしくはパイプもしくはその両者
に逃げを設けている。この場合は逃げの加工によりロ−
タ軸とパイプの内面との間に生じる隙間が大きいとベア
リングの内輪とパイプとをロ−タ軸に圧入する際に使用
した潤滑剤が隙間内に多量に残留する。更に隙間内には
タ−ボチャージャ組み付けの際に使用される油が侵入
し、これらの潤滑剤及び油が原因となってロ−タの不釣
り合い量が大きくなり、時には不釣り合い量の正確な修
正が不可能となって前記と同様にタ−ボチャ−ジャの組
み立て後の運転時に振動、騒音が大きくなる不具合が生
じる。
られる場合はパイプの圧入荷重もしくは圧入距離を小さ
くする目的でロ−タ軸もしくはパイプもしくはその両者
に逃げを設けている。この場合は逃げの加工によりロ−
タ軸とパイプの内面との間に生じる隙間が大きいとベア
リングの内輪とパイプとをロ−タ軸に圧入する際に使用
した潤滑剤が隙間内に多量に残留する。更に隙間内には
タ−ボチャージャ組み付けの際に使用される油が侵入
し、これらの潤滑剤及び油が原因となってロ−タの不釣
り合い量が大きくなり、時には不釣り合い量の正確な修
正が不可能となって前記と同様にタ−ボチャ−ジャの組
み立て後の運転時に振動、騒音が大きくなる不具合が生
じる。
この発明はロ−タ軸にベアリング内輪とパイプとを組
み付けた状態でロ−タの不釣り合い量を正確に修正し、
その値を小さくすることを可能とし、タ−ボチャ−ジャ
等の組立て後の運転時において振動、騒音を従来以下に
押えるボ−ルベアリングタイプのロ−タの提供を課題と
する。
み付けた状態でロ−タの不釣り合い量を正確に修正し、
その値を小さくすることを可能とし、タ−ボチャ−ジャ
等の組立て後の運転時において振動、騒音を従来以下に
押えるボ−ルベアリングタイプのロ−タの提供を課題と
する。
[課題を解決するための技術的手段] 上記課題を解決するためこの発明は (1)ロ−タ軸にタ−ビン及びコンプレッサをそれぞれ
回転可能に支持するベアリングの内輪が取り付けられ、
両内輪間にベアリングの位置決めをするためのパイプが
ロ−タ軸に組み付けられているボ−ルベアリングタイプ
のロ−タにおいて、前記パイプの両端面の直角度は0.1
%以下に設定されている。ここでパイプ端面の直角度と
は、前記パイプ内面部を基準にパイプを回転させたと
き、回転軸に垂直な面からのパイプ端面外縁部の長手方
向の振れ量とパイプ内径との比である。
回転可能に支持するベアリングの内輪が取り付けられ、
両内輪間にベアリングの位置決めをするためのパイプが
ロ−タ軸に組み付けられているボ−ルベアリングタイプ
のロ−タにおいて、前記パイプの両端面の直角度は0.1
%以下に設定されている。ここでパイプ端面の直角度と
は、前記パイプ内面部を基準にパイプを回転させたと
き、回転軸に垂直な面からのパイプ端面外縁部の長手方
向の振れ量とパイプ内径との比である。
(2)ロ−タ軸にタ−ビン及びコンプレッサをそれぞれ
回転可能に支持するベアリングの内輪が取り付けられ、
両内輪間にベアリングの位置決めをするためのパイプが
その両端部においてロ−タ軸に組み付けられ、パイプの
両端部以外の箇所ではロ−タ軸とパイプとの間に隙間が
設けられているボ−ルベアリングタイプのロ−タにおい
て、下記条件 (イ)前記隙間の容積がパイプ内径容積の1%以下であ
ること。
回転可能に支持するベアリングの内輪が取り付けられ、
両内輪間にベアリングの位置決めをするためのパイプが
その両端部においてロ−タ軸に組み付けられ、パイプの
両端部以外の箇所ではロ−タ軸とパイプとの間に隙間が
設けられているボ−ルベアリングタイプのロ−タにおい
