JP3065071U - 屋根用伸縮継手装置のカバ―板 - Google Patents

屋根用伸縮継手装置のカバ―板

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JP3065071U
JP3065071U JP1999004478U JP447899U JP3065071U JP 3065071 U JP3065071 U JP 3065071U JP 1999004478 U JP1999004478 U JP 1999004478U JP 447899 U JP447899 U JP 447899U JP 3065071 U JP3065071 U JP 3065071U
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gap
joint device
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敏一 大松
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敏一 大松
ニユーウォールシステム 株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 種々幅の建造物の歪吸収用間隙に対応し、生
産コストの引き下げが可能で、また現場施工が容易にな
る屋根用伸縮継手装置のカバー板を提供する。 【構成】 歪吸収用間隙Gを挟んだ両建造物a,aに固
設した基枠台10,10間に摺動掛架バー40を掛架
し、該掛架バー40に浅い逆溝状断面を有するカバー板
50を被設して間隙Gの開口を小屋根状に隠蔽する屋根
用伸縮継手装置に構成するカバー板50である。カバー
板50の垂壁部72の内壁に条設した係合リブ73を掛
架バー40の係止端部材44と嵌合する浅い逆溝状断面
とする。カバー板50の上板部を、規準幅を有する中央
部材60と、上板部の幅を異にする複数種の部材からな
る側縁側部材70とに長手方向に三分割し、中央部材6
0と側縁側部材70との分割部に長手方向に延びる連接
構造51を構成し、両部材を幅方向に連繋一体化使用し
て歪吸収用間隙Gの幅に対応させることを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、建造物に設けた歪吸収用間隙を被覆する伸縮継手装置の改良に係り 、殊に屋根用伸縮継手装置の構造を外側から被覆する屋根用伸縮継手装置のカバ ー板に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
建造物は、温度変化による伸縮、不等沈下及び地震等による歪から生ずる建造 物の破壊を防止する手段として歪吸収用間隙構造が構成されており、この間隙構 造を隠蔽する構造として、間隙を挟んだ建造物の端部間をカバー板によって摺動 自在に被覆連結すると共に、該カバー板によって雨水を間隙の外に流下させる屋 根用伸縮継手が使用されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
そしてこの種の屋根用伸縮継手は歪吸収用間隙を覆い、且つ歪による間隙幅の 変動を許容するように設計されている。然るに、該間隙の幅は建造物の立設条件 によって50〜300mm、またはそれ以上と現場によって異なっている。従っ て、伸縮継手のカバー板は該間隙幅の大きさに見合ったものが必要となり、それ ぞれ現場に合った幅のカバー板を板金加工によってその都度作成するか、或はア ルミニウムの曵きものによってカバー板を成形する場合は、間隙の幅に見合った 数だけの部品種類が必要となる。
