JP3063849U - 立体模様ディスプレイ - Google Patents

立体模様ディスプレイ

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JP3063849U
JP3063849U JP1999003223U JP322399U JP3063849U JP 3063849 U JP3063849 U JP 3063849U JP 1999003223 U JP1999003223 U JP 1999003223U JP 322399 U JP322399 U JP 322399U JP 3063849 U JP3063849 U JP 3063849U
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JP
Japan
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pattern
transparent sheet
dimensional
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pattern display
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Expired - Lifetime
Application number
JP1999003223U
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English (en)
Inventor
良二 皆吉
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Nissha Printing Co Ltd
Original Assignee
Nissha Printing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡易な構成で軽量、薄型の立体模様ディスプ
レイを提供する。 【解決手段】 多数の細線からなる下部模様2が形成さ
れた基材1の上に、多数の細線からなる上部模様4が形
成された透明シート3を一部分が密着しないように積層
される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は、商品広告用などに用いる立体模様ディスプレイに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の立体模様ディスプレイとしては、多数の細線からなる下部模様が形成さ れた基材と、多数の細線からなる上部模様が形成された透明シートとを重ね合わ せ、基材または透明シートを回転運動や往復運動をさせることにより、下部模様 と上部模様とによって表現されるモアレを次々と変化させて表現するものがあっ た。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、上記の立体模様ディスプレイは、基材または透明シートをモーターな どの動力源によって駆動する必要があるため、ディスプレイが大掛かりとなりコ スト高の要因となっていた。また、重量が大きくなり、ある程度の奥行きを必要 とするという問題もあった。
【0004】 したがって、この考案は、上記のような欠点を解消し、簡易な構成で軽量、薄 型の立体模様ディスプレイを提供することを目的とする。
【0005】
【考案を解決するための手段】
この考案の立体模様ディスプレイは、以上の目的を達成するために、つぎのよ うに構成した。
【0006】 つまり、この考案の立体模様ディスプレイは、多数の細線からなる下部模様が 形成された基材の上に、多数の細線からなる上部模様が形成された透明シートを 一部分が密着しないように積層するように構成した。
【0007】 また、上記の考案において、基材と透明シートとが周囲の一部または全部に形 成されたスペーサーによって密着しないように積層するように構成してもよい。
【0008】 また、上記の考案において、下部模様または上部模様の少なくとも一方がグラ デーションを有するように構成してもよい。
【0009】 また、上記の考案において、下部模様と上部模様とが同一パターンであるよう に構成してもよい。
【0010】 また、上記の考案において、下部模様または上部模様の少なくとも一方が波線 状、同心円状、等高線状または放射線状のパターンであるように構成してもよい 。
【0011】 また、上記の考案において、下部模様または上部模様の少なくとも一方の多数 の細線が複数の色から構成されるようにしてもよい。
【0012】
【考案の実施の形態】
図面を参照しながらこの考案の実施の形態について詳しく説明する。
【0013】 図1は、この考案の立体模様ディスプレイの一実施例を示す斜視図である。図 2〜4は、この考案の立体模様ディスプレイの一実施例を示す断面図である。図 中、1は基材、2は下部模様、3は透明シート、4は上部模様、5はスペーサー である。
【0014】 立体模様ディスプレイは、多数の細線からなる下部模様2が形成された基材1 の上に、多数の細線からなる上部模様4が形成された透明シート3を一部分が密 着しないように積層したものである(図1〜4参照)。
【0015】 基材1としては、厚紙、合成紙、ポリ塩化ビニルやポリプロピレンなどのプラ スチックシートなどを用いることができる。
【0016】 下部模様2は、基材1の上に形成する。下部模様2は上部模様4と組み合わせ てモアレを表現するものであり、多数の細線で構成する。下部模様2のパターン としては、たとえば、波線状、同心円状、等高線状、放射線状などのパターンが ある。また、各細線は、グラデーションを有するものであってもよい。下部模様 2を形成するには、ポリビニル系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリエステル系樹脂 、アクリル系樹脂、ポリウレタン系樹脂、ポリビニルアセタール系樹脂、ポリエ ステルウレタン系樹脂、セルロースエステル系樹脂、アルキド樹脂などの樹脂を バインダーとし、適切な色の顔料または染料を着色剤として含有する着色インキ を用いるとよい。下部模様2の形成方法としては、グラビア印刷法、スクリーン 印刷法、オフセット印刷法などの通常の印刷法などを用いるとよい。特に、多色 刷りや階調表現を行うには、オフセット印刷法やグラビア印刷法が適している。 また、カラープリンタを用いて形成してもよい。トナー方式やインクジェット方 式などのカラープリンタを用いれば、少数の印刷にも対応できる。
【0017】 また、基材1上には、モアレを表現するための下部模様2とは別に、文字、記 号、模様などを形成してもよい。
【0018】 透明シート3としては、ポリフェニレンスルフィド樹脂、ポリカーボネート樹 脂、ポリプロピレン系樹脂、ポリエチレン系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリエス テル系樹脂、アクリル系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、ポリアリレート樹脂など からなる透明性に優れたものを使用するとよい。
【0019】 上部模様4は、透明シート3の少なくとも片面に形成する。上部模様4は下部 模様2と組み合わせてモアレを表現するものであり、多数の細線で構成する。上 部模様4は、下部模様2と同様にして形成することができる。上部模様4のパタ ーンを下部模様2のパターンと同一にすれば、印刷法によって上部模様4を形成 する場合、下部模様2を印刷するのと同一の版を使用できるので経済的である。 また、上部模様4のパターンを下部模様2のパターンと異なるパターンにすれば 、変化に富んだモアレを表現することができる。
【0020】 また、透明シート3には、モアレを表現するための上部模様4とは別に、文字 、記号、模様などを形成してもよい。
【0021】 上記のように構成された基材1と透明シート3とは、その一部分が密着しない ように積層する。基材1と透明シート3とが全面的に密着すると、モアレは発生 するが全面的に一様なモアレとなり立体感に乏しいものとなる。また、基材1と 透明シート3とが全面的に離れている場合も同様である。これに対し、基材1と 透明シート3とが部分的に密着し部分的に離れているようにすると、全面的にモ アレが発生し、モアレの度合いが部分的に異なるので、立体感に優れたものとな る。
【0022】 基材1と透明シート3とが部分的に密着しないようにするために、基材1と透 明シート3の周囲の一部または全部にスペーサー5を形成するとよい(図1〜2 参照)。スペーサー5は、たとえば、基材1と透明シート3の周囲の対向する2 辺に形成したり、4辺のすべてに形成したりすることができる。スペーサー5の 材質としては、厚紙、合成紙、ポリ塩化ビニルやポリプロピレンなどのプラスチ ックシートなどを用いることができる。
【0023】 また、基材1よりも透明シート3の寸法が大きくなるようにし、その周辺を接 着して積層すれば、スペーサー5を設けなくても基材1と透明シート3とが密着 しないように積層することができる(図3参照)。あるいは、透明シート3の周 辺が基材1の裏面に回り込むようにし、その周辺を接着して積層すれば、透明シ ート3の弾力性によって基材1と透明シート3とが密着しないように積層するこ とができる(図4参照)。
【0024】 この考案では、多数の細線からなる下部模様2が形成された基材1の上に、細 線からなる上部模様4が形成された透明シート3の一部分が密着しないように積 層したので、立体感に優れたモアレを表現することができる。
【0025】 このような構成の立体模様ディスプレイは、簡易な構成で軽量、薄型であるの で、店頭における商品広告用などに効果的に用いることができる。
【0026】
【実施例】
厚さ1mm、大きさ257mm×364mmの厚紙を基材とし、放射線状のパ ターンをトナー式カラープリンタで印刷して下部模様を形成した。
【0027】 また、厚さ0.1mm、大きさ257mm×364mmのポリプロピレン樹脂 製シートを透明シートとし、下部模様と同様のパターンをトナー式カラープリン タで印刷して上部模様を形成した。
【0028】 次いで、厚さ1mm、大きさ10mm×257mmの厚紙をスペーサーとし、 基材の両短辺に接着し、次いでスペーサー上に透明シートを接着して立体模様デ ィスプレイを得た。
【0029】 このようにして得た立体模様ディスプレイは、立体感に優れたモアレを表現す るものであった。
【0030】
【考案の効果】
この考案は、前記した構成からなるので、次のような効果を有する。
【0031】 この考案の立体模様ディスプレイは、多数の細線からなる下部模様が形成され た基材の上に、多数の細線からなる上部模様が形成された透明シートを一部分が 密着しないように積層したものであるので、簡易な構成で軽量、薄型とすること ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の立体模様ディスプレイの一実施例を
示す斜視図である。
【図2】この考案の立体模様ディスプレイの一実施例を
示す断面図である。
【図3】この考案の立体模様ディスプレイの一実施例を
示す断面図である。
【図4】この考案の立体模様ディスプレイの一実施例を
示す断面図である。
【符号の説明】
1 基材 2 下部模様 3 透明シート 4 上部模様 5 スペーサー

