JP3064708B2 - 電波シール装置 - Google Patents

電波シール装置

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JP3064708B2
JP3064708B2 JP32162092A JP32162092A JP3064708B2 JP 3064708 B2 JP3064708 B2 JP 3064708B2 JP 32162092 A JP32162092 A JP 32162092A JP 32162092 A JP32162092 A JP 32162092A JP 3064708 B2 JP3064708 B2 JP 3064708B2
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    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05BELECTRIC HEATING; ELECTRIC LIGHT SOURCES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; CIRCUIT ARRANGEMENTS FOR ELECTRIC LIGHT SOURCES, IN GENERAL
    • H05B6/00Heating by electric, magnetic or electromagnetic fields
    • H05B6/64Heating using microwaves
    • H05B6/76Prevention of microwave leakage, e.g. door sealings
    • H05B6/763Microwave radiation seals for doors

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  • Electromagnetism (AREA)
  • Constitution Of High-Frequency Heating (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高周波電波を遮蔽する
電波シール装置に関し、特に電子レンジのように開閉自
在のドアを有する高周波機器の電波シール装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の電波シール装置(たとえ
ば、米国特許第3,182,164号明細書)は図9に示す
ような構成であった。以下、その構成について説明す
る。
【0003】図において、9は電子レンジの本体であ
り、この本体9の開口部10を開閉自在に覆い、取手1
1を有するドア12が設けられている。このドア12の
周縁部には本体9側に対向して開口した隙間部13を有
する空洞のチョーク部14が形成されている。このチョ
ーク部14の奥行15は、使用される高周波の波長の実
質的に4分の1波長に設計されている。この場合、ドア
12のチョーク部14の幅は4分の1波長以上必要であ
る。すなわち、従来電子レンジで使用されている電磁波
の周波数は、2450MHzであるので4分の1波長は
約30mmとなる。この長さのチョーク部14と対向させ
るために、本体9の開口部10に形成した周縁部16の
厚さ17は4分の1波長より大きい値となる。したがっ
て、本体9の開口部10の有効大きさは周縁部16の分
だけ小さくなる。この場合のチョーク部の実質的な深さ
は本体の開口面と平行な向きに対して4分の1波長であ
るが、図10に示すように、チョーク部の実質的な深さ
を本体の開口面に垂直な向きに対して4分の1波長にと
ることもできる。
【0004】上述のとおり従来のチョーク部14は4分
の1波長の深さとして高周波を減衰させるという技術思
想に基づいている。すなわち、チョーク部14の特性イ
ンピーダンスをZ0 、深さをLとし、終端部を短絡した
ときにチョーク部14の開口部でのインピーダンスZIN
は、式(1)に示されるようになる。
【0005】 ZIN=jZ0 tan(2πL/λ0) ‥‥‥‥‥(1) (λ0は自由空間波長) チョーク方式の電波減衰手段は、チョーク部14の深さ
Lを4分の1波長に選定することにより、式(2)に示
