JPH0522843Y2 - - Google Patents

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JPH0522843Y2
JPH0522843Y2 JP1986081506U JP8150686U JPH0522843Y2 JP H0522843 Y2 JPH0522843 Y2 JP H0522843Y2 JP 1986081506 U JP1986081506 U JP 1986081506U JP 8150686 U JP8150686 U JP 8150686U JP H0522843 Y2 JPH0522843 Y2 JP H0522843Y2
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bearing
rotor
shaft
bearing body
balancer
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、動圧軸受を備え、片軸ロータのバラ
ンスを測定するバランサー用軸受に関する。
従来の技術 ターボチヤージヤ、ブラシレスモータ等に使用
される片軸ロータ、いわゆるオーバーハングした
形状のロータを回転させてそのバランスを測定す
る場合、従来バランス測定用の軸受としてコレツ
トタイプ、メタルブツシユタイプ及びV形ブロツ
クタイプ等があつた。
コレツトタイプは、円筒の軸受本体に軸方向の
割りを形成し、軸受本体の端部から片軸ロータの
軸端を嵌入して固定し、軸受本体と共に片軸ロー
タを回転させて振動を測定するものである。
またメタルブツシユタイプは、円筒状の軸受本
体内に片軸ロータの主軸を支持し、片軸ロータを
回転させて振動を測定している。
さらに、V形ブロツクタイプは、軸方向にV字
状の溝を形成した軸受に片軸ロータの主軸を支承
し、この片軸ロータにベルトを緊張して回転させ
ることにより、片軸ロータの振動を測定するもの
である。
考案が解決しようとする問題点 しかしながら、軸受本体の端部に片軸ロータを
保持するコレツトタイプは、コレツトに重量があ
るために、測定感度が低下するという問題があつ
た。すなわち、回転体の不釣合による遠心力が一
定のとき、その質量が小さい程変位量は大きく、
従つて振動検出の測定感度が向上する一方、質量
が大きい程変位量が小さくなつて測定感度は低下
する関係にある。
またメタルブツシユタイプでは、片軸ロータを
保持する軸受部を柔軟材で形成する必要があるた
め、使用頻度が増すに伴つて軸受の内周面が磨滅
してゆく難点があり、早期の交換を必要としてい
た。この難点を回避すべく軸受を硬質材にする
と、嵌挿する片軸ロータの主軸に傷をつけるとい
う問題が生じる。
そして、V形ブロツクタイプでは、片軸ロータ
の重心が偏つて他端が浮き上がる現象を回避する
ため、一般に主軸の他端部寄りにベルトをかけて
いるが、片軸ロータが重い場合はV溝と主軸との
摩擦抵抗が増すので、主軸がスリツプしたり、ベ
ルトがけの位置及び張り加減の調整が極めて困難
であり、適正な測定感度を得難い等の問題が残さ
れていた。
本考案は、上記の問題点を解決するための創案
されたもので、片軸ロータのバランスの測定感度
を向上させ得る長寿命のバランサー用軸受を提供
することを目的とする。
問題点を解決するための手段 前記目的を達成するため、片軸ロータのバラン
スを測定するバランサー用軸受であつて、前記片
軸ロータの回転時に発生する油圧によつて片軸ロ
ータの主軸を軸支する動圧軸受と、この動圧軸受
の軸受本体の振動を検出する検出器と、前記軸受
本体の振動方向に対して直角方向から片軸ロータ
を回転駆動する駆動手段とを具備しており、前記
動圧軸受の軸受本体の内周面には潤滑油を供給す
る注油溝を挟んだ複数の山部が形成されている。
作 用 駆動手段により片軸ロータが回転させられる
と、片軸ロータは動圧軸受内の潤滑油によつて浮
動状態に軸支される。片軸ロータの偏芯によつて
軸受本体が振動すると、この振動量は検出器によ
り検出されて片軸ロータのバランスが測定され
る。
実施例 第1図は本考案の一実施例を示すバランサー用
軸受の断面図、第2図はその平面図である。
本実施例の片軸ロータは、ターボチヤージヤ用
ロータ5が適用され、このターボチヤージヤ用ロ
ータ5には、傘状の円盤部51の上面に湾曲状の
羽52が複数枚形成されており、円盤部51の裏
面に固定された主軸53が後述の動圧軸受2の軸
受本体21に挿入されて回転可能に軸支されてい
る。
バランサー用軸受1は、前記ターボチヤージヤ
用ロータ5を軸支する動圧軸受2と、ターボチヤ
ージヤ用ロータ5の回転に伴う振動を検出する検
出器3とからなり、ターボチヤージヤ用ロータ5
の駆動手段であるエアーノズル4を具備してい
る。
動圧軸受2は、略円筒状で、軸受本体21の外
面及び内面の各々に異形段部を有しており、軸受
本体21の上部に支持部22を一体形成してい
る。この支持部22は、第2図に示すように、一
端がハウジング7に固定された振動板6の他端に
支持されており、前記ターボチヤージヤ用ロータ
5の回転に伴つて軸受本体21を振動可能にして
いる。そして、左側の支持部22に検出器3が取
り付けられていて、軸受本体21のX軸方向の振
動を検出するようになつている。また、軸受本体
21の周壁29には、軸方向に沿つて油導入路2
3が複数本配設されており、この油導入路23の
上端は外部配管24に接続されている。一方、下
端は複数の注油溝25及び本体下部の油溜26に