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数の細線からなる下部模様が形成され
    た基材の上に、多数の細線からなる上部模様が形成され
    た透明シートを一部分が密着しないように積層したこと
    を特徴とする立体模様ディスプレイ。
  2. 【請求項2】 基材と透明シートとが周囲の一部または
    全部に形成されたスペーサーによって密着しないように
    積層された請求項1に記載の立体模様ディスプレイ。
  3. 【請求項3】 下部模様または上部模様の少なくとも一
    方がグラデーションを有する請求項1〜2のいずれかに
    記載の立体模様ディスプレイ。
  4. 【請求項4】 下部模様と上部模様とが同一パターンで
    ある請求項1〜2のいずれかに記載の立体模様ディスプ
    レイ。
  5. 【請求項5】 下部模様または上部模様の少なくとも一
    方が波線状、同心円状、等高線状または放射線状のパタ
    ーンである請求項1〜2のいずれかに記載の立体模様デ
    ィスプレイ。
  6. 【請求項6】 下部模様または上部模様の少なくとも一
    方の多数の細線が複数の色から構成されたものである請
    求項1〜2のいずれかに記載の立体模様ディスプレイ。
JP1999003223U 1999-05-12 1999-05-12 立体模様ディスプレイ Expired - Lifetime JP3063849U (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3479907B2 (ja) 2000-03-24 2003-12-15 田島メタルワーク 株式会社 金属の表面加工方法と金属の表面加工装置。
JP2015093423A (ja) * 2013-11-12 2015-05-18 ヤマックス株式会社 装飾材
JP2016102910A (ja) * 2014-11-28 2016-06-02 凸版印刷株式会社 表示装置

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