すように、インピーダンスZINを無限大にして達成する
という原理に基づいている。
【0006】 |ZIN|=Z0 tan(π/2)=∞ ‥‥‥‥‥(2) 以下、図10を用いて理論的に説明する。ここで説明の
都合上、図10のように凹状溝19の深さ方向をZ軸、
本体内から本体9とドア12の隙間を通って本体外へ向
かう方向をY軸、凹状溝19の長手方向にX軸を取るこ
ととする。
【0007】チョーク方式は周知の4分の1波長インピ
ーダンス変換原理に基づくものである。すなわち、凹状
溝19の特性インピーダンスをZOC、凹状溝19の深さ
を1Cとし本体9から凹状溝19に至る漏波路18の特
性インピーダンスをZOP、漏波路18の長さを1P、使
用波長をλとしたときに、図10のように凹状溝19の
底Cの短絡インピーダンスZC は零であるので凹状溝1
9の開孔部Bから底Cを見たインピーダンスZB は、式
(3)に示すようになる。
【0008】 ZB =jZOCtan(2π1C/λ) ‥‥‥‥‥(3) ここで、 1C=λ/4 と選ぶことにより、 |ZB |=∞ と変換できる。
【0009】この開口部BのインピーダンスZB を線路
始点A部でみたときのインピーダンスZA は式(4)と
なる。
【0010】 ZA =−jZOP/tan(2π1P/λ) ‥‥‥‥‥(4) ここで、 1P=λ/4 と選ぶことにより、 |ZA |=0 と変換できる。
【0011】凹状溝19の底部Cでの短絡状態が4分の
1波長インピーダンス変換原理をたくみに利用すること
で線路始点に現出することにより電波シール装置として
実用化しているものである。
【0012】漏波路18や凹状溝19に誘電率εrの誘
電体を装荷することにより誘電体内での波長λ’は自由
空間波長λの(εr)1/2倍になり、誘電率εr、透
磁率μrの磁性体を装荷することにより磁性体内での波
長λ’は自由空間波長λの(εr×μr)1/2倍にな
るが4分の1波長(λ’/4)インピーダンス原理を用
いることにより同様の効果を得られる。図10で説明す
ると、Z軸方向に凹状溝19の深さを4分の1波長にす
るとY軸方向への電波漏洩が抑えられるというものであ
る。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】図9のような従来の電
波シール装置では、チョーク部の実質的な深さは本体の
開口面と平行な向きに対して4分の1波長であるが、
10に示すように、チョーク部の実質的な深さを本体の
開口面に垂直な向きに対して4分の1波長にとることも
できる。平行な向きの場合は、周縁部16の厚さ17は
4分の1波長より大きい値となり電子レンジ本体の庫内
の有効大きさおよび開口部の大きさが小さくなるという
課題があった。垂直な向きの場合は、ドアの厚みが4分
の1波長より大きい値が必要となり、電子レンジの体積
の全体に占めるドア部分の割合が大きくなり電子レンジ
本体の庫内の有効大きさが小さくなるという課題があっ
た。
【0014】さらに、図9に示したように従来のチョー
ク部を板金で達成するには、複雑な折曲げやスポット溶
接などが必要であるという課題があった。
【0015】本発明は上記課題を解決するもので、従来
より簡単な構造で小型の電波シール装置を提供すること
を目的としている。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の電波シール装置は、被加熱物を収納する加
熱室と、これに高周波エネルギーを供給する高周波発生
装置と、前記加熱室に被加熱物を出し入れする加熱室開
口部と、前記加熱室開口部を開閉自在に覆うドアと、前
記加熱室開口部に設けられた導電材からなる周壁面を有
する本体と、この周壁面に対向するドア周壁面よりな
り、前記開口部周壁面とこれに対向するドア周壁面の少
なくとも一方に凹状溝を設け、前記凹状溝の外側壁に凹
状溝の内側に折れ曲がったエッジ部を設け、前記凹状溝
の外側壁とエッジ部に複数のスリット部を設け、前記凹
状溝の外側壁の下部に補強部を設け、前記補強部に前記
エッジ部の凹状溝の長手方向の幅より大きな幅の孔部を
設ける構成とする。
【0017】
【作用】本発明は上記した構成によって、従来のように
複雑な折り曲げやスポット溶接の必要のない簡単な構造
で、より小型の電波シール装置を提供することができ
る。