連通するようになつていて、圧送された潤滑油を
軸受本体21の内周面28に分配するようになつ
ている。
第3図は軸受本体21の中央部の一部切欠図で
あり、第4図はその内周面28の展開図である。
注油溝25を挟んでその上下には、逆く字状の
複数の山部27が内周面28に形成されている。
この山部27は内周面28に対して10ミクロン程
度の高さとなるように、腐食法等によつて形成さ
れている。この山部27の頂点は主軸53の回転
方向に沿つて形成されている。これら山部27の
連なりからなる内周面28上の帯は、軸方向に等
間隔となるように配置されている。内周面28に
分配された潤滑油が、主軸53の回転によつて山
部27の表面、特に山部27の頂点に沿つて集中
したに油膜となつて異動していくことにより、軸
受本体21は動圧軸受として動作する。
駆動手段4は、図外コンプレツサの高圧空気を
ターボチヤージヤ用ロータ5側に噴射するエアー
ノズル4であつて、第1図に示すように、エアー
ノズル4の先が振動板6の振動方向Xに直交する
Y軸方向に配置され、雑振動を惹起せずにターボ
チヤージヤ用ロータ5を回転させるようになつて
いる。
次に、本実施例の動作について説明する。
エアーノズル4からターボチヤージヤ用ロー
タ5の羽52に高圧空気が噴射されると、動圧
軸受2の軸受本体21内で主軸53が回転駆動
する。
主軸53の高速回転に伴い、軸受本体21内
に供給された潤滑油が、山部27と主軸53の
外周面54との間で主軸53の回転力による押
圧力を受けて高圧となる。
潤滑油の圧力により主軸53が軸受本体21
内で浮動した状態で回転する。その時ターボチ
ヤージヤ用ロータ5の偏芯によつて軸受本体2
1がX軸方向に振動し、その振動量が検出器3
によつて検出されて、ターボチヤージヤ用ロー
タ5のバランスが測定される。
なお、本実施例の片軸ロータは、傘状の円盤部
51を有するターボチヤージヤ用ロータ5を動圧
軸受2に軸支して、エアーノズル4により回転駆
動させたが、ブラシレスモータ等の片軸ロータに
振動方向と直交させてベルトを緊張し、片軸ロー
タの回転に伴う振動を検出してバランスを測定し
てもよい。
考案の効果 本考案に係るバランサー用軸受は、片軸ロータ
のバランスを測定するバランサー用軸受であつ
て、前記片軸ロータの回転時に発生する油圧によ
つて片軸ロータの主軸を軸支する動圧軸受と、こ
の動圧軸受の軸受本体の振動を検出する検出器
と、前記軸受本体の振動方向に対して直角方向か
ら片軸ロータを回転駆動する駆動手段とを備えて
おり、前記動圧軸受の軸受本体の内周面には潤滑
油を供給する注油溝を挟んだ複数の山部が形成さ
れている。片軸ロータを動圧軸受で支持してのバ
ランス測定が可能になるので、従来のコレツトタ
イプ、メタルブツシユタイプやV形ブロツクタイ
プ等の有する問題点を解消したバランサー用軸受
とすることができる。すなわち、動圧軸受の軸受
本体に軸支された片軸ロータのみを回転させるの
で、片軸ロータの振動の検出性能が向上し、バラ
ンスの測定感度が高精度になるとともに、長寿命
となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示すバランサー用
軸受の断面図、第2図はバランサー用軸受の平面
図、第3図は軸受本体の中央部の一部切欠図、第
4図は軸受本体の内周面の展開図である。 1……バランサー用軸受、2……動圧軸受、3
……検出部、4……駆動手段(エアーノズル)、
5……片軸ロータ(ターボチヤージヤ用ロータ)、
6……振動板、21……軸受本体、23……油導
入路、27……山部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 片軸ロータのバランスを測定するバランサー用
    軸受であつて、前記片軸ロータの回転時に発生す
    る油圧によつて片軸ロータの主軸を軸支する動圧
    軸受と、この動圧軸受の軸受本体の振動を検出す
    る検出器と、前記軸受本体の振動方向に対して直
    角方向から片軸ロータを回転駆動する駆動手段と
    を具備しており、前記動圧軸受の軸受本体の内周
    面には潤滑油を供給する注油溝を挟んだ複数の山
    部が形成されていることを特徴とするバランサー
    用軸受。
JP1986081506U 1986-05-29 1986-05-29 Expired - Lifetime JPH0522843Y2 (ja)

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JP1986081506U JPH0522843Y2 (ja) 1986-05-29 1986-05-29

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JP1986081506U JPH0522843Y2 (ja) 1986-05-29 1986-05-29

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JPS62193539U JPS62193539U (ja) 1987-12-09
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JPS5983028A (ja) * 1982-09-25 1984-05-14 カ−ル・シエンク・アクチエンゲゼルシヤフト つりあい試験方法および装置

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