【0004】 即ち、前者のように現場に合わせてその都度カバー板を板金加工する場合は、 板材から截断するようになるため、材料の歩止まりが悪くなり材料コストが高騰 するだけでなく、施工工数や現場施工が多くなる欠点を有しており、また後者の 場合は、それぞれの幅に見合った多種のカバー板を予め用意しなくてはならなく なり、金型コストが高騰するだけでなく、成形した多種部品の在庫管理が必要と なる等の問題を有していた。
【0005】 本考案は上記問題に鑑みてなされたものであり、屋根用伸縮継手装置において 幅を異にする建造物の歪吸収用間隙に対応することが可能で、生産コストの引き 下げが可能であり、また現場施工が容易になる新規構造の屋根用伸縮継手装置の カバー板を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案に係る同一高さレベルの建造物の歪吸収用間隙に使用する屋根用伸縮継 手装置のカバー板は、歪吸収用間隙を挟んだ両建造物の端縁に沿って固設してな る基枠台間に、該歪吸収用間隙の幅方向拡縮自在及び傾倒自在に複数個の摺動掛 架バーを掛架枢設すると共に、該掛架バーに浅い逆溝状断面を有するカバー板を 被設して歪吸収用間隙を挟んだ両建造物間の屋根面開口を小屋根状に隠蔽する構 造の屋根用伸縮継手装置において、上記カバー板を、上板部の両側縁を下方に屈 折した垂壁部として該垂壁部下縁内壁に係合リブを条設し、上記掛架バーの両端 をそれぞれ下方に屈折した係止端との嵌合構造を構成してなる浅い逆溝状断面と し、該カバー板の上板部を中央部材と、垂壁部と一体になる両側縁側部材とに長 手方向に三分割すると共に、該中央部材は規準幅を有し、また側縁側部材は上板 部の幅を異にする複数種の部材から構成してなり、上記中央部材と側縁側部材と の分割部に長手方向に延びる連接構造を構成し、歪吸収用間隙の幅に対応して選 択した幅の側縁側部材を中央部材と組み合わせて連繋一体化使用することを要旨 とするものである。
【0007】 また、高さレベルを異にする建造物の歪吸収用間隙に使用する屋根用伸縮継手 装置のカバー板は、歪吸収用間隙を挟んだ両建造物の壁面と端縁に沿って固設し てなる基枠台間に、壁面側基枠台と鉛直面方向揺動自在、且つ端縁側基枠台と該 歪吸収用間隙の幅方向拡縮自在に複数個の摺動掛架バーを掛架枢設すると共に、 該掛架バーにL状断面を有するカバー板を被設して歪吸収用間隙を挟んだ両建造 物間の屋根面開口を片流れ屋根状に隠蔽する構造の屋根用伸縮継手装置において 、上記カバー板を、上板部の壁面側の側縁を上記壁面側基枠台と鉛直方向揺動自 在に枢設し、また端縁側の側縁を下方に屈折した垂壁部として該垂壁部下縁内壁 に係合リブを条設し、上記掛架バーの一端を下方に屈折した係止端との嵌合構造 を構成してなるL字状断面とし、該カバー板の上板部を壁面側部材と、垂壁部と 一体になる側縁側部材とに長手方向に二分割すると共に、該壁面側部材は規準幅 を有し上記壁面側基枠台との枢着構造を構成してなり、また側縁側部材は上板部 の幅を異にする複数種の部材から構成してなり、上記壁面側部材と側縁側部材と の分割部に長手方向に延びる連接構造を構成し、歪吸収用間隙の幅に対応して選 択した幅の側縁側部材を壁面側部材と組み合わせて連繋一体化使用することを要 旨とするものである。
【0008】 上記連接構造は、伸展姿勢で係着し、屈折姿勢で釈放する相互把持型の連繋構 造にすることができ、カバー板の繋ぎ施工をワンタッチで実施することを可能と する。 また、上記端縁側基枠台に固設した水返しガスケットのリップ部が上記カバー 板の裏面と密接する構造にすることもできる。該水返しガスケットは、強風下の 横風による雨水の吹き込みを阻止するように作用する。
【0009】
【考案の実施の形態】
以下、本考案に係る歪吸収用間隙に使用する屋根用伸縮継手装置のカバー板の 好ましい実施の形態について、同一高さレベルの建造物用伸縮継手を示す図1乃 至図3に従って説明する。