【0018】
【実施例】以下、本発明の第1の実施例を図1、図2、
図3、および(表1)に基づいて説明する。
【0019】これらの図に示すように、電子レンジ本体
1は被加熱物を収納する加熱室と、これに高周波エネル
ギーを供給する高周波発生装置と、前記加熱室に被加熱
物を出し入れする加熱室開口部と、前記加熱室開口部を
開閉自在に覆うドア2と、前記加熱室開口部に設けられ
た導電材からなる周壁面を有する本体であり、内部に電
波が供給されるもので、ドア2を開閉自在に設け、ドア
2に凹状溝3を設けている。本体のドアと対向する部分
が本体の周壁面であり、ドア周辺の本体と対向する部分
がドアの周壁面である。凹状溝の外側壁4に凹状溝の内
側に折れ曲がったエッジ部5を設け、外側壁4とエッジ
部5に複数のスリット部6が設けられている。凹状溝の
開口部にカバー8が設けられている。外側壁4およびエ
ッジ部5は、ピッチP=20mm、板金幅b=15mm、ス
リット部幅5mmとしてあり、本体1とのギャップG=1
mm、コンタクト部C=6mm、隙間幅S=3mm、エッジ幅
D=8mm、トップTop=2mm、溝幅W=10mm、深さL
21mmとしてある。凹状溝3の外側壁4の下部に高さ
Hの補強部を設け、前記補強部に前記エッジ部の凹状溝
の長手方向の幅より大きな幅b1の孔部を設ける構成と
することにより、外側壁と底面の間の折曲げ部分が曲げ
易くなる。これは、スリット部6の幅aよりも補強部の
下部の幅a1が細いため、スリット部6に幅aより小さ
く幅a1より大きな金型を入れることによって、外側壁
と底面の間の折曲げ部分を簡単に曲げることができる。
この時電波漏洩値PL は0.09mW/cm2 であった。
従来の電波シール装置では使用周波数の4分の1波長す
なわち約30mmの深さが必要であったが本発明では深さ
L=21mmと4分の1波長より小さい深さで電波シール
が達成できる。また、溝幅W=10mmと4分の1波長よ
り小さい寸法となっている。また、実用上はスリット部
および隙間部にはカバーを設け、異物の侵入を防止す
る。本発明によって以上のように簡単な構造で深さおよ
び溝幅供に4分の1波長より小さく小型の電波シール装
置ができる。
【0020】以下、本発明の第2の実施例を図4および
(表1)に基づいて説明する。
【0021】これらの図に示すように、電子レンジ本体
1は被加熱物を収納する加熱室と、これに高周波エネル
ギーを供給する高周波発生装置と、前記加熱室に被加熱
物を出し入れする加熱室開口部と、前記加熱室開口部を
開閉自在に覆うドア2と、前記加熱室開口部に設けられ
た導電材からなる周壁面を有する本体であり、内部に電
波が供給されるもので、ドア2を開閉自在に設け、ドア
2に凹状溝3を設けている。本体のドアと対向する部分
が本体の周壁面であり、ドア周辺の本体と対向する部分
がドアの周壁面である。凹状溝の外側壁4に凹状溝の内
側に折れ曲がったエッジ部5を設け、外側壁4とエッジ
部5に複数のスリット部6が設けられている。凹状溝の
開口部にカバー8が設けられている。外側壁4およびエ
ッジ部5は、ピッチP=20mm、板金幅b=15mm、ス
リット部幅5mmとしてあり、本体1とのギャップG=1
mm、コンタクト部C=6mm、隙間幅S=3mm、エッジ幅
=8mm、トップTop=2mm、溝幅W=10mm、深さL
=18mmとしてある。凹状溝3の外側壁4の下部に高さ
Hの補強部を設け、前記補強部に前記エッジ部の凹状溝
の長手方向の幅より大きな幅b1の孔部を設ける構成と
することにより、外側壁と底面の間の折曲げ部分が曲げ
易くなる。これは、スリット部6の幅aよりも補強部の
下部の幅a1が細いため、スリット部6に幅aより小さ
く幅a1より大きな金型を入れることによって、外側壁
と底面の間の折曲げ部分を簡単に曲げることができる。
この時電波漏洩値PL は0.10mW/cm2 であった。
従来の電波シール装置では使用周波数の4分の1波長す
なわち約30mmの深さが必要であったが本発明では深さ
L=18mmと4分の1波長より小さい深さで電波シール
が達成できる。また、溝幅W=10mmと4分の1波長よ
り小さい寸法となっている。また、外側壁4に孔部を設
け、外側壁4の幅をW1とW2に分割することにより分
割しない場合に比べて強度が向上する。この形は凹状溝
3の外側壁4の幅がエッジ部5の幅より小さくなってい
