JP3064104B2 - 双ドラム式連続鋳造設備の鋳片先導装置 - Google Patents

双ドラム式連続鋳造設備の鋳片先導装置

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JP3064104B2
JP3064104B2 JP4166096A JP16609692A JP3064104B2 JP 3064104 B2 JP3064104 B2 JP 3064104B2 JP 4166096 A JP4166096 A JP 4166096A JP 16609692 A JP16609692 A JP 16609692A JP 3064104 B2 JP3064104 B2 JP 3064104B2
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洋一 脇山
彰実 真加部
秀毅 岡
裕充 芳賀
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Nippon Steel Corp
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Nippon Steel Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は双ドラム式連続鋳造設備
において、鋳造開始時の帯状鋳片を巻取り機に先導する
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図5は、従来の鋳片先導装置の概念を示
す側面図である。図5に示すように、従来の鋳片先導装
置は、長尺のダミーシート60を搬送ローラ55上に載
置してタンゼンシャルロール57及びピンチロール56
によってこれを挟持し、その後端部を巻取りボビン58
にボルト59によって連結する。
【0003】そして、ダミーシート60を、その先端部
が一対の冷却ドラム51とサイド堰52とから成る湯溜
り部53に突出するように、双方の冷却ドラム51によ
って挟持し、帯状鋳片の連続鋳造に備える。
【0004】次に湯溜り部53に溶湯を連続して供給
し、冷却ドラム51、ピンチロール56及び巻取りボビ
ン58を回転すると、冷却ドラム51によって冷却され
て凝固し、ダミーシート60の先端部に溶着した帯状鋳
片40がダミーシート60に先導されて、巻取りボビン
58に供給される。巻取りボビン58は、ダミーシート
60と共に、前記帯状鋳片を巻取る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】冷却ドラム51と巻取
りボビン58とは互いに離して配置されているので、従
来の鋳片先導装置では非常に長尺のダミーシート60を
必要とする。従って、ダミーシート60のタンゼンシャ
ルロール57、搬送ローラ55、ピンチロール56、巻
取りボビン58への設定や、その先端部を双方の冷却ド
ラム51で挟持する際の作業には多大の労力を必要とし
能率が悪く長時間を要するものであった。
【0006】本発明は、従来の装置にみられたこのよう
な欠点がなく、簡単に設定できて作業時間を大幅に短縮
することのできる鋳片先導装置を提供することを課題と
している。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明では、先端部が冷
却ドラム間の湯溜り部に突き出し後端部が冷却ドラムの
下方へ懸吊されるダミーシートと、同ダミーシートの下
端に装着されるカップリングと、同カップリングの下方
に配置され下降して来るカップリング、ダミーシート及
び帯状鋳片の進行を水平方向に変更するガイドシュート
と、水平に列設された搬送ローラ上を走行可能に配設さ
れ前記カップリングと装着されるスレッドで鋳片先導装
置を構成する。
【0008】また、本発明では、前記ダミーシートとし
て、先端部は前記湯溜り部に突出するが後端部は帯状鋳
片を水平方向に送給するピンチロールで挟持される長め
のものを使い、前記ダミーシートの後端部に装着される
カップリングを備えたスレッドを設けて鋳片先導装置を
構成する。
【0009】
【作用】本発明によれば、帯状鋳片の連続鋳造開始に際
し、ダミーシートの後端部にカップリングを装着し、こ
のダミーシートを先端部が湯溜り部に突出するように双
方の冷却ドラムによって挟持し、このダミーシート及び
カップリングを冷却ドラムの下方に懸吊する。
【0010】次に、冷却ドラム対によって形成された湯