【0010】 符号Gは、温度変化による伸縮、不等沈下及び地震等による歪から生ずる建造 物の破壊を防止する手段として並立建造した両建造物a,aの側壁間に構成した 歪吸収用間隙である。この実施例は歪吸収用間隙Gを隠蔽する両建造物a,aの 屋根レベルが同一であり、両建造物a,aの上端縁に構成したパラペットb,b 上面に、アルミニウム曵きもの材からなる基枠台10,10をそれぞれ該パラペ ットb,bに沿ってアンカーボルトUにより固設してなる。
【0011】 上記基枠台10は、底板部11の一側、歪吸収用間隙G側に長手方向に延びる ピン摺動溝12を構成すると共に、反対側に同じく長手方向に延びるガスケット 嵌合溝14を構成し、それぞれ両溝12,14の溝内縁に係止リブ13,15を 条設してなる。
【0012】 符号20は上記基枠台10のピン摺動溝12に摺動基部21を嵌挿し、該摺動 基部21の中央に略球状の係合ピン22を突設した摺動ピンであり、該摺動ピン 20はピン摺動溝12に沿って長手方向摺動自在に枢設してなる。また符号30 は基部31を枠基材10のガスケット嵌合溝14に嵌着した水返しガスケットで あり、リップ部32の彎曲向きが歪吸収用間隙Gと背向位置するように固設して なる。
【0013】 また上記両基枠台10,10には、逆溝型断面を有する摺動掛架バー40のバ ー本体41が該溝部42を上記摺動ピン20の係合ピン22に外挿して水平及び 鉛直面方向傾倒自在に掛架してあり、該溝部42の溝内縁に係止リブ43を条設 すると共に、該バー本体41の両端には下方に延びる係止端部材44,44をそ れぞれ嵌合一体化してなる。該バー本体41はアルミニウム曳きもの材にって成 形され、歪吸収用間隙Gの幅に見合うように截断使用されるものであり、予め長 さを異にする複数種を用意しておくこともできる。
【0014】 符号50は、上記摺動掛架バー40に被設した浅い逆溝状断面を有するカバー 板であり、上板部を中央部材60と、垂壁部と一体になる両側縁側部材70,7 0とに長手方向に三分割してなる。該中央部材60は規準幅L1を有しており、 緩い山形断面を有する上板部61の中央から下方に向かって突出した補強リブ6 2を条設すると共に、該上板部61の両側縁に雄型嵌合突条63,63を条設し てなる。
【0015】 上記側縁側部材70は、中央部材60の上板部61と略同一傾斜角度を持った 上板部71の外側端縁に、下方へ向かって鉛直になるように屈折した垂壁部72 を構成し、該垂壁部72の下縁内壁に上記掛架バー40の係止端部材44と係合 する係合リブ73を条設し、上方向に係合する弾性嵌合構造を構成してなる。ま た、該上板部71の内側端縁には、上記中央部材60の雄型嵌合突条53と圧入 嵌着する雌型嵌合凹条74を構成し、中央部材60と側縁側部材70の連接構造 51を構成してなる。
【0016】 上記側縁側部材70は、上板部71の幅L2を異にする複数種の部材が用意し てあり、歪吸収用間隙Gの幅に対応して長短調節してなる掛架バー40のバー本 体41の長さと見合う部材を使用し、上記中央部材60と側縁側部材70の連接 構造51を嵌合して浅い逆溝状断面のカバー板50を連接構成したものである。
【0017】 尚、符号80は厚質の可撓性樹脂シート等によって成形し、歪吸収用間隙Gに 樋構造を形成するように上記両枠基台10,10間に緩く張設した止水カバーで ある。また符号81はコーキング材である。
【0018】 上記構成の屋根用伸縮継手装置は、歪吸収用間隙Gに対して図4に示すように 施工される。 (1) パラペットbの上端にアンカーボルトUを植設し、両パラペットb, b間に止水カバー80をセットする。(図4(a)参照)
【0019】 (2) 両パラペットb,bのアンカーボルトUに、それぞれ基枠台10,1 0の底板部11を止水カバー80の上から締結固着し、矢印Aの箇所にコーキン グを施す。(図4(b)参照)