ることにより深さL=18mmとなり、第1の実施例より
小型にすることができる。また、実用上はスリット部お
よび隙間部にはカバーを設け、異物の侵入を防止する。
本発明によって以上のように簡単な構造で深さおよび溝
幅供に4分の1波長より小さく小型の電波シール装置が
できる。
【0022】以下、本発明の第3の実施例を図5および
(表1)に基づいて説明する。
【0023】外側壁4のスリット部6の下部に高さHの
補強部を設け、凹状溝3の外側壁4に孔部を設け、外側
壁4の幅をW1とW2に分割することで外側壁4の幅を
エッジ部5の幅より小さくし、前記孔部の幅を前記補強
部の高さより低い部分の高さh2の部分だけ前記エッジ
部の凹状溝の長手方向の幅より大きくした構成とするこ
とにより、外側壁と底面の間の折曲げ部分が曲げ易くな
る。これは、スリット部6の幅aよりも補強部の下部の
幅a1が細いため、スリット部6の幅aより小さく幅a
1より大きな金型を入れることによって、外側壁と底面
の間の折曲げ部分を簡単に曲げることができる。この構
成にすることにより、第2の実施例よりも深さLがL=
16mmと小さくて済みより小型の電波シール装置にでき
る。
【0024】以下、本発明の第4の実施例を図6および
(表1)に基づいて説明する。
【0025】凹状溝3の外側壁4の下部に補強部を設
け、前記凹状溝3の底面に前記エッジ部5の凹状溝の長
手方向の幅より大きくした孔部を設けることにより、ス
リット部6の幅aより小さく幅a1より大きな金型を当
てて底面部分で曲げれば、エッジ部5がじゃまにならず
に曲げることができるので、より作り易い構造となる。
【0026】以下、本発明の第5の実施例を図7および
(表1)に基づいて説明する。
【0027】エッジ部5の折り曲げ部側をC3とC4に
分割することで、エッジ部5の折り曲げ部側の幅をエッ
ジ部5の先端部側の幅より小さくし、外側壁4の幅をW
1とW2に分割することによりエッジ部5の孔部分と外
側壁4の孔部分が一つになり、凹状溝3の外側壁4の下
部に補強部を設け、幅b3より大きく幅C2より小さい
金型をC2部分に挿入することにより、外側壁4と底面
の間の折曲げ部をも曲げることができ、補強部の下部の
幅a1より大きくスリット部の幅aより小さい金型をス
リット部に挿入することにより、外側壁4と底面の間の
折曲げ部をも曲げることができる。従って、より作り易
くなる。
【0028】以下、本発明の第6の実施例を図8および
(表1)に基づいて説明する。
【0029】エッジ部5の折り曲げ部側をC3とC4に
分割することで、エッジ部5の折り曲げ部側の幅をエッ
ジ部5の先端部側の幅より小さくし、外側壁4の幅をW
1とW2に分割することによりエッジ部5の孔部分と外
側壁4の孔部分が一つになる。凹状溝3の外側壁4の下
部に補強部を設け、外側壁4の足部の幅W1とW2より
大きな幅E2の孔部を設けることにより、この孔部に凹
状溝3の底面の下方から金型が挿入でき、エッジ部5と
外側壁4の間の折曲げ部分を曲げることができるので、
より作り易くなる。
【0030】
【表1】
【0031】
【発明の効果】以上のように本発明の電波シール装置に
よれば、下記の効果がある。
【0032】(1)被加熱物を収納する加熱室と、これ
に高周波エネルギーを供給する高周波発生装置と、前記
加熱室に被加熱物を出し入れする加熱室開口部と、前記
加熱室開口部を開閉自在に覆うドアと、前記加熱室開口
部に設けられた導電材からなる周壁面を有する本体と、
この周壁面に対向するドア周壁面よりなり、前記開口部
周壁面とこれに対向するドア周壁面の少なくとも一方に
凹状溝を設け、前記凹状溝の外側壁に凹状溝の内側に折
れ曲がったエッジ部を設け、前記凹状溝の外側壁とエッ
ジ部に複数のスリット部を設け、前記凹状溝の外側壁の
下部に補強部を設け、前記補強部に前記エッジ部の凹状
溝の長手方向の幅より大きな幅の孔部を設ける構成とす
ることにより、従来の構造のように板金を複雑に曲げた
り、スポット溶接したりすることがなく、簡単な構造で
あり、製造工程が少なくて済むので作りやすい。補強部
を設けることにより、設けない場合に比べて外側壁の外
部からの力に対して強度が向上し曲がり難くなるという
効果があり、前記補強部に前記エッジ部の凹状溝の長手
方向の幅より大きな幅の孔部を設ける構成とすることに