溜り部に溶湯を連続して供給し、冷却ドラムによって冷
却して帯状鋳片に凝固させながら冷却ドラムを回転し、
カップリング、ダミーシート及びこのダミーシートの先
端部に溶着した帯状鋳片を下降させ、ガイドシュートに
よってその進行を水平方向に変更する。そして、前記カ
ップリングを搬送ローラ上で待機しているスレッドに迅
速に連結し、次工程に送給する。
【0011】また、先端部は前記湯溜り部に突出する
が、後端部は水平方向に送給するピンチロールで挟持さ
れるようにした長めのダミーシートを使うようにした本
発明による鋳片先導装置によるときは、帯状鋳片の連続
鋳造開始に際し、ダミーシートの先端部が湯溜り部に突
出するように双方の冷却ドラムによって挟持すると共
に、後端部を搬送ローラ上に載置し、カップリングを装
着する。そして、ピンチロールによってこのダミーシー
トを挟持し、搬送ローラ上で待機しているスレッドを移
動して、カップリングに連結する。
【0012】次に、溶湯を湯溜り部に連続して供給し、
冷却ドラムによって冷却して帯状鋳片に凝固させながら
冷却ドラムを回転し、ピンチロールによってダミーシー
ト、カップリング及びスレッドを次工程に送給する。以
上のようにしてカップリングとスレッドの着脱を迅速に
行い鋳片先導を少い労力、時間で完了することができ
る。
【0013】
【実施例】以下、本発明による装置を図示した実施例に
基いて具体的に説明する。図5を用いて説明した従来の
装置と同一の部材には同一の符号を付し、重複する説明
を省略する。
【0014】図1は本発明の第1実施例に係る鋳片先導
装置を設定した状態の概念を示す側面図、図2は帯状鋳
片の連続鋳造を開始した状態の概念を示す側面図、図3
は図2の要部を拡大し、板幅方向の中央部を破断した側
面図である。
【0015】図1から図3において、1はカップリング
であり、該カップリング1は、コネクタ2と、このコネ
クタ2に螺合された皿ねじ3と、このコネクタ2に上方
へ回動するように枢着されたフック4とによって構成さ
れている。
【0016】11はスレッドであり、その先端部にはラ
ッチ12が自重によって回動するように枢着され、搬送
ローラ55上に載置されている。7はガイドシュートで
あり、冷却ドラム51の下方に配置されている。8はガ
イドロールである。20は、回転ドラム式の走間シャ
ー、30は巻取り機である。
【0017】次に本実施例による装置の作用について説
明する。図1に示すように、後端部にカップリング1を
装着したダミーシート10を双方の冷却ドラム51によ
って挟持し、その先端部を湯溜り部53に突出させ、連
続鋳造開始の準備をする。
【0018】次に、湯溜り部53に溶湯を連続して供給
し、冷却ドラム51を回転すると、図2に示すように溶
湯は冷却ドラム51によって冷却されて凝固し、ダミー
シート10の先端部に溶着した帯状鋳片40がカップリ
ング1及びダミーシート10によって先導されて下降
し、ガイドシュート7によってタンゼンシャルロール5
7から搬送ローラ55に送給される。このとき、図3に
示すカップリング1のコネクタ2とフック4は、ガイド
シュート7の曲面に沿って折れ曲る。
【0019】次に、搬送ローラ55上を進行するカップ
リング1は、ピンチロール56、ガイドロール8を通過
し、そのフック4が待機しているスレッド11の先端部
に当接してラッチ12を押上げて通過すると、ラッチ1
2がその自重で下降してフック4と係合し、カップリン
グ1とスレッド11とが連結される。
【0020】このスレッド11を搬送ローラ55上を進
行させ、走間シャー20によって、帯状鋳片40の板厚
増加部41から所定の板厚になる切断部42を切断す
る。そして、スレッド11、カップリング1、ダミーシ
ート10及び切断した板厚増加部41を、巻取機30の
図中右方の搬送ローラ55上へ通過させ、ピンチロール
56及び搬送ローラ55によって送給される帯状鋳片4
0を巻取り機30によってコイル状に巻取る。
【0021】本実施例では、カップリング1のフック4
とスレッド11のラッチ12とを簡単な構造で容易に係
合させることができるので、進行するダミーシート10
を、待機しているスレッド11と迅速に連結することが
可能になる。
【0022】図4は、本発明の第2実施例に係る鋳片先
導装置を設定した状態の概念を示す側面図である。この
第2実施例では、ダミーシート15をその後端部がピン
チロール56の先方まで届くように長くしてその先端部
を双方の冷却ドラム51で挟持すると共に、後端部に搬