【0020】 (3) 基枠台10のピン摺動溝12に摺動ピン20の摺動基部21を溝の端 部から挿入し、係合ピン22,22に摺動掛架バー40を構成するバー本体41 の溝部42を外挿すると共に、該バー本体41の両端に係止端部材44,44を それぞれ嵌着し、歪吸収用間隙Gを挟んだ両建造物a,aの基枠台10,10間 にバー本体41を傾倒且つ摺動自在に架設する。
【0021】 また基枠台10のガスケット嵌合溝14に水返しガスケット3の基部31を嵌 合し、リップ部32が外側に向かって屈曲し、上を向くように取り付ける。(図 4(c)参照)
【0022】 (4) カバー板50は、上記摺動掛架バー40の両係止端部材44,44間 の長さLと見合う幅を有するように、両側縁側部材70,70の幅L2を選択し 、規準幅L1をもった中央部材60と連接構造51の雄型嵌合突条53と雌型嵌 合凹条74を嵌合接続して係合リブ73,73間がL(=L1+2×L2)とな るように組み立てられている。
【0023】 該カバー板50を摺動掛架バー40の上からこれに被設し、両垂壁部72,72 の係合リブ73をそれぞれ係止端部材44の端縁と弾性的に係合する。このとき 中央部材60の補強リブ62は、摺動掛架バー40の上面に当接した状態になり 、伸縮継手装置の取付け施工を完了する。(図4(d)参照)
【0024】
【実施例】
〔実施例1〕 図5は、屋根用伸縮継手装置の他の実施例を示すものであり、この実施例は歪 吸収用間隙Gを隠蔽する両建造物の屋根レベルが異なり、屋根レベルが高い方の 建造物a1の壁面cと隣設する屋根レベルが低い方の建造物aのパラペットb上 端縁間に伸縮継手装置を構成したものである。
【0025】 パラペットb上面に固設する基枠台10は、前記発明の実施の形態で説明した ものと同一であり、説明を省略する。 建造物の壁面cに固設する基枠台100は、アルミニウム曵きもの材からなり 、パラペットbと平行にアンカーボルトUにより固設してなるもので、底板部1 01の下辺側に長手方向に延びるヒンジフレーム嵌合溝102を構成すると共に 、上辺側には長手方向に延びる円柱状ヒンジ突条103を条設してなる。
【0026】 符号110は上記ヒンジフレーム嵌合溝102に基部111を嵌合すると共に ボルト112によって基枠台100に固設するようになるヒンジフレームであり 、屈折した平板状支持部113の先端は軸心が基枠台100の長手方向と平行に 円柱状支承軸114を構成してなる。
【0027】 また上記基枠台10に組み付ける摺動ピン20と水返しガスケット30は、前 記考案の実施の形態のものと同一であり、説明を省略する。
【0028】 符号120は逆溝型断面を有するアルミニウム曳きもの材からなる摺動掛架バ ーであり、一端にはガイドスリット付きの軸孔121が穿設してあり、上記ヒン ジフレーム110の円柱状支承軸114と鉛直面方向揺動自在に軸着する構造に なる。
【0029】 またバー本体122の溝部123を上記摺動ピン20の係合ピン22に外挿して 水平及び鉛直面方向傾倒自在に掛架してあり、該溝部123の溝内縁に係止リブ 124を条設すると共に、該バー本体122の他端には下方に延びる係止端部材 125を嵌合一体化してなる。該バー本体122は、歪吸収用間隙Gの幅に見合 うように截断使用されるものであり、予め長さを異にする複数種を用意しておく こともできる。
【0030】 符号130は上記基枠台100の円柱状ヒンジ突条103とヒンジ溝131を 回動自在に嵌合したカバー部材支承フレームであり、後述する壁面側部材141 のフレーム固着縁143をビスによって緊締固着してなる。
【0031】 符号140は、上記摺動掛架バー120に被設した片流れ傾斜断面を有するカ バー板であり、上板部を壁面側部材141と、垂壁部と一体になる両側縁側部材 70,70とに長手方向に二分割してなる。該壁面側部材141は規準幅L1を 有しており、緩い傾斜断面を有する上板部142の高位置側縁にフレーム固着縁 143を屈折構成すると共に、該上板部142の他側縁に雄型嵌合突条144条 設してなる。
