JP3065003U - 自動車およびその他の動力車において、記章およびエアバッグ装置のためのハウジングの前方壁に配する類似物を取り付けるためのバッジプレ―トおよびカウンタ―プレ―トユニット - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【課題】 取り付けが非常に効率的で容易であるバッジ
プレートおよびカウンタープレートユニットを具えるこ
とによって異なる解決方法を提供する。 【解決手段】 バッジプレート１は、金属リング４との
結合によって形成され、突出した押出ピン６を２つ設
け、記章を担持するディスク５を具え、ディスク５の周
辺はリング４と強固に結合するための形状を有し、カウ
ンタープレートはピン６に対応する穴を有する。プレー
トは、少なくとも自由端に円錐形の中穴８を有するピン
と一体に金属シートから圧印加工によって形成され、カ
ウンタープレートはピンと対応する穴を構成し、該カウ
ンタープレートをプレートおよびカウンタープレート間
にエアバッグ装置の壁ハウジングを介在させた後、カウ
ンタープレートの前記穴の端縁上にプレートのピンの端
部をコーキングでリベット結合することによってプレー
トに強固に結合する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、自動車およびその他の動力車において、記章および、エアバッグ装 置のためのハウジングの前方壁上に配する類似物を取り付けるためのバッジプレ ートおよびカウンタープレートユニットに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

バッジプレート上に複製された記章または類似物（通常、自動車工場のバッジ または自動車の形式に関するロゴ）を、自動車およびその他の動力車のステアリ ングホイールの中心に取り付けることは既知の習慣である。

【０００３】 従来、前記アプリケーションは、如何なる種類の問題を生じることなく、通常 、非常に明白で単純な手段を使用する最も異なる方法で達成される。 このことは、自動車において、”エアバッグ”と言われる安全装置のますます の採用によって変わって、この安全装置は、普通、乗物のステアリングホイール に結合したハウジング内に位置決めされる。

【０００４】 既知のように、前記ハウジングの前方壁の中心部分は、普通、補強されたプラ スチック材料でなり、エアバッグ装置が始動する瞬間に、爆風によって破壊と共 に開放される。この目的のため、破壊を容易にするアンダーカットが、前記壁の 部分の３つの側面に設けられ、部分は、３つの側面から分離されると共にその４ 番目の側面でハウジングに固定されたままで、エアバッグのアウトレットを許容 するように持ち上げられる。

【０００５】

【考案が解決しようとする課題】

破壊の目的で、前記壁部分および該壁部分に接続された部分または該部分の上 に取り付けられた様々な要素は、例えば、普通、バッジプレートがステアリング ホイールの中心に位置決めされるとき、主に、対向する向きに発生する強力な加 速度で決定される非常に高い圧力にさらされている。こうした圧力は、単に開か れた前記壁部分からバッジプレートを容易に外すことできるようになり、軽くて 小さな寸法にもかかわらず、前記バッジプレートが危険な弾丸に変わることがあ り得る。

【０００６】 この種の危険を回避するため、エアバッグ装置を備えたステアリングホイール の中心にバッジプレートを使用することは、今日、こうしたプレートをテストさ れたシステムに取り付けることができ、エアバッグ装置が始動したとき、バッジ プレートが装置の壁部分に固定し続けることを保証し、プレートが前記壁から外 されることを確実に防止する。

【０００７】 上記問題に直面して、該問題は仏国特許明細書９６０４１２１号公報によって 効果的に解消される。上記公報は、バッジプレートおよびカウンタープレートで なるユニットを取り付け、バッジプレートは、自由端に円錐形の中穴を有する少 なくとも中心の突出した押出ピンと一体に金属シートから圧印加工によって形成 され、また、カウンタープレートは、前記ピンに対応する穴を構成し、該カウン タープレートおよびバッジプレート間にエアバッグ装置の壁ハウジングを介在さ せた後、カウンタープレートの前記穴の端縁上にバッジプレートの前記ピンの端 部をコーキングでリベット結合することによって、バッジプレートに強固に結合 するものである。

【０００８】 本考案は、取り付けが非常に効率的で容易であるユニットを具えることによっ て異なる解決方法を提供し、また、経済的な視野の点からかなりの利点を提供す る。