より、製造上補強部の部分を曲げ易くすることができる
という効果がある。
【0033】(2)被加熱物を収納する加熱室と、これ
に高周波エネルギーを供給する高周波発生装置と、前記
加熱室に被加熱物を出し入れする加熱室開口部と、前記
加熱室開口部を開閉自在に覆うドアと、前記加熱室開口
部に設けられた導電材からなる周壁面を有する本体と、
この周壁面に対向するドア周壁面よりなり、前記開口部
周壁面とこれに対向するドア周壁面の少なくとも一方に
凹状溝を設け、前記凹状溝の外側壁に凹状溝の内側に折
れ曲がったエッジ部を設け、前記凹状溝の外側壁とエッ
ジ部に複数のスリット部を設け、前記外側壁のスリット
部の下部に補強部を設け、前記凹状溝の外側壁に孔部を
設けて前記外側壁の幅をエッジ部の幅より小さくし、前
記補強部の高さより低い部分の前記孔部の幅を前記エッ
ジ部の凹状溝の長手方向の幅より大きくした構成とする
とすることによって、具体的には、外側壁4のスリット
部6の下部の高さHの補強部を設け、凹状溝3の外側壁
4に孔部を設け、外側壁4の幅をW1とW2に分割する
ことで外側壁4の幅をエッジ部5の幅より小さくし、前
記孔部の幅を前記補強部の高さより低い部分の高さh2
の部分だけ前記エッジ部の凹状溝の長手方向の幅より大
きくした構成とすることにより、外側壁と底面の間の折
曲げ部分が曲げ易くなる。これは、スリット部6の幅a
よりも補強部の下部の幅a1が細いため、スリット部6
に幅aより小さく幅a1より大きな金型を入れることに
よって、外側壁と底面の間の折曲げ部分を簡単に曲げる
ことができる。この構成にすることにより、第1の実施
例よりも深さLが小さくて済みより小型の電波シール装
置にできるという効果がある。
【0034】(3)被加熱物を収納する加熱室と、これ
に高周波エネルギーを供給する高周波発生装置と、前記
加熱室に被加熱物を出し入れする加熱室開口部と、前記
加熱室開口部を開閉自在に覆うドアと、前記加熱室開口
部に設けられた導電材からなる周壁面を有する本体と、
この周壁面に対向するドア周壁面よりなり、前記開口部
周壁面とこれに対向するドア周壁面の少なくとも一方に
凹状溝を設け、前記凹状溝の外側壁に凹状溝の内側に折
れ曲がったエッジ部を設け、前記凹状溝の外側壁とエッ
ジ部に複数のスリット部を設け、前記凹状溝の外側壁の
下部に補強部を設け、前記凹状溝の底面に前記エッジ部
の凹状溝の長手方向の幅より大きくした孔部を設ける構
成とすることにより、具体的には、凹状溝3の外側壁4
の下部に補強部を設け、前記凹状溝3の底面に前記エッ
ジ部5の凹状溝の長手方向の幅より大きくした孔部を設
けることにより、スリット部6に幅aより小さく幅a1
より大きな金型を当てて底面部分で曲げれば、エッジ部
5がじゃまにならずに曲げることができるので、より作
り易い構造となるという効果がある。
【0035】(4)被加熱物を収納する加熱室と、これ
に高周波エネルギーを供給する高周波発生装置と、前記
加熱室に被加熱物を出し入れする加熱室開口部と、前記
加熱室開口部を開閉自在に覆うドアと、前記加熱室開口
部に設けられた導電材からなる周壁面を有する本体と、
この周壁面に対向するドア周壁面よりなり、前記開口部
周壁面とこれに対向するドア周壁面の少なくとも一方に
凹状溝を設け、前記凹状溝の外側壁に凹状溝の内側に折
れ曲がったエッジ部を設け、前記凹状溝の外側壁とエッ
ジ部に複数のスリット部を設け、前記エッジ部に孔部を
設けて前記エッジ部の折り曲げ部側の幅を先端部側の幅
より小さくし、前記外側壁に孔部を設けて前記外側壁の
幅を前記エッジ部の先端部の幅より小さくし、前記凹状
溝の外側壁の下部に補強部を設け、前記補強部に前記外
側壁の足部の幅より大きな幅の孔部を設けた構成とする
ことにより、具体的には、エッジ部5の折り曲げ部側を
C3とC4に分割することで、エッジ部5の折り曲げ部
側の幅をエッジ部5の先端部側の幅より小さくし、外側
壁4の幅をW1とW2に分割することによりエッジ部5
の孔部分と外側壁4の孔部分が一つになり、凹状溝3の
外側壁4の下部に補強部を設け、幅b3より大きく幅C
2より小さい金型をC2部分に挿入することにより、外
側壁4と底面の間の折曲げ部をも曲げることができ、補
強部の下部の幅a1より大きくスリット部の幅aより小
さい金型をスリット部に挿入することにより、外側壁4
と底面の間の折曲げ部をも曲げることができる。従っ