【0032】 上記側縁側部材70は前記発明の実施の形態で説明したものと同一であり、中 央部材60の上板部61と略同一傾斜角度を持った上板部71の外側端縁に、下 方へ向かって鉛直になるように屈折した垂壁部72を構成し、該垂壁部72の下 縁内壁に上記掛架バー120の係止端部材125と係合する係合リブ73を条設 し、上方向に係合する弾性嵌合構造を構成してなる。
【0033】 また、該上板部71の内側端縁には、上記壁面側部材141の雄型嵌合突条14 4と圧入嵌着する雌型嵌合凹条74を構成し、壁面側部材141と側縁側部材7 0の連接構造51を構成してなる。
【0034】 上記側縁側部材70は、上板部71の幅L2を異にする複数種の部材が用意し てあり、壁面側部材141と側縁側部材70の連接構造51を嵌合してカバー板 140を連接構成するようになる。
【0035】 尚、符号80は厚質の可撓性樹脂シートまたはゴムシート等によって成形し、 歪吸収用間隙Gに樋構造を形成するように両基枠台 間に緩く張設した止水カバ ーである。また符号81はコーキング材、符号82はスポンジゴムからなる間装 材である。
【0036】 〔その他の実施例〕 図5は、カバー板50(140)の連接構造51を構成を示す他の実施例であ る。該連接構造51は、雌型凹条55に対して雄型突条56をカバー板の面が同 一面になるまで(図5(a)参照)伸展回動するヒンジ構造となると共に、該部 を90度近くまで屈折したとき(図5(b)参照)、両者の係合が外れて釈放さ れる相互把持型を構成している。
【0037】 上記連接構造51は、中央部材60または壁面側部材141と側縁側部材70 を幅方向に連繋一体化するに際して上板部が同一平面を維持するように連結する ものであるから、前記各実施例のほか、種々の手法を採用することができること はいうまでもない。
【0038】
【考案の効果】
以上述べたように本考案に係る屋根用伸縮継手装置のカバー板は、カバー板の 一部をその主体部分と連接構造を介して分割し、その分割部分(側縁側部材)の 幅を変えることによって種々の幅をもった建造物間の歪吸収用間隙に対応する構 造としたものである。
【0039】 従って、本考案の屋根用伸縮継手装置においては、幅を異にする建造物の歪吸 収用間隙に使用する在庫の部品種類数を少なくすることが可能となり、生産コス トの引き下げを実現できる。また、工場生産品を組み立てるだけで実施できるた め、現場施工が容易になる特徴を有するものであり、本考案実施後の効果は極め て大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るカバー板の実施の形態を示す屋根
用伸縮継手装置の施工状態の縦断面図である。
【図2】同一部切欠した要部平面図である。
【図3】同カバー板の連接構造を示す要部を拡大した縦
断面図である。
【図4】(a)(b)(c)及び(d)は、同屋根用伸
縮継手装置の現場施工手順を示す説明図である。
【図5】本考案に係るカバー板の他の実施例を示す屋根
用伸縮継手装置の施工状態の縦断面図である。
【図6】同一部切欠した要部平面図である。
【図7】カバー板の連接構造の他の実施例を示す要部縦
断面図であり、(a)は伸展連繋状態、(b)は屈折釈
放状態を示すものである。
【符号の説明】
10 基枠台 20 摺動ピン 30 水返しガスケット 40 摺動掛架バー 41 バー本体 44 係止端部材 50 カバー板 51 連接構造 60 中央部材 63 雄型嵌合突条 70 側縁側部材 72 垂壁部 73 係合リブ 74 雌型嵌合凹条 100 基枠台 110 ヒンジフレーム 120 摺動掛架バー 130 カバー部材支承フレーム 140 カバー板 141 壁面側部材 144 雄型嵌合突条 G 歪吸収用間隙 a 建造物 b パラペット c 壁面