【０００９】

【課題を解決するための手段】

本考案によるユニットは、自動車およびその他の動力車において、記章および エアバッグ装置のためのハウジングの前方壁上に配する類似物を安全に取り付け るためのバッジプレートおよびカウンタープレートユニットであって、エアバッ グ装置が始動するとき、ステアリングホイールの中心で、特に、開放される前記 壁の部分にて、前記ユニットは、バッジプレートおよびカウンタープレートでな り、バッジプレートは、少なくとも自由端に円錐形の中穴を有する中心の突出し た押出ピンと一体に金属シートから圧印加工によって形成され、カウンタープレ ートは、少なくとも前記ピンと対応する穴を構成し、該カウンタープレートおよ びバッジプレート間にエアバッグ装置の壁ハウジングを介在させた後、カウンタ ープレートの前記穴の端縁上に前記バッジプレートの前記ピンの端部をコーキン グでリベット結合することによって、前記バッジプレートを強固に結合するバッ ジプレートおよびカウンタープレートユニットにおいて、バッジプレートは、金 属リングとの結合によって形成され、少なくとも前記突出した押出ピンを２つ設 け、記章を担持するディスクを具え、該ディスクの周辺は前記金属リングと強固 に結合するための形状を有し、前記カウンタープレートは前記ピンに対応する穴 を有することを特徴とするものである。

【００１０】

【考案の実施の形態】

以下、本考案の一実施形態を添付図面を参照して詳細に説明する。

【００１１】 本考案のバッチプレートおよびカウンタプレートユニットは、バッチプレート １の既知の手段に存在して、バッチプレート１の表面２上に記章３で示すような 一般に僅かな凸面を担持し、また、カウンタプレート（図示せず）の既知の手段 に存在する。

【００１２】 本考案によると、バッジプレート１は、金属リング４とディスク５との結合に よって形成される。金属リング４は、この金属リング４と一体の３つの突出ピン ６と、エアバッグ装置の壁ハウジング内に結合させるための３つのだぼ（図２の みに破線で示す）７とで構成される。突出ピン６は、その自由端部に円錐形の中 穴８を有する。ディスク５の周縁は、図３に明示したように、金属リング４に嵌 合するような形状であり、このリング４から突出するピン６は、前記ディスク５ の周縁内に形成された対応穴９に組み合わせることに適する。

【００１３】 取り付けが行われたとき、本考案によるユニットは、仏国特許明細書９６０４ １２１号公報のように、ステアリングホイールハウジングの前方壁の部分に適切 に設けたシート内に、自動車に搭載されるエアバック装置を装着し、前記部分は 、ステアリングホイールのほぼ中心にある。

【００１４】 既知のように、前記壁部分は、切断を容易にするアンダーカットによって３つ の側面上に画成され、破壊に対応して、エアバッグ装置が始動するとき、前記ハ ウジングが外れて前記装置を解放させるために開かれる。

【００１５】 前記壁部分は、本考案によるバッジプレートユニットを取り付けるため、この 金属リング４にディスク５を結合させた後、金属リング４の突出ピン６と嵌合す る３つの穴を中心部分に具える。記章３を担持するバッジプレート１の表面２は 、前記壁部分の外側に位置決めされ、そして、既知の方法で、カウンタプレート は、バッジプレート１のピン６をその穴に導入することによって前記壁部分の内 側に取り付けられる。前記ピン６の端部は、最終的に、カウンタープレートの穴 の端縁上にリベット結合され、好適な工具でコーキングを行う。ユニット全体は 、高い安定性を有する方法で自動車のエアバッグ装置を壁部分ハウジングに固定 される。

【００１６】 さらに、確実で安全なアプリケーションを許容するため、本考案のバッジプレ ートおよびカウンタープレートユニットは、使用すべき特別に高品質な材料の量 を減少させることで、できる限りコストを制限しつつ、構造および取り付けを非 常に単純にする。ディスク５は、薄い金属だけでなく、例えば、革材または合成 プラスチック材料、布材、木材、コルク材またはゴム材のように、低コストな材 料からも形成できるので、金属は、実際のところ、リング４を簡単に形成するた めに使用される。しかしながら、高品質な製品においては、ディスク５はアルミ ニウム、ステンレス鋼、黄銅またはチタンで形成され、記章３はエナメル加工に よってディスク５の上に取り付けられる。