て、外側壁を一つの金型で曲げられるので、より作り易
くなるという効果がある。
【0036】(5)被加熱物を収納する加熱室と、これ
に高周波エネルギーを供給する高周波発生装置と、前記
加熱室に被加熱物を出し入れする加熱室開口部と、前記
加熱室開口部を開閉自在に覆うドアと、前記加熱室開口
部に設けられた導電材からなる周壁面を有する本体と、
この周壁面に対向するドア周壁面よりなり、前記開口部
周壁面とこれに対向するドア周壁面の少なくとも一方に
凹状溝を設け、前記凹状溝の外側壁に凹状溝の内側に折
れ曲がったエッジ部を設け、前記凹状溝の外側壁とエッ
ジ部に複数のスリット部を設け、前記エッジ部に孔部を
設けて前記エッジ部の折り曲げ部側の幅を先端部側の幅
より小さくし、前記外側壁に孔部を設けて前記外側壁の
幅を前記エッジ部の先端部の幅より小さくし、前記凹状
溝の外側壁の下部に補強部を設け、前記凹状溝の底面に
前記外側壁の足部の幅より大きくした孔部を設ける構成
とすることにより、具体的には、エッジ部5の折り曲げ
部側をC3とC4に分割することで、エッジ部5の折り
曲げ部側の幅をエッジ部5の先端部側の幅より小さく
し、外側壁4の幅をW1とW2に分割することによりエ
ッジ部5の孔部分と外側壁4の孔部分が一つになり、凹
状溝3の外側壁4の下部に補強部を設け、外側壁4の足
部の幅W1とW2より大きな幅E2の孔部を設けること
により、この孔部に凹状溝3の底面の下方から金型が挿
入でき、エッジ部5と外側壁4の間の折曲げ部分を曲げ
ることができるので、より作り易くなるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の電波シール装置の要部
切欠斜視図
【図2】同電波シール装置を備えた電子レンジの要部断
面図
【図3】(イ)第1の実施例の電波シール装置の要部断
面図 (ロ)第1の実施例の電波シール装置の要部の平面図 (ハ)第1の実施例の電波シール装置の側面図
【図4】(イ)第2の実施例の電波シール装置の要部断
面図 (ロ)第2の実施例の電波シール装置の要部の平面図 (ハ)第2の実施例の電波シール装置の側面図
【図5】(イ)第3の実施例の電波シール装置の要部断
面図 (ロ)第3の実施例の電波シール装置の要部の平面図 (ハ)第3の実施例の電波シール装置の側面図
【図6】(イ)第4の実施例の電波シール装置の要部断
面図 (ロ)第4の実施例の電波シール装置の要部の平面図 (ハ)第4の実施例の電波シール装置の側面図
【図7】(イ)第5の実施例の電波シール装置の要部断
面図 (ロ)第5の実施例の電波シール装置の要部の平面図 (ハ)第5の実施例の電波シール装置の側面図
【図8】(イ)第6の実施例の電波シール装置の要部断
面図 (ロ)第6の実施例の電波シール装置の要部の平面図 (ハ)第6の実施例の電波シール装置の側面図
【図9】従来の電波シール装置を備えた電子レンジの要
部断面図
【図10】同電波シール装置の要部拡大断面図
【符号の説明】
1 本体 2 ドア 3 凹状溝 4 外側壁 5 エッジ部 6 スリット部 7 コンタクト部 8 カバー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭56−97989(JP,A) 特開 昭63−216287(JP,A) 特開 昭61−160997(JP,A) 実開 昭51−72855(JP,U) 実開 昭60−130596(JP,U) 特公 昭63−16865(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H05B 6/76 F24C 7/02 521

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被加熱物を収納する加熱室と、これに高周
    波エネルギーを供給する高周波発生装置と、前記加熱室
    に被加熱物を出し入れする加熱室開口部と、前記加熱室
    開口部を開閉自在に覆うドアと、前記加熱室開口部に設
    けられた導電材からなる周壁面を有する本体と、この周
    壁面に対向するドア周壁面よりなり、前記開口部周壁面
    とこれに対向するドア周壁面の少なくとも一方に凹状溝
    を設け、前記凹状溝の外側壁に凹状溝の内側に折れ曲が
    ったエッジ部を設け、前記凹状溝の外側壁とエッジ部に