送ローラ55上に載置して第1実施例と同一のカップリ
ング1を装着し、ピンチロール56及びタンゼンシャル
ロール57によってダミーシート15を挟持する。
【0023】そして、搬送ローラ55上のスレッド11
をカップリング1に移動して連結するものである。その
他の構成及び作用は、第1実施例の装置と同じである。
【0024】この第2実施例では、第1実施例と比較し
て、ガイドシュート7が不要になり、カップリング1を
ガイドシュート7、タンゼンシャルロール57、ピンチ
ロール56に通過させなくてよいので、連続鋳造の開始
時の帯状鋳片の先導が容易になる。
【0025】以上本発明を図示した実施例に基いて具体
的に説明したが、カップリングやスレッド等の具体的構
造、形状などは図示したものに限定されず本発明の範囲
内で種々の変更を加え、或は別の機構のものを採用して
良いことはいうまでもない。
【0026】
【発明の効果】本発明では、搬送ローラ上を水平方向に
移動するスレッドと、ダミーシートをスレッドに着脱す
るカップリングと、下降するカップリング及びダミーシ
ートを水平方向にガイドするガイドシュートとを設けた
ことにより、ダミーシートの長さを大幅に短かくするこ
とができるので、このダミーシートを冷却ドラムに簡単
に設定することができる。従って、鋳片先導装置の設定
する作業が容易になり、その作業時間を大幅に短縮する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る、鋳片先導装置を設
定した状態を示す双ドラム式連続鋳造設備の側面概念
図。
【図2】連続鋳造を開始した状態を示す側面概念図。
【図3】図2の要部を拡大した破断側面図。
【図4】本発明の第2実施例に係る、鋳片先導装置を設
定した状態を示す側面概念図。
【図5】従来の鋳片先導装置を設定した状態を示す側面
概念図。
【符号の説明】
1 カップリング 7 ガイドシュート 10 ダミーシート 11 スレッド 15 ダミーシート 40 帯状鋳片 50 溶湯 51 冷却ドラム 52 サイド堰 53 湯溜り部 55 搬送ローラ 56 ピンチロール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岡 秀毅 山口県光市大字島田3434 新日本製鐵株 式会社光製鐵所内 (72)発明者 芳賀 裕充 山口県光市大字島田3434 新日本製鐵株 式会社光製鐵所内 (56)参考文献 特開 平5−293605(JP,A) 特開 昭63−97339(JP,A) 特開 平4−33753(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B22D 11/06 330 B22D 11/08

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相反する方向に回転する一対の冷却ドラ
    ムと、同冷却ドラムの両端面に当接された一対のサイド
    堰とによって形成された湯溜り部に溶湯を供給して凝固
    させ、帯状鋳片を連続して鋳造する双ドラム式連続鋳造
    設備において、前記双方の冷却ドラムに挟持され、先端
    部が前記湯溜り部に突出し、後端部が前記冷却ドラムの
    下方へ懸吊されたダミーシートと、同ダミーシートの下
    端に装着されるカップリングと、同カップリングの下方
    に配置され下降して来る前記カップリング、ダミーシー
    ト及び帯状鋳片の進行を水平方向に変更するガイドシュ
    ートと、水平方向に列設された搬送ローラ上を走行可能
    に配置され前記カップリングと着脱されるスレッドとを
    設けて成ることを特徴とする双ドラム式連続鋳造設備の
    鋳片先導装置。
  2. 【請求項2】相反する方向に回転する一対の冷却ドラム
    と、同冷却ドラムの両端面に当接された一対のサイド堰
    とによって形成された湯溜り部に溶湯を供給して凝固さ
    せた帯状鋳片を下方へ排出し、同帯状鋳片をピンチロー
    ルによって搬送ローラ上を水平方向に送給する双ドラム
    式連続鋳造設備において、前記双方の冷却ドラムに挟持
    されるダミーシートと、同ダミーシートの後端部に装着
    されるカップリングを備えたスレッドとを設けて成るこ
    とを特徴とする双ドラム式連続鋳造設備の鋳片先導装
    置。
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