て、下記条件 (イ)前記隙間の容積がパイプ内径容積の1%以下であ
ること。
(ロ)隙間部におけるパイプ内径とロ−タ軸の外径との
寸法差がロ−タ軸の外径の2%以下であること。
寸法差がロ−タ軸の外径の2%以下であること。
の一つ以上を備えた構成を有している。
[作用] 第1の発明ではパイプの両端面の直角度が0.1%以下
であるのでベアリング内輪及びパイプを取り付けたロ−
タの設定不釣合い量に対する測定ばらつきは1mg以下と
なり、その修正が可能となる。
であるのでベアリング内輪及びパイプを取り付けたロ−
タの設定不釣合い量に対する測定ばらつきは1mg以下と
なり、その修正が可能となる。
又第2の発明では (イ)の条件によりベアリング内輪及びパイプを取り付
けたロ−タの設定不釣合い量に対する測定ばらつきは1m
g以下となり、その修正が可能となる。
けたロ−タの設定不釣合い量に対する測定ばらつきは1m
g以下となり、その修正が可能となる。
(ロ)の条件によりベアリング内輪及びパイプを取り付
けたロ−タの設定不釣合い量に対する測定ばらつきは1m
g以下となり、その修正が可能となる。
けたロ−タの設定不釣合い量に対する測定ばらつきは1m
g以下となり、その修正が可能となる。
又(イ)、(ロ)の条件の一つ以上を含むロ−タの設
定不釣合い量に対する測定ばらつきも1mg以下となり、
その修正が可能となる。
定不釣合い量に対する測定ばらつきも1mg以下となり、
その修正が可能となる。
従ってタ−ボチャ−ジャ等の組立て後の運転時におい
て振動、騒音が従来以下に押えられる。
て振動、騒音が従来以下に押えられる。
[実施例] 以下実施例によりこの発明を説明する。先ず第1図に
よりボ−ルベアリングタイプのロ−タとしてタ−ボチャ
−ジャの概要を説明する。タ−ボチャ−ジャTはセンタ
ハウジング3の両側にそれぞれタ−ビンハウジング1と
コンプレッサハウジング2とを有している。センタハウ
ジング3にはロ−タ軸6がベアリング8、9により回転
可能に支承されている。ベアリング8は内輪8a、ボ−ル
10、外輪8bからなり、又ベアリング9は内輪9a、ボ−ル
10、外輪9bからなっている。内輪8a、9aはロ−タ軸6に
圧入により取り付けられ、外輪8b、9bはセンタハウジン
グ3に取り付けられている。タ−ビンハウジング1内で
はロ−タ軸6にタ−ビンホイ−ル4が取り付けられ、又
コンプレッサハウジング2内ではロ−タ軸6にコンプレ
ッサホイ−ル5が取り付けられている。ベアリング8、
9間においてパイプ7がその両端部でロ−タ軸6に圧入
されている。11はリテ−ナであり、12はスペ−サを示
す。
よりボ−ルベアリングタイプのロ−タとしてタ−ボチャ
−ジャの概要を説明する。タ−ボチャ−ジャTはセンタ
ハウジング3の両側にそれぞれタ−ビンハウジング1と
コンプレッサハウジング2とを有している。センタハウ
ジング3にはロ−タ軸6がベアリング8、9により回転
可能に支承されている。ベアリング8は内輪8a、ボ−ル
10、外輪8bからなり、又ベアリング9は内輪9a、ボ−ル
10、外輪9bからなっている。内輪8a、9aはロ−タ軸6に
圧入により取り付けられ、外輪8b、9bはセンタハウジン
グ3に取り付けられている。タ−ビンハウジング1内で
はロ−タ軸6にタ−ビンホイ−ル4が取り付けられ、又
コンプレッサハウジング2内ではロ−タ軸6にコンプレ
ッサホイ−ル5が取り付けられている。ベアリング8、
9間においてパイプ7がその両端部でロ−タ軸6に圧入
されている。11はリテ−ナであり、12はスペ−サを示
す。
第3図に示すロ−タ軸6は金属製で同軸6にはパイプ