    複数のスリット部を設け、前記凹状溝の外側壁の下部に
    補強部を設け、前記補強部に前記エッジ部の凹状溝の長
    手方向の幅より大きな幅の孔部を設ける構成とする電波
    シール装置。
  2. 【請求項2】被加熱物を収納する加熱室と、これに高周
    波エネルギーを供給する高周波発生装置と、前記加熱室
    に被加熱物を出し入れする加熱室開口部と、前記加熱室
    開口部を開閉自在に覆うドアと、前記加熱室開口部に設
    けられた導電材からなる周壁面を有する本体と、この周
    壁面に対向するドア周壁面よりなり、前記開口部周壁面
    とこれに対向するドア周壁面の少なくとも一方に凹状溝
    を設け、前記凹状溝の外側壁に凹状溝の内側に折れ曲が
    ったエッジ部を設け、前記凹状溝の外側壁とエッジ部に
    複数のスリット部を設け、前記外側壁のスリット部の下
    部に補強部を設け、前記凹状溝の外側壁に孔部を設けて
    前記外側壁の幅をエッジ部の幅より小さくし、前記補強
    部の高さより低い部分の前記孔部の幅を前記エッジ部の
    凹状溝の長手方向の幅より大きくした構成とする電波シ
    ール装置。
  3. 【請求項3】被加熱物を収納する加熱室と、これに高周
    波エネルギーを供給する高周波発生装置と、前記加熱室
    に被加熱物を出し入れする加熱室開口部と、前記加熱室
    開口部を開閉自在に覆うドアと、前記加熱室開口部に設
    けられた導電材からなる周壁面を有する本体と、この周
    壁面に対向するドア周壁面よりなり、前記開口部周壁面
    とこれに対向するドア周壁面の少なくとも一方に凹状溝
    を設け、前記凹状溝の外側壁に凹状溝の内側に折れ曲が
    ったエッジ部を設け、前記凹状溝の外側壁とエッジ部に
    複数のスリット部を設け、前記凹状溝の外側壁の下部に
    補強部を設け、前記凹状溝の底面に前記エッジ部の凹状
    溝の長手方向の幅より大きくした孔部を設ける構成とす
    る電波シール装置。
  4. 【請求項4】被加熱物を収納する加熱室と、これに高周
    波エネルギーを供給する高周波発生装置と、前記加熱室
    に被加熱物を出し入れする加熱室開口部と、前記加熱室
    開口部を開閉自在に覆うドアと、前記加熱室開口部に設
    けられた導電材からなる周壁面を有する本体と、この周
    壁面に対向するドア周壁面よりなり、前記開口部周壁面
    とこれに対向するドア周壁面の少なくとも一方に凹状溝
    を設け、前記凹状溝の外側壁に凹状溝の内側に折れ曲が
    ったエッジ部を設け、前記凹状溝の外側壁とエッジ部に
    複数のスリット部を設け、前記エッジ部に孔部を設けて
    前記エッジ部の折り曲げ部側の幅を先端部側の幅より小
    さくし、前記外側壁に孔部を設けて前記外側壁の幅を前
    記エッジ部の先端部の幅より小さくし、前記凹状溝の外
    側壁の下部に補強部を設け、前記補強部に前記外側壁の
    足部の幅より大きな幅の孔部を設けた構成とする電波シ
    ール装置。
  5. 【請求項5】被加熱物を収納する加熱室と、これに高周
    波エネルギーを供給する高周波発生装置と、前記加熱室
    に被加熱物を出し入れする加熱室開口部と、前記加熱室
    開口部を開閉自在に覆うドアと、前記加熱室開口部に設
    けられた導電材からなる周壁面を有する本体と、この周
    壁面に対向するドア周壁面よりなり、前記開口部周壁面
    とこれに対向するドア周壁面の少なくとも一方に凹状溝
    を設け、前記凹状溝の外側壁に凹状溝の内側に折れ曲が
    ったエッジ部を設け、前記凹状溝の外側壁とエッジ部に
    複数のスリット部を設け、前記エッジ部に孔部を設けて
    前記エッジ部の折り曲げ部側の幅を先端部側の幅より小
    さくし、前記外側壁に孔部を設けて前記外側壁の幅を前
    記エッジ部の先端部の幅より小さくし、前記凹状溝の外
    側壁の下部に補強部を設け、前記凹状溝の底面に前記外
    側壁の足部の幅より大きくした孔部を設ける構成とする
    電波シール装置。
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