JP3479907B2 - 金属の表面加工方法と金属の表面加工装置。 - Google Patents
金属の表面加工方法と金属の表面加工装置。Info
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Description
に見える文様を加工する技術に係る、金属の表面加工方
法と金属の表面加工装置及び表面加工した金属板に関す
るものである。
テンレス鋼のヘアーライン仕上等が有名であるが、立体
的に見える表面加工はその原理が解明されておらず実現
が困難であった。
あり、金属板の表面に立体に見える文様を加工する技術
を提供するもので、金属の表面加工方法と金属のその表
面加工装置及びその表面加工した金属板に関するもので
ある。
工といえば、図6に示すように、ヘアーライン加工やサ
テン加工等しかなく、広い面を有する金属面の加工とし
てはつまらないものになっていた。本発明は、これら広
い面を有する金属の面において、視認性を伴った他の構
造を提供しようと構成したものであり、立体に見える構
成を提供せんとするものである。そして金属板の表面に
立体に見えるようにヘアーラインを描くための立体ヘア
ーライン成形装置を提供することを目的とするものであ
る。
板の表面に縦横に伸びる多数の溝を形成するとともに、
該縦横に伸びる溝に対して、斜めの溝を多数設けたこと
を特徴とし、該縦横の溝からの反射光束と斜めの溝から
の反射光束により光の遠近感を変えるよう構成したこと
を特徴とする金属板の立体視認方法である。上記縦横に
伸びる溝の幅と斜めに伸びる溝の幅は相互に同一であっ
ても違っていても問題ではない。また、溝と溝の間隔に
ついても同様である。更に縦横に設けた溝が適宜分割さ
れており、絣状になっていてこれに斜めの溝が絡まって
いれば問題はない。
多数の溝を形成するとともに、該縦横に伸びる溝に対し
て、斜めの溝を多数設けたもので、該縦横の溝からの反
射光束と斜めの溝からの反射光束により光の遠近感が変
わるよう構成したことを特徴とする金属板の立体表面加
工である。
枠の底面を所望の金属板を填めることができるように開
放するとともに、摺動自在に横架摺動杆を横架し、該横
架摺動杆の中央には研磨ホイールをモータ等の転動機に
より回転可能に取り付けてなり、研磨ホイールは、外周
に布ペーパー、布ばふ、鉄ばふ、サイザラや砥石類を設
けた構造になることを要旨とするものである。
その立体視認について説明する。金属板への視認は、金
属板の表面に刻設したV溝からの反射光によって行われ
る。縦横の溝V,Hからの反射光束LV,LHは視覚に
対して直角に行われるため、比較的明るい輝度である。
これに対して斜めの溝のKからの反射光束LKは、分光
であるため傾斜角度に応じて前のものより輝度が小さく
なっている。
LV,LHが斜めの溝Kからの反射光束より大きくな
り、輝度が大になるため、斜めの溝Kからの光束LKに
被った構造になる。従って、斜めの溝Kからの光束LK
は、縦横の溝V,Hからの反射光束LV,LHのハイラ
イトを通り抜けて見えるようになり、後方に後退して見
える。即ち、これで遠近感がでて縦横の溝V,Hの溝か
らの反射光束LV,LHがが手前、斜めの溝Kからの反
射光束LKが奥になる光のマトリックスができる。
明されたものであり、先ず金属1の表面に構成された立
体模様のついて説明する。金属板1の表面に傷を付ける
構造としては、その傷は図3の(a)に見られるように
V字型の傷でも良いし、また(b)に見られるように面
の一部が残っているものであっても良い。
に交差しており、斜めの溝4,4…該溝2,3に45度
変位している。間隔は等間隔でも異なった間隔でも良
く、溝の深さには影響されない。
今までは、縦横の溝2,3が連続するものについて述べ
たが、即ち「ヘアーライン」のように図柄の一方がまっ
すぐに延長するものについて述べたが、該立体視認構造
については、絣(かすり)模様(図5参照)にしても実
施できる。絣模様とは、縦横の溝2,3を破断して一塊
の模様を形成したもので斜めの溝4は、その交差部に構
成され、部分的に縦横及び斜めの溝2,3,4が重なっ
た前述と同様の溝構造5が構成される。
光が斜めの溝4,4…からの反射光より大きいため斜め
の溝4,4…からの反射光は縦横の溝2,3…2よって
煙ったように見える。即ち、縦横の溝2,3…からの反
射光は斜めの溝4,…からの反射光束より手前にあるよ