【００１７】 本考案の保護範囲を逸脱しない限りでは、バッジプレートおよびカウンタプレ ートの形状は自由に選択することができ、また、その詳細な構造をこれら前述し た構造と異なるものに変更できることは明らかである。例えば、金属リング４は 、図示したように、３つの突出ピン６を設ける代りに、径方向に対向する２つの 突出ピン６だけで構成することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本考案によるバッジプレートの一部を（図２
の線分Ｉ−Ｉに沿って）示した断面図である。

【図２】 図１のバッジプレートを上側から示した図で
ある。

【図３】 図１のバッジプレートのリング形成部とディ
スクと間を結合部を示した図である。

【符号の説明】

１ バッジプレート ２ 表面 ３ 記章 ４ 金属リング ５ ディスク ６ 突出ピン ７ だぼ ８ 円錐形中穴 ９ 対応穴

Claims (11)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 自動車およびその他の動力車において、
   記章および、エアバッグ装置のためのハウジングの前方
   壁上に配する類似物を安全に取り付けるためのバッジプ
   レートおよびカウンタープレートユニットであって、エ
   アバッグ装置が始動するとき、ステアリングホイールの
   中心で、特に、開放される前記壁の部分でにて、前記ユ
   ニットは、バッジプレートおよびカウンタープレートで
   なり、バッジプレートは、少なくとも自由端に円錐形の
   中穴を有する中心の突出した押出ピンと一体に金属シー
   トから圧印加工によって形成され、カウンタープレート
   は、少なくとも前記ピンと対応する穴を構成し、該カウ
   ンタープレートおよびバッジプレート間にエアバッグ装
   置の壁ハウジングを介在させた後、カウンタープレート
   の前記穴の端縁上に前記バッジプレートの前記ピンの端
   部をコーキングでリベット結合することによって、前記
   バッジプレートを強固に結合するバッジプレートおよび
   カウンタープレートユニットにおいて、 バッジプレート（１）は、金属リング（４）との結合に
   よって形成され、少なくとも前記突出した押出ピン
   （６）を２つ設け、記章（３）を担持するディスク
   （５）を具え、該ディスクの周辺は前記金属リング
   （４）と強固に結合するための形状を有し、前記カウン
   タープレートは前記ピン（６）に対応する穴を有するこ
   とを特徴とするバッジプレートおよびカウンタープレー
   トユニット。
2. 【請求項２】 前記形状ディスク（５）は、前記金属リ
   ング（４）に結合され、該金属リング（４）およびエア
   バッグ装置の壁ハウジング間に位置決めされることを特
   徴とする請求項１に記載のユニット。
3. 【請求項３】 前記ディスク（５）は、金属材料からな
   り、前記記章（３）はエナメル加工によって前記ディス
   ク（５）上に取り付けられることを特徴とする請求項１
   に記載のユニット。
4. 【請求項４】 前記ディスク（５）は、アルミニウムで
   なることを特徴とする請求項１乃至３のいずれか一項に
   記載のユニット。
5. 【請求項５】 前記ディスク（５）は、革材でなること
   を特徴とする請求項１および２に記載のユニット。
6. 【請求項６】 前記ディスク（５）は、木材またはコル
   クでなることを特徴とする請求項１および２に記載のユ
   ニット。
7. 【請求項７】 前記ディスク（５）は、ゴム材でなるこ
   とを特徴とする請求項１および２に記載のユニット。
8. 【請求項８】 前記ディスク（５）は、布材でなること
   を特徴とする請求項１および２に記載のユニット。
9. 【請求項９】 前記ディスク（５）は、合成プラスチッ
   ク材料でなることを特徴とする請求項１および２に記載
   のユニット。
10. 【請求項１０】 前記金属リング（４）は、径方向に対
    向する２つの突出ピン（６）と、エアバッグ装置の壁ハ
    ウジング内に結合させるための少なくとも１つのだぼ
    （７）とを具えることを特徴とする請求項１乃至９のい
    ずれか一項に記載のユニット。
11. 【請求項１１】 前記金属リング（４）は、均等な間隔
    に配した３つの突出ピン（６）と、エアバッグ装置の壁
    ハウジング内に結合させるための３つのだぼ（７）とを
    具えることを特徴とする請求項１乃至９のいずれか一項
    に記載のユニット。