7の圧入部を除いて逃げが設けられ、従ってロ−タ軸6
とパイプ7との間には隙間13が形成されている。第4図
ではパイプ7の内面に逃げが設けられ、ロ−タ軸6とパ
イプ7との間には隙間13が形成されている。又第5図で
はロ−タ軸6及びパイプ7の両方に逃げが設けられ、隙
間13が形成されている。
7の圧入部を除いて逃げが設けられ、従ってロ−タ軸6
とパイプ7との間には隙間13が形成されている。第4図
ではパイプ7の内面に逃げが設けられ、ロ−タ軸6とパ
イプ7との間には隙間13が形成されている。又第5図で
はロ−タ軸6及びパイプ7の両方に逃げが設けられ、隙
間13が形成されている。
タ−ビンホイ−ル4はタ−ビンハウジング1の排気通
路1aを通り図示しない排気管の方向(矢印Pの方向)に
流れる排気ガスにより回転させられロ−タ軸6を介して
コンプレッサホイ−ル5を回転させる。コンプレッサホ
イ−ル5は図示しないエアクリ−ナを通った空気を矢印
Q方向に吸い込み圧縮してコンプレッサハウジング2内
の空気通路2aを介して図示しないエンジンの吸気口に送
る。
路1aを通り図示しない排気管の方向(矢印Pの方向)に
流れる排気ガスにより回転させられロ−タ軸6を介して
コンプレッサホイ−ル5を回転させる。コンプレッサホ
イ−ル5は図示しないエアクリ−ナを通った空気を矢印
Q方向に吸い込み圧縮してコンプレッサハウジング2内
の空気通路2aを介して図示しないエンジンの吸気口に送
る。
本願の第1の発明では前記隙間13の有無に拘らずパイ
プ7の両端面の直角度は1%以下に設定されている。
プ7の両端面の直角度は1%以下に設定されている。
本願の第2の発明は次の2条件 (イ)隙間13の容積をパイプ7の内部容積の1%以下に
設定する。
設定する。
(ロ)隙間13におけるパイプ7の内径をD2、ロ−タ軸6
の外形をD1とした時D2−D1をD1の2%以下に設定する。
の外形をD1とした時D2−D1をD1の2%以下に設定する。
の一つ以上を有している。
上記の構成要件の各一つを備えたロ−タの高温回転性
能試験は第6図の試験装置20で実施された。試験装置20
は圧力空気管21、バ−ナ24、燃焼ガス通路29、タ−ビン
ハウジング27、排気管28からなり、タ−ビンハウジング
27内に第2図に示す状態のロ−タ軸6がタ−ビン側では
内輪8aを介して、又コンプレッサ側ではタ−ビンハウジ
ング27内の図示しないジャ−ナルベアリングを介して回
転可能に支承されている。バ−ナ24には燃料供給管22及
びイグナイタ23が取り付けられ、燃焼ガス通路29には熱
電対25が取り付けられている。又タ−ビンハウジング27
には振動検出器26が取り付けられている。
能試験は第6図の試験装置20で実施された。試験装置20
は圧力空気管21、バ−ナ24、燃焼ガス通路29、タ−ビン
ハウジング27、排気管28からなり、タ−ビンハウジング
27内に第2図に示す状態のロ−タ軸6がタ−ビン側では
内輪8aを介して、又コンプレッサ側ではタ−ビンハウジ
ング27内の図示しないジャ−ナルベアリングを介して回
転可能に支承されている。バ−ナ24には燃料供給管22及
びイグナイタ23が取り付けられ、燃焼ガス通路29には熱
電対25が取り付けられている。又タ−ビンハウジング27
には振動検出器26が取り付けられている。
圧力空気管21には矢印方向から圧縮空気が供給されバ
−ナ24に入る。バ−ナ24内には燃料供給管22から燃料が
供給されイグナイタ23により着火されて燃焼する。燃焼
ガスは燃焼ガス通路29を通ってタ−ビンハウジング27に