うに見え、立体感を伴っている。
うに構成するかについて説明する。図4は立体ヘアーラ
イン形成装置であり、絣模様の構造も構成することがで
きるものである。基枠10は、縦枠11と横枠12によ
って構成されており、所望の金属板1を填めることがで
きるように、底面側が開放されている。符号13は縦枠
11に対して摺動自在(矢印B)に横架した横架摺動杆
であり、該横架摺動杆13の中央には矢印A方向へ摺動
自在に研磨ホイール14が図示しないモータ等の転動機
により回転可能に取り付けられている。
布バフ、鉄バフ、サイザラや砥石類15を設けた構造に
なり、前述した縦横の溝2,3や斜めの溝4を形成す
る。即ち、縦横へは横架摺動杆13をB方向にまた、研
磨ホイール14をA方向に移動させて摺動し、また斜め
の溝4は横架衝動杆13と研磨ホイール14を同時に移
動して行う。ここで絣模様を構成しようとする場合は、
移動量と方向を予め設定しておき、ある程度固まった溝
構造5ができるようにしておかなければならない。
2,3はその幅を図1に示すように変えても問題は生じ
ない。これは斜めの溝4,4…についても同様であり、
縦横の溝2,3…、或いは斜めの溝4,4…からの反射
光束によって奥行きが設定されるのであるから幅に関係
なく、立体的に感じられる。
立体視認方法によれば、縦横に刻設した溝に対して斜め
の溝を設けてその反射光束の輝度の違いから遠近感を得
るものであるから、簡単な構造で遠近感を得ることがで
きる。従って絣柄の構造にすることもでき、また、溶接
加工部分の補修も簡単にする事ができる等の特徴を有す
るものであり、本発明の実施によって得られる効果は極
めて大きい。
図である。
る。
図である。
る。
Claims (5)
- 【請求項1】金属の板の表面に縦横に伸びる多数の溝を
形成するとともに、該縦横に伸びる溝に対して斜めの溝
を多数設け、前記縦横の溝からの反射光束は視覚に対し
て直角にして比較的明るい輝度を得るよう形成し、前記
斜めの溝からの反射光束は分光にして傾斜角度に応じて
前記縦横に伸びる溝からの反射光束より輝度を小さくす
るよう形成し、前記縦横に伸びる溝からの反射光束が手
前、斜めの溝からの反射光束が奥に見えるように光の遠
近感が変わるよう構成したことを特徴とする金属板の立
体視認方法。 - 【請求項2】縦横に伸びる溝の幅と斜めに伸びる溝の幅
は相互に同一であり、または異なっており、或いは溝と
溝の間隔が同一であり、または異なっている請求項1記
載の金属板の立体視認方法。 - 【請求項3】請求項1または2記載の縦横に設けた溝が
適宜分割されており、絣状になっていて該縦横の溝に斜
めの溝が絡まっていれることを特徴とする金属板の立体
視認方法。 - 【請求項4】金属の板の表面に縦横に伸びる多数の溝を
形成するとともに、該縦横に伸びる溝に対して斜めの溝
を多数設け、前記縦横の溝からの反射光束は視覚に対し
て直角にして比較的明るい輝度を得るよう形成し、前記
斜めの溝からの反射光束は分光にして傾斜角度に応じて
前記縦横に伸びる溝からの反射光束より輝度を小さくす
るよう形成し、前記縦横に伸びる溝からの反射光束が手
前、斜めの溝からの反射光束が奥に見えるように光の遠
近感が変わるよう構成したことを特徴とする金属板の立
体表面加工装置。 - 【請求項5】縦枠と横枠によって構成されている基枠の
底面を所望の金属板を填めることができるように開放す
ると共に、該縦枠間に摺動自在に横架摺動杆を横架し、
該横架摺動杆の中央には研磨ホイールをモータ等の転動
機により回転可能に取り付けてなり、該研磨ホイールは
外周に布ペーパー、布バフ、鉄バフ、サイザラや砥石類
を設けた構造になることを特徴とする請求項4記載の立
体ヘアーライン形成装置。
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JP3063849U (ja) | 1999-05-12 | 1999-11-30 | 日本写真印刷株式会社 | 立体模様ディスプレイ |
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2000
- 2000-03-24 JP JP2000083848A patent/JP3479907B2/ja not_active Expired - Fee Related
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