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 歪吸収用間隙を挟んだ両建造物の端縁に
    沿って固設してなる基枠台間に、該歪吸収用間隙の幅方
    向拡縮自在及び傾倒自在に複数個の摺動掛架バーを掛架
    枢設すると共に、該掛架バーに浅い逆溝状断面を有する
    カバー板を被設して歪吸収用間隙を挟んだ両建造物間の
    屋根面開口を小屋根状に隠蔽する構造の屋根用伸縮継手
    装置において、 前記カバー板を、上板部の両側縁を下方に屈折した垂壁
    部として該垂壁部下縁内壁に係合リブを条設し、前記掛
    架バーの両端をそれぞれ下方に屈折した係止端との嵌合
    構造を構成してなる浅い逆溝状断面とし、該カバー板の
    上板部を中央部材と、垂壁部と一体になる両側縁側部材
    とに長手方向に三分割すると共に、 該中央部材は規準幅を有し、また側縁側部材は上板部の
    幅を異にする複数種の部材から構成してなり、 前記中央部材と側縁側部材との分割部に長手方向に延び
    る連接構造を構成し、歪吸収用間隙の幅に対応して選択
    した幅の側縁側部材を中央部材と組み合わせて連繋一体
    化使用することを特徴とする屋根用伸縮継手装置のカバ
    ー板。
  2. 【請求項2】 前記連接構造が、伸展姿勢で係着し、屈
    折姿勢で釈放する相互把持型の連繋構造になる請求項1
    記載の屋根用伸縮継手装置のカバー板。
  3. 【請求項3】 前記端縁側基枠台に固設した水返しガス
    ケットのリップ部が前記カバー板の裏面と密接する構造
    になる請求項1又は2記載の屋根用伸縮継手装置のカバ
    ー板。
  4. 【請求項4】 歪吸収用間隙を挟んだ両建造物の壁面と
    端縁に沿って固設してなる基枠台間に、壁面側基枠台と
    鉛直面方向揺動自在、且つ端縁側基枠台と該歪吸収用間
    隙の幅方向拡縮自在に複数個の摺動掛架バーを掛架枢設
    すると共に、該掛架バーにL状断面を有するカバー板を
    被設して歪吸収用間隙を挟んだ両建造物間の屋根面開口
    を片流れ屋根状に隠蔽する構造の屋根用伸縮継手装置に
    おいて、 前記カバー板を、上板部の壁面側の側縁を前記壁面側基
    枠台と鉛直方向揺動自在に枢設し、また端縁側の側縁を
    下方に屈折した垂壁部として該垂壁部下縁内壁に係合リ
    ブを条設し、前記掛架バーの一端を下方に屈折した係止
    端との嵌合構造を構成してなるL字状断面とし、該カバ
    ー板の上板部を壁面側部材と、垂壁部と一体になる側縁
    側部材とに長手方向に二分割すると共に、 該壁面側部材は規準幅を有し前記壁面側基枠台との枢着
    構造を構成してなり、また側縁側部材は上板部の幅を異
    にする複数種の部材から構成してなり、 前記壁面側部材と側縁側部材との分割部に長手方向に延
    びる連接構造を構成し、歪吸収用間隙の幅に対応して選
    択した幅の側縁側部材を壁面側部材と組み合わせて連繋
    一体化使用することを特徴とする屋根用伸縮継手装置の
    カバー板。
  5. 【請求項5】 前記連接構造が、伸展姿勢で係着し、屈
    折姿勢で釈放する相互把持型の離接構造になる請求項4
    記載の屋根用伸縮継手装置のカバー板。
  6. 【請求項6】 前記端縁側基枠台に固設した水返しガス
    ケットのリップ部が前記カバー板の裏面と密接する構造
    になる請求項4又は5記載の屋根用伸縮継手装置のカバ
    ー板。
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