入り、タ−ビンホイ−ル4を高速回転させる。その際燃
焼ガスの温度は熱電対25により検出される。又タ−ビン
ホイ−ル4及びロ−タ軸6の回転による振動は振動検出
器26で検出される。タ−ビン入口温度900℃の状態でロ
−タ軸6の回転数が15万/分となるまで回転させた時の
ロ−タの振動はベアリングの耐久性、タ−ボチャ−ジャ
車載時の騒音などを考慮すると3G(Gは重力加速度)以
下であることが望ましい。
−ナ24に入る。バ−ナ24内には燃料供給管22から燃料が
供給されイグナイタ23により着火されて燃焼する。燃焼
ガスは燃焼ガス通路29を通ってタ−ビンハウジング27に
入り、タ−ビンホイ−ル4を高速回転させる。その際燃
焼ガスの温度は熱電対25により検出される。又タ−ビン
ホイ−ル4及びロ−タ軸6の回転による振動は振動検出
器26で検出される。タ−ビン入口温度900℃の状態でロ
−タ軸6の回転数が15万/分となるまで回転させた時の
ロ−タの振動はベアリングの耐久性、タ−ボチャ−ジャ
車載時の騒音などを考慮すると3G(Gは重力加速度)以
下であることが望ましい。
第7図に示すように容積比V=(隙間13の容積)/
(パイプ7の内部容積)が1%以下の場合又は第8図に
示すように直径比n=(D2−D1)/D1が2%以下の場合
もしくはこの両条件がみたされる場合は潤滑剤は隙間13
内に均一に充填されるのでロ−タの不釣り合い量の測定
値は設定不釣り合い量に対する測定ばらつきが1mg以下
である。
(パイプ7の内部容積)が1%以下の場合又は第8図に
示すように直径比n=(D2−D1)/D1が2%以下の場合
もしくはこの両条件がみたされる場合は潤滑剤は隙間13
内に均一に充填されるのでロ−タの不釣り合い量の測定
値は設定不釣り合い量に対する測定ばらつきが1mg以下
である。
第9図は設定不釣合量に対する測定ばらつきmgとロ−
タ回転数15万/分時の振動加速度Gとの関係を示したも
ので設定不釣合量に対する測定ばらつきmgと振動加速度
Gとはほぼ比例するが測定ばらつきが1mg程度では振動
加速度2G以下である。従って容積比が1%以下の場合及
び直径比が2%以下の場合では振動加速度は2G以下とな
る。
タ回転数15万/分時の振動加速度Gとの関係を示したも
ので設定不釣合量に対する測定ばらつきmgと振動加速度
Gとはほぼ比例するが測定ばらつきが1mg程度では振動
加速度2G以下である。従って容積比が1%以下の場合及
び直径比が2%以下の場合では振動加速度は2G以下とな
る。
表1は3種類のパイプ端面直角度%に対するベアリン
グ内輪転動面真円度%と設定不釣合量に対する測定ばら
つきmgとの関係を示す測定結果である。表1からパイプ
端面直角度が0.1%以下ではベアリング内輪転動面真円
度は0.01%であり、測定ばらつきは0.9mg以下であるこ
とが分る。表1のベアリング内面転動面(%)及び設定
不釣り合い量に対する測定ばらつきmgの数値はロ−タ軸
6とパイブ7との間の隙間13の有無に無関係に得られる
数値である。
グ内輪転動面真円度%と設定不釣合量に対する測定ばら
つきmgとの関係を示す測定結果である。表1からパイプ
端面直角度が0.1%以下ではベアリング内輪転動面真円
度は0.01%であり、測定ばらつきは0.9mg以下であるこ
とが分る。表1のベアリング内面転動面(%)及び設定
不釣り合い量に対する測定ばらつきmgの数値はロ−タ軸
6とパイブ7との間の隙間13の有無に無関係に得られる
数値である。
[効果] この発明は上記の構成を有するのでロ−タ軸にベアリ
ング内輪とパイプとを組み付けた状態でロ−タの不釣り
合い量の正確な修正が可能となり、従って不釣り合い量
を小さくすることができ、タ−ボチャ−ジャ等の組立て
後の運転時に振動、騒音の発生を防止することを可能に
する。
ング内輪とパイプとを組み付けた状態でロ−タの不釣り
合い量の正確な修正が可能となり、従って不釣り合い量
を小さくすることができ、タ−ボチャ−ジャ等の組立て
後の運転時に振動、騒音の発生を防止することを可能に
する。
第1図はタ−ボチャ−ジャの縦断正面図を示す。第2図
は不釣合測定に使用される試験部材の正面図を示す。第
3〜5図は共にロ−タ軸とパイプとの間に形成される隙
間形状の正面図を示す。第6図は第2図の試験部材の試
験に使用される試験装置の正面図を示す。第7図は容積
比V%と設定不釣合量に対する測定ばらつきmgとの関係
を示す。第8図は直径比n%と設定不釣合量に対する測
定ばらつきmgとの関係を示す。第9図は設定不釣合量に
対する測定ばらつきmgとロ−タ回転数15万/分時の振動
加速度Gとの関係を示す図である。 6……ロ−タ軸 7……パイプ 8……ベアリング、8a……内輪 9……ベアリング、9a……内輪
は不釣合測定に使用される試験部材の正面図を示す。第
3〜5図は共にロ−タ軸とパイプとの間に形成される隙
間形状の正面図を示す。第6図は第2図の試験部材の試
験に使用される試験装置の正面図を示す。第7図は容積
比V%と設定不釣合量に対する測定ばらつきmgとの関係
を示す。第8図は直径比n%と設定不釣合量に対する測
定ばらつきmgとの関係を示す。第9図は設定不釣合量に
対する測定ばらつきmgとロ−タ回転数15万/分時の振動
加速度Gとの関係を示す図である。 6……ロ−タ軸 7……パイプ 8……ベアリング、8a……内輪 9……ベアリング、9a……内輪
Claims (2)
- 【請求項1】ロ−タ軸にタ−ビン及びコンプレッサをそ
れぞれ回転可能に支持するベアリングの内輪が取り付け
られ、両内輪間にベアリングの位置決めをするためのパ
イプがロ−タ軸に組み付けられているボ−ルベアリング
タイプのロ−タであって、前記パイプはその両端面の直
角度が0.1%以下に設定されていることを特徴とするボ
−ルベアリングタイプのロ−タ。 - 【請求項2】ロ−タ軸にタ−ビン及びコンプレッサをそ
れぞれ回転可能に支持するベアリングの内輪が取り付け
られ、両内輪間にベアリングの位置決めをするためのパ
イプがその両端部においてロ−タ軸に組み付けられ、パ
イプの両端部以外の箇所ではロ−タ軸とパイプとの間に
隙間が設けられているボ−ルベアリングタイプのロ−タ
であって、下記条件 (イ)前記隙間の容積がパイプ内径容積の1%以下であ
ること。 (ロ)隙間部におけるパイプ内径とロ−タ軸の外径との
寸法差がロ−タ軸の外径の2%以下であること。 の一つ以上を備えていることを特徴とするボ−ルベアリ
ングタイプのロ−タ。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63227934A JP3065086B2 (ja) | 1988-09-12 | 1988-09-12 | ボールベアリングタイプのロータ |
US07/406,103 US4941760A (en) | 1988-09-12 | 1989-09-12 | Ball bearing type turbocharger rotor assembly |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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